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    <title>【匠のデジタル工房・玄人専科】</title>
    <link>http://pchansblog.exblog.jp</link>
    <description>ドラゴンボート・ペーロン、ライブ等イベント撮影、カメラやレンズのマニアックな話</description>
    <dc:language>ja</dc:language>
    <dc:creator>p_chansblog</dc:creator>
    <dc:rights>2022</dc:rights>
    <pubDate>Wed, 01 Jun 2022 11:40:45 +0900</pubDate>
    <dc:date>2022-06-01T11:40:45+09:00</dc:date>
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      <title>【匠のデジタル工房・玄人専科】</title>
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      <description>ドラゴンボート・ペーロン、ライブ等イベント撮影、カメラやレンズのマニアックな話</description>
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    <item>
      <title>【ブログ移転のお知らせ】</title>
      <link>http://pchansblog.exblog.jp/32606185/</link>
      <guid isPermaLInk="1">http://pchansblog.exblog.jp/32606185/</guid>
      <description><![CDATA[<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202206/01/38/c0032138_11330344.jpg" alt="_c0032138_11330344.jpg" class="IMAGE_MID" height="375" width="500" /></center>2005年1月より、17年以上の長きに渡って<br />
継続してきた本ブログであるが・・<br />
<br />
<br />
ついに、ブログで定められている画像保存容量が限界に<br />
達した為、以降は以下の新ブログで継続をする事とした。<br />
【匠のデジタル工房・玄人専科EX】<br />
<br />
今後の新しい記事は、新ブログに掲載を行う。<br />
なお、ドラゴンボート関連記事も、同様に<br />
新ブログに移行する。<br />
]]></description>
      <dc:subject>旧記事：その他</dc:subject>
      <dc:creator>p_chansblog</dc:creator>
      <pubDate>Wed, 01 Jun 2022 11:40:04 +0900</pubDate>
      <dc:date>2022-06-01T11:40:04+09:00</dc:date>
    </item>
    <item>
      <title>レンズ・マニアックス（100）最終回～お気に入りレンズ編</title>
      <link>http://pchansblog.exblog.jp/32604433/</link>
      <guid isPermaLInk="1">http://pchansblog.exblog.jp/32604433/</guid>
      <description><![CDATA[2018年から始まった本シリーズも第100回を迎え、<br />
今回は補足編として個人的な「お気に入り」レンズ<br />
（ただし2016年以降の近代に発売されたレンズに<br />
限定する→「2016年断層」仮説に関係する）を<br />
7本紹介しよう。<br />
<br />
今回が、きりの良い第100回目につき、本記事を<br />
もって、本シリーズの最終回とする。<br />
<br />
以降の新規レンズ紹介等は、また別シリーズを新たに<br />
企画するが、本ブログは画像保存容量が上限に達して<br />
いる為、近日中に新ブログに移行する予定である。<br />
<br />
----<br />
では、最初のお気に入りレンズ<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202205/30/38/c0032138_15123283.jpg" alt="_c0032138_15123283.jpg" class="IMAGE_MID" height="375" width="500" /></center>レンズは、SIGMA 135mm/f1.8 DG HSM | ART <br />
（中古購入価格 102,000円）(以下、A135/1.8)<br />
カメラは、CANON EOS 7D MarkⅡ（APS-C機）<br />
<br />
<br />
<br /><br />2017年発売のフルサイズ対応高描写力AF大口径望遠<br />
レンズ。<br />
<br />
レンズ・マニアックス第6回記事、および<br />
特殊レンズ超マニアックス第12回記事等で紹介済み。<br />
<br />
さて、各レンズについての長所短所等の詳細な評価は、<br />
前出の記事群で既に行っている為、重複するので割愛する。<br />
今回は、そのレンズを必要とする理由や、当該レンズを<br />
取り巻く状況等についての話を主体にしよう。<br />
（ただし、相当に長い記事となる。まあ最終回につき<br />
普段の記事よりもだいぶ長い、超長文記事という訳だ）<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202205/30/38/c0032138_15123252.jpg" alt="_c0032138_15123252.jpg" class="IMAGE_MID" height="528" width="352" /></center>で、本レンズは現行のフルサイズ対応（一眼レフ用）<br />
の開放F2未満の(AF）レンズとしては、最も望遠の<br />
焦点距離（135mm）である。<br />
（注：開放F1.4級の最長焦点距離は一般に105mmまで。<br />
海外製で、MFの135mm/F1.4レンズも存在するが、<br />
それは受注生産品であり、特殊な製品と見なしている）<br />
<br />
<br />
開放F値の明るい望遠（系）レンズが必要な状況は、<br />
私の場合では主に暗所でのライブ・ステージ撮影であり、<br />
その要求仕様は・・<br />
＊できるだけ明るい大口径（F1.4～F2.8級、できれば<br />
　開放F2未満）で、<br />
＊中望遠～望遠（85～200mm程度）のAFレンズで、<br />
＊手持ち撮影が可能なもの（概ね1.5kg以下程度）<br />
という条件である。<br />
<br />
なお、このスペックを満たすレンズは、銀塩時代より<br />
現代に至る迄、概ねフルサイズ対応となるであろう。<br />
(参考：APS-C以下機専用では、OLYMPUS ED75/1.8等、<br />
かなり限られた機種数しか無いと思われる）<br />
で、こうしたフルサイズ対応の望遠系レンズを使う際の<br />
母艦をフルサイズ機とするか、APS-C機やμ4/3等と<br />
するかは、その撮影環境（ライブ会場等）次第である。<br />
<br />
この目的には、いわゆる「大三元望遠ズーム」<br />
（70-200mm/F2.8級）が向くとは思われるが・・<br />
個人的に「大三元」は「三重苦」（大きく重く高価）<br />
な故に好みでは無い。また、開放F値は、F2.8より<br />
もう1段程度明るい方が望ましい状況だ（できれば<br />
F2未満）この場合、「単焦点レンズ」となるだろうが、<br />
それはそれで問題は無い（ズームでなくても良い）<br />
<br />
（参考：SIGMA にはAPS-C機専用の50-100mm/F1.8<br />
ズームが存在するが、やや望遠画角が足りない。<br />
また、OLYMPUSには銀塩OM-SYSTEMで250mm/F2<br />
レンズがあった模様だが、高価なレア品で見た事も無い。<br />
また、OLYMPUS ZUIKO DIGITAL ED 35-100mm/F2も<br />
存在したが、これは、終焉した4/3システム用である）<br />
<br />
そして、CANONにはEF200mm/F1.8L USM（1988年）<br />
という製品が、かつて存在した。<br />
そのレンズは、知人の上級マニア氏が、銀塩時代末期の<br />
中古ブームの頃に所有していて、ちょっと借りて持たせて<br />
貰ったが、非常に重く（当時の資料では約3kgの重量）<br />
かつ最短撮影距離も、焦点距離の10倍則の2mを上回る<br />
2.5mという、あまり寄れない仕様であった為、全般的に<br />
ハンドリング性能が悪いと見なし、興味が持てなかった。<br />
<br />
後日、そのマニア氏が当該レンズを、私に安価な価格で<br />
マ「買わないか？」と、話を持ちかけてきたのだが、<br />
匠「重たくて、使いこなせそうにありません」<br />
と、丁寧に断る事とした。<br />
<br />
ちなみに、そのレンズは2008年に、開放F値を僅かに<br />
下げてF2とした「CANON EF200mm/F2 L IS USM」<br />
に、リニューアルされている。（未所有）<br />
<br />
ただ、依然2.5kg以上と重量級であり、重すぎる。<br />
<br />
私は「200mmで実用的なのはF2.8まで」と判断し、<br />
もっぱらライブ撮影では200mm/F2.8級レンズ<br />
（例：MINOLTA HI-SPEED AF APO 200mm/F2.8<br />
「最強200mm選手権：決勝第2位の名レンズ）を<br />
2000年代では持ち出す事が多かったが、2010年代<br />
に入ると、カメラ側に「デジタルテレコン」、または<br />
「クロップ機能」が搭載された機種が増えてきていて、<br />
200mm単焦点レンズではなくても、135mmレンズで<br />
デジタル拡大機能を併用すれば、多くの（ライブ等）<br />
撮影条件においてもカバー可能な事がわかって来た。<br />
<br />
そこで、「SONY Sonnar T* 135mm/F1.8 ZA」<br />
 (SAL135F18Z)を、2010年代中頃に中古で入手し、<br />
その目的に充てようとしていた。<br />
要求仕様（目的）にぴったりのレンズが入手できた<br />
ので、数年間は機嫌よく使っていたのだが、この<br />
レンズはツァイス銘というものの、発売が2006年<br />
と、やや古く、2010年代後半においては、少々性能<br />
（AFの速度や精度、解像感等）に不満も出てきた。<br />
<br />
なので、2017年に新発売された本A135/1.8が<br />
次なる、目的（要求仕様）にマッチするレンズとなり<br />
これを購入した次第である。<br />
<br />
ただ、本A135/1.8は、重量が約1.1kgもあり、<br />
重いと思ったSONY ZA135/1.8の約1kgよりも、<br />
さらに重くなっている。<br />
<br />
しかし、丸一日の（手持ち）撮影等ではなく、数時間<br />
程度のライブ撮影では、ハンドリング性は課題には<br />
ならない。現在、本A135/1.8は、200mm画角を得る<br />
場合には、CANON EOS 7D MarkⅡを母艦とする場合が<br />
多いのだが、将来的には、より軽量の中級機における<br />
AFやドライブ性能が向上された場合（例：EOS 90D等）<br />
その手の機体を母艦とすれば、システム（カメラ＋<br />
レンズ）のトータル重量は軽減できる、と見ている。<br />
（または、SIGMA MC-11やCANON EF-EOS M、「電子<br />
アダプター」を用いて、適切なミラーレス機で用いる）<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202205/30/38/c0032138_15123338.jpg" alt="_c0032138_15123338.jpg" class="IMAGE_MID" height="528" width="352" /></center>なお、近代の135mm単焦点は寄れる性能である場合<br />
が多く（例：ZA135/1.8の最短撮影距離は72cm、<br />
本A135/1.8の最短が87.5cm）<br />
この特徴をAPS-C機＋クロップまたはデジタルテレコン<br />
で使用すると、ほぼ望遠マクロ的な用途として活用<br />
する事ができる。<br />
（レンズ・マニアックス第66回「望遠マクロvs近接<br />
135mm編」記事参照。<br />
<br />
まあつまり、大口径135mm（単焦点）は、ライブ撮影<br />
のみならず、様々な用途にも使えると言う事なのだが、<br />
それでも、あまり、初級中級層が指向する被写体等<br />
（例：風景や人物等）には、向かない仕様であり、<br />
使いこなしもやや難しい為、基本的に本A135/1.8は、<br />
上級層以上における実用（依頼/業務）撮影向けレンズ<br />
である。<br />
<br />
----<br />
では、2本目のレンズ<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202205/30/38/c0032138_15124085.jpg" alt="_c0032138_15124085.jpg" class="IMAGE_MID" height="512" width="384" /></center>レンズは、Voigtlander MACRO APO-LANTHAR 110mm/f2.5<br />
（新品購入価格 138,000円）(以下、MAP110/2.5)<br />
カメラは、SONY α6000（APS-C機）<br />
<br />
2018年末に発売された、フルサイズ対応MF中望遠<br />
等倍マクロレンズ。<br />
<br />
レンズ・マニアックス第25回、第32回記事および<br />
特殊レンズ超マニアックス第11回記事等で紹介済み。<br />
<br />
現在では残念ながら投機対象となってしまった（つまり、<br />
希少価値から不条理なまでの高額相場となってしまった）<br />
旧機種MAP125/2.5を、17年ぶりにリニューアルした<br />
新型レンズだ。<br />
両者の出自や、その違いは、レンズマニアックス第32回<br />
記事「新旧マクロアポランター対決」編に詳しいので、<br />
本記事では、そのあたりの比較は大幅に割愛する。<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202205/30/38/c0032138_15124180.jpg" alt="_c0032138_15124180.jpg" class="IMAGE_MID" height="528" width="352" /></center>シンプルに、本MAP110/2.5だけの話をするならば、<br />
近代的な設計であり「極めて高い描写力を持つ高性能<br />
なマクロレンズ」という点が最大の特徴であろう。<br />
<br />
しかしながら、近代のマクロレンズは、たいてい<br />
どれも非常に良く写る。それでいて本レンズの定価<br />
あるいは中古品相場は、10万円越えと高価であり、<br />
例えば定番のTAMRON SP90mm/F2.8系のマクロで<br />
あれば、古い世代のものは1万円台で中古購入する<br />
事も可能であるから、数倍の入手価格となるだろう<br />
本MAP110/2.5が、その価格差に見合う「数倍も優れた<br />
描写力を持つ」・・・という訳では勿論ないし、<br />
その描写性能の差異は微々たるものである。<br />
まあつまり本MAP110/2.5は「コスパが悪いレンズ」<br />
という事が、最も大きな課題となる訳だ。<br />
<br />
高価な理由は、2010年代よりカメラ市場（交換<br />
レンズを含む）が大きく縮退しているからであり、<br />
つまり、あまりカメラやレンズの数が売れないから、<br />
1台（本）売れば利益の出る「高付加価値型商品」に<br />
各カメラ（レンズ）メーカーの商品戦略がシフトして<br />
しまっているからである。（＝値上げされている）<br />
<br />
「高価すぎる」と思えば「買わない」という選択肢も<br />
勿論、消費者側にはある。<br />
誰も新製品を買わなければ「市場の状況に対して<br />
製品価格が高すぎる」という市場分析になろうから、<br />
メーカー側が低価格帯商品を出してくる可能性はある。<br />
<br />
かつて1970年代末頃では物価上昇が激しく、それに<br />
連動して、銀塩MF一眼レフやMF交換レンズの値上げが<br />
酷く、当時の消費者層はそれを買わなくなったのだが、<br />
1980年頃に、各社からコストダウン型のMF一眼レフ<br />
（例：RICOH XR500やMINOLTA X-7等）が発売<br />
されると、消費者層は飛びつくように、安価なそれら<br />
を買い、大ヒット商品となったという歴史がある。<br />
（参考：その当時は「物品税」という税制があった為<br />
ヒットカメラ群は、それに掛からない、定価4万円<br />
という価格帯に設定されていた。上記機種群に限らず<br />
NIKON EMもOLYMPUS OM10も同様の4万円カメラだ）<br />
<br />
また、近年2010年代末頃では、極めて多数の中国の<br />
メーカーより、安価な交換レンズ群が国内市場に参入<br />
してきている。これらも「日本製レンズは高価すぎる」<br />
という弱点を突いた市場戦略であろう。<br />
<br />
CANONも2020年には、開放F11固定の超望遠レンズ<br />
を比較的安価に（ミラーレス機用として）発売し、<br />
TAMRONも2019年頃から比較的安価な、ミラーレス機<br />
専用・広角単焦点準マクロレンズを数機種発売している。<br />
（注：「比較的安価」と言っても、CANONのこの望遠は<br />
10万円前後もする。仮に、メーカー側等の関係者等が、<br />
この値段で、コストダウン的商品を買うのだろうか？？<br />
なんだか「市場の金銭感覚がおかしい」としか思えない。<br />
消費者が負担なく買える相場は、近代の中国製レンズと<br />
同様の1万円台迄だろう、10万円は相当な覚悟がいる。<br />
又、CANONでは、APS-Cミラーレス機（EOS R7/R10）<br />
を低価格で発売する模様だが、低価格とは言っても<br />
近年の他機・他社機と比べて若干安価に思うだけであり<br />
APS-C機で約20万円(EOS R7）は、やはり高価すぎる）<br />
<br />
・・で、これらは「製品群が高価になりすぎた市場」に<br />
対して、消費者層でのターゲットとなる価格帯を調整<br />
する意味もあると思われる。すなわち「市場」は自ら、<br />
都合が良いバランス点を求めて推移していく訳だ。<br />
<br />
でも、コシナ（フォクトレンダー）のアポランター（系）<br />
レンズは、ちょっと、新しい市場戦略には乗り切れて<br />
いない。　むしろ「アポランター」（APO-LANTHAR）を<br />
「ブランド」とし、「高級品」として売りたい様相が<br />
見受けられる。（2017年、2018年、2019年に発売<br />
された、新規アポランター系レンズ3機種の定価は、<br />
いずれも10万円を軽く超え、高価すぎる印象が強い）<br />
<br />
余談が長くなったが、本MAP110/2.5や、関連する<br />
アポランター系商品の課題は、その価格の高さであり、<br />
これを「高価すぎるから買わない」と見なすか、又は<br />
「高価でも、パフォーマンス（描写力）が高いから、<br />
　コスパ（価格性能比）の低下は最小限だと思う」<br />
と判断するのか？は、消費者（ユーザー）個々の価値<br />
感覚に依存するであろう。<br />
<br />
なんとも難しい判断だが、とりあえず私は購入した。<br />
<br />
ただ、中古品も流通数が少ない訳では無いので、あえて<br />
急いで新品を買う必要もなく、「数年待って中古品を<br />
購入した方が正解だったかも知れない」とも思っている。<br />
（しかし、中古相場はあまり下がらず、比較的高価な<br />
ままで推移しているので、やはり早めに買って正解<br />
だっただろうか？　結局、ここも微妙な判断である）<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202205/30/38/c0032138_15124127.jpg" alt="_c0032138_15124127.jpg" class="IMAGE_MID" height="333" width="500" /></center>総括だが、「現代における最高性能のマクロ」という<br />
ものを体感したいのであれば、本MAP110/2.5の<br />
購入の選択は悪くない。しかしながら、最高性能とは<br />
言え、TAMRONやSIGMA製の安価で優秀なマクロレンズ<br />
との性能差は大きなものでは無い。その僅かな差異を<br />
求める為に、10万円オーバーの出資を容認できるか<br />
否か？　そこが最大の選択肢となるだろう。<br />
<br />
まあ、基本的に上級マニア層向けとしておく。<br />
<br />
ただし、本レンズが後年に相場高騰するとは思えない<br />
状態であるから（理由：2000年代のフォクトレンダー<br />
製レンズは、少数生産で希少品になりやすかったが<br />
2010年代のフォクトレンダーは、長期に渡り継続生産<br />
されているものが多く、希少化する事は考え難い為）<br />
・・（という状況）だから、本レンズはコレクター向け<br />
や投機層向けではなく、あくまで実践用（実用）レンズ<br />
である。<br />
<br />
旧機種MAP125/2.5は、私が「修行レンズ」と称して<br />
いるくらいに実用性が低いレンズであったが、新型の<br />
本MAP110/2.5では実用性は雲泥の差で向上している。<br />
<br />
本レンズを使わずに死蔵しておくのは、極めて勿体無い<br />
為、是非、実用に供して、その高い描写力を体感し、<br />
レンズの価値を見極める感覚を養う為のリファレンス<br />
（＝「最高のレベルというのは、このあたりにある」<br />
という感覚値を得る為の、「参照」するべき機材）と<br />
してマニア層等に使ってもらいたいと思っている。<br />
<br />
----<br />
では、3本目のレンズ<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202205/30/38/c0032138_15124590.jpg" alt="_c0032138_15124590.jpg" class="IMAGE_MID" height="375" width="500" /></center>レンズは、7artisans（七工匠） 55mm/f1.4<br />
（中古購入価格 11,000円）(以下、七工匠55/1.4)<br />
カメラは、FUJIFILM X-T10（APS-C機）<br />
<br />
2018年頃発売の中国製のミラーレス機（APS-C機以下）<br />
専用、MF大口径標準（中望遠画角）レンズ。<br />
<br />
レンズ・マニアックス第36回、第51回記事、および<br />
特殊レンズ超マニアックス第54回記事等で紹介済み。<br />
本レンズは、異マウントで2本所有している。<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202205/30/38/c0032138_15124601.jpg" alt="_c0032138_15124601.jpg" class="IMAGE_MID" height="333" width="500" /></center>さて、今から50年/半世紀も前の1970年代前半の<br />
話だが、日本製カメラの世界的な台頭により、西独<br />
の老舗有名ブランド（カメラ）メーカー群は苦戦を<br />
強いられていた。<br />
<br />
CONTAXを擁する、かのカール・ツァイス社も同様で<br />
1970年代前半にはCONTAXのカメラ（レンズ）事業<br />
から撤退をしてしまう。<br />
<br />
宙に浮いた「CONTAX」のブランドだが、これには高い<br />
商業価値がある。ツァイスは、これを日本のメーカー<br />
に移譲（商標の使用権を売却する）する事を考えた。<br />
当初、旭光学(PENTAX）に打診があった模様だが、<br />
これは成立せず。まあ、当時のPENTAXは独自性が<br />
強い社風が見られ、どちらかと言えばブランド嫌い<br />
の様相も垣間見られたので、そうなるだろう。<br />
<br />
結局、「YASHICA」が「CONTAX」を引き継ぐ事となり、<br />
1975年に、まさしく”鳴り物入り”で国産CONTAXの<br />
初号機「CONTAX RTS」が発売された。<br />
（銀塩一眼レフ第5回「CONTAX RTS」編記事参照）<br />
<br />
しかし、なんとYASHICAは、その年に倒産してしまう。<br />
すぐさま「京セラ」等が資本投下をして、CONTAXの<br />
ブランドは存続する事ができたのだが、それもまた<br />
30年後の2005年には「京セラCONTAX」は、カメラ<br />
事業から撤退してしまう。<br />
<br />
・・で、その1975年、ビッグブランドであるCONTAX<br />
の国内外の市場への浸透を磐石にする為に、交換<br />
レンズも又、それなりに高性能なものが発売された。<br />
まずは、標準レンズPlanar T* 50mm/F1.4だが、<br />
わざわざ国産の部品を、西独で最終組み立てを行い<br />
「Made In West Germany」と銘打った。<br />
<br />
まあ、こうしておけば、高価なCONTAXを欲しがる<br />
金満家層等においても「これは西独製なんだぜ！」と<br />
自他共に所有満足度やステータス、ブランド価値を<br />
高める事が出来るだろうし、また、休業の危機にある<br />
西独のツァイス系工場の操業の確保にも役立つだろう。<br />
<br />
で、もう1本が「Planar T* 85mm/F1.4」である。<br />
当時あまり類を見ないスペックであるが、その後の<br />
時代において「人物撮影ならばパーゴイチヨン」<br />
（注：85mm F1.4の事を称した俗語である）という<br />
常識を作り出した歴史的価値のあるレンズであり、<br />
かつ、これはCONTAX(と言ってもYASHICA/富岡光学<br />
であるが）の用意した「秘密兵器」でもあっただろう。<br />
<br />
Planar T* 85mm/F1.4は、その価格の高さから、<br />
おいそれとは買えないものであったが、消費者層の<br />
憧れは、ブランドや当該レンズへの神格化に繋がって<br />
行く。また、このレンズは、複雑な撮影条件が上手く<br />
決まる（ハマる）と爆発的な高描写力を発揮する。<br />
<br />
ただし、その撮影条件を整える事は非常に難しく、<br />
私の経験上では、その成功確率は3%以下でしか無い。<br />
つまり、銀塩時代に、36枚撮りフィルムを用い、<br />
その中に1枚でも気に入った写真があれば良い、という<br />
感じ（成功率/歩留まり）であった。<br />
<br />
でも、条件が決まれば無類の高い描写力を発揮する為、<br />
雑誌、カタログ、他者の撮った写真等で、そうした<br />
高描写力を見せ付けられた消費者層は、その成功例の<br />
裏に、とてつもない数の失敗（ボツ）写真があったの<br />
かは知らずに（汗）　高価なPlanar 85mm/F1.4を<br />
無理をして購入した。<br />
<br />
しかし、ビギナーの金満家層では、この難しいレンズを<br />
上手く使いこなせる筈も無く、同時代にマニア層を中心<br />
に「このレンズは難しい」という噂も流れ、後年の<br />
1980年代～1990年代位には、中古市場に、この<br />
Planar 85mm/F1.4が溢れかえった。<br />
<br />
（参考：もっと酷い事に、前述のPlanar 50mm/F1.4<br />
の時と同様に、国産部品を西独で最終組み立てし、<br />
「Made In West Germany」を謳ったバージョンも<br />
逆輸入されていた。このPlanar 85mm/F1.4が、<br />
「難しい/成功率が低いレンズだ」と誰かが言うと、<br />
「それは性能の低い日本製だからだ。オレの持って<br />
　いる西独版は、とても良く写るぞ」と、同じ中身<br />
なのに、高価に買ったモノを自慢する人まで現れた。<br />
哀れ、その話を信じて、日本製から西独製に買い換えた<br />
人も多数現れ、中古市場にはさらにPlanar 85/1.4が<br />
多く流通するようになった・・・）<br />
<br />
私も1900年代末には、このPlanar 85mm/F1.4を<br />
手放し、Planar 100mm/F2に買い換えていた。<br />
まあ、さすがに、”フィルム1本あたりで１枚位しか<br />
成功しない確率”では、「歩留まりが悪すぎて、やって<br />
いられない」と思ったからである。<br />
<br />
ちなみに、Planar 85mm/F1.4は唯一無二の存在では<br />
無く、同様の設計は、その後の時代に定番となり<br />
1980年代位には各カメラメーカーからも類似構成<br />
のMF85mm/F1.4級レンズが発売されるようになる。<br />
（これらを総称し「プラナータイプ」と呼ぼう）<br />
<br />
さて、本レンズ「七工匠55/1.4」の出自としては、<br />
1970年代～1980年代頃の、そのプラナータイプの<br />
85mm/F1.4レンズを、2/3程度にスケールダウンして<br />
設計された「ジェネリック・レンズ」である。<br />
<br />
「七工匠」は、こうした設計手法を得意とする<br />
中国のメーカーであり、他にも、過去の名レンズの<br />
「ジェネリック」（縮小設計）を何本も発売している。<br />
（ただし、Web等には、その情報は書いていないので、<br />
消費者/ユーザー側で調査検証しないと、わからない）<br />
<br />
銀塩時代のプラナー系設計に対し、ミラーレス機用と<br />
する為に、フランジバック長の調整等の理由からか、<br />
後群のレンズ構成が少し変化している状況ではあるが<br />
基本的に、この手の（ジェネリック）設計手法では<br />
設計の元となったレンズの長所も短所も、ある程度<br />
引き継いでしまう模様だ。<br />
<br />
この件は、私が七工匠製をはじめ、多数の近代の<br />
中国製等の海外製レンズを入手していて、それらの<br />
一部は明らかに、オールドレンズの設計を元本とした<br />
「ジェネリック・レンズ」である事が見てとれ、<br />
かつ、そのオールドレンズそのものを保有している<br />
場合には、徹底的に両者を比較し、検証した次第だ。<br />
<br />
その検証結果として「ジェネリック・レンズは設計元<br />
のオールドレンズの特性を引き継いだ姉妹レンズだ」<br />
という結論を得た訳である。<br />
なお、こうした、元のレンズ設計を拡大または縮小して<br />
別のレンズとして設計しなおした例は、海外（中国製）<br />
レンズのみならず、国内においても多数の実例がある。<br />
<br />
国内での実例を２つほど挙げておけば、<br />
PENTAX-FA★85mm/F1.4→PENTAX-DA★55mm/F1.4<br />
NIKON MICRO AiAF60mm/F2.8→DX Micro 40mm/F2.8<br />
がある。（レンズ構成等を見ていると、他にも各時代で<br />
沢山実例がある模様だが、コピー元とコピー先の両レンズ<br />
を同時に所有していないと、実施検証が出来ない。<br />
推測のみでは物事を書きたく無いので、他の例は割愛する）<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202205/30/38/c0032138_15124605.jpg" alt="_c0032138_15124605.jpg" class="IMAGE_MID" height="333" width="500" /></center>さて、という訳で、本レンズ七工匠55/1.4は、<br />
「ミニ・プラナー85mm/F1.4」という風に解釈でき、<br />
APS-C（以下）機専用レンズであるから、APS-C機で<br />
使用すると銀塩時代のブラナー系85mm/F1.4と、<br />
ほぼ似た感覚で撮影が可能だ。<br />
<br />
しかしながら、銀塩時代のMF85mm/F1.4級レンズは<br />
概ね、定価が10万円前後、中古でも銀塩時代では<br />
5万円を下る事は、まず無かった訳だから。<br />
現代において、七工匠55/1.4が中古で1万円強で<br />
入手できる事は、コスパ面での多大なメリットがある。<br />
<br />
また、銀塩CONTAX Planar 85mm/F1.4は、<br />
1)開放近くでのピント歩留まりの悪さ<br />
2)ボケ質破綻の頻繁な発生<br />
3)焦点移動の発生<br />
4)最短撮影距離の長さ<br />
5)価格の高さ<br />
・・という課題があったのが、本レンズ七工匠55/1.4<br />
は、ミラーレス機で使える事、および仕様そのもので<br />
上記の課題を全てクリアしている（または、クリア<br />
する事が可能である）ので、まあつまり「本レンズの方<br />
が、銀塩用プラナー系85/1.4より、遥かに使い易い」<br />
という事になる。<br />
<br />
初級マニア層以上には、文句無く推奨できるレンズだ。<br />
（注：上記に挙げた課題の意味がわからない、という<br />
ビギナー層には推奨しずらいレンズであるので念の為）<br />
<br />
----<br />
さて、4本目のレンズ<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202205/30/38/c0032138_15125594.jpg" alt="_c0032138_15125594.jpg" class="IMAGE_MID" height="512" width="384" /></center>レンズは、NIKON AF-S NIKKOR 105mm/f1.4E ED<br />
（中古購入価格 148,000円） （以下、AF-S105/1.4)<br />
カメラは、NIKON D5300（APS-C機）<br />
<br />
2016年に発売された、フルサイズ対応高付加価値仕様<br />
大口径AF単焦点中望遠レンズ。<br />
<br />
レンズ・マニアックス第63回、第74回、第94回<br />
記事等で紹介済み。<br />
<br />
ニコンで言う「三次元的ハイファイ」を具現化した<br />
レンズとしては2本目の発売である。<br />
（レンズ・マニアックス第63回「三次元的ハイファイ」<br />
編を参照）<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202205/30/38/c0032138_15125525.jpg" alt="_c0032138_15125525.jpg" class="IMAGE_MID" height="333" width="500" /></center>「三次元的ハイファイ」とは、そういう名称の部品や<br />
技術が使われている、という訳ではなく、一種の<br />
「設計コンセプト」（設計思想）である。<br />
<br />
一般ユーザー層では、「撮影機材に、それが作られた<br />
理由や目的がある」という、そうした「概念」は、あまり<br />
持たないであろうし（まず、設計という業務が、どんな事<br />
をするのか、ほとんど理解していない）<br />
<br />
また、その設計コンセプト自体の内容も難解であり<br />
（・・というか、ニコンがあまりノウハウ開示をしない<br />
ので、「企業秘密」に近い状態になってしまっている）<br />
・・（難解であるし）その効能も微々たる物であるから、<br />
よほどの「研究派の上級マニア層」でもないと、これの<br />
良さや特徴・差異もわかりにくい、という状況である。<br />
<br />
多分だが、「三次元的ハイファイ」は市場から理解<br />
されないので、もう新製品は出せないのではなかろうか？<br />
すると、「AF-S58/1.4G」と、本「AF-S105/1.4E」の<br />
2本で打ち止め、という感じであろうか？<br />
<br />
理解されにくい１つの理由は、2010年代でのカメラ<br />
（レンズ）市場の大幅な縮退により、製品価格もまた<br />
高価になりすぎ、高価すぎるそれらを買う主力の<br />
購買層は、商品における適切な相場感覚（価値感覚）<br />
を持っていない、ビギナー層ばかりになってしまって<br />
いる状況がある。特にNIKON製品ではそれが顕著であり<br />
主力ユーザー層の大多数が、まったくのビギナー層で<br />
ある事が2010年代での特徴だ。<br />
<br />
よって、あまり難しい事を言っても、そうした<br />
ビギナー層では、さっぱり理解不能な訳だ。<br />
いや、わからない事をいい事に「三次元ハイファイ<br />
という、凄い機能が入っているから、このレンズは<br />
凄いのだ」などという、それこそ意味不明な論議や<br />
解釈となってしまっている。<br />
<br />
「三次元ハイファイ」について説明をすると、際限なく<br />
記事文字数を消費してしまう。前述の本シリーズ第63<br />
回記事で詳しく書いてあるので、本記事では割愛しよう。<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202205/30/38/c0032138_15125505.jpg" alt="_c0032138_15125505.jpg" class="IMAGE_MID" height="333" width="500" /></center>総括的に言えば、「三次元ハイファイ」については理解<br />
しようとする必要はない。何故ならば、それはコンセプト<br />
であるからで、原理とか技術の内容では無いからだ・・<br />
例えば、下世話な例をあげれば、巷のカレー屋さんに<br />
おいての味付けで、激辛で特定の顧客にウケを狙うか？<br />
または万人に親しまれる味付けのカレーとするか？等と<br />
いった、「商品コンセプト」と類似の話である。<br />
<br />
その際、消費者において「このカレー屋さんの辛さは<br />
5段階で4点だなあ・・」等と分析する事は、あまり<br />
意味が無いだろう、そこまでの絶対的評価基準を持つ<br />
事は難しいし、それよりも、単純に、そのカレーの味が<br />
気に入るか、そうでないか？そこだけしか、顧客側の<br />
関心は無い筈だ。<br />
<br />
本AF-S105/1.4も同様、この描写傾向の「味付」けが<br />
気に入るか気に入らないか？だ。あるいは一歩進めて<br />
考えるならば、この特性を、どんな被写体状況で、<br />
どのような表現を狙う為に用いるのが効果的なのか？<br />
そこを考える（＝用途開発を行う）事が重要だ。<br />
<br />
初級中級層はもとより、マニア層にもあまり推奨できない<br />
レンズであるが、決して悪い描写力のレンズでは無いので、<br />
価格の高さが容認できるのであれば、購入の選択も悪くは<br />
ない。ただし「とても難解な/用途開発が難しいレンズ」<br />
である事は、何度でも注意点として繰り返し述べておく。<br />
<br />
----<br />
さて、5本目のお気に入りレンズ。<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202205/30/38/c0032138_15125953.jpg" alt="_c0032138_15125953.jpg" class="IMAGE_MID" height="375" width="500" /></center>レンズは、Lomography New Petzval 55mm/f1.7 MKⅡ<br />
（新品購入価格 41,000円）<br />
カメラは、SONY α7(フルサイズ機）<br />
<br />
2019年に発売された、フルサイズ対応MF単焦点標準<br />
「ぐるぐるボケ」レンズ。<br />
<br />
レンズ・マニアックス第71回、第82回記事等で紹介済み。<br />
特に第82回記事は「ぐるぐるボケ・グランドスラム」編<br />
として、4機種（＋α）の「ぐるぐるボケ」レンズを<br />
比較しているので、興味があれば参照されたし。<br />
<br />
さて、その「興味があるか否か？」が、こうした特殊な<br />
仕様のレンズを必要とするかどうか？という話に直結する。<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202205/30/38/c0032138_15125952.jpg" alt="_c0032138_15125952.jpg" class="IMAGE_MID" height="528" width="352" /></center>「ぐるぐるボケ」は確かに面白い効果ではあるが、それが<br />
映像（写真）表現に直結する訳では無いと思うし、仮に<br />
そう（表現）であったとしても、「ぐるぐるボケ」の出る<br />
レンズを買ってくれば、まあ、高い確率で、それを発生<br />
させる事は誰にでも出来る為、「他者と差別化した表現」<br />
を得るという訳にはいかない。まあつまり、その効果の<br />
大半はレンズの手柄であり、撮影者の手柄ではない訳だ。<br />
<br />
ただまあ、「テクニカル的」に言えば、「ぐるぐるボケ」<br />
レンズを買ってくれば、いつでも、どんな場合でも、その<br />
効果を出せる訳では無い。複雑な撮影条件（絞り値、撮影<br />
距離、背景距離、背景の図柄等）を、上手く整えないと、<br />
「ぐるぐるボケ」は発生しない場合すらもある。<br />
よって、テクニカル的に、それを上手く出せるようにする<br />
事が、まず「エンジョイ度」を高めるポイントとなる。<br />
<br />
また、「表現的」に言っても、「ぐるぐるボケ」を作画上<br />
のポイント（特徴、効果、言いたい事）とする事は、そう<br />
簡単な話では無い。<br />
<br />
だからまあ、例え同じ「ぐるぐるボケ」（レンズ）で<br />
あっても、テクニカル面や表現面で他者と差別化が出来ない<br />
訳では無い。<br />
だけど、いずれも、とても難しい話だ。<br />
<br />
被写体に対峙し、それを肉眼で見ている状態において、<br />
「ここに、ぐるぐるボケが出たら、どんな感じだろうか？」<br />
と、想像する事は困難な話だ。そして例えそれが想像できた<br />
としても、自分が思うように「ぐるぐるボケ」を発生させる<br />
事も大変難しい。<br />
<br />
このままでは結論が出ないので、ここで2つのポイントに<br />
ついて説明しておこう。<br />
<br />
まず、特殊効果レンズ（ぐるぐるボケを始め、軟焦点、<br />
ティルト、シフト、魚眼、トイレンズ、収差レンズ等）<br />
や、特殊レンズ（超望遠、超広角、（超）マクロ等）は、<br />
肉眼で被写体を見ている時とは、全く別の映像が写真に<br />
写る。「だから面白い！」とも言えるかも知れないが、<br />
そう思えるのも、恐らく初級中級層のうちだけであろう。<br />
<br />
その効果が「自分の思うようにコントロールできない」<br />
と、いずれ思うようになってくるだろうし、そうした場合<br />
での特殊効果系レンズのコントローラビリティはとても低く、<br />
かつ高度だ。つまり、使いこなす事が出来ない場合では、<br />
いすれ、そうした特殊効果レンズは「飽きてしまう」<br />
（より正確に言えば、「使いこなせないので、諦めて<br />
死蔵させてしまう」）という状態となる。<br />
<br />
もう1つのポイントは、そうした特殊系レンズの効能に<br />
強い興味を持ち、それを極めようとするくらいに、その<br />
撮影技法に特化して修練を積む方法論がある。<br />
<br />
特殊効果レンズを多く発売する、米国のLENSBABY社では、<br />
彼らの製品（ティルト、ソフトマクロ、ぐるぐるボケ等）<br />
にハマり、それでばかり撮影するユーザー層の事を<br />
「フリーク」（＝熱中する人）と呼んでいる模様だ。<br />
<br />
まあ、わからない話でも無い、1つの特殊レンズの効果<br />
で数万枚レベルでの大量の撮影をすれば、その特化した<br />
分野を、ある程度、極められるかも知れない。<br />
この方法論は、時間も手間もかかるので大変ではあるが、<br />
私としては興味はある。<br />
<br />
何も撮影しないで「こんな特殊なレンズ、何に使うのだ？」<br />
と考えているだけでは始まらない。あれこれ頭の中で考える<br />
だけではなく徹底的に試してみるのも良いのではなかろうか？<br />
そうしたプロセスの中で、また、何か新しい発見があるかも<br />
知れない訳だ。それもまた「マニア道」の一環であろう。<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202205/30/38/c0032138_15130026.jpg" alt="_c0032138_15130026.jpg" class="IMAGE_MID" height="333" width="500" /></center>ちなみに本「Petzval55/1.7Ⅱ」は、ペッツヴァール型<br />
2群4枚構成の後群の2枚を分離させ、3群4枚構成と<br />
する事で非点収差や像面湾曲を発生させるのだが、その際<br />
に、後群の分離度を「BC環」（「ボケ・コントロール」の<br />
意味であろうか？）で制御できる。<br />
<br />
つまり、「ぐるぐるボケ」の発生度合い（量）や、ボケ質<br />
を撮影者が制御する事が出来る、という面白い仕様だ。<br />
（参考：一部のマニア層では、「ぐるぐるボケ」の発生量<br />
を「回転数」と呼ぶ事がある。勿論、原理上でも効能上<br />
でも正しい表現とは言えないが、言いえて妙で悪く無い）<br />
<br />
これに加え、画角（母艦となるカメラのセンサーサイズや、<br />
それをクロップ/デジタル拡大/トリミングした状態）や<br />
絞り値（＝絞り込むと像面湾曲や非点収差は減少する）に<br />
より、さらに「ぐるぐるボケ」の発生状況をコントロール<br />
する事が出来る。すなわち、「難しいが、テクニカル的に<br />
とても面白いレンズ」となっている。<br />
私のレンズ個人評価DB（データベース）においても、<br />
本レンズの「エンジョイ度」評価は、5点満点である。<br />
「フリーク」に成りたいと思うマニア層には推奨できる。<br />
<br />
----<br />
では、6本目のレンズ。<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202205/30/38/c0032138_15130399.jpg" alt="_c0032138_15130399.jpg" class="IMAGE_MID" height="512" width="384" /></center>レンズは、TAMRON SP 85mm/f1.8 Di VC USD(Model F016)  <br />
（中古購入価格 70,000円）（以下、SP85/1.8)<br />
カメラは、NIKON Df (フルサイズ機）<br />
<br />
2016年発売の、フルサイズ対応高描写力単焦点AF中望遠<br />
レンズ。<br />
<br />
レンズ・マニアックス第4回、第85回記事、および<br />
特殊レンズ超マニアックス第8回記事等で紹介済み。<br />
<br />
近代的な設計、かつ、大柄なレンズの割りに開放F値を<br />
欲張らない（＝一般に人気があるのは85mm/F1.4級だ）<br />
コンセプトであり、その効能で、描写力が極めて高い。<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202205/30/38/c0032138_15130381.jpg" alt="_c0032138_15130381.jpg" class="IMAGE_MID" height="528" width="352" /></center>特に（被写界深度が浅すぎ、かつ開放近くで諸収差が<br />
出易い）85mm/F1.4級よりも写真の歩留まり（成功率）<br />
が高い長所がある事から、業務/依頼撮影等の「失敗が<br />
出来ない撮影シーン」において、非常に役に立つ中望遠<br />
レンズとなるであろう。<br />
<br />
具体的な用途としては、2000年代の超名玉である<br />
smc PENTAX-FA 77mm/F1.8 Limitedの代替レンズと<br />
して、室内や弱暗所における人物の近・中距離撮影だ。<br />
（ステージ、冠婚葬祭、イベント等）<br />
<br />
当該「ナナナナ」も高描写力だが、設計がやや古い為、<br />
現代の感覚では、解像感やAF性能に不満を持ち始める<br />
状況になりつつある。それが本SP85/1.8であれば、<br />
同様の画角用途において、殆ど不満の無い性能である。<br />
（注：「ナナナナ」は2021年に後継型が出ているが、<br />
光学系の変更は無く、HDコーティング化と円形絞りが<br />
搭載されただけである）<br />
<br />
「手ブレ補正や超音波モーターが入っている事」は<br />
それが無かったとしても、技法で、ある程度回避できる<br />
ので、まあ、どうでも良い話ではあるのだが・・<br />
やはり「失敗がしにくい」という要素は、そういう状態<br />
が必要とされる撮影状況では、大きな武器であり、また<br />
安心感（信頼感）にも繋がっていく。<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202205/30/38/c0032138_15130499.jpg" alt="_c0032138_15130499.jpg" class="IMAGE_MID" height="528" width="352" /></center>大きな弱点は無く、業務用途以外の一般趣味撮影でも<br />
被写体汎用性が高く、使い勝手が良い。<br />
<br />
まあ、あえて小さい課題を挙げるならば、本レンズは<br />
NIKON Fマウント品で購入したが、これは「電磁絞り」<br />
仕様であるから、ほぼ、NIKONの現代一眼レフ機でしか<br />
使用する事が出来ない事（＝他機使用の汎用性の無さ）<br />
である。この弱点については「異マウント品の追加購入」<br />
（例えば、CANON EFやSONY α(A))を、いずれ行う事<br />
で、課題を回避する予定である（例：SONY α(A)機<br />
で使うならば、MF時にピーキング機能を使用できたり、<br />
「ピクチャー・エフェクト」を併用できたりする）<br />
（というか、一眼レフ用でしか発売していなかった<br />
点も問題点であった事だろう。このレンズの企画・<br />
開発・発売時点でミラーレス機用を意識しておくべき<br />
だったと思う）<br />
<br />
また、開放F1.8に抑えた事でカタログスペック的に弱く、<br />
現代の初級中級ユーザー層には不人気なレンズである。<br />
TAMRONから見れば商売が厳しい状況であろうが、<br />
本レンズの本質を見抜ける消費者層においては、<br />
新品・新古・中古価格が、いずれも低廉となっている<br />
本SP85/1.8を安価に入手する事で、「非常にコスパの<br />
良い買い物」となるから、何も課題は無い訳だ。<br />
<br />
<br />
「開放F1.4に拘らず、わかる人だけが買えば良い」<br />
と、まあ、そういう類の「通好み」のレンズである。<br />
マニア層向けよりも、実践派の中上級者向けのレンズだ。<br />
<br />
----<br />
さて、次は今回ラストのお気に入りレンズ。<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202205/30/38/c0032138_15131094.jpg" alt="_c0032138_15131094.jpg" class="IMAGE_MID" height="512" width="384" /></center>レンズは、SONY FE 100mm/f2.8 STF GM OSS (SEL100F28GM) <br />
（中古購入価格 129,000円）（以下、FE100/2.8STF)<br />
カメラは、SONY α7S（フルサイズ機）<br />
<br />
2017年発売の、アポダイゼーション光学エレメント<br />
搭載型フルサイズ対応高描写力単焦点AF中望遠レンズ。<br />
<br />
レンズ・マニアックス第15回、第31回記事、および<br />
特殊レンズ超マニアックス第0回記事等で紹介済み。<br />
<br />
開放F値はF2.8だが、アポダイゼーションで光量が<br />
減少する為、T値(=実効F値)はT5.6である。<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202205/30/38/c0032138_15131057.jpg" alt="_c0032138_15131057.jpg" class="IMAGE_MID" height="333" width="500" /></center>「アポダイゼーション（光学エレメント）」の効能は<br />
簡単に言えば「ボケ質の改善」であるのだが、現代の<br />
多くのカメラ・ユーザー層は、大口径レンズを買わず、<br />
「ボケ質」に関する概念知識や、拘りを持っていない。<br />
よって、この手のレンズには「ただ高価なだけの、金満家<br />
向けレンズ」という認識しか持っていないかも知れない。<br />
<br />
現実に、このレンズが現代の一般層（マニアでは無い）に<br />
沢山売れている、という様相は無く、巷にあるレビュー<br />
（評価）記事の大半は、市場関係者側が高価なレンズを<br />
売るが為の「宣伝記事」となってしまっている。<br />
<br />
本レンズの描写性能は完璧に近いものがあり、個人評価<br />
DBでの「描写表現力」は、5点満点である。<br />
この点数クラスのレンズは、数百本の所有レンズ中、<br />
上位5%程度しか無いので、この性能に文句をつける<br />
理由が何も無い。<br />
<br />
むしろ、私が気になる点は、現代のカメラ市場において<br />
「宣伝記事」（提灯記事）ばかりが横行してる、という点だ。<br />
つまり、それらは流通（販売側）に属する記事であるから、<br />
「製品の弱点を書かない」という制限がある為、それらの<br />
記事等の内容は、頭から信用するには値しない。<br />
<br />
だったら製品の実際のユーザー層のレビューはどうか？<br />
だが、これもユーザー毎に、機材の使用目的や価値感覚<br />
あるいはスキル（知識、経験、技能）がまちまちなので<br />
これも残念ながら信用できない。<br />
本来、こうしたユーザー側情報を提供していたマニア層<br />
も、カメラ市場縮退により、高額な新製品に興味を持てず、<br />
2010年代後半から激減してしまい、絶滅危惧種だ（汗）<br />
<br />
また、「宣伝記事」と「ユーザーレビュー」の中間的な<br />
ものとして、「アフィリエイト」（≒Web広告収入）を<br />
目論んだWeb記事が増えている。どこかからか、借りて<br />
きた新鋭機材などを、比較的ユーザー目線で評価を<br />
している。旧マニア層または流通・販売側に近い層に<br />
よるものだと思う。<br />
（見分けるには、ビギナー向けの俗語用語の使用が多く、<br />
対象商品を、自身で購入している様子が全く無い事だ）<br />
<br />
<br />
ただこれは、アクセス数を増やさないと小銭を稼ぐ事が<br />
出来ない為、話題性だけの内容や、長所ばかりを強調<br />
する事もあるし、基本的に、執筆者自身がお金を出して<br />
購入した所有機材に対しての評価では無いので、あまり<br />
信用する事ができない。<br />
（それに、記事の本文が殆ど無く、次々にバナー広告<br />
ばかりが出てくるようなサイトは、鬱陶しくて、全く<br />
読む気もしないし、そもそも、参考になる情報は無い）<br />
<br />
結局、現代での他者からの情報は「無視する、あるいは<br />
話半分に聞いておく」という対処方法しか無く、機材の<br />
評価（価値）感覚は、個々のユーザー毎に磨いていくしか<br />
無い状態だ。<br />
<br />
ただまあ、１つだけ注目点（ポイント）がある。<br />
それは「評価をしている人が、実際にその機材を所有<br />
（購入）していない場合は、一切信用するなかれ」という<br />
大原則についてなのだが・・<br />
<br />
これをもう少し深読みすれば、「もし専門的評価者等が<br />
書いたレビューで、かつ、その機材を購入した様相が<br />
見られない場合・・・」（→いつ、どこで、いくらで<br />
購入したか、などが一切書かれていない場合）<br />
このケースにおいては、専門的評価者というのは、当然<br />
ながら、知識、経験、機材所有数、評価感覚等のレベルが、<br />
一般層よりも高い状態であろう。<br />
<br />
で、そういう人たちが「（新製品等の機材を）買わない」<br />
というならば、「それは購入には値しない機材だ」という<br />
極めて信用できる「逆情報」になる訳だ。<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202205/30/38/c0032138_15131021.jpg" alt="_c0032138_15131021.jpg" class="IMAGE_MID" height="333" width="500" /></center>さて、余談が長くなった。本FE100/2.8STFだが、<br />
弱点も色々ある。仕様面で具体的には、AFの速度と精度、<br />
MFの操作性、マクロ切り替えの操作性、価格の高さ、<br />
まあ、そのあたりであろう。<br />
ただまあ、多くの弱点は撮影技法上で回避が出来る。<br />
<br />
また、心理的な弱点もある。<br />
それは、本FE100/2.8STFや、これの旧機種である<br />
MINOLTA/SONY STF135/2.8[T4.5]には、「描写力が<br />
高すぎる」という課題がある状況だ。<br />
<br />
これについては、1つは「誰が使っても、高い描写力が<br />
得られてしまう為、技能上での他者との差別化が出来ない」<br />
という問題だ。これは中上級層以上には、気になる課題と<br />
なるだろう。<br />
もう1つは「レンズに撮らされている」という状況になって<br />
しまい、「撮影者の主体性に欠ける」課題に繋がる。<br />
<br />
いずれの心理的課題も中上級層での「エンジョイ度」評価<br />
の低下、すなわちこの状態は「あまり楽しめないレンズ」<br />
という事にも繋がって来る。<br />
<br />
まあでも、それらの心理的な弱点は、贅沢な悩みとも<br />
言える話であり、撮影者が高性能レンズに心理的に負けない<br />
位の強い意志を持って対処すれば済む話とも言える。<br />
すると、問題は「価格の高さ」（定価188,000円＋税）<br />
の、ただこれ１点だ。<br />
<br />
しかし、「最上級の描写力」という強力な特徴を<br />
持つレンズである、この場合の「コスパ」（価格対<br />
性能比）を考察するのは、とても難しい判断となる。<br />
<br />
まあ、中上級層、マニア層等に向けては、<br />
「欲しければ多少高くても買うべき。<br />
　描写力上の不満は一切無い筈だ。<br />
　最上級の物（レンズ）が、どんなレベルであるかを<br />
　知っておくのは、価値感覚を鍛える上でも悪くない。<br />
　ただし、このレンズの細かい弱点を回避しながら使い、<br />
　かつ高性能なレンズに負けないくらいの主体性を持つ<br />
　には、それなりのスキルも必要となるであろう」<br />
という総括にしておく。　<br />
<br />
----<br />
では、今回の記事は、このあたりまでで。<br />
以上を持って、レンズ・マニアックスシリーズを終了する。<br />
]]></description>
      <dc:subject>完了：レンズ・マニアックス</dc:subject>
      <dc:creator>p_chansblog</dc:creator>
      <pubDate>Mon, 30 May 2022 20:52:35 +0900</pubDate>
      <dc:date>2022-05-30T20:52:35+09:00</dc:date>
    </item>
    <item>
      <title>「画像シンセサイザー」のプログラミング</title>
      <link>http://pchansblog.exblog.jp/32600022/</link>
      <guid isPermaLInk="1">http://pchansblog.exblog.jp/32600022/</guid>
      <description><![CDATA[「画像処理プログラミング」シリーズ第21回記事。<br />
<br />
本シリーズは、写真等のデジタル画像のピクセル毎に<br />
PC（パーソナル・コンピューター）で、数学的な演算を<br />
施し、結果としての、検出、抽出、判断、変換、加工<br />
等を行う、すなわち「画像処理」のプログラミングを<br />
行う為の技術（テクノロジー）の実現を目指している。<br />
<br />
勿論、自分自身で、全てのアルゴリズム（計算手順）を<br />
考案し、全てのソースコード（プログラム。何万文字<br />
もある）を1文字、１文字、自らの手で入力した物である。<br />
汎用の画像処理ライブラリ（例：Open CV等）は、一切<br />
使わない事が重要なポイントだ。<br />
<br />
何故、そういう（ある意味、非効率的な）事をするか？<br />
と言えば、そういう措置で無いと、「世の中に無い、<br />
全く新しい事」は実現できないからである。<br />
他人（他者）の作ったライブラリやソースコードを引用<br />
しているだけでは、「習い事」に過ぎず、それでは勿論、<br />
｢研究」でも、「創造」でも「表現」でも何でもない。<br />
「技術」（テクノロジー）も、「創造性」や「独自性」<br />
を持つ事で、「アート」（芸術）に成りえる。<br />
他人の真似事や後追いでは、アート的価値は皆無だ。<br />
<br />
で、今回の記事では、電子楽器の「シンセサイザー」の<br />
原理を元に、それに類する「画像シンセサイザー」の<br />
ソフトウェアを自作してしまおう、という試みである。<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202205/26/38/c0032138_12234058.jpg" alt="_c0032138_12234058.jpg" class="IMAGE_MID" height="288" width="500" /></center><br />
<br /><br />まずは、電子楽器の「シンセサイザー」の説明だが・・<br />
<br />
シンセサイザー（Synthesizer）とは、電子的に楽音や<br />
音楽を合成する機器（電子楽器）であり、正確には<br />
「ミュージック・シンセサイザー」という名称であるが、<br />
一般には「シンセサイザー」や「シンセ」と呼ばれる。<br />
（以下、適宜「シンセ」と略す）<br />
<br />
シンセの歴史だが、まずは1920年代～1960年代の<br />
黎明期においては、様々な電気楽器が作られているが、<br />
それらは「シンセサイザー」とは呼ばれていない。<br />
初の電子楽器として1920年代の「テルミン」が著名で、<br />
手を触れずに演奏するスタイルと独特の音色は、ファン<br />
層も多く、現代なお、継続されて製造販売されている。<br />
また、より実用的な電気/電子楽器としては、例えば<br />
「電子オルガン」(HAMMOND等。1930年代頃～）がある。<br />
<br />
1960年代頃、音響に関する研究が進み、初期のシンセ<br />
の構想（仕様、仕組み）が固まりつつあった。<br />
この頃の「研究」は、楽器メーカーよりも、大学等の<br />
研究機関により行われていて、著名な研究者としては<br />
「モーグ（ムーグ）（Robert Moog)博士」が居る。<br />
彼は後に「Moogシンセサイザー」を製造販売する会社を<br />
設立していて、最初期のシンセとして、とても有名だ。<br />
<br />
で、例えば「音楽の三要素」と、一般に呼ばれるものは、<br />
「メロディー」「リズム」「ハーモニー」である事は、<br />
世間においても良く知られているであろう。<br />
<br />
対して、シンセで用いられる「音の三要素」とは、<br />
＊音程（ピッチ、音の高さ、周波数。音階）<br />
＊音色（おんしょく。倍音構成。稀に「ねいろ」とも）<br />
＊音量（音の大きさ、音の強さ、振幅、ボリューム）<br />
となっている。<br />
<br />
だが、このあたりは、若干だが専門的な要素も入って<br />
くるため、一般層では、例えば、「音量が大きい」事を<br />
「音が高い」と、誤って呼んだりする事も良くある。<br />
（正：音量→大きい/小さい。　音程→高い/低い）<br />
<br />
さて、初期の（アナログ）シンセサイザーでは、以下の<br />
原理により、楽音が生成（合成）される。<br />
<br />
＊「音程」＝「発振回路」により音を作る。その音程は<br />
　　付属の鍵盤や、その他の入力装置により制御される。<br />
　　この発振回路は、アナログ電子部品の、抵抗、<br />
　　コンデンサー、コイル、トランジスタ等からなる。<br />
　　つまり、これは「アナログ音源」である。<br />
<br />
　（参考：1970年代頃には、各社シンセの音程の制御を<br />
　　行う電圧（ボルテージ・コントロールド＝VC）の基準を<br />
　　1オクターブあたり1ボルトの変化とする規格が定まる。<br />
　　こうすると半音あたりで1/12Vと、微細な電圧の変化<br />
　　なので、アナログシンセの音程は不安定になりやすいが<br />
　　厚みのある音質となったりするので、音楽的には好まれる）<br />
<br />
＊「音色」＝上記「発振回路」では、様々な基本波形<br />
　（例：正弦波、三角波、矩形波、鋸歯状波等）が、予め<br />
　　用意されている。演奏者（利用者）は、その波形を<br />
　　選択した上で、さらにフィルター（ローパス、ハイパス、<br />
　　レゾナンス等）で波形を加工（＝倍音構成を変更）し、<br />
　　演奏の為に必要な「音色」を得る。<br />
<br />
　　例えば、正弦波を用いると、フルートやピッコロの音、<br />
　　矩形波では、オーボエやクラリネット等の木管楽器の音、<br />
　　鋸歯状波では、バイオリン等の弦楽器の音、<br />
　　が得られるのだが、あくまで「似ている音色」という<br />
　　だけであり、ホンモノの楽器の音色とは、多少異なる。<br />
<br />
　（参考：コンピューター関連を始めとする、様々な新規の<br />
　　技術用語において、英語を語源とした末尾の長音「-」が<br />
　　不要だ、とされ、それを省略する事が日本で流行ったのは<br />
　　およそ1970年代～1990年代頃だ。それよりも近年では、<br />
　　末尾の長音を省略せずに記載する事が推奨されている。<br />
　　まあなので「コンデンサ」「フィルタ」「シンセサイザ」<br />
　　等の末尾の長音省略は、個人的には「古い時代の記法」と<br />
　　見なして、そういう書き方を一切していない）<br />
　<br />
＊「音量」＝総合的には、音が発生する際の音量、つまり<br />
　　ボリュームなのだが、シンセサイザーでは、個々の音の<br />
　　発音時での時間的な音量の変化も、ここに含まれる。<br />
　　つまり、鍵盤等を弾いた瞬間から、上記の発振回路や<br />
　　波形加工回路が動作するが、その発音中に音量が変化し<br />
　　ピアノ等での「減衰音」や、オルガン等での「持続音」<br />
　　が、ここで制御できる。<br />
<br />
上記の「音量の時間的制御」の為、以下の回路が用いられる。<br />
<br />
＊「エンベロープ回路」（通称：ADSR）<br />
　　用語エンベロープ（包絡線）には、色々な意味があるが、<br />
　　シンセの世界では、一般に以下の4つの時間的変化の<br />
　　要素を設定できる電子回路の事を指す。<br />
<br />
　　アタック(A):<br />
　　　鍵盤を弾いた瞬間から発音するまでの遅れ時間と<br />
　　　その時間内で漸増的に変化する音量（等）の設定。<br />
　　　（例：バイオリンは、すぐに発音しない。<br />
　　　　また、エレキギターの奏法で、撥弦後にボリューム<br />
　　　　ツマミを廻して、ゼロから音を大きくしていく<br />
　　　「スローアタック奏法」がある）　　　　<br />
　　ディケイ(D):<br />
　　　最大音量から音が減衰していく時間の長さ。<br />
　　　（例：ピアノやギターは、弾いた後で減衰していく）<br />
　　サスティン(S):<br />
　　　鍵盤を弾いている間、持続する音量の設定。<br />
　　　（例：オルガンでは、ずっと最大音量で鳴り続けるが、<br />
　　　　管楽器等では、最初のみ大きく、後の持続音は<br />
　　　　肺活量の関係で、やや小さい音量で続く）　　　<br />
　　リリース(R):<br />
　　　鍵盤を離した時から後で、音が減衰していく時間の長さ。<br />
　　　（例：ハープ等では、共鳴により減衰時間が長い）<br />
<br />
　この、エンベロープ回路は、基本的に「音量」の変化に影響<br />
　するのだが、シンセの設定を変えて「音色」に影響するように<br />
　すると、例えば、シタール等の民族楽器で、音色が時間的に<br />
　変化する様子を合成できる。<br />
　極端に設定すると、「ビョワーン」「ミョーン」といった、<br />
　いわゆる「シンセらしい音」を作る事ができる。<br />
<br />
ここまでが「音の三要素」からなる、シンセサイザーの<br />
基本的原理であるが、加えて、以下の付加機能がある。<br />
<br />
＊LFO（低周波発信器）　および、そのディレイ（遅れ）<br />
<br />
　シンセでは、非常に低い周波数、例えば、1秒あたり数回<br />
　程度（→耳には聞こえない音）の発振回路を備えている。<br />
　これで、音程や音量を変調（≒影響させて変化させる）<br />
　を行うと、いわゆる、ビブラート（音程の細かい変化）や、<br />
　グロウル/ワウ（音色の細かい変化）、トレモロ（音量の<br />
　細かい変化）を得る事ができる。<br />
<br />
　バイオリンやギター、歌唱等での中上級層においては、<br />
　こうしたビブラート等で、より音楽の表現力を増している。<br />
<br />
　また、演奏後（発音後）ただちに、ビブラート等を掛けず<br />
　少し遅れてから（つまり、長い音の場合）に変調を行う<br />
　為の、遅れ時間（ディレイ）を設定する事もできる。<br />
<br />
　余談だが、1990年代末に、宇多田ヒカルが登場した際、<br />
　それまでの演歌や歌謡曲での歌唱法とは全く異なる、<br />
　その独特のビブラートが魅力的に捉えられた。<br />
「ちりめんビブラート」とも呼ばれたそれは、音程の変化が<br />
　細かくて速い。まあ、歌唱法的にはそういう解釈だろうが、<br />
　音響的には、さらに、トレモロ（＝音量の細かい変化）が、<br />
　音程の変化に加わっている事が興味深い。<br />
<br />
　シンセであれば、様々な「変調」を、自在に、あるいは<br />
　同時（並列的）に掛ける事が可能である。<br />
　<br />
　なお「トレモロ効果」は、1960年代の「ギターアンプ」<br />
　にも搭載されていた為、その時代で、世界的に有名な<br />
「ザ・ベンチャーズ」の楽曲の一部でも、エレキギターに<br />
　トレモロ効果が掛かった音を聞くことができる。<br />
<br />
　それと、1950年代からの「Fender Stratocaster」<br />
（＝エレキギターの製品名。通称「ストラト」）では、<br />
　通称「トレモロアーム」（正式名：シンクロナイズド・<br />
　トレモロ・ユニット）が搭載されているが、これは<br />
　弦の張力を変えて、音程を変化させる為の「ビブラート」<br />
　機構であり、音量が変化する効果の「トレモロ」では無い。<br />
　なので、シンセ普及後の時代では、両効果を区別する<br />
　事が広まったので、後年には「ビブラート・アーム」と<br />
　より正確な通称で呼ばれるケースも増えてきている。<br />
　<br />
＊ノイズ発生回路<br />
　<br />
　上記の「発振回路」の波形は、三角波や鋸歯状波等の<br />
　人工的な音しか出せないのだが、自然界の音には、<br />
　もっと様々な音色が存在する。そうした特殊な音色を得る<br />
　為、ノイズ（周波数分布が一様な「ホワイトノイズ」と、<br />
　高い周波数ほど分布が少ない「ピンクノイズ」がある）<br />
　を発生させ、それをフィルター等で加工する事で、<br />
　自然界での、風、波、雨、雷等の音を得る事ができる。<br />
<br />
　ノイズを発生させる回路は、恐らくだが通常の「発振回路」<br />
　とは別建てで設計・構成されている。普通の音響の世界では<br />
　ご法度な「ノイズ」だが、音楽・音響的には重要だ。<br />
　だが、高性能な電子部品ではノイズを発生させるものは稀で<br />
　なかなかアナログでノイズ回路を作るのは難しい模様だ。　<br />
<br />
＊ポルタメント回路<br />
<br />
　鍵盤等で得る音程は、ド、レ、ミ、ファ・・　等の<br />
　不連続なものだが、このポルタメント回路を用いると、<br />
　ドからレ等に音程が変化する際、その途中の音程も発する<br />
　事ができる（≒時定数を変化させ、連続的に電圧が変わる）<br />
　例えば、ハワイアン音楽で使われるスティール・ギターや<br />
　ギター奏法の１種である「ボトル・ネック奏法」にも、<br />
　この回路で対応できる。<br />
<br />
＊リングモジュレーション<br />
<br />
　複数の発振器の各々の波形を演算（加算、減算）する事で、<br />
　複雑な倍音構成を持つ音色（例、金属を叩く音、ベル等）<br />
　を得る事ができる。<br />
　詳細は、本シリーズ第16回<br />
「画像リングモジュレーターのプログラミング」記事を参照。<br />
<br />
＊パルスワイズモジュレーション(PWM)<br />
<br />
　一般的な発振回路による矩形（くけい）波は、対称形だが<br />
　PWM回路により、比率（デューティ、パルスワイズ）が<br />
　異なる「非対称の矩形波」を得る事ができる。<br />
　その措置だけではあまり効果は無いが、LFO（低周波発振器）<br />
　を用いて、そのデューティ（パルスワイズ）を揺すりながら、<br />
　他の発信器の音と混ぜる事で、多人数で演奏しているような<br />
　いわゆる「コーラス効果」を得る事ができる。<br />
<br />
だいたい以上が、アナログ・シンセサイザーの原理である。<br />
1960年代に発売された「moog」（モーグ、旧称ムーグ）<br />
が、こういう仕様を備えた、元祖とも言えるシンセである。<br />
<br />
「moog」は、ウォルター・カーロス（注：後に性転換して<br />
女性となり、Wendy Carlosと名乗る）等に納品されて<br />
1968年には、著名な「スイッチド・オン・バッハ」<br />
のアルバムが発売され、全編がシンセサイザーで創られた<br />
このアルバムは世界的にセンセーションを巻き起こした。<br />
<br />
日本では、冨田勲氏（1932～2016）が、1970年代に<br />
「月の光」「展覧会の絵」等の「moog」を用いた<br />
アルバムを発表、いずれも話題となる。<br />
<br />
これ以降、シンセサイザーは世界中の音楽シーンに難なく<br />
定着。まあ勿論、「機械の音だ」と嫌う人達も居たのだが、<br />
そういう保守的な意見は、どの世界においても新しい物が<br />
出てきた際に言われる事である。まあ特に音楽の世界では<br />
アート的観点が強いジャンルであるから、ミュージシャン<br />
達は、「新しい表現」を得る為に、積極的にシンセを<br />
利用しようとした。<br />
しかし、この当時のシンセは非常に高価な電子楽器であり、<br />
一般層では、とても入手する事ができない。<br />
<br />
1970年代初頭から、日本でもアナログシンセサイザー<br />
が、KORG社、Roland社、YAMAHA社等により発売され、<br />
低価格なそれらは、プロからアマチュアミュージシャンに<br />
まで普及し、初期のアナログシンセの黄金期を迎える。<br />
<br />
1980年代、早くもシンセは大変革の時代に突入する。<br />
<br />
まずは、それまでのシンセは単音（モノフォニック）で<br />
しか演奏できなかったが、これを複音（ポリフォニック、<br />
いわゆる「和音」が弾ける）にする事。<br />
<br />
さらには、「デジタル化」の流れである。これまでの<br />
アナログシンセでは、抵抗やコンデンサー等の多数の<br />
部品を用いるので、どうしても大型となり、コスト高<br />
にもなる。<br />
そこで、当時からコンピューター等で一般的となった<br />
CPU、LSI、メモリー等の電子部品を用い、これまでの<br />
アナログから、デジタルに急速に置き換わった。<br />
<br />
アナログシンセは大型であったが、デジタル化で小型軽量化<br />
が実現した事のみならず、アナログシンセは内部の温度上昇<br />
で部品に流れる電気の特性や電圧が変化し、結果、音程が<br />
不安定になったりする弱点があったが、それもデジタル化で<br />
解消される事となった。（注：それゆえに、正確すぎる<br />
「機械っぽい」音になってしまったので、後年には、また、<br />
音程を不安定にする回路等が、様々に追加されている）<br />
<br />
また、アナログシンセでは、全ての音を自在に合成できる<br />
訳でもなく、例えば、人間の声、自然界の音声（例、鳥や<br />
動物の鳴き声、川のせせらぎ等）、特殊な音（ガラスの<br />
割れる音、衝突音等）は、合成する事ができなかった。<br />
<br />
そこで、発展しつつあるデジタル技術と組み合わせ、<br />
それらの特殊な音を、実際の音源から録音（サンプリング）<br />
し、それを楽器音として利用できる「サンプラー」が、<br />
シンセサイザーとは別の流れとして発達する。<br />
（シンクラビア、フェアライトCMI、イーミュレーター等）<br />
<br />
また、「FM音源」が登場。これも演算により波形を合成<br />
するデジタルシンセの一種であり、特にYAMAHA DX7<br />
（1983年）は、大ヒットしたシンセとなり、1980年代<br />
での様々なミュージシャンの楽曲(CD等）には、DX7の音が<br />
良く入っている。（注：私は、元音響エンジニアなので、<br />
様々な音を聞けば、それが何であるかは、だいたいわかる）<br />
<br />
それと、この時代「MIDI規格」が提唱され、殆ど全ての<br />
楽器メーカーでそれが採用され、各社のシンセやデジタル<br />
機器（シーケンサー等）を接続し、自在に音楽が作れる<br />
環境が出来上がった。（ちなみに、カメラの世界では、<br />
こういう「規格統一」の成功例は無く、いまだに、各社で<br />
独自のマウントであり、メーカー間でのレンズ互換性が無く、<br />
各種機能の互換性、補助部品の互換性、用語の統一等が<br />
一切無く、ユーザーに多大な不便を強いている。<br />
なお、個人的には、近年での「カメラ市場の大幅縮退<br />
（＝全くカメラが売れてない）」の最大の原因は、<br />
スマホの台頭でもコロナ禍のせいでもなく、根源的には<br />
「ユーザー側の利便性を考えておらず、ユーザーの立場に<br />
全く寄り添っていない、設計・企画思想や、市場の様相」<br />
にあると思っている）<br />
<br />
1990年代ともなると、ほとんどのシンセはデジタル化<br />
されたし、サンプラー機能も合体し、演奏の電子的録音や<br />
多重録音の機能も搭載され、複雑な電子楽器となっていく。<br />
（参考：この当時は「ワークステーション」とも呼ばれた）<br />
<br />
デジタル化されたシンセでも、基本原理は同じであるが、<br />
機能名称が異なる場合がある。具体的には、音の三要素<br />
を実現する為のシンセの基本機能の名称が変化した。<br />
<br />
＊「音程」<br />
　VCO＝電圧制御型発振器<br />
→DCO＝デジタル制御型発振器<br />
＊「音色」<br />
　VCF＝電圧制御型フィルター<br />
→DCF＝デジタル制御型フィルター<br />
＊「音量」<br />
　VCA＝電圧制御型アンプ<br />
→DCA＝デジタル制御型アンプ<br />
<br />
他の基本的なシンセ機能の名称変更は、アナログ期から<br />
デジタル期にかけては、ほとんど無い。<br />
（注：勿論、新機能は色々と追加されていった）<br />
<br />
1990年代～2000年代にかけ、さらにシンセには変革期が<br />
訪れる。<br />
<br />
まずは、それまでのシンセは基本的には人間が手で演奏を<br />
行うものであったが、この時代から、コンピューターに<br />
演奏データを入力し、人間の代わりに演奏させるという<br />
いわゆる「DTM」とか「打ち込み」と呼ばれる手法が一般的<br />
となっていく。<br />
同時期に発展した、パソコン上での音楽制作環境<br />
（ハイレゾのD/Aコンバータや、DTMソフトウェア）と<br />
組み合わせ、これにより、個人でも自宅等の簡単な設備で<br />
「音楽CD制作」（後には配信音源制作）が可能となった。<br />
<br />
（参考：「ハイレゾ」は、近年の技術ではなく、楽器・<br />
音響業界では、1990年代から既に一般的であった。<br />
近年の商品では「ハイレゾ対応」を謳い、高付加価値化<br />
（つまり、値上げ）をしているものもあるが、一部は<br />
実際には、単なるアナログ機器であったりする事もあり、<br />
騙されないように原理や効能を良く理解する事が必要だ）<br />
<br />
また、シンセはソフトウェア化もされ、鍵盤のついた<br />
大型の楽器を設置せずとも、パソコン内部の演算だけで<br />
様々な楽音が合成できるようになる。<br />
（＝いわゆる「ソフトウェア・シンセサイザー」である。<br />
後の時代には、歌唱をシミュレートする「ボーカロイド」<br />
（注：YAMAHAの商品名）に発展していく）<br />
<br />
物理的なシンセサイザー（鍵盤楽器）は、この時代から、<br />
パソコン等での仮想環境に負けないようにと、個性的な<br />
特徴を持たせ始める。<br />
それには、多数の例があるが、代表的な例だけ挙げると、<br />
<br />
1つは、鍵盤を持たない「音源ユニット」化だ。<br />
パソコン等でのソフトシンセは、初期のものは演算量の<br />
関係で音質が悪かったり、最大発音数が少なかったり<br />
したので、やはり、ちゃんとしたシンセが必要だが、<br />
個人宅等では、楽器は置く場所を取る為に、鍵盤が無い<br />
ラック・マウントが可能な「シンセ音源」が定着した。<br />
<br />
他の実例では、「モデリング音源」の登場がある。<br />
高速演算チップ（DSP等）の普及により、楽器の発音や<br />
共鳴そのものを、事前に解析し、それと同様な計算を<br />
楽器上で行い、よりリアルな音色を得る手段である。<br />
この方式は、一般に「物理モデル音源」等と呼ばれる。<br />
<br />
あるいは、全てのシンセがデジタル化してしまうと、<br />
ここもでもまた「アナログシンセの音には温かみが<br />
あったが、デジタルシンセは機械的な冷たい音だ」<br />
という不満も出てくる。<br />
その為、アナログシンセの名機（名楽器）の音を解析<br />
して、それと同じような音がデジタルで出せるような<br />
シンセも登場する（＝バーチャル・アナログ音源）<br />
<br />
以下写真は、バーチャル・アナログ音源（注：固有名）<br />
を搭載したRoland JP-8000（1996年）である。<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202205/26/38/c0032138_12234048.jpg" alt="_c0032138_12234048.jpg" class="IMAGE_MID" height="375" width="500" /></center>これは勿論、私物（自身でお金を出して購入した機材）だ。<br />
本ブログでは、自身が所有していないカメラや楽器等は<br />
「評価不能」として、それらの詳細は語らないルールと<br />
している。（借りてきたり、処分してしまったものはNG）<br />
ただし、機材の歴史等の話で、特定の機材の名称が出て<br />
くるケースは多々ある、でも、それらは未所有機材の<br />
場合では、勿論「良し悪し」等の「評価」については<br />
一切記述していない。<br />
これは当然の事であるが、世間一般では、この大原則<br />
が守られていないレビュー（評価）記事等が多すぎる。<br />
<br />
さて、JP-8000は、非常に重厚な音が出るデジタル<br />
シンセであり、1980年代の名機「JUPITER-8」等の<br />
音を参考にして音作りがされている。<br />
<br />
「Jupier-8」は、奇しくも、同名（小文字表記）の、<br />
旧ソ連製レンズ（ロシアンレンズ）が存在する（未所有、<br />
Jupiter-9等は所有していて、様々な記事で紹介済み）<br />
そちらのレンズは、正確には「ユピテル」と読む。<br />
<br />
電子楽器の「JUPITER(ジュピター)-8」の方は、かなり<br />
大型のシンセで、発売当時でも100万円弱もしていたし、<br />
後年にはプレミアム相場化していたので、とても買える<br />
ものではなかった。（→当然、未所有）<br />
<br />
JP-8000ならば小型軽量で、価格も、確か10万円台と<br />
安価であったので、まあ「JUPITER-8」の代替としては<br />
十分であった次第だ。<br />
<br />
なお、近年(2020年）Roland社より「JUPITER-8」の<br />
再来とも言える「JUPITER-X」が25万円＋税で発売<br />
されているが、重量16.9kgもある超大型重量級シンセ<br />
の為、買おうか買うまいか、相当に迷っている・・<br />
<br />
・・さて、このままだと延々に「シンセ」の話になって<br />
しまう（汗）　元々、好きな機材ジャンルだし、この分野<br />
にも相当に詳しいので、キリが無い訳だ。<br />
<br />
もうシンセの説明は、このあたりまでに留めておき、<br />
そろそろ、本題の「画像シンセサイザー」の話に進む。<br />
<br />
で、シンセには「音の三要素」があったが、画像（映像）<br />
の世界では「色の三要素」が存在する。すなわち・・<br />
<br />
＊色相(H)：色味、色あい<br />
＊彩度(S)：色の濃さ<br />
＊輝度(V)：色の明るさ<br />
<br />
である。このあたりは他の画像処理プログラミング記事<br />
でも、何度も述べているので詳細は割愛する。<br />
<br />
さて、ここでの新アイデアだが、シンセにおける「音の<br />
三要素」を、画像処理ソフトでの「色の三要素」に置き<br />
換える、という次第だ。具体的には以下となる。<br />
<br />
＊DCO（音程）→DCH（色相）<br />
＊DCF（音色）→DCS（彩度）<br />
＊DCA（音量）→DCV（輝度）<br />
<br />
アナログのシンセのように「何も無いところから、１から<br />
音を創りだす」という事は、画像では困難であろう。<br />
だから、これはシンセ（合成）と言いながらも、画像の<br />
編集ソフト（≒エディター）としての機能となる。<br />
つまり、何かの画像を入力した後、アナログシンセ風の<br />
多数のツマミにより、シンセの概念と同様に画像を加工<br />
するソフトを作る事とする。<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202205/26/38/c0032138_12234070.jpg" alt="_c0032138_12234070.jpg" class="IMAGE_MID" height="292" width="500" /></center>GUI（画面操作系）の開発中の画面。<br />
例によって、Microsoft Visual C#(.Net)を用いる。<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202205/26/38/c0032138_12234011.jpg" alt="_c0032138_12234011.jpg" class="IMAGE_MID" height="292" width="500" /></center>同、ソースコード（プログラム）の開発中の画面。<br />
<br />
で、今回のソフト開発は2日かかっている。<br />
これまでの本シリーズ記事のような、単機能のソフト<br />
ならば1日で十分に作れるのだが、今回のソフトは、<br />
楽器のシンセのように、非常に多くの機能を持つので、<br />
ソフトを作るのが大変だった次第だ。<br />
<br />
また、最初期のシンセ「moog」は、壁一面の大きさ<br />
ともなる巨大機器だった。それは一種の「憧れ」でも<br />
あった訳だから、今回の「画像シンセサイザー」も<br />
パソコン画面いっぱいの、巨大なソフト（笑）としよう。<br />
<br />
この「画像シンセサイザー」の機能は以下の通り。<br />
＊DCH：デジタル色相制御<br />
　→画像の色相を6段階に分割し、個別に増減が可能<br />
＊DCS：デジタル彩度制御<br />
　→いくつかの補正関数を選び、その係数とオフセット値<br />
　　を調整する事で、画像の色味を大幅に変更可能。<br />
＊DCV：デジタル輝度制御<br />
　→補正関数の選択と係数調整で、画像の輝度階調を大幅に<br />
　　変更可能。加えて、周辺増光・周辺減光機能の付与。<br />
＊Modify：<br />
　→HPF(ハイパスフィルター）とLPF（ローパスフィルター）<br />
　　により、画像の空間周波数を制御。いわゆる「シャープ」<br />
　　と「ソフト」効果が出せる。<br />
　　また、グレイスケール化（モノクロ化）機能を搭載。<br />
＊Memory：<br />
　→設定したパラメーターを保存、読み込みが可能<br />
＊Preset：<br />
　→過去から現代に至る、名カメラ6機種（風）の特性を<br />
　　あらかじめプリセットしてある。具体的には以下だ、<br />
<br />
　　1)OLYMPUS-PEN EES-2（ハーフ判）<br />
　　　→モノクロ化して、やや薄めのトーンとする<br />
<br />
<br />
　　2)CANON IXY310 (APS判)<br />
　　　→ややヴィヴィッドな発色 <br />
<br />
<br />
<br />
　　3)CONTAX T3 (35mm判）<br />
　　　→コントラストがきつく、アンダー階調表現<br />
<br />
<br />
　　4)OLYMPUS 4/3機　「OLYMPUS BLUE」<br />
　　　→青色発色を増強（エンハンス）した色調<br />
<br />
<br />
　　5)NIKON Df（フルサイズ機）<br />
　　　→やや明るめのニュートラルな発色<br />
<br />
<br />
　　6)FIJIFILM Velvia（フィルムシミュレーション）<br />
　　　→高彩度の発色<br />
<br />
　　ただし、それらのプリセット値は、まずは仮の値で<br />
　　あり、後日、良いセッティングを見つけたら、適宜、<br />
　　それに置き換えていく予定だ。<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202205/26/38/c0032138_12234783.jpg" alt="_c0032138_12234783.jpg" class="IMAGE_MID" height="288" width="500" /></center>上図は、本ソフト「Image Synthesizer」での、<br />
「DCV」（デジタル輝度制御）での「周辺減光」機能を<br />
調整中の画面。<br />
<br />
周辺減光は、「コサイン四乗則」の式を採用しようか？<br />
と思ったのだが、画角＝θ（シータ）が不定であると<br />
それでは計算できないので、画面中央部からの座標距離<br />
を求め、「距離の二乗則」を考察して、それを搭載した。<br />
まあ、上手く動いている様子である。<br />
<br />
----<br />
さて、プログラムは、一応暫定版が出来上がったが、<br />
ここからが大変である。<br />
「いったい、どの画像において、どのパラメーターを<br />
　変えて、結果、どのような画像が欲しいのか？」<br />
かが、膨大な試行錯誤となる（汗）<br />
<br />
例えば、アナログシンセの発展期(1970年代）に<br />
おいても、同様に多くのミュージシャン達は、多数ある<br />
シンセのツマミを、どこをどういじくったら、どういう<br />
音が出るか？がわからず、相当に苦労した模様だ。<br />
そして、作り上げた音が、実際の「音楽」に使えるか<br />
否か？も、勿論大きな課題となる。<br />
<br />
なので、その時代、1970年代～1980年代では、<br />
「マニュピュレーター」（操作者）とも呼ばれた、音楽、<br />
音響、演奏技術、電子技術等の多方面の才能を合わせ持つ<br />
限られた人達でしか、シンセを音楽に活用する事が出来<br />
なかった次第だが、そういう人達は稀であり、世界中を<br />
見渡しても、数える程の人数しか居なかった。<br />
<br />
・・まあ良い、いろいろと試行錯誤を続けていこう。<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202205/26/38/c0032138_12234915.jpg" alt="_c0032138_12234915.jpg" class="IMAGE_MID" height="288" width="500" /></center>コスモスの花の写真を、なんとなくだが「絵画風」に<br />
加工した例。<br />
加工後画像を単体で保存してみよう。<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202205/26/38/c0032138_12235578.jpg" alt="_c0032138_12235578.jpg" class="IMAGE_MID" height="333" width="500" /></center>「地味な効果だ」とも言えるかも知れない。<br />
まあでも、「原型を留めない程にまで、画像を加工して<br />
しまうソフト」も、これまで色々と作ってきている。<br />
（例：本シリーズ第1回「横浜写真」、第8回「野獣派」等）<br />
あまりに加工機能が強いと、結果の写真の用途もあまり無い<br />
事も判明しているので、今回は、まあ地味でも良しとしよう。<br />
<br />
・・そうそう、従前より、やってみたかった処理があった。<br />
それは「ソフトフォーカス（軟焦点）レンズ」で撮った<br />
写真に、シャープ（ハード）処理を掛けて、その効果が<br />
中和できるか否か？である。<br />
<br />
画像処理の原理的には、それは困難だ。<br />
でもまあ、本ソフトでやってみよう。<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202205/26/38/c0032138_12235510.jpg" alt="_c0032138_12235510.jpg" class="IMAGE_MID" height="333" width="500" /></center>上は「ソフトレンズ」を用いて撮った写真。<br />
ホンモノのソフトレンズ（画像編集で加工したものでは無い）<br />
で撮っているので、独特のソフト感が得られている。<br />
<br />
これに、本ソフトでHPF（ハイパスフィルター。画像の空間<br />
周波数の高いものだけを通過させ、柔らかい部分を遮断する）<br />
を掛けてみる。<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202205/26/38/c0032138_12240193.jpg" alt="_c0032138_12240193.jpg" class="IMAGE_MID" height="288" width="500" /></center>処理画像を単体で保存してみよう<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202205/26/38/c0032138_12240160.jpg" alt="_c0032138_12240160.jpg" class="IMAGE_MID" height="333" width="500" /></center>う～ん、背景等が、かなり「硬調」となってしまった。<br />
だがまあ、これはこれで、面白い表現だ。<br />
<br />
そういえば、最初期のアナログシンセにおいても、<br />
「どのツマミをどういじくると、どういう音が出る」<br />
という事は、誰もよくわかっていなかった為に・・<br />
例えば、VCFの「レゾナンス」を目一杯上げてしまうと<br />
フィルター回路が自己発振し、「ピー」という変な音が<br />
出てしまった。しかし、ミュージシャン達は、その<br />
変な音が「人間の口笛に似ている」と判断し、その<br />
発振音をさらに加工し、口笛の音に似せて、当時の<br />
音楽に使った訳だ。（→この方法論は、かなり流行した。<br />
もしかすると、前述の故・冨田勲氏の初期のシンセの<br />
アルバムが元祖だったかも知れない??）<br />
<br />
まあつまり、「想像の範疇を超える」事も、アートの<br />
分野では必要な事であるので、そういう機能を、技術者<br />
（開発者）が、あえて「これは設計基準外の音になるから<br />
制限して使えなくしてしまおう」という発想は、むしろ<br />
適切ではなかった次第だ。<br />
<br />
まあ、本ソフトも同様だ、想定外の効果が出る事は<br />
制限する必要はなく、むしろ新しい表現効果の為に適正だ。<br />
<br />
・・で、なんとなく、特殊レンズで撮った写真を、さらに<br />
特殊加工をするのに向きそうなソフトだ。<br />
続けて、いくつか試してみよう。<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202205/26/38/c0032138_12240711.jpg" alt="_c0032138_12240711.jpg" class="IMAGE_MID" height="333" width="500" /></center>上写真は、特殊アタッチメントである「宙玉（そらたま）」<br />
を用いて撮った写真を、より明瞭化した例。<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202205/26/38/c0032138_12240778.jpg" alt="_c0032138_12240778.jpg" class="IMAGE_MID" height="333" width="500" /></center>上写真は、通常レンズで実際の絵画（撮影許可のあるもの）<br />
を撮った写真を、より絵画風に加工した例。<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202205/26/38/c0032138_12241165.jpg" alt="_c0032138_12241165.jpg" class="IMAGE_MID" height="288" width="500" /></center>上写真は、カメラの内部エフェクト（画像加工処理）で、<br />
効果を掛けすぎてしまった写真から、その効果を弱めて、<br />
通常写真に近づけようとしている処理の例。<br />
<br />
・・こうした特殊な写真ばかりではなく、通常の写真でも<br />
勿論、効果的な処理ができるはずだ。<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202205/26/38/c0032138_12241436.jpg" alt="_c0032138_12241436.jpg" class="IMAGE_MID" height="528" width="352" /></center>上写真は、前回のプログラミング記事でも使った写真<br />
だが、初期のデジタル一眼レフで撮った人物写真であり、<br />
ちょっと色味（発色）が薄く感じる。<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202205/26/38/c0032138_12241871.jpg" alt="_c0032138_12241871.jpg" class="IMAGE_MID" height="528" width="352" /></center>上写真は、本ソフトで加工後。彩度と輝度を補正関数<br />
により修正しているが、一般的な画像編集ソフトでは、<br />
彩度を高めていくと、人物写真の場合では、肌に赤味<br />
の色が加わってしまう危険性があるのだが、本ソフト<br />
では、微細な調整を可能としている。<br />
<br />
----<br />
さて、ここからは、プリセットした「既存カメラ風の効果」<br />
を調整していくこととしよう。<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202205/26/38/c0032138_12242950.jpg" alt="_c0032138_12242950.jpg" class="IMAGE_MID" height="284" width="500" /></center>「OLYMPUS-PEN EES-2」モードで加工中。<br />
<br />
この1960年代のカメラでは、モノクロ化と彩度階調表現<br />
の若干のシンプル化、としてプリセットを設定してある。<br />
<br />
ただし、ハーフ判機の、PEN EES-2の搭載レンズでは、<br />
この加工例のような、「背景をボカした写真」は<br />
撮れないので、入力する写真を選ぶ必要がありそうだ。<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202205/26/38/c0032138_12243444.jpg" alt="_c0032138_12243444.jpg" class="IMAGE_MID" height="288" width="500" /></center>「CONTAX T3」モードで加工中。<br />
<br />
この2000年頃のカメラでは、コントラストが強く、<br />
若干の肌の色味の低彩度化、および若干のソフト処理<br />
により、当時の銀塩機の雰囲気を出そうとしている。<br />
<br />
<br />
画像単体で保存してみよう。<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202205/26/38/c0032138_12243797.jpg" alt="_c0032138_12243797.jpg" class="IMAGE_MID" height="528" width="352" /></center>まあ、これはこれで有りだろう。<br />
<br />
実際のこの時代の銀塩写真は、非常に高画質であり<br />
2000年代前半までの初期のデジタル一眼レフをも<br />
上回っていたのだが、その事実は、限られた、高性能<br />
銀塩機材を持つ人達のみが知る事である。<br />
<br />
<br />
世間一般に言う「フィルムっぽい写真」というのは、<br />
だいたいこんな感じの、低画質なイメージであろうか。<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202205/26/38/c0032138_12244176.jpg" alt="_c0032138_12244176.jpg" class="IMAGE_MID" height="286" width="500" /></center>こちらは「NIKON Df」モードで加工中。<br />
<br />
2010年代のフルサイズ機である「NIKON Df」は、<br />
画素数が低く、解像感に欠けるが、反面、階調表現が<br />
豊かで、高感度撮影でも明瞭な画像が得られる。<br />
オールドレンズ母艦としても適するが、オールドレンズ<br />
では絞りが粘っていたり、NIKON Dfのマウント部に<br />
ある、レンズの絞りを叩くレバーが劣化しやすく、<br />
結果的に、正しく絞り込めずに若干の露出オーバーの<br />
（明るめの）写真となるケースが良くある。<br />
<br />
でも、これもまあ、目論見どおりの設定である。<br />
<br />
プリセットカメラは、いずれも自身で所有している<br />
ものであるから、その特性は十分に理解している。<br />
全く同じ、とは言わないまでも、その機体の持つ<br />
特徴が、プリセットで表現できるならば十分だ。<br />
<br />
以下、色々と加工例があるが、キリが無いので、適当な<br />
ところで終わりとしておく。<br />
<br />
----<br />
で、要は、「（ミュージック）シンサイザー」とは、<br />
「様々な音が何でも作れる夢の楽器」であった訳であり、<br />
その所有者が、「実際に音が創れるのか？」あるいは<br />
「実際にその音色を活用して楽器演奏が出来るのか？」<br />
という点を無視したとしても、その「憧れ」は存在して<br />
いた訳だ。<br />
<br />
シンセは、後年には「音色プリセットの充実、あるいは<br />
拡張音色セットの販売」そして、演奏の課題については<br />
「コンピューターによる自動演奏（DTM）」で、それら<br />
の課題は、問題点では無くなり、現代では、誰もが<br />
シンセを扱える時代となってきている。<br />
<br />
本ソフト「画像シンセサイザー」も同様である、<br />
初期の「（ミュージック）シンサイザー」が、本記事で<br />
述べてきたような、VCO/VCF/VCA/ADSR/LFO等の原理<br />
を理解していないと使えなかった難解な楽器であった<br />
<br />
ように、本ソフトも、新規概念であるDCH/DCS/DCV<br />
等を理解していないと使う事ができない。<br />
<br />
ただ、本ソフトは、開発者である私が、個人的な用途<br />
にのみ使うものである（本シリーズ記事での、他の<br />
開発済みソフトも全て同様。完全な個人用途だ）<br />
なので、使い方が難解であっても、これを使った事で、<br />
どんな画像が出てくるか？といった、難しい要素は、<br />
他に誰も本ソフトを使わないから、課題にはならない。<br />
<br />
で、「何故、そんな公開も販売もしないソフトを作って<br />
いるのか？」という話については、本シリーズ記事では<br />
「こういう発想で、ソフトウェアを開発する」という<br />
プロセスを紹介する目的だからである。<br />
その「思想」については、本シリーズ記事では、毎回の<br />
ように述べているので今回は詳細は割愛する。<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202205/26/38/c0032138_12244258.jpg" alt="_c0032138_12244258.jpg" class="IMAGE_MID" height="333" width="500" /></center>（上写真は、通常の写真を本ソフトの「HPF」を極度に<br />
掛けて加工したもの）<br />
<br />
最後に、本ソフト（研究開発）の成否であるが、<br />
まあ、○（成功）としておこう。<br />
<br />
ただ、ソフトの物量は大きいが、中身の技術は、さほど<br />
高度な事は行っていない。難易度は3点（標準）位だ。<br />
<br />
結果、本シリーズ記事のここまでの通算（総合）成績は、<br />
以下のようになる。<br />
<br />
総合成績＝9勝6敗6分、勝率（成功率）＝4割2分8厘<br />
<br />
本シリーズ記事でのルールとしての、最低ラインの<br />
勝率（開発の成功率）3割を超えてはいるが、目標の<br />
勝率5割には届いていない。<br />
<br />
<br />
<br />
ただ、最近の本シリーズでは、勝率を高める事を<br />
無意識でやってしまっているのか？あまり高度で<br />
複雑な画像処理への挑戦が少ない（汗）<br />
<br />
「失敗」という負の情報の公開も重要だと思っている、<br />
「何をどうしたら、失敗するのか？」そこは実際に<br />
それを試してみた人で無いと知り得ない情報だからだ。<br />
<br />
今後は「もっと新しく、高度で、複雑な画像処理」を<br />
試してみたいものである。<br />
<br />
----<br />
では、今回のプログラミング記事は、このあたりまで。<br />
なお、本ブログは、画像保存容量が限界に達している為<br />
近日中に、新ブログに移行する予定である。<br />
本プログラミング・シリーズは、本記事をもって暫定<br />
最終回としておく。]]></description>
      <dc:subject>完了：プログラミング・シリーズ</dc:subject>
      <dc:creator>p_chansblog</dc:creator>
      <pubDate>Thu, 26 May 2022 21:05:03 +0900</pubDate>
      <dc:date>2022-05-26T21:05:03+09:00</dc:date>
    </item>
    <item>
      <title>コンパクト・デジタル・クラッシックス（７）FUJIFILM XF10</title>
      <link>http://pchansblog.exblog.jp/32596943/</link>
      <guid isPermaLInk="1">http://pchansblog.exblog.jp/32596943/</guid>
      <description><![CDATA[所有しているコンパクト（デジタル）カメラに<br />
ついて紹介する、不定期のシリーズ記事。<br />
今回は、2018年発売の「FUJIFILM XF10」の<br />
評価をしていく事としよう。<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202205/23/38/c0032138_15304722.jpg" alt="_c0032138_15304722.jpg" class="IMAGE_MID" height="333" width="500" /></center><br />
<br />
<br />
<br />
<br /><br />さて、本機XF10は、APS-C型センサー搭載の、<br />
28mm（相当）広角単焦点レンズ搭載型、<br />
普及（低価格）AFコンパクト機である。<br />
<br />
<br />
<br />
なぜ「普及機」と書いたかは、銀塩時代の1990年代<br />
以降、現代に至るまで、28mm（相当）単焦点搭載<br />
コンパクト機は、マニア向けの高付加価値（高級）機<br />
が大半であり、低価格帯機は、かなり珍しい点がある。<br />
<br />
ただ、低価格機ゆえに、本機XF10は、高い性能<br />
（またはスペック）を持つ機体では無い。<br />
そこは承知の上での購入であり、では、実際に<br />
本機の性能や仕様が、高級（高価格）機に対して<br />
どのような点が劣るのか？そして、その弱点は、<br />
実用上で、どの程度の影響があるのか？　その<br />
課題を回避するには、どうしたら良いか？　さらに<br />
その結果としてのコスパ（つまり、性能と価格の比）<br />
は適正なのか否か？　本記事ではそのあたりを中心<br />
に分析を進めていく事としよう。<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202205/23/38/c0032138_15304759.jpg" alt="_c0032138_15304759.jpg" class="IMAGE_MID" height="333" width="500" /></center>では、まずは本XF10の立ち位置（ポジショニング）<br />
からだ。<br />
<br />
FUJIFILMにおける「X」シリーズとは、コンパクト機<br />
およびミラーレス機での高性能機でのシリーズ名称<br />
である。本記事ではミラーレス機についての説明は<br />
割愛するが、何台かについては、別シリーズ記事<br />
「ミラーレス・クラッシックス」で紹介済みだ。<br />
<br />
高性能というのは、すなわち「高付加価値」であり、<br />
コンパクト機が、スマホ等の台頭で市場縮退して<br />
売れなくなった2010年代（正確には、FUJIFILM社<br />
では2011年）から展開が開始された、高価格帯<br />
の商品群が「X」シリーズである。<br />
<br />
旧来のコンパクト機（例：FinePixシリーズ）等<br />
から比べて、大幅に値上げされたXシリーズは、<br />
コンパクト機の販売数が減った状態でも、利益率<br />
を高めて、カメラ事業を継続させる狙いがある。<br />
<br />
ビギナー層が買わないまでも、拘りのあるマニア層<br />
等が、少数でも買ってくれれば良い、というのが<br />
Xシリーズの基本商品企画コンセプトであろう。<br />
<br />
ただ、当然ながら、この手の高付加価値商品の<br />
場合は、実用面でのコスパは低下してしまう。<br />
コスパを重視する層には、あまり推奨しにくい<br />
カメラとなってしまう事は否めない。<br />
<br />
私のXシリーズのコンパクト機の所有数は、さほど<br />
多くは無い。故障廃棄機やら予備機やらがあり、<br />
正確な数は出し難いが、現有機は概ね3機種のみだ。<br />
<br />
ここで、未所有機を含め、FUJIFILM Xシリーズ<br />
コンパクト機の分類について紹介しておく。<br />
<br />
＜高級単焦点機 X100シリーズ＞(APS-C型機)<br />
2011年：FinePix X100 （これのみFinePix銘）<br />
2013年：X100S<br />
2014年：X100T<br />
2017年：X100F<br />
2020年：X100V<br />
<br />
注：S=Second、T=Third、F=Forth、V=ローマ数字の5<br />
<br />
＜中級単焦点機 X70シリーズ＞(APS-C型機)<br />
2016年：X70 （広角単焦点機)<br />
<br />
＜中級ズーム機 Xフタケタシリーズ＞(2/3型機)<br />
2011年：X10<br />
2013年：X20<br />
2014年：X30<br />
<br />
＜中級ロングズーム機 X-S1＞(2/3型機)<br />
2011年：X-S1（他記事紹介済み）<br />
<br />
＜普及ズーム機 Xアルファベット型番＞(2/3型機)<br />
2012年：XF1（故障廃棄）<br />
2013年：XQ1（他記事紹介済み）<br />
2015年：XQ2<br />
<br />
＜普及単焦点機 XF10＞(APS-C型機)<br />
2018年：XF10（今回紹介機）<br />
<br />
さて、今、あらためてXシリーズコンパクト機を<br />
全て洗い出してみると、思っていた程には<br />
機種数が多く無い事に気付いた。これくらいの数<br />
であれば、マニア層やFUJIFILMファン層ならば<br />
各シリーズの機体を、少なくとも1台づつ位で<br />
コンプリートする事は、難しくはなさそうだ。<br />
<br />
ただ、それをやる必要があるか否か？であろう、　<br />
Xシリーズにはミラーレス機も存在しているから<br />
高級機等では、むしろミラーレス機の方が安価で<br />
あったり、汎用性・実用性が高くなったりもする。<br />
また、近年ではXシリーズコンパクト機の新発売も<br />
かなり減って来ている。<br />
<br />
それから、各々のシリーズで、型番の付け方の<br />
ルールが、ずいぶんと異なる点が気になる。<br />
例えば、X100は型番番号固定で末尾にバージョン<br />
の記号だし、Xフタケタ機は順次番号が進む。<br />
他機は、毎回バラバラな記号を選んでいる模様だ。<br />
<br />
そう、銀塩時代から近年に至るまでFUJIFILM社製<br />
のカメラは、型番、機能、操作系から、果ては<br />
バッテリーや充電器に及ぶ迄、機種個別で全く<br />
仕様が異なる場合が大半であり、機種間での利用・<br />
操作面での互換性が少なく、そこが困ったポイントだ。<br />
<br />
標準化・共通化という思想がメーカー側に無いのか？<br />
開発チーム間で、お互いの仕様を無視しているのか？<br />
はたまた、多くの機種が外注設計でまちまちなのか？<br />
そのあたりでの「バラバラな発想」を疑ってしまう。<br />
<br />
例えば、XF1（所有していたが、故障廃棄）と<br />
本機XF10は、型番が似ているが、仕様や用途が全く<br />
異なるカメラである。<br />
<br />
巷では、前の機種からの比較レビュー記事が非常に<br />
多い、その手の記事は「容易に書ける」からだろう。<br />
（又は、前機種のオーナーに対し、新型機を褒めて<br />
購入を勧める為の宣伝記事にもなっているからだ）<br />
<br />
だが、そういった視点では、本機XF10は、どの<br />
機種の後継型か？は、わからない事であろう。<br />
XF10の前機種は、XF1では無いし、X70でもない。<br />
まあつまり、各機は、個々に独立したコンセプトの<br />
製品となっている次第だ。（参考：むしろ本機XF10<br />
の企画思想は、銀塩時代の広角機「TIARA」に近い）<br />
<br />
XF1は普及ズーム機ながら、高機能であり、デザイン<br />
もスタイリッシュだったが、生憎、電気的故障に<br />
見舞われ廃棄処分となってしまったので、本ブログでは<br />
未紹介である（＝動かないカメラや、借りて来たカメラ、<br />
処分してしまったカメラ等は、紹介しないルールと<br />
なっている。これは、ごく当たり前のルールだとは<br />
思うが、世間のレビュー記事では、この大原則が<br />
守れていないケースが極めて多い。なので、そうした<br />
「所有すらしていないカメラについて語っている」様相<br />
が見られた場合、その内容は参考にしない事としている。<br />
---<br />
さらにちなみに、本ブログでのカメラ関連紹介記事は、<br />
当該カメラ等の購入後、少なくとも1年間、又は/及び、<br />
1万枚を撮影後で無いと掲載しないようにしている。<br />
例えば、新製品の「宣伝レビュー記事」等では、急いで<br />
記事化する必要がある事は理解できるのだが、現代での<br />
超高機能化されたカメラを、数日間程度触っただけで<br />
誰も評価など出来る筈が無い。当然、そういう意味でも<br />
宣伝レビュー記事等は、殆ど参考に値しない次第だ）<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202205/23/38/c0032138_15304867.jpg" alt="_c0032138_15304867.jpg" class="IMAGE_MID" height="333" width="500" /></center>XF10は広単焦点機であるので、XF1とは全く異なる<br />
カメラだ。ただ、Fの名称は、「ファッショナルブル」<br />
という要素も意味合いとして含まれると思われ、<br />
「小型機、デザインが良い、格好良い」という特徴が<br />
共通して存在する。<br />
<br />
個人的には、カメラは格好が良い（と自分が思う）<br />
機種は好みである。たとえ基本性能が低かろうが<br />
「格好良い」という長所があれば、性能の低さに<br />
目をつぶり、購入優先順位は上がる。<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202205/23/38/c0032138_15304872.jpg" alt="_c0032138_15304872.jpg" class="IMAGE_MID" height="333" width="500" /></center>本機XF10も、「その類」のカメラである。<br />
本機に数々の弱点があることは、購入前から、<br />
取扱説明書を熟読して、理解・分析が出来ていた。<br />
だが、「格好良い」のだ。様々な基本性能の低さは、<br />
それが問題にならない用法を策定するか、あるいは<br />
技能でカバーするか、そうした「用途開発」を行えば<br />
済む話だ。<br />
<br />
「万能のカメラ」などは存在しないので、個々の<br />
カメラには弱点がある。そして、マニア層であれば、<br />
多数のカメラを所有し、撮影目的により使い分ける<br />
事も、ごく当たり前の話だ。<br />
<br />
だから、カメラの個々の弱点については、さほど<br />
大きな「購入を躊躇う理由」には成り難い。<br />
初級層や初級マニア層等で、カメラやレンズを<br />
少ない数しか使っていない場合、その弱点に対して<br />
必要以上にマイナスの評価をしてしまう事もあろう。<br />
<br />
また、「デザインが良い」と「品質が高い」とは<br />
イコールでは無い。いわゆる「ビルド・クオリティ」<br />
とも呼ばれる要素は、「上質な仕上げ」を意味するが、<br />
例えば、前述のXF1は、仕上げの質やデザインは<br />
良かったのだが、使用開始後、比較的短期間で<br />
電気回路が故障して使えなくなってしまった。<br />
つまり、外観は高品質だが、中身が低品質な次第だ。<br />
<br />
まあ、壊れないカメラは無い。私も銀塩時代から<br />
現代に至るまで、何百台ものカメラを購入し、<br />
それら全てを、実際に実用的に使って来たのだが、<br />
使用していて自然故障に至る機体は、数%程度は<br />
確実に存在している。（注：修理が効く場合も<br />
あれば、修理不能、または高額修理となって、<br />
そのまま廃棄処分としてしまう機体もある）<br />
<br />
私は各メーカーにおける製造品質等に、基本的に<br />
大きな差異は無いと思っているし・・　50年前の<br />
世情ではあるまいし、現代では1つのメーカーだけ<br />
で、全ての部品等を製造している訳でも無いので、<br />
メーカー毎の品質の差を言及したくは無いのだが・・<br />
<br />
でも、FUJIFILM機の場合、その故障廃棄比率は<br />
およそ20%（概算だが、30台中6台が故障）にも<br />
達する。これは「自然故障」のレベルを超えて<br />
他社機よりも、ヒトケタも高い故障確率なので、<br />
製造品質や耐久性が低いと言わざるを得ないだろう。<br />
<br />
なお、SONY機も、数年の使用で、あちこちに色々<br />
と課題が出てくるケースが多い。世間一般では<br />
「ソニータイマー」とも呼ばれる状況ではあるが<br />
これも耐久性に欠ける設計のカメラ（や電化製品）<br />
が多い事が、その「噂」の根源ではあるまいか？<br />
<br />
ただ、SONY機の場合は、完全に動かなくなる程の<br />
酷い故障に至った事は、（自然故障の範囲では）<br />
幸いにして無い。ボロボロになっても、ブツブツ<br />
と文句を言いながらも、使い続けている次第だ。<br />
（参考：近年の機体では、SONY α7Ⅲのシャッター<br />
耐久性の問題が指摘されていて、米国では集団訴訟<br />
問題にも発展した為、個人的には、同機の購入を<br />
躊躇する原因となっている）<br />
　<br />
それと、「有名メーカー製で、製造品質も高いから<br />
故障しない」という考え方も、ちょっとアテには<br />
ならない。「プロも使う耐久性」を謳ったような<br />
カメラですら、運が悪ければ、あるいはラフな<br />
使い方をすれば、故障してしまう事はやむを得ない。<br />
<br />
私の場合では、カメラやメカにも詳しく、ラフに<br />
使うとは言っても（例：雨天の中で使用する等）<br />
機器の耐久限界点は認識しているので、用法上で<br />
故障させてしまうケースは無いのだが、それでも<br />
電気部品の経年劣化、あるいは偶然が重なった際<br />
での故障発生は、もうやむを得ないという認識だ。<br />
別にNIKONやCANONのカメラだから壊れないという<br />
訳ではなく、その旗艦機数台でも、壊れてしまった<br />
ケースは、自身の所有範囲でも過去に存在する。<br />
<br />
で、FUJIFILMの機体の場合は、故障には十分に<br />
注意しなければならない。先に、耐久性が低いと<br />
書き、約20%が故障廃棄となったと記載したが、<br />
実は、完全故障廃棄に至らずとも、不調となって<br />
騙し騙し使っている機体も多い。　<br />
<br />
具体的には、ダイヤル類（の中のロータリー<br />
エンコーダー)等が、接触不良になったりする<br />
ケースがある。そんな場合は、メンテナンスの<br />
措置が必要だ（例：接点復活剤を注入する等）<br />
そして、その程度の事は「故障」とは見なして<br />
いない、カメラを長く使っていく上では、<br />
なんらかの不調は、どんなカメラにも存在する。<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202205/23/38/c0032138_15305509.jpg" alt="_c0032138_15305509.jpg" class="IMAGE_MID" height="333" width="500" /></center>さて、一般論を述べていてもキリが無い、そろそろ<br />
本機XF10の固有の話に進もう。<br />
<br />
機体の位置づけとしては「普及機」である。<br />
いくつかの「コストダウン要素」があり、それは<br />
あるいは「仕様的差別化」とも言い換えられる。<br />
<br />
つまり、最高の性能を目指して贅沢に設計された<br />
機体では無いので、本機に、それ（高性能）を<br />
期待してはならない。<br />
<br />
例えば、本機の購入を検討する際に、ライバル<br />
となる機体は、通常は以下のとおりであろう。<br />
<br />
2014年：SIGMA dp1 Quattro<br />
2016年：FUJIFILM X70<br />
2019年：RICOH GRⅢ<br />
<br />
いずれも、広角(換算28mm相当）の単焦点機<br />
である。中上級層やマニア層においては、<br />
「通好みのスナップシューター」として、<br />
28mm（相当）単焦点機は、確固たる存在意義を<br />
確立している。<br />
<br />
ちなみに、その理由は、1990年代における<br />
銀塩高級コンパクト機ブームにおいて、<br />
28mm（→銀塩35mm判）AF単焦点機のいくつかが<br />
人気となり、あるいは実用性を認められたからだ。<br />
その具体的な（銀塩機の）機種名を挙げておこう。<br />
<br />
1993年:NIKON (MINI) AF600(QD) （↓写真）<br />
1994年:FUJIFILM CARDIA mini TIARA（後継機あり）<br />
1994年:NIKON 28Ti（未所有）<br />
1996年:RICOH GR1（後継機多数あり）<br />
1996年:MINOLTA TC-1（限定版あり）<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202205/23/38/c0032138_15305510.jpg" alt="_c0032138_15305510.jpg" class="IMAGE_MID" height="333" width="500" /></center>実は、他にもMF機等で28mm単焦点機は数機種存在<br />
していたのだが、あくまでこの1990年代において<br />
「28mmAF広角機の立場を、明確（磐石）にした」<br />
という視点では、これらの機種群しかないと思われる。<br />
<br />
銀塩機の話は、ここまで、としておき、それらの機種群<br />
の大半は所有している（いた）ので、その時代の詳細<br />
な市場背景、時代背景等については、別シリーズ記事<br />
「銀塩コンパクト・クラッシックス」を参照されたし。<br />
<br />
で、銀塩時代での「28mm単焦点機は通好み」という<br />
概念が、その後20数年を経過した2010年代にまで<br />
引き継がれている。それ自体は否定するものでは無く<br />
まあ、「そういう志向性も十分にアリだな」という<br />
個人的な考え方だ。<br />
（ただし、消費者層の志向が、RICOH GR系一辺倒に<br />
集中してしまう状況は、近年では、あまり好まなく<br />
なって来ている。あまりに画一的すぎるからだ）<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202205/23/38/c0032138_15305559.jpg" alt="_c0032138_15305559.jpg" class="IMAGE_MID" height="333" width="500" /></center>さて、デジタル機での28mm（換算）機でのライバル<br />
機について考察しておこう。<br />
<br />
まず、SIGMA dp1 Quattroは、特殊すぎるので、<br />
（本シリーズ第5回、SIGMA dp0 Quattro編を参照）<br />
あまり本機XF10との購入比較対象にはならない。<br />
<br />
すると、比較するのは、同じFUJIFILMのX70か、<br />
または、GRⅢ（注：中古買いならば、GR、GRⅡの<br />
選択肢も十分にある。GRⅢでは、フラッシュ内蔵の<br />
利点が無くなってしまったからだ）であろう。<br />
<br />
ただ、その両機（どちらも未所有）と本機は、<br />
まず価格帯が異なる。<br />
<br />
X70（2016年）は、発売時実勢価格が9万円程、<br />
そして、比較的短期間で、生産完了となって<br />
しまっている。中古品は存在するが、6万円<br />
前後（注:2020年頃）と、若干高価だ。<br />
<br />
GRⅢ（2019年）は、発売時実勢価格が<br />
12万円程。後に若干安価になっても、依然<br />
10万円オーバーの新品販売価格帯だ。<br />
また、中古品でも7～8万円もする。<br />
この機体は未所有なので、何とも言えないが、<br />
どうにもコスパが悪く感じ、食指が動かない。<br />
<br />
本機XF10（2018年）は、発売時実勢価格が<br />
6万円程と、他ライバル機よりもだいぶ安価だ。<br />
実売価格も、すぐに5万円程まで下がっていた<br />
様相もあり、新品購買層（中古は買わない）で<br />
あれば、他機と比べての価格メリットは大きい。<br />
<br />
X70は、生産完了になってしまったので、<br />
2010年代末～2020年代初頭での、広角機が<br />
（新品で）欲しいという消費者層の選択肢は、<br />
本機XF10か、またはRICOH GRⅢの2択となる。<br />
<br />
ただ、ズーム機であれば、広角28mm相当を含む<br />
コンパクト機は、いくらでも存在する（殆ど全て）<br />
であるから、単焦点機をわざわざ欲しがる層は、<br />
そこそこ拘りがあるマニア層ではあろう。<br />
つまり、「本格的なGRⅢか？　または、価格が<br />
安価でお手軽なXF10か」に悩まされる事となる。<br />
<br />
本来、マニア的な視点からは、比較すべきは、<br />
「X70 vs GRⅡの中古の、どちらを買うか？」<br />
という話となるのだろうが、初級マニア層等<br />
には中古購入は敷居が高い（→目利きが出来ない、<br />
故障等の不安がある。他人が使った物は嫌、等）<br />
ので、新品購入では、本当に選択肢が少ない。<br />
<br />
しかし、そもそも「28mm（相当）単焦点機が<br />
必要か？」という要素が大きいであろう。<br />
<br />
仮に、「どうしてもその画角の小型機が欲しい」<br />
と言うならば、そして、機材にお金を掛けたく<br />
無いならば、前述の旧機種の中古品を買うならば<br />
本機XF10より、さらに安価に機材を入手可能だ。<br />
<br />
例えば、RICOH GR DIGITAL（Ⅰ～Ⅳ）であれば<br />
もっと遥かに安価である。しかし、これらは<br />
小型センサー(1/1.8～1/1.7型)機なので、<br />
「どうしてもAPS-C型機が欲しい」のであれば・・<br />
<br />
あるいは、変則的ではあるが、SONY NEX-3<br />
（2010年）＋SIGMA EX19mm/F2.8（2012年）<br />
といったように、ミラーレス機で本機と同等の<br />
スペックのシステムを組む事も可能だ（↓）<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202205/23/38/c0032138_15305541.jpg" alt="_c0032138_15305541.jpg" class="IMAGE_MID" height="333" width="500" /></center>上写真のシステムの中古購入価格は、カメラ<br />
＋レンズで2万円を切る安価な相場である。<br />
これでも、APS-C型センサーと、高描写力の<br />
28mm相当の広角単焦点、つまり、希望する<br />
スペックと同等だ。<br />
<br />
ある種のスペックのシステムを所望しつつも、<br />
コスパを意識する上では、常に現行機ばかりに<br />
注目するのではなく、過去に販売していたシステム<br />
の中古品等にも注目する必要があるだろう。<br />
<br />
過去機に対する知識が不足していると、必然的に<br />
現行機種の中からしか選択肢が無くなってしまう。<br />
それだと、特に、コンパクト機や、近年のカメラ<br />
全般は、従前の機種よりも、遥かに高額になって<br />
しまったので、設備投資の金額が膨らみすぎて<br />
しまう次第だ。<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202205/23/38/c0032138_15310149.jpg" alt="_c0032138_15310149.jpg" class="IMAGE_MID" height="333" width="500" /></center>では、ここからは本機XF10の長所短所についてだ。<br />
<br />
＜長所（または特徴）＞<br />
<br />
1)28mm相当の広角単焦点機は希少である事。<br />
<br />
2)高いデザイン性、小型軽量である事。<br />
<br />
3)フラッシュ内蔵、および、各種の高機能を<br />
　備えている事。<br />
→例：スナップショットモード、電子シャッター、<br />
　複数のAUTO ISO感度設定、デジタルテレコン、<br />
　編集可能Qメニュー、コントロールリング、<br />
　Fnボタン、タッチパネル操作系、等<br />
<br />
4)同社製他機よりも、若干安価でコスパが良い事<br />
<br />
5)アドバンスドフィルターに「モノクロ近赤外線風」<br />
　が存在する。本機からの初搭載だが、以降の他機にも<br />
　搭載されている（X100Vや、新型Xミラーレス機)<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202205/23/38/c0032138_15310281.jpg" alt="_c0032138_15310281.jpg" class="IMAGE_MID" height="333" width="500" /></center>　個人的には、ホンモノの「近赤外線撮影」も<br />
　研究的観点から良くやるのだが、その撮影手法は、<br />
　若干だが「大げさ」なシステムや技法を必要とする<br />
　ので、常時それを行う事は出来ない。<br />
　なので、本機の「近赤外線撮影風」撮影は、あくまで<br />
　フェイクではあるが、簡便であり、なかなか興味深く<br />
　感じる次第だ。<br />
<br />
6)フリック操作によるカメラ設定が可能<br />
<br />
→T（タッチ）-Fn（ファンクション）の機能の事。<br />
　ただし、この操作は測距点選択等と誤作動しやすく<br />
　優れたアイデアだが、実用性は低い。<br />
<br />
7)最短撮影距離が10cmと、そこそこ短い。<br />
<br />
→APS-C型センサー搭載の28mm相当広角単焦点機<br />
　では、これが、ほぼ横並びのスペックである。<br />
　しかし、APS-C型センサー用の28mm相当広角<br />
　単焦点交換レンズでは、20cmが最短撮影距離で<br />
　ある場合が大半なので、まあ、寄れる類であろう。<br />
<br />
　近接性能の判断基準としては、レンズの実焦点距離<br />
　の10倍（mmをcmに変えた値）を下回るか否か？<br />
　であり、XF10では、18.5cmを下回っているので、<br />
　優秀な類の性能であると言える。<br />
<br />
　なお、APS-C型よりも小さいサイズのセンサーを<br />
　搭載した28mm相当広角単焦点機、具体的には、<br />
　RICOH GR DIGITALシリーズ等は、もっとずっと<br />
　寄れる長所が存在していた。（私は、この問題が<br />
　気に入らず、APS-C型に変わったRICOH GR系機体<br />
　の購入優先度を下げた次第であった）<br />
<br />
8)フィルムシミュレーションやアドバンスド・<br />
　フィルターの選択時にプレビュー機能が利用可。<br />
<br />
→これらの選択メニューにおいては、撮影中の<br />
　ライブビュー映像がサムネイル化された画像が<br />
　4種類＋ノーマルの計5種類表示され、効果の<br />
　効き具合や、どれを選ぶかの選択が容易となる。<br />
（選択操作は、タッチパネルでの「スワイプ」にも<br />
　対応している）<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202205/23/38/c0032138_15310220.jpg" alt="_c0032138_15310220.jpg" class="IMAGE_MID" height="333" width="500" /></center>　ただし、最新の機種では無いので、以降の機種群に<br />
　搭載された、「グレイン（粒状）エフェクト」等の<br />
　新機能は搭載されていない。本機で扱える変更要素<br />
　は、カラー、シャープネス、ハイライト等の基本的<br />
　なものだけであり、かつ、この設定は、全ての<br />
　フィルムシミュレーション等に共通でもあるから<br />
　個別での設定（微調整）は出来ないし、これらは<br />
　基本メニューから呼び出す必要がある。<br />
<br />
　実用上では、「フィルムシミュレーションBKT<br />
（ブラケット）」機能を持ち、これがDRIVEボタンで<br />
　簡便に呼び出せる事から、これに最大3種のフィルム<br />
　シミュレーションを登録し、1回のショットで　<br />
　3枚を撮影するのが良いであろう。この仕様や発想<br />
　は、オリンパスでの「アートフィルターBKT」と<br />
　同様に、撮影者の事前の想定範囲を超える表現が<br />
　得られる場合があるので、あまり細かく、個々の<br />
　フィルムシミュレーションをチマチマと微調整して<br />
　撮る等の機能を実装するよりも有益だろうと思う。<br />
<br />
　同様に「そんなもの（色味等）はレタッチ（編集）を<br />
　すれば自在だよ」という発想や手法では、あくまで<br />
　編集作業者の想定の範疇を超える編集は出来ない訳<br />
　であるので、ある意味、「カメラまかせ」とする事も<br />
　偶然性による（≒アンコントローラブルな）表現を<br />
　得る上では悪く無いと思う。<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202205/23/38/c0032138_15310260.jpg" alt="_c0032138_15310260.jpg" class="IMAGE_MID" height="333" width="500" /></center>　なお、モードダイヤルを廻して、アドバンスド<br />
　フィルターのモードに設定後、実際のフィルターの<br />
　種別を選択する際は、速やか（非常に短時間の間）に<br />
　フォーカスレバーのOKを押してメニューを呼び出す。<br />
　遅れると、測距点選択になってしまい、測距点ロック<br />
　機能（中央固定等）が存在しないので、意図せず、<br />
　その位置が変わってしまったりする。<br />
<br />
　操作が遅れた場合だが、タッチ操作タブのAFモード<br />
　が、自動的にフィルターの種別選択に切り替わる<br />
「動的操作系」なので、これを活用し、タッチ操作で<br />
　種別を選択すると良い。<br />
<br />
　タッチ操作を使わない場合は、いったんメニューの<br />
　ボタンを押して、同機能のメニュー項目を選択し、<br />
　そこから初めて種別の選択が可能となる。これは<br />
　かなり手数が掛かるので、好まない操作系だ。<br />
<br />
（参考：同社製ミラーレス機、X-T10（2015年）では<br />
　まずモードダイヤルに任意の2種のフィルター種別<br />
　をユーザーがアサイン可能であり、2種までならば<br />
　瞬時に呼び出せる。さらに、このアドバンスド...<br />
　モード時において、背面十字ボタンの1つに、予め<br />
　Fn（ファンクション）としてアサインしておいた、<br />
　フィルター種別選択メニューを簡便に呼び出せる。<br />
　だが、このX-T10の比較的優れた操作系であっても<br />
　アドバンスドフィルターを使わない通常撮影時では、<br />
　十字ボタンでのアサイン済みFnの1つが、完全に<br />
「効能なし」となって、機能が無駄になってしまう。<br />
　つまり「動的操作系」では無い事が問題になる訳だ）<br />
<br />
　ここのフィルムシミュレーションとアドバンスド<br />
　フィルターの操作系は、タッチ操作であるか否かを<br />
　抜きにしても、なかなか優れている。フォーカス<br />
　レバー（又は旧来の十字キー）での、あまり効率的<br />
　では無い従前の操作系に比べて、格段に改善されて<br />
　いるし、一部、先進的な「動的操作系」の概念も<br />
　適用されているので、もしかすると、タッチによる<br />
　操作系一式は、カメラ本体とは全く別の設計思想<br />
（専門設計チームや外注企業等）で考案・開発された<br />
　ものかも知れない。<br />
（が、できれば、十字キー等の場合も含めて全体の<br />
　操作系を大幅改善して貰いたいとも思う）<br />
<br />
　なお、「他のFUJIFILM機と発色傾向が違う」という点<br />
　を気にする意見も聞いた事がある。<br />
　まあ、センサーも画像処理エンジンも新型で、かつ<br />
　コストダウン型だから、他機と異なるのは当然だ。<br />
　だが、ここで述べて来たようにフィルムシミュレーション<br />
　を始め、カメラ内部で発色を調整できる要素は、本機<br />
　には、いくらでも存在する。<br />
　また、本ブログのカメラ・レンズ紹介記事では殆ど<br />
　行わないが、現代において、撮った写真は画像編集<br />
（レタッチ）して用いる事は常識だ。<br />
　結局、カメラの発色は、そのオーナーの責任範囲であり<br />
　カメラのデフォルトでの発色に、あれこれと文句を言う<br />
　必要は無いと思う。<br />
<br />
＜短所（または課題）＞<br />
<br />
1)一般的なベイヤー配列型センサーであり、<br />
　X-Trans CMOSではない。<br />
<br />
→これはどういう意味・差異か？と言えば<br />
「ベイヤー配列型センサー」は、RGGBのカラー<br />
　フィルターを持ち、「4画素分で1つの色」しか<br />
　表現できない。つまり、高画素で撮影した場合<br />
　では、演繹補間演算で各画素のRGB値を再現して<br />
　いる為に、額面どおりの最大解像度が出ていない。<br />
<br />
　又、色モアレを防ぐ為、ローパスフィルターが<br />
　必要となり、その点でも高解像力が得られ難い。<br />
<br />
　対して、X-Trans CMOSは、6x6ピクセルを単位<br />
　としたランダムなカラーフィルターを用いる事で<br />
　規則的な色モアレや偽色が発生し難く、光学<br />
　ローパスフィルターを必要としない。<br />
　<br />
　すなわち、X-Trans CMOSの方が、原理的には、<br />
　ベイヤー配列型センサーよりも解像感が高くなる。<br />
<br />
　もっとも、両者の差異は、さほど大きなものでは<br />
　無いと思うし、X-Trans CMOSの方がコストアップ<br />
　してしまうので、基本的にはFUJIFILMの高級機に<br />
　しか搭載されていない（注：稀に、XQ1等の普及機<br />
　にも搭載されている/いた）<br />
<br />
　これらから「XF10は画質が悪い」と言ってしまうと<br />
　身も蓋もない。他社機の殆どもベイヤー配列なので、<br />
　それらと同等だ。XF10では、あくまでコストダウン<br />
　の為に最新のテクノロジーを搭載していないだけ<br />
　であるし、X-Trans CMOS搭載の効能も、けっして<br />
　驚く程に顕著な差が出る訳でも無い。<br />
<br />
　対策として、演繹補間処理を行わないと見られる<br />
（注：それでも内部処理の実際は不明である）最大<br />
　画素数の1/4（約600万画素）で、常に撮影する事<br />
　としている。さらに絞りを若干絞る事で諸収差を<br />
　低減すれば、かなりの解像感を得る事が出来る。<br />
<br />
　絞り込んでも減らない収差には、歪曲収差や倍率<br />
　色収差があるが、歪曲収差と倍率色収差が比較的<br />
　少ない広角単焦点レンズであれば、絞り込む事で<br />
　殆ど全ての（諸）収差、ならびに、周辺減光等の<br />
　低減・改善に繋がる。<br />
　・・まあでも、この話は、基本的には、あくまで、<br />
　被写体の条件に、よりけりであろう。<br />
<br />
2)AF速度、AF精度の不足。<br />
<br />
→本機は、像面位相差AF機能が搭載されているか<br />
　どうか、あるいは、それが有効に機能している<br />
　かどうかが？　良くわからない（汗）<br />
　一応、「インテリジェントハイブリッドAF」<br />
（TTLコントラストAF＋位相差AF）と記載があるが、<br />
　その動作条件等の詳細については不明だ。<br />
　<br />
　で、FUJIFILM社製のミラーレス機やコンパクト機の<br />
　高級機（注：稀に普及機のXQ1も含まれる）には、<br />
　像面位相差AF機能が搭載されている（いた）。<br />
　これらは、X-Trans CMOSセンサー搭載である事が<br />
　条件な様相だったが、X-A5(2018年）と本機XF10<br />
（同年）に向けて新開発された2400万画素ベイヤー<br />
　配列型撮像センサーには、像面位相差機能が<br />
　一応は搭載されている模様だ。<br />
<br />
　だが、これが、なかなかピントが合わない<br />
（速度も精度も）という課題を持っている。　<br />
　こちらは、解像力の問題より、ずっと深刻だ。<br />
<br />
　ただ、これもまず、被写体の条件によりけりだ。<br />
　あるいは、撮影者のスキルにも大きく影響される。<br />
<br />
　AF性能が低い課題の回避法においては、まず、<br />
　コントラストAF等の原理を、ちゃんと把握している<br />
　ユーザーであれば、その機構が苦手とする被写体に<br />
　カメラを向け「なんとしてもピントを合わせろ！」<br />
　と思う事自体が無謀だ。AFが合わせ易いように<br />
　測距点や、その大きさ（面積）と被写体の関係性を<br />
　選ぶ、つまり利用者がカメラの弱点をサポートして<br />
　上げれば良い。<br />
<br />
　又、カメラ設定での回避だが、まず「プリAF」と<br />
　いう機能があり、これをONすると、XF10は電源<br />
　投入後に、常にAFを合わせ続ける状態とはなる。<br />
　AF速度的には勿論向上するが、AF精度は、この<br />
　設定では上がらない。<br />
　そして、カメラを、例えば、近接フォーカス状態<br />
　から遠距離被写体に振った際等、AFがジワ～と<br />
　動き、その遅さが気にかかる。<br />
　又、バッテリーの消耗も気になるであろう。<br />
<br />
　そして「コンティニュアスAF」(AF-C）では、<br />
　シャッター半押し中にAFを合わせ続ける。<br />
　これもAF速度向上となるが、AF精度は別問題だ。<br />
<br />
　なお、本機のデフォルト設定では、AF-C時でも<br />
「フォーカス優先」となっているので、ピントが<br />
　合わないとシャッターを切る事ができない。<br />
（これは「レリーズ優先」にすれば解決するが、<br />
　そうすると、ピンボケ写真を連発する）<br />
<br />
　又、測距点をシングルで狭くしている場合等では<br />
　AF-Cでピントを外してしまった際に、レンズが<br />
　ガタピシと前後するので、やや鬱陶しいし、<br />
　AF-SでもAF-Cでも、ピントの後抜け（背景に合う）<br />
　も頻発する。<br />
<br />
　他、「スナップショット」モードは最も有効だ。<br />
　これを設定すると、5mまたは2mのいずれかに、<br />
　ピント距離が固定され、かつ、絞り値も<br />
　5m時でF5.6、2m時でF8に固定される。<br />
　この時、AFは動作しないので、ゼロタイムの<br />
　即時フォーカスが実現でき、速写性が高い。<br />
<br />
　かつ、被写界深度は、許容錯乱円を0.03mm<br />
　で計算すれば、18.5mmの広角レンズにおいて、<br />
　5m/F5.6→約1.5m～∞<br />
　2m/F8   →約0.9m～∞<br />
　となり、この範囲ではピントを外す事はない。<br />
<br />
　つまり、銀塩時代から続く「パンフォーカス技法」<br />
　の代用となる次第だ。<br />
<br />
（参考：本機では、このあたりの被写界深度が良く<br />
　計算されて仕様が決められているのだと思われる。<br />
　2015年に同社から発売された、FILTER LENS <br />
　XM-FL 24mm/F8は、固定焦点パンフォーカス<br />
　仕様なのに、被写界深度を計算すると、どうも<br />
　∞まで到達していないように思えた。<br />
　まあ、このXM-FLは「トイレンズ」の一種だから<br />
　その仕様でも良いが、本格的な描写を期待する<br />
　本機XF10では、そうはいかなかったのであろう）<br />
<br />
　なので、スナップショットモードは、極めて<br />
　有効であり、Fnボタン等にこれを設定しておけば、<br />
　OFF→5m→2m→OFFの、押す度の循環動作により<br />
　非常に使いやすいパンフォーカスカメラとなる。<br />
<br />
　また、絞り値も、少し（F5.6/F8に）絞り込まれ<br />
　諸収差低減効果により、解像感も向上する。<br />
　絞り開放(F2.8)近くは、近接AF撮影専用とし<br />
　中距離、遠距離撮影では、このスナップショット<br />
　モードを活用するのが、本機の用法として望ましい。<br />
<br />
　注意点としては、絞り込まれる事で、低速<br />
　シャッター化しやすく、手ブレや被写体ブレの<br />
　頻度が高まる事だ。これについては後述のAUTO ISO<br />
　感度設定を綿密に行う必要がある。　<br />
<br />
　まあ、総括としては、元々被写界深度が深い広角<br />
　レンズなので、AFの性能等をとやかく言う前に、<br />
「そんな事は、撮影者側のカメラ設定や撮影技能で<br />
　何とかなるでしょう？」という話だ。<br />
<br />
　銀塩時代から「広角機は中上級層向け」と言われ<br />
　続けた背景には、こういう事もあり、撮影者に<br />
　様々なスキルを要求する、という意味でもある。<br />
　決して「広角レンズは広い風景を撮るモノ」では<br />
　無いので、そもそもビギナー層向けでは無い。<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202205/23/38/c0032138_15311013.jpg" alt="_c0032138_15311013.jpg" class="IMAGE_MID" height="333" width="500" /></center>3)手ブレ補正なし<br />
<br />
→まあ、ここも言ってしまえば弱点なのだが・・<br />
<br />
　これの対策としては、ISO感度で調整する事だ。<br />
　AUTO ISO時の上限下限感度および低速限界設定が<br />
　3種類(AUTO1～3)も！、本機では設定できる。<br />
<br />
　例えば、私の設定だが、<br />
　AUTO1:下限ISO200、上限3200、限界1/ 40秒<br />
　AUTO2:下限ISO200、上限3200、限界1/160秒<br />
　AUTO3:下限ISO200、上限6400、限界1/ 15秒<br />
　となっている。<br />
<br />
　これは、AUTO1=通常撮影用、AUTO2=動体被写体用、<br />
　AUTO3=低輝度（暗所）撮影用、という風に<br />
　分類していて、Qメニュー（あるいはFnキー等）で<br />
　簡便に、これを被写体条件に応じて切り替える。<br />
<br />
　なお、一般的には、「ビギナー層における手ブレ<br />
　限界シャッター速度は、レンズ換算焦点距離分の<br />
　1秒である」と言われている。そうならば本機では<br />
　レンズは28mm相当なので、1/30秒あれば手ブレは<br />
　しない理屈なのだが、コンパクト機＋EVF無し<br />
　では、カメラのホールディング（保持）が完璧<br />
　には出来ないので、もっと手ブレ限界速度は上がる<br />
　であろう。が、中級クラス以上の撮影者であれば、<br />
　1/40秒あれば静止被写体では十分だと思われる。<br />
<br />
　それと、本機には、ややレリーズ・ライムラグ　<br />
（シャッター押下後、すぐに撮れない）があるので<br />
　スナップショットモードで、シャキシャキと撮って<br />
　いる際、レリーズ直後に（もう撮れた、と思って）<br />
　カメラを動かしてしまうと、手ブレし易いが、<br />
　まあ、そこまで慌てずに撮る必要があるだろう。<br />
<br />
　要は、ここも「手ブレ補正機能が無いと、ブレて<br />
　しまうのが怖い」と言っているのはビギナー層のみ<br />
　なので、そうした人達だけが問題となる話だ。<br />
　ほんの20年程前までは、世の中には手ブレ補正が<br />
　入っているカメラ等は殆ど無かったので、それ<br />
　以前から写真を撮っている人達ならば、手ブレ補正<br />
　機能が無くとも、なんとでも写真を撮れるであろう。<br />
（注：昔から写真をやっている人でも、手ブレの<br />
　原理や限界点を理解しておらず、その対策の為に<br />
　常に三脚を使って撮っていたような層では無理だ）<br />
<br />
　反面、高速シャッター側の限界点だが、<br />
　一応は機械式シャッターで、最高1/4000秒だ。<br />
　本機のベース感度はISO200なので、日中晴天時<br />
（EV=15）では、絞りF4程度で、だいたい1/4000秒<br />
　に到達してしまい、それ以上絞りを開けれない。<br />
（注：手動設定でISO100が使えるが、条件がある）<br />
<br />
　だが、中遠距離撮影では、前述のスナップショット<br />
　モードを用いる事で、少し絞り込まれるので、<br />
　シャッター速度オーバーにはならない。<br />
<br />
　また、カメラ設定で、M+E（機械式＋電子式）<br />
　シャッターモードにするか、手動で電子式シャッター<br />
　を選択する事で、最大1/16000秒のシャッターを<br />
　使う事が出来る。しかし、電子シャッターは<br />
　動体でのローリング歪みが発生したり、後述の<br />
「機能制限」（＝排他仕様）が出てくるので要注意だ。<br />
　<br />
4)レンズのフィルター溝なし<br />
<br />
→保護フィルターやPL/NDフィルター等が装着できない。<br />
　一応、サードパーティー製のフィルターアダプター<br />
　が売っていた模様だが、現在ではあまり見ないし、<br />
　優れたフォルム（格好良さ）が失われてしまう。<br />
<br />
　面倒でも、付属のキャップを、都度開け閉めする<br />
　必要があるだろう。付属キャップには、細い紐を<br />
　通して、カメラやストラップに付け、紛失防止は<br />
　できるが、この細い紐がキャップに取り付け難く、<br />
　結構難儀した。<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202205/23/38/c0032138_15311021.jpg" alt="_c0032138_15311021.jpg" class="IMAGE_MID" height="333" width="500" /></center>　ちなみに、ストラップは片吊りであり、ここも<br />
　どうにも、カメラの保持や可搬性（例：首から<br />
　掛けておけない）、耐久性に若干の問題がある。<br />
　付属ストラップは皮革製で見栄えが良いが、<br />
　実用的観点から、適当な市販品に交換している。<br />
<br />
5)撮影モード等による制約（制限）事項が多い<br />
<br />
→撮影モードやカメラ設定によりけりで、使えない<br />
　機能が色々と出てきて、撮影中「なんでこの機能が<br />
　動かない！　故障か？」と慌てる事が良くある。<br />
<br />
　例えば、連写モードでは、フラッシュが動作しない。<br />
　まあ、ここは連続フラッシュは無理なので、理解は<br />
　容易であろう。（注：「電子音＋フラッシュ」<br />
　という、一種の「マナーモード」設定をOFFとした<br />
　場合でも、フラッシュは動作しない）<br />
<br />
　でも、連写モードで「デジタルテレコン」機能が<br />
　動かなくなってしまうのは、当初は、かなり慌てた。<br />
　他社機では連写時でもデジタル拡大機能が有効で<br />
　ある事は、ごくごく普通である。<br />
<br />
　また、連写モード、かつ、電子シャッター又は　<br />
　機械式＋電子式シャッター設定を用いる場合、<br />
　拡張ISO感度（L:ISO100、H:25600/51200)<br />
　が動作せず、ISO200～12800に制限される。<br />
　これも、良く理由がわからない制限事項だ。<br />
<br />
　それと、連写モード時に、撮影モードをAdv.<br />
（アドバンスドフィルター）とすると、自動的に<br />
　単写となるが、これは撮影モードを絞り優先(A)<br />
　等に戻せば、連写モードに復帰する。本来は、<br />
　このような挙動が望ましいが、多くの撮影モード<br />
　変更において、機能制限が自動復帰する事は無い。<br />
<br />
　一応、FUJIFILM社のWebには「排他表」と言う、<br />
「こういうモードの際には、この機能は使えない」<br />
　という一覧表が出ているが、それは膨大な表で、<br />
　とても覚え切れるものでは無いし、かつ、その<br />
　排他表に載っていない要素もある（例：前述の、<br />
　ISO拡張感度が使える条件等）<br />
<br />
（注：この場合の「排他」とは、エクスクルーシブ、<br />
　つまり「何かを立てれば、何かが立たない」状態<br />
　を示す。ただし、本ブログで良く使う独自用語の<br />
「排他的仕様」とは、自社純正の製品群でシステム<br />
　を組まないと、他社製品を混ぜると本来の性能が<br />
　発揮できないように制限を掛ける、という「他を<br />
　排する、意地悪な状態」を表すことが殆どだ）<br />
<br />
　まあ、なので「何かの機能が動かない」となったら、<br />
　とりあえず、「絞り優先（A)モード」「単写」<br />
「機械式シャッター」の設定とすれば、これで殆ど<br />
　の機能制限（制約事項）には、ひっかからない。<br />
<br />
　ただ、個人的には、多くのデジタルカメラの<br />
　基本設定は「連写モード」であるので、単写の<br />
　設定の必然性を要求される事は好まない。<br />
<br />
　そもそも、「排他」の多くは、ファームウェア<br />
　のプログラミング上での工夫で回避できる筈だ。<br />
　例えば「連写時に使えないモードが存在する」<br />
　のではなく、「連写が出来ないモードを利用者が<br />
　設定した際には、一時的に連写を止める」で<br />
　済む筈だし、事実、一部はそういう仕様となって<br />
　はいる。でも、それが全てのケースで、そうした<br />
　挙動にはなっておらず、プログラミングが出来る<br />
　私の感覚では、どうにもプログラミングの部分で<br />
　何かしら、手を抜いているように感じてしまう。<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202205/23/38/c0032138_15311025.jpg" alt="_c0032138_15311025.jpg" class="IMAGE_MID" height="333" width="500" /></center>　単写と連写等の設定は、専用操作子の「DRIVE」<br />
　ボタンがあり、これは比較的簡便な操作性が実現<br />
　されているのだが、本機は小型機、かつストラップ<br />
　が片吊り（両吊りでは無い）なので、「片手撮影」<br />
　というケースも多々存在する。その際に、この<br />
「DRIVE」ボタンが、片手では操作できない、という<br />
　課題が存在する。<br />
　操作系、操作性については後述する。<br />
<br />
6)操作系が練れていない<br />
<br />
→これは、ほとんどのFUJI Xシリーズ機や<br />
　従前からのFinePix機、あるいは銀塩時代での<br />
　FUJIFILM機でも同様の課題があった。<br />
<br />
　2010年代のXシリーズにおいては、少しづつ<br />
　改善はされているようだが、メニュー構造が<br />
　階層型で使い難く、かつメニュー位置メモリー<br />
　すらも無い（注:電源を切ったら設定項目を<br />
　忘れてしまい、常にメニュー先頭からの表示だ。<br />
　ただし、「Qメニューで」あれば、項目を編集<br />
　した際、次回電源投入時でも、位置を覚えている）<br />
　このあたりは、他社機であれば「保存設定」で<br />
　色々と設定が可能なのだが、FUJIFILM機では無理だ。<br />
<br />
　また、本機には、「フォーカスレバー」という<br />
　ジョイスティック型操作子が新設されているが、<br />
　これは、8方向型ではなく、4方向型なので、通常<br />
　又は旧来の「十字操作子」と、そう変わるものでは<br />
　無い。若干だが使い易い要素もあるが、連続動作時<br />
　等で誤操作もしやすく（例：チャタリングが発生し、<br />
　設定したい操作位置よりも、余分に進んでしまう）<br />
　あるいは、メニュー操作等での　操作系がタイマー<br />
　動作になっている場合では、すぐに測距点選択に<br />
　入ってしまう（しかも、測距点ロックが存在しない）<br />
　これも同様に誤操作しやすい、という課題に繋がり、<br />
　全般的に、この操作子は、どうにも微妙だ。<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202205/23/38/c0032138_15311037.jpg" alt="_c0032138_15311037.jpg" class="IMAGE_MID" height="333" width="500" /></center>　まあでも、FUJIFILMのコンパクト機のみにある<br />
「コントロールリング」等は、旧来のXQ1(2013年）<br />
　等の時代から存在し、使いやすさを感じている。<br />
　また、AF+MFモード等では、このリングの効能は<br />
　ピント合わせに動的（自動的）に変化する。<br />
（ただし、経年劣化で、接触不良を起こし易い。<br />
　また、前述の「排他表」にひっかかる操作を<br />
　している内に、せっかくの動的設定が、勝手に<br />
　OFFになってしまうケースもある）<br />
　まあ、Xシリーズでもコンパクト機は若干マシで<br />
　あり、ミラーレス機の方は、まだまだという感じだ。<br />
<br />
　しかし、コンパクト機においては、前述のように<br />
「片手撮影」を多用するケースも多いので、多くの<br />
　操作が「カメラを両手で持ちながら、あるいは<br />
　カメラを右手で持ち、左手での操作が必要」と<br />
　なる事は、ちょっと不満である。<br />
<br />
　特に、タッチパネル式操作が増えているが、これも<br />
　必ず左手（又は、カメラを左手で持っての右手）<br />
　操作が必要となる為、あまり効率的だとは思えず、<br />
　前述の、T-Fn機能との誤（混同）作動も気になり、<br />
　結局、タッチパネル操作は、フィルター系の選択<br />
　の他は、その殆どをOFFとして使っている状態だ。<br />
<br />
　又、本機では有益な機能である「デジタルテレコン」<br />
　は、コントロールリングにのみアサイン可能であり<br />
　QメニューやFnボタンには割り振る事が出来ない。<br />
　他の有益な機能である「フィルムシミュレーション」<br />
　を、仮にコントロールリングに割り振ると、デジタル<br />
　テレコンの行き場（アサイン先）が無くなってしまう。<br />
　結局、フィルムシミュレーション機能は、Qメニュー<br />
　又は、背面モニターのタッチ操作で変えるしか無いが、<br />
　操作の手数が増えてしまう。<br />
<br />
　つまり、他機に無い機能（デジタルテレコン等）は、<br />
　本機を使う上で優先的に使う機能な訳だから、その<br />
　特徴的な機能を、操作系設計上では優先しなくては<br />
　ならない。結局、GUIコントロールのプログラムを<br />
　他機と共通にして、開発工数を省力化したが故に、<br />
　個々の機体独自の機能を無視している状態であろう。<br />
　開発側において、本機の特徴が、あまりわかって<br />
　いない設計思想だ。<br />
<br />
　それから、アドバンスド・フィルター機能の一部<br />
（例：HDRアート）では、撮影・画像処理後に、<br />
「この画像を保存しますか？」という選択メニューが<br />
　表示される。これは、そのモードで撮りたくて、そう<br />
　設定しているのだから、保存しない筈が無いだろう。<br />
　これも、なんだか良くわからない操作系設計だ。<br />
<br />
7)ピーキング機能が低精度（低性能）<br />
<br />
→FUJIFILM社製の機体全般で同様であり、もう、<br />
　どうしようもない。<br />
<br />
　私が趣味的/日曜大工的に作ったピーキングの処理<br />
（プログラミングシリーズ第3回記事参照）の方が<br />
　遥かに高精度である状態なので、大メーカーでの、<br />
　ちゃんとした研究開発チームでは、もう少しマシな<br />
　アルゴリズムを作って貰いたい、と切望する。<br />
<br />
　まあ、本機は、MF撮影を多用する仕様や用途では<br />
　無いので、この弱点は不問としておこう。<br />
<br />
8）バッテリー充電時間が長い<br />
<br />
→本機には、急速充電器が付属しておらず、<br />
　USB給電での充電となるが、結構時間がかかる。<br />
<br />
　対策だが、バッテリーの型番はNP-95であり、<br />
　これはやや古い時代の、X-S1やX100S等でも<br />
　使用されたタイプであるから、それらの機種に<br />
　付属（又は、単品販売）の急速充電器（型番：<br />
　BC-65N）を使用すれば良い。<br />
<br />
（追記：家の部品箱を探していたら、10数年も<br />
　前に買ったと思われる「NP-95」が出て来た。<br />
　どうやら、2000年代のFUJIFILM機から既に<br />
　使われていた、古い仕様のバッテリーの模様だ。<br />
　何故、これを現代でも使うのだろうか？ここも<br />
　コストダウン要素だろうか？　でも、それが<br />
　理由でバッテリーの充電が遅いのであれば、<br />
　ちょっと納得が行かない措置（仕様）だ）<br />
<br />
　なお、CIPA規格での静止画撮影可能枚数は、<br />
　約330枚である。撮影技法や気温等にもよるが、<br />
　その数倍は持つと思う。本機の特性で趣味撮影<br />
　では1日で1000枚を超える事は無いと思うので、<br />
　まあ、丸1日の撮影には十分持つバッテリーだ。<br />
<br />
<br />
課題（欠点/弱点）は、だいたい以上である。<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202205/23/38/c0032138_15311562.jpg" alt="_c0032138_15311562.jpg" class="IMAGE_MID" height="333" width="500" /></center>なお、本ブログにおける用語の「重欠点」とは、<br />
「撮影者が（技能等で）回避しようが無い欠点」<br />
を示す。<br />
上記のような、本機XF10が持つ課題は、概ねだが<br />
撮影者次第で回避が可能なので、「重欠点」には<br />
ならないものばかりだ。<br />
<br />
課題の多くは、「コストダウン的な理由」を<br />
根源とするものであろう。だから、コストダウン<br />
の為に省略された機能や性能（例：手ブレ補正や<br />
AF性能等）については、その回避法を良く考察し、<br />
それらが問題とならない撮影技法を実践しなければ<br />
ならない。<br />
<br />
それが出来なければ、「所詮は安物カメラだ！<br />
GRⅢ等の高いカメラには、全く及ばない低性能だよ」<br />
といったビギナー的評価となってしまい、本機に<br />
失望し、早々に手放してしまうハメになるだろう。<br />
<br />
低価格機には、低価格である所以（コストダウン要素）<br />
がある訳なのだから、その弱点を回避して使う事を<br />
想定していないとならない。そういう視点で本機を<br />
選ぶ事は必須なのだが、残念ながらビギナー層が<br />
主力となってしまった現代のカメラ市場では、<br />
それを考慮したユーザーレビュー等は皆無に等しい。<br />
<br />
まあ、総合的には、弱点を回避して使う上では、<br />
本機XF10のパフォーマンスは高く、加えて、価格が<br />
安価な事から、「コスパ評価」については<br />
近年での高価格化した（＝大きく値上がりした）<br />
カメラの中では珍しく、減点評価にはなっていない。<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202205/23/38/c0032138_15311563.jpg" alt="_c0032138_15311563.jpg" class="IMAGE_MID" height="333" width="500" /></center>以下、例によって、個人評価データベースを<br />
参考用に掲載しておくが、ここも例によって、<br />
こういう評価項目やその評価点は、個々のユーザー<br />
のカメラの利用法、撮影技能、価値観等によって<br />
大きく異なるものとなるので、あくまで以下は<br />
参考に留めておき、最終的には、利用者自身が、<br />
自分なりの評価を行わないとならないと思う。<br />
<br />
＜FUJIFILM XF10 個人評価点＞<br />
<br />
【基本・付加性能】★★★★<br />
【描写力・表現力】★★★★<br />
【操作性・操作系】★★☆<br />
【高級感・仕上げ】★★★★<br />
【マニアック度　】★★★<br />
【エンジョイ度　】★★★☆<br />
【購入時コスパ　】★★★（中古購入価格：33,000円）<br />
【完成度（当時）】★★☆<br />
【歴史的価値　　】★★☆<br />
★は1点、☆は0.5点　5点満点<br />
----<br />
【総合点（平均）】3.22点<br />
<br />
評価総合点は、標準の3点を超えているので、<br />
まあ、全般的には悪く無いカメラである。<br />
<br />
全体的に高機能ではあるが、前述して来たように<br />
コストダウン要素で、機能や性能が省略または<br />
制限されているケースが多いので、その課題を<br />
理解・回避するスキルが必要となるだろう。<br />
<br />
ビギナー層向けカメラと思われやすいのだが、<br />
実際の使いこなしは、中上級層向けである。<br />
うまく使いこなせれば、エンジョイ度は低くは<br />
なく、楽しんで撮れるカメラとなる。<br />
<br />
他には特筆すべき長所はなく、操作系、完成度、<br />
歴史的価値は、いずれもやや減点とした。<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202205/23/38/c0032138_15311500.jpg" alt="_c0032138_15311500.jpg" class="IMAGE_MID" height="528" width="352" /></center>総合的には、大きな弱点（重欠点）も持たないし<br />
近代の高価格化した新鋭カメラの中では、価格も<br />
安価である為、珍しくコスパ評価の減点は無しだ。<br />
<br />
初級中級層あるいは初級マニア層あたりに推奨<br />
できるカメラかどうかは微妙である。本機の持つ<br />
様々な弱点をスキル（撮影技能等）で回避できる<br />
ならば、あるいは、そうしようとスキルアップを<br />
目指すならば、悪く無い選択肢だと思う。<br />
<br />
----<br />
では、本記事は、このあたりまでで。<br />
<br />
いつも書いているように、本シリーズの対象となる<br />
（デジタル）コンパクト機は、2010年代から市場<br />
縮退が著しく、あまり欲しいと思える機体が無い為、<br />
滅多にそれらを買う事は無い。<br />
本シリーズ記事は本記事をもって暫定最終回とする。]]></description>
      <dc:subject>完了：コンパクト・クラッシックス</dc:subject>
      <dc:creator>p_chansblog</dc:creator>
      <pubDate>Mon, 23 May 2022 20:28:33 +0900</pubDate>
      <dc:date>2022-05-23T20:28:33+09:00</dc:date>
    </item>
    <item>
      <title>レンズ・マニアックス（99）補足編～Voigtlander SL Lens(es)</title>
      <link>http://pchansblog.exblog.jp/32594102/</link>
      <guid isPermaLInk="1">http://pchansblog.exblog.jp/32594102/</guid>
      <description><![CDATA[今回記事では補足編として、コシナ社の「Voigtlander」<br />
（フォクトレンダー：原語にある変母音は記載の便宜上、<br />
省略する。以下、本記事内で全て同様）「SLR」シリーズ<br />
（Single Lens Reflex：すなわち、一眼レフ用という意味）<br />
レンズ群を6本紹介する。(注：適宜「SL」レンズと記す。<br />
レンズ型番は、「SLR」ではなく「SL」であるからだ）<br />
<br />
なお、コシナ社は1999年より「Voigtlander」ブランド<br />
のカメラおよびレンズの展開を開始（注：この1999年に<br />
ちなみ、本第99回記事で、こうした特集を行っている）<br />
<br />
以降、現代に至るまで高性能レンズの開発販売を継続<br />
しているが、今回紹介SLレンズの大半は、Voigtlander<br />
最初期の、2000年代初頭（2000年～2003年頃）に<br />
発売されたものである。本記事でのレンズについては、<br />
特に記載が無い場合、その時期に発売されたもの、と<br />
解釈して貰えればよい。なお、SLRシリーズの変遷は<br />
ややこしいので、適宜、記事中で説明をしていく。<br />
<br />
----<br />
では、最初のSLレンズ<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202205/20/38/c0032138_21242668.jpg" alt="_c0032138_21242668.jpg" class="IMAGE_MID" height="512" width="384" /></center>レンズは、Voigtlander APO-LANTHAR 180mm/f4 SL<br />
Close Focus（新品購入価格 54,000円）(以下、APO180/4)<br />
カメラは、OLYMPUS OM-D E-M5 MarkⅡ Limited（μ4/3機）<br />
<br />
<br /><br />2003年に発売のMF単焦点望遠レンズ。<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202205/20/38/c0032138_21242659.jpg" alt="_c0032138_21242659.jpg" class="IMAGE_MID" height="375" width="500" /></center>最初期のSLシリーズレンズ（2000年～2003年の発売）<br />
は、まだ銀塩時代であった為、様々なMF一眼レフ用<br />
マウント（F(Ai),FD,PK,MD,OM,Y/C,M42等）<br />
での発売であった。<br />
<br />
しかしながら、世の中はデジタル時代へ突入する寸前で、<br />
しかも、新規デジタル一眼レフのマウントは、AiAF、<br />
EOS EF、α、KAF、4/3となっていた為、これらの古い<br />
MF一眼レフ用マウントのレンズは、この時代であっても<br />
既に中上級マニア向け（まあ、一般的には「時代遅れ」<br />
とも言えよう）であった。<br />
<br />
また、マウントが分散されてしまった為か? 各マウント<br />
での生産数は極めて少なく（推定、各1000本以下?）<br />
人気のあった一部のSLシリーズレンズ機種を除き、以降<br />
の継続生産もされなかった為、初回ロット（生産分）が<br />
はけてしまうと、もう後年では、これらを入手する事が<br />
大変困難となってしまっていた。<br />
<br />
その為、生産終了から10年も経った2010年代後半から<br />
本APO180/4や後述のMAP125/2.5等の、特にレアな<br />
レンズは、哀れ「投機対象」となってしまい・・<br />
概ね発売時定価の2倍（本APO180/4が発売時実勢価格<br />
約5.5万円に対し現行相場は約10万円、MAP125/2.5は<br />
発売時定価約9.5万円に対し、現行相場は約19万円）<br />
という不条理な迄に高額な中古相場で取引されている。<br />
<br />
何が「哀れ」か？と言えば、これらのSLRレンズ群は、<br />
現代の機材環境においては、使いこなしがとても難しい。<br />
初級中級層では、お手上げに近い状態になると推察される<br />
為、これらのレンズを入手した所で実用価値は低い訳だ。<br />
まあつまり、実用に値しなければ、また転売（投機）対象<br />
になってしまう訳であり、それを繰り返しても、売却<br />
価格は、必ず下る状態であろうから、買った人は、必ず<br />
転売損失を出してしまう。<br />
<br />
実用品としてガンガン使うならば、相場価値の下落は勿論<br />
無視できるのだが、実用レベルに満たなければ、これは<br />
もう、無駄な買い物となる。まあ、だから「哀れだ」と<br />
称した訳だ。<br />
<br />
これらを買って、ちゃんと使いこなすには、高いスキルが<br />
要求される、しかも高額相場であり、そこまであれこれと<br />
無理をして買う位ならば、代替できる現代レンズは、他に<br />
いくらでも存在する訳だから、そっちを買う方が現実的だ。<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202205/20/38/c0032138_21242644.jpg" alt="_c0032138_21242644.jpg" class="IMAGE_MID" height="375" width="500" /></center>さて本APO180/4であるが、「Close Focus」という名称<br />
が型番についている。これは「マクロとまでは呼べないが<br />
寄れるレンズです」という意味であり、フォクトレンダー<br />
製SLレンズでは、本レンズと後述のAPO90/3.5の2本のみに<br />
付けられた名称だ（注：別途「Close Focus」と呼ばれる<br />
ヘリコイド内蔵型マウントアダプターが存在している）<br />
<br />
最短撮影距離は1.2m。マクロレンズを除く180mm<br />
単焦点望遠レンズとして、トップ（クラス）の性能だ。<br />
最大撮影倍率は1/4。ただし、本レンズは、その近接性能<br />
を活用する為、μ4/3機で使用するケースが大半であり、<br />
μ4/3機の通常モードで、360mm/F4、最大1/2倍。<br />
同テレコン2倍モードで、720mm/F4、最大等倍となり、<br />
これは望遠～超望遠マクロと等価であり、自然観察撮影や<br />
野鳥撮影等において、高い被写体汎用性を持つ。<br />
<br />
弱点は、あまり描写力がスペシャルという訳では無く<br />
比較的平凡な描写力な事か？　特に、同時代の他のSLR<br />
シリーズレンズ群と比較すると、本レンズは最も凡庸な<br />
描写力に感じてしまう。<br />
<br />
なお、APOと名がつく数機種のレンズでは、異常低分散<br />
ガラスレンズを、1枚ないし2枚採用している。<br />
ただし、コンピューター光学設計が未発達な時代でも<br />
あった為、特殊硝材の利用は、元々ある基本的な光学系<br />
での特定の収差（例：軸上色収差）を低減する目的で<br />
あり、近代的な光学設計のように、特殊硝材や非球面<br />
レンズの大量使用を予め想定して、諸収差の発生を<br />
徹底的に低減するような設計手法では無い。<br />
<br />
まあ、これは当時としては普遍的な設計手法ではあるが、<br />
こうしたレンズをクラッシックな外観としたとした事が<br />
ちょっとしたポイントであり、外観は古臭いが、中身の<br />
光学系は新しい、という「ギャップ」感が面白い。<br />
<br />
発売当時としては、SL系レンズは高描写力であったとは<br />
言えるが、やはり現代的設計に比較すれば古さは隠せない。<br />
これらを、余りに高価な「投機相場」で買ってしまうと、<br />
物凄くコスパが悪くなるので、くれぐれも要注意である。<br />
<br />
以下、参考の為に、各時代におけるSL(R)系レンズの<br />
SL型等の年代別の特徴・仕様を纏めておく。<br />
<br />
＜SL(R) LENSの年代別特徴・仕様＞<br />
<br />
SL型：2000年頃～2007年頃の生産。<br />
・各種MFマウント（Ai/FD/PK/MD/OM/YC/M42)<br />
（MAP125/2.5のみEFおよびα用電子接点付き版有り）<br />
・超広角はFマウントのみ。Fマウント版はCPU非搭載。<br />
・多くの機種が、このSL型のみで生産終了。<br />
・非球面や特殊硝材の使用は、あっても1～2枚程度。<br />
（→つまり、現代レンズ程の高描写力では無い）<br />
<br />
SLⅡ型：2007年頃～2012年頃の生産。<br />
・マウントはAi/EF/PKのみ。Fマウント版はCPU搭載。<br />
・小型化や薄型化を目指した設計思想である。　　<br />
・定価は5万円程度とローコストであった。<br />
<br />
SLⅡN型：2012年頃～2016年頃の生産。<br />
・マウントはAi/EFかAi(F)マウント版のみ。<br />
・外観が変更→同時代のμ4/3機用NOKTONに類似。<br />
・機種数は減り、28/2.8、40/2、58/1.4のみ。<br />
<br />
SLⅡS型：2016年頃～の生産。<br />
・マウントはAi版のみ。(勿論だがCPU搭載)<br />
・外観を1960年代のNIKKOR(AUTO）と全く同等に<br />
　している（しかし、勿論だがAi-S対応だ）<br />
・レンズ先端色の銀色版と黒色版を選べる。<br />
・しばらくの期間40/2と58/1.4のみの生産であった、<br />
　生産終了となっていた28/2.8は、2021年より<br />
　再生産が開始されている。又、同2021年に<br />
　90/2.8のラインナップが追加された。<br />
<br />
・40/2と28/2.8で大幅な最短撮影距離の短縮の<br />
　措置が行われているが、内部光学系は旧型と<br />
　同一であり、ヘリコイドの繰り出し量が伸びて<br />
　いる改良である。<br />
・これらの定価は60,000円～68,000円＋税と、<br />
　旧型より時代に応じて少しづつ値上げされている。<br />
<br />
なお、本記事の文末に、各SL(R)レンズの「年表」を<br />
掲載している。<br />
それと、各レンズの製品名では「SL」であるが、<br />
全体のシリーズ銘はSLR（Single Lens Reflex）Mount<br />
Lenses となっている。<br />
<br />
----<br />
では、2本目のレンズ<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202205/20/38/c0032138_21242656.jpg" alt="_c0032138_21242656.jpg" class="IMAGE_MID" height="375" width="500" /></center>レンズは、Voigtlander ULTRON 40mm/f2 SLⅡS<br />
（新古購入価格 38,000円）<br />
カメラは、CANON EOS M5（APS-C機）<br />
<br />
本レンズは、短期間生産が殆どのSLレンズ群の中では<br />
珍しい「ロングセラーレンズ」であり、その歴史は、<br />
SL版(2002年）、SLⅡ版（2008年）、SLⅡN版（2012年）<br />
そして、本レンズSLⅡS版（2017年）となっている。<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202205/20/38/c0032138_21244006.jpg" alt="_c0032138_21244006.jpg" class="IMAGE_MID" height="333" width="500" /></center>ちなみに、2000年代後半に発売されたSLⅡ型という<br />
シリーズでは、まず、発売マウントが、それまでのMF<br />
一眼レフ用マウントでは無く、NIKON Ai-S、CANON EF、<br />
PENTAX Kという、当時主流であったデジタル一眼レフ<br />
向けマウントに改められている。（まあ、前述の通り、<br />
初代SLシリーズ発売時点でさえ、銀塩MF一眼レフ用の<br />
マウントでの販売は、既に「古さ」を感じていた訳だ）<br />
<br />
そして、例えばNIKON F(Ai-S）マウントのレンズだが、<br />
この2000年代前半～中頃の時代のNIKONデジタル一眼<br />
レフにおいては、レンズからの情報が伝達されない場合、<br />
「レンズ情報手動入力」の機能を持つカメラで無いと、<br />
まず使用する事が出来ない。この機能は「仕様的差別化」<br />
により、NIKON高級機（例：Dヒトケタ、D三桁シリーズ）<br />
で無いと使えなかった。まあつまり、NIKON D二桁機や<br />
後年のD四桁機（の一部）は、「安物のカメラだから、<br />
オールドレンズや他社MFレンズは使えませんよ」という<br />
非常に意地悪な（ニコン側での）仕掛けである。<br />
<br />
こういう「仕様的差別化」をする事自体が、まず問題<br />
ではあるが、コシナ社では、この課題に対応する為、<br />
SLⅡ型のレンズから、NIKON F（Ai-S）マウント版では<br />
NIKON製のカメラ本体側に対しレンズ情報を伝達する為の<br />
部品（一般に、CPUやROMと呼ばれている）を搭載した。<br />
<br />
これで、NIKON D二桁機（例：D70/D80/D90等）等<br />
でも、Voigtlander SLⅡ型レンズが使える。<br />
（注：ただし、これも仕様的差別化による、低価格機での<br />
ファインダー＆スクリーンの劣悪な性能により、これらの<br />
レンズを低価格機でMFで使用する事は、大変困難である。<br />
ここもまた、「安いカメラを使うな、高いカメラを買え」<br />
という製品戦略そのものであり、決して賛同できない）<br />
<br />
なお、この課題の解決法は簡単であり、NIKON F(Ai）<br />
マウント版のVoigtlander SL系レンズを購入しても、<br />
決してNIKONデジタル一眼レフでは使わず、後年の<br />
ミラーレス機等で、NIKON Fマウントアダプターを<br />
経由して使う事だ。そうすれば、SLだろうがSLⅡだろうが<br />
電子接点を無視して、関係無く使用する事ができ、かつ、<br />
やりにくいMF操作も、近代のミラーレス機に備わる優秀な<br />
ピーキング機能頼りで使ってしまえば、全く問題は無い。<br />
（注：今回使用のケースのように、NIKON F(Ai）のレンズ<br />
を、CANON EOS M5で使う事が出来る）<br />
それどころかNIKONの一眼レフ全機種には入っていない<br />
「手ブレ補正」も、一部の（他社）ミラーレス機であれば、<br />
焦点距離情報の手動入力により、それが有効となる訳だ。<br />
<br />
まあそれでも、「NIKON F(Ai）マウント版を買っても、<br />
NIKON機で使用しない（使用したくない）」というのも、<br />
なんとも矛盾のある話だが、このあたりの原因は<br />
全てNIKON側の不条理な仕様にある為、やむをえない。<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202205/20/38/c0032138_21244144.jpg" alt="_c0032138_21244144.jpg" class="IMAGE_MID" height="333" width="500" /></center>さて、本ULTRON40/2に関しては、私は最初期のSL版を<br />
所有していたが、事情があって譲渡してしまっていた。<br />
次に入手したのは、15年も後の本SLⅡS版であった。<br />
<br />
再購入の理由は、本SLⅡS版では最短撮影距離が25cm<br />
まで短縮されていて、準マクロレンズとして使用できる<br />
他、40mmの実焦点距離を持つレンズの中では、本レンズ<br />
が最も寄れる（注：40mmマクロを除く）レンズであり、<br />
その歴史的価値の高さを鑑みての事であった。<br />
<br />
ただ、光学系は、全てのULTRON40/2系で同一な為、<br />
近接撮影を行わないならば旧機種でも十分と言えるが<br />
（注：一部のバージョンでは「クローズアップレンズ」<br />
が付属されている）生憎、本レンズも「セミレア」な<br />
レンズな為、旧機種でも中古相場が、あまり下落して<br />
いない（つまり、最新型を買っても値段の差は少ない）<br />
ただ、現行販売機種である為、幸いにして「投機対象」<br />
にはなっておらず、3万円台という適正な中古相場で<br />
いつでも購入する事は可能であろう。<br />
（注：近年では中古流通は極めて少ない。こういう<br />
「マニア必携レンズ」の流通数が潤沢で無い事自体、<br />
マニア層が激減してしまっている状況が推測できる。<br />
現代での主力ユーザーである超ビギナー層等では、<br />
「フォクトレンダー」自体、全く知らない事であろう）<br />
<br />
総括だが、基本的には、悪い性能のレンズでは無い為、<br />
マニア層であれば購入に値するレンズであると思われる。<br />
近接撮影用途の有無、および各年代でのバージョンは<br />
外観デザインが大きく異なる為、用途と好みに応じて<br />
バージョンを選択するのが良いであろう。<br />
<br />
----<br />
では、3本目のレンズ<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202205/20/38/c0032138_21244101.jpg" alt="_c0032138_21244101.jpg" class="IMAGE_MID" height="512" width="384" /></center>レンズは、Voigtlander COLOR-HELIAR 75mm/f2.5 SL<br />
（新品購入価格 43,000円）（以下、CH75/2.5)<br />
カメラは、SONY α7S（フルサイズ機）<br />
<br />
2000年代初頭の最初期の生産分だけで、ディスコン<br />
（生産中止）となってしまったレンズの為、大変な<br />
レアものである。中古は2000年代を通じて1～2度<br />
しか見掛けた事は無く、現代において入手する事は<br />
恐らく、大変困難であろう。<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202205/20/38/c0032138_21244122.jpg" alt="_c0032138_21244122.jpg" class="IMAGE_MID" height="333" width="500" /></center>海外のマニア層のレビューであったか？本CH75/2.5と、<br />
PENTAX製の、smc又はHD型番のDA70mm/F2.4の<br />
「両者のレンズ構成が同一だ」という指摘があった。<br />
<br />
まあ確かに、図面（構成図）だけを見れば、そこには<br />
レンズの寸法は記載されていない為に、「類似して<br />
いる」と、単純に思ってしまうのかも知れないが・・<br />
本レンズはフルサイズ対応、DA型はAPS-C機専用で<br />
ある為、まずレンズのサイズ感が大きく異なっている。<br />
<br />
両者の比較検証（本シリーズ第47回等）記事においては、<br />
「両者の描写力は確かに似ている、しかしながら<br />
　フルサイズ用とAPS-C機専用では、そもそも用途が異なる。<br />
　さらには、両者とも、銀塩時代の小口径標準レンズの<br />
　50%スケールアップ・ジェネリックである可能性が高い」<br />
と結論を述べている。<br />
<br />
すなわち、過去の完成度の高いレンズ設計を流用した為、<br />
両者は極めて類似したレンズ構成となったのだろう。<br />
これらを「コピー品だ」と言うならば、大元の1970年代<br />
頃の各社の50mm/F1.8小口径標準は、殆ど全てが、<br />
酷似した5群6枚変形ダブルガウス型構成である。<br />
この光学系は、当時から「完成の域」にあり、長期間<br />
設計を変える必要もなく、一部は近代迄、この構成の<br />
小口径標準レンズの製造販売が継続されていた。<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202205/20/38/c0032138_21245485.jpg" alt="_c0032138_21245485.jpg" class="IMAGE_MID" height="333" width="500" /></center>まあつまり、本CH75/2.5については、<br />
「昔からの定番の光学系を拡大した設計手法であり、<br />
悪い描写力ではないが、比較的平凡な描写傾向なので、<br />
これを代替できるレンズは、世にいくらでもある為に、<br />
本レンズ（やDA70/2.4）でなければならない理由は無い」<br />
<br />
・・という事で、かなりのレアものとなっている本レンズ<br />
を必死に探したり、稀にあっても、高額な投機相場と<br />
なっている場合には、無理をして入手する必要は無いで<br />
あろう。<br />
仮に、たまたま安価に見つけた場合のみ、上級マニア層<br />
向けとしての推奨品となる、という感じか・・<br />
<br />
----<br />
さて、4本目のレンズ<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202205/20/38/c0032138_21245445.jpg" alt="_c0032138_21245445.jpg" class="IMAGE_MID" height="528" width="352" /></center>レンズは、Voigtlander MACRO APO-LANTHAR 125mm/f2.5 SL<br />
（新品購入価格 79,000円）（以下、MAP125/2.5)<br />
カメラは、CANON EOS 6D（フルサイズ機）<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202205/20/38/c0032138_21245438.jpg" alt="_c0032138_21245438.jpg" class="IMAGE_MID" height="333" width="500" /></center>レアものである。いったい、どこがどういう訳なのか？<br />
酷い投機対象レンズとなってしまい、現代で本レンズは、<br />
19万円前後という、発売時定価(95,000円+税）の<br />
約2倍という、不条理な超高額相場だ。<br />
<br />
まあ、近代（2016年断層以降）の「APO-LANTHAR」は<br />
極めて高い描写力を発揮する。その為、COSINA社でも<br />
「APO-LANTHAR」（アポランター）を、高性能レンズ<br />
としての「称号/ブランド」として扱いたいのだろう。<br />
メーカー側としては、そういう市場戦略で良いが、<br />
消費者側として、昔のアポランターを含め「その名前<br />
がついていれば、なんでもかんでも銘玉だ」と考えて<br />
しまうのは、変な（誤った）考え方だ。<br />
それでは、例えば「セザンヌ」という画家の絵ならば、<br />
「全てが、お洒落な名画なのだ」という風に、その名前<br />
から来る印象や感覚的な雰囲気だけで、そう思い込んで<br />
しまうようなものだ。<br />
<br />
なお、「APO-LANTHAR」の「LANTHAR」とは、その<br />
開発の時代（旧フォクトレンダー社、1950年代）に<br />
ランタノイド（Lanthanoid）系の元素をガラスに<br />
混ぜた事に由来すると思われる。これの説明は、長く<br />
なるので、いずれまた詳しく述べる。<br />
<br />
それと、本ブログの過去記事で「LANTHER」の誤記が<br />
あるかも知れない。できるだけ「LANTHAR」に直した<br />
つもりだが、全ては修正できていないかも知れない。<br />
<br />
（ちなみに、先日COSINA社から到着した2022年版の<br />
総合カタログの、Web版の草稿にも、正：LANTHAR<br />
誤：LANTHER の誤記があった。私も、それを参照して<br />
製品名を打ち込んだ状況もあった。なお印刷版の<br />
カタログでは、正しくLANTHARに改められていた。<br />
Lanthanoidだから、LANTHARが正しいという事だ）<br />
<br />
<br />
名前から来る印象だけで、不条理な高額相場になって<br />
しまっている状況には賛同できないし、<br />
<br />
以下の3つの理由からも、本レンズは推奨できない。<br />
<br />
1)本レンズは使いこなしが大変難しく、<br />
　本シリーズ第11回～第12回「使いこなしが難しい<br />
　レンズ特集」において、ワーストワンの低評価である。<br />
<br />
2)投機対象品となり、中古相場が高額すぎる。<br />
　2000年代での私の新品購入価格が、税込み79,000円<br />
　その後、2000年代後半に、神戸の中古専門店で<br />
　逆輸入新品（何本もあった）が、48,000円で売られて<br />
　いたにも関わらず、「もういらないよ」と判断して<br />
　買わなかったくらいだ。まあ、つまり、3～4万円<br />
　程度の価値しか無い、と見なしている。<br />
<br />
3)2018年に、17年ぶりの後継新製品である<br />
「Voigtlander MACRO APO-LANTHAR 110mm/f2.5」<br />
　が発売されていて、そのレンズであれば、この旧型の<br />
　弱点の多くが解消されているので、そちらを買った<br />
　方が望ましい。（注：SONY FEマウント版である）<br />
　そちらも販売本数が少なく、中古流通も玉数が少ないが<br />
　現行製品であるから、気長に中古を待つか、あるいは<br />
　ちょっと無理して新品入手する手段もある（そうしても、<br />
　本MAP125/2.5の高額中古相場よりも安価である）<br />
<br />
まあ、そんな感じである。<br />
本MAP125/2.5を、現代の高額投機相場で入手すべき<br />
必然性は全く無い。<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202205/20/38/c0032138_21245434.jpg" alt="_c0032138_21245434.jpg" class="IMAGE_MID" height="333" width="500" /></center>ただまあ、ダメダメなレンズという訳ではなく、そこそこ<br />
（かなり）良く写るマクロレンズではある。<br />
ただし、繰り返し述べているように、本MAP125/2.5は<br />
私が「修行レンズ」と呼んでいる位に、使いこなしに<br />
苦労が伴う。その為、長時間の撮影は、まず集中力が<br />
持たず、その点でも「必要度」や「エンジョイ度」の<br />
評価の低いレンズとなってしまう。<br />
<br />
新型MAP110/2.5も、やや「修行レンズ」傾向はあるが、<br />
本MAP125/2.5よりずっとマシであるし、描写力自体も<br />
新型MAP110/2.5は、コントラストの高い深みのある<br />
優れた描写力を得られる為、そちらがやはりオススメだ。<br />
<br />
----<br />
さて、5本目のSLレンズ。<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202205/20/38/c0032138_21250966.jpg" alt="_c0032138_21250966.jpg" class="IMAGE_MID" height="333" width="500" /></center>レンズは、COSINA 復刻TOPCOR 58mm/f1.4 <br />
（新品購入価格 44,000円）（以下、復刻TOPCOR)<br />
カメラは、OLYMPUS PEN-F (μ4/3機）<br />
<br />
元々は、東京光学（トプコン）の1960年代の名レンズ<br />
「トプコール(Topcor)58mm/F1.4」を、2003年にコシナ<br />
社がフォクトレンダーブランド(?　正確に言えば、<br />
Voigtlander名はついていない）で復刻限定版として、<br />
（NIKON AiおよびM42で、各限定800本）で発売した<br />
レンズではあるが・・・　これは後年に外観変更され<br />
Voigtlander NOKTON（ノクトン）58mm/F1.4となり、<br />
以降では、フォクトレンダーSLレンズの、定番の<br />
ラインナップ（現行品として生産継続中）となった。<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202205/20/38/c0032138_21250997.jpg" alt="_c0032138_21250997.jpg" class="IMAGE_MID" height="375" width="500" /></center>さらに、2016年版のNOKTON 58mm/F1.4 SLⅡS <br />
では、前記ULTRONと同様に1960年代のMF版NIKKOR<br />
のデザインを踏襲し、リムの色も黒と白が選べる等、<br />
<br />
とてもマニアックな製品となっている。<br />
<br />
ただ、気になるのは、本復刻TOPCORは、フィルター径<br />
がφ58mmであったが、NIKKOR風デザインのSLⅡS型<br />
では、当時の(MF)NIKKORが、ほぼφ52mmのフィルター<br />
径で統一されていた為・・<br />
<br />
（注：これは設計における「標準化思想」の一環であり、<br />
当時の高度成長期の日本であれば、大量生産の効率化や<br />
ユーザー利便性により、こうした「標準化」は、優れた<br />
思想であり、一種の美徳でもあった。<br />
---<br />
これはNIKONのみならず、当時のCANONもFD系レンズで<br />
同様の標準化思想が見られ、又、1970年代のOLYMPUS<br />
OM-SYSTEMにおいては、さらに強い標準化思想が顕著だ。<br />
だが、その後の時代で、国内の製造業が衰退すると、<br />
こういう「標準化」のノウハウも失われ、各社のレンズ<br />
のフィルター径はバラバラ・マチマチになってしまった。<br />
これはユーザー利便性を損なう為、良くない傾向である。<br />
---<br />
・・が、ごく近年、2010年代後半よりTAMRONにおいて、<br />
多くの単焦点レンズをφ67mmのフィルター径で統一<br />
する様相/傾向が見られ、これは好ましく思う。<br />
例えば、ごく単純な話をすれば、保護フィルターやND<br />
フィルター、他の特殊なフィルター等の使いまわしが<br />
すごく楽であり、ユーザー利便性が高い。<br />
---<br />
そのフィルター市場だが、2019年頃から、もう安価な<br />
製品を全て生産中止として、新製品は、どれも恐ろしく<br />
高価（1万円等）であり、中古レンズが1本買えてしまう<br />
程の高価格だ。<br />
まあ、交換レンズ自体が市場縮退で殆ど売れていない為、<br />
フィルターもやむなく値上げをせざるを得ないのだろうが、<br />
この価格帯では様々な径でフィルターを揃えるのは無理だ。<br />
「売れないから値上げする」では、あまりに無策では<br />
無いだろうか？ カメラもレンズもフィルターも全て同様<br />
であり、企業努力や市場開拓の方法論が足りないと思う。<br />
まあだから、レンズ市場においては新鋭の海外製（中国製）<br />
等の格安レンズが付け入る隙が出てしまう訳だ・・）<br />
<br />
・・で、NIKKORがφ52mmで統一されていた為、この<br />
NOKTON 58/1.4 SLⅡS も、その意匠（デザイン）に<br />
合わせてφ58mm→φ52mmに小型化されている。<br />
（注：内部光学系は本復刻TOPCOR以降、NOKTON58/1.4<br />
シリーズにおいて、変更されていない）<br />
<br />
当該SLⅡS版は所有していない為、詳細の言及は避けるが<br />
1980年代に、MF一眼レフの小型化競争が起こった際、<br />
（1972/3年のOLYMPUS M-1/OM-1と1976年のPENTAX<br />
MXが、MF一眼レフの小型化競争の発端となった歴史だ）<br />
各社は、それまでのMF単焦点レンズの小型化を行い、<br />
一部のレンズでは、小径化により描写性能を落として<br />
しまった実例が、いくつか散見される為、個人的には<br />
フィルター径の小型化は、あまり歓迎できる改善とは<br />
見なしていない。<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202205/20/38/c0032138_21250943.jpg" alt="_c0032138_21250943.jpg" class="IMAGE_MID" height="375" width="500" /></center>・・まあ、その話はさておき、本復刻TOPCORであるが、<br />
MF大口径標準レンズ（50mm/F1.4級）の設計の完成度<br />
が高まる(1980年代）以前の時代（1960年代）の<br />
設計を踏襲したものである。（→つまり、古い）<br />
<br />
したがって、色々とオールドレンズと同等の弱点を<br />
抱えている（参考記事：最強50mm選手権シリーズ<br />
第1回MF50mm/F1.4(1)、第5回MF50mm/F1.4(2)、<br />
第3回AF50mm/F1.4(1)、第6回AF50mm/F1.4(2)等<br />
で、この時代の殆どの標準レンズを紹介している）<br />
<br />
オールド標準レンズの特徴（長所短所）を、ちゃんと<br />
理解し、課題を回避しながら使うのは、少なくとも、<br />
中上級マニア層以上のスキルが必要となる。<br />
<br />
本復刻TOPCORや後継のNOKTON58/1.4では、その事が<br />
わかっていない状態で、レンズの言うがままに撮影すると、<br />
ボケボケの酷い写りを頻発してしまうので、物凄く注意<br />
（というか、ちゃんと撮る為の技能）が必要だ。<br />
<br />
同様に評価のスタンスも注意が必要であり、これが<br />
オールドレンズの復刻版である出自を知らないで<br />
「口径食が出る」だの「色収差が出る」だのと評価<br />
しても完全に無意味である。<br />
「オールドレンズを志向する」というのは、まずその<br />
弱点を把握し、許容あるいは回避、応用（や逆利用）<br />
する事から始まる。だがこれは高難易度な話であり、<br />
初級中級層では、まず対処不能だと思う。<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202205/20/38/c0032138_21250922.jpg" alt="_c0032138_21250922.jpg" class="IMAGE_MID" height="512" width="384" /></center>NOKTON58/1.4シリーズが現行製品である為、中古等<br />
で各年代の、本光学系のレンズを入手するのは、さほど<br />
困難では無いが、中級層以下では使いこなせないであろう。<br />
<br />
まあつまり、上級層以上、または実践派上級マニア層の<br />
御用達レンズであり、一般層に推奨できるレンズには<br />
成り得ないという状況だ。<br />
<br />
----<br />
さて、次は今回ラストのSLレンズ。<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202205/20/38/c0032138_21252309.jpg" alt="_c0032138_21252309.jpg" class="IMAGE_MID" height="528" width="352" /></center>レンズは、Voigtlander APO-LANTHAR 90mm/f3.5 SL<br />
Close Focus（新品購入価格 47,000円）<br />
（以下、APO90/3.5)<br />
カメラは、FUJIFILM X-T1（APS-C機）<br />
<br />
これは、少しだけ継続生産されたレンズで、後年のSLⅡ<br />
型では、ずいぶんと小型軽量化された模様だ、本レンズ<br />
は最初期のSL型であり、後継型は未所有である。<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202205/20/38/c0032138_21252305.jpg" alt="_c0032138_21252305.jpg" class="IMAGE_MID" height="333" width="500" /></center>非常に優秀な設計のレンズであり、発売当時のカメラ誌<br />
等では、本レンズの描写特性を実測し「無収差レンズ」<br />
という評価を下していた事もあった。<br />
<br />
私は、個人的に他者の評価を信用する事は無い。撮影目的<br />
も撮影技能も個々に異なるだろうし、ましてや雑誌記事等<br />
でスタティック（静的）に、歪曲収差やMTF特性を実測<br />
したところで何の意味があるのだろうか？と、いつも疑問<br />
に思っている。まあ、そんなデータは設計側では百も承知<br />
で設計をしている訳であり、設計側のコンセプト上では、<br />
全ての収差を補正する事は、まず無理であるから、レンズ<br />
の実用シーンを考えて、どの収差を優先的に補正して設計<br />
するかを決める訳だ。<br />
<br />
その設計思想を理解していないユーザー層や評論家層が<br />
いくら、「このレンズは歪曲収差が発生する」とか言った<br />
としても、実用上で、真四角な被写体など、撮ろうとも<br />
思わない大口径中望遠レンズ等では、意味の無い評価では<br />
なかろうか？　まあつまり「評価の視点」と「設計上の<br />
コンセプト」が、ずれまくっている訳だ。そんな評価が<br />
参考になる筈も無い。<br />
<br />
ただまあ、本APO90/3.5が「無収差レンズ」と評価<br />
された事については、私は同意していた。その当時、<br />
（発売直後に新品購入した）本レンズを、しばらく使って<br />
いて、描写力上の不満を感じた事は、一切無かったからだ。<br />
<br />
諸収差をバランス良く低減させる事に成功した最大の<br />
理由は、開放F3.5と口径比を抑えた事からである事は<br />
明白であった。いくつかの収差は、レンズの口径比（≒<br />
開放F値）が明るくなると、その何乗もの比率で急激に<br />
増大して、手に負えなくなる。そう、本APO90/3.5では<br />
開放F値を犠牲にしても、収差を補正して描写力を優先<br />
した訳である。<br />
<br />
だが、当時の消費者層においては、「解放F値（注：<br />
勿論だが、開放F値の誤記）が暗いレンズは低性能の<br />
安物のレンズだ！」という誤解が蔓延していた為に、<br />
本レンズは注目されず、結果的に販売数も少なく、後年<br />
においてはレア物（希少品）となり、現代においては<br />
残念ながら若干の投機的高額相場となってしまっている。<br />
<br />
でも、中望遠レンズでは人物撮影を始め、背景をボカ<br />
した被写界深度の浅い写真を撮りたいと思うケースも<br />
多々あるだろう、その際に、開放F3.5では、ボケ量が<br />
不足してしまう事は否めない。<br />
しかし、本APO90/3.5では、高い描写力を持つ為、<br />
最短撮影距離を短くしても、設計基準上での画質限界点・・<br />
<br />
（注：「設計基準」という用語の内容には、非常に多数の<br />
項目・意味を含む為、中級マニア層等が良く言う・・<br />
「マクロレンズでは、最短撮影距離付近で高画質を得て、<br />
　通常レンズでは無限遠で最高画質が出せるように設計する、<br />
　これを”設計基準”と呼ぶ」という解釈は誤りである。<br />
確かにそれは非常に多数ある「設計基準」の１つではあるが、<br />
「設計基準＝距離基準」という逆向きの解釈は成り立たない。<br />
まあつまり、設計業務の実務に造詣が浅い人（評論家等）が、<br />
実際のエンジニア等から聞きかじりで覚えた専門用語、<br />
でしか無かった、といういきさつであろう・・）<br />
<br />
・・で、本APO90/3.5では、その設計基準上での画質<br />
限界点に余裕がある為、最短撮影距離を50cmまで短縮<br />
する仕様とする事が出来、本レンズにも「Close Focus」<br />
（≒近接撮影）という名称が与えられた。<br />
<br />
これで、近接撮影に限っては、浅い被写界深度が得られ<br />
ない、という不満は解消でき、準マクロレンズとして<br />
使用する事が出来る。最大撮影倍率は、フルサイズ機で<br />
1/3.5倍であるが、現代の機材環境では、小センサー<br />
の母艦の使用やデジタル拡大機能の併用により、レンズ<br />
自体の最大撮影倍率のスペックは、さほど重要では無い。<br />
まあつまり、殆どマクロレンズとして活用できる訳だ。<br />
<br />
ただ、この状態でも中距離撮影では、多大なボケ量を<br />
得る事はできない、開放F値がF3.5だからだ。<br />
しかし、本レンズが発売された銀塩末期とは時代が<br />
異なり、現代においては初級中級層等であっても、<br />
85mm/F1.4～F1.8級のレンズくらいは、持っていても<br />
不思議では無い時代である。銀塩時代のそれらは、<br />
ほとんど人物撮影の業務用途専用のレンズであったが、<br />
有料モデル撮影会等が増えて来た為、特に撮影という<br />
行為に特定の目的を持たない初級中級層等が、そうした<br />
有料モデル撮影会等に行くケースも増え、そうなると<br />
他の参加者に負けないようにと、85mm/F1.4級レンズ<br />
等を志向するケースが増えてきているからだ。<br />
<br />
「85mmレンズ＝人物撮影用」という話も、その昔の<br />
1970年代～1980年代において、（レンズ）メーカー<br />
やカメラ流通市場が、交換レンズの販売促進を目指し<br />
28mm=風景,35mm=スナップ,50mm=汎用,85mm=人物<br />
という、一種の「キャッチコピー」（広告戦略）を<br />
行った為、当時から現代に至るまで、その販売戦略<br />
の悪影響が残ってしまっていて、初級中級層等でも<br />
「今度、モデル撮影会に行くから、85mmレンズを<br />
買わなくちゃ」と、周囲の先輩、ネット等からの情報、<br />
店舗販売員のセールストーク等に乗せられて、高額な<br />
ほぼ業務用途のレンズを買わされてしまう訳だ。<br />
<br />
勿論、人物撮影では、どんなレンズを使っても問題は無い。<br />
ただ、見ず知らずの異性間においては、警戒距離<br />
（パーソナル・スペース等と呼ばれる。約70cm以上）<br />
を維持しないと、なかなか緊張感は抜けてこないし、<br />
あるいは、近年のコロナ禍から始まった社会的距離<br />
（ソーシャル・ディスタンス。約1.8m以上）の概念<br />
を保つ為には、広角レンズ等で、ものすごく近接した<br />
人物撮影は、まず出来ず、やはり中望遠（フルサイズ<br />
換算で85mm～135mm程度の焦点距離）レンズが<br />
人物撮影に適するのは確かであろう。<br />
<br />
ただまあ、それでも「人物撮影は85mm/F1.4でなくては<br />
ならない」という強い理由は無いと思うし、それどころか<br />
そういう風潮を助長するかのように、新製品の85mmレンズ<br />
が発売されると、専門評価者層等は、判で押したかのように<br />
美人の職業モデルを雇ってのポートレート撮影をするだけで<br />
「良く写るレンズですね、はい、オシマイ」という評価<br />
ばかりである。まあ、それでは、レンズの特性など、何も<br />
わからないだろうし、それを読んだ消費者層も「美人モデル<br />
を雇って撮影する事が正当なのだ」と勘違いしてしまう。<br />
・・なんともつまらない話だ、程ほどに留めて置こう。<br />
<br />
総括だが、本APO90/3.5は、セミレアレンズである為、<br />
いくら描写力が高いとは言え、推奨できない。<br />
又、変に褒めると、投機対象となってしまい、高騰して<br />
しまう恐れもある。（注：既に少しヤバい状態だ）<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202205/20/38/c0032138_21252418.jpg" alt="_c0032138_21252418.jpg" class="IMAGE_MID" height="333" width="500" /></center>本記事で紹介した、いずれのVoigtlander SL系<br />
レンズであっても、記事中で記載している私の購入価格<br />
よりも高騰している場合は、もう一度、それでも入手<br />
する価値があるか無いかは、良く検討する必要があると<br />
思われる。基本的に私は、コスパが悪いと見なす製品は<br />
まず購入しない為、私が購入した価格は、それすなわち<br />
自分なりにコスパが許容できる限界点である。<br />
<br />
中上級マニア層等では、個々に自分なりの「価値感覚」<br />
や「価値観」を持っているだろうから、自身で判断すれば<br />
良いと思うが、初級中級層や、初級マニア層では、<br />
わざわざ、使いこなしが難しいVoigtlander SL系レンズ<br />
を高値（投機的相場）で購入する必然性は、まるで無い<br />
ので、推奨しない事としておく。<br />
<br />
なお、本記事で紹介したレンズ以外の他のSLシリーズ<br />
製品では、以下のようなものがある。<br />
<br />
まず、最初期のSLシリーズにおいては、<br />
ULTRA-WIDEHELIAR 12mm/F5.6 Aspherical SL<br />
SUPER-WIDEHELIAR 15mm/F5.6 Aspherical SL<br />
の超広角系レンズが存在するが、Fマウントのみで、<br />
ミラーアップが必要等、面倒に見えたので未所有だ。<br />
<br />
また、次世代のSLⅡ(/N)シリーズレンズでは、<br />
COLOR-SKOPAR 20mm/F3.5 SLⅡ(N) Aspherical<br />
COLOR-SKOPAR 28mm/F2.8 SLⅡ N  Aspherical<br />
があるが、これも未所有。<br />
（注：28/2.8は、いったん生産終了となっていたが<br />
2021年に最短撮影距離を短縮した仕様で再生産が開始）<br />
<br />
まあ、これら広角系のSLレンズは、既にデジタル<br />
時代に入っていた為、本来の（超）広角画角が<br />
当初のAPS-C機ばかりのデジタル一眼レフでは<br />
生かせない為、銀塩一眼レフ専用、という風に<br />
思っていたので、購入をしなかった訳である。<br />
<br />
それから、2021年末には、新系列レンズとして、<br />
APO-SKOPAR 90mm/F2.8 SLⅡS<br />
が発売されているが、現状未所有である。<br />
<br />
現代においても、フルサイズ機で使用するか、APS-C以下<br />
の機体で、これらVoigtlander SL系レンズを使用するか<br />
の差異により、どのレンズを、どんな目的で使うか？の<br />
方法論に強く影響が出ると思うので、購入前の検討は<br />
慎重に行う必要があると思う。<br />
<br />
---<br />
参考：SL型とか、SLⅡS型とかがややこしいので<br />
SL(R)レンズの全てを年表形式で纏めてみよう。<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202205/20/38/c0032138_21252446.png" alt="_c0032138_21252446.png" class="IMAGE_MID" height="248" width="500" /></center>注１：各レンズの塗りつぶしよる販売期間の年代は、<br />
表計算ソフトの都合上、１年ほど前後に誤差がある。<br />
<br />
注２：SL(R)系レンズでは、全販売期間を通して<br />
継続生産されているものは極めて少ない。<br />
これが、一部のレンズが投機対象となる原因であろう。<br />
<br />
しかし、高々15年程度前の話だ、生産終了後も数年間<br />
は在庫品販売期間があっただろうし、さらに後年でも<br />
中古流通はあったので、必要と思うのであれば、それが<br />
流通している期間に、何としても入手しておくべきだ。<br />
何故、手に入らなくなった頃に「欲しい」と言い出し<br />
高値相場取引を甘んじてしまうのだろう？理解不能だ。<br />
<br />
----<br />
では、今回の補足編「Voigtlander SL Lens」編は、<br />
このあたりまでで。<br />
次回レンズマニアックス記事に続く・・<br />
]]></description>
      <dc:subject>連載中：レンズ・マニアックス</dc:subject>
      <dc:creator>p_chansblog</dc:creator>
      <pubDate>Sat, 21 May 2022 06:23:43 +0900</pubDate>
      <dc:date>2022-05-21T06:23:43+09:00</dc:date>
    </item>
    <item>
      <title>オールド・デジタルカメラ・マニアックス(12)ミラーレス編(5)</title>
      <link>http://pchansblog.exblog.jp/32591707/</link>
      <guid isPermaLInk="1">http://pchansblog.exblog.jp/32591707/</guid>
      <description><![CDATA[所有している古いデジタルカメラ（オールドデジタル機）<br />
を、順次紹介していくシリーズ記事の最終回。<br />
<br />
今回は「ミラーレス編(5)」とし、紹介機は、<br />
2015年～2018年の期間に発売されたミラーレス機を<br />
5台とする。<br />
<br />
だが、近代の、この時代のミラーレス機は、<br />
もう「オールドデジカメ」という様相では無いので、<br />
カメラ本体の説明よりも、本シリーズ記事での裏の<br />
テーマである「オールド（デジタル）カメラとは？」<br />
という点についての纏めを行っていこう。<br />
<br />
今回の記事でのミラーレス機に装着するレンズは、<br />
2010年代に発売された、ミラーレス機用、又は<br />
一眼レフ用レンズを選択する。<br />
<br />
---<br />
では、今回最初のミラーレス機。<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202205/18/38/c0032138_17161432.jpg" alt="_c0032138_17161432.jpg" class="IMAGE_MID" height="512" width="384" /></center>カメラは、FUJIFILM X-T10（APS-C機）<br />
(2015年発売、発売時実勢価格約9万6000円）<br />
(中古購入価格 33,000円)<br />
紹介記事：ミラーレス・クラッシックス第18回<br />
レンズは、Meike (MK)12mm/f2.8 <br />
(2019年頃発売）を使用する。<br />
<br />
<br />
<br /><br /><center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202205/18/38/c0032138_17161422.jpg" alt="_c0032138_17161422.jpg" class="IMAGE_MID" height="333" width="500" /></center>FUJIFILMのXマウントにおいて、ユーザー側<br />
ラインナップ（＝使用するカメラやレンズ群）を<br />
整備するのは、なかなか困難だ。<br />
<br />
その理由は、いくつかあるので列記しておこう、<br />
1)ミラーレス後発であり、機体の性能が低い<br />
　→AF性能、MF性能、機能不足、操作系の不備<br />
2)発売直後の新鋭機の新品価格や中古相場が高価<br />
3)純正交換レンズが（かなり）割高である<br />
4)サードパーティ製レンズが少ない<br />
　→あったとしても海外製MFレンズが多く、<br />
　　上記、MF性能不足、操作系の課題にひっかかる<br />
<br />
これらの課題の一部は、Xシステム発売直後から<br />
機体を購入する前に、予想・予見が出来ていたので、<br />
私は当初、Xシステムを無視する（購入しない）事を<br />
決めていた。<br />
<br />
しかし、2014年になって、史上2本目となる<br />
アポダイゼーション光学エレメント搭載レンズ<br />
(FUJINON XF 56mm/f1.2 R APD）が突如発売され、<br />
マニア的観点で「このレンズをどうしても使いたい」<br />
という強いニーズから、「やむなく」という感じで<br />
2015年頃にXマウントシステムの構築を開始した。<br />
<br />
当初購入した機体X-E1（2012年）は、AF/MF性能<br />
および操作系が劣悪で実用外であったが、それでも<br />
なんとか沢山撮って減価償却ルールを完了させ<br />
後継のX-T1(2014年）購入後、X-E1はトイレンズ<br />
や小型AFレンズ母艦として利用を続けている。<br />
<br />
X-T1は、アナログ操作系の高性能・高級機であり<br />
スペック的に、あるいは一般的なAFレンズを使用し、<br />
「何もカメラ操作をしないで撮る」という場合には<br />
優れた機体だが、何かのカメラ設定操作をしようと<br />
すると、アナログ操作系をデジタルで使う矛盾が<br />
多数発生し、加えて、基本的な操作系設計が劣悪な<br />
為、それは「重欠点である」と判断せざるを得ない。<br />
<br />
「このままではXシステムが使用不能となる」と<br />
危惧した私は、X-T1の減価償却完了前にフライング<br />
で本機X-T10を追加購入。これはX-T1の下位機種に<br />
当たるが、性能とコストの比、つまり「コスパ」が<br />
購入時点で最も優れている、という判断があった。<br />
加えて、購入前に取扱説明書を熟読して、操作系を<br />
脳内シミュレーションし、実用上での大きな矛盾が<br />
起こらない事を確かめたの上での購入だ。<br />
<br />
ただ、エフェクト（アドバンスドフィルター）部での<br />
”ピーキング起動無し”と、エフェクト選択の為の<br />
Fnキーへの無駄なアサイン（エフェクト非使用時は<br />
何も動作しない）、そしてメニュー位置メモリー無し<br />
等は依然課題であったが、もうこのあたりは仕方が無い。<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202205/18/38/c0032138_17161448.jpg" alt="_c0032138_17161448.jpg" class="IMAGE_MID" height="333" width="500" /></center>それでもX-T1や本機X-T10も、無事、減価償却ルール<br />
（一般ミラーレス機の場合は「1枚2円の法則」）を<br />
完了させたのだが、Xシステムを使っている状況で、<br />
だんだんと、「カメラやレンズの欠点ばかりを責めて<br />
いてもしかたが無い、性能や機能に不備がある事を<br />
気づかずに買ってしまったのは購入者の責任だ。<br />
そして、それらの欠点を、弱点にならないように<br />
使いこなす事が、機器のオーナーの責務である」<br />
といった考え方（方法論）を導入する事とした。<br />
<br />
まあつまり、「どんなレンズやカメラで、どんな弱点<br />
があっても、それを回避できる高いスキルを身につけ<br />
なくてはならない」という考えであり、これを称して<br />
「弘法、筆を選ばす方式」と呼んでいる。<br />
<br />
その考え（方法論）の根幹は、従前から唱えている<br />
「弱点相殺型システム」である。<br />
すなわち、カメラ側とレンズ側に各々弱点がある場合<br />
でも、それらを上手く組み合わせる事で、お互いの<br />
欠点が目立たないようにしてしまえば良い。<br />
<br />
典型例としては、例えば以下がある。<br />
<br />
＊AF/MF性能に壊滅的な問題点があるPENTAX K-01<br />
　に、ピント合わせが不要なピンホールを装着する。<br />
　→快適で理想的な「ピンホール」システムとなる。<br />
<br />
＊センサーサイズが小さく、瞬発的な高性能を持たない<br />
　PANASONIC DMC-G6に、古くて性能が劣るMFワンハンド式<br />
　望遠ズームレンズを装着する。<br />
　→望遠画角が光学ズームとデジタルズームのハイブリッド<br />
　　で高度かつ快適に使え、素晴らしい操作系が実現でき、<br />
　　オールドレンズでの周辺収差をカットし描写力が高まり、<br />
　　総合的に、極めて実用的なシステムが実現する。<br />
<br />
＊重量級の高性能AFレンズ（例：SIGMA ART LINE）を<br />
　あえて軽量機（例：CANON EOS 8000D、EOS M5等）に<br />
　装着する。<br />
　→トータルでのシステム重量が2kgを下回る為、<br />
　　長時間の手持ち撮影において、ハンドリング性能の<br />
　　確保と疲労の低減に役に立つ。<br />
<br />
　　重量バランスは、レンズ側がカメラの2～3倍にも<br />
　　達するが、単焦点AFで絞り環無しレンズの場合、<br />
　　左手は、単にシステム総合重心をホールドしている<br />
　　だけなので問題無い。（銀塩時代でレンズ側操作が<br />
　　必要な時代であれば、重量級レンズに重量級カメラ<br />
　　をあてがい、重心位置を調整する必要も稀にあった）<br />
<br />
あたりの実例がある。<br />
<br />
実は、このあたりが、本シリーズでのテーマともなって<br />
いる。つまり、「オールド・デジタル・カメラは本当に<br />
性能が低いのか？　それは実用範囲以下なのか？」という<br />
疑問に関する答えの１つがここにある。<br />
<br />
すなわち「オールドデジカメでの数値スペックは、勿論<br />
低い場合もあるかも知れないが、カメラに組み合わせる<br />
レンズの種類や、そのシステムをどう利用するか？という<br />
点に最終的な実用性は依存する」という訳だ。<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202205/18/38/c0032138_17161473.jpg" alt="_c0032138_17161473.jpg" class="IMAGE_MID" height="528" width="352" /></center>さて、で、FUJIFILM Xシステムの機体は、さほどの<br />
オールドデジカメでは無いが、その性能が他社に対して<br />
ビハインド（遅れて）いるのであれば、これはもう、<br />
発売時期に係わらず、オールド機（または弱点を持つ<br />
機体）と考える事はできるだろう。<br />
<br />
で、Xシステムの課題を消す1つの用法がここにある。<br />
今回使用のMeike (MK)12mm/f2.8 は、APS-C型機<br />
専用のMFレンズであり、ツァイス・ディスタゴン21mm<br />
系の縮小ジェネリック・レンズであるとも思われる。<br />
このレンズは、安価で「素性」も良いのだが、これを<br />
α7系等のフルサイズ機には装着できないし、APS-Cの<br />
α6000系機体で使うにも、AFや連写性能が過剰だ。<br />
また、μ4/3機で使うには超広角の利点が無くなる。<br />
<br />
結局、選択可能なシステムは、FUJI XかCANON EOS M<br />
系となるのだが、EOS M系（後述）は、まだシステム<br />
構築を始めたばかりであり、方針が定まっていない。<br />
そして、FUJI Xシステムは、前述のようにAF/MF性能<br />
が劣っているのだが、ここで超広角MFレンズを使う<br />
上では、多大な被写界深度により、MFは、その精度が<br />
要求されず、ラフに合わせても全く問題無い。<br />
<br />
・・であれば、FUJI X機との「弱点相殺型システム」に<br />
なり得る訳で、（超）広角撮影が必要になる場合は、<br />
任意のFUJI X機に、MK12/2.8を装着して持ち出せば<br />
良い訳だ。これで非常に快適な超広角撮影システムが<br />
実現できる。<br />
<br />
オールド・デジタル・カメラ、または特定の性能や<br />
機能が劣るカメラを、どう活用するか？　という点は<br />
カメラ側だけの事を考えていては、解決が難しい。<br />
しかし、それを活用する撮影条件・撮影状況を考察し<br />
弱点を消せるレンズと組み合わせる事で、課題が<br />
見事に消える場合もある訳だ。<br />
<br />
「マニア向けだ、一般には無理な解決手段だ」と思う<br />
かも知れないが、ここまでの自由度は無理であっても<br />
自身の所有するシステム内で、カメラやレンズの<br />
弱点を緩和する用法を考察する事は、とても重要だ。<br />
<br />
さもないと、わざわざ、カメラやレンズの弱点が<br />
そのまま出てしまう状態（この状態を、本ブログでは<br />
「カメラやレンズの言うがままに撮っている」と呼ぶ）<br />
となってしまい、「AFが遅い」だの「描写が気にいらん」<br />
だのといった、ビギナー的評価が蔓延してしまう訳だ。<br />
<br />
問題点を全て、カメラやレンズの責任にして文句を言う<br />
のは初級中級レベルまでだ。上級レベルを目指すならば、<br />
そうした機材の弱点は全て把握した上で、それを弱点と<br />
しない用法やシステムを考察するスタンスが必須である。<br />
<br />
----<br />
さて、2台目のミラーレス機。<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202205/18/38/c0032138_17162415.jpg" alt="_c0032138_17162415.jpg" class="IMAGE_MID" height="375" width="500" /></center>カメラは、OLYMPUS PEN-F (μ4/3機）<br />
(2016年発売、発売時実勢価格約15万円)<br />
(中古購入価格 86,000円)<br />
紹介記事：ミラーレス・クラッシックス第20/21回<br />
レンズは、LAOWA 17mm/f1.8 MFT<br />
(2019年発売）を使用する。<br />
<br />
銀塩名機PEN F（銀塩機の機種名はハイフン無し。<br />
銀塩機ではOLYMPUS-PEN Fのように記載される）の<br />
復刻（リメイク）版のカメラである。<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202205/18/38/c0032138_17162496.jpg" alt="_c0032138_17162496.jpg" class="IMAGE_MID" height="512" width="384" /></center>銀塩PEN Fは発売当時でも憧れの高級システムであり、<br />
希少価値から後年での中古相場も高額であり、かつ<br />
それを無理をして入手しても、実用性が少なかった。<br />
（PEN F/FVは露出計無し、PEN FTは露出計はあるが<br />
AE無しで、花文字意匠も無し。加えて、交換レンズの<br />
種類が少なく、いずれも高価であった） <br />
<br />
よって、デジタル化されたPEN-Fを入手した次第で<br />
あった。基本的には悪くは無い機体なのだが、<br />
ターゲットユーザー層をシニア向け、すなわち<br />
銀塩PEN Fが展開されていた1960年代に20歳前後<br />
で、これが欲しくても（高価で）買えなかった<br />
世代（これは、だいたい「団塊の世代」に当たる）<br />
に向けた企画の要素が大きく、デジタルPEN-Fの<br />
操作系設計は、なんだかスローで、かったるい。<br />
<br />
まあ例えば、介護施設向けの設備等では、高齢者でも<br />
操作がしやすいように工夫されていたり、機器の動作<br />
速度を、あえて遅くするような、通称「ユニバーサル<br />
デザイン」が施されているケースが多いのだが・・<br />
<br />
本機PEN-Fにも、ちょっとそういった雰囲気が背後に<br />
見受けられて、気に入らない。すなわち、速やかな<br />
撮影の為に必要な、スピーディなカメラ設定が、その<br />
構造上および操作系上で出来ない場合が多々あるのだ。<br />
<br />
シニアの団塊世代向け、といっても、まだそんなに<br />
老人では無いだろうし、マニア層だって本機PEN-F<br />
の主力購買層なのだから、そこまで「介護施設」の<br />
ような設計思想にする必要は無いであろう。<br />
<br />
きっと、私が将来に高齢者施設等に入居するように<br />
なった場合、「このエレベーターの動作は遅い」とか<br />
「この大型のボタンは配置が悪い」とか、ネチネチと<br />
施設設備の設計思想にケチをつける、「うるさい老人」<br />
になりそうなのだが・・（汗）<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202205/18/38/c0032138_17162427.jpg" alt="_c0032138_17162427.jpg" class="IMAGE_MID" height="512" width="384" /></center>・・で、本機PEN-Fの特徴には、高い「絵作り」の<br />
性能があったりするが、そのあたりの説明は、長く<br />
なりそうなので、ばっさりと割愛する。<br />
興味があれば「ミラーレス・クラッシックス第20回、<br />
第21回記事」で、詳しくそのあたりは解説してある。<br />
<br />
ここで１つだけポイントであるが、「デジタルカメラ<br />
での絵作り（発色）は、利用者本人の責任」という点だ。<br />
<br />
銀塩時代のアマチュア・カメラマンでは、現像や<br />
プリントの業務は全てDPE店まかせであったし、<br />
カメラマン側で発色を調整する手段は、その大半が<br />
フィルムの選択で決まり、そして僅かにレンズの<br />
性能（特性）が影響していたが、銀塩カメラ本体は、<br />
「フィルムを入れる箱」であるから、その性能が<br />
発色に影響する事は（露出補正等の設定を除き）<br />
まず有り得ない。<br />
<br />
で、その銀塩時代の感覚のままで、デジタル化した<br />
時代においてなお「このカメラは色が悪くていかん」<br />
と、発色の責任をカメラに押し付けてしまうシニア層<br />
やビギナー層がとても多い。<br />
<br />
そうではなく、まず、カメラ本体で発色を制御できる<br />
パラメーターはいくらでもあり、これを被写体の状況<br />
および、その被写体をどのように映像表現したいか？<br />
で、それらカメラ側の設定を撮影者が決めないとならない。<br />
<br />
次いで、レタッチ（編集）がある。撮影した写真は、<br />
撮影者が必ずPC等を用いて、写真の用途や表現に応じて<br />
色味や様々な要素を調整しなければならない。<br />
<br />
銀塩時代では、この処理も「DPE店まかせ」であったから<br />
銀塩からデジタルに変わった直後の時代（2000年代前半）<br />
では、アマチュアカメラマンの多くが、<br />
「レタッチ編集は邪道だ。無編集主義。ノートリンミング<br />
主義！」等と言って、デジタル写真を撮ったままで発表<br />
する事を是とする傾向もあった。<br />
<br />
ただ、勿論その後の時代においては、商業的な写真の<br />
用途、あるいは芸術的用途において、無加工のままの<br />
デジタル写真を利用する等、という事は有り得ない話<br />
となった。<br />
<br />
デジタル初期に「無編集主義」が起こった理由は、<br />
大きく2つある。<br />
<br />
まずは、一種の「デジタル・デバイド」であり、それは<br />
銀塩時代に所有機材を充実させ、あるいは撮影のスキル<br />
を磨いてきたベテランや上級層においては、銀塩時代に<br />
あった自身の「優位性」が失われてしまう危惧があった。<br />
写真撮影のベテランであっても、勿論、デジタル技術に<br />
精通している保証は無い。他者が（自分が使えない）<br />
パソコンを使って写真を加工する事に、妬みや不公平感<br />
が強かったのだろう。<br />
<br />
他の要素は、銀塩時代にあった「写真コンテスト」の<br />
文化が、デジタル化で崩壊しそうになった事だ。<br />
レタッチ編集で好き勝手に加工されてしまったら、写真<br />
を評価するのか、加工技術を評価しているのか？そこが<br />
わからなくなってしまうし、銀塩時代の審査員も、いくら<br />
経歴が御立派な方であったとしても、デジタルに精通して<br />
いる訳でも無い。それだと、審査が出来ないではないか・・<br />
だから、デジタル初期の写真コンテストにおいては、<br />
「編集/加工作品の応募は禁止する」という風潮があった。<br />
なお、写真コンテストに限らず、これは一般的な写真発表<br />
機会(例：当時から始まったSNS等）の全般において同様で<br />
あった事だろう。<br />
<br />
ただ、2000年代後半ともなれば、そうしたアナログな<br />
人達も、デジタルの世界に入って行くようになっていく。<br />
よって、上記のようなトンチンカンな事を言うような<br />
人達は、現代では、ほとんど見なくなった。<br />
<br />
まあ、とは言っても、現代に至っても、まだおかしな<br />
事を言う人は多い。<br />
ごく近年に聞いた話だが、知人の知人のシニア層で、<br />
デジタル一眼レフで撮影した写真を、全てSDカードの<br />
ままで保管しているそうだ。バックアップの意味でも、<br />
PCや外部HDDにも入れておいた方が安全なので、知人を<br />
通して、そうアドバイスしておくと・・　なんと<br />
「パソコンに入れると写真の色が悪くなるので、やらん」<br />
という返答があったそうだ。<br />
<br />
「そりゃ、あんたのPCの画面の色が悪いだけだろう？」<br />
という反論は、もうあまりの馬鹿馬鹿しさでしていない。<br />
ともかく、まだまだデジタルのデの字もわかっていない<br />
ユーザー層は、絶滅した訳では無いのだ。<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202205/18/38/c0032138_17162406.jpg" alt="_c0032138_17162406.jpg" class="IMAGE_MID" height="512" width="384" /></center>で、オールド・デジカメの話にも、ここで繋がってくる。<br />
オールド・デジカメの発色が悪いケースは、当時での<br />
技術的な未成熟から、確かにあり得る。<br />
だが、結局、それもまた近代のデジカメでの話と<br />
全く同様に、「撮影者が管理するべき問題」であり、<br />
また、その発色傾向を、どのような目的や表現に利用<br />
するか？　で、話は全く変わってくる訳だ。<br />
<br />
この要旨における課題は、大きく2つある、それは<br />
1つは、ユーザーのデジタル技術に係わる熟達度が低い<br />
2つに、いつでもHi-Fi写真を撮る事しか考えていない<br />
<br />
いずれも、ビギナー層での典型的な課題である。<br />
だからまあ、これらが十分では無いユーザーであれば<br />
「オールドのカメラなど、使い物にならないよ」<br />
という話になってしまう訳だ。<br />
もちろん、その答えは「そんな事は、使い手次第だ」<br />
という結論になる。<br />
<br />
----<br />
さて、3台目のミラーレス機。<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202205/18/38/c0032138_17163154.jpg" alt="_c0032138_17163154.jpg" class="IMAGE_MID" height="333" width="500" /></center>カメラは、CANON EOS M5 (APS-C機）<br />
(2016年発売、発売時実勢価格約11万2000円)<br />
(中古購入価格 42,000円)<br />
紹介記事：ミラーレス・クラッシックス第22回<br />
レンズは、SIGMA 40mm/f1.4 DG HSM | Art <br />
(2018年発売、CANON EFマウント版）<br />
アダプターは、CANON EF-EOS Mを使用する。<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202205/18/38/c0032138_17163199.jpg" alt="_c0032138_17163199.jpg" class="IMAGE_MID" height="528" width="352" /></center>本機EOS M5は、CANONがミラーレス機市場に<br />
後発で参入した(2012年）時点から、様々な改良<br />
を施し、初のEVF搭載機、加えて初の像面位相差AF<br />
（デュアル・ピクセルCMOS AF）搭載機である。<br />
まあつまり、「実用的になった、初のEOS M機」が<br />
本機EOS M5な訳だ。<br />
<br />
元々CANONとしては、高付加価値の一眼レフEOS<br />
シリーズの販売を主力としたかったのだろうが、<br />
2010年前後の急速なミラーレス市場の伸びに<br />
より、いつの間にかミラーレス機を販売していない<br />
カメラメーカーは、CANON（とSIGMA）だけに<br />
なっていた。<br />
<br />
まあ、当初は「嫌々」ミラーレス機を発売した<br />
ようなイメージで、初期の機体には魅力を感じ<br />
なかったのだが、本機M5（6機種目）ともなると<br />
いつまでも「仕様的差別化」（一眼レフに対して、<br />
ミラーレス機は、わざと性能や仕様を落として、<br />
一眼レフの販売に誘導する）戦略を行っている<br />
訳にもいかず、本格派戦略に転換したのであろう。<br />
<br />
EOS Mシリーズ機自体はAPS-C機であり、本機に<br />
関しては、小型軽量で、そこそこの高性能である事が<br />
特徴だ。<br />
ただ、本機EOS M5以降、これ以上EOS Mシリーズを<br />
APS-C型のまま、ハイエンドに移行する戦略は無理と<br />
踏んだのか？ さらなる上位機は発売されず、<br />
2018年からは高付加価値化戦略でフルサイズ化した<br />
EOS Rシリーズの展開をスタートしている。<br />
（しかし、高価すぎて購入する気になれない）<br />
<br />
EOS M（EOS Rも同様）での、旧来の一眼レフ用の<br />
EOS EF/EF-S（マウント）レンズの使用は、今回の<br />
ように、純正電子アダプターを介する事で、レンズ<br />
側の機能の、ほぼ全てが利用でき、快適である。<br />
<br />
今回の組み合わせでは、本体よりも3倍近くも重い<br />
EFマウントの重量級高性能レンズを用いているが、<br />
これは「トータル重量の削減」を目的としている。<br />
<br />
SIGMA A40/1.4は、1200g以上もあるレンズなので<br />
これをEOSデジタル一眼レフの上級機等に装着すると、<br />
総重量が重くなりすぎて、機動力が低下してしまう<br />
からだ。<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202205/18/38/c0032138_17163186.jpg" alt="_c0032138_17163186.jpg" class="IMAGE_MID" height="528" width="352" /></center>さて、本機EOS M5であるが、小型軽量を特徴とし<br />
EOSのサブ機として有益な機体であると思う。<br />
そして、EOS R発売以降では、フルサイズ機の方に<br />
付加価値を感じる初級中級層が極めて増えた為、<br />
（注：正確に言えば・・　2010年代後半では、<br />
カメラ市場が大きく縮退してしまった為、新製品が<br />
皆、不条理な迄に大きく値上げされてしまった。<br />
中上級層は、コスパの悪い新機種に、もう興味を<br />
持っていない為、「フルサイズ」などのスペック<br />
に目を引かれて高価すぎる新鋭機を買ってしまう<br />
消費者は、見事なまでに、価値感覚を持っていない<br />
ビギナー層ばかりになってしまっていた。<br />
しかし、メーカー側も無策では無く、2021年頃より<br />
NIKON/CANONも、新規Z/Rマウントでの低価格帯の<br />
機体や交換レンズの展開をスタートしている）<br />
<br />
・・（フルサイズ機に人気が集中した為）逆説的<br />
にAPS-C機が不人気となり、本機EOS M5も、私の<br />
購入時点よりも後年では、さらに中古相場が下落、<br />
現代においては、性能と比較した価格が安価で<br />
コスパの良い機体となっていると思われる。<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202205/18/38/c0032138_17163137.jpg" alt="_c0032138_17163137.jpg" class="IMAGE_MID" height="528" width="352" /></center>課題としては、本機発売後にCANONのミラーレス機<br />
戦略は、フルサイズ（高付加価値化）のEOS R<br />
シリーズにシフトしてしまった事だ。<br />
まあ、カメラ市場縮退の中、安価なAPS-C機を<br />
売っていても儲からない、という判断であろう。<br />
だが、その結果、EOS Mシリーズの展開は鈍化し、<br />
今後の機体・レンズラインナップの充実は、<br />
ほとんど期待が出来ない。<br />
<br />
したがって、本機EOS M5は使いつぶしの用法が<br />
主となるだろう。EF-Mレンズは、あまり買わない方<br />
が良さそうだ。<br />
幸いにして EF-EOS M電子アダプターを用いれば、<br />
既存のEF/EF-Sマウントのレンズが、殆ど性能制限が<br />
無く使えるので、EF-Mレンズを揃えていく必要性は<br />
無さそうだ。<br />
<br />
----<br />
では、4台目のミラーレス機。<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202205/18/38/c0032138_17164849.jpg" alt="_c0032138_17164849.jpg" class="IMAGE_MID" height="375" width="500" /></center>カメラは、OLYMPUS OM-D E-M1 MarkⅡ (μ4/3機）<br />
(2016年発売、発売時実勢価格約22万円)<br />
(新古購入価格 69,000円)<br />
紹介記事：ミラーレス・クラッシックス第23回<br />
レンズは、OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 75mm/f1.8<br />
(2012年発売）を使用する。<br />
<br />
本シリーズ第8回記事で紹介したOM-D E-M1<br />
(2013年）の小改良機である。<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202205/18/38/c0032138_17164809.jpg" alt="_c0032138_17164809.jpg" class="IMAGE_MID" height="375" width="500" /></center>従来機E-M1よりも連写性能が大幅にアップ<br />
（例：メカシャッターで秒10枚→秒15枚、<br />
および電子シャッターでは秒60枚）したので、<br />
「E-M1より大きく進化した」という評価も多い<br />
本機E-M1Ⅱではあるが・・<br />
そこまでの超高速連写性能は実用的には過剰で<br />
あるケースも多々あるので、個人的には、本機は<br />
大幅改良機とは見なしていない。<br />
<br />
それよりも、E-M1にあった細かい弱点が、あまり<br />
改善できていない点が、むしろ気になる。<br />
<br />
<br />
・・とは言え、E-M1は、OLYMPUSがμ4/3機を<br />
それまでの初級中級層向けから、本格的用途に<br />
転換する為の戦略的機種であった事で、高性能・<br />
多機能を「てんこ盛り」とした機種であった為、<br />
その小改良機である本機E-M1Ⅱも、性能的な不足は<br />
まず感じられない高性能なカメラとなっている。<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202205/18/38/c0032138_17164877.jpg" alt="_c0032138_17164877.jpg" class="IMAGE_MID" height="512" width="384" /></center>本機の弱点は、まず価格が高価な事。E-M1に比べ<br />
ほぼ5割増しの価格は、実際には不要なまでの<br />
「超高速連写性能が付いた」という程度ではカバー<br />
する事は出来ず、コスパが悪く感じる次第だ。<br />
<br />
まあ、この時期、OLYMPUSのカメラ事業は相当に<br />
苦しい状況であったのだろう、本機以降、後継の<br />
E-M1X(2019年）では発売時価格は約33万円となった。<br />
これでは、さすがに高価すぎる為、2020年には<br />
本機の正統な後継機E-M1 MarkⅢを約20万円で<br />
発売したところで、オリンパスはカメラ事業から<br />
撤退（正確には分社化して売却）する事を発表した。<br />
<br />
もう１つの弱点だが、操作系全般が古臭い事だ。<br />
本機E-M1Ⅱでは、前後2（電子）ダイヤルの仕様<br />
ではあるが、絞り優先AEモードでの、絞り値と<br />
露出補正の直接制御は、まあ良いとして、それ以外<br />
のカメラ設定の全ては、必ず、どこかのボタンや<br />
レバーを操作した後での設定変更となる。<br />
<br />
つまり、ダイレクトにパラメーターをエディット<br />
出来る機能が無く、必ず間接的操作となり、設定の<br />
迅速性に欠ける。さらに言えば、ショートカット<br />
メニューのアサイン機能が無く、この点でも、<br />
本機の持つ多機能を効率的に呼び出して使う事が<br />
不可能である。<br />
まあつまり「プロユース（業務用）機」という<br />
企画意図を持ちながらも、効率的かつ高度な操作が<br />
殆どできない、という大きな矛盾を持つ機体だ。<br />
これでは残念ながら、金満家のビギナー層向けの<br />
カメラにしか成り得ない、という感じだ。<br />
<br />
<br />
加えて言えば「速写性」に劣る。電源スイッチの<br />
位置と起動時間、そしてカメラが起動しない限り<br />
ピントの事前操作ができないμ4/3用のAFレンズの<br />
<br />
課題等だ。<br />
<br />
<br />
<br />
ただまあ、即時性、速写性があまり必要とされない<br />
趣味撮影等のジャンルにおいては、本機は、その<br />
発売時点では他社機と比べても、最も高性能な類の<br />
機体であるので、そういう目的とするならば決して<br />
悪くないカメラである。<br />
<br />
問題のコスト高は、OLYMPUSが事業撤退を発表した<br />
後、本機の中古相場は大きく下落し、新古品が<br />
税込み7万円以下の価格帯で買えるようになった為<br />
コスパ評価は「及第点」と見なし、これを購入した<br />
次第である。<br />
趣味撮影機の範囲で超高性能を楽しみたいので<br />
あれば、本機E-M1Ⅱは、悪くない選択だ。<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202205/18/38/c0032138_17164897.jpg" alt="_c0032138_17164897.jpg" class="IMAGE_MID" height="375" width="500" /></center>さて、ここで「オールド・デジカメは、何故人気<br />
が無いのか？」という疑問への総括だが・・<br />
個人的に思うところの最大の課題は、2010年代<br />
でのデジタルカメラ（とレンズ）市場の大きな縮退<br />
が、その原因の第一であろう。<br />
<br />
まあ、市場縮退は、スマホの台頭等が主因では<br />
あろうが、カメラメーカー側が、その対策として<br />
「高付加価値化戦略」、すなわち酷い「値上げ」を<br />
行ってしまった事が、さらに市場縮退を加速させて<br />
しまったと思う。<br />
<br />
結果として、新鋭機は確かにカタログスペック的<br />
には凄いものとなった。例えば、ここで紹介した<br />
OM-D E-M1Ⅱは、機械シャッターで秒15コマの<br />
超絶的な性能を持つし、他にも、ここまで紹介して<br />
きた機体の内、近代のものは、全てカタログ的には<br />
凄い「超絶性能」を持つカメラが多い。<br />
<br />
だが、それらのカタログ性能に惹かれるのは、<br />
ビギナー層のみである。中上級層では、それらの<br />
超絶性能が、もう実用範囲を超えている事は<br />
わかっている訳で、自分には不要な機能が入る事で<br />
値上げをされた新鋭機には興味を持つ事が出来ない。<br />
<br />
「では、古い機体でも十分ではないか？　ならば<br />
　何故、オールドデジカメは人気が無いのだ？」<br />
という疑問が出てくるだろう、そう、そこが最大の<br />
注目点だ。<br />
<br />
結局、前述のように中上級層が新鋭機への興味を<br />
なくしてしまい、カメラ市場における購買層の<br />
比率がビギナー層ばかりになってしまった事で、<br />
カタログスペックの弱い旧型機は、急速に不人気に<br />
なってしまう、何故ならばビギナー層においては<br />
「フルサイズでなくちゃ（高画質の写真が撮れない）」<br />
「超音波モーターがなくちゃ（ピンボケする）」<br />
「高速連写がなくちゃ（シャッターチャンスを狙えない）」<br />
「手ブレ補正が入ってなくちゃ（ブレてしまう）」<br />
「瞳AFが入ってなくちゃ（動く人物を撮影できない）」<br />
といった、ネガティブな脅迫観念により、それらの性能<br />
を持つ新鋭の超絶性能機を買わないと、まともに写真を<br />
撮れず、「周囲にバカにされる、周囲に自慢できない」<br />
という不安を抱えているから、新鋭機にしか興味を<br />
持つ事が出来ない訳だ。<br />
<br />
「オイオイ、中上級層はどうした？　消費者は<br />
　そんなビギナーばかりではあるまい」<br />
という疑問が出てくるだろう。<br />
<br />
これについては、まずカメラ市場の縮退だが、業界は<br />
カメラが全く売れていない、という事実を公表したく<br />
無いだろうから、実際の縮退度合いが目立たないような<br />
数値しか発表しない。でも、恐らくだが2010年代の<br />
10年間で、カメラの販売台数は、統計手法により<br />
異なるが、少なくとも1/6、場合により、1/8から<br />
1/10というレベルにまで、大きく縮退してしまって<br />
いると思われる。<br />
<br />
<br />
（参考：前記事でも少し述べたが、2022年時点での<br />
国内での1ヶ月あたりのカメラ販売数は、一眼レフが<br />
4000～5000台程度、ミラーレス機が1万数千台程度だ。<br />
日本全国でも、たったこれだけの販売数である。<br />
なお、GW前の4月に少し販売数が増加した模様だが、<br />
僅かに増えただけでも「前月比で伸長！」のような<br />
ニュース発表がある。でも、減った時には何のニュース<br />
にもならず、長期における販売数の大幅縮退を、あまり<br />
消費者層に知られないようにしている様相がある）<br />
<br />
<br />
あれだけ沢山居た、カメラファン層やマニア層も、<br />
その数字からわかるように、大きく減少してしまい、<br />
結局、近年での主要消費者層は、ビギナーの割合が<br />
激増してしまっている訳だ。<br />
（注：あくまで「割合」（比率）であり、「実数」<br />
では無い。近年ではカメラ購入者の全体数が少ない）<br />
<br />
個人的には、この状況から「2010年代末頃には<br />
中古デジカメブームが起こるのでは？」と予測して<br />
いた、マニア層等が、新鋭機に興味を持てないならば<br />
古い機体に興味を移行する可能性があったからだ。<br />
現に、カメラが高価になったり、魅力が無くなった時代<br />
（特に1990年代後半、他にもある）には、古い時代の<br />
カメラに目を向ける中古ブームが起こっていた。<br />
<br />
だが、2010年代末に、中古ブームは起こらなかった。<br />
恐らく、マニア層自体が激減してしまったのであろう。<br />
（注：近年、ごく一部で、オールドデジカメに着目して<br />
いるような雑誌または情報もあるのだが、なんだか<br />
流通市場において、商品価値が無くなった古いカメラを<br />
再度、相場を吊り上げようにしているように感じてしまう。<br />
つまり、なにかにつけ「商売」の匂いがしてしまい、<br />
あまり、そういう情報を参考にしたいとも思えない）<br />
<br />
<br />
WEB/SNS等でも、中上級マニア層による機材評価記事も<br />
同時代からほぼ消滅してしまっている。見かけるのは<br />
流通（業界）等が、高価すぎる新製品を買ってもらう<br />
為の「宣伝記事」（これには機材を褒める事しか<br />
書いていない）か、又はユーザー層側からでは全くの<br />
ビギナー層の「買ってみました」「箱を開けました」<br />
といった内容の、小学生の絵日記のような評価記事<br />
ばかりとなっている状況だ。<br />
あるいは、一部の生き残りマニア層等においては、<br />
アフィリエイト（広告収益）を狙い、機材レンタルや<br />
サブスク制での、借りてきた新鋭機を評価するような<br />
状況も見られるのだが、その方式では機材を買う事も<br />
できず、純粋なマニア的視点で、自由に機材評価を<br />
行う事もできないならば、多分、マニア意識的には<br />
「それでは面白く無い/ストレスになる」だろうと<br />
思われる。<br />
<br />
<br />
まあつまり、誰も機材の真の価値を表現（提言）<br />
できない、という残念な時代となってしまっている・・<br />
というのが、オールドデジタル機に関しての正当な<br />
評価が無い最大の原因であろう・・<br />
結局のところ、現代のカメラユーザー層における<br />
ビギナー層比率の増加が、オールド・デジカメの<br />
不人気の根本原因となっている、まあ、使いこなす<br />
事が不可能なのだから、そうなるのは当然だろう。<br />
<br />
----<br />
では、今回ラストのミラーレス機。<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202205/18/38/c0032138_17165490.jpg" alt="_c0032138_17165490.jpg" class="IMAGE_MID" height="512" width="384" /></center>カメラは、PANASONIC DC-G9 (μ4/3機）<br />
(2018年発売、発売時実勢価格約21万円)<br />
(中古購入価格 88,000円)<br />
紹介記事：ミラーレス・クラッシックス第24回<br />
レンズは、Voigtlander NOKTON 60mm/f0.95<br />
(2020年発売、変母音記載省略）を使用する。<br />
<br />
本機発売後の、Panasonicのフルサイズ機DC-S<br />
シリーズへの転換（2019年）および、OLYMPUS<br />
のカメラ事業撤退と分社化（2020年）による、<br />
μ4/3システムの絶滅を危惧して購入した機体だ。<br />
<br />
Panasonicでは、「LUMIX G9 PRO」と呼ぶ場合も<br />
あるが、「PRO」の名前を付けたところで、本機が<br />
業務撮影用途に適したカメラだと言う訳でも無いし、<br />
むしろ、「そういう名前を付けて、値段を吊り上げて<br />
いる」という悪印象が、かなり強いカメラである。<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202205/18/38/c0032138_17165483.jpg" alt="_c0032138_17165483.jpg" class="IMAGE_MID" height="375" width="500" /></center>まあ、そうは言うものの、高性能、高機能なカメラ<br />
である事は確かだ。そして、その高機能化における、<br />
カスタマイズ性が極めて高い所は、特筆すべき長所で<br />
あろう。<br />
<br />
ただ、例えば、Fn（ファンクション）ボタンは、<br />
タッチパネル上の仮想ものを含め19個もあるし、<br />
個々のFnボタンに登録可能な機能は70種類以上も<br />
あり、過剰気味だ。勿論、登録作業も大変だし、<br />
どこに何の機能をアサインしたかも忘れてしまう。<br />
おまけに、肝心の機能がアサインできない場合もある。<br />
（例：EXテレコンのズーム機能の直接呼出し、や、<br />
ピーキング強度直接変更設定、等）<br />
そもそも、使用するレンズに応じて、その操作系の<br />
カスタマイズ要素は変わるべきだし、全般的に相当に<br />
複雑となってしまっている。<br />
<br />
また、全体にカタログスペック優先であり、例えば<br />
電子（撮像素子）シャッターによる毎秒60コマの連写、<br />
複数連写合成で記録画素数と高めるハイレゾ（ショット）<br />
モード、動物認識AFモード等は、まず使う事が無い<br />
機能であろうし、それぞれ、その機能を使う上で、<br />
他の重大な制限事項が多々発生してしまう。<br />
<br />
(以下余談：「動物認識」は、個人的にも興味がある。<br />
下写真は「プログラミングシリーズ」記事で、完全自作<br />
のアルゴリズムにより、写真中の鳥を検出している模様。<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202205/18/38/c0032138_17165485.jpg" alt="_c0032138_17165485.jpg" class="IMAGE_MID" height="375" width="500" /></center>この自作画像処理アルゴリズムは、まず手動で１つの鳥を<br />
指定する必要があるが、その後は鳥の種類までも判別が<br />
できる精度を持つ。（上写真では同種の鳥だけを識別）<br />
参考：画像処理プログラミングシリーズ第14回記事<br />
---<br />
DC-G9やOM-D E-M1X等のカメラに搭載された鳥認識AF<br />
アルゴリズムは、アルゴリズムというよりは、深層学習<br />
（≒AI）による被写体判別であろうが、特定数（DC-G9<br />
では3つ）の動物しか認識できない。しかし、完全自動<br />
なので、一々の手動設定操作は不要だ。<br />
---<br />
深層（機械）学習の為に必要なデータ群とアノテーション<br />
（判断結果）はユーザー個人のレベルでは準備・開発する<br />
事は困難ではあるが、カメラに搭載された機能を参考に<br />
して、個人的に趣味で行っている写真用画像処理をさらに<br />
発展させる事は可能だろうと思っている。<br />
（注：・・と、ざっくり書いたが、どうもカメラマニア<br />
層の中でも、深層学習による被写体認識AFが、どういう<br />
原理で動いているか？どういう効能があるか？等を、全く<br />
理解していない人達の比率が極めて多い事を最近知った。<br />
今回は、その話は冗長になるので割愛するが、そもそも<br />
メーカー等が、ちゃんと原理を説明していない事が<br />
問題なのではなかろうか？それとも、機械学習の何たる<br />
かをユーザーに知られてしまうと困るのであろうか？）<br />
<br />
---<br />
<br />
で、なんでもかんでも（流行りの）AIに複雑な処理を任せる、<br />
というのも、あまり個人的には好まず、従来的な画像処理<br />
の方法論も、まだまだ発展の余地が十分にあると思って<br />
いて、カメラの新機能は、その参考事例にはなるだろう。<br />
---<br />
まあつまり、個人的には、カメラの新鋭機能は、実用的<br />
観点では、殆ど必要としていないが、個人での画像工学の<br />
研究目的としては、なかなか興味深いものがある次第だ）<br />
<br />
・・で、こうした過剰とも言える超絶性能を謳って、<br />
結果的に高付加価値化、高価になっているのならば、<br />
あまりコスパ的には好ましくないカメラである。<br />
<br />
ただ、ちょっと前述したように、カメラの売り上げ<br />
台数は2010年代の10年間で、大きく縮退している。<br />
1/10にも減少した売り上げ台数をカバーするには<br />
個々のカメラで大きな利益を取るしか無いのであろう。<br />
その結果、本機は初期のPanasonic Gヒト桁シリーズ<br />
の3～4倍もの新品実勢価格、そして4～5倍もの<br />
中古販売価格（相場）となってしまっている。<br />
<br />
まあつまり「値段が高すぎる」という評価になって<br />
しまう事は否めない。<br />
<br />
個人的には、初期のPanasonic Gシリーズは<br />
その設計思想が好みであり、まずDMC-G1を2台、<br />
以降、DMC-GF1、DMC-G5、DMC-G6、DMC-GX7<br />
（およそ2008年～2013年製）と順次、購入を<br />
続けて来たのだが、そこから以降の時代の機種は、<br />
パタリと購入を止めてしまっていた。<br />
<br />
その理由は、なんだか設計コンセプトが、だんだんと<br />
個人的な好みに合わなくなってきていてたからだ。<br />
それは「（写真を撮る為の）カメラ」というよりも、<br />
「家電製品として、誰にでも使える映像記録装置」<br />
のような様相が強くなってきていた事だと思う。<br />
<br />
まあ、2010年代初頭までは、ミラーレス機は、<br />
飛ぶ鳥を落とす勢いで急成長を続けていたのだが、<br />
その時点では、「一眼レフに変わる、新たな形態<br />
のカメラ」であったと思う。<br />
<br />
しかし、2010年代前半より、スマホの普及等の<br />
世情の変化の影響で、本格的カメラ（一眼レフや<br />
高級ミラーレス機）の需要が縮退をしていく。<br />
同時に、それまでのカメラマニア層や、ハイ・<br />
アマチュア層も激減してしまい、市場での主要な<br />
消費者/ユーザー層は、ビギナーが主流となって<br />
しまった事は前述の通りだ。<br />
<br />
恐らくだが、この問題を受け、Panasonicのカメラ<br />
は、その企画コンセプトや設計思想、設計仕様が、<br />
少しづつ「家電製品化」してしまったのでは<br />
あるまいか？　まあ、Panasonicには、上位シリーズ<br />
のGH系列の機体があり（注：全て未所有）、それは<br />
DMC-GH4（2014年）以降の機種では、本格的な動画<br />
撮影機能（例：4K動画記録）を持たせるとともに<br />
本格的撮影機能も持たせた高付加価値化シリーズと<br />
なっていた。（故に高価である）<br />
まあ、GHシリーズとの「住み分け」の必要性があった<br />
事も、Gヒト桁シリーズ(G7/G8 2015/2016年)の<br />
立ち位置が中途半端な原因となったのかも知れない。<br />
<br />
2010年代後半、いよいよカメラ市場の縮退が<br />
厳しくなっていき、そもそもμ4/3機の規格では<br />
これ以上の付加価値（例：画素数の増加や、<br />
高感度性能、そして勿論フルサイズ化等）を<br />
持たせる事ができなくなっていく。<br />
<br />
Panasonic社もμ4/3機を半分見限ったのか？<br />
2018年に、フルサイズ化(ライカ L-Mount）<br />
された「DC-S」シリーズの開発を発表、2019年に<br />
それを製品化した。（高価すぎるので、未所有）<br />
<br />
同じ頃、μ4/3機として考えうる性能の全てを<br />
「てんこ盛り」「何でも乗せ丼」としたような<br />
本機DC-G9を発売。勿論、大幅な値上げとなった。<br />
<br />
私は、このあたりのPanasonicの市場戦略の全般が、<br />
あまり賛同できず、2010年代中頃のμ4/3機は、<br />
本シリーズ記事で紹介したようなOLYMPUS機の<br />
何台かを主力として使っていた次第だ。<br />
だが、述べてきたように、OLYMPUS機にも色々と<br />
クセがある、必ずしも全ての点で満足いくような<br />
カメラ（μ4/3機）は無かった状態である。<br />
<br />
そして、2020年には、ついにOLYMPUS社は、<br />
カメラ事業からの撤退を発表。2021年以降では、<br />
投資事業会社「OMデジタルソリューションズ」が<br />
「OLYMPUS」のカメラブランドと、μ4/3機の<br />
製造販売を引き継ぐ事となった。<br />
（そして、2021年より、ブランド銘は「OM SYSTEM」<br />
となった。ただし、2022年に発売された「OM-1」の<br />
ロゴマークには、何故か「OLYMPUS」と書かれている）<br />
<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202205/18/38/c0032138_17165472.jpg" alt="_c0032138_17165472.jpg" class="IMAGE_MID" height="375" width="500" /></center>同じく2020年頃、私は、今回使用レンズの<br />
NOKTON 60mm/F0.95を入手、これはμ4/3機<br />
専用のレンズである。<br />
<br />
これは、非常にお気に入りのレンズとなったが、<br />
このレンズの使用に適した母艦（μ4/3機）を<br />
何も所有していない。Panasonicのμ4/3機の方が<br />
OLYMPUS機より母艦として適する（つまり、これは<br />
MFレンズなので、MF性能・操作性に優れた機体は<br />
Panasonicの方だ）のだが、いつの間にか、最後の<br />
Panasonic製のμ4/3機を購入してから、8年もの<br />
歳月が流れていた。<br />
試しに、DMC-G5やDMC-G6を本レンズの母艦として<br />
みたが、さすがに古いカメラなので、そろそろ<br />
「仕様老朽化寿命」（つまり、周囲の新鋭機に<br />
比べて、性能がとても低く感じてしまう）が<br />
来てしまっている状況だ。<br />
<br />
そこで、やむなく(＝高価すぎるのはわかっていたが）<br />
本機DC-G9を、NOKTON 60/0.95の専用母艦として<br />
あてがう事を決めた訳だ。<br />
<br />
DC-G9を母艦とした場合の仕様バランスは、基本的<br />
には良好だ。ただし、2つの大きな課題を持つ。<br />
<br />
1)システム総重量が相当に重い。<br />
　装備重量で、本体658g、レンズ約913g<br />
　総重量が、約1571g（実測値）<br />
　となり、中堅一眼レフシステム並みだ。<br />
<br />
2)カメラ側に備わる、優れたAF関連性能<br />
（例：空間認識AF、フォーカスブラケット等）<br />
　が、MFレンズ故に、全て使えず無駄となる。<br />
<br />
しかし、これらの課題は購入前から分かって<br />
いた事である。重さやAFの無駄は承知の上で、<br />
それでも、「本機DC-G9がNOKTON60/0.95の<br />
母艦として最適だ」という判断であった。<br />
<br />
ただ、さすがに、2)の「AF性能が無駄となる」<br />
は、「片肺飛行」のようで、効率的では無い。<br />
まあだから、たまにはPanasonicの純正AFレンズ<br />
も装着して、「一応AFでも使っているぞ」という<br />
状態にしないと勿体無いであろう。<br />
<br />
そして、1)の「重さ」の問題は結構深刻だ。<br />
本システムを持ち出す場合、他にもカメラを<br />
持って行こうとしても、小型軽量システムしか<br />
持ち出す事ができない。例えば同等かそれ以上の<br />
重量の、一眼レフ中堅システム（例：800g級の<br />
上級機に、800g級の高性能レンズ等）を<br />
同時に持ち出すと、2台のカメラの総重量が、<br />
3kgを軽く超えてしまい、このレベルとなると<br />
業務/依頼撮影等の実用撮影以外の状態での<br />
趣味/散歩撮影等には、全くのオーバースペックと<br />
なってしまう。ハンドリング性（特に、可搬性）<br />
に大きく劣る為、持ち出したくなくなってしまう<br />
訳だ。<br />
<br />
まあ、趣味撮影での、複数のカメラシステムの<br />
合計総重量は、最大でも2300g程度まで。<br />
また、実用撮影での、1台のカメラシステムのみ<br />
での重量も、同じく最大2300g程度まで、<br />
（例：高速連写型のAPS-C一眼レフに400mm級<br />
超望遠ズームを装着した場合、ほぼこの重量だ。<br />
しかし600mm級超望遠ズームでは、この重量には<br />
収まらない為、手持ち撮影も、ハンドリング性も<br />
課題となり、急激に実用性を失ってしまう）<br />
・・というのが、経験則から来る持論である。<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202205/18/38/c0032138_17165801.jpg" alt="_c0032138_17165801.jpg" class="IMAGE_MID" height="375" width="500" /></center>余談が長くなった。<br />
確かに本機DC-G9は、コスト高であり、それに<br />
見合う実用的性能が得られている訳では無いから<br />
コスパ評価の悪い（低い）カメラな事は明らかだ。<br />
<br />
しかし、その優れたパフォーマンスを最大に<br />
発揮できるシステム構成や撮影分野であれば、<br />
それはそれで、価格の高さは相殺できるであろう。<br />
ただ、そういうカメラの買い方をするならば<br />
「どんな場合（撮影条件）に、どんなレンズを<br />
　使い、どんな撮り方をするか？　そしてその際に<br />
　カメラに求める性能要件は何があるのか？」<br />
という点を、事前に十分に検討した上で、購入する<br />
カメラを選ぶ必要がある。<br />
<br />
さも無いと、「秒60コマの連写性能があるから<br />
凄いカメラだ、よし、これを買うぞ」となって、<br />
それに装着するレンズの事も、どんな被写体を<br />
どのように撮るのかも、後廻しの順番になって<br />
しまう。これはもう、本末転倒であろう。<br />
<br />
１）どんな写真を撮る為に　<br />
２）どんなレンズを使い<br />
３）それらが効率的となるカメラを選ぶ。<br />
この検討の順番が、正しい機材購入プロセスだ。<br />
<br />
----<br />
では、今回の「オールド・デジカメ（12)」編は、<br />
このあたり迄で。本シリーズは、これにて完了する。]]></description>
      <dc:subject>完了：オールド・デジタルカメラ</dc:subject>
      <dc:creator>p_chansblog</dc:creator>
      <pubDate>Wed, 18 May 2022 21:05:35 +0900</pubDate>
      <dc:date>2022-05-18T21:05:35+09:00</dc:date>
    </item>
    <item>
      <title>レンズ・マニアックス（98）ジャンク編（Ⅴ）</title>
      <link>http://pchansblog.exblog.jp/32589703/</link>
      <guid isPermaLInk="1">http://pchansblog.exblog.jp/32589703/</guid>
      <description><![CDATA[今回は補足編としてジャンクレンズ編の「その5」とし、<br />
未紹介（ジャンク）レンズを5本、および過去記事で<br />
紹介済みで重複するレンズを1本取り上げる。<br />
<br />
まず例によって、「ジャンクレンズ」の定義だが。<br />
故障、キズ、カビ、動作不良、付属品欠品等の理由で、<br />
商品としての価値が殆ど無い物であるが、近年では<br />
何ら瑕疵（欠陥）が無くても、単に「古い時代の製品」<br />
という理由で、ジャンク扱いになっている場合も多い。<br />
<br />
ジャンクレンズは、中古カメラ店やリサイクル店等で、<br />
概ね300円～2000円程度で、安価に売られている<br />
レンズの事を指すが、今回は、少し高価な3000円～<br />
5000円クラスのレンズも含めている。<br />
<br />
なお、それでも全般的に安価な為、本記事では<br />
「オフサイドルール」（＝高価なカメラに低性能な<br />
レンズを装着し、カメラ側の高性能が十分に発揮<br />
できない状態を戒める個人的ルール）は緩和する。<br />
<br />
----<br />
ではまず、今回最初の（準）ジャンクレンズ<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202205/16/38/c0032138_15174241.jpg" alt="_c0032138_15174241.jpg" class="IMAGE_MID" height="512" width="384" /></center>レンズは、MINOLTA MC TELE ROKKOR-QE 100mm/f3.5<br />
（中古購入価格 3,000円）(以下、MC100/3.5)<br />
カメラは、SONY NEX-7(APS-C機）<br />
<br />
<br /><br />1966年頃(?)に発売と思われる、MF単焦点中望遠<br />
レンズ。QE型番なので、これは4群5枚構成を示す。<br />
(Q=Quattro=4(群）、E=5番目のアルファベット）<br />
<br />
この時代のMINOLTAは、銀塩MF機械式（ただし<br />
露出計は内蔵しているが、AE機能は無し）の<br />
一眼レフ、「SRシリーズ」を主力としていた。<br />
<br />
その代表機としては、例えば以下がある、<br />
1962年：SR-7    （初の露出計内蔵機）<br />
1966年：SR-T101 （2分割CLC測光露出計内蔵機）<br />
<br />
上記2台は未所有であるが、SR-T101を改良した<br />
SR-T SUPER(1973)は、銀塩時代に所有していた。<br />
「CLC測光が良く合った」という記憶があるが、これは<br />
上下2分割で逆光パターンを緩和する機能である為、<br />
カメラを縦位置に構えると無効化する弱点があった。<br />
（譲渡により、現在未所有）<br />
<br />
この時代のMINOLTA交換レンズは、SR型（注：これは<br />
正式名称ではなく、実質的には「無印」だ）から<br />
MC（メーター連動、という意味）型に変化していく<br />
途中（1966年頃～）であった。<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202205/16/38/c0032138_15174210.jpg" alt="_c0032138_15174210.jpg" class="IMAGE_MID" height="528" width="352" /></center>MC型レンズでは、開放測光/TTL露出や、加えて<br />
絞り優先AEにも対応しているが、SRシリーズカメラ<br />
には絞り優先機は無く、それが実現されるのは後年の<br />
MINOLTA X-1（1973年、銀塩一眼第4回記事参照）<br />
および、続くXシリーズ(XE、XD・・等）である。<br />
（1970年代後半～1980年代前半、銀塩一眼<br />
第6回、第10回記事、およびカメラの変遷第6回記事）<br />
<br />
この時代の世情だが、1964年の東京オリンピックと<br />
それに関わるインフラ整備（新幹線や高速道路等）<br />
があって、この東京オリンピックのTV視聴の為に<br />
白黒TVの世帯普及率が90%以上に達していた。<br />
（注：カラーTVは、一応存在したが、非常に高価で<br />
まだ殆ど売れていなかったし、カラー放送自体も、<br />
あまり無かった時代だ）<br />
<br />
1960年代後半は、高度成長期のまっただ中であり、<br />
戦後の「団塊の世代」は、およそ20歳前後の学生<br />
で、「（学生）フォークソング」の一大ブームを<br />
巻き起こしている。　<br />
<br />
1969年には、アポロ11号が月面に着陸、人類が<br />
初めて月面を歩く、この世界的規模のイベントを<br />
視聴する為、カラーTVの一般世帯への普及率が、<br />
一気に立ち上がる。（この年で約14%、その後の<br />
5年間で約90%にも達する）<br />
<br />
しかし、写真においては、一応カラーフィルムは<br />
この時代から存在はしていたが、非常に高価であり<br />
（現代の貨幣価値で、1本約7000～9000円位<br />
ただし、フィルム代と現像代を含む金額だ）<br />
その比率はフィルム利用者全体の中の10%以下<br />
程度であったと聞く。<br />
（参考：上記は、あくまで安価なカラーネガの場合。<br />
もし今2022年で、ポジ（リバーサル）フィルムを<br />
使った場合、フィルム価格が2000円～4500円<br />
程度、現像代が1500円～2000円程度、合計で<br />
最低3500円～6500円程度と、現代でも高価である）<br />
<br />
その後、1970年前後でカラーフィルム使用比率は<br />
約40%に達する。しかし、まだ、この時代でのカラー<br />
ネガフィルムは現代の価値で1本2500円（＋現像代）<br />
にも及ぶ贅沢品であった為、この頃に家庭等で<br />
カラー写真を撮るのは、冠婚葬祭やハレの日等の<br />
「非日常の記録」であった。（まあ、だから「写真<br />
は重要な非日常を記録する為のもの」という感覚が<br />
一般層に根付いてしまった。現代は、まだそこから<br />
50年しか経っていないので、当時の人達はシニア層<br />
としてご存命な方も多い。よって、現代のシニア層<br />
等の撮る写真は「非日常を記録する為のもの」と<br />
いう感覚から、良くも悪くも抜け出せていない）<br />
<br />
もし、1970年の大阪万博を一般来場者層が撮った<br />
写真を見かけたならば、白黒かカラーかをチェック<br />
してみると面白いと思う。カラーであったら、それは<br />
裕福な撮影者か、又は、その「世紀のイベント」を<br />
見学するために、相当に「フィルム代を奮発した」<br />
状態であっただろう。<br />
（参考：現代においてカラーネガフィルムを<br />
使った場合、フィルム価格が1000円～2500円<br />
程度。現像代が最低800円から、プリント代等を<br />
含むと2000円～3000円程度、合計で最低3000円<br />
～5500円程度と、これまた高価である。<br />
なお、モノクロ撮影は、もっと高価になる）<br />
<br />
<br />
ちなみに1970年代後半では、カラー写真の比率は<br />
80%を超え、同時にカメラの世帯普及率も、この<br />
時代に80%を超えている。<br />
<br />
つまり、1970年代後半で、やっと写真（カメラ）<br />
は、一般層での身近なものとなったという歴史だ。<br />
（銀塩一眼レフ第5～10回記事、および<br />
　銀塩コンパクト第1回記事参照）<br />
<br />
さて、歴史の話が長くなった。<br />
まあつまり、本MC100/3.5の時代では、まだ一眼<br />
レフのカメラ等は「贅沢品」である。<br />
<br />
当時の庶民の間で流行していたのは、OLYMPUS-PEN<br />
等のハーフサイズカメラであり、これであればカメラ<br />
<br />
も比較的安価（現代の価値で6万円程度）であるし、<br />
高価なフィルム代も、ハーフサイズ機であれば<br />
節約して使う事が出来た。<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202205/16/38/c0032138_15174235.jpg" alt="_c0032138_15174235.jpg" class="IMAGE_MID" height="528" width="352" /></center>さて、ここまで当時の世情（市場）を理解した上で、<br />
本レンズだが、まず、その当時では100mmレンズ<br />
という機材への一般ニーズがまだ存在していないと<br />
思われる。すなわち高価な贅沢品である一眼レフを<br />
買った上で、さらに交換レンズは、まず買えない。<br />
<br />
カメラに最初に付属してきた、MC50/1.7または<br />
MC50/1.4を使うだけで、せいいっぱいであろう。<br />
（特殊レンズ第43回「MINOLTA ROKKOR 標準レンズ」<br />
編記事を参照の事）<br />
<br />
その他の焦点距離の単焦点レンズも、一応広角から<br />
望遠まで、きっちりとラインナップはされているが<br />
（注：この時代のMINOLTAでは、ズームレンズは<br />
まだ数機種のみしか発売されていない）<br />
<br />
それらの各単焦点は「一応存在する」という程度で<br />
よほど、それらが業務上での撮影で必要になるとか<br />
金満家層が見栄の為に買うとか、そんな状態しか<br />
あり得ない。<br />
<br />
（注：「見栄でカメラを買う」というのは、当時<br />
1960年代での、普遍的な消費者ニーズだ。<br />
現代では、カメラは身近になりすぎて、こういう感覚<br />
そのものが理解しずらいであろう。しかし、現代に<br />
おいてもシニアの写真同好会等では、「高価な撮影<br />
機材の自慢会」のような風潮があり、好ましくない。<br />
---<br />
なお、この時代か、やや後には、「3C」という言葉<br />
が流行している。これは、前述の「カラーTV」と<br />
自家用車（Car）、クーラー(Cooler/エアコン）の<br />
「3つのCを揃える事」が、当時の消費者層の夢で<br />
あった次第だ。（注：宣伝的要素も含まれている）<br />
---<br />
1970年代では、団塊の世代層が家庭を持つ時代に<br />
なり、「3C」の普及が加速する。その背景には<br />
団塊の世代の特徴として、「横並び意識」が強い<br />
事がある。隣家や近所が「3C」を買うと、業者も<br />
又、納品の際に、あえて目立つようにし、「よし、<br />
ウチも買うぞ」という意識を高める風潮もあった。<br />
それと、3Cに「Camera」を加えた「4C」も<br />
有りえると解釈するのも良いかもしれない。<br />
<br />
---<br />
この価値観が、50年経った現代においても残り<br />
70歳台の団塊の世代層が中心の写真同好会等で<br />
「彼がロクヨン（＝600mm/F4の望遠レンズの事、<br />
定価百数十万円と異常に高価である）を買ったぞ！<br />
よし、ワシ（俺）も、それを買ってやろう」等と<br />
横並びの対抗意識を、むき出しにしてしまい、<br />
結果的に、そうした同好会は”高額機材の品評会”<br />
のような、酷い有様になってしまう訳だ）<br />
<br />
さて、上記の理由で、MC時代の各焦点距離の単焦点<br />
レンズは、殆ど誰も買ってはおらず、その後の<br />
時代でも、あまり中古品も流通していない訳だ。<br />
<br />
で、この時代のMC100mmには、F2版が存在して<br />
いた模様だが、一度も見た事が無いレンズだ。<br />
恐らく高価であったから、誰も買えなかったの<br />
だろうと思われる。（推測だが、50mm/F1.4レンズ<br />
の2倍スケールアップ（拡大）設計であろう。<br />
他社にも類例がある。そして、こういう設計手法<br />
ならば、写りもあまり悪くはならない道理だ。<br />
（なお、後年のα用AF100mm/F2とは、レンズ構成<br />
が異なり、同等のレンズでは無いと思う）<br />
<br />
その100mm/F2の廉価版として、本MC100/3.5<br />
および後年のMC100/2.5(1976年、特殊レンズ<br />
第69回記事等）が存在する。<br />
<br />
ただ、正直言って、MC100/2.5は優れた描写力を<br />
持つレンズでは無く、さらに、それよりも古い<br />
本MC100/3.5も、ぶっちゃけ言えば低性能だ。<br />
<br />
ボケ質破綻が頻繁に発生し、軽い「シャボン玉ボケ」<br />
傾向もある。（注：「シャボン玉ボケ」または<br />
「バブルボケ」とは、背景点光源の円形ボケ等の<br />
際に、円形のフチに高輝度の輪郭線が出る描写の事。<br />
（上の写真） 3群3枚（トリプレット）構成等の<br />
オールドレンズにおいて、球面収差等を起因として<br />
稀に見られるボケ質だ）<br />
<br />
また、逆光耐性が低い。<br />
マルチ（多層）コート化以前の製品だから、ある程度、<br />
逆光に課題があるのは承知だが、本MC100/3.5<br />
では、さらに内面反射による「虹のゴースト」が出る。<br />
<br />
（注：レンズ構成にも関連するであろう。本レンズの<br />
4群5枚は貼り合せ面が少ない。恐らくはビオメター<br />
（クセノター）型であろうか？その詳細は不明だが、<br />
内面反射の発生は防げないようにも思われる）　<br />
<br />
「虹のゴースト」、つまり強い光線（直射日光等）<br />
をレンズに直接、ある角度で入射させた場合に、<br />
ゴーストが「円弧状」に発生する現象は、1960年代<br />
以前のオールドレンズで稀に発生する。<br />
<br />
面白い現象なので、嫌いでは無い特性なのだが、<br />
MINOLTAレンズの場合、MC以前の無印のROKKORだと、<br />
多少、これを発生させやすいレンズもあるのだが、<br />
本MC100/3.5では、あまり出ない（下写真）<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202205/16/38/c0032138_15174224.jpg" alt="_c0032138_15174224.jpg" class="IMAGE_MID" height="528" width="352" /></center>これを意図的に発生させたり、消したりする事が、<br />
技能（テクニカル）的に可能であり、それがまあ<br />
楽しい訳なのだが、本レンズの場合では、その<br />
発生のコントロールは相当に難しく、よほど上手く<br />
条件を整えないとならないし、その虹のゴーストが<br />
「作画的に意味がある状態」に整える事も困難だ。<br />
（＝自在に、綺麗に出せるならば、情景において、<br />
「虹」をアクセントとして加える作画が出来る）<br />
<br />
まあでも、それ以前の時代のレンズよりもゴーストが<br />
出難いというのは、これでも性能的には、改善されて<br />
いるのであろう。<br />
ちなみに、現代のレンズでは、そうした変則的な<br />
形状を持つゴーストが出る製品は、まず無いと思う。<br />
<br />
他には、目だった長所や特徴は無い・・<br />
<br />
まあ、実用化以前の古い時代のレンズだ。細かい<br />
弱点等については、それを挙げても無意味であろう。<br />
<br />
----<br />
では、2本目のレンズ<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202205/16/38/c0032138_15174756.jpg" alt="_c0032138_15174756.jpg" class="IMAGE_MID" height="375" width="500" /></center>レンズは、OLYMPUS ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm/f3.5-5.6<br />
（中古購入価格 5,000円相当）（以下、ED14-42)<br />
カメラは、OLYMPUS E-520 (4/3機)<br />
<br />
2006年頃に発売されたと思われる、フォーサーズ機<br />
（4/3機）専用の小型軽量AF標準ズーム。<br />
<br />
単品発売もあった筈だが、多くはOLYMPUS E三桁<br />
シリーズ機(E-410、E-520・・等）での「ダブル<br />
ズームレンズキット」として販売されたと思われる。<br />
<br />
E-410（2007年、デジタル一眼第8回記事）は、<br />
恐らく当時では世界最小・最軽量のデジタル一眼<br />
レフであり、その前機種E-400も発売当時最軽量だ。<br />
それらの機体のキットレンズとしては、勿論、<br />
小型軽量なものが要望された。<br />
<br />
従前の、ZUIKO DIGITAL 14-45mm/f3.5-5.6<br />
(2004年、E-300のキットレンズ、「4/3レンズ<br />
マニアックス」記事等参照）は、写りは悪くは<br />
無いのだが、若干大型の標準ズームであったので、<br />
（ユーザー層の評判も、そんな感じであった）<br />
これをそのまま小型軽量機のキットとする事は<br />
製品戦略上、まずかったのだと思われる。<br />
<br />
そんな事情から、小型化された本ED14-42は、<br />
実に軽量（約190g）であり、発売当時での標準<br />
ズームの、サイズ・重量の小型軽量記録を更新<br />
していたと思われる。<br />
<br />
また、最短撮影距離は25cmであり、かなり寄れる<br />
（約1/5倍、フルサイズ換算約0.38倍）事は、<br />
長所だと言えるであろう。<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202205/16/38/c0032138_15174738.jpg" alt="_c0032138_15174738.jpg" class="IMAGE_MID" height="375" width="500" /></center>ただまあ、写りは平凡だ。ED(特殊低分散）<br />
レンズや、2枚の非球面レンズ使用の、贅沢な<br />
設計思想は、その全てが「小型軽量化の為」に<br />
注がれていて、画質の向上は2の次（第二優先<br />
事項）だった、と想像できる。<br />
<br />
高度な技術を採用している割に安価であるのは<br />
（単品発売時定価は31,000円＋税）<br />
E-400以降の数年間の、ほぼ全ての4/3機での<br />
キットレンズとして使われた為、膨大な生産数<br />
があった訳だから、開発経費等は軽く償却でき、<br />
大量生産でのコストダウンも、十分に図られた<br />
事であろう。（注：一般に高価になりがちな非球面<br />
レンズは、球面レンズに、レジン素材を貼り付けた<br />
「複合非球面」製法で低価格化していたと想像できる。<br />
ただし、この製法は大量生産しないと効率的では無い）<br />
<br />
4/3システムは、2010年頃に終焉してしまって<br />
いる。そこから10年近くが過ぎての2010年代末、<br />
4/3システムの中古相場は、もはや二束三文の<br />
状態であった。<br />
<br />
その頃に、今回使用機のE-520と、ダブルズーム<br />
キット（本レンズを含む）を、中古購入したので<br />
あるが、このフルシステムでの中古価格は、何と<br />
約15,000円と安価だ。カメラとレンズ2本を、<br />
各々5000円相当、と所有機材リストに記帳した。<br />
<br />
4/3レンズは、今回のようにオリジナルの<br />
4/3機に装着する他、OLYMPUS純正等の電子<br />
アダプター（例：MMF-1～3）を介して、任意の<br />
μ4/3（マイクロフォーサーズ）機でも、使用<br />
する事ができる。<br />
<br />
μ4/3機で使う際においては、<br />
・電源を入れないとMFが回らない、とか、<br />
・電源OFF時にヘリコイドが引っ込まない、とか、<br />
・像面位相差AF搭載機でないとAFが低性能、とか、<br />
色々細かい課題があるのだが、そういう弱点は<br />
全て「価格が非常に安価な事」というメリットで<br />
相殺できる事であろう。<br />
<br />
また、これは、殆ど背景をボカす事ができない<br />
（＝被写界深度が深い）システム仕様であるから、<br />
これを弱点と見なさず、長所とするならば、<br />
イベント等でのスナップ撮影で、ピントを外さない、<br />
又は、集合・複数人物写真で一部が被写界深度外<br />
（ピンボケ）にならない、という多大なメリット<br />
になり得る。（注：少し絞り、中距離以上の撮影）<br />
つまり「撮影に失敗しないシステム」となる。<br />
（事実、この用途/用法で、従前のZD14-45は、<br />
　10年間以上もの実用実績を持っている）<br />
<br />
また、システムが安価なので、過酷な撮影環境に<br />
おいて使い潰してしまっても問題は無い。<br />
（今回も雨天の撮影で使用している）<br />
<br />
要は、機材は、利用者の使い方次第である。<br />
ビギナー層等が、「フォーサーズや、マイクロ<br />
フォーサーズは、背景がボケないからダメだ！」<br />
等と言っているのは、様々な機材の長所と短所を<br />
よく把握できずに使ってるからであり、そういう<br />
風に、応用ができないから、結局ビギナーレベルに<br />
留まってしまっている訳だ。　<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202205/16/38/c0032138_15174859.jpg" alt="_c0032138_15174859.jpg" class="IMAGE_MID" height="512" width="384" /></center>どんなカメラやレンズにも、必ず有益な使い道が<br />
存在する。<br />
それがわからなければ、わかるまで、考えたり<br />
色々と試してみたりするしか無いではないか・・<br />
<br />
----<br />
さて、3本目のジャンクレンズ<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202205/16/38/c0032138_15174842.jpg" alt="_c0032138_15174842.jpg" class="IMAGE_MID" height="528" width="352" /></center>レンズは、TAMRON 35-135mm/f3.5-4.5(Model 40A)<br />
（ジャンク購入価格 24円）(以下、40A)<br />
カメラは、FUJIFILM X-T10(APS-C機）<br />
<br />
1985年に発売された、MF標準ないし中望遠ズーム。<br />
勿論、アダプトール2仕様であるから、各社のMF<br />
マウント機（一眼レフ）に装着できる。<br />
<br />
ジャンク購入価格が24円!　と異常に安価なのは<br />
誤記ではなく、これはハードウェア・リサイクル店<br />
の新装開店で「500円以下の商品1点、95%OFF!」<br />
のクーポン券を使って買った物で、480円（税込）<br />
のジャンクレンズは、何と24円、となった訳だ。<br />
<br />
カメラ側との価格差は、それが高級機であれば<br />
5000倍から1万倍！の比率にもなる。この比率は<br />
「オフサイドルール」への抵触が甚だしい。<br />
<br />
これは本来、「カメラには、本体価格の半額以上の<br />
高級（高性能）レンズを装着しないと、カメラ側の<br />
性能が活かせず、勿体無い（＝してはならない）<br />
つまり、カメラ側の性能が単独（一人）で突出<br />
してはならない」という、個人的なルールである。<br />
<br />
（注：2000年代までは、カメラ価格＜レンズ価格<br />
の不等式を満たすルールであったが、2010年代<br />
からは、カメラ全般の「不条理な値上げ」の為に、<br />
そのルールを遵守する事が困難となってしまった）<br />
<br />
まあでも、今回の記事では、オフサイドルールの<br />
遵守は緩和している。<br />
なお、オフサイドルールには、その性能バランス<br />
による実用上での意味の他、ビギナー層への啓蒙の<br />
意図も含まれている。<br />
<br />
すなわち、ビギナー層では、まずカメラ本体の事<br />
（性能や価格）にしか目がいかず、交換レンズ側に<br />
無頓着（交換レンズを知らない、買わない。買ったと<br />
しても、用途やスキルに見合わない的外れなもの<br />
ばかりを買っている）という状況があるのと、<br />
その際のカメラの価値への過剰な期待感、すなわち<br />
いくら高性能で高額な新鋭カメラを買ったとしても<br />
それは数年で古くなり、10年もたてば二束三文の<br />
価値にしかならない事、を伝えるための意図もある。<br />
<br />
そういった好ましくない状態を理解・解消する為の、<br />
１つの「覚えやすいルール」としての発案だ。<br />
<br />
つまり「それ、カメラが高すぎる。オフサイドだ！」<br />
という風に、常に意識してもらえれば良い訳だ。<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202205/16/38/c0032138_15175498.jpg" alt="_c0032138_15175498.jpg" class="IMAGE_MID" height="528" width="352" /></center>さて、本40A型レンズだが、かなり低性能である。<br />
解像感が低く、低コントラストな描写であり、<br />
実用レベルに満たない。<br />
<br />
特徴としては、広角端35mmにおいてマクロモード<br />
に切り替える事ができる。通常撮影での最短撮影<br />
距離が1.5mと平凡（というか不満）であったのが、<br />
マクロモードでは最短26cm、最大撮影倍率1/4倍<br />
までに、がらりと変化する。<br />
ただし、マクロモードでは、さらに低画質化する為、<br />
これもまた、実用には少々厳しいかも知れない。<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202205/16/38/c0032138_15175433.jpg" alt="_c0032138_15175433.jpg" class="IMAGE_MID" height="528" width="352" /></center>価格も安価（発売当時49,000円の定価であり、<br />
勿論、ここから大きな新品値引きがあったであろう）<br />
・・なので、売れていないレンズでは無かったと<br />
予想できるのだが・・<br />
<br />
まあでも、こういうオーソドックスな仕様の<br />
ズームは、当時のTAMRONとしては、普及価格帯で、<br />
コストダウン型の製品を、他社に対する価格メリット<br />
で販売するしか無い状況であったのかも知れない。<br />
（すなわち、性能やブランド力では勝負できない）<br />
<br />
まあだから、この時代には、たとえば、まだMFの<br />
システムのままで（注：「αショック」1985年と<br />
同年の話だ）例えばNIKONのFE系やFM系を使っていた<br />
中級ユーザー等が（注：当時であれば、戦前生まれ<br />
のシニア層、または、30歳台後半の団塊の世代層<br />
等であろう）<br />
「TAMRONやSIGMAのレンズ（実は廉価版ズームの事）<br />
　を買ったが、どうも写りがいかん、しょせんは<br />
　”安かろう、悪かろう”だ。もう、こりごりだ、<br />
　今度は、ニコンの純正レンズを買う事にしよう」<br />
などと、サンプル数（＝知っている数）が、1つや<br />
2つという狭い範囲で、あたかも”全てお見通し”<br />
のような事を言い出す訳だ。（ましてや、その<br />
同じ事を、何十年間経っても、繰り返し口にする）<br />
<br />
きっとこの時代から既にあるTAMRON SP90mm/F2.5<br />
（52B、1979年。これは高性能マクロとして、<br />
あまりに著名な製品）を見ていたら、TAMRONに<br />
対する印象も大きく変化した事であっただろう。<br />
<br />
だからまあ、結局「レンズの事を知らない」状況<br />
が、ビギナー層での最大の問題点である訳だ。<br />
<br />
本40A型レンズ等は、当時のTAMRONが事業を継続<br />
していくための商品、まあつまり「食っていく<br />
為の商品」である。SP（高性能）シリーズの<br />
ズームレンズは、当時のTAMRONでも存在しては<br />
いたが、それらは、ガクンと高価になるので、<br />
あまり一般層で買えるようなものでは無い。<br />
<br />
それに、ぶっちゃけ言えば、1979年～1980年代<br />
におけるTAMRONの「SP」銘のMFレンズ群は、<br />
現代のTAMRONの「SP」銘が「高画質・高性能を<br />
示す、一種のブランドである」概念や印象とは<br />
全く異なり、その当時の「SP」は、単純に言えば<br />
「特殊（特異）な仕様のレンズ」という意味だ。<br />
<br />
よって、その当時のSPレンズを色々と所有して<br />
（例：SP17/3.5,SP500/8,SP60-300/3.8-5.4<br />
等）評価していても、それらが高性能（高描写力）<br />
だと感じた事は、残念ながら無い。それらSPは<br />
「単に、特殊（スペシャル）な仕様（スペック）を<br />
表すSPである」という結論にしかならない。<br />
<br />
レンズの性能は、価格やブランド（メーカー）名<br />
だけで決まる訳では無い。まず、そのレンズが<br />
どんなコンセプトで生まれてきたのかを知り、<br />
個別のレンズで、どんな長所や短所があるのかを<br />
探り、その長所を活かし、短所を出さない技法や<br />
被写体選びを、開発習得することが大事である。<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202205/16/38/c0032138_15175416.jpg" alt="_c0032138_15175416.jpg" class="IMAGE_MID" height="333" width="500" /></center>あるいは、あえて短所を強調しLo-Fi的な用途に<br />
用いる事すらも、あり得る話だ。（例：冒頭の<br />
MC100/3.5は、酷いゴーストが出るが、それを<br />
「虹のゴースト」として制御し、作画意図に活かす）<br />
<br />
まあ要は、「TAMRONのレンズはダメだ」とか、<br />
「レンズはどこのメーカーのものが良いのか？」<br />
とか言っているのは、完全なビギナー層でしか無い<br />
という訳である。そんな事を聞いている暇があれば<br />
「どんなレンズでも、それを研究し、使いこなせる<br />
　ようにする事が、ユーザーの責務である」という<br />
ストイックな方針を貫き、精進しようとする方が<br />
よほど前向きであり、建設的でもあり、スキルアップ<br />
の為の近道ではなかろうか？<br />
こういう事を何もしないから、本レンズ発売時の<br />
40年も50年も前の感覚のままで、いつまでたっても<br />
永久にビギナーな状況が続いてしまうのであろう。<br />
<br />
----<br />
では、4本目のジャンク<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202205/16/38/c0032138_15175497.jpg" alt="_c0032138_15175497.jpg" class="IMAGE_MID" height="333" width="500" /></center>レンズは、TOKINA AF100-300mm/f5.6-6.7(EMZ130) <br />
（ジャンク購入価格 500円）<br />
カメラは、SONY α99（フルサイズ機）<br />
<br />
詳細不明、恐らくは1990年代前半頃の発売と思われる<br />
AF望遠ズーム。<br />
ただし、これは、本シリーズ第59回記事で紹介した<br />
レンズと完全に重複してしまっている（汗）<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202205/16/38/c0032138_15175949.jpg" alt="_c0032138_15175949.jpg" class="IMAGE_MID" height="333" width="500" /></center>要は、間違って重複購入してしまった訳だ。これは<br />
自己責任ではあるのだが、この時代のTOKINA製品には、<br />
後継のⅡ型（EMZ130AFⅡ）が存在するし、前時代にも<br />
同様なスペックのMF版RMC TOKINA 100-300mm/f5.6<br />
（本シリーズ第49回記事参照）も存在する。<br />
また、未所有のレンズを多く含み、この時代のTOKINA<br />
には、実に多数の望遠ズームレンズが存在する模様だ。<br />
<br />
つまり、とても、ややこしい状況であるので、私も<br />
知識が混乱したまま、ジャンクのワゴンから本レンズ<br />
をサルベージ（引き上げる）した状況であった。<br />
<br />
まあ、これはもう一種の「くじ引き」であり、たまたま<br />
珍しい、あるいは特徴のあるレンズが当たればラッキー<br />
であり、万が一、既に所有していたレンズを（間違って）<br />
購入してしまったならば、やむなく「外れ」だ。<br />
<br />
・・が、もう二度と同じミスを繰り返さない為には、<br />
その時代の各機材の名称、スペック、発売年等を、<br />
事細かに記憶しておく必要がある。それを調査する<br />
段階で、恐らくは、だいぶ覚える事ができるだろうし、<br />
ますますレンズ知識の習得に役に立つ事であろう。<br />
自分のミスを、逆にポジティブなモチベーションに<br />
転換できるならば、それはそれで良いことだと思う。<br />
<br />
まあ、僅か500円の商品だ、大騒ぎする必要は無い。<br />
今回は、フルサイズ機のα99に装着し、これで<br />
「限界性能テスト」を、やる気になっている。<br />
<br />
スペック的には「とても軽量な300mm級ズーム」<br />
という印象だ、重量は実測値で464gしか無い。<br />
<br />
1990年代当時の同等スペックの他社製品と比べると、<br />
この時点では軽量のメリットがあったが、この時代は<br />
ズームレンズの改良が進んだ為、後年1990年代末<br />
には、例えばTAMRON 186D(本シリーズ第59回等）<br />
では、354gと、本EMZ130を遥かに下回る軽量化が<br />
実現されている。<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202205/16/38/c0032138_15175928.jpg" alt="_c0032138_15175928.jpg" class="IMAGE_MID" height="333" width="500" /></center>また、この時代1990年代では、300mm級の望遠<br />
ズームの望遠側（望遠端）の描写力が、良いものと<br />
悪いものが混在している。<br />
(本レンズは、良い方の類であろう）<br />
<br />
これは、設計上の僅かな差異や、企画・仕様上の差<br />
（販売価格含む）により、望遠端までの画質設計に<br />
配慮したものと、そうで無いものが混在していたか？<br />
あるいは、それに加え、この1990年代で、ズーム<br />
レンズの設計技法および硝材等に、何らかの技術的<br />
進歩があったのだろう、と推測している。<br />
<br />
まだ、詳しくはまとめきれていないのだが・・<br />
1990年代の各社AF300mm級ズームを、メーカー毎、<br />
および世代（発売年代）毎に、ずらりと揃え、<br />
それらの試写を繰り返せば、この時代の技術発展に<br />
何があったのか？を、研究および推測する事が<br />
可能だろうと思っている。<br />
<br />
とても時間と手間と予算がかかり、かつ中古品の<br />
めぐり合わせにも関係があるだろう・・　しかし、<br />
500円～1000円のジャンク望遠レンズを、20～<br />
30本程度集めたところで、概ね1万円台の予算<br />
しか掛からない。<br />
<br />
無駄に高級すぎる高額レンズを1本買うよりも<br />
遥かに安価な投資で、かつ遥かに内容の濃い研究や<br />
練習を行う事ができる訳だ。悪く無い話である。<br />
<br />
----<br />
次は、5本目の（準）ジャンクレンズ<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202205/16/38/c0032138_15180008.jpg" alt="_c0032138_15180008.jpg" class="IMAGE_MID" height="375" width="500" /></center>レンズは、OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL 17mm/f2.8<br />
（中古購入価格 5,000円）(以下、MZ17/2.8)<br />
カメラは、OLYMPUS OM-D E-M1 MarkⅡ(μ4/3機）<br />
<br />
2009年発売、OLYMPUS最初のμ4/3機である<br />
「E-P1」のキットレンズである。<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202205/16/38/c0032138_15180022.jpg" alt="_c0032138_15180022.jpg" class="IMAGE_MID" height="375" width="500" /></center>最初期のPENシリーズ(E-P5、2013年まであった）<br />
は、近年では、PEN-F(2016年）以外は絶滅して<br />
しまっていた。（注：2021年に、E-P7で復活）<br />
で、本来であれば銀塩PENのテイストを味わうべく<br />
小型軽量レンズとして企画された本MZ17/2.8は、<br />
PEN/PEN Lite/PEN-F等の薄型機体に装着する事が<br />
望ましい。<br />
だが、今回はひねくれて、旗艦（ハイエンド）<br />
高性能機のOM-D E-M1Ⅱに装着している。<br />
<br />
様々なカメラとレンズの組み合わせ（＝システム）<br />
を実験的に試してみて、その中から、なんらかの<br />
「相乗効果」が得られるか？を調べる事は、私は<br />
日常的に行っている事だ。それを繰り返す事で<br />
カメラやレンズの「真の性能を知る事」にも、<br />
少しづつ近づけるだろう、と思っている。<br />
<br />
ただし、今回の組み合わせはNGである。性能的な<br />
相乗効果も殆ど得られず、あるいはデザイン的な<br />
相乗効果（例：大型機に小型レンズを装着する<br />
「大小効果」や、黒色機に銀色レンズを装着する<br />
「パンダ効果」を得る等）も、特に得られなかった。<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202205/16/38/c0032138_15180660.jpg" alt="_c0032138_15180660.jpg" class="IMAGE_MID" height="512" width="384" /></center>では、本レンズMZ17/2.8の話に進む。<br />
<br />
最初期ミラーレス機の、低性能な「コントラストAF」<br />
の問題点を緩和する為に、AF精度が必要とされない<br />
レンズとして企画開発されたものだと思われる。<br />
<br />
実焦点距離17mm（μ4/3で34mm準広角画角相当）<br />
という短い焦点距離、F2.8という暗い開放F値。<br />
（注：本来ならば、常用レンズとしては、だいたい<br />
F2以下の開放F値を持ち、被写体汎用性や表現意図<br />
の汎用性を持たせる、というのが正当な設計思想だ）<br />
<br />
最短撮影距離は20cmと、ほぼ焦点距離10倍則<br />
どおりで、特に「寄れる」という訳では無い。<br />
<br />
小型（フィルター径φ37mm）、軽量（71g）<br />
である。軽量化は4群6枚の軽量レンズにおける<br />
AF駆動負担の低減にも役立っている事だろう。<br />
まあ、全て凡庸な性能ともいえるが、実用的に<br />
不足している部分は殆ど無い。<br />
<br />
安価な価格。しかし本レンズは近代のカメラ製品と<br />
しては非常に珍しく、2013年に値下げされている。<br />
（47,500円→30,000円、いずれも税抜き）<br />
まあ恐らく、当初の定価は、一種の「フェイク」で<br />
あり、本MZ17/2.8をキットとしたカメラ（E-P1等）<br />
でのセット価格の”割安感”を演出する為の高値で<br />
あったのだろう。・・考えてみれば、μ4/3機は<br />
新規マウントなのだから、それが出始めた2010年<br />
頃において、本レンズを単体購入する消費者は殆ど<br />
居る筈が無いと思う（まあ、Panasonic DMC-G1<br />
2008年、を持っていて本レンズが欲しいと思う<br />
場合くらいだろうか？　しかし、レアケースだ）<br />
だから、定価が高くても誰も文句を言わない訳だ。<br />
（ほぼ全員、E-P1等とのキットで購入するからだ、<br />
むしろ「セットで安く買えた」と、喜ぶであろう）<br />
<br />
総合的には、OLYMPUS初のμ4/3機用レンズとして<br />
歴史的価値が高く。かつ、実用性を最優先として、<br />
良く考えられて企画されたレンズだと思われる<br />
<br />
で、上記のスペック群から、本レンズは、初期<br />
μ4/3機の貧弱なAF性能でも、実用範囲となる。<br />
<br />
しかし、それが、AF性能が圧倒的に向上している<br />
今回使用の旗艦OM-D E-M1Ⅱを使った場合において<br />
「AFが超優秀になる」という訳でも無かった。<br />
後年の機体でも大きな性能アップが無いならば、<br />
まあつまり、「初期μ4/3機でも実用的」という<br />
点を、むしろ長所と考えるべきレンズであろう。<br />
<br />
であれば、今後はE-PL2（2011年、ミラーレス<br />
第5回記事）や、Panasonic DMC-GF1（2009年、<br />
ミラーレス第3回記事）等、古いミラーレス機用の<br />
常用レンズとして、小型軽量化システムに特化して<br />
しまえば良さそうだ。<br />
母艦もレンズも高価なものでは無いので、ビジネス<br />
バッグ等にしのばせておき、ビジネス記録用途<br />
（打ち合わせの記録、展示会、出張記録、報告書等）<br />
の撮影に使ったり、通勤や移動時の趣味的な撮影<br />
（例：「桜が咲いたから、ちょっと撮るか」等）<br />
とするのが、最も適正な感じである。<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202205/16/38/c0032138_15180614.jpg" alt="_c0032138_15180614.jpg" class="IMAGE_MID" height="333" width="500" /></center>旧来、この「ビジネス記録」という用途には、<br />
デジタルコンパクト機が最善であったのだが、<br />
生憎、2010年代からは、市場縮退の影響を受けて、<br />
コンパクト機は殆どが高付加価値型の高価な商品と<br />
なってしまっている。それらは「贅沢品」だから<br />
買えないし、買ったとしても、ビジネス記録等の<br />
「消耗用途」には決して使えない。<br />
<br />
だから、現代での選択肢はスマホ・携帯内蔵カメラ<br />
か、または小型ミラーレス機（上記の機種群の他<br />
RICOH GXR+S10ユニット等も有益であろう）しか<br />
適正な撮影機材は無い。<br />
まあ、携帯系カメラでは、いかにもカメラファン層は<br />
満足できないから、結局ビジネス記録機材の選択肢は<br />
小型ミラーレス機しか存在しない訳だ。<br />
<br />
また、次善の用途としては、大型レンズ（大口径<br />
や望遠レンズ等）を持ち出す趣味撮影においては、<br />
そのシステムだけで、カメラバッグもいっぱいだし<br />
重量負担も大きい。それに加えて、何かのレンズを<br />
持ち出すならば、そういう「サブカメラ」としての<br />
小型ミラーレス機＋本MZ17/2.8のセットは、<br />
被写体汎用性が高く、これも悪く無い。<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202205/16/38/c0032138_15180662.jpg" alt="_c0032138_15180662.jpg" class="IMAGE_MID" height="375" width="500" /></center>その結論が出た（＝つまり「用途開発」が出来た）<br />
だけでも良かった。今後はそういう風に、本レンズを<br />
システム化して使っていく事としよう。<br />
<br />
----<br />
では、今回ラストのジャンクレンズ。<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202205/16/38/c0032138_15180623.jpg" alt="_c0032138_15180623.jpg" class="IMAGE_MID" height="375" width="500" /></center>レンズは、CANON FD 24mm/f2.8 S.S.C.<br />
（中古購入価格 2,000円）(以下、FD24/2.8)<br />
カメラは、FUJIFILM X-T1(APS-C機）<br />
<br />
1973年発売のMF広角レンズ。<br />
S.S.C.（Super Spectra Coating＝多層コーティング。<br />
又は、マルチコーティングとも）仕様である。<br />
<br />
旧型の「S.S.C.無し」版（単層コーティング。他は<br />
本レンズと同仕様）は、1971年の発売であったが、<br />
同年、PENTAXがSMC（Super Multi Coated、これも<br />
多層コーティング技術の意味である。後にレンズ名の<br />
先頭に付き小文字化した「smc PENTAX」表記に変わる）<br />
仕様のレンズ群を発売した。<br />
<br />
そのSMC技術は、逆光耐性やコントラスト特性の向上の<br />
効能があり、市場等からの評価が非常に高かった為、<br />
各社においてもSMC以降、同等の多層コーティング技術<br />
への追従を、その後の数年間で速やかに行う。<br />
<br />
もっとも「多層コーティング」、すなわち「光学薄膜」<br />
は、カメラメーカーが開発した技術ではなく、恐らくは<br />
ガラスメーカー等により、製造上での蒸着薄膜技術の<br />
進化により生まれてきたものであろう。<br />
<br />
だから、SMC登場後の僅か数年間で「各カメラメーカー<br />
のレンズが多層コーティング化された」といっても、<br />
恐らくは、各ガラスメーカー等が主体となった技術で<br />
あろうから、「全社が速やかに同等の技術を採用して<br />
デファクト化する（≒当たり前となる）」事は当然だ。<br />
<br />
その為か？　カメラメーカーによっては、多層<br />
コーティング技術の採用を、例えば自社が中心と<br />
なって研究開発の主導を取ったのか？　はたまた単に<br />
ガラスメーカーの既存の技術を（レンズごと）買って<br />
それを使ったのか？により、その技術のアピールの<br />
度合いに、各カメラメーカーにより温度差があった。<br />
<br />
具体的には、強くアピールをしたのは、SMC(PENTAX)<br />
T* (CONTAX/Carl Zeiss）、S.S.C.(CANON)、<br />
RMC（TOKINA)あたりであり、その他の各社においては<br />
控え目に「MC」や「C」の型番がレンズにつくだけ<br />
であったり、あるいは全くの無印（OLYMPUS等）の<br />
場合もある。（まあ、ガラスメーカーの技術であり、<br />
自社の技術では無いから、あまり堂々とは主張しない、<br />
という理屈だろうか？　だとすれば公正な考え方だ）<br />
<br />
で、特に「T*」や「S.S.C.」は、実際のレンズ上の<br />
文字が赤色で強調して記載されている為、アピール<br />
度合いが強く感じる。<br />
<br />
（もっともCarl ZeissのT*は、多分にツァイス社の<br />
主導の研究開発だった、と想像されるので、それを<br />
強く主張するのも当然であろうが・・<br />
ちなみにCANONにおいては、S.S.C.技術採用により<br />
「様々な交換レンズ間の色再現性を統一する」という<br />
試みと、先進性があった事を主張しているのだが、<br />
確かに、それはその通りではあると思うが、当該技術<br />
が同社の主導で研究開発されたか否か？については、<br />
詳しくは語られていない。<br />
もし、S.S.C.が同社の主導による技術で無いならば、<br />
「S.S.C.とは、良いものだ」と言った、銀塩時代での<br />
マニア層の評価（後述）は、まるっきり的外れだ）<br />
<br />
また、1970年代後半には既にこの多層コーティング<br />
技術は、デファクト（≒当たり前）になった為、<br />
各社では、その採用をレンズ型番（名称）等で<br />
アピールする事も、やめてしまっていた。<br />
<br />
CANONにおいても同様であり、S.C.やS.S.C.の表記<br />
は、1979年頃から発売が開始されたNew FDレンズ<br />
（又は、ニューFDと称す場合も。これは正式には<br />
New FDというレンズは無く、単なるFDレンズだから<br />
である。それには、余り愉快とは言えない事情（理由）<br />
があるが、多数の過去記事で説明している為、今回は<br />
その経緯は割愛する）・・においては省略されている。<br />
<br />
すなわち、全てのレンズがS.S.C.型となり、他社の<br />
ほぼ全てのレンズも（注：当時での、NIKON SERIES E<br />
は除く）多層コーティング化された為、それの優位性<br />
を謳う事が無意味となったからである。<br />
<br />
よって、例えば、銀塩時代の中級マニア層等が良く<br />
言っていた・・<br />
マ「CANONのFDレンズでS.S.C.と書いてあるものは・・<br />
　良く写る/希少である/価値がある」といった<br />
評価や噂話等は、全く根拠や意味が無い。<br />
<br />
つまり、数年後にはNew FDレンズで全てS.S.C.型に<br />
なった訳だし、従前のS.S.C.無しのFDレンズでも<br />
「単層コーティングだ」という理由だけで、写りが<br />
滅茶苦茶に悪いとか、そういうものでも無い訳だ。<br />
（そもそも殆ど全てが、同一のレンズ構成である）<br />
<br />
ちなみに、CANONのS.C.型（Spectra Coating)<br />
については、現存する情報が殆ど無く、技術的な<br />
詳細がわからない（恐らくは二層コーティングか？）<br />
<br />
また、S.C.もS.S.C.も、英文の省略記号であるから<br />
必ず「.」（ピリオド。省略を示す）が入る。<br />
（実際のレンズ上等の表記も、勿論、同様である）<br />
よって「SC」「SSC」表記としているWeb記事等は<br />
全て誤りである。<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202205/16/38/c0032138_15181248.jpg" alt="_c0032138_15181248.jpg" class="IMAGE_MID" height="528" width="352" /></center>さて、肝心の本FD24/2.8の話に進もう。<br />
まず1970年代前半では、24mmという広角レンズは、<br />
一般に、あまり普及していなかったと推測できる。<br />
<br />
まあ、普通は28mm迄であり、あるいは35mmレンズ<br />
でも広角/ワイドと呼ばれる事も多々あった。<br />
実際に、一眼レフ用の24mmレンズの初出は、<br />
PENTAX、NIKON、MINOLTA等で1960年代後半位、<br />
CANONにおいては、1971年頃であろう。<br />
<br />
価格も当然高価であり、<br />
FD50mm/F1.8が14,800円。<br />
FD35mm/F3.5が18,900円。<br />
FD28mm/F3.5が24,000円の定価に対し・・<br />
<br />
本FD24mm/F2.8 S.S.C.は33,000円となっている。<br />
標準レンズの2倍以上の定価は、ちょっと買い難い<br />
だろうと思われ、上級層以上や富裕層向けであろう。<br />
<br />
もっとも、この1970年代は複数のオイルショック<br />
等を起因とした物価高騰の時代であり、その10年間<br />
で、物価は約3倍にも上昇、一時期は「狂乱物価」<br />
とも言われていた世情だ。よって、ほんの数年間<br />
変わるだけで、レンズ（やカメラ）の価格が大きく<br />
高騰している場合もある。<br />
<br />
さて、本レンズの描写性能だが、残念ながら<br />
カビの繁殖により、正しく評価をする事が出来ない。<br />
<br />
まあ、順光条件で、かつF5.6程度以上まで絞れば<br />
ある程度の解像感を得る事ができる。特筆すべき<br />
高描写力では無いが、半世紀も前の時代のレンズ<br />
とは言え、甘々な描写力でも無い。<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202205/16/38/c0032138_15181301.jpg" alt="_c0032138_15181301.jpg" class="IMAGE_MID" height="333" width="500" /></center>最短撮影距離は30cm。絞り開放では軽く背景を<br />
ボカす事も、かろうじて可能だが（上写真）<br />
その際のボケ質は、諸収差の発生で「ザワザワ」と<br />
汚く感じる為に、そういう用法は、行わない方が<br />
賢明であろう。<br />
<br />
逆光耐性は、カビ発生レンズの為に低め。これは<br />
S.S.C.だろうが無かろうが、もうやむを得ない。<br />
<br />
まあ、ジャンクレンズなので、あくまでも<br />
性能研究、歴史研究、弱点回避の練習用途である。<br />
<br />
----<br />
さて、今回の第98回記事は、このあたり迄で・・<br />
次回記事に続く。]]></description>
      <dc:subject>連載中：レンズ・マニアックス</dc:subject>
      <dc:creator>p_chansblog</dc:creator>
      <pubDate>Mon, 16 May 2022 20:38:10 +0900</pubDate>
      <dc:date>2022-05-16T20:38:10+09:00</dc:date>
    </item>
    <item>
      <title>「クロスカラー」変換ソフトのプログラミング</title>
      <link>http://pchansblog.exblog.jp/32586843/</link>
      <guid isPermaLInk="1">http://pchansblog.exblog.jp/32586843/</guid>
      <description><![CDATA[「画像処理プログラミング」シリーズ第20回記事。<br />
<br />
本シリーズでは、「画像処理」、すなわち、写真等の<br />
デジタル画像のピクセル毎に数学的な演算をPC等で行い、<br />
その結果としての、検出、抽出、判断、変換、加工等を<br />
行う為の技術（テクノロジー）を新規開発し、実現する<br />
事を目指している。<br />
<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202205/14/38/c0032138_06531984.jpg" alt="_c0032138_06531984.jpg" class="IMAGE_MID" height="184" width="500" /></center>今回の記事では、近代のデジタルカメラやスマホの<br />
アプリ等に搭載されている画像編集機能である、<br />
「カラー写真の中から特定の色を抽出して、それを<br />
　モノクロ画像の上で表現する」という処理を<br />
自作のソフトウェアで実現する事を目指す。<br />
<br />
<br /><br />で、その編集機能名は、カメラメーカー等ごとに<br />
異なるが、「セレクトカラー」「スポットカラー」<br />
「ワンポイントカラー」「モノカラー」「色抽出」<br />
等と様々に呼ばれている。（以下「色抽出」と呼ぶ）<br />
<br />
で、それらのカメラに搭載された「色抽出」処理は、<br />
概ね1～3色を選択し、かつ抽出の強度を選ぶ事が<br />
できる事が普通なのだが、課題として・・<br />
<br />
「（有限個の）選んだ色しか抽出表示されない」<br />
「選んだ色が、そのまま表示できるだけ」<br />
「横浜写真（本シリーズ第1回記事参照）のように<br />
　選択色を代表色に置換できない」<br />
「モノクロがベースとなり、セピアカラー上に<br />
<br />
　表示できない」<br />
という不満があった。<br />
<br />
ちなみに、「横浜写真」とは、明治時代の初期に<br />
横浜で発祥した、外国人向けの「土産品」としての<br />
絵葉書のような加工（彩色）写真であり・・<br />
<br />
カラー写真がまだ無い時代であった為、実際の写真<br />
（モノクロや若干のセピア色）に、絵師（職人）が<br />
一々、手で彩色（色を塗る）を加えたものだ。<br />
これは、絵画と写真の中間的なものと言えよう。<br />
<br />
「横浜写真」は、独特の色味が個人的に興味深い<br />
のだが、手間のかかる製作の為に、恐らく、数は<br />
少なかったのであろう。現代においては簡単には<br />
入手できるようなものでは無い。<br />
おまけに、土産品であるから、日本国内ではあまり<br />
現存しておらず、稀に、博物館等で見れる程度だ。<br />
で、後年には勿論、カラー写真や印刷の絵葉書に、<br />
とって代わられてしまっている。<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202205/14/38/c0032138_06531967.jpg" alt="_c0032138_06531967.jpg" class="IMAGE_MID" height="333" width="500" /></center>・・さて、そこで、本記事では、以下の機能を持つ<br />
ソフトウェアを自力開発する事としよう。<br />
１）選択色は、最大12色（色相）として、<br />
　　ほぼ全ての色が抽出できる事。<br />
２）抽出強度を４段階程度に選べる事。<br />
３）選択した色は、いくらでも（最大12色）<br />
　　複数重ね合わせる事を可能とする事。<br />
４）色を乗せるベースは、モノクロとセピアが<br />
　　選択できる事。<br />
５）色を乗せる際に、選択色の色相を12段階で<br />
　　変化させ、色相変換（置換）を行える事。<br />
６）描画色に「横浜写真」のように、代表色を<br />
　　自動的にベタ塗りができる事。<br />
<br />
これの画像処理のアルゴリズム（計算手順）は<br />
結構、簡単である。<br />
様々な色変換処理を繰り返せば良いので、本ソフト<br />
の開発の為に、新たに考え出す事（≒研究要素）は、<br />
殆ど無い。<br />
<br />
冒頭の図で、色変換したハスの画像を以下に示す。<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202205/14/38/c0032138_06531941.jpg" alt="_c0032138_06531941.jpg" class="IMAGE_MID" height="333" width="500" /></center>なお、何故、このような機能を持つソフトが<br />
カメラの内部エフェクトでしか実現されていないか？<br />
（＝画像編集ソフトには、あまり搭載されていない）<br />
については、まずこの処理内容はカメラ上の画像処理<br />
エンジンで、とても簡単に実現できる事が１つある。<br />
<br />
それと、これを画像編集ソフトに搭載しようとすると<br />
まず、操作性が繁雑となる点が１つ、さらには、この<br />
処理を行って色抽出した画像を、その後どう扱うのか？<br />
つまり特定の色を選んだ他はモノクロ写真であるから<br />
そこで処理が「終わり」となって、その後では何も<br />
色に関係する編集を行う事ができなくなってしまう。<br />
<br />
・・なので、この「色抽出」は、通常、カメラ内の<br />
エフェクトとして搭載され、画像編集ソフトでは<br />
あまり前例が無い状態なのであろう。<br />
<br />
さて、このソフトの名前を「Cross Color Converter」<br />
と称する事としよう。<br />
「Cross」は、交差する、という意味を持ち、<br />
つまり、「色を交換・置換する」というイメージだ。<br />
（注：本記事でのソフトの画面では、CCC Closs・・<br />
と、スペルミスをしている（汗）　まあ、ソフトの<br />
名前は後で直したのだが、もう、本記事では、この<br />
ままの状態で画面の画像を掲載しておく）<br />
<br />
で、もうソフトの仕様も決まっているし・・・<br />
だいたい、２時間以内での完成を目指して、早速、<br />
プログラミングを開始する。<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202205/14/38/c0032138_06531906.jpg" alt="_c0032138_06531906.jpg" class="IMAGE_MID" height="280" width="500" /></center>開発環境は、いつものようにMS Visual Studio、<br />
言語はC#（.NET）のみである。<br />
<br />
まあ、もはやクラッシックな開発環境ではあるが、<br />
プログラミング言語を、もっと新しいものに変えた<br />
ところで、「凄い機能のソフトが作れる」だとか、<br />
「ソフトが速く完成する」という訳でも無いだろう。<br />
<br />
（例えば「新型のカメラを買えば、もっと凄い写真<br />
が撮れるかも知れない」と勘違いをして、高価な<br />
カメラに買い換えてしまうビギナー・カメラマンも<br />
これと同じ事だと思う。カメラやコンピューターは<br />
あくまで「目的を実現する為の道具」でしか無い）<br />
<br />
むしろ、手馴れていて、そして、この言語で過去に<br />
開発した様々な成果物（ソースコード）を転用する<br />
事で、恐ろしく効率的にソフト開発が出来る。<br />
だから「2時間で作る」と言ったのは、決して無茶な<br />
話では無い次第だ。<br />
<br />
画面のイメージは、沢山のスライダー（TrackBar）<br />
が並び、あたかも「音響（用）ミキサー」だとか、<br />
「アナログ・シンセサイザー」（電子楽器）や<br />
「グラフィック・イコライザー」（音響機器）の<br />
ような雰囲気である。<br />
<br />
まあでも、こういう雰囲気の機械は個人的にも好み<br />
であり、昔から現代に至るまで、色々とこうした<br />
沢山のスライダーが並ぶ音響機器を所有している。<br />
<br />
でも、世間一般では、沢山のツマミ等が並ぶ機械を<br />
前にすると、たいていビビってしまう模様である。<br />
何故かと言えば、それらの沢山のツマミ等の操作子<br />
の効能が良くわからないから、「一度動かしてしまい、<br />
元に戻せなくなったら、どうしよう？！」と不安に<br />
思ってしまうのが理由なようだ。<br />
<br />
だが、音響ミキサー等では、単に同じ効能のものが<br />
沢山並んでいるだけである。そこにヴォーカルやら<br />
ギターやらドラム等から来る音声信号が、アサイン<br />
されて（割り振られて）いるだけだ。<br />
<br />
だから、「どのフェーダーに、何の楽器がアサイン<br />
されているか？　配線した人で無いとわからない」<br />
という課題はあるものの、個々の操作子の意味が<br />
わからないという事態には、まずならないと思う。<br />
（注：これがシンセサイザーの場合には、多少は<br />
構造や原理の理解が必要だ）<br />
<br />
ちなみに、沢山の操作子が並んでいるメリットと<br />
しては・・<br />
「全ての操作子の状態が、目視で一目瞭然な事」<br />
「複数の操作子を同時に操作する事が可能な事」<br />
「電源がOFFの際とか、デジタル的な表示が無い<br />
　場合でも、固有の操作子を所定の値まで操作が<br />
　可能な事」<br />
といった、多数の利点がある。<br />
<br />
対して、弱点は、<br />
「操作子が多すぎる場合、状態が把握しにくい」<br />
「同、多すぎると、一定の数くらいしか、同時には<br />
　操作する事ができない」<br />
「場所や面積を喰い、機器が大型化してしまう」<br />
「個々の操作子の設定を、記憶させる事が困難。<br />
　たとえ記憶できたとしても、それらを動かして<br />
　しまうと、記憶値と現在値での矛盾が出てしまう」<br />
となっている。<br />
（注：この事は、音響機器とかソフト等に限らず、<br />
カメラでも、あるいは多くの機器（例：飛行機の<br />
コックピット等）とかでも、同様だと思う）<br />
<br />
このうち「操作が面倒だ」という弱点に関しては<br />
本ソフトでは、一応だが「デフォルト復帰」という<br />
機能を付ける。このボタン一発で初期値に戻す事を<br />
可能としよう。<br />
<br />
もし、さらなる高機能にしたい場合は、<br />
<br />
１）設定の記憶機能を付ける。<br />
（注：これは仮想のソフトウェアであるから、<br />
　記憶値と設定値が異なる場合、瞬時に操作子の<br />
　位置を画面上で移動させる事が出来る。<br />
　もし、これが実際の物理的な音響ミキサー等では、<br />
「モーターフェーダー」と言って、沢山のツマミを<br />
　全てモーターで記憶値にまで動かす、といった<br />
　とても大掛かりな機械的な仕組みが必要となる）<br />
<br />
２）いくつかの代表的なプリセット値を設ける。<br />
（例：黄色を抽出して青色に変換する措置等）<br />
<br />
といった機能を、後から追加してあげればよい。<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202205/14/38/c0032138_06541324.jpg" alt="_c0032138_06541324.jpg" class="IMAGE_MID" height="284" width="500" /></center>上記はプログラムのソースコードを開発中の画面。<br />
<br />
ここまで、宣言どおり２時間もかからず出来たのだが<br />
いざ動かしてみると、早速、大きなバグ（ミス）を<br />
発見してしまった。<br />
どうも色相（色味）の並び方がおかしい・・<br />
<br />
例えば、色相は、赤から紫まで、360度という<br />
単位で表現される場合があり、本ソフトでも、<br />
その360度を12分割し、30度刻みで、色相を表示、<br />
調整できるように作ってある訳だ。<br />
<br />
原因を調べてみると、沢山並んでいるツマミ<br />
（TrackBarコントロール）の順番がおかしくなって<br />
いる。左から順次1番、2番、3番・・・12番で<br />
なくてはならないのに、1,2.3,4,8,7,6・・ の<br />
ような、変な順番となっている。<br />
<br />
これの原因だが、沢山のツマミを並べるのが<br />
面倒で、1～4個まで作ったところで、それらを<br />
コピーしてペーストした事が課題であった。<br />
5,6,7,8のように順番が並んでいるとばかり<br />
思っていたのに、実際には、8,7,6,5のように<br />
貼り付けた際に、逆順となってしまっていた。<br />
<br />
これは要注意だ、C#言語で複数のコントロールを<br />
まとめてコピーする際、「期待する順番どおりに<br />
並ばない可能性がある」という事である。<br />
<br />
なお、こういう開発手法だと、複数のコントロール<br />
毎に、同じようなソースコードを書く必要があり、<br />
なんだか手間だし、スマートでも無いと思う。<br />
だが、例えば、コントロールを配列化したりすると、<br />
ソースコード量は激減するが、プログラミングが<br />
複雑化したりして、余計に時間を喰ってしまうと<br />
思われる。短時間でプログラミングをする場合は<br />
多少ベタでスマートではなくても、同じコードを<br />
コピペして作った方が早いし、バグも出難い。<br />
<br />
あと注意点だが、沢山のツマミを並べている最中<br />
に、画面の背景用に「パネル（Panel）」という<br />
部品（コントロール）を貼り付けているのだが、<br />
これの貼り付けのタイミングや手順によっては、<br />
ツマミ（TrackBar）の座標が、ソフト全体での<br />
絶対座標か、あるいはパネル上での相対座標か、<br />
の差異が発生してしまうようだ。<br />
<br />
この座標系の差は、プログラム自体の効能（動作）<br />
には影響が無いので、各コントロールの「親子関係」<br />
（≒どの背景に属するのか？）を調整するまでも<br />
無いのだが、ツマミの位置をデザイン的に揃えよう<br />
として微調整している時に、座標が違っている事が<br />
ちょっと気になった。<br />
<br />
・・という事で、沢山のツマミを正しく並べ替えた<br />
ところで、プログラムが完成。2時間少々掛かった<br />
が、ほぼ予定通りだ。<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202205/14/38/c0032138_06532911.jpg" alt="_c0032138_06532911.jpg" class="IMAGE_MID" height="184" width="500" /></center>早速テストしてみよう、単純に電車の赤色を青色に<br />
変換しつつ、モノクロの画面上に自動生成してみる。<br />
<br />
何も問題なく動作しているようだ。<br />
また、各ツマミの抽出量や置換量、効能のON/OFF<br />
も正しく動作している。<br />
<br />
なお、注意点だが、各ツマミの効能のON/OFFには<br />
「チェックボックス」（四角の中にチェック印）<br />
というコントロール（≒操作子）を使っている。<br />
<br />
これを「ラジオボタン」（丸の中に点）にした方が<br />
デザイン的には格好良いと思うのだが・・<br />
<br />
「ラジオボタン」は一般に、複数のグループの中<br />
から１つだけを選択する際に使うものであるから、<br />
パネル上、等に配置して（半自動的に）グルーピング<br />
を行うと、どれかのラジオボタンを押したら<br />
そこだけが有効となり、他が自動的にOFFになって<br />
しまう。つまり、「複数のラジオボタンを同時に<br />
選択する事ができない」状態となる。<br />
<br />
この問題を回避する手段は、無い訳では無いのだが<br />
繁雑であり、ちょっと採用する気にはなれなかった。<br />
（以前に試してみて、とても面倒であった）<br />
やむなく、デザイン的には不恰好だが「チェック<br />
ボックス」を、そのまま使う事としよう。<br />
<br />
後、下部の色相変換のツマミ群は、現時点では<br />
「相対置換値」となっている。つまり、「全ての<br />
ツマミの値を最も下げた状態が、元の色相を<br />
そのまま踏襲する」という意味（仕様）である。　<br />
<br />
したがって、同じツマミの高さ（値）にした場合<br />
では同じ色相が得られる、「絶対置換」では無い。<br />
<br />
従前の、本シリーズ第8回「野獣派」変換プログラム<br />
では、「絶対置換方式」を採用したのだが、<br />
そのソフトでの色相変換数は、6色であった。<br />
<br />
今回は12色と増えているから、あまり複雑な設定は<br />
やりにくいと思ったからだ。つまり絶対置換の場合に<br />
おいてデフォルト（色変換なし）にしたいならば、<br />
12個のツマミを細かく階段状に設定しないとならない。<br />
<br />
プリセットやデフォルト復帰のボタンを使わない限り<br />
それは操作が繁雑だ。今回の「相対置換」方式ならば<br />
全てのツマミを全部ゼロ（一番下）に動かしてやれば<br />
位置を微調整しなくても、「色変換なし」とできる。<br />
<br />
ただ、この方式の場合、ツマミの位置関係を見た<br />
だけでは、どの色に変換されるかがわからない。<br />
勿論、画面下部に変換された後の色相が表示される<br />
のだが、「どちらの方向に、どれくらい動かしたら<br />
どんな色になるのか？」が、ツマミ操作時には<br />
予想が難しい訳だ。<br />
<br />
まあつまり、どちらの「操作系」を採用した場合<br />
でも、一長一短ある、という事がここでわかった。<br />
今後、似たようなソフトを作る場合は、状況に応じて<br />
両方式を使い分ける事としよう。<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202205/14/38/c0032138_06532999.jpg" alt="_c0032138_06532999.jpg" class="IMAGE_MID" height="184" width="500" /></center>上写真は、カメラ内部のエフェクトで予め色抽出<br />
処理を行っている写真に対して、さらにクロスカラー<br />
（＝別の色に置換する）の処理を加えてみた状態。<br />
<br />
勿論、赤色が緑色へ変換され、正しく動作している。<br />
<br />
だが、なんだかこのあたりで「面白くない」という<br />
事に気づいてしまった（汗）<br />
<br />
何が面白く無いのか？と言えば、このソフトでは、<br />
狙った色に対して違う色を割り当てる、という処理が<br />
出来るのだが、この動作は、ほぼ「予想通り」の結果<br />
となる。<br />
<br />
すなわち、思うような結果にする為、様々な操作子<br />
（しかも沢山ある）を、個別に微調整しなくては<br />
ならない。しかも、結果が予想通りであれば、もう<br />
それは「創造的な活動」ではなく、単なる「作業」だ。<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202205/14/38/c0032138_06533034.jpg" alt="_c0032138_06533034.jpg" class="IMAGE_MID" height="184" width="500" /></center>上は、赤色の葉っぱを、ちょっと枯れた雰囲気にした<br />
例である。<br />
<br />
前述の、「単なる作業」、という話だが・・<br />
そういえば、自分でも思ったが、個人的には、写真の<br />
撮影時において「後で画像編集すれば良い」等とは<br />
あまり思わず、撮影時に様々なカメラ設定を行って撮り、<br />
できるだけ後編集を避けるような事をいつもしている。<br />
(注：RAW現像も一切しない。全てがJPEG撮影だ）<br />
<br />
これについては「撮影時に被写体に対峙して感じた事は、<br />
後では再現できない」という、もっともらしい理由を<br />
いつも述べてはいるが、実のところ「単純な作業が嫌い」<br />
という事が原因なのかも知れない（汗）<br />
<br />
・・ただ、その結果として、カメラ設定が効率的では<br />
無い機種では、撮影時の細かいパラメーター設定操作が<br />
やりにくくなってしまい、とても困る。<br />
つまり、そうした「操作系・操作性が悪いカメラ」は、<br />
本ブログのカメラの紹介記事でも、いつも低評価と<br />
なってしまっている次第だ。<br />
<br />
だが、現代の大半の初級中級カメラユーザーでは、<br />
カメラ設定等は、せいぜい絞り値や露出補正、AF測距点<br />
を変更する位で、他は、全く触らずに撮影している<br />
だろうから、こういった評価内容は、他者には参考に<br />
ならない事だ。<br />
（つまり、ユーザー個々に、写真を撮る目的もスキルも<br />
全てが異なる訳だから、他人の評価は参考にならない、<br />
という意味である）<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202205/14/38/c0032138_06542210.jpg" alt="_c0032138_06542210.jpg" class="IMAGE_MID" height="528" width="352" /></center>さて、上写真は加工前のカラー写真だ。<br />
<br />
オールド・デジタル一眼レフ（NIKON D2H、2003年）<br />
で撮った写真で、ちょっと薄い色味である。<br />
しかも、そのカメラは、カメラ本体内での画質調整<br />
機能を持たず（特殊なセンサーを使っていたからだ）<br />
その点、当時のユーザー層に不評であった次第だ。<br />
<br />
本来、こういう薄い色味は、任意の画像編集ソフトで<br />
調整すれば、どうにでもなる話である。<br />
<br />
今回は、ちょっと別のアプローチとして、本ソフトを<br />
用いてみる。<br />
<br />
まずこの写真をセピア色に変換してしまい、全体的に<br />
モノトーン化する。<br />
そして背景にある青い光だけ活用し、それを抽出して<br />
赤色の光に変換してみよう。<br />
すると以下のようになる。<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202205/14/38/c0032138_06544162.jpg" alt="_c0032138_06544162.jpg" class="IMAGE_MID" height="528" width="352" /></center>まあ、これはこれでアリだろう。<br />
<br />
あ、それと、本ソフトでは「CONVERT」ボタン、<br />
つまり「計算開始」ボタンがついているが、思えば<br />
それは不要だったかも知れない。<br />
<br />
この画像処理は比較的単純であり、多くの計算量を<br />
必要とするものでは無いからだ。<br />
だから、何かのスライダーやボタンを触った直後に<br />
自動的に計算を開始する操作系でも十分だったと思う。<br />
<br />
まあ良い、いずれ気が向いたら、「即時計算方式」に<br />
プログラムを変更する事は容易だ。<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202205/14/38/c0032138_07243960.jpg" alt="_c0032138_07243960.jpg" class="IMAGE_MID" height="333" width="500" /></center>上写真は、「カマキリが茶席に現れる」という珍事だ。（注：実際にはそうで無いが、そういう「シナリオ」<br />
として撮っている、という次第だ）<br />
<br />
これは珍しい事象であるから、さらに本ソフトで<br />
加工して 「現実にはあり得ない色味」にしてみよう。<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202205/14/38/c0032138_06544446.jpg" alt="_c0032138_06544446.jpg" class="IMAGE_MID" height="333" width="500" /></center>う～ん、なんだか気持ちが悪い（汗）<br />
<br />
色が違う、というだけで人間は全く別の感覚を持つの<br />
かも知れない。<br />
<br />
まあ、色彩心理学とか、そういう類の学問や研究も<br />
あるし、そこまで学術的ではなくても、たとえば<br />
芸術分野では、絵画の後期印象派や野獣派等においては、<br />
「色彩を対象物の本来の色の束縛から解放」して、<br />
新しい色を絵画表現に用いていた訳だ。<br />
また、現代の商業デザイン等では、色の与える心理効果<br />
を当然意識して、ポスターとか看板とか、企業のロゴ<br />
マーク等をデザインしている。<br />
<br />
まあだから、色が心理に与える効果というのは普遍的な<br />
話だと思う。<br />
<br />
さて、単なる色変換の「作業」だけでは面白くなく<br />
なってきたので、本ソフトに備わる「FLAT TONE」機能<br />
を試してみよう。<br />
<br />
これは抽出した色、または置換した色の彩度を強調し<br />
「ベタ塗り効果」を得る事ができる機能だ。<br />
<br />
本シリーズ第18回記事の「Saturation補正ソフト」<br />
と類似の原理・効能ではあるが、本ソフトにおいては、<br />
「セピアカラー変換効果」と組み合わせる事で、<br />
本シリーズ第1回記事の「横浜写真生成ソフト」の<br />
類似/バリエーション的な効果が得られるのでは？と<br />
期待するところがある。<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202205/14/38/c0032138_06544709.jpg" alt="_c0032138_06544709.jpg" class="IMAGE_MID" height="512" width="384" /></center>上は元写真だ。これをまず、本ソフトで自動加工する。<br />
<br />
ポイントは女性の和服の色味の「黄、緑、青、赤」<br />
そして、背景の橋の「朱色」を、どう変換するか？<br />
というところなのだが、元写真には無い色味に変換<br />
してしまうのは、少々やりすぎとなるだろうから、<br />
元写真の色相を抽出しながら「FLAT TONE」機能で<br />
彩度を一定のレベルに高めてみよう。<br />
ベースは一応「セピア」とする、これで「横浜写真」<br />
のようになるだろうか？<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202205/14/38/c0032138_06545091.jpg" alt="_c0032138_06545091.jpg" class="IMAGE_MID" height="512" width="384" /></center>上が自動加工後だ。しかし、これは「横浜写真」っぽく<br />
は無く、全体に「濃い」色調に変換されてしまった。<br />
<br />
どうも「ベタ塗り」(FLAT TONE)の機能は、使い道が<br />
難しい模様だ。場合により、次のバージョンでは<br />
「ベタ塗り」のレベルをコントロールできるように<br />
プログラムを改変するのも良いかも知れない。<br />
<br />
以下参考まで、本シリーズ第1回記事の「横浜写真<br />
生成ソフト」「Yokohama Type1」を用いて<br />
同じ写真の自動処理を行った結果を掲載しておく。<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202205/14/38/c0032138_06545327.jpg" alt="_c0032138_06545327.jpg" class="IMAGE_MID" height="512" width="384" /></center>こちらは、「写真」としては、本ソフトの結果<br />
よりも不自然ではあるが、元々「横浜写真」とは<br />
職人（絵師）が彩色した擬似カラー写真であるから、<br />
だいたいこんな感じに仕上がる事が普通だ。<br />
<br />
だから、映像的な表現として考えれば、本ソフト<br />
での、ありきたりの画像編集結果のような物よりも、<br />
「横浜写真」の方が、面白いといえば面白い。<br />
<br />
さて、「FLAT TONE」機能には、もっと別の使い道<br />
は無いものだろうか？　<br />
<br />
例えば、夜景イルミネーションを「ぐるぐるボケ」<br />
の特殊効果レンズを用いて撮った写真を、色相置換<br />
と「FLAT TONE」化してみよう。<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202205/14/38/c0032138_06545710.jpg" alt="_c0032138_06545710.jpg" class="IMAGE_MID" height="184" width="500" /></center>まあ、イルミネーションは人工光源であるから、<br />
基本的には、どんな色相に変換するのも「アリ」だ<br />
とは思う。<br />
<br />
でも、もはや、元の写真の色味は、もうこの結果<br />
には存在しないから、ここでは勝手に自分の好きな<br />
世界観を創り出している状態となる。<br />
<br />
でもまあ、それはそれで現代のデジタル写真での<br />
本質、という風にも考える事は出来るかも知れない。<br />
もはや「写真とは”真を写す”と書く」といった<br />
古い時代の概念は、全く成り立たない時代となって<br />
いる訳だ。<br />
<br />
----<br />
最後に、本ソフトウェアの研究開発の成否だが、<br />
一応は「○」（成功）という風にしておこう。<br />
<br />
すると、本シリーズ記事のここまでの通算（総合）<br />
成績は、以下のようになる。<br />
<br />
総合成績＝8勝6敗6分、勝率＝4割0分0厘<br />
<br />
本シリーズ記事でのルールとしての、最低ラインの<br />
勝率3割を超えてはいるが、目標の勝率5割には<br />
届かない。<br />
<br />
でもまあ、ここのところ、あえて簡単な画像処理の<br />
内容のソフトばかりを作っていて、「ちょっと勝率<br />
を稼いでおこう」といった”よこしま”な理由も、<br />
無きにしもあらずだ（汗）<br />
<br />
あまり、こういうシンプルすぎるソフトをチマチマ<br />
と作っていないで、次あたりでは、かなり難易度の<br />
高い画像処理に挑戦してみるとしようか。<br />
<br />
そう、本シリーズでの作業（研究開発）は、あくまで<br />
趣味でやっている事だ。知的好奇心が満たせれば<br />
良いのであって、本質的には、その研究が成功するか<br />
否かは、ある意味、どうでも良い話だと思う・・<br />
<br />
---<br />
では、今回のプログラミング記事は、このあたりまで。<br />
次回記事掲載は、例によって不定期としておく。<br />
]]></description>
      <dc:subject>不定期：プログラミング・シリーズ</dc:subject>
      <dc:creator>p_chansblog</dc:creator>
      <pubDate>Sat, 14 May 2022 07:25:25 +0900</pubDate>
      <dc:date>2022-05-14T07:25:25+09:00</dc:date>
    </item>
    <item>
      <title>レンズ・マニアックス（97）補足編～YASHICA銘富岡光学製らしき標準レンズ</title>
      <link>http://pchansblog.exblog.jp/32584308/</link>
      <guid isPermaLInk="1">http://pchansblog.exblog.jp/32584308/</guid>
      <description><![CDATA[今回記事は補足編として「YASHICA」銘で、「富岡光学」<br />
製らしき、標準（＝50mm級の焦点距離）レンズ編とする。<br />
<br />
当該条件に当てはまるレンズを6本と、関連すると<br />
思われる2本、計8本の所有レンズを紹介しよう。<br />
<br />
なお、「富岡光学製らしき」とは、現代においては、<br />
もはや詳しい情報も殆ど残っておらず、あくまで推測<br />
の域でしか無いからだ。<br />
<br />
「YASHICA」とは？「富岡光学」とは？　については<br />
記事内で追々説明していく。<br />
<br />
----<br />
ではまず、今回最初のYASHICA銘標準レンズ<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202205/11/38/c0032138_12260095.jpg" alt="_c0032138_12260095.jpg" class="IMAGE_MID" height="512" width="384" /></center>レンズは、YASHICA LENS ML 50mm/f1.7<br />
（中古購入価格 6,000円）(以下、ML50/1.7)<br />
カメラは、CANON EOS 6D（フルサイズ機）<br />
<br />
<br /><br />詳細不明、1980年前後に発売と思われるMF標準<br />
レンズ、Y/C（ヤシカ/コンタックス、又はRTSとも）<br />
マウント版である。<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202205/11/38/c0032138_12260073.jpg" alt="_c0032138_12260073.jpg" class="IMAGE_MID" height="333" width="500" /></center>まず、「YASHICA」とは、かつて日本に存在していた<br />
著名な老舗のカメラ/レンズメーカーである。<br />
簡単に歴史を述べておこう。<br />
<br />
＜YASHICAの歴史＞<br />
<br />
1949年（昭和24年）　<br />
　戦後復興期の、この年、長野県に設立したが、<br />
　当初は「八洲（ヤシマ）精機株式会社」という<br />
　名前で、電気時計等を作っていた。<br />
<br />
　その後、東京の写真用品の会社から（中判）カメラ<br />
　を受託され、OEM生産をする事となった。<br />
<br />
　その際、シャッター部品とレンズは、専業他社の<br />
　製品を仕入れたが、レンズは「富岡光学器械製造所」<br />
　（東京）のトリローザ80mm/F3.5を使用。<br />
　ここで「富岡光学（器械製作所）」との接点が<br />
　生まれた事となる。<br />
<br />
1953年　<br />
　OEM生産の「ピジョンフレックス」が完成、発売開始。<br />
　同年、これを自社ブランド製品とした、「ヤシマ<br />
　フレックス」（後に、カメラを表す接尾後のCAを<br />
　つけて「ヤシカ(YASHICA)フレックス」と改名された）<br />
　を元に、カメラ事業へ進出。同時に企業の名前も、<br />
「八洲光学精機株式会社」に変更（「光学」がついた）<br />
<br />
1950年代<br />
　毎年のように中判(6x6 または 6x4.5）二眼レフを<br />
　発売。この当時は二眼レフのブームであったので、<br />
　これで八洲光学精機は急成長をした。<br />
<br />
1958年<br />
　カメラの商品名として既に市場に広く知られていた<br />
「YASHICA」を社名とし「株式会社ヤシカ」となった。<br />
（注：カメラ上での表記は、「yashicaflex」等と<br />
　小文字表記であった→未所有につき詳細割愛）<br />
<br />
1959年　<br />
「ニッカカメラ株式会社」および「ズノー光学工業」<br />
　という戦前からの老舗カメラメーカー2社を買収し、<br />
　それとともに技術力や生産力を高め、35mm判カメラ<br />
　の製造を開始した。<br />
<br />
1965年<br />
　世界初とも言われる(?)電子制御型露出制御型<br />
（＝EE、現代で言うAE（自動露出）の事）35mm判<br />
　コンパクトカメラ「YASHICA ELECTRO 35」を発売。<br />
　以降、1975年までの累計販売台数は500万台とも<br />
　言われるビッグヒット製品となる。<br />
<br />
　ただし、この時代では「YASHICA HALF」シリーズ等の<br />
　ハーフ判カメラも多数販売している。OLYMPUS-PENや<br />
　RICOH AUTO HALF等も大ヒットした時代であった。<br />
（ハーフ判カメラは、当時、高価であったフィルム代や<br />
　現像代を節約する事が出来る為、人気であった）<br />
<br />
　前述の500万台が、ハーフ判カメラの販売台数を含んで<br />
　いたかどうかは不明。しかし最も売れたOLYMPUS-PEN<br />
　でも累計800万台（注：オリンパスにより、2018年に<br />
　従前の1700万台より下方修正された公式情報）程度の<br />
　販売台数であったから、500万台とは、YASHICAの<br />
　全カメラの販売総数であったのではなかろうか？<br />
<br />
1968年<br />
　これまでYASHICAに対しレンズの供給を続けていた<br />
「富岡光学器械製造所」を子会社化する。<br />
（翌1969年には「富岡光学株式会社」に改名）<br />
<br />
1970年代前半<br />
　西独カール・ツァイス社が、カメラ事業(CONTAX）の<br />
　撤退を決め、日本のメーカーに事業移管の打診を行う。<br />
　当初PENTAX（旭光学）に話があった模様だが成立せず、<br />
　YASHICAとの交渉が本格化した。<br />
<br />
1974年<br />
　YASHICAは、西独カール・ツァイス社と提携。<br />
　ここから、銀塩35mm判MF一眼レフ（CONTAX）と、<br />
　交換レンズ（RTSマウント）の開発が始まる。<br />
<br />
　レンズの設計製造は、当然、「富岡光学」であるが、<br />
　公（おおやけ）には「カールツァイス社が監修している」<br />
　事となっていた。（＝日本製品より西独製を高級と見なす<br />
　消費者層が殆どであった時代だからだ）<br />
<br />
1975年（昭和50年）<br />
　CONTAX RTS発売（銀塩一眼第5回記事参照）<br />
　世界的にも注目された「鳴り物入り」のカメラだったが、<br />
　しかし、この年、様々な不運な出来事が集中し、<br />
　なんとYASHICAは、経営破綻（倒産）してしまう。<br />
<br />
　すぐさま、銀行、商社、京セラ等が資本投下し、<br />
　CONTAX(RTS等）の生産を続けるが、新製品の開発は<br />
　超スロー化してしまった。（参考：CONTAX RTSⅡは、<br />
　7年後の1982年の発売、未所有）<br />
<br />
1983年<br />
　YASHICAは、京セラに正式に吸収合併された。<br />
　この時点より以降は、京セラCONTAX、これ以前では<br />
　YASHICA CONTAXと区別されるのだが・・・<br />
<br />
　YASHICA時代に、CONTAXと同一マウントのMF一眼レフ<br />
　を発売していて、それのマウントが「Y/C」すなわち<br />
　YASHICA/CONTAXと一般に呼ばれていた為、<br />
　ヤシカ/コンタックス（ヤシコン）は、ここまで変遷が<br />
　あったメーカー名そのものの話なのか？　あるいは、<br />
　マウントの話なのか？　そのあたりが曖昧である。<br />
<br />
　なので、中古流通市場（業界）の一部または、一部の<br />
　マニア層においては、マウントの話をする場合は、<br />
「RTSマウント」（1975年のCONTAX RTSにちなむ）<br />
　と呼ぶケースも多い。<br />
<br />
1985年<br />
　MINOLTAが、世界初とも言える実用AF一眼レフ<br />
　システム「α(-7000等）」を発売。<br />
　一般に「αショック」と呼ばれ、他社は一斉に一眼<br />
　レフのAF化に追従する。<br />
<br />
1986年<br />
　ミノルタα-7000を大幅に参考にしたと思われる<br />
　京セラブランド初のAF一眼レフ「Kyocera 230-AF」<br />
　を発売。これは海外では（知名度がある）YASHICAの<br />
　ブランド名で発売された。しかしながらY/Cマウント<br />
　とは互換性が無い（注：一応マウントアダプター/<br />
　AFコンバーターは存在していた模様）専用マウントで<br />
　あり、そのAF交換レンズは金満家やビギナー層が喜ぶ<br />
　Carl Zeiss銘では無い。<br />
　このAFシリーズは、数機種が1990年代前半まで発売<br />
　されたが、商業的には完全に失敗してしまう。<br />
　マニア層からの受けも悪く、後年には「珍品」扱いと<br />
　なってしまった。<br />
<br />
1990年代<br />
　最後のYASHICA銘(MF）一眼レフは、恐らくだが<br />
　YASHICA 108 MULTI PROGRAM (1990年）であろうか？<br />
（あるいは、海外向け専用機として、109 MULTI PROGRAM<br />
　が存在していたという情報もある）<br />
　まあ、この時代は完全にAF一眼レフ時代であり、MFの<br />
　YASHICA一眼レフが生き残れる状況では無い、残念ながら<br />
　ここでYASHICAのブランド銘も、ほぼ終焉である。　<br />
<br />
2000年<br />
　CONTAXブランドで「Nシステム」発売、しかしこれも<br />
　商業的に失敗してしまう。不憫なので、あまりこの<br />
　歴史は書きたく無い。（銀塩一眼第24回 CONTAX N1<br />
　記事等を参照の事）<br />
<br />
2005年（平成17年）<br />
　京セラ・CONTAXが、カメラ事業から撤退。<br />
　以降、CONTAXのブランド銘は、どこも使用していない。<br />
　　<br />
---<br />
さて、ここまでがYASHICAの歴史である。<br />
以降、京セラのカメラ事業撤退（2005年）後にも<br />
YASHICAのブランド名は、いくつかの商社等<br />
（エクゼモードや、ヴィレッジヴァンガード等）<br />
により使われているのだが、冗長になるので割愛する。<br />
（というか、YASHICAの名前だけを使ったトイカメラ<br />
であったりするので、あまり紹介の意味が無い）<br />
<br />
過去参照記事としては<br />
「カメラの変遷第10回ヤシカ/京セラ・CONTAX編」<br />
にも詳しい。<br />
<br />
それと、実は、このように「歴史」をまとめて記載する<br />
だけで、「わかったような気分」となってしまうような<br />
記事の書き方は、個人的には好きでは無い。<br />
<br />
本来であれば、各時代において、その世情であるとか<br />
他社とのライバル関係とか、そういう「生きた歴史」<br />
が存在し、それ故に、こういう製品が出てきたとか、<br />
そんな風にカメラの歴史を研究していきたい訳だ。<br />
<br />
上の年表のような「死んだ歴史」を調べても、書いても<br />
読んでも、殆ど役に立たない。それでは、学校の教科書<br />
等に書かれている歴史年表と同等であり、その年表が<br />
「勉強になった」というケース（情報価値）は少ないと<br />
思っている。むしろ、そういう「年表や年号だけ」を<br />
（テストに出るから）と覚えた、ガリ勉スタイルが、<br />
いかに非効率的であったか？は、誰もが知る所だろう。<br />
<br />
また、歴史を調べただけで、自身がそれに関与している<br />
訳でもなければ、その歴史から新たな事実を推測して<br />
いる状況も無ければ、「何も生み出してはいない」事と<br />
なってしまう。どこかにある情報を、単にまとめただけの<br />
「二次情報」は「情報価値は無い」というのが、個人的な<br />
強い信条となっている。（同様に、カメラやレンズ等の<br />
スペックだけを纏めただけの記事も、何も情報価値は無いと<br />
思っている。自身で使った意見等を書いて貰いたいと思う）<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202205/11/38/c0032138_12260118.jpg" alt="_c0032138_12260118.jpg" class="IMAGE_MID" height="333" width="500" /></center>さて、レンズの話がちっともできていないが（汗）<br />
<br />
本ML50/1.7については、京セラ傘下時代でのYASHICAが、<br />
Y/Cマウントの機体（FR/FXシリーズ）の発売を開始した<br />
のは1977年からなので、本レンズや他のMLレンズ群も、<br />
同時代1970年代後半以降での発売だと思われる。<br />
<br />
で、製造は当時YASHICAが子会社化していた「富岡光学」<br />
製である事は、ほぼ間違い無いであろう。<br />
<br />
ただ、前述のように、この時代のYASHICAは経営破綻<br />
していた状態であり、資金繰りとか、様々な事情から<br />
「富岡光学」に、全レンズ(ML/ツァイス銘）の生産を<br />
委ねていた訳でも無い、という状況も想像できる。<br />
<br />
情報によれば、他のいくつかの企業や工場（ヤシカの<br />
自社工場、マミヤ、トキナー、コシナ（後期）等）に<br />
分散されてYASHICAレンズは製造されていた模様だ。<br />
<br />
本ML50/1.7は、完成度の高い小口径標準レンズであり、<br />
当時の他社同等品（例：PENTAX SMC-T55/1.8や、<br />
MINOLTA MC50/1.7等）と並んで、良く写るレンズだ。<br />
<br />
他社の同時代の小口径標準レンズ製品では、大口径版<br />
（50mm/F1.4等、最短撮影距離は殆ど全てが45cm）<br />
との仕様的差別化により、最短撮影距離を60cm程度まで<br />
長くしてしまったケースも多々あるが、本ML50/1.7は、<br />
最短50cmと、仕様的差別化は最小限である。<br />
<br />
本レンズである必要は無いが、1970年代頃の、<br />
MF小口径標準（50mm前後、開放F1.7～F2、変形<br />
ダブルガウス型5群6枚構成）は、マニア層としては、<br />
「歴史の変遷」を知る上でも必携のレンズであろう。<br />
MF小口径標準の、現代にも通用する高い描写力は、<br />
初級マニア層では、驚きを隠せないかも知れない。<br />
<br />
----<br />
では、2本目の標準レンズ<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202205/11/38/c0032138_12260196.jpg" alt="_c0032138_12260196.jpg" class="IMAGE_MID" height="375" width="500" /></center>レンズは、YASHICA LENS ML 50mm/f1.4<br />
（中古購入価格 8,000円）（以下、ML50/1.4)<br />
カメラは、SONY α7S (フルサイズ機）<br />
<br />
詳細不明、やはり1980年前後に発売と思われる<br />
MF標準レンズ、Y/Cマウント版である。<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202205/11/38/c0032138_12260578.jpg" alt="_c0032138_12260578.jpg" class="IMAGE_MID" height="333" width="500" /></center>当時、最も注目を浴びていた、CONTAX RTS用の<br />
大口径標準CONTAX Planar T* 50mm/F1.4（後述）<br />
との戦略的な差別化が必要なレンズであろう。<br />
<br />
まあつまり、<br />
「CONTAXは一流品で、高性能で高価なのです。<br />
　YASHICAは大衆向けで性能は低いですが安価です」<br />
という、一般消費者層がわかりやすい販売（営業）<br />
戦略を取る必要があった訳だ。<br />
<br />
が、マニア層等は「富岡光学は世界のカールツァイスが<br />
認めた技術力の高い企業だ。よって、CONTAXを買うのは<br />
成金趣味のブルジョア層であり、マニアであればYASHICA<br />
のレンズを買う、それが「通」というものだろう？」<br />
という論理で、あえてYASHICA・富岡光学製品を志向する<br />
人達も、当時、又は20年後の第一次中古カメラブーム時<br />
にも大変多かった。<br />
<br />
つまり、ツァイスのレンズを買ってしまったら、「何も<br />
わかっておらずにブランド銘に騙される金満家消費者層と<br />
同じに見られてしまう」事を、マニア層は嫌った訳だ。<br />
<br />
だから、YASHICA MLレンズは、いつの時代でも品薄傾向<br />
である。すなわち、その販売時点では、例えマニア層が<br />
あれこれと言ったとしても、やはり世間一般からの注目は<br />
「CONTAX」であり、「YASHICA」ではない。<br />
<br />
後年には、あまり売れておらず中古流通が潤沢とは言えない<br />
YASHICAレンズを、マニア層が「富岡光学製だ！」と言って<br />
買い漁った為、もう現代では、YASHICA銘レンズは、殆ど<br />
流通していない状況だ。<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202205/11/38/c0032138_12260519.jpg" alt="_c0032138_12260519.jpg" class="IMAGE_MID" height="528" width="352" /></center>そんな状況の中、本ML50/1.4であるが、CONTAX銘の<br />
P50/1.4とは、レンズ構成は同等の6群7枚、ただし<br />
フィルター系が異なり、ML50/1.4はφ52mm、<br />
P50/1.4はφ55mmである。これは、瞳径の大きい<br />
P50/1.4に僅かに設計上の優位点がある。（小型化を<br />
取るか描写力を取るか？のトレードオフ（二者択一）だ）<br />
<br />
<br />
そして最短撮影距離は、申し訳程度に、ML50/1.4<br />
に僅かに性能制限を掛けていて、P50/1.4の45cm<br />
に対し、本ML50/1.4は50cmである。<br />
<br />
後、絞り羽根の枚数が異なり、P50/1.4は6枚、<br />
何故か本ML50/1.4の方が多い8枚だ。<br />
ただし、絞り羽根は、マニア層等では奇数を好む傾向<br />
がある。（＝光条/光芒を出す時、奇数の場合のみ<br />
絞り羽根の数の2倍の光の線が現れる事が理由だ）<br />
<br />
で、ML50/1.4の描写傾向は、P50/1.4とは異なる。<br />
<br />
簡潔かつ感覚的に言えば、P50/1.4は条件が決まった<br />
際に爆発的な高描写力が得られるピーキーなレンズ<br />
ではあるが、その確率はかなり低く、銀塩時代の<br />
機材環境ならば、なおさらであり、P50/1.4での<br />
凄い写りを得られたユーザーは、極めて少なかった<br />
事であろう。私も銀塩時代では「滅多に決まらない」<br />
そのP50/1.4は、辟易しながら使っていたが、たまたま<br />
得られる素晴らしい写りへの期待だけはあった。<br />
<br />
本ML50/1.4は、P50/1.4ほどに難しい特性ではない。<br />
ただ、条件が決まった場合でも、P50/1.4程の爆発的<br />
な高描写力は得られない。まあ、汎用的というか、<br />
安全なレンズというか、面白味の少ないレンズとか、<br />
色々な解釈はできるだろうが、両者は全く違うレンズ<br />
として、そう簡単に優劣を語る事は出来ないと思う。<br />
<br />
----<br />
では、3本目のレンズ<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202205/11/38/c0032138_12260596.jpg" alt="_c0032138_12260596.jpg" class="IMAGE_MID" height="512" width="384" /></center>レンズは、YASHICA LENS ML 50mm/f2<br />
（中古購入価格 不明：カメラボディに付属の為）<br />
カメラは、CANON EOS M5 (APS-C機）<br />
<br />
詳細不明、1980年前後に発売と思われるMF標準<br />
レンズ、Y/Cマウント版。<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202205/11/38/c0032138_12260536.jpg" alt="_c0032138_12260536.jpg" class="IMAGE_MID" height="528" width="352" /></center>さて、「富岡光学」に視点を当てて、その歴史を<br />
ここで述べておく。（ただし、ごく普通の年表である。<br />
当時の世情等を絡めていくと際限なく冗長になるからだ）<br />
<br />
＜富岡光学の歴史＞<br />
<br />
1932年（昭和7年）　<br />
　創業者の「富岡正重」氏が東京・大森（当時は区）に<br />
　富岡光学機器製作所を設立、後に株式会社となるが、<br />
　戦時中は軍需工場となり、陸軍・海軍の光学兵器を<br />
　生産する。（その為、米軍に狙われたのであろうか？）<br />
<br />
1945年<br />
　東京空襲（爆撃）により、富岡光学の工場は全焼して<br />
　しまう。なお、この東京空襲については、何度も<br />
　行われていて、被害甚大ではあるが、戦争という世情に<br />
　より、詳細な記録は（意図的に?)残されていない。<br />
<br />
1949年<br />
　戦後、富岡社長夫人の実家の青梅市で、疎開していた<br />
　一部の工場設備を元に、事業を再開。<br />
「株式会社富岡光学器械製造所」を設立する。<br />
<br />
1960年代<br />
　YASHICAのレンズ生産を主に行ってはいたが、<br />
　この時代では、「富岡光学」は、YASHICAの子会社では<br />
　無く、自社ブランド（TOMINON）の他、他社へのOEM<br />
　供給も多数行われていた模様である。<br />
<br />
　マニア間で伝わる話としては、この時代か、やや<br />
　後の1970年代頃のTOMINON 55mm/F1.2 (未所有）が<br />
　個性的な描写力を持ち、COSINAやCHINON等へも<br />
　OEM供給されていたとの事。（真偽不明、何故ならば<br />
　既にYASHICAの傘下となっていた為、政治的にそれが<br />
　可能だったか否か？の検証が難しい状況だ）<br />
　もし、その説を信じるならばCOSINA 55mm/F1.2は<br />
　所有しており、それについては後で紹介する。<br />
<br />
1968年<br />
　YASHICAの資本傘下となり、子会社化される。<br />
　<br />
1969年（昭和44年）<br />
「富岡光学株式会社」に改名。<br />
　この後の時代では、ほぼYASHICAカメラ製品用の<br />
　レンズ（この時代では、ELECTRO 35シリーズの<br />
　コンパクト機用レンズや、M42マウントのYASHICA J<br />
　およびTL/TL ELECTROシリーズ用のレンズ）を生産<br />
　していた事であろう。<br />
<br />
1970年<br />
　銀塩MF一眼レフYASHICA TL ELECTRO X ITSの発売。<br />
　前述の55mm/F1.2レンズ（AUTO YASHINON DX55/1.2<br />
　あるいは　DS-M55/1.2、詳細不明）がセット<br />
　されていた模様である（未所有）<br />
<br />
ちなみに、この時代1960年代～1970年代のYASHICA<br />
製カメラは、私はELECTRO 35、ハーフ判、M42一眼等<br />
を数台所有していたのだが、単体レンズは富岡光学製と<br />
思われた為に、現代でも一部は残して所有しているが、<br />
カメラ本体は、「古すぎて実用価値無し」とみなし、<br />
デジタル時代に入った頃に処分してしまっている。<br />
<br />
この時代のカメラの搭載レンズが手元に残っていれば、<br />
より歴史的な変遷の研究にも役立ったかも知れないが、<br />
まあ、カメラを処分した時の感覚では「レンズも同様に<br />
古すぎて実用価値無し」という考えであった。<br />
　<br />
では、富岡光学の歴史の続きだ。<br />
<br />
1983年（昭和58年）　<br />
　YASHICAが京セラに吸収合併された時点で、富岡光学<br />
　も京セラの傘下となる。<br />
<br />
1991年<br />
　社名を「京セラオプテイック株式会社」に変更。<br />
　ちなみに、この時点においても、富岡光学の（戦後<br />
　での）創業地の東京都青梅市に本社を置いていた。<br />
<br />
2005年（平成17年）<br />
　京セラCONTAXが、カメラ事業より撤退。<br />
　京セラオプテイック（元・富岡光学）が、この後<br />
　写真用（交換）レンズの生産を続けていたかどうか？<br />
　の情報は入手できていない。<br />
<br />
2018年（平成30年）<br />
「京セラオプテイック株式会社」は、京セラ株式会社<br />
　に吸収合併されて消滅。ここで「富岡光学」の長い<br />
　歴史は終焉した事となる。<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202205/11/38/c0032138_12261089.jpg" alt="_c0032138_12261089.jpg" class="IMAGE_MID" height="333" width="500" /></center>さて、本ML50/2の話がちっとも出て来ないが、<br />
まあ、この時代（またはM42時代から）のYASHICAの<br />
50mm級標準レンズは、開放F値の違う製品が沢山あり<br />
何故、そんなに沢山の機種があったのか？　今となっては<br />
不思議にも思うが、他社、例えばCANON等であっても<br />
多数のスペック違いのMF標準レンズを並行ラインナップ<br />
していたので、当時はそんな市場戦略もあったのだろう。<br />
<br />
本レンズは、小型軽量のメリットはあるが若干のボケ質<br />
破綻も目立ち、個人的には、開放F値が僅かに異なる、<br />
F1.9版の方が好みだ。<br />
開放F値違いでの、スペックの差については後述する。<br />
<br />
----<br />
さて、4本目の標準レンズ<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202205/11/38/c0032138_12261088.jpg" alt="_c0032138_12261088.jpg" class="IMAGE_MID" height="375" width="500" /></center>レンズは、YASHICA LENS DSB 50mm/f1.9<br />
（中古購入価格 2,000円）（以下、DSB50/1.9)<br />
カメラは、OLYMPUS PEN-F (μ4/3機）<br />
<br />
詳細不明、1970年代末頃に発売と思われるMF標準<br />
レンズ、Y/C（RTS）マウント版である。<br />
<br />
DSBという名称は「モノ（単層）コーティング版」だ<br />
と言われている。<br />
<br />
型番の由来は、YASHICAの1970年代前半までの<br />
M42マウント版レンズにおいて、DS(YASHINON-DS）<br />
という型番のレンズがあったので、それのBタイプ<br />
（マウント変更型??）という意味なのかも知れない(?)<br />
<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202205/11/38/c0032138_12261082.jpg" alt="_c0032138_12261082.jpg" class="IMAGE_MID" height="375" width="500" /></center>YASHICAの標準レンズはスペック違いが多数あると<br />
前述したが、開放F値の違いでレンズ構成も異なり、<br />
当然ながら小口径版は簡素な設計で、安価であった。<br />
<br />
＜YASHICA ML標準レンズのレンズ構成＞<br />
55mm/F1.2：6群7枚<br />
50mm/F1.4：6群7枚<br />
50mm/F1.7：5群6枚<br />
50mm/F1.9：4群6枚<br />
50mm/F2.0：4群6枚<br />
<br />
なお、いずれのML標準レンズも、最短撮影距離は<br />
50cmで統一されている。（＝ラインナップ間での、<br />
およびCONTAXレンズとの、仕様的差別化は行われて<br />
いない）<br />
<br />
それと、上記MLレンズの中には、それ以前の<br />
M42マウント版と同一のスペックの物も多く、<br />
一部は、M42時代の設計を継承している可能性もあるが、<br />
（本レンズDSB50/1.9は、恐らくは設計継承品だ）<br />
そういうパターンが全てでは無いであろう。<br />
<br />
なにせ、この時代はMF一眼レフとセット販売されている<br />
標準レンズの良し悪しが、そのままカメラの評判にも<br />
直結する時代であったから、各社とも標準レンズ性能の<br />
小改良に余念が無い時代であったからだ。<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202205/11/38/c0032138_12261078.jpg" alt="_c0032138_12261078.jpg" class="IMAGE_MID" height="375" width="500" /></center>本レンズのM42マウント版は、次で紹介する。<br />
<br />
----<br />
さて、5本目のYASHICA標準レンズは少し古い時代だ。<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202205/11/38/c0032138_12263570.jpg" alt="_c0032138_12263570.jpg" class="IMAGE_MID" height="512" width="384" /></center>レンズは、YASHICA AUTO YASHINON-DS 50mm/f1.9 <br />
（中古購入価格 9,000円）（以下、DS50/1.9)<br />
カメラは、PANASONIC DMC-G6 (μ4/3機）<br />
<br />
詳細不明、恐らくだが1960年代末か1970年代初頭<br />
頃に発売と思われるMF標準レンズ。<br />
こちらはM42マウント版である。<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202205/11/38/c0032138_12263555.jpg" alt="_c0032138_12263555.jpg" class="IMAGE_MID" height="375" width="500" /></center>YASHICAのM42版銀塩MF一眼レフの新規発売は、<br />
1961年(PENTA J）～1969年（TL ELECTRO）～<br />
1973年の期間に留まる、それ以降は、前述のとおり<br />
Y/C(RTS）マウント機に転換する訳だ。<br />
<br />
YASHICAのM42マウント版レンズは、<br />
AUTO YASHINON-DS、AUTO YASHINON-DX、<br />
AUTO YASHINON DS-Mの3種類が存在する。<br />
<br />
<br />
一般的には、「絞りのA/M切り替えが存在するのがDX型<br />
であり、それが無いのがDS型だ。なお、DS-Mはマルチ<br />
（多層）コートで、他は全て単層コーティングだ」と<br />
マニア層や中古市場においては分類されているが、<br />
ごく僅かな例外（無印版の存在や、A/M切り替えが<br />
あるDS型等）がある模様だ。<br />
<br />
それと、A/M切り替えのあるDX型の方が後から発売<br />
されているようにも思えるのだが、DS型が後から<br />
発売されたケースもある模様で、どうにも良く理解<br />
できない。<br />
<br />
もしかすると、生産工場が異なる可能性もある訳で、<br />
この当時のYASHICAは、まだ富岡光学を子会社化して<br />
いなかったから、他社（コシナやマミヤ等）にレンズ<br />
製造を依頼する事もできただろうし、あるいは既に<br />
「ニッカ」や「ズノー」という老舗カメラメーカーも<br />
買収済みであったから、それらをYASHICAの自社工場<br />
として運用していたのかも知れない。そうであれば、<br />
製造工場の設備等の差異により、レンズ毎の仕様が<br />
変わって来る事も、まあ、わからない話では無い。<br />
<br />
さて、本DS50/1.9、および前述のDSB50/1.9は、<br />
両者同じ光学系でのマウント違いのレンズだと思われる。<br />
恐らくはコストダウン優先型の設計であり、キット<br />
レンズとする母艦カメラの価格帯等に応じて、最も<br />
安価なカメラ＋標準レンズのセットを実現する為の<br />
ものであったかも知れない。　<br />
<br />
この時代は「高度成長期」（1954年～1970年）で<br />
あったから、所得が増え、景気が良くなった事で、<br />
消費者層の多くが、カメラを欲しがったと思われる。<br />
<br />
ただ、同時に、物価も上昇した時代（1950年を1.0<br />
とすると、1960年で約1.5、1970年で約2.2、<br />
の比率となる。なお、以降の時代は「狂乱物価」とも<br />
言われ、さらに物価の上昇が激しくなった）<br />
・・（物価が上昇した時代）であった為、消費者層<br />
への選択肢として、高級品も廉価版（のカメラ）も<br />
併売されていた事だろう。<br />
<br />
廉価版にセット（キット販売）するレンズは、<br />
開放F値のスペックを暗くする事が簡便だ。<br />
何も知らない入門者層に対しても、F1.4＝高級品<br />
F1.7＝中級品、F2級＝廉価版、と明確に区別できる。<br />
<br />
もしかすると、この1960年代が、レンズの開放F値の<br />
差を「性能差だ」と、消費者層に誤認識させてしまう<br />
最初の時代だったかも知れない。その後、約半世紀の<br />
50年以上が過ぎた現代でも、ビギナー層の間では<br />
「開放F値の小さいレンズが高性能で良く写るのだ<br />
　だから高価なのであり、開放F値が大きくて暗い<br />
　レンズは低性能の安物だ・・」という間違った認識<br />
が残ったままとなっている。<br />
（下手をすれば「開放F値が暗いレンズは暗く写る」<br />
といった酷い大誤解すら、ビギナー層では依然多い）<br />
<br />
ちなみに、基本的には、レンズの開放F値は暗い方が<br />
高描写力の設計とする事が容易となる。<br />
口径比（開放F値）を欲張ると、諸収差のオンパレード<br />
となって、手に負えないからだ。<br />
近代のコンピューター光学設計では、また話が少し<br />
違ってくるが、1970年代あたりのオールドレンズを<br />
志向するマニア層であれば、大口径レンズよりも<br />
小口径レンズの方が、ずっと良く写る事は「常識」<br />
として広まっているであろう。<br />
<br />
まあつまり、「大口径＝高性能＝高級品」という<br />
認識で物事を語っているのを見掛けたら、それはもう<br />
完全なる超ビギナー層であるから、ほっておけば良い。<br />
いずれ、その内、大誤解に気づく事であろう。<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202205/11/38/c0032138_12263566.jpg" alt="_c0032138_12263566.jpg" class="IMAGE_MID" height="375" width="500" /></center>本DS50/1.9であるが、M42時代のオールドレンズだ、<br />
とか、4群6枚の簡素なレンズ構成だ、とか、そんな事を<br />
忘れさせてくれるくらいの高い描写力を持つ。<br />
解像感は高く、ボケ質も破綻しにくい。<br />
<br />
ある意味、「富岡光学」らしさを体感させてくれる<br />
レンズであり、「同時代の他の小口径標準よりも、<br />
１枚上手（うわて）」という印象のレンズだ。<br />
（注：レンズ構成が4群6枚と同一のML50/2よりも<br />
本レンズの方が、ずっと優れるように感じるのは、<br />
設計の差異があるのだろうが、詳細な理由は不明だ。<br />
例えば、製造箇所が違うとか設計した企業が違うとか・・<br />
でも廉価版と言っても同じレンズ構成では手を抜く事も<br />
難しいし、それこそ、設計技能自体の差であろうか？）<br />
<br />
----<br />
さて、6本目の標準レンズ。<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202205/11/38/c0032138_12263518.jpg" alt="_c0032138_12263518.jpg" class="IMAGE_MID" height="375" width="500" /></center>レンズは、YASHICA AUTO YASHINON-DX 50mm/f1.7 <br />
（中古購入価格 5,000円）（以下、DX50/1.7)<br />
カメラは、FUJIFILM X-T1 (APS-C機）<br />
<br />
詳細不明、1960年代～1970年代に発売されたと<br />
思われるMF標準レンズ、M42マウント版。<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202205/11/38/c0032138_12264347.jpg" alt="_c0032138_12264347.jpg" class="IMAGE_MID" height="333" width="500" /></center>前述のように、DX型番なので、A/M切り替えがある。<br />
ただまあ、1960年代のM42機（ASAHI PENTAX SP系等）<br />
や、2003年のCOSINA Voigtlander Bessaflex TM<br />
（銀塩一眼第30回記事）といったM42機を使わない限りは、<br />
現代のミラーレス機にM42用マウントアダプターを<br />
介してM42レンズを使用する場合、A/M切り替えの有無は<br />
全く関係が無い。（注：一部の銀塩/デジタル一眼レフ<br />
に対し簡素なM42マウントアダプター（例：PENTAX製<br />
「マウントアダプターK」等）を使用してM42レンズを<br />
装着する場合は、A/M切り替えスイッチが無いと、レンズ<br />
が開放絞りのままとなり、使い難い/使用不能となる）<br />
<br />
まあつまり、マニアで有ればA/M切り替えの有無ごとき<br />
は、どうにでもなるのだが、一般初級中級層では、<br />
こうしたオールドのレンズを使うには、知識も機材環境<br />
の面からも厳しいであろう。　マニア層でもない限り<br />
「富岡光学製のレンズは良く写るらしいから、探して<br />
買ってみよう」などとは思わない事が賢明だ。<br />
<br />
----<br />
さて、7本目の標準レンズはCOSINA銘である。<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202205/11/38/c0032138_12264364.jpg" alt="_c0032138_12264364.jpg" class="IMAGE_MID" height="512" width="384" /></center>レンズは、COSINA 55mm/f1.2 （MC）<br />
（新品購入価格 17,000円）（以下、COSINA55/1.2)<br />
カメラは、OLYMPUS OM-D E-M1（μ4/3機）<br />
<br />
詳細不明、1980年前後に発売と思われるMF大口径<br />
標準レンズ、Kマウント版である。<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202205/11/38/c0032138_12264400.jpg" alt="_c0032138_12264400.jpg" class="IMAGE_MID" height="375" width="500" /></center>このレンズは出自が不明であるが、前述のように<br />
富岡光学製のTOMINON 55/1.2の系譜である、という<br />
噂も有力だ。ただ、はっきりとそうである、とは<br />
私は思ってはおらず、本レンズとは、様々な仕様が<br />
微妙に違っているとか（最も異なるのは、本レンズ<br />
では、Kマウント版しか存在しない）、本レンズの<br />
系譜がTOKINA版KENKO版等もあって、富岡光学版<br />
とは微妙に「メーカー間の接点（関係性）」が、<br />
無いようにも思えてしまうからだ。<br />
<br />
<br />
で、近年においては、「木下光学研究所」が、その<br />
TOMINON 55/1.2を復刻生産（KISTAR 55/1.2 2015年)<br />
している。<br />
<br />
ただし、TOMINON系55/1.2は最短60cm?だったように<br />
思うが（本COSINA版はそうである）KISTAR 55/1.2<br />
は最短50cmとなっている（YASHICA版も、最短50cm）<br />
フィルター径はCOSINA版φ58mm、YASHICA版と<br />
KISTARがφ55mmである為、全ての55/1.2系列レンズ<br />
が、全くの同一の設計では無く、仕向けに応じた<br />
小変更が行われているかも知れないし、あるいは元々<br />
全く異なる系譜なのかも知れない（個人的には、全く<br />
異なる系譜だと思っているが、確証は無い）<br />
<br />
まあなにせ、1960年代～1970年代には、標準レンズ<br />
の「大口径化競争」が市場で起こり、各社はF1.2級<br />
あるいは、それ以下の開放F値の標準レンズの開発<br />
発売に凌ぎを削った時代だ。<br />
<br />
だが、それらF1.2（以下）級レンズの描写力は<br />
どれも酷いものであり、現代の視点では、どれも実用<br />
以下の性能レベルである。<br />
（参考記事：最強50mm選手権第7回MF50mm/F1.2編」<br />
<br />
まあ、本COSINA55/1.2も同様、実用的価値は無い。<br />
もし伝説のTOMINON 55/1.2が本レンズと同一設計<br />
（すなわち、富岡光学→COSINAへのOEM供給）である<br />
ならば、それの描写力も話半分に聞いておくのが<br />
賢明であろう。なにせ、F1.2級で、まともなMF標準<br />
レンズは1本も存在しなかったのだ・・<br />
<br />
ちなみに　木下光学研究所は、55mm/F1.2の他にも<br />
35mm/F1.4、85mm/F1.4のオールドレンズの復刻版<br />
とも思われるレンズを発売していて、興味はあるのだが、<br />
いずれも少量生産と思われ、必然的に、製造原価や<br />
販売価格が高価である。<br />
まあ、オリジナルのオールドレンズを入手した方が<br />
安価であるくらいだし、オールドの大口径レンズには、<br />
個人的には、あまり（性能的に）期待していないので、<br />
どうも食指が動かず、いずれも未所有だ。<br />
<br />
<br />
----<br />
さて、次は今回ラストの標準レンズだが、<br />
こちらはYASHICA銘ではなく、微妙な判断だ。<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202205/11/38/c0032138_12264467.jpg" alt="_c0032138_12264467.jpg" class="IMAGE_MID" height="333" width="500" /></center>レンズは、CONTAX Planar T* 50mm/f1.4<br />
（中古購入価格 19,000円）（以下、P50/1.4)<br />
カメラは、SONY α6000 (APS-C機）<br />
<br />
1975年に（YASHICA)CONTAX RTS（銀塩一眼第5回記事）<br />
の登場に合わせて発売された大口径MF標準レンズ。<br />
<br />
一応、このレンズには西独製と記載されている。<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202205/11/38/c0032138_12265026.jpg" alt="_c0032138_12265026.jpg" class="IMAGE_MID" height="320" width="480" /></center>ただまあ、これについては、西独ツァイス社は、<br />
ほんの数年前にカメラ事業から撤退したところであり、<br />
関連（下請け）工場の操業や雇用の確保等の事情が<br />
あり、一部のレンズの部品を、日本のYASHICA（富岡<br />
光学）から西独に送って、そこで組み立てを行ったと<br />
推察している。そうすれば、ツァイス製の高級品の<br />
扱いとなるし、それで、YASHICAも、ツァイスも<br />
消費者層も、誰も困らないし、むしろ喜ぶ訳だから、<br />
皆が助かる「Win-Win」関係が成り立つ事となる。<br />
<br />
しかし「ツァイス製だ」という事に過敏に反応して<br />
しまった当時の消費者層、ユーザー（オーナー）層、<br />
さらには評論家（専門評価者）層までが、<br />
「これは凄い標準レンズだ、さすがツァイス！」<br />
という過剰な高評価をしてしまい、その後40年以上<br />
に至る近代まで、本P50/1.4は中古相場が不条理に<br />
高価な標準レンズとなってしまっていた。<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202205/11/38/c0032138_12265176.jpg" alt="_c0032138_12265176.jpg" class="IMAGE_MID" height="528" width="352" /></center>中身は、ごく普通のMF標準レンズである。<br />
6群7枚のオーソドックスな変形ダブルガウス型構成、<br />
別に非球面レンズを使ってもいなければ、異常（特殊）<br />
低分散ガラスを使っている訳でも無い。<br />
<br />
ただ、だからと言って、古すぎて使いものにならない<br />
程の低性能なレンズでも無い。各社は、このP50/1.4の<br />
性能レベルを参考にし、1980年代には50mm/F1.4級<br />
標準レンズの性能を、ほぼ完成の域にまで向上させた。<br />
<br />
そのままAF時代（1980年代後半～）に入っても、<br />
各社50mm/F1.4級は、その完成度の高い光学系のまま<br />
AF化され、さらにデジタル時代(2000年代前半～）に<br />
入ってまでも、そのままの中身の標準レンズを30年間<br />
以上も売り続けていた。何故ならば、改良する必要性が<br />
あまり無かったからだ。<br />
<br />
2010年代に入り、カメラ市場が縮退してしまうと、<br />
さすがにもう30年も40年も前の古い設計の、標準レンズ<br />
を数万円という安価な価格で販売していても埒が明かない。<br />
そこで、コンピューター光学設計とした、十数群十数枚<br />
という、「大きく重く高価」な三重苦の標準レンズを<br />
やっと30～40年ぶりにリニューアルした訳だ。<br />
<br />
まあ勿論、新型の標準レンズは良くは写る。<br />
（参考：最強50mm選手権第17回決勝戦記事）<br />
ただ、「三重苦」である事の是非は微妙だ。<br />
マニア的視点では、銀塩MF時代(1980年代頃まで）の<br />
標準レンズの方が楽しめるようにも思えてしまう。<br />
<br />
でも、最強50mm選手権シリーズ記事でも、さんざん<br />
書いてきたように、ある程度、銀塩MF標準レンズの<br />
数を揃えていくと、「あれも同じ、これも同じ」と、<br />
殆ど区別の出来ないような、極めて描写傾向の<br />
似ている標準レンズが、いくらでも出て来てしまう。<br />
まあつまり、時代に応じて、各社の標準レンズの<br />
性能は横並びなのだ。<br />
<br />
もっとも、それに気づくまで、いったい何十本の<br />
MF標準レンズを買い集めてしまった事だろうか・・<br />
<br />
わかっている事は、Planar 50mm/F1.4の、たった<br />
1本だけを手にして、「これは最高の標準レンズだ」<br />
等という評価は出来る筈が無い、という事は、まあ<br />
確かだとは思う。世間の誰もが「ツァイス」という<br />
ブランドの魔力に翻弄されてしまっていた時代なのだ・・<br />
<br />
（余談：近年のTVのバラエティ番組で、三ツ星レストラン<br />
でインスタントの食品を出しても、多くの客は、それに<br />
気づかず、「やはり高級レストランは違うね！」と、<br />
喜んでいる様子を面白おかしく紹介する人気企画がある。<br />
まあ、それと同じ事で、「やはりツァイスは凄いね」と<br />
言う風に、評判だけに左右されてしまうのは、例えマニア<br />
でも評論家でも、それを避ける事は難しいのだろう・・）<br />
<br />
で、私はもう「ああ、富岡光学製らしき標準レンズだね」<br />
と、そんなイメージを、本P50/1.4に対して持っている。<br />
<br />
----<br />
では、今回の補足編「YASHICA銘富岡光学製らしき<br />
標準レンズ」編は、このあたりまでで。<br />
次回レンズマニアックス記事に続く・・<br />
]]></description>
      <dc:subject>連載中：レンズ・マニアックス</dc:subject>
      <dc:creator>p_chansblog</dc:creator>
      <pubDate>Wed, 11 May 2022 20:05:08 +0900</pubDate>
      <dc:date>2022-05-11T20:05:08+09:00</dc:date>
    </item>
    <item>
      <title>コンパクト・デジタル・クラッシックス（６）補足編CANON IXY L/L2</title>
      <link>http://pchansblog.exblog.jp/32582396/</link>
      <guid isPermaLInk="1">http://pchansblog.exblog.jp/32582396/</guid>
      <description><![CDATA[<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202205/08/38/c0032138_06591376.jpg" alt="_c0032138_06591376.jpg" class="IMAGE_MID" height="375" width="500" /></center>コンパクト・デジタル機を紹介する本シリーズ記事だが<br />
今回は補足編として、2000年代前半に発売された<br />
CANON IXY DIGITAL LおよびCANON IXY DIGITAL L2<br />
（2機種、計3台）にスポットを当てた記事とする。<br />
<br />
（注：IXYは、一般に、イクシ/イクシィと読まれる。<br />
だが、「イクシー」と伸ばすのは非推奨な模様だ。<br />
IXYは造語だが、その由来は記事中で説明する。<br />
また、「DIGITAL」の文字は全て大文字表記だ。<br />
当初は銀塩IXY機と混在していた為に「DIGITAL」を<br />
付けて識別されたが、2010年代以降のデジタル機の<br />
IXYでは「DIGITAL」の型番表記は省略されている。<br />
なお、全て大文字とするのは特性を強調したいから<br />
だと思われる。CANONにおける例外は、Kiss Digital<br />
シリーズ機のみであり、女性やファミリー層向けの<br />
その機体で「DIGITAL」と全て大文字表記をすると、<br />
堅苦しい/難しいという印象が強くなるからであろう）<br />
<br />
本記事では、多数あるIXYシリーズの中では非常に<br />
希少な「単焦点レンズ」搭載の機体について紹介を<br />
行う。また、銀塩(APS）のIXYの歴史も少し紹介する。<br />
<br />
----<br />
ではまず、今回最初の（デジタルの）IXY機<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202205/08/38/c0032138_06591398.jpg" alt="_c0032138_06591398.jpg" class="IMAGE_MID" height="375" width="500" /></center>カメラは、CANON IXY DIGITAL L (1/2.5型機）<br />
(2003年発売、発売時実勢価格約4万円）<br />
(ジャンク購入価格 100円）<br />
レンズ仕様、39mm（相当）/F2.8<br />
<br />
<br /><br />IXY DIGITALでは初の単焦点レンズ搭載機である。<br />
<br />
ボディカラーは、4色（銀、黒、白、茶）で<br />
発売された。明らかに女性向けという様相は無く<br />
男性でも女性でも使える色味である事が、当時の<br />
世情（＝カメラを趣味とする事は、まだ男性優位<br />
の時代でもあった）を反映していると思われる。<br />
<br />
私は、内、黒色（ピアノブラック）版を入手して<br />
2000年代に愛用していたが、故障廃棄となった。<br />
2020年頃に、ジャンク品の白色（パールホワイト）<br />
を、専門店のジャンクコーナーから税込み100円!<br />
でサルベージしたのだが、バッテリーや充電器が<br />
欠品していたものの、IXY L/L2では、それらは共通<br />
に使用できる。そして無事、問題なく動作もした。<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202205/08/38/c0032138_06591339.jpg" alt="_c0032138_06591339.jpg" class="IMAGE_MID" height="375" width="500" /></center>IXYシリーズは、銀塩時代の1996年より、当時から<br />
始まった銀塩新規格「APS」(IX240フィルム使用）の<br />
（注：APS =「Advanced Photo System」の略）<br />
最初期から発売されていて、ヒット商品となっていた。<br />
<br />
<br />
銀塩(APS）IXYは、2002年頃までに都合10数機種が<br />
発売されている。<br />
<br />
デジタル化されたIXYは、2000年からの発売だ。<br />
2017年までに（注：それ以降の新機種は無し）<br />
概算だが約80機種と、多数が発売されている。<br />
<br />
なお、IXY機の型番は、番号のルールが存在しない<br />
（番号が大きいものが新機種では無いし、番号の<br />
大小が、カメラのランクを表すものでもない）ので<br />
型番だけを聞いても、仕様等は、まずわからない、<br />
個別の機体毎にスペックを調べるしか無いであろう。<br />
<br />
ただ、注目点からすると、IXY (DIGIAL）機の大半は<br />
CMOS機ではなく、CCDセンサー搭載機である事。<br />
それと、単焦点機は（銀塩もデジタルでも）極めて<br />
稀である事がポイントとなる。<br />
本記事では、その希少な単焦点IXYについての説明が<br />
主眼となる。<br />
<br />
ちなみに、「IXY」というのは日本向けの名称であり<br />
海外向けではIXUS、ELPH等の名称が使われている。<br />
<br />
さて、本機IXY DIGITAL Lは、2003年発売だが、<br />
既に8機種ほどのデジタルのIXYが発売されていた。<br />
（注：動画撮影を主体としたIXY DVシリーズ機の<br />
説明については、本記事では対象外とする）<br />
<br />
本機は、IXY DIGITALでは初の単焦点機であり、<br />
小型軽量のIXYシリーズをさらに小型化し、かつ<br />
高描写力を得られる企画コンセプトだと思われる。<br />
<br />
又、これ以前のIXY DIGITALは、CFカードを記録<br />
メディアとする機種が大半であったが、超小型機<br />
である本機では、SDカードを記憶媒体としている。<br />
<br />
本機IXY DIGITAL Lの記録画素数は400万画素だ。<br />
<br />
これは、当時のデジタル一眼レフでは、例えば<br />
・CANON EOS D30（2000年）：300万画素<br />
・NIKON D100（2002年）：600万画素<br />
・NIKON D2H(2003年）：400万画素<br />
・OLYMPUS E-1(2003年）：500万画素<br />
<br />
という世情からすると、さほど見劣りする事は無く、<br />
又、CANON製デジタル・コンパクト機においても、<br />
・CANON IXY DIGITAL 300(2001年）：200万画素 <br />
・CANON IXY DIGITAL 30（2003年）：300万画素<br />
と比べても、むしろ改良されている。<br />
超小型機であっても性能は妥協しない方針であろう。<br />
<br />
記録画素数はともかくとして、本機の課題は、<br />
残念ながら、いくつもある、<br />
<br />
1)ISO感度設定範囲がISO50～ISO400と低く、<br />
　かつISO200以上は、ノイジーとなってしまう。<br />
<br />
2)メニュー操作系が練れておらず、カメラ設定が<br />
　調整しにくい。特にマクロモードへの変更や<br />
　露出補正の操作には手間（手数）がかかる。<br />
（注：小型機ゆえに、操作子を置く場所がない）<br />
<br />
3)背面モニターが1.5型と小さく、当然EVFも持たない<br />
　為に、構図やピントの確認、カメラ設定がやり難い。<br />
<br />
4)バッテリーの持ちが悪い。バッテリーの経年劣化も<br />
　あるので、通常、数十枚程度しか撮影できない。<br />
　L/L2で最も撮ったケースでも、１日あたりで<br />
　200枚程度の撮影だ。　<br />
<br />
まあでも、大きな弱点は上記くらいであり、<br />
超小型軽量で比較的高画質、そしてスタイリッシュ<br />
で高品位な金属外装である事が長所である。<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202205/08/38/c0032138_06591364.jpg" alt="_c0032138_06591364.jpg" class="IMAGE_MID" height="512" width="384" /></center>IXY DIGITAL Lの最大の特徴は「青色エンハンス」<br />
である。これは、その当時（2000年代初頭）の<br />
多数の他社カメラでも同一の特徴を持つのだが・・<br />
<br />
つまり、当時のCCDおよびCMOS撮像センサーは、<br />
短波長（青色等）の可視光に対する感度が低かった為、<br />
画像処理エンジン側で、B（青色）画素に対する<br />
感度強調（増強、エンハンス）処理を掛ける事が<br />
良くあった。<br />
<br />
この特徴は、OLYMPUS 4/3（フォーサーズ）機の<br />
初期の機体で、KODAK製CCDセンサー搭載機で顕著で<br />
あった為、市場等では「オリンパス・ブルー」と<br />
（又は、稀に「KODAKブルー」とも）呼ばれていた。<br />
<br />
しかし「青色エンハンス」処理は、OLYMPUS機だけの<br />
特徴では無く、他社機でも同等の処理を行っている<br />
ケースが多かった為、個人的には、そうした呼称<br />
（オリンパス・ブルー）は、まず使わなかった。<br />
<br />
関連記事：<br />
プログラミングシリーズ第12回<br />
「オリンパス・ブルー」生成ソフトのプログラミング<br />
<br />
OLYMPUS 4/3機以外に、顕著に「青色エンハンス」<br />
処理を行っていたカメラの代表格が本機IXY DIGITAL L<br />
であろうか？（注：他にも色々あるのだが、冗長になる<br />
ので割愛する。まあ2000年代前半のデジタル機の多く<br />
に同様な特徴が見られる訳だ。<br />
では何故、OLYMPUS機だけ「オリンパス・ブルー」と<br />
呼ばれたのか？その理由は不明だ。恐らくは、そう<br />
した「宣伝活動」または「他社機を知らないだけ」の<br />
いずれかであったのだろう）<br />
<br />
本機の場合では、まず「オートモード」ではなく、<br />
マニュアルモードに設定する。（そうしないと様々な<br />
設定が出来ない）次いで、「くっきりカラー」モード<br />
に設定し、さらにISO感度を手動でISO50程度に落とし、<br />
かつ露出補正を-1/3～-2/3段程度とする。<br />
<br />
ここから、主に青空側にAEを効かせて撮影すれば良いが、<br />
「AiAF」という、まるでNIKKORのレンズ名のような機能<br />
がONになっていると測距点が自動選択されてしまうので、<br />
この機能を念のために「切」とし、中央測距点のみで<br />
AEロックを掛けて空の明るさを、やや暗めに調整すれば、<br />
気持ちの良い青色発色が得られる。<br />
<br />
その発色傾向は、時に「やりすぎ」の状況も見られ<br />
青色よりも濃い、紺色・藍色のような発色となる事も<br />
多々あるし、それと、当時の「青色エンハンス」機の<br />
殆ど全てに共通の課題としては、青色よりも短波長の<br />
紫色や菫（すみれ）色の被写体を撮影すると、実物<br />
とは、似ても似つかぬ色味となる事が課題となる。<br />
<br />
まあでも、その特性を理解して使うのであれば、<br />
何も問題は無いし、私の場合では、IXY DIGITAL Lや、<br />
（多少その青色処理の傾向が残る）IXY DIGITAL L2は<br />
長い期間「青空専用カメラ」として使っている。<br />
<br />
その特徴があるからこそ、発売後20年近くにもなる<br />
超クラッシック・デジタルカメラでありながらも、<br />
現代において、まだ現役で使用する事が可能であり、<br />
数百円というジャンク品も何台か買って、故障時等の<br />
代替として備えている次第だ。<br />
<br />
超小型軽量（本体100g）なので、持ち運びの<br />
負担も無い。カメラバッグや日常使いのバッグに<br />
忍ばせておいて、気持ちの良い青空の際に取り出し<br />
数枚程度を撮影すれば、それで十分であろう。<br />
<br />
なお、勿論だが、今回の記事でもカメラのJPEGでの<br />
出力での「撮ったまま」であり、画像の色味の編集<br />
処理は行っていない。それをしてしまうと、元々の<br />
カメラの特徴が説明できなくなってしまうからだ。<br />
<br />
それと、この時代（2000年代前半）では、画像<br />
編集を行うユーザー層の比率も極めて少なかったし、<br />
カメラの（色味等の）設定を、自在に変更して使う<br />
ユーザーも少なかった（この点は現代でも同様）<br />
なので「このカメラの色味は良い（悪い）」等という<br />
ビギナー的評価が後を絶たなかったのだが、基本的に<br />
デジタルカメラの発色は、そのオーナーの責任範囲だ。<br />
単に、銀塩時代での「写真の現像はDPE店まかせ」の<br />
風潮（感覚）が抜けきれていなかったのであろう。<br />
<br />
以降の時代(2000年代後半以降）では、各社の<br />
カメラの発色傾向はフラットになっていき、そこから<br />
オーナー自身の用途（または好み）に合わせて、色味<br />
の設定や編集を行う事は、当たり前の措置となった。<br />
今時「このカメラは色味が悪い」などと言っていたら<br />
ちょっと（かなり）世情に合っていない状態だ。<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202205/08/38/c0032138_06592810.jpg" alt="_c0032138_06592810.jpg" class="IMAGE_MID" height="512" width="384" /></center>さて、ここからは銀塩（APS）時代のIXYについて<br />
少し歴史を説明しておく。<br />
<br />
その前に、バブル経済期（～1992年）の話だが、<br />
この時代、銀塩カメラは、バブルのムードに乗り<br />
高性能や高機能を謳ったものを高価格で販売する<br />
いわゆる「高付加価値化」戦略を取っていた。<br />
<br />
しかし、バブルがはじけてしまうと、そうした<br />
バブリーな銀塩カメラは、財布の紐が固くなった<br />
消費者層のニーズには全くそぐわない。<br />
この為、1990年代前半の各種銀塩カメラでは、<br />
バブル期の残り香があるものは、いっきに売れなく<br />
なってしまっていた。<br />
<br />
この時代のAF一眼レフ等に魅力があまり無い事は、<br />
別シリーズ「銀塩一眼レフ・クラッシックス」でも<br />
詳しく分析していて、この結果、1990年代前半の<br />
銀塩カメラでの、私の現有数は極めて少ない。<br />
つまり、「当時の銀塩カメラにおいて、現代にまで<br />
残す価値のあるものは、ほとんど無い」という判断<br />
になって、殆どを処分してしまった訳だ。<br />
<br />
メーカーや市場側では、この状況を打開するには、<br />
アフターバブル期での新たな消費者ニーズを喚起する<br />
しかない。<br />
<br />
その方針転換の最も大きな成功例は、CANON EOS Kiss<br />
シリーズ（1993年～、未所有）であろう。<br />
アフターバブル期における、新規カメラ消費者層、<br />
つまり、ファミリー（パパママ）、女性、入門層等に<br />
向け「誰にでも簡単に高画質な写真が撮れ、しかも<br />
安価である」という方向性を打ち出して成功した。<br />
<br />
ただ、CANON EOS Kissシリーズを、私が１台も所有<br />
していないのは、「簡単である」事と「使い易い」事<br />
は、イコールでは無い、と判断したからだ。<br />
<br />
カメラが写真を撮る機械である以上、写真を撮る<br />
という目的においては操作系が優れていないと意味が<br />
無いと思っている。<br />
例えば、「初心者は露出補正機能など使わないから、<br />
その操作性は重視しない」という企画コンセプトでは<br />
入門層以外には使い難い機体となってしまう訳だ。<br />
<br />
でも、EOS Kissシリーズは大ヒットカメラとなった。<br />
新たなユーザー層を開拓する上では、ネーミングも<br />
重要であり、これまでのような、EOS 100QDのような<br />
無味乾燥な型番では、入門層では「わからない、覚え<br />
られない、印象に残らない、どの型番を買ったら良い<br />
か判断できない」等の課題があったからだ。<br />
<br />
EOS Kissシリーズの、エントリー（入門）層への<br />
ヒットを見て、他社も型番（名称）戦略の重要性を<br />
知る事となるのだが、他社がそれに追従するのは、<br />
MINOLTA α-Sweet、NIKON u、CONTAX Aria、<br />
PENTAX *ist等、5年から9年も後の時代であった。<br />
<br />
その間だが、一眼レフ以外では、元々入門層向け<br />
であった（銀塩）コンパクト機では、型番名称の<br />
戦略は普通に行われていた。その例としては、<br />
CANON Autoboyや、PENTAX ESPIO等がある。<br />
<br />
そして、アフターバブル期のカメラ市場低迷に<br />
ついては、フィルム界でも方針転換を迫られ、<br />
その為もあってか、APS(Advanced Photo System)<br />
規格が提唱された。<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202205/08/38/c0032138_06592891.jpg" alt="_c0032138_06592891.jpg" class="IMAGE_MID" height="320" width="480" /></center>APS規格には、KODAK、FUJIFILM、KONICA、MINOLTA、<br />
CANON、NIKON等が参画し、フィルムメーカーでは<br />
APS(IX240）型フィルムおよびAPSカメラを販売。<br />
カメラメーカーは、APSコンパクト機、APS一眼レフ、<br />
およびAPS特殊機（水中カメラ、超マクロ、超小型機等）<br />
を1996年ごろより順次開発販売した。<br />
<br />
この新規格は、入門層に対してのインパクトは大きく<br />
当時のヒットカテゴリー商品となった。<br />
また、ネーミング（名称）戦略も顕著となり、<br />
CANON=IXY、NIKON=NUVIS、MINOLTA=VECTIS、<br />
KONICA=EFINA、FUJI=EPION、等、各社、固有の<br />
名称をAPSコンパクトカメラに付けた状況となった。<br />
<br />
参考として、上写真は史上唯一の高級APSコンパクト<br />
機の、CONTAX Tix（1997年）である。<br />
APS規格には勢いがあり（高付加価値型の）CONTAXや、<br />
OLYMPUSまでAPS機を発売する世情だった。<br />
ただし、35mm判高級コンパクトGR1シリーズを展開して<br />
いたRICOHは、APS機を1台も出していなかったと思う。<br />
<br />
CANONのIXYは、その中では最も成功した例であろう、<br />
ネーミングがすっきりしていて、わかりやすい。<br />
が、他社のネーミングは、正直言えば、現代において<br />
これを覚えているユーザー層も居ないかも知れない。<br />
<br />
ちなみに、IXYは造語であり、そのままの意味は無い。<br />
由来だが、APS規格で使用するIX240フィルムの<br />
「IX」とは、「Infomation eXchange」の略であり、<br />
IXYは、IXにYを付けて語感を整えたのだと思われる。<br />
<br />
銀塩CANON IXYのデビューは1996年。<br />
新規に始まったAPS(Advanced Photo System)規格<br />
での、ほぼ初号機（CANONとしても、APSとしても）<br />
である。<br />
<br />
このAPSの登場期にヒット商品となったのは、この<br />
CANON初代IXY（イクシ、1996年、未所有）である。<br />
ステンレス外装で、スタイリッシュなそれは、<br />
「周囲に見せる」目的のカメラとして、人の集まる場<br />
（パーティー、キャンプ、イベント等）において<br />
注目され、カメラの利用目的の新機軸を築いた。<br />
<br />
（参考：同時代のRICOH GR1等は、黒色で小さく<br />
目立たない外観であり「街中のスナップ撮影も可能」<br />
等と言われていたが、今時、そんな撮り方をしたら<br />
「盗撮」だとか「肖像権」やらで、大問題となる。<br />
時代が異なれば、世情も倫理も価値観も異なる訳だ）<br />
<br />
また、APS(IX240）型フィルム登場に合わせ、この<br />
フィルムを現像する為の「フィルム自動現像機」<br />
（QSS等。ノーリツ鋼機やFUJIFILM製等）が、全国の<br />
DPE店に導入された。<br />
<br />
この自動現像機は、専門的なDPE知識が無くとも、<br />
APSや35mm判フィルムが短時間（数十分程度）で<br />
自動的に現像・プリントされる為、アルバイトや<br />
パートの人たちでもDPE業務を可能とし、こうして<br />
作業コストが低下した事から、この頃から、世の中<br />
には「0円プリント」等と呼ばれるビジネスモデル<br />
が激増する。<br />
<br />
具体的には、街中の「0円プリント」の店に行って<br />
フィルムを渡すと、数十分後には、数十枚の写真<br />
プリント、インデックス（サムネイル画像による<br />
一覧）プリント、現像済みフィルムが返ってくる。<br />
料金は一律（フィルムの種類や撮影枚数に無関係）で<br />
600円～800円程度であった。<br />
<br />
後の時代(2000年頃）には過渡競争となり、600円<br />
以下で現像する店舗も登場したり、DPE後に<br />
未使用のフィルム（例：35mm判/ISO100/24枚撮り）<br />
を、おまけでつけてくれる店も現れた。<br />
<br />
しかし、一部の店舗では低コストなプリント用紙が<br />
使われたケースもあり、店舗毎で写真プリントの<br />
品質が、ずいぶんと異なるケースもあった。<br />
だが、そんな場合には、街中には「0円プリント」の<br />
店はいくらでも林立していたので、気に入った店を<br />
探して、そこで高品質のプリントをすれば良かった。<br />
<br />
こうした「0円プリント」の店舗は、人通りの多い<br />
メインストリート等に、オープン（扉等が無い）な<br />
形式で営業されていることが多かった。<br />
が、2000年代には銀塩ビジネスの縮退により、その<br />
多くが廃業し、店舗は（格安）チケットショップ等に<br />
引き継がれることが多かったが、チケットビジネスも<br />
ネット予約化等により縮退し、2010年代以降では<br />
そうした元0円プリント店のオープン店舗が残って<br />
いる数も少なくなってきている。<br />
<br />
そしてAPS(IX240)カメラとフィルム自体も、デジタル<br />
転換期の2000年代には大きく縮退し、2000年代後半<br />
では、もうAPSフィルムは、入手も現像も困難と<br />
なっていた。<br />
<br />
実は、APSの衰退は、デジタル化(例えば一眼レフ<br />
ならば2004年が転機）よりも少し早い時代に訪れ<br />
ていた。<br />
<br />
1990年代後半には、前述の銀塩(AF)一眼レフが<br />
アフターバブルと阪神淡路大震災等を理由として<br />
企画に元気が無く、EOS Kiss以外は売れていなかった<br />
事から、カメラマニア層は、新鋭の銀塩AF一眼レフ<br />
に興味をもてなくなり、新規格APS機や、同時期に<br />
流行・普及した銀塩高級コンパクト機に興味を持ち、<br />
さらに、中古銀塩（MF）一眼レフやレンジファインダー<br />
機に興味は向い、空前の「第一次中古カメラブーム」<br />
（1996年頃～2002年頃）が訪れていた。<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202205/08/38/c0032138_06592954.jpg" alt="_c0032138_06592954.jpg" class="IMAGE_MID" height="320" width="480" /></center>カメラブームとなり、消費者・ユーザー層のカメラ<br />
知識は、この時代に大幅に向上。なにせ非常に多数の<br />
カメラ誌や中古カメラ誌が刊行され、さらには初期の<br />
インターネットの普及もあったし、カメラ中古店が<br />
林立し、そこに集まるマニア層からの膨大な口コミ<br />
情報もあったので、この時代のユーザー層には大量の<br />
カメラに関する情報（知識）が入ってきていたのだ。<br />
<br />
（注：むしろ、現代ではカメラマニア層は激減して<br />
しまい、現代のユーザー層は、中古カメラブーム当時<br />
ほどのカメラ・レンズ知識を持っていない。<br />
まあ、確かにネット文化は発達したが、情報量が増えた<br />
割りに情報の質が低下し、信憑性の低い情報や、又は<br />
意図的な情報操作（→例：投機的観点）が蔓延している）<br />
<br />
その時代のカメラマニア層の大半は「画質至上主義」<br />
であったので、当時のAPS(IX240）機については<br />
「35mm判フィルムの半分しか面積が無いので、<br />
　よく写る筈が無い」と嫌われ、マニア層はAPS機に<br />
あまり興味を持っていなかった。<br />
<br />
特に酷かったのは、各社が発売した「APS一眼レフ」<br />
であり、高画質を求める層に向けて発売した筈が、<br />
それらの層の全員にそっぽを向かれ、全く売れなかった。<br />
（雑食性の私でも、APS一眼レフは1台も購入していない）<br />
<br />
（注：後のデジタル時代(2010年代）でも、たとえば<br />
フルサイズ機に対して、μ4/3機が「1/4しか面積<br />
が無いので良く写る筈が無い」と、銀塩時代と同様な<br />
理由で嫌われたり、あるいはフルサイズ機を高く売る為に<br />
小センサー機を卑下する情報拡散戦略が取られたのだが<br />
プリント面積が一定である銀塩時代と、閲覧・印刷環境<br />
がマチマチであるデジタル環境を同一の視点で比較する<br />
事は無理である。大小の撮像センサーサイズの差には、　<br />
それぞれ長所と短所が存在するのだが、前述のように<br />
現代での主力ユーザー層はカメラやデジタル等の知識が<br />
不足していて、その概念を正確に理解している人は少ない。<br />
よって、銀塩APS機が嫌われたのは、まだ理解は可能だが<br />
デジタルでのAPS-C型機やμ4/3機を嫌う理由は殆ど無い）<br />
<br />
・・まあ、なのでAPS機の衰退は、それが一般入門層に<br />
行き渡った1990年代末頃から既に始まっていて、<br />
2000年代初頭には「もうAPS機は売れない」という判断<br />
から、流通市場ではAPS入門機の新品在庫等が、数千円<br />
という捨て値での処分価格での販売が始まっていたのだ。<br />
（注：元々APS規格は、フィルムや現像代のビジネスを<br />
主体としていたので、APSカメラ自体は、さほど高額な<br />
値付けは行われていない。まあ新品3万円以下であった）<br />
<br />
私は、その時代(2000年代初頭）に、およそ各社の<br />
ほぼ全て、と思われるAPS単焦点機の在庫処分品を<br />
安価に入手していたのだが、その大半をプレゼント品<br />
代わりとして、知人友人等に譲渡してしまい、今は<br />
ほとんど手元に残っていない。　<br />
<br />
現代2020年代において、APS(IX240）フィルムは、<br />
入手も現像も非常に困難ではあるが、不可能/皆無と<br />
いう状態では無いかも知れない。<br />
<br />
それと、APSフィルムを現像しても35mm判のネガ/ポジ<br />
のように、外からどんな映像が写っているのかを<br />
見る事は出来ない。まあ、2000年頃の時代であれば<br />
APSビューワー（フィルムをそのまま見る、または、<br />
TV等の外部機器に繋いで閲覧する）は存在していたが<br />
現代では、そうした補助機器も入手困難であろう。<br />
それと、現代のフィルムスキャナでは、普通の仕様の<br />
ものではAPSフィルムをスキャンする事も出来ない。<br />
<br />
いずれにしても現代においてAPS（カメラ、フィルム）<br />
を使うのは、とても困難であり、推奨できない。<br />
<br />
なお、APS(IX240型）フィルム使用時の、レンズ<br />
焦点距離の35mm判フィルム換算画角は、APSのモード<br />
により異なり、H（16対9のハイビジョン比率）の<br />
場合では、約1.25倍。<br />
C（3対2の35mm判同様のクラッシック比率）の<br />
場合では、約1.4倍である。<br />
それと、P（3対1のパノラマ比率）では、縦横比が<br />
一般的では無いので、あまり画角換算を行わない。<br />
<br />
ちなみに、デジタル時代となってからも、この<br />
フィルム時代での「APS」という名称は、撮像センサー<br />
のサイズを表す用語として用いられていて、画角比は<br />
デジタルAPS-C：35mm判換算で1.5～1.7倍<br />
デジタルAPS-H：35mm判換算で1.3倍前後<br />
と定義されるが、アスペクト（縦横比）が、機種や<br />
モード設定により異なるので、あくまで概算である。<br />
<br />
銀塩APS機は、その大半がズームレンズ搭載機であり<br />
各社の廉価版の入門機を除き、本格的画質や大口径<br />
仕様を持つ単焦点APS機は数機種程度しか存在しない。<br />
（私の定義では、3機種のみ。前述のように、ほぼ<br />
全てのAPS単焦点機を入手して使っていたが、それら<br />
の殆ど全てを譲渡処分し、高画質な3機種のみを<br />
現代にまで残している。上写真の「CONTAX Tix」は<br />
その代表格であろう）<br />
<br />
うち、CANONにおいて、最も著名なAPS IXY単焦点機<br />
は、IXY310（1997年、下写真）であろう。<br />
26mm/F2.8の準大口径単焦点レンズ搭載機である。<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202205/08/38/c0032138_06592985.jpg" alt="_c0032138_06592985.jpg" class="IMAGE_MID" height="320" width="480" /></center>IXY310は、小型（薄型）軽量で、高画質であり、<br />
マニア受けしていた。ただし、プラスチック外装で<br />
高級感は無く、恐らく販売数も少ないと思われ<br />
後年の中古市場でも、殆ど見かける事は無かった。<br />
<br />
なお、銀塩CANON IXY単焦点は他にはマイナーだが、<br />
IXY 20、IXY 10、IXY D5（水中機）がある。<br />
<br />
銀塩APS機(IXY等）の総括だが、現代においては<br />
APS(IX240）フィルムは、入手も現像も困難であり、<br />
銀塩APS機を購入する事は、実用上では推奨できない。<br />
買ったとしてもコレクション用途にしかならないと<br />
思うので、念のため。<br />
<br />
----<br />
さて、以下はデジタルIXYの話に戻る。<br />
ここで紹介機を変更しよう。<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202205/08/38/c0032138_06594138.jpg" alt="_c0032138_06594138.jpg" class="IMAGE_MID" height="333" width="500" /></center>カメラは、CANON IXY DIGITAL L2 (1/2.5型機）<br />
(2004年発売、発売時実勢価格約4万円）<br />
(中古購入価格 3,000円）<br />
レンズ仕様、39mm（相当）/F2.8<br />
<br />
冒頭、2003年発売のIXY DIGITAL Lの後継機。<br />
型番は、L2ではなく「Lの二乗」の可能性が高い<br />
が、記載が面倒なので、以下、「L2」と記す。<br />
<br />
Lとの差異は、400万画素→500万画素への変更。<br />
これに伴い、画素数の設定項目が増えている。<br />
光学系（非球面を含む4群4枚）は、Lと同一。<br />
撮像センサーのサイズ（1/2.5型）も同等である。<br />
<br />
外観色は、銀、黒、紺、赤となった。<br />
いずれも高品質の金属仕上げである。<br />
(本機の外観色は「スターガーネット」と呼ばれる）<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202205/08/38/c0032138_06594171.jpg" alt="_c0032138_06594171.jpg" class="IMAGE_MID" height="375" width="500" /></center>前期種Lの弱点としての、低感度（ISO400まで）や<br />
低操作性、小サイズ液晶、高消費電力は、そのまま<br />
引き継いでしまっている。<br />
<br />
操作系については、「イージーダイレクトボタン」<br />
の操作子が新設されたが、PCとプリンタへのデータ<br />
転送の役割しかしないので、あまり効能が無い。<br />
（さらに後年のIXY L4では、これを縦位置シャッター<br />
ボタンとして使う事が出来る模様→未所有）<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202205/08/38/c0032138_06594120.jpg" alt="_c0032138_06594120.jpg" class="IMAGE_MID" height="375" width="500" /></center>また、メニューが僅かに改善された（例：マクロ<br />
モードの選択順等）のだが、基本的に階層構造が<br />
イマイチなので、改善の効果は、ほとんど無い。<br />
例えば、露出補正を行うにも、一々のメニュー<br />
呼び出しが必要だ。（上写真）<br />
<br />
Lの特徴の「青色エンハンス」は、本機L2では、<br />
やや薄められているが、依然、残っている。<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202205/08/38/c0032138_06594191.jpg" alt="_c0032138_06594191.jpg" class="IMAGE_MID" height="512" width="384" /></center>なお、L2以降の機種(L3,L4）は、ズームレンズ搭載<br />
機となってしまった為、目的に合わず購入していない。<br />
それと、一応だが、L/L2でも、デジタルズーム機能<br />
は搭載している。（注：最大6.5倍まで拡大可能<br />
だが、使用時には画質劣化を伴う）<br />
<br />
IXY DIGITALは、前述のように2010年代の機種<br />
からはDIGITALの名前が外れ、単にIXYとなった。<br />
また、IXY DIGITAL Lシリーズは、2006年のL4<br />
を最後に、L型番の後継機は無い。<br />
<br />
IXY全体では、2017年のIXY 200/210以降は<br />
新製品が無いが、それらとIXY 650(2016年）は<br />
一応、現行（販売）商品となっている。<br />
（参考：IXYではIXY 650のみCMOSセンサー機）<br />
<br />
なお、DIGITALが外れた際、型番におけるIXYと<br />
数字の間に空白（スペース）が入るようになった<br />
（例：IXY 30S）かもしれない。銀塩時代での<br />
ASP機のIXYは「IXY310」のようにスペースを<br />
含まない記法だったように思うが、どうも機種毎に<br />
よりけりの様相もあり、正確には良くわからない。<br />
<br />
----<br />
さて、ここでまた紹介機を変更する。<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202205/08/38/c0032138_06595999.jpg" alt="_c0032138_06595999.jpg" class="IMAGE_MID" height="333" width="500" /></center>カメラは、CANON IXY DIGITAL L2 (1/2.5型機）<br />
(2004年発売、発売時実勢価格約4万円）<br />
(ジャンク購入価格 500円）<br />
レンズ仕様、39mm（相当）/F2.8<br />
<br />
「充電器なし」のジャンク品としての購入だが、<br />
IXY L/L2でのバッテリーと充電器は共通なので、<br />
何も問題は無かった。<br />
<br />
購入したのはカメラ店ではなく、古本屋さん<br />
だったので、店員さんは「これで良いのですか？<br />
バッテリーが切れたら、それで終わりですよ！」と<br />
えらく心配してくれたのだが、カメラマニアで<br />
あれば、そこはなんとでもなる。たとえ充電器が<br />
付いて無くても、充電器のジャンク品を探す事も<br />
出来るし、あるいは他の、定格が等しい充電器の<br />
ジャンク品を配線改造して、それで充電する事も<br />
可能である。（注：電気関連に相当に詳しい人で<br />
無いと推奨できない措置。また、こういうプチ改造<br />
を行ってしまうとメーカー保証/修理は不能となる。<br />
当然ながら、発火等についても完全に自己責任だ。<br />
それから、屋内電気配線等の大掛かりな電気工事に<br />
ついては、その作業を行う為には国家資格が必要だ）<br />
<br />
さて、本機の外観色は「プラチナシルバー」と<br />
呼ばれ、初代Lから引き継いだカラーリングである。<br />
（注：初代Lからの同一カラーは、この色のみ）<br />
あいかわらずスタイリッシュで高品位のカメラだ。<br />
<br />
そもそも、初代銀塩IXY（1996年）が発売された頃、<br />
当時の他社のコンパクト機は、その大半が１つの<br />
巨大OEMメーカー（GOKO社）で生産されていた為、<br />
超大量生産品としての、プラスチック成型品が殆ど<br />
であった中、金属（ステンレス）外装品という事で<br />
他のコンパクト機とは一線を画する品位を持っていた<br />
ので、そこがヒットの要因にも繋がった次第だ。<br />
<br />
その流れを正統に受け継ぐ、IXY DIGITAL Lの<br />
Lは「ラグジュアリー」という意味であろうか？<br />
「Luxury」は、贅沢な、という意味がある英語だが、<br />
これをCANONでは、一眼レフ等用の高級レンズを<br />
「Lレンズ」と称して用いている。<br />
<br />
が、コンパクト機に付けられた際には、また別の<br />
イメージ（企画意図）があったのだろうか？<br />
ちなみに、他のCANON コンパクト機（銀塩の<br />
Autoboy、デジタルのPowerShot）では、「L」の<br />
型番を採用したものは無かったと記憶している。<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202205/08/38/c0032138_06595983.jpg" alt="_c0032138_06595983.jpg" class="IMAGE_MID" height="512" width="384" /></center>IXY DIGITAL L/L2の総括であるが、<br />
これの長所である「青空発色」と「小型軽量」を<br />
上手く使うのが適切であろう。<br />
<br />
例えば「高感度が無い」という弱点は、日中晴天時の<br />
「青空専用機」としてしまえば、この状態ではISO<br />
感度を50～100で使えば十分なので、高感度設定が<br />
無く、かつノイジーである課題は相殺できる。<br />
<br />
ただ、機体の性格上「（周囲に）見せる為のカメラ」<br />
という要素もあり、室内での利用も有り得るだろう。<br />
その際、F2.8の大口径とは言え、低感度では手ブレ<br />
必至（注：勿論、手ブレ補正機能は入っていない）<br />
となるので、その場合は超小型機でありながら内蔵<br />
されているフラッシュを用いるのが回避策だ。<br />
（注：GN/ガイドナンバーは相当に低く（仕様非公開）、<br />
2m程度までしか届かないと思っておくのが良い）<br />
<br />
なお、経年劣化したバッテリーを使っている際、<br />
通常のフラッシュ非発光の撮影時は問題が無いが、<br />
フラッシュ撮影をしようと、強制発光等のモードに<br />
切り替えると、内蔵フラッシュにチャージ（充電）が<br />
始まるが、その時、バッテリーの供給電力が弱いと<br />
チャージが出来ず「バッテリーを交換してください」<br />
のエラーメッセージが出る場合がある。<br />
<br />
で、このエラー状態からの復帰は難しい、バッテリー<br />
を満充電しないとならないからだ。さもないと、<br />
電源を入れるたびに、カメラの動作で、充電したい→<br />
供給電力不足→エラー表示、が繰り返されてしまう。<br />
劣化したバッテリーを使っている場合には、出先等で<br />
フラッシュモードの切り替えボタンを押さないように<br />
十分に注意しないとならない。<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202205/08/38/c0032138_06595903.jpg" alt="_c0032138_06595903.jpg" class="IMAGE_MID" height="360" width="480" /></center>さて、本機の「小型軽量」の長所を活かすには、<br />
他のカメラのサブ機として使う事も良いであろう。<br />
<br />
<br />
例えば、超望遠レンズ、超広角や魚眼レンズ、<br />
特殊レンズ（例：ぐるぐるボケやソフトレンズ等）を<br />
趣味撮影に持ち出したとする。<br />
そんな場合、そうした特殊な描写のレンズばかりで<br />
撮るのは被写体の制約が大きく、一般的な被写体を<br />
普通に撮る（例：状況記録、記念撮影、観光写真、<br />
人物撮影等）のに、例えば、魚眼レンズだけでは、<br />
どうしようも無い場合もある。<br />
そんな時、こうした小型軽量カメラを使えば良い訳だ。<br />
<br />
もっとも、この用法は10年ほど前であれば有効だったが<br />
近代ではスマホの内蔵カメラ等があるので、わざわざ<br />
コンパクト機を別途持ち出す必要性はだいぶ減ったとは<br />
思われる。<br />
<br />
L/L2に備わる（スーパー）マクロモードは有効だ。<br />
3cm（注：WD)までの近接撮影が可能であるが、<br />
センサーサイズが（1/2.5型と）小さいので、<br />
近接撮影時にも、そこそこの被写界深度が得られ、<br />
一眼レフ等用のマクロレンズとは、また異なる描写<br />
表現力が得られる。<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202205/08/38/c0032138_07000091.jpg" alt="_c0032138_07000091.jpg" class="IMAGE_MID" height="375" width="500" /></center>（スーパー）マクロモード使用時の注意点としては<br />
まずメニュー操作系が悪く、このモードに切り替える<br />
のには、指の操作の手数が必要な点だ。<br />
<br />
このシリーズでは、いったんマクロモードに切り替える<br />
と遠距離撮影が出来なくなる為（注：一部の他社機では<br />
マクロモード時でも無限遠撮影は可能である）<br />
切り替えの操作性が繁雑な事は弱点となる。<br />
（実例としては、目の前に珍しい昆虫等が居たとして、<br />
マクロモードに切り替えている間に、どこかに飛んで<br />
逃げてしまう等。こういう事態が頻発してしまう）<br />
<br />
なので、やや贅沢な使い方だが、2台のIXY L/L2を<br />
持って行き、片方をマクロ専用機とする場合もある。<br />
<br />
もう１点、マクロモードは被写界深度こそ深いが、<br />
ピント精度は相当に悪化するので、ピントがなかなか<br />
合わずにイライラするかも知れない。（一応、合焦時に<br />
モニター上に緑色枠が出るので、それを目安にする<br />
のだが、モニターが極めて小さいので、見え難い。<br />
加えて、このモニターは視野角が狭く、斜めの状態<br />
ではコントラストが、かなり低下して見え難くなる。<br />
又、合焦マークを参考にして、撮れていると思っても、<br />
後でPCで見ると、ピンボケ、または背景抜けしている<br />
場合も多々ある）<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202205/08/38/c0032138_07000538.jpg" alt="_c0032138_07000538.jpg" class="IMAGE_MID" height="512" width="384" /></center>基本性能の低さは色々とあるが、まあでも、この時代<br />
（2000年代前半）のカメラなので、やむを得ない。<br />
<br />
課題を全て理解した上で、課題を弱点としない用法を<br />
考えて使うしか無いであろう。そうやって使うならば<br />
IXY L/L2は実用的には及第点であり、だからこそ<br />
発売後約20年の長くに渡り、実用目的で使い続ける<br />
事ができる訳だ。<br />
<br />
現代における入手性は低いが、本記事で述べてきた<br />
ように、ジャンク品等では稀に見かける事が出来る。<br />
強く推奨できるカメラでは無いが、非常に個性的な<br />
特徴を色々と持っているので、古い機体故の、使い<br />
こなしの難しさを考慮したとしても、マニアックな<br />
視点ではオススメである。<br />
<br />
----<br />
では、本記事は、このあたりまでで。<br />
<br />
現在、コンパクト・デジタル機の市場は低迷していて<br />
マニア的観点からは、ほとんど欲しい機種は無いし、<br />
新製品も、あまり発売されない状態である。<br />
本シリーズ記事（コンパクト編）は、何か古い時代の<br />
コンパクト機（銀塩、デジタル）等を入手した際での<br />
不定期の連載としておく。]]></description>
      <dc:subject>不定期：コンパクト・クラッシックス</dc:subject>
      <dc:creator>p_chansblog</dc:creator>
      <pubDate>Mon, 09 May 2022 21:01:54 +0900</pubDate>
      <dc:date>2022-05-09T21:01:54+09:00</dc:date>
    </item>
    <item>
      <title>レンズ・マニアックス（96）</title>
      <link>http://pchansblog.exblog.jp/32579411/</link>
      <guid isPermaLInk="1">http://pchansblog.exblog.jp/32579411/</guid>
      <description><![CDATA[過去の本ブログのレンズ関連記事では未紹介の<br />
マニアックなレンズを主に紹介するシリーズ記事。<br />
<br />
今回は未紹介レンズ3本の紹介および、再掲レンズ<br />
1本を特殊な使用法で検証してみよう。<br />
<br />
----<br />
まず、今回最初のレンズ<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202205/07/38/c0032138_06435271.jpg" alt="_c0032138_06435271.jpg" class="IMAGE_MID" height="333" width="500" /></center>レンズは、smc PENTAX-DA L 18-55mm/f3.5-5.6 AL<br />
（ジャンク購入価格 1,000円）(以下、DAL18-55)<br />
カメラは、PENTAX K-30(APS-C機）<br />
<br />
<br /><br />APS-C機専用のKマウントAF標準ズームではあるが、<br />
本レンズは、単体では発売されていない。<br />
<br />
PENTAXの、主にHOYA期（2008年～2011年）および<br />
RICOH初期(2011年～2014年頃）における、低価格機<br />
とのセット（レンズキット）のみでの販売であり、<br />
オーダーカラー制（購入者が好きな外装色を選べる）<br />
を行っていた時代のレンズである。<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202205/07/38/c0032138_06435253.jpg" alt="_c0032138_06435253.jpg" class="IMAGE_MID" height="333" width="500" /></center>本レンズは、多くのPENTAX低価格機に長期間に渡って<br />
バンドリング（≒セット販売）されていたもので、<br />
具体的にわかっている範囲での機種名と年代を述べれば、<br />
K-m（2008年）、K-x (2009年）、K-30(2012年）<br />
K-01(2012年）、K-50(2013年）、K-S1(2014年）<br />
・・が挙げられる。（注：抜けがあるかも知れない）<br />
<br />
同スペックのsmc PENTAX-DA 18-55mm/f3.5-5.6 AL<br />
レンズが従前から発売されていたが、本DAL18-55では、<br />
距離指標とQSFS(クイックシフトフォーカスシステム→<br />
フルタイムMFの事）および防滴機能を省略し、さらに<br />
マウント部品を（金属から）プラスチック化した事で、<br />
トータル的なコストダウンを図っている。<br />
<br />
そして本レンズはジャンク品であり、購入価格が安価<br />
である。ワゴンに入っているのをサルベージした購入時<br />
には、安価である理由を見抜けず、「恐らく、何らかの<br />
瑕疵（問題点）があるのだろうが、なんとかなるだろう」<br />
という判断であった。<br />
<br />
帰宅後にチェックしてみると、「AF故障品」であった。<br />
AFモーターか、あるいは内部ギアが不調で、AFが動作<br />
しない。母艦(PENTAX機）を色々と変えても同様であり、<br />
これは完全に、物理的（機械/電気的）な故障だ。<br />
ただ、MF（ピントリング）や絞りは問題無く動作する為、<br />
実用上では大きな課題にはならない。<br />
光学系は、アタリやカビ等も無く、問題無い様子だ。<br />
なお、本レンズのAF性能は、どうやら低い模様であるが、<br />
むしろ故障していた事で、それが問題にならずに幸いだ。<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202205/07/38/c0032138_06435217.jpg" alt="_c0032138_06435217.jpg" class="IMAGE_MID" height="333" width="500" /></center>ローコスト版レンズであり、前述のように、長期に渡り<br />
PENTAX低価格機の多くにバンドリングされた、ありふれた<br />
レンズであるので、初級中級層における本レンズの評判は<br />
すこぶる悪い。<br />
<br />
まあ、初級中級層では「安価なレンズ＝悪いレンズ」と<br />
いう、極めて単純な「思い込み」による価値感覚しか<br />
持っていない為、そういう評価になってしまうのも、<br />
やむを得ないだろう。<br />
<br />
<br />
ただ、いつも本ブログで述べているように、レンズ<br />
（やカメラ）の価格と性能は、全く比例しない。<br />
安価なレンズとは言え、長期に渡って大量生産された事で<br />
開発や製造に関わる原価を完全に償却できた訳だから<br />
「量産効果で、上手くコストダウンできた模様だ」と<br />
考えるのが妥当だ。<br />
<br />
が、注意すべきは「どのようにコストダウンしたのか？」<br />
という事であり、前述のように外装や機能を簡略化した<br />
事は確かではあるが、レンズの光学系は通常版（Lなし）<br />
と同じであり、AL型番、すなわち非球面レンズを採用し<br />
廉価版レンズでありながら、描写力には、あまり手を<br />
抜いていない。　まあ、それもその筈、このクラスの<br />
APS-C専用標準ズームは、各社の低価格帯（入門）機の<br />
キットレンズと同等のスペックだから、仮に他社よりも<br />
性能が酷く劣っていたら、そもそも市場において、勝負に<br />
ならない訳だから、描写力を含めたコストダウン化は、<br />
市場戦略的には、あってはならない訳だ。<br />
<br />
しかしながら、本DAL18-55の性能上で気になる弱点は、<br />
まず、晴天時等の高輝度下でのコントラストの低下だ。<br />
前述のコストダウンの話とは矛盾するが、どうも、この<br />
弱点に関しては、レンズの内部反射の対策で手を抜いて<br />
いる（コストダウンしている）可能性はある。<br />
<br />
続く課題は、「周辺収差」の発生であるが、これはもう、<br />
そういった弱点を目立たなく出来るような、被写体、<br />
構図、撮影状況等を作り出し、積極的に弱点を回避する<br />
必要がある。<br />
また、K-30との組み合わせでは、若干アンダー露出になる<br />
模様だが、これもまあ、露出補正やレタッチで回避すれば<br />
問題は無い。<br />
<br />
いつも言うように、「レンズの言うがまま」に何も工夫<br />
もせず撮っているようではビギナー級であり、中級クラス<br />
ともなれば、個々のレンズの弱点を把握した上で、それを<br />
回避する技能を身に付けるのが望ましい。<br />
<br />
ボケ質、解像感等はあまり気にならないが、ズームの場合<br />
広角端や望遠端では諸収差の補正が行き届いていない設計<br />
の可能性が高い。特に、本レンズの場合、ズーミングに<br />
応じて、鏡筒長が中間焦点距離（35mm前後）で最も<br />
短くなる仕様だ。この手の構造を持つズームは、（必ず<br />
しも、「常に」と言う訳では無いが）できるだけ、その<br />
鏡筒長が短くなる中間焦点距離を中心に使う事が無難だ。<br />
あくまで感覚的な話だが、何だか、鏡筒長が伸びてしまう<br />
広角端や望遠端の焦点距離では収差の補正が厳しいような<br />
印象を受けてしまう。<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202205/07/38/c0032138_06435326.jpg" alt="_c0032138_06435326.jpg" class="IMAGE_MID" height="333" width="500" /></center>長所だが、まず最短撮影距離が短い(25cm）な事、<br />
これで仕様上は、最大撮影倍率は約1/3倍となる。<br />
さらに、小型軽量であり、実測で202gしか無い。<br />
（L型番無しの通常版よりも14%程軽量化されている）<br />
<br />
AFが動作していれば、イベント記録撮影等での消耗用<br />
レンズとして最適なように思えるが、AF故障品では<br />
ちょっとその用途は厳しい。<br />
やむなく「ワンコイン・レッスン」用途、つまり、<br />
「色々と課題を持つレンズを買って来て、その課題を<br />
回避する練習を行う。その際、購入価格はワンコイン<br />
（500円～1000円程度）に留め、”自主練習を行う<br />
レッスン費用である”という風に捉える」為のレンズ、<br />
という事にしておこう。<br />
<br />
防滴仕様では無いが、雨天等での練習にも向くであろう、<br />
つまり「雨が降ってもカメラやレンズを壊さずに使う」<br />
為の練習メニュー用に使える訳だ。<br />
また、雨天撮影は前述の「晴天時でのコントラスト低下」<br />
の弱点を回避する目的にも適している。<br />
<br />
----<br />
では、次のシステム。<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202205/07/38/c0032138_06440027.jpg" alt="_c0032138_06440027.jpg" class="IMAGE_MID" height="512" width="384" /></center>レンズは、TAMRON AF 100-300mm/f5-6.3<br />
(Model 186D)（ジャンク購入価格 300円）(以下、186D)<br />
カメラは、SONY α65（APS-C機）<br />
<br />
1998年に発売されたAF望遠ズーム。<br />
同仕様の前モデル「86D」が存在したが、それは短期間で<br />
本186D型にマイナーチェンジされている。<br />
そのマイナーチェンジは外観変更（ズームリングに、廻し<br />
易いように溝がついた）だけであり、光学系の変更は無い。<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202205/07/38/c0032138_06440033.jpg" alt="_c0032138_06440033.jpg" class="IMAGE_MID" height="333" width="500" /></center>同時代のModel 72D系（AF望遠ズームで、スペックは<br />
多くが「70-300mm/F4-5.6」となっている。<br />
172D～872Dまで、多くの機種が1993年～2005年頃<br />
まで展開されている。本シリーズ第14回、第77回記事<br />
で572D型を紹介している）との差異は・・<br />
<br />
本レンズは広角端焦点距離の伸びを犠牲にしても<br />
小型軽量化を目指した所であり、重量は実測で396g<br />
（注：TAMRONの公証値354gと差異が大きい）であり、<br />
72D系ズームより、100g～150g前後軽い。<br />
また、本186Dはフィルター径もφ55mmと小径であり、<br />
72D系のφ58mm～φ62mmよりも小型だ。<br />
<br />
本レンズの最短撮影距離1.5mは、一応最大撮影倍率<br />
1/4倍であり、レンズ上には「TELE-MACRO」の記載も<br />
あるのだが、72D系は後期（572D、2000年以降）には、<br />
95cmまで寄れ、1/2倍マクロを実現していたので<br />
それと比べてしまうと、寄れない不満がある。<br />
<br />
また、2002年からはTAMRON 28-300mm/f3.5-6.3<br />
（＝XRシリーズ。詳細型番名省略。 Model A06。<br />
ミラーレス・マニアックス第69回記事等で紹介）の<br />
高倍率（高ズーム比）のレンズを主力としてTAMRONは<br />
力を入れていた為、本レンズ186Dは自然に生産終了と<br />
なってしまった。<br />
同様に72D系も2000年代には生産終了となった訳だが・・<br />
<br />
2010年にTAMRON SP 70-300mm/f4-5.6 Di VC USD<br />
(A005）をリリースし、これは旧来の72D系や86D系を<br />
遥かに凌駕する、高描写力レンズである。<br />
（ハイコスパレンズBEST40編で、第20位入賞）<br />
ただし、A005型にはマクロモードは搭載されていない。<br />
<br />
さて、あまり情報価値の無い話が続いてしまった（汗）<br />
どうも、こういう、型番とかスペックの変遷とかの話は<br />
どこかに書いてある（例えばTAMRON社のWeb）ものを引用<br />
すれば良いだけので、誰でも簡単に記事が書けてしまう。<br />
<br />
そんな内容ばかりが書いてあっても、読む人にとっては<br />
あまり参考にはならないのだ。読み手は、その機材の<br />
「オーナーならでは」の、独自の感想や感覚、意見等を<br />
収集したいと思っている。それが「生きた情報」であり、<br />
スペックを調べて転記しただけの「死んだ情報」とは<br />
情報価値がまるで違う訳だ。<br />
<br />
もう、ここ10数年、個人的には、新製品のレビュー等を、<br />
実際のオーナー層から販売促進の専門評価者の記事に至る<br />
まで、殆ど読まなくなってしまったのは、そのように<br />
「前モデルと比べて、ここが変わった」等の内容ばかり<br />
になってしまったからだ。そんな情報は、新規の購買動機<br />
には直結しない訳であり、あるいは、前モデルのオーナーに<br />
とってみれば、ここが良くなったとか言われても、むしろ<br />
不快な情報でもあろう。<br />
<br />
まあよって、「新製品の情報」と言っても私が知りたいのは<br />
最低限のスペックと価格くらいのものだ、だいたいそれだけ<br />
見れば、コスパが良いか悪いかは判断が出来る。<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202205/07/38/c0032138_06440179.jpg" alt="_c0032138_06440179.jpg" class="IMAGE_MID" height="333" width="500" /></center>さて、つまらないスペックの話は、さておき、本186D型<br />
である。<br />
まず、AF性能（速度・精度）が壊滅的に低い。<br />
まあ、同時代（1990年代後半）のTAMRON製レンズは<br />
他にも何本か所有しているが、いずれも同様であり、<br />
その時代における技術の未成熟であるので、やむを得ない。<br />
まずはMFで使う事が、第一の問題回避手法だ。<br />
<br />
この為、マウントがαであるから、αフタケタ機を母艦<br />
として用いると、MFでピーキングを出す事が出来る為、<br />
MFの難易度は大きく下がる。おまけに、α一眼レフは、<br />
手ブレ補正機能も内蔵しているので、本レンズは、<br />
やや開放F値が暗い（F5～F6.3）事から、手ブレ<br />
しやすい事への対策にも役立つ。<br />
<br />
<br />
ただしαフタケタ機にはAUTO ISOの切り替え（低速限界）<br />
設定機能が無い為、弱暗所等での撮影では、被写体ブレ、<br />
手ブレ、高感度ノイズの3点を満遍なく意識し、ISO感度と<br />
シャッター速度（および絞り値）の設定に留意する。<br />
<br />
この対処法が出来ない初級中級層では、こうした小口径<br />
（開放F5.6を下回る）望遠ズーム（望遠端300mm以上）<br />
は、まず使いこなす事は出来ず、手ブレや被写体ブレ<br />
を連発し、おまけにAFも合わなければ「ダメレンズ、<br />
ゴミレンズ」という評価になるだろう。<br />
だが、それは100%、自分自身の問題である。<br />
MFで、ISO感度、シャッター速度、絞り値、ズーミング<br />
焦点距離などを上手くバランスして撮るならば、<br />
そうした「レンズの言うがままに撮る場合の課題」等は<br />
何１つ問題点にはならない。<br />
<br />
そうやって工夫すれば、例え本レンズが僅かに300円の<br />
ジャンク品であろうが、その1000倍の価格の、30万円<br />
以上もする高額ズームレンズにも負けない写りを得る<br />
可能性が出て来る訳だ。<br />
ビギナー層が使う高価なブルジョア（贅沢）レンズに<br />
ジャンクレンズで勝てるならば、それは「非常に痛快な」<br />
話になるであろう。<br />
中上級層やマニア層は、それを目指すのが望ましい。<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202205/07/38/c0032138_06440150.jpg" alt="_c0032138_06440150.jpg" class="IMAGE_MID" height="333" width="500" /></center>本レンズの総括であるが、現代において「指名買い」を<br />
する程の価値は無い。歴史的な価値も同様であり、何も<br />
興味を引く部分も無い。<br />
<br />
ただ、写真用レンズの発展の歴史を考察（研究）する<br />
上では、ある時代（銀塩AF時代初期）において、こうした<br />
レンズが必要とされた市場背景とか、技術的な背景を<br />
知る上では有益であろう。しかし、その為には、各時代の<br />
各社のレンズを満遍なく保有し、それぞれを実写して<br />
特徴や、他レンズとの差異を把握していかなくてはならない。<br />
これは極めて大変な事であり、個人の範疇で出来る話でも<br />
無いのだが、マニア的な観点からは興味深い点もあるかも<br />
知れない話だ・・　<br />
<br />
----<br />
さて、次のシステムは再掲レンズである。<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202205/07/38/c0032138_06440626.jpg" alt="_c0032138_06440626.jpg" class="IMAGE_MID" height="333" width="500" /></center>レンズは、NIKON おもしろレンズ工房「さらにぐぐっとマクロ」<br />
（中古購入価格 7,000円相当）<br />
カメラは、PANASONIC DMC-G6（μ4/3機）<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202205/07/38/c0032138_06440633.jpg" alt="_c0032138_06440633.jpg" class="IMAGE_MID" height="375" width="500" /></center>「NIKON おもしろレンズ工房」は、近代で言うところの<br />
「エントリーレンズ」3本からなるセットである。<br />
<br />
ニコン社内ではなく、関連会社での企画開発であり、<br />
1995年に限定発売、後の2000年に再生産品が、同じく<br />
限定発売されている。<br />
<br />
詳しく述べていると際限なく文字数を消費するので<br />
割愛するが、興味があれば「特殊レンズ第13回記事」<br />
で特集記事を組んでいるので適宜参照されたし。<br />
<br />
<br />
で、その「特殊レンズ第13回記事」で紹介したのは、<br />
本レンズは「ぐぐっとマクロ」と「ふわっとソフト」の<br />
2つに組み替えが可能な、ユニークなギミックを持つ、<br />
という点であったが、実はこのレンズは、もう1種類の<br />
組み替え手法により「さらにぐぐっとマクロ」という状態<br />
となる。今回の記事では、この「さらにぐぐっとマクロ」を、<br />
μ4/3機で、デジタル拡大機能の操作系に優れたDMC-G6を<br />
母艦とし「さらに＆さらにぐぐっとマクロ」として使って<br />
みよう。<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202205/07/38/c0032138_06440640.jpg" alt="_c0032138_06440640.jpg" class="IMAGE_MID" height="375" width="500" /></center>この場合のスペックだが、120mm/F4.5のレンズ<br />
ではあるが、μ4/3機なので240mm相当だ。<br />
また、近接撮影なので露光（露出）倍数がかかる。<br />
概算だが露光倍数は3倍程度となり、これは開放F値が<br />
F7.5相当まで低下する計算となるので、手ブレ限界<br />
シャッター速度には注意しなければならない。<br />
<br />
使用感だが、μ4/3機との組み合わせでは、撮影倍率が<br />
かなり過剰に感じる。スペック上においては、<br />
最大撮影倍率約1.4倍の超マクロレンズであるが、<br />
（超マクロの定義は、「等倍を超える」という意味）<br />
撮影倍率が高すぎると思って、引いて（＝撮影者が<br />
後退して、撮影距離を稼ぎ、撮影倍率を低める）みても<br />
今度は近接撮影専用のレンズであるが故に、引いた<br />
位置からはピントが合わなくなってしまう（汗）<br />
<br />
まあ、そういう仕様であるから、やむをえない。<br />
この為、昔から本レンズは「さらにぐぐっとマクロ」<br />
の用法は使いにくい為、「ぐぐっとマクロ」（最大<br />
撮影倍率1/3倍、最短撮影距離60cm、無限遠撮影可）<br />
の形態で使う状態に留めてあった訳だ。<br />
<br />
まあでも、この「さらにぐぐっとマクロ」形態でも、<br />
現代のフルサイズ・ミラーレス機に装着すれば、意外に<br />
使いやすい状態となるかも知れない。<br />
（今度また試してみよう）<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202205/07/38/c0032138_06440656.jpg" alt="_c0032138_06440656.jpg" class="IMAGE_MID" height="375" width="500" /></center>総括だが、「NIKON おもしろレンズ工房」自体が<br />
限定発売品であったからか、現代における中古流通<br />
が少なく、あまり推奨できる製品では無い。<br />
幸いにして「投機相場」には、なっていない模様<br />
ではあるが、それでも入手先によっては、プレミアム<br />
価格（＝不条理な高値相場）を、ふっかけて来るかも<br />
知れない。無理をして購入するレンズセットでは無い<br />
事を、注意点として述べておく。<br />
<br />
さらなる詳細に興味があれば、以下の記事を参照の事。<br />
特殊レンズ第13回「NIKON　おもしろレンズ工房」編。<br />
<br />
----<br />
次は、今回ラストのレンズ<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202205/07/38/c0032138_06441359.jpg" alt="_c0032138_06441359.jpg" class="IMAGE_MID" height="375" width="500" /></center>レンズは、OLYMPUS ZUIKO DIGIAL ED 40-150mm/f4-5.6 <br />
（中古購入価格 5,000円相当）(以下、ED40-150)<br />
カメラは、OLYMPUS E-520(4/3機）<br />
<br />
恐らくは、2007年の発売のレンズである。<br />
<br />
OLYMPUSの4/3機の小型軽量シリーズ　E-410/E-510<br />
（いずれも2007年発売、デジタル一眼第8回記事参照）<br />
の発売に合わせて、ダブルズームレンズキットの望遠<br />
側レンズとして用意された、小型軽量AF望遠ズームだ。<br />
（注：前年2006年のE-400の発売時での発表であり、<br />
E-400との望遠（ダブル）ズームキット形態が<br />
あったか否か？は、ちょっと調べきれていない）<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202205/07/38/c0032138_06441375.jpg" alt="_c0032138_06441375.jpg" class="IMAGE_MID" height="512" width="384" /></center>一応単品でも発売され、発売時定価が37,400円＋税<br />
であったとの事だが、後年に続くE三桁シリーズ機との<br />
バンドリングで販売されたものが殆どであろう。<br />
（→ダブルズームキットの場合は割安感がある。<br />
注：その為、OLYMPUS社ではキット用レンズ単体の<br />
定価を高目に設定する事が多かった。まとめ買いで<br />
「ずいぶんと安価だ」と消費者層に思わせる為だ）<br />
<br />
<br />
後年の中古市場でも、レンズ単体での流通は稀で、<br />
殆どが、ダブルズームキットのままでの販売、<br />
しかも4/3システム終焉後は二束三文の扱いであり、<br />
近年に安価に入手したレンズである。<br />
<br />
<br />
一応、ED(特殊低分散ガラスを使用したレンズ）を<br />
搭載した仕様（加えて非球面レンズを2枚使用）と<br />
なっているが、「だから写りが良い」と考えるのは<br />
早計であろう。<br />
<br />
むしろ「EDレンズ等を何故使ったか？」を推察して<br />
いく方が重要である。<br />
<br />
本レンズ以前の時代(2003年～2006年）において、<br />
オリンパスは、勿論4/3（フォーサーズ）機を<br />
展開していたのだが、他社の同時代のデジタル一眼<br />
レフは、ほぼ全て（NIKON F(AiAF)、CANON EOS(EF)、<br />
PENTAX KAF、(KONICA)MINOLTA α(AF,A)）が、<br />
銀塩時代のAFレンズを、デジタル機でも、そのまま<br />
使用する事が出来た（注：ただし、初期デジタル一眼<br />
レフは、APS-C型センサー機が主流につき、換算画角<br />
は、1.5倍前後（1.3倍～1.7倍）望遠側にシフト<br />
してしまう）<br />
<br />
そんな中で、4/3（システム）では、4/3機専用<br />
レンズを、ユーザーは新たに購入しなければならない。<br />
<br />
<br />
一応、最初期の4/3機を購入すると、OLYMPUSから、<br />
OM→4/3　マウントアダプターを無償で送ってくれる<br />
サービスがあったのだが、アダプターを入手しても<br />
古いMFのOM-SYSTEM用レンズでは、AFも効かずに<br />
実用的とは言いがたい。<br />
<br />
<br />
まあ、最初期の旗艦OLYMPUS E-1（2003年）を<br />
購入するような中上級者層では、新規の4/3レンズを<br />
買う事に抵抗感は少なかっただろうが、続くE-300<br />
(2004年にレンズキット、2005年に単体発売、<br />
デジタル一眼レフ第8回記事で少し紹介、故障廃棄）<br />
や、3機種目のE-500（2005年）では、ローコスト<br />
のエントリー機となった為、交換レンズキット商品<br />
が求められていたと思われる。<br />
<br />
ただ、E-300やE-500では、標準ズームのみのキット<br />
（ZUIKO DIGITAL 14-45mm/F3.5-5.6<br />
レンズマニアックス第5回記事等で紹介）であり、<br />
このレンズは頑丈な利点があるが（参考：10数年間<br />
におよぶ雨天を多く含む撮影で、故障は一切無し）<br />
やや大柄であり、せっかくE-500等が、世界最軽量<br />
デジタル一眼レフを謳って発売されたにも関わらず、<br />
「レンズを含めると重くなる」という悪評判が流れた。<br />
<br />
また、その当時では、4/3機用の望遠ズームは一応<br />
単体発売はされていたが、4/3機との、いわゆる<br />
「ダブルズームキット」は存在していなかった。<br />
<br />
これも恐らくであるが、せっかく、当時のOLYMPUS<br />
は、小型軽量を4/3機の特徴として打ち出し、新機種<br />
が出るたびに「世界最軽量」と言っていたのが<br />
（例：OLYMPUS E-410(2007年）も、当時最軽量。<br />
デジタル一眼レフ・クラッシックス第8回記事参照）<br />
ダブルズームキットで、特に望遠ズームは大きく重い<br />
為、入門層等で「カメラは軽いのに、レンズが・・」<br />
という悪評判が流れる事を警戒したのかも知れない。<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202205/07/38/c0032138_06441414.jpg" alt="_c0032138_06441414.jpg" class="IMAGE_MID" height="375" width="500" /></center>そこで、E-400（2006年頃）の展示発表に合わせ、<br />
軽量の本レンズ、<br />
「ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm/F4-5.6」<br />
（注：ED無しのバージョンが従前に存在していたが、<br />
40-150mm/F3.5-4.5と明るく、それは未所有だが<br />
恐らく、やや大きく重いレンズであった事であろう）<br />
をリリースし、「4/3システムであれば、カメラも<br />
レンズも小型軽量化できる」という事実を市場に<br />
強くアピールしたかったのではなかろうか？<br />
<br />
なにぜ、2000年代後半は、「画素数競争」の時代<br />
であり、各社APS-C型一眼レフは、2000万画素級<br />
に到達しようとしていた。そんな中、4/3機は、<br />
ピクセルピッチの製造上の都合もあり（→APS-C機<br />
と同等の密度で作っても、半分の画素数となる）<br />
1000万画素機を作るのがやっとであった状態だ。<br />
これではちょっと商売的に分が悪い。<br />
<br />
<br />
さらには、CANONはもとより、NIKONでもフルサイズ<br />
一眼レフ（D3：2007年、D700：2008年）の<br />
展開を開始した（注：SONY α900：2008年もある）<br />
ところである。4/3機は、画素数競争やセンサー面積<br />
の競争では市場で勝てない為、独自の路線（小型化、<br />
低価格化、ライブビュー、アートフィルター機能等）<br />
を意図する必要がある。<br />
<br />
まあつまり、本ED40-150レンズだが、EDレンズ<br />
や非球面レンズを使用した最大の理由は、恐らくだが<br />
「大幅にレンズを小型化しても、描写性能をさほど<br />
落とさない事」であったと推測が出来る。<br />
<br />
つまり、ぶっちゃけ言えば本ED40-150では、描写性能<br />
上の優位点は、個人的には、あまり感じられない。<br />
確かに被写体のピント面はシャープで解像感があるが、<br />
ボケ質破綻が頻発するのが難点である。<br />
しかし、「これがフルサイズ換算300mmのレンズ？」<br />
と思う程の小型軽量（実測で200g強しか無い）が<br />
大きな利点である。<br />
<br />
ただまあ、気のせいか？　このレンズを近接撮影<br />
（最短撮影距離90cm）で使用すると、どうも換算<br />
300mm程の撮影倍率は得られていないように感じられ<br />
例えば、TAMRONのXRシリーズ高倍率（高ズーム比）<br />
ズームレンズにあったように、最短撮影距離は<br />
恐ろしく短いのに、撮影倍率はたいした事が無い<br />
（まあつまり、近接撮影になると、見かけ上の<br />
焦点距離が低下し、画角が広くなる）のような<br />
特性（設計思想）ではなかろうか？と推測している。<br />
（注：実際に、物差し等を置いて計測した訳では<br />
無いので、あくまで「そんな雰囲気」という話だ）<br />
<br />
ボケ質破綻の弱点の他は、逆光耐性が低い課題があり、<br />
この為、晴天屋外等の撮影では、被写体の光線状況<br />
に留意して撮影アングルを決める必要がある。<br />
ボケ質破綻とあわせて、撮影アングル（条件）毎の<br />
描写力の差が大きい事が課題となるレンズではあるが、<br />
それらはまあ、スキル（技能）で回避できる話だ、<br />
よって趣味撮影で使う上では、重欠点にはなり得ない。<br />
<br />
ちなみに、この小型軽量の特徴からのハンドリング<br />
性能の高さを活用し、近代の高性能μ4/3機（例：<br />
OM-D E-M1系列）に電子アダプター利用で組み合わせ、<br />
「小型軽量の望遠システム」として、遠距離スポーツ<br />
等の業務（記録）撮影に使えるのではなかろうか？<br />
というのが、本レンズ購入前での「隠れた目論見」では<br />
あったのだが、実際にそのシステムで使ってみると・・<br />
（下システム写真、および続く写真2枚）<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202205/07/38/c0032138_06441428.jpg" alt="_c0032138_06441428.jpg" class="IMAGE_MID" height="512" width="384" /></center>どうにも、逆光耐性の課題が大きく、実用範囲外と<br />
判断し、やむなく、その用法は見送る事とした。<br />
（注：雨天では使えるかも知れない、要継続判断）<br />
<br />
<br />
それと、このE-M1との組み合わせでは、AF精度が<br />
あまり出ておらず、ピントが合わないケースが頻発<br />
する。（ただし、S-AF+MFモードでピーキング表示を<br />
出せるようにしておけば、4/3機で使うよりもMF<br />
性能は快適である）また、稀に連写速度が落ちる<br />
ケースもあった。まあ結局、実用範囲外の性能だ。<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202205/07/38/c0032138_06441877.jpg" alt="_c0032138_06441877.jpg" class="IMAGE_MID" height="375" width="500" /></center>あと、本ED40-150は、軽量化の為、プラスチック製<br />
マウントを採用している、この為、マウント部の消耗<br />
や劣化が発生する危険性もある。<br />
<br />
<br />
<br />
事実、本レンズとE-520との組み合わせでは、電源<br />
投入時に、稀に、レンズ情報が電子接点を通じて認識<br />
できず、AFモードがMFに意図せず変わってしまう<br />
ケースが数回発生した。接点復活剤等を用いて清掃<br />
したが、まあ、古いシステムなので、経年劣化等にも<br />
注意して使う必要性があるだろう。<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202205/07/38/c0032138_06441899.jpg" alt="_c0032138_06441899.jpg" class="IMAGE_MID" height="375" width="500" /></center>総括だが、現代において「4/3システム」は<br />
終焉している為、中古相場は恐ろしく安価である。<br />
<br />
しかし、本レンズ単独での流通は、もはや殆ど<br />
見当たらない様相で、ほぼ必ず、E三桁機との<br />
セット販売になるだろう。そうであってもダブル<br />
ズームキットで、1万円台の安価な相場であるので、<br />
コスパは極めて高い。<br />
「μ4/3機でも活用する」という用法を意識するので<br />
あれば、現代での4/3システムの入手は悪くない。<br />
ただし、前述のように趣味撮影レベルに留めておく<br />
事が望ましく、あまり重要な（実用・業務）撮影<br />
には使わない事が賢明であろう。<br />
<br />
----<br />
さて、今回の第96回記事は、このあたり迄で・・<br />
次回記事に続く。]]></description>
      <dc:subject>連載中：レンズ・マニアックス</dc:subject>
      <dc:creator>p_chansblog</dc:creator>
      <pubDate>Sat, 07 May 2022 07:18:02 +0900</pubDate>
      <dc:date>2022-05-07T07:18:02+09:00</dc:date>
    </item>
    <item>
      <title>特殊レンズ・スーパーマニアックス（82）Apodization・Glandslam・Competition</title>
      <link>http://pchansblog.exblog.jp/32575717/</link>
      <guid isPermaLInk="1">http://pchansblog.exblog.jp/32575717/</guid>
      <description><![CDATA[本シリーズは、所有している、やや特殊な交換レンズを、<br />
カテゴリー別に紹介する上級マニア層向けの記事群である。<br />
2018年の第0回「アポダイゼーション・クランドスラム」<br />
編より開始した本シリーズであるが、長らく続いたものの、<br />
今回で暫定最終回としよう。<br />
<br />
初回記事にちなみ、本最終記事でもアポダイゼーション<br />
光学エレメントを搭載したレンズ群4本を紹介するが、<br />
本記事の主旨は「Apodization・Glandslam・Competition」<br />
としており、これは「コンペ（ティション）」であるから、<br />
各STF/APDレンズのライバル関係となる通常レンズを<br />
暫定的に選出し、個別に対戦する記事とする。<br />
<br />
なお、Glandslam（グランドスラム）の意味だが、以前<br />
から「報道やCMでの解釈がおかしい」と、本ブログで書いて<br />
いるが、どうやら、世間でも様々な解釈があって、混迷して<br />
いる模様である。<br />
本ブログにおいては、カメラ関連機材での独自用語として、<br />
「希少な4つ（しかない）の機材を全て所有する」という<br />
意味で用いている。（注：STF/APDは4機種しか存在<br />
しないが、CANONより「DS」という類似した光学原理の<br />
レンズが発売されている。しかし、それは極めて高価だ。<br />
ちなみに、高価な製品は「性能が優れているから高価」なの<br />
では無い。販売数が極めて少ないが故に、高額になる訳だ）<br />
<br />
----<br />
ではまず、最初の対戦でのAPDレンズ<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202205/01/38/c0032138_17153126.jpg" alt="_c0032138_17153126.jpg" class="IMAGE_MID" height="528" width="352" /></center>レンズは、LAOWA 105mm/f2 The Bokeh Dreamer<br />
 (LAO0013) （新品購入価格 90,000円）<br />
カメラは、CANON EOS 6D (フルサイズ機)<br />
<br />
<br /><br />2016年発売の中国製APD中望遠レンズ(MF仕様)<br />
以下、「アポダイゼーション光学エレメント搭載」を、<br />
「APD」または「STF」と略す。<br />
<br />
「アポダイゼーションとは何か？」という点は、<br />
本ブログでは過去何十回も解説している為、本記事では<br />
大幅に説明を省略する。<br />
<br />
要は「ボケ質が、とても良好になるレンズ」であり、、<br />
世間で良く誤解されるような「ソフト（軟焦点）レンズ」<br />
では無い。<br />
（何故、誤解されてしまうのか？は、アポダイゼーション<br />
レンズの消費者層全般での所有比率は、推定で1～2%程度<br />
以下しか居ないからであろう）<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202205/01/38/c0032138_17153147.jpg" alt="_c0032138_17153147.jpg" class="IMAGE_MID" height="333" width="500" /></center>本LAOWA 105/2が、他のSTF/APDレンズと異なる点は、<br />
他レンズは特定のマウント専用品での発売であり、マウント<br />
の仕様上の制約で異マウントでの使いまわしが困難または<br />
不可能であったのが、本レンズは複数のマウント版が発売<br />
されていて、STF/APDが存在しないマウントや、異マウント<br />
間での相互利用が比較的容易な長所がある。<br />
<br />
この利点を活用する為、本レンズは、NIKON F(非Ai）版<br />
で購入していて、これであると、全てのミラーレス機と<br />
一部の他社一眼レフにも、マウントアダプターを介して<br />
装着が可能だ。<br />
<br />
今回は、現状、APD/STFレンズをラインナップしていない、<br />
CANON EFマウント機で本APDレンズを使用している。<br />
<br />
なお、CANONがAPDレンズを一眼レフ用でラインナップ<br />
していなかったのは、別に、それが作れない、という訳<br />
では無かったと思われる。<br />
ただ単に、他社と同じものを作って売りたくなかった<br />
のだと思われ、2019年末には、DSコーティングという<br />
新技術を用いた、ほぼAPDの効能と等価なレンズを<br />
新規のRFマウント版で発売している（注：非常に高価<br />
な為、未所有だ）<br />
<br />
また、別の興味深い情報もあり、それは、CANONより<br />
2017年9月に出願された特許において<br />
「アポダイゼーションレンズ」がある。<br />
<br />
て、この特許では、アポダイゼーションを構成する<br />
パラメータが特定の計算式条件を満たす事により<br />
ボケ部の収差要素を低減する、・・すなわち画質を向上<br />
する為の方法論を提示するものである。<br />
まあ、アポダイゼーションそのものの原理は古くから<br />
知られていた為、それそのものの特許を取得する事は<br />
出来ないのであろう。<br />
<br />
でも、この特許ではいくつかの実施例として、望遠系<br />
単焦点アポダイゼーションのシミュレーション結果が<br />
提示されているが、それをさらに詳しく読み解くと、<br />
「ズーム・アポダイゼーション」の可能性も暗示されて<br />
いるのが興味深い。<br />
<br />
これまでの市販STF/APDは、全て単焦点であるので<br />
ズームでアポダイゼーションが出来るならば面白い。<br />
ただまあ、この特許の構成だと、相当に大型で重量級<br />
のズームとなり、かつ、アポダイゼーションによる<br />
「実効F値（T値）の低下」が大きいようにも思われる。<br />
これの実現（製品化）には、もう少し研究開発の時間が<br />
かかるのではないだろうか？<br />
<br />
ただ、その特許の出願後に、一眼レフの市場は大幅に<br />
縮退してしまい、CANONも2018年よりRFマウント機<br />
を主力としている状態だ。今後、新技術が色々と実用化<br />
された際にも、もう、一眼レフ用のレンズとしては<br />
発売されないかも知れない。<br />
<br />
まあ、とりあえずは現状所有している範囲のSTF/APDで<br />
遊んでおく事にしよう。　<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202205/01/38/c0032138_17153175.jpg" alt="_c0032138_17153175.jpg" class="IMAGE_MID" height="333" width="500" /></center>なお、本LAOWA 105mm/F2や、以降紹介の、全ての<br />
STF/APDレンズは、私の評価データベースにおいては<br />
「描写表現力」は、全て4.5～5点（満点）に到達する<br />
高性能レンズである。よって、細かい描写力上や仕様<br />
上の弱点等を探して咎めるような必要性は微塵も無い。<br />
<br />
これらのSTF/APDレンズの描写力に不満があるならば、<br />
もうそれは、利用者個人個人の好き嫌いか、あるいは<br />
「思い込み」による偏った評価であろう。<br />
<br />
一応、各レンズの評価データベースを公開しておくが、<br />
これは、私個人が決めた評価項目における結果であり、<br />
評価者各々の、レンズ利用目的や評価スキルによっても<br />
数値は大きく変わる筈だ。だからこの数字だけが一人歩き<br />
する事は望ましく無い。マニアであれば、必ず自分自身の<br />
独自の評価方法を創出し、それに基づいて個人の価値感覚で<br />
さまざまな機材を評価するべきであろう。<br />
<br />
2016年：LAOWA 105mm/f2 The Bokeh Dreamer<br />
【描写表現力】★★★★☆<br />
【マニアック】★★★★☆<br />
【コスパ　　】★☆<br />
【エンジョイ】★★★★<br />
【必要度　　】★★★★★<br />
・評価平均値：3.9<br />
（★＝1点、☆＝0.5点）<br />
<br />
----<br />
そして以下は、対戦レンズだ。<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202205/01/38/c0032138_17153235.jpg" alt="_c0032138_17153235.jpg" class="IMAGE_MID" height="528" width="352" /></center>レンズは、NIKON AiAF DC-NIKKOR 105mm/f2D<br />
（中古購入価格 70,000円）<br />
カメラは、NIKON Df (フルサイズ機)<br />
<br />
1993年に発売された、ボケ質コントロール機構<br />
（De-focus Contol)搭載型、AF単焦点中望遠レンズ。<br />
<br />
上記LAOWA105/2と同スペックだが、全くの別コンセプト<br />
のレンズである。本レンズにおいては、DC機構により、<br />
後ろボケまたは前ボケの、いずれかのボケ質を重点的に<br />
向上できるように、ユーザー自身がレンズの特性を調整<br />
する事が可能な仕様だ。<br />
<br />
このレンズも原理が難解であり、操作性も煩雑であるので<br />
一般ユーザー層においては長年、効能が理解できなかった<br />
不遇なレンズである。（注：2020年に生産終了）<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202205/01/38/c0032138_17154093.jpg" alt="_c0032138_17154093.jpg" class="IMAGE_MID" height="528" width="352" /></center>まあでも、これも申し分の無い高性能レンズであり、<br />
過去記事「ミラーレス・マニアックス名玉編」では、<br />
当時所有の約300本の交換レンズの中から、第15位の<br />
高順位の結果を獲得していた名レンズである。<br />
以下が評価点である。<br />
<br />
1993年：NIKON AiAF DC-NIKKOR 105mm/f2D<br />
【描写表現力】★★★★★<br />
【マニアック】★★★★☆<br />
【コスパ　　】★★<br />
【エンジョイ】★★★★☆<br />
【必要度　　】★★★★☆<br />
・評価平均値：4.1<br />
（★＝1点、☆＝0.5点）<br />
<br />
この対戦は、総合得点だけを見れば、僅かにDC105/2<br />
の勝利である、ただまあ、僅差であるし、両者は<br />
製品コンセプトも利用目的も異なるので、あくまで<br />
ユーザー毎の用途や機材環境次第であろう。<br />
<br />
---<br />
では、以下2回戦に進む、まずは次のAPDレンズ。<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202205/01/38/c0032138_17154019.jpg" alt="_c0032138_17154019.jpg" class="IMAGE_MID" height="333" width="500" /></center>レンズは、FUJIFILM FUJINON XF 56mm/f1.2 R APD <br />
（中古購入価格 112,000円）<br />
カメラは、FUJIFILM X-T10（APS-C機）を使用する。<br />
<br />
2014年発売の、史上初の「AF搭載」APDレンズ。<br />
MINOLTA STF135/2.8(1998年、後述）より、実に<br />
16年ぶりに市販されたAPDレンズであり、期待度が高い<br />
レンズであった。焦点距離も短く、画角は換算85mm程度<br />
となり、人物撮影にも向きそうで、F値/T値も明るい。<br />
（注：実効F値、つまりT値は、T=1.7とのことだ）<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202205/01/38/c0032138_17154030.jpg" alt="_c0032138_17154030.jpg" class="IMAGE_MID" height="528" width="352" /></center>定価が高価すぎた為、1年程待って中古を入手したが、<br />
課題は本レンズでは無く、同時に入手した母艦である<br />
FUJIFILM最初期のXマウント機「X-E1」（2012年）<br />
側のAF精度・AF速度・MF性能であった。<br />
すなわち、本レンズでの精密なピント合わせは、AF/MF<br />
いずれでも困難であったのだ。<br />
<br />
その後、2014年発売のX-T1では、像面位相差AFが搭載<br />
されたので、母艦をそちらに引継ぎ、さらには下位機種<br />
だが操作系が改善されたX-T10（2015年、今回使用機）<br />
と母艦を変更しながら、本レンズの使用を継続している。<br />
<br />
しかしながら、AF/MF系の弱点は、若干改善された物の、<br />
依然、実用レベルに達しているとは言い難く、結局、<br />
本APD56/1.2は人物撮影用途ではなく、一般趣味撮影<br />
専用レンズとしている次第だ。<br />
<br />
だが、いつの日か、Xマウント機のAF/MF性能は新技術<br />
の発達で改善されていくだろうから、レンズ自体を<br />
手離すといった選択肢は無い。まあつまり、いつも言う<br />
ように、レンズの所有価値は、カメラの価値よりも<br />
ずっと高いのである。カメラなんぞ、その時代に適価で<br />
買えるものを適当に選べば良い訳だ。<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202205/01/38/c0032138_17154079.jpg" alt="_c0032138_17154079.jpg" class="IMAGE_MID" height="528" width="352" /></center>さて、本レンズについても、過去記事で何度も紹介<br />
しているので、詳細の説明は最小限としよう。<br />
以下は評価点である。<br />
<br />
2014年：FUJIFILM FUJINON XF 56mm/f1.2 R APD <br />
【描写表現力】★★★★☆<br />
【マニアック】★★★★★<br />
【コスパ　　】★★<br />
【エンジョイ】★★★★☆<br />
【必要度　　】★★★★★<br />
・評価平均値：4.2<br />
（★＝1点、☆＝0.5点）<br />
<br />
「必要度」の評価点が高いのは、Xマウントで、他に<br />
個性的で魅力的なレンズが存在しないからであり、<br />
私の場合は、このレンズを使う、というただその1点<br />
だけを理由に、Xマウント機を購入した次第である。<br />
<br />
「マニアック度」が高いのは、本レンズには、APD無し<br />
のバージョンがある（未所有）、そちらの方が安価であり、<br />
レンズ構成も異なり、本レンズにある、絞り開放近くでの<br />
描写力の低下の度合いも少ない、という情報もあるのだが、<br />
さすがに同じようなレンズを2本買う人も居ないであろうし<br />
わざわざ高価なAPDバージョンを買うユーザーも少ないで<br />
あろう、そういう意味でのマニアック度の高さである。<br />
<br />
----<br />
では、以下は、対戦レンズだ。<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202205/01/38/c0032138_17154969.jpg" alt="_c0032138_17154969.jpg" class="IMAGE_MID" height="528" width="352" /></center>レンズは、NIKON AF-S NIKKOR 58mm/f1.4 G<br />
（中古購入価格 110,000円）<br />
カメラは、NIKON D5300（APS-C機）<br />
<br />
2013年発売の高付加価値仕様大口径AF標準レンズ。<br />
<br />
フルサイズ対応レンズであるが、対戦相手のAPD56/1.2<br />
と、換算画角を揃える為、APS-C機で使用する。<br />
なお、D5300は低価格機ではあるが、ピクセルピッチが<br />
細かくて、ローパスレスである、という素養を持つ為、<br />
近代設計による高性能レンズの母艦としては、一部の<br />
上位機種よりも適する場合もある。<br />
<br />
このシステムにおいては、AF速度/精度が、やや物足りない<br />
のであるが、回避法としてMFを使おうにも、D5300の<br />
ファインダー/スクリーンは低性能（仕様的差別化か？）<br />
であり、MF操作に全く適さない。<br />
まあ、意地の悪い製品仕様（ラインナップ戦略）だが、<br />
そんな事は承知の上で、技法で課題を回避して行こう。<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202205/01/38/c0032138_17154925.jpg" alt="_c0032138_17154925.jpg" class="IMAGE_MID" height="528" width="352" /></center>本レンズもまた、アポダイゼーション非搭載ではあるが、<br />
通称「三次元的ハイファイ」と呼ばれる、レンズ設計・<br />
解析技術により、これまで評価がし難くかった類の<br />
収差（コマ収差等）を重点的に補正した設計コンセプト<br />
である。<br />
実用的な観点から言えば、例えば（後ろ）ボケ質を<br />
一般レンズより高める事が出来る。<br />
<br />
ただ、この結果、一般ユーザー層が目で見える範囲の<br />
性能（例えば解像感等）は、あまり高くなっていない。<br />
だから、本レンズの長所は見え難く、また、その評価も<br />
困難であり、一部の初級マニア層からは「クセ玉」という<br />
扱いも受けている不遇なレンズだ。<br />
<br />
まあ、そのあたりの詳細は他記事でも細かく書いている<br />
ので、今回は、そうした内容は、ばっさりと割愛しよう。<br />
では、本レンズの評価点である。<br />
<br />
2013年：NIKON AF-S NIKKOR 58mm/f1.4 G<br />
【描写表現力】★★★★☆<br />
【マニアック】★★★★<br />
【コスパ　　】★☆<br />
【エンジョイ】★★☆<br />
【必要度　　】★★★☆<br />
・評価平均値：3.2<br />
（★＝1点、☆＝0.5点）<br />
<br />
残念ながら評価点が伸びず、APD56/1.2の圧勝となった。<br />
描写力的には両者同等であるので、良い勝負になるとは<br />
思ったのだが、本レンズにおける「エンジョイ度」と<br />
「必要度」がAPDよりも低い点が災いした。<br />
<br />
エンジョイ度が低いのは、使いこなしがかなり難しい<br />
からであって、本AF-S58/1.4の特性に向く被写体や<br />
技法を構築していく事自体が困難である。いわゆる標準<br />
レンズでもあって、被写体汎用性が高い為、余計にその<br />
「用途開発」が困難だ。恐らくは、非常に長期に渡って<br />
使用を継続しないと、本レンズの真の長所や最適な利用<br />
目的は見えて来ないであろうから、上記の対戦結果は、<br />
現時点での暫定的なものとしておく。<br />
<br />
----<br />
では、次は3組目の対戦だ、まずはSTF側から。<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202205/01/38/c0032138_17154901.jpg" alt="_c0032138_17154901.jpg" class="IMAGE_MID" height="528" width="352" /></center>レンズは、MINOLTA STF 135mm/f2.8[T4.5]<br />
（新品購入価格 118,000円）<br />
カメラは、SONY α77Ⅱ（APS-C機）<br />
<br />
1998年発売と、最も古い「元祖STFレンズ」だ。<br />
本ブログでは最初期から、かなりの回数で紹介している<br />
常連レンズであるので、今回の解説は最小限とする。<br />
<br />
発売20年を超えても、その描写表現力は色褪せる事が<br />
無く、「レジェンド」であるとともに、銀塩時代での<br />
発売当時としても、衝撃的な高性能（高描写表現力）<br />
を感じさせてくれるレンズであった。<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202205/01/38/c0032138_17154985.jpg" alt="_c0032138_17154985.jpg" class="IMAGE_MID" height="528" width="352" /></center>マニア層において、本STF135/2.8、あるいはPENTAX- <br />
FA 77/1.8Limitedといった、銀塩時代からのレジェンド<br />
高性能レンズは、必ず所有または体験しておく必要性が<br />
あるだろう。これらのトップクラスのレンズを見た事が<br />
無いと、自分自身の中で、性能評価の物差し（スケール）<br />
を構築する事が困難だからだ。つまり、これらの超高性能<br />
レンズを5点（あるいは10点満点でも、ABC、優良可でも<br />
そのスケール単位は、個人の好みでどうでも良い）と<br />
評価する事ができないからだ。まあつまり、一度は頂点を<br />
見ておく必要がある、という意味である。<br />
<br />
ただまあ、「高描写表現力だから、良いレンズだ」という<br />
判断も、必ずしもそうとは言い切れない。<br />
高価なレンズは「コスパ」が悪くなるのは当然であるし、<br />
ユーザー自身の利用目的、技法、価値感、環境などに<br />
そぐわない場合も勿論出てくる可能性もあるからだ。<br />
<br />
例として、私の場合は、本STF135/2.8に関しては、<br />
「誰がどのように撮っても、高画質の凄い写真が撮れて<br />
　しまう。そうであれば、それは自分の手柄ではなく、<br />
　レンズの手柄であり、難しいレンズを使いこなそうと<br />
　するテクニカル的なエンジョイ度が低い」という<br />
評価にも繋がってしまっている状況だ。<br />
<br />
APS-C機では換算焦点距離が長い事もあいまって、<br />
人物撮影では使い難い。フルサイズのα99系を使えば<br />
その件は緩和されるが、本記事執筆時点では所有して<br />
いなかった（後日入手済み）あるいはミラーレス機の<br />
α7/9系でも、フルサイズで使用できるし、どうせ本<br />
レンズはMFだし、絞り値（STF値）操作も、殆どの場合<br />
開放固定で触らないので、絞り操作性も問題は無い。<br />
ただ、そうしたとしても、依然、135mm単焦点は、<br />
やや被写体汎用性に欠ける状態だ。<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202205/01/38/c0032138_17160514.jpg" alt="_c0032138_17160514.jpg" class="IMAGE_MID" height="333" width="500" /></center>なので、本レンズの「用途開発」として、最短87cmの<br />
優秀な近接撮影性能を用いた、自然観察用途に用いる<br />
事が有益だと思うようになって来ていて、近年では<br />
その用途がほぼ100%だ。この目的であれば、むしろ<br />
フルサイズ機よりも、APS-C機の方が使い勝手が良い。<br />
では、以下、評価点である。<br />
<br />
1998年：MINOLTA STF 135mm/f2.8[T4.5]<br />
【描写表現力】★★★★★<br />
【マニアック】★★★★★<br />
【コスパ　　】★★<br />
【エンジョイ】★★★★☆<br />
【必要度　　】★★★★★<br />
・評価平均値：4.3<br />
（★＝1点、☆＝0.5点）<br />
<br />
さて、このSTF135/2.8は、トップクラスのレンズ<br />
である為、これと対戦する一般レンズを選ぶのは<br />
難しいが、以下のレンズをエントリーさせてみよう。<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202205/01/38/c0032138_17160605.jpg" alt="_c0032138_17160605.jpg" class="IMAGE_MID" height="528" width="352" /></center>レンズは、SIGMA 135mm/f1.8 DG HSM | ART <br />
（中古購入価格 102,000円）<br />
カメラは、CANON EOS 7D MarkⅡ（APS-C機）<br />
<br />
2017年に発売された、高付加価値仕様大口径AF望遠<br />
レンズ。　<br />
<br />
ともかく大きく重く高価な「三重苦」レンズであり、<br />
フィルター径φ82mm、重量1130g(EF版）、<br />
発売時定価は175,000円＋税、となっている。<br />
<br />
しかも手ブレ補正を内蔵していない、まあその点は<br />
「性能向上の為に、軟弱な機能は廃した」という<br />
企画コンセプトが見て取れる為、個人的には好みだ。<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202205/01/38/c0032138_17160613.jpg" alt="_c0032138_17160613.jpg" class="IMAGE_MID" height="333" width="500" /></center>主要な用途は、ライブ撮影等の中遠距離人物撮影である、<br />
開放F値の明るさは、特に暗所での撮影に向く。<br />
まあ、近年のカメラには超高感度が搭載されている事も<br />
普通であるので、旧来よりも、大口径であるメリットは<br />
低減しているのだが、まあそれでもライブや舞台等では<br />
プレーヤーやパフォーマーは激しく動き回るケースも<br />
多い為、それを止めて写すシャッター速度は、最低でも<br />
1/250秒が必要となる。<br />
この速度は、本レンズの焦点距離で手ブレ補正無しでの<br />
一般的手ブレ限界速度の（APS-C機での）約1/200秒を<br />
上回る為、例えばAUTO-ISOの設定で、低速限界設定を<br />
併用し、それを1/250秒にセットしておけば問題は無い。<br />
<br />
だから、ステージ系撮影で、手ブレ補正が無くとも、<br />
なんら問題にはならない・・　という目論見で本レンズ<br />
を購入したのだが、実際に何度かその手の撮影で使用<br />
してみると、想定外の微妙な課題も発生している。<br />
<br />
それは、低速シャッターを用いて、動感表現を実現<br />
したい場合、1/20秒～1/60秒というシャッター速度<br />
が使える事が望ましいのだが、その際、レンズの重量<br />
が重く、システムのバランス重心を維持する事が<br />
他のレンズよりも難しい。まあぶっちゃけ言えば、<br />
「低速シャッターでは手ブレ必至、それを避けるのは<br />
　困難で、偶然でしか撮れず、歩留まりが悪くなる」<br />
という問題が出てきた訳だ。<br />
<br />
この事は、ライブ以外でも、さまざまな被写体において<br />
（例：花火イベントの遠距離手持ち撮影）低速シャッター<br />
の実験や練習を繰り返したのだが、技能面よりも、物理的<br />
限界がある模様で、回避が難しい。<br />
<br />
まあても、超絶的な高描写力を生かして、特定の被写体・<br />
撮影条件では十分に使えるレンズであるので、個人的には<br />
お気に入りだ。では、以下、評価点である。<br />
<br />
2017年：SIGMA 135mm/f1.8 DG HSM | ART <br />
【描写表現力】★★★★★<br />
【マニアック】★★★★★<br />
【コスパ　　】★★<br />
【エンジョイ】★★<br />
【必要度　　】★★★★<br />
・評価平均値：3.6<br />
（★＝1点、☆＝0.5点）<br />
<br />
コスパ評価点が伸びず、使いこなしや用途開発が困難な<br />
レンズ故に、「エンジョイ度」評価点も低くなり、<br />
残念ながらSTF135/2.8には完敗だ。<br />
<br />
だがまあ、STF135/2.8も本A135/1.8も、所有レンズ<br />
中では、極めて希少な「描写表現力」「マニアック度」<br />
の両者で5点満点をマークしているレンズであるので、<br />
好カードの対戦であったとは言えよう。<br />
<br />
なお、マニアックとは言え、どちらかと言えば<br />
STF135/2.8は趣味撮影が主体となるレンズであろうし、<br />
本A135/1.8は、ほぼ完全に業務用途専用レンズである。<br />
両者は、全くの別物と言っても良いかも知れない。<br />
<br />
----<br />
では、ラスト4回戦の対戦、まずはSTF陣営から。<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202205/01/38/c0032138_17160672.jpg" alt="_c0032138_17160672.jpg" class="IMAGE_MID" height="512" width="384" /></center>レンズは、SONY FE 100mm/f2.8 STF GM OSS <br />
(SEL100F28GM) （中古購入価格 129,000円）<br />
カメラは、SONY α6000（APS-C機）<br />
<br />
2017年発売のAF搭載STF中望遠レンズ。<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202205/01/38/c0032138_17162268.jpg" alt="_c0032138_17162268.jpg" class="IMAGE_MID" height="333" width="500" /></center>仕様的に汎用性が高いレンズと感じるが、このレンズ<br />
の製品名には書かれていない実効F値（T値）は、<br />
T5.6と、STF/APD系レンズの中では最も暗い。<br />
<br />
（注：F値やT値が暗いと、「性能が低いレンズだ」と<br />
勘違いする初級中級層が多い為、あえて書きたく無い<br />
スペックであったのだろうが、やや公正さに欠ける。<br />
だがこれは、F値等の仕様上の得失を理解していない<br />
ユーザー側に問題があると思うので、残念な話だ）<br />
<br />
一応、OSS（手ブレ補正）が内蔵されていて、FEマウント<br />
α機の現行機種では、ボディ内手ブレ補正も併用できる。<br />
（注：各回転補正軸を、レンズとボディで各々分担する）<br />
<br />
ただしⅡ型機以前のSONY α機には、AUTO-ISO時の<br />
低速限界設定が無く、かつデフォルトではAUTO-ISOの<br />
最大到達感度が低い場合が多い（注：高感度ノイズの<br />
発生について厳し目の製品仕様とするSONY機の特徴）<br />
・・ので、システムのデフォルト性能に頼る事なく、<br />
被写体状況に合わせたシャッター速度やISO感度の<br />
状態には留意する事が、まず使いこなしのコツとなる。<br />
<br />
昔からそうだが、初級層等では、こうした露出等に<br />
係わる写真やカメラの基本原理を全く理解できておらず<br />
かつ、勉強もしようともしない為、完全にカメラ側の<br />
性能に頼りきってオートモードで撮影する事が大半だ。<br />
（だから、皆、最新鋭の高性能機体ばかりを欲しがる）<br />
<br />
しかし、本シリーズ記事全般、特に本記事で取り上げて<br />
いるような特殊な仕様のレンズにおいては、そのように<br />
フルオートで撮れるほどの安直なレンズは1本も無い。<br />
<br />
まあだから、ビギナー層等が、これらの紹介レンズが<br />
「良さそうだ」などと思って、安易にこれらを買って<br />
しまったとしても、まず使いこなせずに、無駄な出費と<br />
なるだろう。いずれも高価なレンズなので、殆ど致命的<br />
なまでの状況に陥ってしまう。<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202205/01/38/c0032138_17162220.jpg" alt="_c0032138_17162220.jpg" class="IMAGE_MID" height="333" width="500" /></center>なお、今回、フルサイズ対応の本レンズをAPS-C機で<br />
使用しているのは、それなりに色々な意味があるが、<br />
それについては際限なく説明が長くなるので、やむなく<br />
割愛する。まあ、基本的には、母艦など、なんでも良く、<br />
フルサイズの最新鋭機でなくてはならない理由は、<br />
どこにも存在しない<br />
<br />
結局のところ、レンズ評価は、あくまで利用者側のスキル<br />
や撮影環境、システム環境、写真の利用目的等に依存する。<br />
そして、良いレンズか、そうで無いかを決めるのも、<br />
あくまでユーザー自身だ、他人の評価は関係ない。<br />
<br />
では、そういう状況をちゃんと理解してもらった上で、<br />
本レンズの評価点である。<br />
<br />
2017年：SONY FE 100mm/f2.8 STF GM OSS<br />
【描写表現力】★★★★★<br />
【マニアック】★★★★★<br />
【コスパ　　】★☆<br />
【エンジョイ】★★★★<br />
【必要度　　】★★★★★<br />
・評価平均値：4.1<br />
（★＝1点、☆＝0.5点）<br />
<br />
コスパ以外は何も問題点が無い好評価の名玉だ。<br />
勿論、このレンズにも細かい弱点は存在するのだが、<br />
それらをネチネチと責めるのは無粋であろう。<br />
<br />
高性能なレンズは、それを作り上げた企画・研究開発<br />
側が凄いのであって、まず、それを実現した事を<br />
リスペクトするべきだ。ユーザーは、たとえ、お金を<br />
出した「お客様」だとは言え、過剰な迄に、重箱の隅を<br />
突き欠点を暴くような評価をする事は好ましく無い。<br />
<br />
高性能レンズであれば、その高性能がどんな要素なのかを<br />
認識できずに、欠点ばかりに目が行く事は大問題であるし、<br />
逆に低性能レンズであれば、それは、どのような理由で、<br />
そうした性能に留まっているのか？を、ちゃんと研究して<br />
推測、意識するべきだと思う。<br />
<br />
それから、たとえ価格が高くても、パフォーマンスが<br />
高かったり、唯一無二の特徴があれば、コスパ減点は<br />
最小限となるのだが、まあそれでも限度はある。<br />
本レンズは、一般的視点からも高価すぎる為、コスパ<br />
評価は妥当と思われる厳しさで評価点を決めている。<br />
<br />
それと「G Mastar」とかメーカ側が付ける高画質称号は、<br />
どうも個人的には好きになれない。それにより付加価値を<br />
高める、すなわち値上げの理由としている事が明白で<br />
あるからだ。だから、そうした称号やら、価格の高さは<br />
あまり意識せず、絶対的な評価基準を持って対応する事が、<br />
ユーザー側に求められるスキルとなる。<br />
<br />
他の例としては、TVのバラエティ番組でも良くあるが、<br />
グルメ評価等の肩書きに騙されず、ちゃんと料理等の味や<br />
品質を見抜く事が出来るかどうか？　という意味である。<br />
<br />
・・まあ、そうは言うものの、本レンズもまた描写表現力<br />
5点満点の優れたレンズである事は、疑いの余地も無い。<br />
<br />
さて、本FE100/2.8STFについても対戦する一般レンズ<br />
の候補選択がとても難しい、焦点距離等の仕様は異なるが<br />
以下のレンズを取り上げてみよう。<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202205/01/38/c0032138_17162221.jpg" alt="_c0032138_17162221.jpg" class="IMAGE_MID" height="375" width="500" /></center>レンズは、Voigtlander MACRO APO-LANTHAR 110mm/f2.5<br />
（新品購入価格 138,000円）<br />
カメラは、SONY α7（フルサイズ機）<br />
（注：フォクトレンダーの綴りにおける変母音は省略）<br />
<br />
2018年末に発売された、MF中望遠等倍マクロレンズ、<br />
当然フルサイズ対応だ。<br />
<br />
これまで、通常、本レンズを使う際は、撮影倍率を<br />
稼ぐ為と、システムの重心バランスの観点から、<br />
APS-C機を使用してきたが、今回は「限界性能テスト」<br />
も兼ねて、使い勝手の悪いフルサイズ機を母艦とする。<br />
まあ、我慢できない程に使いにくかったら、とりあえず<br />
APS-Cにクロップして撮影するか、あるいはそれでも<br />
重量バランス上の課題が残れば、もう母艦を変えて<br />
「出直し」である。<br />
<br />
まあ、幸いにして「出直し」になるまでの事は無かった。<br />
望遠等倍マクロは、APS-C機では性能過剰となるケースも<br />
感じていたので、むしろ本システムは適正だ。<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202205/01/38/c0032138_17162233.jpg" alt="_c0032138_17162233.jpg" class="IMAGE_MID" height="528" width="352" /></center>さて、またしても超高性能レンズだ、FE100/2.8STM<br />
とは良い勝負、しかし、両者の特性やコンセプトは<br />
大きく異なり、全く別モノ（別利用目的）のレンズだ。<br />
<br />
方や、FE100/2.8STは完璧とも言えるボケ質を利した<br />
立体的要素を持つ中距離被写体専用のレンズであり、<br />
必要に応じて、マクロモード切替で近接撮影も可能だ。<br />
<br />
一方、本MAP110/2.5は高解像感と高コントラスト感を<br />
長所とする近接（マクロ）撮影に特化したレンズである。<br />
まあただし、本レンズの使いこなしは相当に難しく、<br />
上級者以上推奨だ。<br />
<br />
だが、これでもマシな方であり、本レンズの前機種、<br />
Voigtlander MACRO APO-LANTHAR 125mm/f2.5 SL<br />
（2001年）は、「修行レンズ」と異名をつけた程に<br />
使いこなしが困難であり、その手の難関レンズを集めた<br />
レンズマニアックス第11回、第12回記事特集において<br />
「使いこなしが難しいワーストワン」の残念な結果と<br />
なってしまっている。（ただし、前機種も描写力が<br />
低い訳では無い→レンズ・マニアックス第32回記事<br />
「新旧マクロアポランター対決」編等参照）　<br />
<br />
まあ、前機種よりも、だいぶマシとは言え、依然<br />
本レンズにも存在する使いこなしの難しさを、どう<br />
評価点に加味するかがポイントであろう。<br />
では、本MAP110/2.5の評価点だ。<br />
<br />
2018年：Voigtlander MACRO APO-LANTHAR 110mm/f2.5<br />
【描写表現力】★★★★★<br />
【マニアック】★★★★★<br />
【コスパ　　】★☆<br />
【エンジョイ】★★★☆<br />
【必要度　　】★★★★☆<br />
・評価平均値：3.9<br />
（★＝1点、☆＝0.5点）<br />
<br />
残念ながら、僅差でFE1002/2.8STFに敗北だ。<br />
<br />
本レンズであれば良い勝負となる、とは思ったのだが、<br />
やはり、使いこなしの難しさによる「エンジョイ度」の<br />
減点が、やや響いてしまった。<br />
<br />
また、交換レンズ群が豊富なSONY Eマウント専用品で<br />
あった事も、「必要度」の僅かな減点に繋がっている。<br />
まあ、つまり、E(FE)マウントでは他に優秀なレンズが<br />
山ほど存在するので、本レンズを持っていなくても<br />
何とかなるだろう・・　という評価基準である。<br />
<br />
ただ、この事は本レンズ自体の責任や課題では無い<br />
本レンズの、その他の項目、特に描写表現力等は、<br />
何ら減点が無い最高レベルとなっているのだ。<br />
<br />
本レンズは、僅かに本ブログでの名玉の条件（これは<br />
総合評価平均点が、4.0点以上になるもの）に届いて<br />
いないが、緩めに評価すれば、十分にその資格はある<br />
名レンズであろう。<br />
<br />
まあ後は、本レンズを欲しい（必要とする）と思うか<br />
否か？　ユーザー側のその観点だけに依存するであろう。<br />
<br />
----<br />
では、今回の「Apodization・Glandslam・Competition」<br />
編は、このあたり迄で。<br />
これにて、本「特殊レンズ・スーパーマニアックス」<br />
シリーズ記事は全て終了、気が向けば補足編をいくつか<br />
書くかもしれないが、概ね他シリーズ記事や新シリーズ<br />
記事で対応する。<br />
]]></description>
      <dc:subject>完了：特殊レンズ・超マニアックス</dc:subject>
      <dc:creator>p_chansblog</dc:creator>
      <pubDate>Tue, 03 May 2022 19:01:11 +0900</pubDate>
      <dc:date>2022-05-03T19:01:11+09:00</dc:date>
    </item>
    <item>
      <title>オールド・デジタルカメラ・マニアックス(11)一眼レフ編(5)</title>
      <link>http://pchansblog.exblog.jp/32572461/</link>
      <guid isPermaLInk="1">http://pchansblog.exblog.jp/32572461/</guid>
      <description><![CDATA[本シリーズ記事は、所有している古いデジタルカメラ<br />
（オールドデジタル機）を、時代とカテゴリーで分類<br />
し、順次紹介していく記事群である。<br />
<br />
本記事での紹介機は、2013年～2017年の期間に<br />
発売された「デジタル一眼レフ」を5台とする。<br />
装着レンズは、比較的近代のもの（2010年代製）<br />
を選択しよう。<br />
<br />
この時代ではデジタル一眼レフの販売台数が減少し、<br />
結果的にカメラは「高付加価値化」している。<br />
この状況をわかりやすく言えば、「カメラがそう沢山<br />
は売れない時代だから、消費者が欲しがるような凄い<br />
機能を色々とつけて、その分、値上げをする。<br />
販売数が少なくても、１台あたりの儲けが大きければ<br />
なんとかやっていける」という理屈である。<br />
<br />
この状態は、消費者から見て、正直言って、あまり<br />
歓迎できるものでは無い、カメラが極めて高価に<br />
なってしまったからだ・・・<br />
<br />
----<br />
では、今回最初のオールド（デジタル）一眼レフ。<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202204/29/38/c0032138_22434010.jpg" alt="_c0032138_22434010.jpg" class="IMAGE_MID" height="333" width="500" /></center>カメラは、NIKON D5300 （APS-C機）<br />
(2013年発売、発売時実勢価格約9万円）<br />
(中古購入価格 26,000円)<br />
紹介記事：デジタル一眼レフ・クラッシックス第25回<br />
レンズは、NIKON AF-S NIKKOR 105mm/f1.4E ED<br />
(2016年発売）を使用する。<br />
<br />
<br /><br />冒頭に記載したように、この時代に新発売された<br />
デジタル一眼レフは、皆、高価だ。（高価すぎる）<br />
<br />
この重大な問題に消費者側として対応する為、<br />
私がとった施策としては、「常に上級機ばかり<br />
を使わず、適宜、下位機種を併用する」という<br />
方法論である。（ちなみに、下位機種の中古相場<br />
の下落は速いので、安価に入手する事が出来た）<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202204/29/38/c0032138_22434092.jpg" alt="_c0032138_22434092.jpg" class="IMAGE_MID" height="333" width="500" /></center>私は、この方法論を「ハイローミックス（High-Low<br />
Mix）」と呼んでいる。<br />
<br />
この言葉は、元々は軍事用語である。<br />
米ソ冷戦時代、最新鋭の戦闘機が色々と開発されたが、<br />
当然、高価であり、全て、その高額な戦闘機で揃えて<br />
いくと、軍事予算が掛りすぎてしまう。<br />
そこで、ローコストの戦闘機を同時に配備する事で、<br />
物量が揃い、トータルの兵器運用にあまり影響を与えず<br />
に予算を削減できる、という発想（構想）である。<br />
<br />
実例として、米軍では1970年代でのF-15（高価）<br />
とF-16（安価）のハイローミックスや、近代での<br />
F-22（高価）とF-35(安価）の組み合わせがある。<br />
<br />
この発想にヒントを得て、例えばNIKONのデジタル<br />
一眼レフにおいては、D500（高価）やDf（高価）と、<br />
D5300（安価）のペアを揃え、運用形態において、<br />
つまり、撮影目的や被写体状況、使用レンズ等に<br />
よりけりで必要な方の機体を持ち出す事としている。<br />
<br />
本記事においては、もう1組、CANONのAPS-C型<br />
一眼レフにおいても、同様にハイローミックスを<br />
行っており、それは後述する。<br />
<br />
さらにはPENTAX機やSONY機においても同様であり、<br />
すなわち私は、近年においては大多数のマウントで<br />
この「ハイローミックス構想」に基づき、カメラを<br />
運用している状況だ。<br />
<br />
まあでも、この用法は、銀塩時代の昔から「メイン機<br />
とサブ機」といった同様な概念により、上級層や<br />
職業写真家層においては、常識とも言える使用機材の<br />
組み合わせであったので、別に目新しいものでは無い。<br />
<br />
ただ、銀塩時代では、その用法はマスト（必須）<br />
では無く、メイン機とサブ機が、異なるメーカー<br />
（マウント）であったり、サブ機が一眼レフでは無く<br />
レンジ機やコンパクト機の場合もあったと思う。<br />
<br />
なので、同一マウントでのデジタル機（一眼レフ<br />
のみならず、ミラーレス機の場合でも）で、明確に<br />
実用的・運用的観点からの「ハイローミックス」を<br />
意識し始めたのは、私の場合でも、この時代<br />
（2010年代後半）からだ。まあつまり、上級機の<br />
価格が高価になりすぎているから、それらメイン機<br />
ばかりを揃えるのはコスパが悪くなりすぎるからだ。<br />
<br />
もう2点理由はあり、1つは、下位機種といっても<br />
そう性能が低く無い機体が、2010年代からは色々と<br />
存在している事がある。（本機D5300も同様だ）<br />
<br />
もう1つは、高価すぎる上級機での減価償却ルール<br />
（＝持論の「1枚3円の法則」、購入価格を撮影枚数で<br />
割って3円に到達すれば、その機体は「元を取った」<br />
とみなす事としている）が、守れなくなってきている<br />
事がある。<br />
<br />
従前の時代であれば、3万円程度で中古購入した<br />
デジタル一眼レフで1万枚を撮る事は、容易では<br />
あったが、近年の、例えば15万円で購入した機体は<br />
5万枚を撮らないと元を取ったと見なせない。けど<br />
それは大変な事であり、場合により何年もかかって<br />
しまう。減価償却ルールを遵守するならば、その間<br />
は他のカメラを買ってはならない。なんとかして<br />
使い潰さないとならない訳だ。けど、その方法論、<br />
つまり、いつも同じカメラばかりを使う運用法は<br />
個人的には好まない。<br />
「カメラとレンズを組み合わせる事で、各々の<br />
　弱点が消えて効率的なシステムを構築できる」<br />
という可能性があるからだ（＝弱点相殺型システム）<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202204/29/38/c0032138_22434148.jpg" alt="_c0032138_22434148.jpg" class="IMAGE_MID" height="333" width="500" /></center>具体例としては、今回使用のレンズAF-S 105/1.4は<br />
約1kgの重量級レンズだ、これを高性能な重量級の<br />
機体に装着すると、トータルの重量が重くなりすぎて<br />
ハンドリング性能に重大な課題が出る。<br />
だから、重量級レンズ＋軽量級カメラの組み合わせで<br />
トータル重量の軽減を図っている。<br />
<br />
なお、こうした組み合わせは銀塩時代のMFレンズ等<br />
では、重心バランスが崩れてMF操作性（ピント、絞り）<br />
が悪化する為、推奨される事は無かった。<br />
だが、一眼レフのAF化以降で、単焦点レンズを使う<br />
ならば、左手はシステム（カメラ＋レンズ）の重心部<br />
を支えているだけで、何の操作もしない。ピントは<br />
AFだし、絞り値はカメラボディからの右手操作だ。<br />
<br />
よって、重量級（単焦点）レンズ＋軽量級ボディは<br />
左手で重心をホールドできるならば、何もアンバランス<br />
になる事は無く、快適に使用する事が出来る。<br />
<br />
まあつまり「重量級レンズには重量級ボディをあてがえ」<br />
というのは、一眼レフのAF化以前、1980年代迄の常識<br />
であった訳だ。この古い「言い伝え」を守っていても、<br />
現代においては何の効能も無いどころか、その当時の<br />
重量級レンズは、せいぜい1kg程度であったのが、<br />
現代では2kgや3kgという超重量級レンズすら一般的<br />
であるから、重くなった現代レンズを、現代の重量級<br />
ボディなどに装着したら、もう、手持ちでの長時間の<br />
撮影は、困難または不可能だ。<br />
<br />
まあ、銀塩時代では、三脚を使う人は多かったし<br />
（現代では絶滅危惧種だ）撮影枚数も1日あたりで<br />
100枚程度が良いところだ。（短時間撮影でもあった）<br />
<br />
ちなみに、デジタル時代の現代では、私の場合で<br />
趣味撮影で1日最大2000枚程度、業務撮影で1日最大<br />
6000枚程度となる、当然、長時間かつ大量の手持ち<br />
撮影に耐えられるシステムで無くてはならない。<br />
「銀塩時代の常識は、デジタル時代での非常識」と<br />
良く曖昧に言われているが、こうした事も、具体的な<br />
差異の例となる。まるっきり環境や状況が異なる訳だ。<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202204/29/38/c0032138_22434103.jpg" alt="_c0032138_22434103.jpg" class="IMAGE_MID" height="528" width="352" /></center>さて、色々と余談が長くなった。<br />
本機NIKON D5300であるが、サブ機、あるいは<br />
ハイローミックス運用を行う上では適正な機体である。<br />
<br />
<br />
勿論、AF性能、ドライブ性能、MF性能等には劣るが、<br />
画素数は十分、ローパスレスで、画像処理エンジンも<br />
当時の最新型、エフェクトも装備している。<br />
<br />
まあつまり、中央測距点でAFでピントが合っていれば<br />
出てくる画像は、上級・高級機にもひけを取らない<br />
どころか、むしろ上回る場合もある。<br />
だから実用撮影において、撮った写真をなんらかの<br />
用途（納品、展示、公開、印刷利用等）とするならば、<br />
本機D5300でも十分だ。（＝業務用途にも使用可能）<br />
<br />
だが、基本性能の低さは、使っていて不満も多く、<br />
エンジョイ度や快適性を損なう場合も多々ある。<br />
したがって、本機D5300をメイン機（主力機）として<br />
これ1台で趣味撮影から業務用途までをこなすのは<br />
不可能である。だいたい、本機では、オールドレンズ<br />
(Ai NIKKOR等）は「仕様的差別化」により使用不可<br />
であるし、極端に性能を落とされたファインダー＆<br />
スクリーンでは、MF合焦も不可能に近い重欠点を持つ。<br />
勿論、フルサイズ機でも無いので、そこも認識する<br />
必要はある。<br />
<br />
しかし、そんな事（弱点）は、わかった上で、本機を<br />
ハイローミックス運用するならば、何ら問題は無い。<br />
要は、複合システムとしての「使い方」に依存する訳だ。<br />
<br />
個々のカメラ単体でのカタログ・スペック上の良し悪し<br />
を語っているだけでは、ビギナーレベルから、なかなか<br />
脱却する事はできないであろう。中級層以上においては<br />
所有機材全般における、「運用」を考えないとならない、<br />
という訳だ。<br />
<br />
----<br />
さて、2台目のオールド（デジタル）一眼レフ。<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202204/29/38/c0032138_22435464.jpg" alt="_c0032138_22435464.jpg" class="IMAGE_MID" height="333" width="500" /></center>カメラは、CANON EOS 7D MarkⅡ (APS-C機）<br />
(2014年発売、発売時実勢価格約21万円）<br />
(中古購入価格 94,000円)<br />
紹介記事：デジタル一眼レフ・クラッシックス第19回<br />
レンズは、SIGMA 135mm/f1.8 DG HSM | ART<br />
(2017年発売）を使用する。<br />
<br />
こうしたカメラは、一般的には「ミドルクラス」と<br />
呼ばれる事が多いが、それは曖昧な表現だと思う。<br />
<br />
カメラのクラス（ランク）は、メーカーにより、<br />
および時代（正確には市場の状況）に依存して<br />
どのようにカテゴライズ（＝カテゴリー区分）　<br />
されるかが決まる。<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202204/29/38/c0032138_22435455.jpg" alt="_c0032138_22435455.jpg" class="IMAGE_MID" height="333" width="500" /></center>2010年代前半での、CANONのデジタル一眼レフに<br />
おいては、以下のカテゴリー分けと定義している。<br />
<br />
旗艦機：EOS-1D系<br />
高級機：EOS 5D系<br />
上級機：EOS 7D系、EOS 6D系<br />
中級機：EOS フタケタD系(EOS 70D等）<br />
初級機：EOS 四ケタD系(EOS 8000D等）<br />
普及機：EOS Kiss(X)系<br />
<br />
という分類だ。これはメーカー側がそう言って<br />
いる訳では無いので、本ブログ独自の区分だ。<br />
<br />
（まあ、2010年代末では、早くもこの区分は崩れて<br />
しまっていた。まあつまり、ある時代固有のもので<br />
あり、メーカー側でも、そういう一時的な市場戦略に<br />
一々、個々にクラス区分等は行わないのであろう）<br />
<br />
なお、ここで高級機と上級機の区分は曖昧であるが、<br />
私の定義では、高級機は高付加価値型で価格が高い、<br />
（逆に言えばコスパが悪い）製品群と見なしている。<br />
<br />
・・で、趣味撮影、および一部で重要な実務撮影<br />
（業務撮影、依頼撮影、イベントや冠婚葬祭等で<br />
撮りこぼしが許されない撮影等）に用いる場合は、<br />
基本的には上級機、または稀に高級機までの使用が<br />
「適正上限」である、という持論を持っている。<br />
<br />
すなわち、職業写真家層を除く一般層での、上記<br />
機体条件での写真撮影用途の大半においては・・<br />
<br />
＊旗艦機は、重厚長大で冗長な為、業務専用機。<br />
＊高級機は、ラフに扱うのには価格面で厳しい。<br />
＊上級機は、価格と性能のバランスが適正。<br />
＊中級機も、まずまず、これも適正であろう。<br />
＊初級機は、やや性能不足だが、前述した「ハイロー<br />
　ミックス」で並列運用するならばOK。<br />
＊普及機は、実用的撮影には向かない。<br />
<br />
しかしながら、上記の細分化されたメーカー側の<br />
ラインナップが成立していたのは、2010年代前半<br />
での、CANONとNIKONのみである。この時代は、<br />
スマホやミラーレス機の台頭により、一眼レフの<br />
市場が大きく縮退していたから、逆に、魅力的な<br />
ラインナップを構成し、消費者層にアピールする<br />
必要があったし、さらにこれはテストマーケティング<br />
であった可能性も高い。つまり、この中から売れ筋を<br />
探って、不人気または不採算なランク（カテゴリー）<br />
は生産終了させてしまう、という市場戦略だ。<br />
<br />
こうした戦略をとらず、2010年代では、最初から<br />
ラインナップを、ある程度制限していた一眼レフ陣営<br />
には、SONYとPENTAXがあり、高級機（フルサイズ）、<br />
上級機（APS-C型高性能機）、そして中級機～初級機<br />
迄を統合した高機能型機体を低価格で提供する、<br />
簡略化された製品ラインナップを構成した。<br />
（しかし、SONYとPENTAXの、この一眼レフ市場戦略は<br />
結果的には、成功したとは言えない状況となって行く）<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202204/29/38/c0032138_22435416.jpg" alt="_c0032138_22435416.jpg" class="IMAGE_MID" height="333" width="500" /></center>さて、という事で、本機EOS 7D MarkⅡについては<br />
私の場合での大半の用途は、ボート競技の記録撮影<br />
とライブ（音楽）の記録撮影である。<br />
つまり、本機は趣味撮影には殆ど用いていない。<br />
<br />
理由は、高性能望遠母艦として、中遠距離動体撮影に<br />
適した特性を持つからであり、組み合わせるレンズ<br />
は超望遠ズームか、大口径望遠レンズばかりだ。<br />
これにより、確実に必要なシーンを捉える事が出来る。<br />
（＝成功確率が高く、撮りそびれが起こり難い）<br />
<br />
趣味撮影にも使える可能性があるとすれば、同様な<br />
望遠系システムを組んで、動物園、鉄道、航空機、<br />
カーレース、自然観察撮影、等が有り得る。<br />
<br />
また、家族や知人友人等の出場・出演する、運動会、<br />
スポーツ競技、舞台等の撮影にも、勿論適正な<br />
システムであるが、これは「撮りそびれが許されない」<br />
撮影であるから、殆ど業務撮影と等価であろう。<br />
（もし失敗すると、家族友人等から非難を浴びる・汗）<br />
<br />
なお、コンプライアンス的な観点からは、見ず知らず<br />
の他人を無許可で撮影する事はやってはならない。<br />
例えば、公開イベント、お祭り、商業ステージ等は、<br />
基本的には肖像権問題等が発生するので撮影不可だ。<br />
<br />
そして、シニア層等で、肖像権問題に無頓着な人が<br />
極めて多いが、近年では、それは「盗撮は犯罪です」<br />
という張り紙等により、取締りの対象になりつつある。<br />
<br />
また、マナーやモラルについても、今後はうるさく<br />
なるだろう。例えば、植物園等で、野鳥を撮る為に<br />
三脚を立てて長時間、場所を占拠するグループ等は、<br />
近年では、そういう行動を施設側で禁止する動きが<br />
顕著となっている。まあ、場合により他者が迷惑する<br />
から、当然のなりゆきだと思う。私も、同様なケース<br />
で、その近辺に行くと「そこをどけ！」等と言われ<br />
いつも極めて不快に思っていた。（喧嘩になった事も<br />
何度もある）<br />
<br />
また、近年においては鉄道マニア層が、珍しい列車の<br />
写真を撮る為に大挙してホームに群がり、一般乗客を<br />
押しのけ、その一般客が線路に落下した事例もあり、<br />
社会問題となっている。<br />
こういう事は、マナーやモラルの問題と言うよりも、<br />
もはや「事件」だ。<br />
<br />
ただ、近年の商業ステージ等では、SNS等による情報<br />
拡散効果を狙って撮影可、となって来ているケースも<br />
増えているので、そういうステージでは趣味撮影的<br />
に、こうしたシステムを使う事が可能であろう。<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202204/29/38/c0032138_22435438.jpg" alt="_c0032138_22435438.jpg" class="IMAGE_MID" height="333" width="500" /></center>本機EOS 7D MarkⅡの弱点だが、機体そのものの<br />
課題よりも、近年で私が問題としているのは<br />
「後継機種が出ない」という課題だ。<br />
<br />
メーカー（CANON）側としては、一眼レフ市場が<br />
縮退しているから、ラインナップを整理したいの<br />
だろうと思われる。「本格的業務撮影をするならば<br />
EOS-1D系列、又はEOS R高級ミラーレス機を買え」<br />
という事なのだろうが、重厚長大で三重苦のそれら<br />
には個人的には興味はまるで無いし、実用撮影では<br />
オーバースペックでハンドリングが悪いと思っている。<br />
<br />
しかし、EOS 7D系を無くすと困るユーザーもいる<br />
だろうから、例えば中級機のEOS 90Dに、EOS 7D系<br />
に迫る連写性能を与え、このカテゴリーを上級機化<br />
したい（つまり値上げをしたい）のだろうと思える。<br />
まあ、メーカー側からは当然の市場戦略なのだろうが<br />
消費者側からすると、なんだか微妙に賛同出来ない。<br />
<br />
このままでは、本機EOS 7D MarkⅡが、業務撮影<br />
でボロボロに劣化していくので、同じ機体を予備機<br />
として買い増しするしか無い状況だと思っている。<br />
まあ、それでもやむを得ない。（デジタル）カメラ<br />
なんぞは基本的には消耗品だ、その時代や状況に<br />
応じて適正と思われる機体を適価で購入すれば良い。<br />
<br />
----<br />
では、3台目のオールド（デジタル）一眼レフ。<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202204/29/38/c0032138_22440712.jpg" alt="_c0032138_22440712.jpg" class="IMAGE_MID" height="375" width="500" /></center>カメラは、CANON EOS 8000D  (APS-C機）<br />
(2015年発売、発売時実勢価格約10万円）<br />
(中古購入価格 44,000円)<br />
紹介記事：デジタル一眼レフ・クラッシックス第21回<br />
レンズは、CANON EF-S 35mm/f2.8 MACRO IS STM<br />
(2017年発売）を使用する。<br />
<br />
上記、EOS 7D MarkⅡ、および従前記事で紹介の<br />
EOS 6Dの両上級機に対する「ハイローミックス」<br />
運用を強く意識して購入した機体が本機EOS 8000D<br />
である。<br />
EOS 7D系は業務用途専用、EOS 6D系は趣味用途<br />
専用という風に、私は用途カテゴライズをして<br />
いるのだが、その両者のサブ機として運用可能な<br />
下位機種を探していて、「本機EOS 8000Dが適正で<br />
あろう」という結論に至った。<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202204/29/38/c0032138_22440768.jpg" alt="_c0032138_22440768.jpg" class="IMAGE_MID" height="528" width="352" /></center>ただ、本機を使って気になった弱点としては、<br />
AF/MF性能が、かなり物足りない点である。<br />
これにより、趣味撮影では、ストレスが溜まり、<br />
業務撮影では、歩留まり（成功率）が低まる。<br />
<br />
「それなら、どちらの用途にも使えないのでは？」<br />
と思うかも知れない、まあ基本的にはその通りだ。<br />
<br />
だが、ハイローミックス運用であれば、例えばだが<br />
被写体の状況によりけりで、より確実性の高い<br />
システムで撮影を行える。具体的な例としては、<br />
ボート競技の撮影の際に、EOS 7D系機体に望遠を<br />
付け、本機EOS 8000Dに広角系レンズをつけていき、<br />
競技の撮影にはEOS 7D、会場記録や選手スナップ<br />
等では、本機EOS 8000Dを使用する、という感じだ。<br />
こうした運用においては、本機の弱点をある程度は<br />
カバーする事ができる。<br />
<br />
まあでも、複数台カメラの、こうした運用法は<br />
昔からの「常識」でもあろう、銀塩時代などでも、<br />
複数台のカメラを使用しているのは職業写真家層で、<br />
1台だけで撮っているのはアマチュア層、と明確に<br />
区分が出来た。<br />
<br />
近年のデジタル時代では、まあ「カメラが高価に<br />
なった」と嘆いてはいるのだが、それでも所得水準<br />
や可処分所得から考えると、アマチュア層でも複数<br />
のシステムを所有する事は、さほど困難では無い。<br />
<br />
私の場合では、業務撮影では、最低限3台、場合に<br />
より予備機も含めて4台のカメラ（とレンズによる<br />
システム）を持ち出している。<br />
また、趣味撮影でも最低限2台（システム）持ちだ。<br />
<br />
結局、「ハイローミックス」は、いつの時代でも<br />
行われていた運用法ではあるが、まあそれでも<br />
2000年代あたりまでは、ハイローの機材各々に<br />
あまり関連性は無い（例：前述のとおり、高級<br />
一眼レフと高級コンパクトの組み合わせ等）状態<br />
が多かったとは思うが、2010年代では、同一の<br />
メーカー間でも、明確にハイローミックス思想で<br />
カメラの運用をする重要性が高まって来た、という<br />
事となる。なお、その最大の原因（理由）は、<br />
カメラ全般の、市場縮退による高価格化であり、<br />
1台の万能カメラ（しかし高額）で全ての撮影<br />
シーンをこなせる状況では無くなったからである。<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202204/29/38/c0032138_22440858.jpg" alt="_c0032138_22440858.jpg" class="IMAGE_MID" height="333" width="500" /></center>そろそろ現代においては、初級中級層等においても<br />
「EOS 8000Dは、連写性能がショボイ」等の、単純で<br />
”当たり前の話”とも言える評価や価値観をやめて<br />
例えば「EOS 80DとEOS 8000Dを並行運用する事で、<br />
このようなメリットとデメリットが生じる」等の<br />
複合的評価を意識する必要が出てくるのでは<br />
なかろうか・・<br />
<br />
----<br />
さて、4台目のオールド（デジタル）一眼レフ。<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202204/29/38/c0032138_22440866.jpg" alt="_c0032138_22440866.jpg" class="IMAGE_MID" height="333" width="500" /></center>カメラは、NIKON D500 (APS-C機） <br />
(2016年発売、発売時実勢価格約26万円）<br />
(中古購入価格 150,000円)<br />
紹介記事：デジタル一眼レフ・クラッシックス第20回<br />
レンズは、TAMRON 100-400mm/f4.5-6.3 Di VC USD<br />
(Model A035) (2017年発売）を使用する。<br />
<br />
本機の中古購入価格が高価なのは、発売から<br />
まだ日が浅い状態での購入であったからだ。<br />
<br />
まあ、普通であれば、自身が思う適正な価格まで<br />
中古相場が下落してから購入する事が常なのだが、<br />
早期購入の理由となったのは、私が使用している<br />
NIKON Fマウントでの実用的高速連写機が、老朽化<br />
してしまった、という切実な状況からであった。<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202204/29/38/c0032138_22442094.jpg" alt="_c0032138_22442094.jpg" class="IMAGE_MID" height="333" width="500" /></center>私はNIKONの高速連写機としてはD2H(2003年）、<br />
D300(2007年）を使用していたが、持論における<br />
「仕様老朽化寿命」は、「カメラ発売後10年迄」<br />
であり、2017年に、現行実用機D300が、その<br />
発売後10年間を迎えてしまい、勿論まだちゃんと<br />
動作はするものの、秒6コマの中速連写性能で<br />
バースト（連続撮影）枚数も少なく、おまけに<br />
ISO感度をちょっと高めるだけで、バースト枚数が<br />
著しく減少する重欠点には辟易していた。<br />
<br />
新鋭D500であれば、秒10コマで最大200枚の連写<br />
が可能、しかも、その時代までの高速連写機は、<br />
<br />
いずれもCFカードを使用していたが、本機D500<br />
では一般的なSDカードで、その連写性能が得られる。<br />
<br />
まあつまり、新しい機種での圧倒的な機能・性能に<br />
目移りしてしまい、古い機種は、たとえ完全に動作<br />
していたとしても、使いたく無くなってしまう。<br />
それが「仕様的老朽化寿命」という意味である。<br />
<br />
まあ、そんな事情で高価である事を容認した上で<br />
本機D500を購入するに至った訳だ。<br />
必要な減価償却枚数は15万円÷3＝5万枚である。<br />
今のところ年間平均1万枚を本機で撮影しているので、<br />
2022年（本年）に減価償却を完了する予定である。<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202204/29/38/c0032138_22442034.jpg" alt="_c0032138_22442034.jpg" class="IMAGE_MID" height="333" width="500" /></center>ただ、これまでの時代であれば、そういった<br />
「ローテーション利用」で事は済んでいたのだが、<br />
どうやら、本機D500に相応する後継機種の発売は<br />
現状の一眼レフ市場の縮退状況を鑑みると、極めて<br />
期待薄である。よって、本機D500の物理的寿命を<br />
延ばすように画策しなければならない。<br />
さもないと、この機体で10万枚やそれ以上の<br />
撮影を続けていると、もうメカが持たないかも<br />
知れないからだ、そうなっても後継機が無かったら<br />
どうしようも無いでは無いか・・<br />
<br />
まあつまり、ここでも他機、他社機を含めた<br />
「運用」でカバーするしか無い状態であり、<br />
ここを鑑みて、私の場合は、高速連写システムとして<br />
本機NIKON D500、前述のCANON EOS 7D MarkⅡ<br />
前記事のSONY α77Ⅱの、3台を同時並行運用して、<br />
個々に負荷や負担がかかり過ぎる状況を緩和している。<br />
<br />
次いで、前述の「ハイローミックス」思想により、<br />
本機D500に対応するサブ機の取得も考えている。<br />
なお、それは前述のD5300では無い、その機体は高速<br />
連写機能を持たないからだ。その立場にふさわしいのは<br />
NIKON機ではD7500となる。<br />
あるいは場合により、中古相場の下落の激しい本機<br />
D500を、もう1台予備機として入手しておくか？だ。<br />
<br />
何故、本機D500の中古相場が下がるか？は、本機が<br />
APS-C機だからだ。現代のNIKON機のユーザー層は、<br />
その大多数がビギナー層であり、それらの層では<br />
「フルサイズ機の方が良いに決まっている」という<br />
極めて単純な誤解を市場から植えつけられてしまって<br />
いる。だから、彼らはAPS-C機に興味を持たない。<br />
（追記：これは2021年迄の状況。最新状況は後述）<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202204/29/38/c0032138_22442045.jpg" alt="_c0032138_22442045.jpg" class="IMAGE_MID" height="333" width="500" /></center>勿論、高速連写型APS-C機は、望遠系レンズ等と<br />
組み合わせて中遠距離動体撮影に最適という、多大な<br />
メリットがある。ビギナー層では、そういう撮影シーン<br />
が一切無いか、または想定できないから、APS-C機を<br />
嫌うだけの話だ。<br />
まあ良い、中古相場が下がるのはユーザー側からは<br />
大歓迎である、やはり本機は、もう1台予備機を<br />
買っておくべきかも知れない・・<br />
<br />
（追記：コロナ禍による、海外での電子部品製造<br />
効率の低下により、2021年後半頃から、各社での<br />
特定のカメラの生産が困難な状況となっていた。<br />
本機D500も同様で、新品の供給が滞り、一時的に<br />
中古品の品薄と相場高騰を招いた事があった。<br />
→結果的に2022年初頭頃に、D500は生産中止と<br />
なってしまった模様だ。以降、D500の中古品の<br />
購入希望者が増え、本記事掲載時点では、中古品<br />
は、ほぼ流通していない。なお、場合により、これは<br />
投機的措置による「買占め」かも知れず、後日、高価<br />
な相場で転売されるようになったら馬鹿馬鹿しい。<br />
---<br />
だが、そんな時期において、わざわざ品薄や高価と<br />
なったカメラを欲しがるとは、いったい、どういう<br />
購買論理なのだろうか？　それは、物凄く非効率的な<br />
買い物のやりかたであり、全く理解も賛同も出来ない。<br />
どんな場合でも、買える時に、欲しい品物を適価で<br />
買うべきであり、やむなく、そのタイミング（好機）<br />
を逃したならば、もうすっぱりと諦めるべきだ）<br />
<br />
----<br />
では、今回ラストのオールド（デジタル）一眼レフ。<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202204/29/38/c0032138_22442091.jpg" alt="_c0032138_22442091.jpg" class="IMAGE_MID" height="333" width="500" /></center>カメラは、PENTAX KP  (APS-C機） <br />
(2017年発売、発売時実勢価格約14万円）<br />
(新古品購入価格 96,000円)<br />
紹介記事：デジタル一眼レフ・クラッシックス第22回<br />
レンズは、HD PENTAX-DA 35mm/f2.8 Macro Limited<br />
(2013年発売）を使用する。<br />
<br />
本機は、ある意味、不遇なカメラであろう。<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202204/29/38/c0032138_22442726.jpg" alt="_c0032138_22442726.jpg" class="IMAGE_MID" height="528" width="352" /></center>銀塩時代のPENTAX製品はマニア向け、という印象も<br />
強かったが、反面、大衆機というイメージも合わせ<br />
持つメーカー（製品）であったと思う。<br />
<br />
そして後年、デジタル化の荒波の中で生き残る為に<br />
PENTAXは他企業との合併を目指した。<br />
あれこれあって、HOYAとの合併が成立すると、<br />
HOYA時代(2010年前後）では、徹底的なエントリー<br />
戦略、すなわち、入門層や初級層に向けた派手な<br />
市場戦略を色々と展開し、結果としてHOYA時代の<br />
PENTAXカメラ事業は黒字化したのだが・・<br />
<br />
その反面、この時代に従来の「PENTAX党」という<br />
マニア層は激減してしまったと思われる。<br />
PENTAX党か否かは、簡単な見分け方がある、<br />
それは「FA Limited」シリーズ(3本ある）を<br />
所有しているか否か？だ。この銀塩末期の名玉は<br />
その後20年以上のロングセラーとなり、いまだ<br />
古さを感じないし、個性的なレンズでもある。<br />
PENTAX党は必ず、これらFA Limitedを所有している。<br />
<br />
だから、PENTAXの中上級機を使っているユーザー<br />
と話す機会がある際には、私は、必ず「Limited<br />
レンズは使っていますか？」と聞く事としている。<br />
しかし、その所有比率は年々減ってきているし、<br />
（注：2021年に、これらは後継版が発売された）<br />
そもそもPENTAX機を使っているユーザー層の比率<br />
まで激減してしまっているのだ。<br />
<br />
結局、近代(2010年代）においては、PENTAX機は<br />
ビギナー向け、という市場での印象が強い。<br />
HOYA時代の戦略に功罪があったと言う事なのだろう。<br />
HOYAは2010年代初頭にPENTAXを切り離し、RICOH<br />
に事業一式を移管した。結局現代ではPENTAXの<br />
社名はもう残っておらず、RICOHのカメラ製品の<br />
中の1ブランドに過ぎない。<br />
<br />
40年以上前の1975年には、ASAHI PENTAXが<br />
350万台も売れたM42マウントのSPシリーズを<br />
辞めて、新規Kマウントのシリーズに転換した。<br />
その際、RICOHもM42を捨てて、Kマウント互換の<br />
XRマウントに転換した、という歴史がある。<br />
<br />
まあ当時の旭光学は国内最強のカメラメーカーで<br />
あった為、他社は皆、PENTAXの戦略に追従していた<br />
訳である。それが40年後には、まったく逆転して<br />
しまうのだから、まあ、デジタル化はやはり激動の<br />
歴史であったのだろう。<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202204/29/38/c0032138_22442753.jpg" alt="_c0032138_22442753.jpg" class="IMAGE_MID" height="333" width="500" /></center>さて、という事で、2010年代後半においてPENTAX<br />
機を志向するのは、エントリー層およびビギナー層、<br />
または初級マニア層が主力となった。<br />
<br />
そうした初級層全般においては、PENTAX機が安価な<br />
割りに、カタログスペック的には高性能な事に注目<br />
していた。まあ「コスパが良い」という事であるが<br />
「コスパがわかる人達」と言い換えても良いであろう。<br />
他の大多数のビギナー層では、モノの真の価値を<br />
見抜く事は出来ないから「値段の高い製品は良い」<br />
とか「誰かが良いと言ったから買う」という、極めて<br />
限定的な価値観、あるいは購買行動しか起こさない。<br />
<br />
で、「違いがわかるビギナー層」の存在は、PENTAX<br />
製品においては、さらにここから「PENTAX党」の<br />
マニア層を増やす要因になり得るか？とも期待して<br />
いたが、2010年代後半ではPENTAXは高付加価値化<br />
システムの展開を志向してしまった。まあ、これは<br />
縮退市場では、どのメーカーも高いカメラやレンズを<br />
売らないと、商売がやっていけないので、やむを得ない。<br />
<br />
でも、そうなると、ビギナー層に向けて、<br />
「PENTAX初のフルサイズ機です」(K-1、2016年）<br />
「高度な操作系を搭載した機体です」（本機KP）<br />
という戦略は通用しない。<br />
初級層、初級マニア層いわく<br />
初「え～？　安いのがPENTAXの取り得だったのに、<br />
　　そんなに高価なPENTAXのカメラは買えないよ」<br />
と、なってしまう。<br />
<br />
つまり、本機KPの真の価値は誰もわかっていない。<br />
何故ならば、欲しがる人が殆ど居ないからだ。<br />
誰も正しく本機を評価しない（できない）ならば、<br />
好評価が、口コミやネット上で拡散する事も無い。<br />
<br />
ちなみに本機KPの個人評価点は、平均3.81点、<br />
これは、本シリーズでここまで紹介した23台の<br />
デジタル一眼レフ中、堂々の第一位の評価点だ。<br />
ただ、ぶっちゃけ言えば、初級中級層では、<br />
本機KPの高度な操作系概念はチンプンカンプンで<br />
全く使いこなす事が出来ない、それは確実だ。<br />
<br />
消費者層の志向が、いつのまにか、すっかりと<br />
変わってしまい、買ったところで誰も正しく価値<br />
を見抜く事が出来ない、その不遇なカメラが本機<br />
PENTAX KPである。<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202204/29/38/c0032138_22442775.jpg" alt="_c0032138_22442775.jpg" class="IMAGE_MID" height="333" width="500" /></center>本機KPの発売後、PENTAXは一眼レフの新発売を<br />
超スローペース化し、外装変更機（KP J Limited等）<br />
を除き、新規発売カメラは、2021年のPENTAX K-3<br />
MarkⅢまで、4年も間が開いてしまっていた。<br />
2022年には、PENTAXからは「カスタマイズカメラ<br />
を作る」という主旨の発表があった、まあでも、<br />
現段階では、その具体的な製品例・実施例はわからない。<br />
<br />
で、レンズメーカーも2020年前後には、もうPENTAX<br />
KAFマウントのレンズの新規販売を停止している。<br />
<br />
さらに言えば、本機KPも、既に短期間で生産を<br />
終了している模様で、本記事掲載時点では、<br />
PENTAX(RICOH）のWebにも載っていない。<br />
<br />
残念な歴史だが、時代が変わった、という事か、<br />
あるいは変化した時代に、メーカーもユーザーも<br />
誰も追従していってなかった事が、PENTAXの不運<br />
だったかも知れない。<br />
<br />
----<br />
最後に余談だが、本シリーズでの一眼レフ編は<br />
本記事でラストである。2018年以降に発売の<br />
一眼レフは、個人的にも1台も購入していないから<br />
である。理由は、まず新製品そのものが少なく、<br />
新鋭機での魅力も少なく、あったとしても高価な<br />
機体であるからだ。<br />
<br />
現代、コロナ禍の中での、デジタル一眼レフの<br />
日本全国での1ヶ月あたりの販売数は、僅かに<br />
4000～5000台程度と、非常に少ない。<br />
<br />
全国で計4000台である！　単純計算だが、これを<br />
都道府県数で割れば、各県で100台、各店舗あたり<br />
では、月に1台程度しか売れていない数字となる。<br />
<br />
ここまで一眼レフ市場が壊滅的に縮退してしまった<br />
ならば、各メーカーともミラーレス機に注目するしか<br />
無いのであるが、では、ミラーレス機ならば売れる<br />
のか？といえば、国内市場においては、一眼レフ<br />
の数倍程度、月に1万数千台程度の販売数である。<br />
<br />
ほんの10年前だったら、一眼レフでもミラーレス機<br />
でも、たった1機種だけで、月に1万台を販売する<br />
事は良くあった。だが、現在では、全てのカメラが<br />
寄ってたかっても、僅かに、その販売数でしか無い。<br />
<br />
まあ、この状態では、新鋭カメラは超絶的な性能を<br />
謳って大きく値上げをするしか無いのだろうとは<br />
思うが、もはや、そういう（＝不要なまでの性能を<br />
入れて値上げする）製品企画方針は、マニア層とか、<br />
ハイアマチュア層には受け入れがたいものとなって<br />
しまっている。<br />
<br />
「高額機体が供給不足」というニュースもたまに<br />
流れるのだが、元々、この市場状況では高額機の<br />
生産数は極めて少ない。そこへ僅かでも注文数が<br />
上回れば、供給不足となるのは当然ではあろうが、<br />
それすらも「高額機がバンバンと売れている、景気<br />
が良い市場である」と、消費者層に勘違いをさせる<br />
為の、一種の広告宣伝ニュースとなっている次第だ。<br />
<br />
「カメラマニアですらも、新鋭カメラを買わない<br />
　（欲しいとは思えない）」というのは、残念な<br />
市場状況ではあるが、まあ、それが事実だ。<br />
<br />
----<br />
では、今回の「オールド・デジカメ（11)」編は、<br />
このあたり迄で、次回記事は最終回となる予定だ。<br />
]]></description>
      <dc:subject>連載中：オールド・デジタルカメラ</dc:subject>
      <dc:creator>p_chansblog</dc:creator>
      <pubDate>Sat, 30 Apr 2022 17:11:17 +0900</pubDate>
      <dc:date>2022-04-30T17:11:17+09:00</dc:date>
    </item>
    <item>
      <title>レンズ・マニアックス（95）補足編～F0.95超大口径レンズ</title>
      <link>http://pchansblog.exblog.jp/32569594/</link>
      <guid isPermaLInk="1">http://pchansblog.exblog.jp/32569594/</guid>
      <description><![CDATA[今回記事は第95回記事の数字にちなみ、補足編として<br />
「F0.95超大口径レンズ編」とし、既紹介レンズ3本と、<br />
新規レンズ1本を取り上げる。<br />
<br />
が、従前の記事、特殊レンズ超マニアックス第25回<br />
「超大口径レンズ」編と、紹介レンズの多くが重複<br />
する為、今回の記事では、また別の視点の内容とする。<br />
<br />
----<br />
ではまず、今回最初のF0.95レンズ。<br />
レンズの紹介順だが、発売年代順としよう。<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202204/27/38/c0032138_12014754.jpg" alt="_c0032138_12014754.jpg" class="IMAGE_MID" height="512" width="384" /></center>レンズは、Voigtlander NOKTON 25mm/f0.95（初期型）<br />
（フォクトレンダー ノクトン。変母音省略、以下同様）<br />
（新品購入価格 84,000円）（以下、NOKTON25)<br />
カメラは、PANASONIC DMC-G1 (μ4/3機）<br />
<br />
<br /><br />2010年末頃発売のμ4/3機専用超大口径MF標準画角<br />
レンズ。<br />
なお、今回紹介の4本は全てMFレンズである。<br />
<br />
また、本レンズ、および続くNOKTONシリーズは、<br />
いずれもμ4/3機専用である。<br />
（注：電子接点が無い点を逆手にとって、マウント<br />
アダプター経由で、無理矢理にSONE E/FEマウントに<br />
装着可能ではあるが、イメージサークル（写る範囲）<br />
がμ4/3機用であるから小さく、フルサイズ(FE）機<br />
では、真ん中に丸く写り、APS-C（E)機では、四隅が<br />
僅かにケラれてしまう。（＝周辺減光が発生する）<br />
まあでも、「だからダメだ」という訳では無く、もし<br />
ユーザーが、そういう使い方をしたければ、別に、<br />
そうしても良いと思う。ちなみに、絞りもピントも<br />
手動で動作するので、問題なく写真は撮れる）<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202204/27/38/c0032138_12014780.jpg" alt="_c0032138_12014780.jpg" class="IMAGE_MID" height="375" width="500" /></center>本レンズは、過去記事で何度も紹介しているので<br />
今回は簡単に本NOKTON25の長所を述べておこう。<br />
<br />
長所だが、まず最短撮影距離が17cmと、異様なまでに<br />
寄れる事がある。F0.95という開放F値とあいまって<br />
近接域では多大な背景ボケ量を得る事ができる。<br />
<br />
なお、本レンズが発売された時代は、μ4/3機が<br />
登場してまだ1～2年であった。<br />
最初期のμ4/3機ユーザーは、ビギナー層や入門層の<br />
比率が多く、「μ4/3のカメラは背景がボケ無い」と、<br />
ビギナー層の間では良く言われていた。<br />
<br />
まあ、それもその筈、μ4/3機はセンサーサイズが<br />
小さい。この為、カメラに付属されるキットレンズも<br />
14mm-45mm/F3.5-5.6や17mm/F2.8、14mm/F2.5<br />
等の、実焦点距離が、かなり短いレンズを、準標準<br />
または広角画角として、セットで発売していた。<br />
そして、キットレンズの開放F値も全般的に暗いし、<br />
最短撮影距離が長いものも多かった。<br />
<br />
それらの理由としては、最初期のμ4/3機は、全て<br />
「コントラストAF」仕様であった。このAF方式では<br />
ピントの性能が低い為、「被写界深度が深い」レンズ、<br />
つまり、実焦点距離が短く、開放F値が暗いレンズで<br />
中遠距離撮影をしないと、「ピントが合わない」等の<br />
ユーザー層からのクレームに直結してしまうからだ。<br />
<br />
で、そうした新品システム（カメラ＋レンズ）しか<br />
買わないビギナー層では、どうやったとしても<br />
被写界深度が深い訳だから、背景をボカした写真を<br />
撮る事ができない。<br />
よって、「μ4/3機は背景をボカせない」という噂が<br />
市場に定着し、そのまま十数年間も、その話が語り<br />
継がれる事となった。（注：μ4/3のカメラ側の<br />
問題では無く、あくまで「システム」の話だが、<br />
その区別がビギナー層ではついていない）<br />
<br />
しかし、マニア層は違う。μ4/3機の登場により、<br />
フランジバック長の短いミラーレス機では、ありと<br />
あらゆるマウントアダプターが作れる（使える）<br />
ようになり、マニア層の所有する、古今東西の<br />
あらゆる(オールド）レンズが使用可能となった。<br />
<br />
これは、マニア層にとっては「大事件」であり、<br />
「福音」でもあった。<br />
これまで、マイナーマウントとして、デジタル機<br />
（デジタル一眼レフ）では使い難い（使えない）<br />
マウントのCANON FD、MINOLTA MD、KONICA<br />
AR、そしてレンジファインダー機用レンズ等を、<br />
μ4/3機、あるいは、この時代には既に発売されて<br />
いたSONY NEXシリーズ（APS-C機）で自在に使う、<br />
というムーブメント（≒流行）が発生した。<br />
<br />
オールドレンズの中には、F1.4級の大口径レンズ<br />
や、マクロレンズ、望遠レンズ等も、ごろごろして<br />
いる。これらをμ4/3機やAPS-C機で使う上では、<br />
「背景がボケ無い」などの問題点は一切発生せず、<br />
おまけにμ4/3やNEXの初期コントラストAFによる、<br />
ピント性能問題も、各種レンズをMFで使う上では、<br />
一切問題にならない。<br />
<br />
だから、2010年代初頭では、「第二次中古レンズ<br />
ブーム」というのも起こったのだが、この時、<br />
（1990年代後半の）｢第一次中古カメラブーム」<br />
（＝一般層を巻き込んだ、一大カメラフィーバー）<br />
との大きな違いは、ミラーレス機での旧レンズの<br />
使用利便性は、既にレンズを多く保有するマニア層<br />
しか恩恵が受けれない事だ。よって、この第二次<br />
ブームはマニア層だけの範疇に留まり、一般層に<br />
まで波及する事は無かった。<br />
<br />
よって、一般初級中級層では、あいかわらず<br />
「μ4/3機は背景がボケないなあ・・」で終わり、<br />
である。<br />
<br />
結局のところ、そうした話は「装着するレンズに<br />
よりけり」であって、μ4/3機（システム）そのもの<br />
に大きな問題がある訳では無い。また、システムは、<br />
ともかく「使いこなし」が重要であり、何も、不利な<br />
機材を不利な被写体に向けて使用する必要は無い訳だ。<br />
<br />
たとえば、「背景がボケない」ならば、イベント等<br />
での会場スナップ（記録撮影）に使うならば、それは<br />
多大なメリットとなる。なにせ、人物集合写真とか<br />
距離差のある複数人物写真等で、一部の人達がピンボケ<br />
になる心配が無い訳だから・・<br />
<br />
結局のところ、様々な撮影環境において、必要な<br />
写真を撮るために、適切な機材を用いる事は、中上級<br />
層以上や、マニア層では「常識」の話である訳だ。<br />
<br />
「背景をボカしたい」という、ポートレート撮影や、<br />
季節の花等の撮影に、μ4/3機と広角レンズを持ち出す<br />
のでは、機材に関する知識や撮影機材の選択肢が不足<br />
している、という事となる。<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202204/27/38/c0032138_12014741.jpg" alt="_c0032138_12014741.jpg" class="IMAGE_MID" height="512" width="384" /></center>さて、こんな状況下において、COSINAとしては、<br />
「μ4/3機でも背景が大きくボケるレンズを作って<br />
　やろうじゃあないか」という企画が発生したのだと<br />
推測できる。<br />
何故そう思うのか？と言えば、本NOKTONシリーズは<br />
コシナ社唯一のμ4/3機用レンズシリーズであり、<br />
他マウント版は発売されなかったのだから、μ4/3機<br />
のユーザーのニーズに向けて特化した事は明らかだ。<br />
<br />
ただ、非常にマニアックなレンズである。これらが<br />
μ4/3機の主力ユーザー層である「ビギナー層」に<br />
受け入れられるかどうか？は、はなはだ疑問だ。<br />
しかし、この点も、これまではマニア層しか興味を<br />
示さなかったコシナ製品（フォクトレンダー銘や<br />
カール・ツァイス銘）を、より広く販売したいという<br />
企画意図があったのかも知れない。<br />
<br />
おりしもこの時代は、スマホの普及が始まり、本格<br />
カメラユーザー層の減少と、本格カメラ市場全体の<br />
縮退が始まりかけていた時代である。<br />
<br />
一眼レフメーカーでは、１つは安価な初級機の<br />
販売をスタート、さらにエントリー（お試し版）<br />
レンズの販売、そして別路線では、フルサイズ機等の<br />
スマホやミラーレス機では追従不能の「超絶性能機」を<br />
発売する事で、一眼レフの優位性を築こうとしていた。<br />
<br />
<br />
だが、それはカメラメーカーの戦略だ。コシナの<br />
ようなレンズメーカー（注：かつてコシナは多数の<br />
銀塩カメラもOEM生産していたが、もうこの時代では、<br />
レンズ専業メーカーとなっている）では、カメラ本体<br />
を、どうのこうのする、という戦略は取れない。<br />
<br />
マニア層向けレンズに特化し、それでもマニア層の<br />
実数が減りかけているのであれば、マニア層自体の<br />
母数（人数）を増やすしかない。<br />
そういう市場戦略であった可能性が高く、つまり<br />
本NOKTON25は、μ4/3機オーナーのマニア層向けの<br />
レンズではあるものの、一部にμ4/3機ビギナー層を<br />
マニア層に誘導する為の戦略的商品であった可能性<br />
も高い。<br />
<br />
この為、仕様においては、F0.95という前例の<br />
少ない超大口径とし、開放F値の数値スペックに<br />
過剰に反応しやすい、初級層、初級マニア層等に<br />
狙いを定めた。（＝「開放F値が小さいレンズは、<br />
良く写る高級レンズだ」という思い込みがある）<br />
<br />
このスペックは、写真用交換レンズ最大口径の<br />
CANON LENS 50mm/F0.95 (1961年、レンジ機用）<br />
にちなみ、一眼レフ用交換レンズの最大口径の<br />
CANON EF50mm/F1.0L USM(1989年）を凌駕する。<br />
（注：F1.0もF0.95も差異は微々たるものだと<br />
思うが、数値スペックを少しでも上げる事は、<br />
昔から、付加価値の一環として基本的な戦略だ）<br />
<br />
焦点距離は25mmとし、これであればμ4/3機で2倍<br />
して、50mmの標準レンズ相当の画角であるから、<br />
一般的視点では「汎用性が高いレンズ」となる。<br />
（注：マニア層に向けては、前述のCANON LENS<br />
50mm/F0.95の、約50年後に発売されたレンズ<br />
となり、マニアックでレア（希少）な当該レンズ<br />
の「代替製品」としての企画意図もあると思う）<br />
<br />
ここで、あまりに妙な焦点距離としてしまうと、<br />
レンズの焦点距離別に用途を著しく限定してしまう<br />
（例：28mm=風景、35mm=スナップ、50mm=汎用、<br />
85mm=人物）という意識が、とても強い初級中級層<br />
では、「使い道が限られてしまう」という懸念を<br />
持ってしまう危険性がある。<br />
<br />
また、25mm/F0.95では、μ4/3機で使用する際<br />
最短撮影距離が長い場合は、オールドレンズ等<br />
での50mm/F1.8級レンズと同等のボケ量しか<br />
得られないと思われる。<br />
初級層等が「やっぱりμ4/3はボケ無い」とは<br />
言わせない為に、本レンズは最短撮影距離を<br />
欲張り、17cmと縮める事で、近接撮影時に<br />
多大なボケ量が得られる仕様とした。<br />
<br />
価格も税込み10万円を切るレベルに抑えられ、<br />
まあこれで、マニア向けと初級層向けの<br />
二面作戦の準備が整った訳である。<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202204/27/38/c0032138_12014719.jpg" alt="_c0032138_12014719.jpg" class="IMAGE_MID" height="375" width="500" /></center>ただ・・、実際に本レンズが発売されると<br />
一部のマニア層には熱狂的に受け入れられたが、<br />
一般層全般に広く歓迎されたようには思えない。<br />
<br />
やはり、約10万円という価格は高額であり、<br />
初級層等では「ミラーレスのカメラが2、3台も<br />
買えてしまうよ」という感覚しか持てないので<br />
あろう。（注：ビギナー層の場合、システムに<br />
掛ける予算を、カメラ本体を中心に考えてしまい<br />
交換レンズの事を意識していない。これはまあ<br />
理由はいろいろあるが、やむをえない傾向だ）<br />
<br />
幸い、他のフォクトレンダーブランドのレンズ<br />
のように、短期間・小ロットだけで生産が終了<br />
してしまう事は無く、本レンズはⅡ型となって<br />
販売が継続されている。もし本レンズが短期での<br />
少数販売に留まってしまっていたのならば、<br />
2000年代初頭のフォクトレンダーSLレンズ群<br />
のように、現代では投機対象のプレミアム相場<br />
（＝不条理に高価な中古相場）となってしまって<br />
いた危険性もあった。（→カメラを実用品ではなく<br />
「骨董品」のような価値観で、高額取引の対象と<br />
する状況には賛同できない）<br />
<br />
なお、本初期型とⅡ型の差異であるが、Ⅱ型は<br />
（また、他の全てのNOKTONシリーズでも同様）<br />
絞り環を少し持ち上げて反転させると、クリック音<br />
がしない無段階絞りとなる機構が搭載されている。<br />
（参考：一般に「デ・クリック機構」と呼ばれる）<br />
<br />
この機構は、動画撮影時で操作音が入らない事で<br />
有効である。なお、動画はμ4/3カメラのみならず<br />
業務用μ4/3ビデオカメラも存在するので、例えば<br />
業務上での動画撮影、特に対談やインタビュー等の<br />
人物撮影で、被写体が殆ど動かない場合では、MFで<br />
十分対応できるし、NOKTONでの多大なボケ量から、<br />
スマホ等の簡便な撮影機材で撮影した動画とは<br />
ずいぶんと異なる、個性的な描写の動画が得られる<br />
事であろう。<br />
<br />
----<br />
さて、2本目のF0.95レンズ。<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202204/27/38/c0032138_12015895.jpg" alt="_c0032138_12015895.jpg" class="IMAGE_MID" height="528" width="352" /></center>レンズは、Voigtlander NOKTON 42.5mm/f0.95<br />
（新品購入価格 90,000円）（以下、NOKTON42.5)<br />
カメラは、PANASONIC DMC-G5 (μ4/3機）<br />
<br />
2013年発売のμ4/3機専用超大口径MF中望遠画角レンズ<br />
<br />
発売当時、最長の実焦点距離のF0.95レンズで<br />
あった。（注：近代での現行販売商品として）<br />
焦点距離が長く、最短撮影距離も23cmと短い為、<br />
発売当時としては、最も被写界深度が浅く取れる<br />
（マクロ以外の）レンズであったとも言える。<br />
<br />
（注1:85mm/F1.2レンズをフルサイズ機で用いた<br />
　場合よりも被写界深度は浅いであろう。<br />
　注2:デジタルにおける「許容錯乱円」の定義は<br />
　曖昧であり、あまり厳密に被写界深度の計算を<br />
　行う事が出来ない。<br />
　注3：多くの望遠マクロレンズでは、近接撮影時<br />
　に、これら通常レンズよりも浅い被写界深度を<br />
　得る事ができる。ただ、それによるメリットは<br />
　あまりなく、むしろ、ピント合わせが難しくなる<br />
　一方である。）<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202204/27/38/c0032138_12015860.jpg" alt="_c0032138_12015860.jpg" class="IMAGE_MID" height="375" width="500" /></center>さて、本ブログでは、開放F1.0以下のレンズ<br />
を指して「超大口径レンズ」と呼ぶ。<br />
CCTV（監視カメラ）分野においては、よく<br />
見かけるスペックではあるが、写真用レンズ<br />
では数が少なかった。（注：ここ数年間で、<br />
急激に増えて来ている。又、逆に監視カメラ<br />
用の超大口径レンズの種類は減少傾向だ）<br />
<br />
「匠の写真用語辞典第20回」項目「超大口径」<br />
で記載した表を（一部を追加して）再掲しよう。<br />
<br />
&lt;F0.80のレンズ&gt;<br />
・Voigtlander SUPER NOKTON 29mm/F0.8 (μ4/3機用）<br />
<br />
&lt;F0.85のレンズ&gt;<br />
・HandeVision IBELUX 40mm/F0.85（ミラーレス機用）<br />
<br />
&lt;F0.95のレンズ&gt;<br />
・CANON LENS 50mm/F0.95 (レンジ機用）<br />
・Leica NOCTILUX-M 50mm/F0.95(レンジ機用）<br />
・中一光学(MITAKON) Speedmastar 25mm,35mm,50mm<br />
 （μ4/3機用、APS-C型一眼レフ用、シネレンズ）<br />
・Voigtlander NOKTON 10.5mm,17.5mm,25mm,<br />
　42.5mm,60mm（μ4/3機用）<br />
・SLR Magic 25mm/F0.95 （シネレンズ） <br />
・NIKON Z 58mm/F0.95（Zマウント用）<br />
・七工匠 35mm/F0.95（ミラーレス機用）<br />
・LAOWA Argus 33mm,35mm,45mm（ミラーレス機用）<br />
・銘匠光学 50mm/F0.95（レンジ機用）<br />
<br />
&lt;F1.0のレンズ&gt;<br />
・CANON EF50mm/F1.0L USM(一眼レフ用）<br />
・Leica NOCTILUX 50mm/F1.0(レンジ機用）<br />
・Voigtlander NOKTON 50mm/F1.0(レンジ機用）<br />
<br />
これらは記憶に頼って書いているので、抜けが<br />
あるかも知れない。また、これらの内の大半の<br />
レンズは、近代2010年代以降の発売となっている。<br />
<br />
さて、F0.95レンズ、特にこの初期NOKTONシリーズ<br />
では、「描写力」という視点では、あまり褒められた<br />
性能では無い。超大口径化で強く発生する、球面収差<br />
を始めとする、諸収差の増大が補正しきれておらず、<br />
かつ近接撮影で、さらに描写力が低下し、結果的に<br />
「甘い描写（解像感が少ない）」となってしまう。<br />
<br />
特に、光源や輝度の高い（白っぽい）被写体の周囲<br />
に滲みが発生する（＝一般にハロと呼ばれる）現象<br />
が頻発するし、これを作画に活かす事は困難だ。<br />
<br />
さらには、被写界深度が浅すぎるため、群生の花<br />
等の、被写体距離が細かく異なる対象においては、<br />
構図内のどこに「注目点」があるのか？が不明な、<br />
表現意図が散漫な写真となってしまう。<br />
<br />
ただし、元々人間の目（肉眼）では、見えている<br />
ものに背景や前景のボケが発生している訳では<br />
無いので、本NOKTON42.5を通して見た映像は、<br />
近距離はもとより、中距離被写体に至るまで、<br />
背景・前景のボケが得られ、それは肉眼で見ている<br />
世界とは全く別物であるから、それを「写真」の<br />
意図・表現として込めることが可能となる。<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202204/27/38/c0032138_12015844.jpg" alt="_c0032138_12015844.jpg" class="IMAGE_MID" height="375" width="500" /></center>すなわち、写真の本質とは「いかに肉眼とは異なる<br />
架空の世界を演出できるか？」という点に尽きる訳<br />
であり、ビギナー層等が考えるような「高忠実性」<br />
つまり、「見たままに写す」とか「写真とは”真を<br />
写す”と書く、すなわち見たままに撮る事が王道だ」<br />
という概念とは、かけ離れたものとなる。<br />
（注：「写真」ではなく「映像記録」という分野や<br />
概念であれば、見たままに写す事は必要だ）<br />
<br />
で、何故後者の概念が「写真」という世界と混同<br />
されてしまっているか？については、写真機が<br />
発展してきた歴史において、その多くが映像記録の<br />
為の機材として使われてきた事がある。<br />
<br />
さらには、1960年代前後の銀塩時代であれば、<br />
高忠実性の写真（映像）を撮れる事自体が、一種の<br />
技能であった為、それが正しい写真の方向性だ、と<br />
多くの人達が思い込んでしまった事となる。<br />
<br />
しかし、例えば絵画の歴史を見てもらえればわかる<br />
とは思うが、現物に忠実な絵画を描く方向性は<br />
19世紀末頃の「印象派」のあたりから崩れ始め、<br />
その後は、ありとあらゆる「表現の為の様式」が<br />
林立する時代となった。まあつまり、絵画すなわち<br />
アートの世界では、「伝えるための表現を持つ」<br />
事が最重要になった訳であり、そこに「現物と同じ」<br />
でなければならない理由は何も無い。<br />
（参考：「スーパーリアリズム」という、写真を<br />
ベースに超写実的に描く絵画ジャンルは存在する）<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202204/27/38/c0032138_12015857.jpg" alt="_c0032138_12015857.jpg" class="IMAGE_MID" height="512" width="384" /></center>F0.95レンズも同様であろう。これを使った時点で<br />
もう既に肉眼とは異なる世界が見えている訳だから<br />
これを高忠実性（Hi-Fi、見たまま）で写そうと<br />
する事は、少々的外れになってしまう。<br />
<br />
このF0.95レンズで無いと得られない世界観を<br />
写真というものに込めて創造する事が、最重要の<br />
テーマとなる。<br />
<br />
しかし、この概念はビギナー層には理解しずらい<br />
であろう、加えて、本NOKTON42.5は、様々な点で<br />
使いこなしが大変難しいレンズでもある。<br />
（本シリーズ第12回記事「使いこなしが難しい<br />
レンズ特集」で、本レンズはワースト2位の成績）<br />
<br />
ビギナー層向けとは全く言えないレンズではあるが、<br />
逆に、いつまでもビギナーのままで留まりたくは<br />
無い、と思っているならば、本レンズのような<br />
「写真の世界観そのものを一変させてしまう」<br />
レンズを使って、価値観を変えつつ、写真にもっと<br />
興味を持つ事も、悪くは無いと思う。<br />
それこそが、（理由や目的は異なれど）、本レンズ<br />
のようなものをコシナが企画・発売した方向性にも<br />
合致しているように思える訳だ。<br />
<br />
----<br />
では、3本目のF0.95レンズ。<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202204/27/38/c0032138_12020457.jpg" alt="_c0032138_12020457.jpg" class="IMAGE_MID" height="375" width="500" /></center>レンズは、中一光学 SPEEDMASTER 35mm/f0.95 Ⅱ<br />
（新品購入価格 63,000円）（以下、SM35/0.95)<br />
カメラは、SONY α6000 (APS-C機）<br />
<br />
2016年に発売された中国製の超大口径MF標準画角レンズ。<br />
APS-C機以下ミラーレスマウント専用である。<br />
<br />
Ⅱ型がいきなり登場したのだが、従前のⅠ型（または<br />
MITAKON銘もある）は、中一光学がまだ日本市場に<br />
本格参入する前の時代の商品であり、国内では殆ど<br />
流通していない。<br />
本Ⅱ型になって小型軽量化が実現されている模様だ。<br />
（重量は440g、フィルター径φ55mm）<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202204/27/38/c0032138_12020434.jpg" alt="_c0032138_12020434.jpg" class="IMAGE_MID" height="333" width="500" /></center>さて、本レンズは、今回記事でNOKTONシリーズ<br />
では無い、唯一の超大口径である。<br />
<br />
本レンズとNOKTONは、設計思想がずいぶんと異なる。<br />
本レンズは、さしたる近接撮影能力がある訳でも<br />
無い（最短撮影距離=35cm、と、焦点距離10倍則<br />
の通りである。ちなみにこれは、レンズの焦点距離<br />
のmmをcmに変えて読み、その値よりも最短撮影距離<br />
が短ければ「近接撮影に強い（優秀な）レンズだ」<br />
という風に判断できる）・・ので、本レンズでは<br />
「超大口径による多大なボケ量（被写界深度の浅さ）」<br />
を得ようとするのではなく、<br />
「超大口径による、シャッター速度の高速化により<br />
　暗所での撮影の利便性を高める、ハイスピードレンズ」<br />
という用法の方が適しているように思える。<br />
<br />
「ハイスピードレンズ(High Speed Lens)」とは、<br />
英語的な表現であり、「速いシャッター速度の得られる<br />
レンズ」という意味だ、これを日本語に訳すと<br />
「大口径レンズ」となる。<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202204/27/38/c0032138_12020554.jpg" alt="_c0032138_12020554.jpg" class="IMAGE_MID" height="528" width="352" /></center>余談だが、1990年代、MINOLTAのAF望遠レンズに<br />
HI-SPEED AF (APO TELE) 200mm/F2.8という<br />
レンズが存在した。（最強200mm選手権決勝戦記事<br />
等を参照）この型番名称での「HI-SPEED」とは、<br />
望遠レンズとしては大口径である「F2.8」を強調<br />
する名称であり、AFは、単にMINOLTA αの、ほぼ<br />
全てのレンズ(STF等を除く）に付く型番名称だ。<br />
（例：CANONのEF等と同じ）<br />
<br />
だが、このレンズ、鏡筒上に「HI-SPEED AF」と<br />
続けて読める、絶妙の意匠（デザイン）上での工夫が<br />
仕掛けてあった、これを見た、初級中級層はもとより、<br />
少しはレンズの事がわかっている初級マニア層に至る<br />
まで「このレンズには、ハイスピードAFと書いてある、<br />
きっと、AFが物凄く速く、バシバシとピントが合う<br />
に違いない！」（現代のビギナー層が言う「爆速AF」と<br />
同じ。勿論、そういう俗語は本ブログでは非推奨だ）<br />
・・だと勘違いしてしまっていた。<br />
<br />
ホンモノのMINOLTA AF200/2.8のAFは、さほど<br />
速くは動作しない（汗）　まあ、多くの消費者層が<br />
完全に騙されてしまったので、そう誤解させるような<br />
「確信犯的」なデザインであったのだろう。<br />
<br />
余談はともかく、本SM35/0.95は、ハイスピード<br />
レンズである、レンズ名称の「SPEEDMASTER」も<br />
当然そういう意味（シャッター速度が速い、大口径）<br />
という訳だ。<br />
<br />
NOKTONシリーズとは異なり、本レンズの場合は<br />
夜景、ライトアップ撮影、暗所（夜間）イベント<br />
撮影等に役立つレンズである。<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202204/27/38/c0032138_12020507.jpg" alt="_c0032138_12020507.jpg" class="IMAGE_MID" height="333" width="500" /></center>NOKTON25/0.95、およびNOKTON42.5/0.95よりも<br />
本SM35/0.95の方が、絞り開放近くでの解像感が<br />
高い（≒球面収差等の発生が少ない）印象だ。<br />
よって、中遠距離での暗所（夜間）撮影に最適な<br />
レンズであると思う。<br />
<br />
そういう用途では、カメラ側に手ブレ補正機能が<br />
あると、さらに暗所での手ブレ限界シャッター速度<br />
を低める事で有益だと思う。<br />
<br />
ちなみに、ビギナー層等で、カメラやレンズの<br />
手ブレ補正機能に頼っているだけではNGであり、<br />
基本的には「自身の手ブレ限界シャッター速度は<br />
　レンズ焦点距離に対していかほどか？」を知り<br />
「手ブレ限界速度を下回らないようにするには、<br />
　カメラの設定をどうすればよいのか？」また、<br />
「手ブレ限界速度を技能的に低めるには、どう<br />
　したら良いのか？」を、考察したり練習したり<br />
しなければならない。それらが高度に会得できて<br />
いるならば、ほとんどの撮影環境においても、<br />
手ブレ補正機能は、さしたる重要な要素では無い。<br />
（まあつまり、なんとでも撮りようはある訳であり、<br />
　その「なんとでも」の内容が、ビギナー層等では、<br />
　わからない/勉強や練習をしない、から、機材側の<br />
　手ブレ補正機能に頼らざるを得ない訳だ・・・）<br />
<br />
----<br />
では、今回ラストのF0.95レンズ。<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202204/27/38/c0032138_12021068.jpg" alt="_c0032138_12021068.jpg" class="IMAGE_MID" height="512" width="384" /></center>レンズは、Voigtlander NOKTON 60mm/f0.95<br />
（新品購入価格 113,000円）（以下、NOKTON60)<br />
カメラは、OLYMPUS OM-D E-M1 MarkⅡ (μ4/3機）<br />
<br />
2020年発売のμ4/3機専用超大口径MF望遠画角レンズ。<br />
<br />
このレンズを入手して驚いたのは、本記事で紹介<br />
している前世代のNOKTON（25mm、42.5mm）と<br />
比較して「全く別のレンズとも言える高描写力」<br />
であった事だ。<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202204/27/38/c0032138_12021133.jpg" alt="_c0032138_12021133.jpg" class="IMAGE_MID" height="375" width="500" /></center>本レンズを購入したのは、大阪の老舗専門店、<br />
かなりのマニア向け店舗であった、しかしながら<br />
その老舗専門店の店員ですら、本レンズの在庫が<br />
あったかどうか？を把握しておらず・・<br />
<br />
店「ノクトン60って、SONY FEマウントでしたっけ？」<br />
匠「いえ、μ4/3マウントですよ」<br />
というやりとりの後、ちょっと店内を探してから<br />
見つけてくれた次第だ。<br />
<br />
そして、購入した後には、店員（店長？）より、<br />
店「何に使われるのですか？」という質問。<br />
<br />
”いやいや・・　お宅、マニア専門の老舗でしょう？<br />
普段から毎日、もっとゲテモノ（失礼！）のような<br />
レンズやカメラを売買しているのに・・・（苦笑）”<br />
・・のようにも思ったのだが、まあ、そんな事は<br />
勿論口には出さない。<br />
<br />
そして、あまりしょっちゅう行く店では無いので<br />
店員や店長等にも顔を覚えられていない模様だ。<br />
常連の店ならば、私に対して「何を撮るのですか？」<br />
と聞いても無意味で、「まあ、いろいろ」としか<br />
答えない事は、知っているだろう。<br />
<br />
ビギナー層等は、「被写体のジャンルを固定して<br />
しまう」という悪い癖を持っているが、本来、被写体<br />
というものは「風景」とか「スナップ」とかの区分<br />
で分類できるものでは無い。<br />
<br />
そういう分類では、あくまで「被写体の方が偉い<br />
（＝主となる）」区分でしか無い訳であり、実際の写真<br />
は、そうではなく「撮影者の意思表現があり、写真を撮る」<br />
訳だから、被写体とは、単に「モノ」として分類できる<br />
要素（例：人物、動物、鉄道、草花等）では決して<br />
無い訳だ。（むしろ、「表現の対象」であろう）<br />
<br />
まあ良い、当たり障りの無い返事をしておこう。<br />
匠「こちらの店で、別のNOKTONも買いましたので。<br />
　　まあ、新製品が出たので、ついでですよ」<br />
店「はあ、なるほど。いつもありがとうございます」<br />
<br />
匠「これ、F0.95と明るいのですけど、収差が大きくて<br />
　　解像感が無い、ボケボケの写りになるのです」<br />
店「はあ、そうなのですか・・？」<br />
匠「まあでも、写りが悪くても、この独特の背景ボケ<br />
　　が好みでして、まあ、そんな風に使うんです。<br />
　　手に入って良かったです。有難う、ではこれで」<br />
店「こちらこそ、毎度ありがとうございます・・」<br />
<br />
というやりとりがあった。<br />
しかし、本レンズを実際に使ってみる段となり、<br />
前述のようになった訳だ。<br />
<br />
匠「なんじゃこりゃ～！？　これまでのNOKTONとは<br />
　　まったくの別モノのようにシャープではないか！？<br />
　　これ、MACRO APO-LANTHER?　いやいや間違って<br />
　　買った訳じゃあないよ、やっぱりNOKTONだよね。<br />
　　あっ！　しまった、老舗専門店の店長さん(?)に<br />
　　”これはボケボケの写りです”と、余計な情報を<br />
　　入れてしまった、これでは嘘つきではないか（汗）<br />
　　・・まあいい。というか、これは嬉しい誤算だ」<br />
<br />
機嫌良く、数千枚程撮影した後に、個人レンズ評価<br />
DB（データベース）の「描写表現力」の欄に、<br />
「5点（満点）」と記載した。<br />
<br />
実は、NOKTON42.5mm/F0.95も、描写表現力評価<br />
は5点満点であった、でも、その事については、<br />
私の評価DBでは、「描写＆表現力」の複合項目と<br />
なっている。すなわち描写力だけが高いレンズで<br />
あっても高評価は得られず、表現力、つまり写真として、<br />
いかに創造的な表現力を高めたる事ができるか？という<br />
要素が重要な訳だ。 NOKTON42.5/0.95の場合は、<br />
あらゆる中近距離被写体において、肉眼ではあり得ない<br />
背景・前景ボケを自在に付与できるから、表現力の<br />
点数が物凄く高くなった。<br />
だけど、NOKTON42.5/0.95の実際の描写力は、さほど<br />
高いものではなく、良くて3点（標準）位でしか無い。<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202204/27/38/c0032138_12021155.jpg" alt="_c0032138_12021155.jpg" class="IMAGE_MID" height="375" width="500" /></center>ところが、本NOKTON60/0.95の場合は、<br />
描写力が4.5点クラスで、表現力が5点、<br />
結果的に描写表現力は5点満点という次第なのだ。<br />
匠「これが7年（注：NOKTON42.5が発売されて<br />
　　から本NOKTON60が発売されるまでの期間）の<br />
　　技術の進化なのか！？」<br />
と驚いた。<br />
<br />
後日調べてみると、まあNOKTON25と42.5は、<br />
通常レンズだけの構成であり、本NOKTON60は、<br />
異常低（部分）分散ガラスレンズを2枚使っている<br />
事がわかった。<br />
<br />
ただ、「そういう新素材を使っているから高画質<br />
なのだ」という理屈は通らない。<br />
ここでは「高画質を得る為のソリューション（解法）<br />
として、必然的に新硝材を用いる事となった」が、<br />
正しい技術的な解釈である。<br />
<br />
「技術」とは、目的を達成する為の手段の１つに<br />
すぎない。この重要なポイントは、技術者であれば<br />
皆、理解しているが、世間一般の「非技術者層」は、<br />
そこを勘違いしてしまい「新しい技術が入っている<br />
から、凄いのだ！」と思い込んでしまう。<br />
勿論、これは大誤解である。<br />
高画質を得る為には、どんな手段を使っても良いのだ。<br />
<br />
そして、ここで言う「高画質」とはいったい何か？<br />
単に、開放でもシャープな描写力が得られる事か？<br />
いや、それは違うであろう。開放でもっとシャープ<br />
に写る、解像力の高いレンズは、コシナでも他社でも<br />
近代のものならば、いくらでも存在し、高級レンズ<br />
であれば、むしろ、それが普通である。<br />
<br />
だから、設計側は、レンズのどこに特徴を持たせて<br />
それをコンセプトとするか？　そこを悩む訳だ。<br />
別に、本レンズの登場により、NOKTON25や42.5が<br />
「古い設計で、ボケボケの写りだから、もう使えない<br />
（使いたくない）」と言っている訳では無いのだ。<br />
<br />
NOKTON42.5に存在する、ふわっとした幽玄の世界観<br />
は、きっと本NOKTON60では得られないであろう、<br />
なんだか、解像感が高い事が、逆に、リアル感を<br />
増してしまって、創造的（つまり、虚構の世界）<br />
な要素を得る事が難しくなってしまったようにも<br />
思えてしまう。<br />
<br />
ただまあ、それはそれで歓迎するべきポイントだ。<br />
本レンズが、単に42.5mmが60mmになっただけの<br />
NOKTONであれば、2本も似たようなレンズを所有<br />
する必然性は限りなく低くなる。「42.5mmレンズに<br />
デジタルズームを掛けるかトリミング編集をすれば<br />
60mmと同じになる」であれば面白く無い訳だ。<br />
<br />
だから、複数のレンズを所有するのであれば、<br />
それらの効能（特徴）は、できるだけ、かけ離れて<br />
いる方が望ましい。その特徴を持って、撮影者は<br />
「さて、今日はどんな写真を撮ろうかな？<br />
　そうだ、NOKTON42.5mmを持って行き、ふわっと<br />
　した世界を表現しよう」<br />
・・と、選択できる訳だ。<br />
<br />
これは別に「外出前にレンズを選びなさい」という<br />
意味ではなく、仮にNOKTON 42.5とNOKTON60の<br />
両者を持って行って撮影しているのであれば・・<br />
とある被写体に対峙した際に、「う～ん、この<br />
被写体を撮るには、42.5mmでふわっと撮るべきか？<br />
はたまた60mmで、きりっと撮るべきか？」と悩み、<br />
そのいずれかの表現意図を得る事が、その場で<br />
選択できる訳だ。<br />
なんなら、レンズを交換して両方で撮ってしまっても<br />
良いではないか、帰宅してから、どちらの表現が<br />
適切なのか？を、パソコンの前で悩めば良い。そして<br />
それは苦しい悩みではなく、必ず「楽しい悩み」と<br />
なる筈だからだ。<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202204/27/38/c0032138_12021161.jpg" alt="_c0032138_12021161.jpg" class="IMAGE_MID" height="512" width="384" /></center>レンズの「表現力」とは、そういう意味だ。<br />
いつの時代でも、ビギナー層では「綺麗に写るレンズが<br />
良いレンズ」だと信じて疑わないのだが、いつの時代<br />
であっても、それは大きな誤解であろう。<br />
写真とは何か？　それは単なる「高精細な映像記録」<br />
では決して無い、そこをまず理解する事で、ビギナー<br />
層から脱却するステップアップとなる。<br />
<br />
逆に言えば「良く写らないレンズは、ダメレンズ」<br />
などという趣旨が書いてある評価（レビュー）情報を<br />
見かけた際には、「それはビギナーが書いたもの」<br />
である事は間違い無い。そう思い込んでいる時点で、<br />
それはビギナーな訳だ。経験値等が不足している状況<br />
であるから、そうした評価等は、あまり信憑性のある<br />
情報だとは思わない方が良いであろう。<br />
<br />
なお、最後に注意点であるが、これらのF0.95<br />
レンズを日中明所で使用する際は、必ずND（減光）<br />
フィルターを装着する事が必須である。<br />
さもないと、絞りを開けると、カメラ側の機械式<br />
での最高シャッター速度をオーバーしてしまう。<br />
（注：高速電子（撮像素子）シャッターを使うと<br />
又、別の課題（ローリングシャッター歪み等）が<br />
発生してしまう）<br />
NDフィルターの段数は、ND2～8程度、これは<br />
天候（光量）と、使用カメラ側の最高シャッター<br />
速度で決定される。どの段数が必要になるか？は<br />
いちいち、その求め方は記載しない。<br />
こうしたF0.95レンズを購入した際に、ユーザー<br />
自身で計算および実施検証するのが良いであろう。<br />
<br />
----<br />
では、今回の補足編「F0.95超大口径レンズ編」記事は、<br />
このあたり迄で。次回記事に続く。]]></description>
      <dc:subject>連載中：レンズ・マニアックス</dc:subject>
      <dc:creator>p_chansblog</dc:creator>
      <pubDate>Wed, 27 Apr 2022 19:58:58 +0900</pubDate>
      <dc:date>2022-04-27T19:58:58+09:00</dc:date>
    </item>
    <item>
      <title>コンパクト・デジタル・クラッシックス（５）SIGMA dp0 Quattro</title>
      <link>http://pchansblog.exblog.jp/32565506/</link>
      <guid isPermaLInk="1">http://pchansblog.exblog.jp/32565506/</guid>
      <description><![CDATA[そのカメラには、「0」（ゼロ）という開発コードが<br />
与えられたと聞く。<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202204/23/38/c0032138_20275951.jpg" alt="_c0032138_20275951.jpg" class="IMAGE_MID" height="320" width="480" /></center><br />
<br /><br />昔から何かとマニア層等の間で話題の、ダイレクト・<br />
イメージセンサー「Foveon X3」（以下、適宜Foveon<br />
と略す）搭載機の「SIGMA dp0 Quattro」(2015年）<br />
を入手したので、その機体の紹介記事である。<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202204/23/38/c0032138_20275980.jpg" alt="_c0032138_20275980.jpg" class="IMAGE_MID" height="375" width="500" /></center>「Foveon（フォビオン）X3」の話は追々述べるとして、<br />
「SIGMA DP（後にdp）」シリーズ高級コンパクト機は<br />
Foveonそのものを打ち出すよりも、Foveonの特性に<br />
合わせた固定（単焦点）レンズが搭載されている事が<br />
特徴となっている。<br />
<br />
旧来から、DP1（広角）、DP2（標準）シリーズが<br />
販売されていた。DP1の販売開始は、2008年で<br />
あるが、その2年程前から、いくつかの展示会等で<br />
発表され、話題となっていた。<br />
<br />
DP1の発売時点では、ミラーレス（μ4/3）機は<br />
登場前であり、又、RICOH GXR(2009年～）も<br />
SONY NEX（2010年～）も発売前であったので、<br />
当時としてはAPS-C型サイズのセンサー搭載の<br />
小型（コンパクト）機は史上初であっただろう。<br />
<br />
（訂正：旧来、APS-C型センサー搭載小型機の初は<br />
「GXR A型ユニット」と本ブログで書いた事もあった<br />
が、SIGMA DP1の方が少し早かった模様だ・汗）<br />
<br />
しかし、約10万円という高価なコンパクト機で<br />
あった為に、マニア層以外の一般層にまで普及<br />
したカメラでは無い。又、マニア層であっても<br />
本格的にFoveonを使いたい場合には、SDシリーズ<br />
デジタル一眼レフの方を選択したかも知れない。<br />
（参考：SD9、SD10、SD14が既に存在していた）<br />
<br />
DP1/DP2は複数の派生機で小改良を繰り返した。<br />
その後、それらの搭載レンズは、2012年頃に<br />
SIGMA 19mm/F2.8 EX DN、30mm/F2.8 EX DN<br />
として単体発売されていた。この単体レンズは<br />
小型軽量、かつ安価で良く写るレンズとして、<br />
個人的には重宝していた（注：厳密にはEX19/2.8<br />
は、DP1 Merrill以降の搭載レンズでの仕様だ）<br />
<br />
同時期2012年、DP～Merrillシリーズが発売。<br />
（注：EX DNレンズは、DP～Merrill機購入への<br />
誘導目的の「お試し版」だったかもしれない）<br />
ちなみに、Merrill（メリル）とは、Foveon X3の<br />
開発者の名前（名字）に、ちなんでいる。<br />
<br />
後に追加されたシリーズ姉妹機のDP3 Merrillでは、<br />
中望遠・準マクロ仕様となった。が、これの搭載<br />
レンズ（50mm/F2.8)は単体発売されていない。<br />
（注：類似仕様として高描写力のSIGMA 60mm/F2.8<br />
DN | Artが存在する。ただしマクロ仕様では無い）<br />
<br />
さらに2014年、Foveon X3センサーが、4対1対1<br />
という、特異な画素数構造を持つ、第四世代の<br />
「Quattro」（クアトロ）となると・・<br />
<br />
（参考：Quattroとは、ラテン系言語を語源とする<br />
「4」という数字の意味だ。<br />
「機動戦士Ｚガンダム」では、シャア・アズナブルが<br />
「4番目の名前（偽名）」として「クアトロ・バジーナ」<br />
と名乗っている。（キャスパル→エドワウ→シャア→）<br />
また、日本各地の都市圏にある（音楽）ライブハウスの<br />
「CLUB QUATTRO」も、開店当初に入居していたビルが<br />
第四ビルという意味で「QUATTRO」だった事が由来だ）<br />
<br />
（余談：英語または他の言語で「Q」の文字に続く<br />
アルファベットは（省略語を除き）必ず「U」となる。<br />
これは以前、私が英国で子供向けの知的玩具（ゲーム）<br />
で、アルファベットを並べてお互いに単語を作っていく<br />
ゲームをやっていた時に対戦相手の英国人から教わった。<br />
恐らくは長い期間、親から子へと、こうした「英語の<br />
なわらし/ルール」が、伝わっていくのであろう・・）<br />
<br />
・・そのQuattroセンサー（第四世代という意味の他、<br />
トップ層の画素数が4倍という意味も含むのだろうか？）<br />
から、これ迄と同様の焦点距離のdp1、dp2、dp3<br />
（注：型番が小文字化している）のQuattro機に加え、<br />
超広角レンズ搭載のdp～Quattro機の企画が始まる。<br />
<br />
Foveon QuattroはAPS-C（又はAPS-H）型であるが、<br />
実焦点距離14mm、換算画角21mmという、超広角<br />
レンズの搭載機をSIGMAは検討する。<br />
<br />
だが、21mmという画角を持つ単焦点コンパクト機<br />
は、近年では存在せず、著名なのは「RICOH GR21」<br />
（2001年。銀塩コンパクト第7回記事参照）<br />
の銀塩機のみであった。<br />
（訂正：従来「2000年発売」と記載していたが・・<br />
2001年発売の可能性が高く、以降は2001年に改める）<br />
<br />
それは、当時の中古カメラブームに乗った企画商品で<br />
高額でマニアックな機種の為、販売数は極めて少なく、<br />
後年には「投機対象」となってしまっている。<br />
<br />
（参考：下写真がGR21、これは本機dp0よりも<br />
ずっと高価に新品入手した銀塩カメラであった。<br />
近年、私はフィルムでの撮影は行っていないのだが、<br />
近い内に趣味的に、GR21のような銀塩機でも撮って<br />
みたいと考えている。既にフィルムは絶滅危惧種で<br />
あり、高額な贅沢品となっているが、もう少し先の<br />
時代では、入手困難や超高価格化等で、全く撮影が<br />
出来なくなってしまうだろうからだ・・）<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202204/23/38/c0032138_20275940.jpg" alt="_c0032138_20275940.jpg" class="IMAGE_MID" height="320" width="480" /></center>他に21mm以下の固定レンズ機では、銀塩時代の<br />
「Hologon Super Wide」や「KOWA UW190」、<br />
又、もしかしてKODAKからも超広角(19mm)の<br />
単焦点デジカメが存在していたような気もするが・・？<br />
<br />
いずれもレア機で、現物を見た事も無く、未所有だ。<br />
（注：「アクションカメラ」等では、超広角単焦点<br />
デジタル機は、多数存在する）<br />
また、ごく最近2022年に「RETO ULTRA WIDE &amp;<br />
SLIM」という、安価な（約4,000円）、トイ銀塩<br />
コンパクト機が22mm/F11の超広角パンフォーカス<br />
（固定焦点）型で発売されているが、厳密には<br />
これは21mm以下機ではない。<br />
<br />
まあだから、超広角機の企画も、SIGMA社内では<br />
賛否両論があって揉めたと聞く。<br />
”カメラの歴史”を知っていれば、いるほどに<br />
超広角単焦点機が商業的に成功した事例は皆無で<br />
ある事がわかり、「売れる筈が無い」となるだろう。<br />
<br />
だが、同社社長より「売れなくても良い、挑戦を<br />
するべきだ」という旨の英断があった模様で、<br />
開発陣は「どうせならば歴史に残るレンズを作ろう」<br />
となり、これで「0」（ゼロ）の開発がスタート。<br />
<br />
この「0」の由来は、それまでのdp(DP）シリーズ<br />
の最広角機（1番機の下）であるとともに、<br />
「歪曲収差ゼロ」を目指す設計コンセプトもあった<br />
ようだ。<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202204/23/38/c0032138_20280050.jpg" alt="_c0032138_20280050.jpg" class="IMAGE_MID" height="333" width="500" /></center>「歪曲収差」（わいきょくしゅうさ、ディストーション<br />
とも）とは、特に広角系レンズにおいて、直線等が<br />
曲がって（歪んで）写る現象（＝レンズの欠点）だ。<br />
<br />
画像が、（主に広角で）膨らんで写る「樽型」と、<br />
逆に萎んで写る「糸巻き型」が存在する。<br />
歪曲収差は、基本的には、画角の３乗に比例して<br />
大きくなる。つまり、絞りを絞っても防げない。<br />
<br />
ズームレンズならば、焦点距離を変えて低減できる<br />
可能性もあるが、「広角」で発生しやすい「樽型」を<br />
減らそうとする為に、設計上、過剰補正となっていて、<br />
望遠側では逆に「糸巻き型」が発生する事もある。<br />
まあ、ズームでは、色々と焦点距離を変えて試せるが、<br />
単焦点では、それは不可能なので、レンズの素性<br />
（性能）を良くするしか無い訳だ。<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202204/23/38/c0032138_20281336.jpg" alt="_c0032138_20281336.jpg" class="IMAGE_MID" height="333" width="500" /></center>なお、歪曲収差は、広角における「パースペクティブ<br />
（遠近感）歪み」とは異なる要素であり、世間一般<br />
では、このあたりを混同している事が極めて多い。<br />
<br />
（参考：広角レンズでの構図上での遠近感の発生で、<br />
例えば、ビル等が傾いて写る事は、やむを得ず、<br />
これは歪曲収差が原因ではない。<br />
<br />
---<br />
銀塩時代での、ある低歪曲レンズの雑誌レビュー記事で、<br />
たまたま、木立が真っ直ぐ写る撮影アングルで撮り<br />
「このレンズは歪曲収差が少ない」と評したものを<br />
見た事があったが、それは構図上での結果にすぎず、<br />
歪曲収差の多寡とは無関係だ。専門評論家レベルでも<br />
こんな調子なので、世間一般層では混同が甚だしい。<br />
---<br />
また、魚眼レンズが歪んで写る描写も「歪曲収差」では<br />
無い。魚眼では、そういう風に写る事を意図しての原理<br />
設計であり、「収差」とは「望まない欠点」の事だ）<br />
<br />
「歪曲収差」の値の算出には、いくつかの計算手法が<br />
あるが、簡単な計算の方の「TV歪曲」という公式では、<br />
「横位置撮影で短辺の縦のピクセル数における最大の<br />
　ズレ幅（数）を短辺長の2倍で割り、100分比(%）で<br />
　表した値」となる。<br />
<br />
具体的には、Quattro APS-C型センサーでは<br />
通常モード最大画素数時、縦約3600pixなので<br />
TV歪曲=Δh/（2ｘ3600）x100 が<br />
歪曲収差の値（%単位）だ。（→Δhがズレ量）<br />
<br />
SIGMAでは最終的に、これを0.5%以下迄に補正した<br />
との事であるから、直線に対する最大のズレ量の<br />
Δhのピクセル数は、最大36pixelとなる。<br />
<br />
「え？ 36ピクセルも歪むのか？」と思うかも<br />
知れないが、あくまで撮影条件で変動する最大の<br />
値なので、実用上では全く気にならないレベルだし、<br />
記録画素数からの比は1/100以下でしかない。dp0の<br />
92万ドットで3型の背面液晶モニターを見た状態では、<br />
最大歪曲時でも4.8pixel、つまり高さで約0.37mmの<br />
歪みしかなく、人間が見分けられる差異では無いので、<br />
「モニターを見ただけで歪曲収差が少ないと思った」<br />
等の、このレンズが低歪曲である事を先に知った上での<br />
”思い込み評価”のレビュー等は、信用には値しない。<br />
<br />
なお、近年では他に「低歪曲（収差）」を謳った<br />
レンズとしては、中国LAOWA社製の「Zero-D」<br />
シリーズがあるが、高額なので未所有だ。<br />
また、工業（検査）用の、マシンビジョンレンズ<br />
でも低歪曲を主眼としたものが多く、これらは<br />
いくつかを所有している。<br />
<br />
銀塩時代のレンズでは、Carl Zeiss（京セラ）の<br />
Distagon系広角レンズが、歪曲収差が比較的少ない<br />
レンズもあったと思う。他にも色々とあったとは<br />
思うが、「歪曲収差」自体が昔の時代では消費者層に<br />
アピールしにくい概念であるので、それの優秀さを<br />
大々的に謳ったレンズ製品は少なかったと思う。<br />
<br />
ユーザー層が、それを気にし始めるのは1990年代<br />
頃からのズームレンズ全盛期であり、それ以降では<br />
四角い被写体を写して、ちょっとでも歪んでいると、<br />
「これは収差が発生している。ダメなレンズだ！」<br />
等と言う中級層や初級マニア層が増えてきた。<br />
<br />
なお、「収差」というのは、歪曲収差だけでは無い<br />
事は勿論だし、それが出ている事は、メーカー側や<br />
レンズ設計者も、当然、承知している。それでも<br />
歪曲収差を補正しなかったのは、他の理由（例えば<br />
コスト、解像感、ボケ質、カタログスペック等の優先）<br />
が、あったからであろう。レンズのたった１つの<br />
側面だけを見て「（歪曲）収差が出るからダメな<br />
レンズ」という評価は、かなり的外れだと思う。<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202204/23/38/c0032138_20281387.jpg" alt="_c0032138_20281387.jpg" class="IMAGE_MID" height="333" width="500" /></center>まあつまり、本機dp0 Quattroは、レンズの性能<br />
を優先して開発された機体であり、他のDP/dp<br />
シリーズとは、ちょっと企画コンセプトが異なる。<br />
<br />
すなわち、これまでのDP/dp1～3は、どちらか<br />
と言えば「Foveon X3を搭載している事」自体が<br />
主眼となっていて、DPシリーズの搭載レンズが<br />
比較的高性能（高描写力）であった事は、市場や<br />
マニア層の間では見落とされていたかも知れない。<br />
<br />
また、前述のように、2012年にDP1/DP2の搭載<br />
レンズが単体発売された事も功罪あったかも知れず、<br />
高性能である事のアピールを狙った意図であろうが、<br />
それらが実売1万円前後と、非常に安価に販売<br />
された事が、マニア消費者層には「なんだ、安物の<br />
レンズだったのか？」という悪印象を与えたのかも<br />
知れない訳だ。（当該単体レンズは不人気だった。<br />
下写真は、SIGMA 30mm/F2.8 EX DN)<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202204/23/38/c0032138_20281332.jpg" alt="_c0032138_20281332.jpg" class="IMAGE_MID" height="333" width="500" /></center>もしかすると、その事例（＝DP機の搭載レンズが<br />
安物扱いされた事）も、また「DP/dpシリーズの<br />
レンズは本当は高性能なのだ！」と、SIGMAが主張<br />
をしたい為に、本機dp0 Quattroの超高性能レンズ<br />
の開発動機となったのかもしれない訳だ。<br />
<br />
これは歪曲収差のみならず、他の諸収差も十分に<br />
補正を施したと思われるし、加えて超広角ながら<br />
周辺減光も殆ど発生しない、すなわち全般的に<br />
高性能なレンズである。<br />
<br />
まず、レンズ構成は8群11枚である。<br />
FLDx4枚（蛍石類似特性低分散ガラス）<br />
SLDx2枚（特殊低分散ガラス）<br />
という新硝材を多用している他、<br />
前玉には、ガラスモールド厚肉両面非球面レンズ、<br />
後玉にも、片面非球面が採用され、全レンズ構成の<br />
大半が特殊レンズ、という非常に贅沢な設計だ。<br />
コンパクト機への搭載レンズとしては異例だと思う。<br />
<br />
同社製レンズだと、Art Lineの大口径広角単焦点<br />
の構成にも近いが、それらはフルサイズ対応の<br />
巨大で重くて高価な（三重苦）レンズ群である。<br />
それらと同等の高描写力が、小型軽量機で得られ、<br />
かつ本機の発売時実勢価格は約11万円であったので、<br />
Art Lineレンズの単体定価よりも、むしろ安価だ。<br />
<br />
同等のサイズ感だと、COSINA社フォクトレンダーの<br />
「SUPER WIDE-HELIAR 15mm/F4.5 Aspherical Ⅲ」<br />
（Eマウント/VMマウント）の構成にかなり近いが<br />
（→9群11枚。非球面x1、異常部分分散x3）<br />
生憎、その（三代目の)レンズは所有しておらず、<br />
初期型の15mm/F4.5（後玉非球面1枚のみ）しか<br />
持っていないので、比較に関しては避けておこう。<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202204/23/38/c0032138_20281324.jpg" alt="_c0032138_20281324.jpg" class="IMAGE_MID" height="333" width="500" /></center>今回は比較の為、換算画角(21mm相当）だけ揃えて、<br />
Voigtlander（変母音省略）SC SKOPAR 21mm/F4<br />
（2002年。6群8枚、特殊硝材の採用なし）を<br />
フルサイズ機SONY α7Sに装着して使ってみよう。<br />
 <center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202204/23/38/c0032138_20283787.jpg" alt="_c0032138_20283787.jpg" class="IMAGE_MID" height="375" width="500" /></center>2000年代では、「フォクトレンダーのレンズは<br />
優秀だ」という認識が個人的にはあったのだが、<br />
その後の10数年間でのレンズ開発の技術革新は、<br />
物凄いものがあり、旧世代レンズでは、もはや<br />
dp0のレンズ性能には太刀打ちできない事を、<br />
思い知らされる結果となった。（下写真はSC21/4)<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202204/23/38/c0032138_20283742.jpg" alt="_c0032138_20283742.jpg" class="IMAGE_MID" height="333" width="500" /></center>ただ、do0の優秀なレンズにも若干の弱点がある。<br />
<br />
まずは「逆光耐性が低い」事が大きな課題だ。<br />
これについては後述しよう。<br />
<br />
次いで、最短撮影距離が18cmというところ。<br />
これは決して悪い性能では無いが、例えば同社の<br />
2000年代初頭の「SIGMA広角3兄弟」は、いずれも<br />
焦点距離の10倍則を超えて寄れるスペックだった<br />
ので、本dp0のレンズは14mmなので、14cm程度の<br />
最短撮影距離を期待してしまう。<br />
よって「広角マクロ」的用法は、少しだけ物足りない。<br />
<br />
問題の逆光耐性については、多群構成のレンズ間で<br />
「内面反射」（内部のレンズの表面で反射した光が<br />
さらに別のレンズ面で反射して、再入射してしまう）<br />
が、頻繁に発生している模様だ。<br />
<br />
曇天や雨天等の低輝度下であっても、斜光が入射<br />
すると、ハイライト部がフレアっぽくなってしまうし、<br />
（これはセンサーとの関係性もあるかも知れないが<br />
感覚的には、レンズ側の問題であるように感じた。<br />
フレアの実例については、下写真参照）<br />
晴天等では、アングルと太陽光との関連によっては<br />
ゴーストが多発する。<br />
（注：フレア＝形がはっきりしていない光。<br />
　　　ゴースト＝形がある光）<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202204/23/38/c0032138_20283736.jpg" alt="_c0032138_20283736.jpg" class="IMAGE_MID" height="528" width="352" /></center>逆光耐性の低さは、本レンズが超広角故に、構図上<br />
での回避自由度が少ない（→どうやっても逆光となる）<br />
事も課題となり、絞り値等のカメラ設定では防げない<br />
ケースも大半であり、結構面倒な問題点だ。<br />
<br />
本ブログでは、技法で回避が出来ない機材の問題点を<br />
「重欠点」と呼んでいるが、これはスレスレの状況<br />
であり、常に逆光に留意して撮影せざるを得ない。<br />
<br />
さらには、鏡筒（鏡胴）が大きすぎる点が課題だ。<br />
本機は幅16cmの薄型で、異様なデザインである事は、<br />
まあ良いのであるが、他のdp機はともかく、dp0の<br />
場合ではレンズが大きく、12cmもの奥行きがある。<br />
この為、dp0は縦横のサイズが大きく、一眼レフ並み<br />
の収納容積を必要とする。さほど重量級ではない<br />
(本体500g）カメラだが、場所を取る訳だ。<br />
<br />
まあでも、このレンズの大きさは、鏡筒内での<br />
レンズ設計の自由度を高める利点があったとの事。<br />
<br />
<br />
開発時には、チーム内で、開放F3.5とするか、<br />
開放F4とするかで長期間の論争があった模様だ。<br />
<br />
まあ、どちらの言い分もわかる。<br />
銀塩GR21では21mm/F3.5のスペックであったし、<br />
現代のビギナー消費者層は開放F値の数値ばかりを<br />
気にするから（→その数値だけしか性能を見分ける<br />
術を持たないから）、それは少しでも明るい方が、<br />
カタログスペック上からは望ましい。<br />
<br />
だが、本機dp0 Quattroは、決してビギナー層が<br />
買うカメラでは無い。であれば、良くわかっている<br />
ハイアマチュア層やマニア層に向けて売る際には<br />
「開放F4に留めた分、徹底的に高性能とした！」<br />
という言い分（コンセプト）の方が通り易いの<br />
ではなかろうか？<br />
結局、開放F4で決着した模様だ。<br />
<br />
でも、やはり非常に特異なコンセプトのカメラだ。<br />
本機を購入した中古専門店での（顔なじみの）<br />
ベテラン店員氏は、「このカメラは・・　ごく<br />
一部の熱烈なマニア以外には、まず売れません」<br />
と語っていた。<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202204/23/38/c0032138_20283781.jpg" alt="_c0032138_20283781.jpg" class="IMAGE_MID" height="375" width="500" /></center>で、実態は「まず売れない」どころか、やはり<br />
SIGMAが懸念していた通り、全く売れてなかった<br />
かも知れず、本機に関するネット上のレビュー記事<br />
等も、販売（流通側）に属する「宣伝レビュー記事」<br />
（→借りて来たカメラについて、良い所を評価する）<br />
の他は、ユーザー（オーナー）のレビュー記事など、<br />
ほとんど見つける事ができない。<br />
<br />
まあ、もとより私は他人の評価などを参考にして<br />
機材を購入する訳では無いのだが、それにしても<br />
情報が少なすぎる状態なので、これはもう<br />
「誰も買っていない」と解釈する方が自然だ。<br />
<br />
まあ、売れなくても別に私には関係は無いのだが、<br />
１つ困る事は、希少機材は、後年に投機対象に<br />
なりやすい、という点である。<br />
実は、本機を購入する前に、SIGMA SD1 Merrill<br />
（一眼レフ）あたりを物色していたのだが、<br />
2021年春頃から急激に中古相場が高騰した。<br />
<br />
<br />
この原因は「Foveon機を、もうSIGMAは作らない?」<br />
（→フルサイズFoveonの開発白紙宣言（2021年）<br />
SIGMA fp(2019年）がベイヤー型センサーだった事、<br />
SIGMA SAマウントの開発終了宣言（2018年）等）<br />
を起因とした、「Foveon X3絶滅の危惧」からの<br />
投機的措置（買占めと転売）であったと思われる。<br />
<br />
上記の情報など、ごく普通に公開されている事だ。<br />
その程度の情報で、投機に走ってしまうのだろうか？<br />
そんな投機に振り回される事は個人的には好まない。<br />
「であれば、今のうちに現行Foveon機を入手して<br />
おくべきか」と考えたのが本機の直接の購入動機だ。<br />
<br />
まあ、Foveon機は2002年頃から販売されているし<br />
その原理からの、ベイヤー配列型センサーに対する<br />
アドバンテージも知ってはいたが・・<br />
なにせ、機体の性能が低いものばかりだったので<br />
どうも食指が動くようなカメラが存在しなかった訳だ。<br />
<br />
それに勿論、SAマウントレンズを新たに揃えるのにも<br />
お金がかかる。SIGMA製レンズは嫌いでは無く、他の<br />
マウントで色々と所有しているので、それと重複購入<br />
になりそうな点や、あるいはSAマウントレンズの<br />
新規開発が終了している事（2018年に宣言あり）<br />
といった理由も、SAマウントのFoveon機の購入を<br />
阻害する要因となっていた。<br />
<br />
（注：SAマウントは、形状は、ほぼPENTAX Kであり、<br />
電子通信プロトコルや電子接点は、ほぼCANON EFだ。<br />
そこは良いのだが、他マウントとの互換性が低く、<br />
マウントアダプターも、SA機側に付けれる物は<br />
M42マウント位しか存在しない。<br />
ちなみに、PENTAX KとSIGMA SAは、フランジ<br />
バック長が少し異なるので、Kマウントレンズの<br />
改造等を行ったとしても、SA機では最短撮影距離<br />
が長くなったり、オーバーインフになる等で、<br />
実用性は少し低下してしまう。<br />
---<br />
ミラーレス機のsd Quattro系機体で、SAマウント部が<br />
取り外せる仕様であれば、アダプターも色々と作れた<br />
だろうが、生憎の固定式だ。まあ、SIGMAは基本的に<br />
レンズメーカーなので、他社製レンズ等を使い易く<br />
する仕様には、まず、しない事であろう・・<br />
---<br />
又、技術的にはFoveon X3は三層構造なので、その深い<br />
「井戸の底」に光を届かせる為には、できるだけ垂直に<br />
レンズからの光を投射させる必要がある。すなわち<br />
フルサイズ化や、ミラーレス機でのショート（短縮）<br />
フランジバック化には不利な構造だと思われる）<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202204/23/38/c0032138_20284785.jpg" alt="_c0032138_20284785.jpg" class="IMAGE_MID" height="528" width="352" /></center>さて、一般的なベイヤー配列型撮像センサーに対する<br />
Foveon X3の原理的な優位点というのは・・<br />
3層構造での各層で直接的に、B（青）、G（緑）、<br />
R（赤）の光を受けて画像化する為、カラーフィルター<br />
やローパスフィルターが不要であり、デモザイク処理<br />
における「演繹補間」等の演算が不要である事だ。<br />
すなわち、「解像感が高い描写」が得られる。<br />
<br />
まあ簡単に言えば「ベイヤー配列型センサー機では、<br />
フル画素の1/4の画素数でしか、最大の解像力が<br />
得られない」という弱点を解消する構造だ。<br />
<br />
（注：一般的なデジカメの画素数が「仕様上の1/4しか<br />
無い」というのは、カメラ界にとって不利な情報なので、<br />
一般層に、それが大々的に伝えられる事は、まず無い。<br />
でも、色々と勉強して、それが理解できたユーザー層等<br />
では「なんだ、今までずっと騙されていたのか！」と<br />
憤慨し、この問題が起きないFoveon X3機や、あるいは<br />
PENTAX(RICOH）の「リアルレゾリューション」等の<br />
技術に興味を持ち始めるようになるのだろうと思われる）<br />
<br />
また、3層構造センサーは発色傾向が独特であり、<br />
これの「色味」にハマるマニア層も多い。<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202204/23/38/c0032138_20284779.jpg" alt="_c0032138_20284779.jpg" class="IMAGE_MID" height="512" width="384" /></center>弱点は、まずカメラ側の不出来だ。<br />
<br />
<br />
Foveonでは、原理的に総画素数が大きくなるし、<br />
非公開情報だが、恐らくはFoveon専用の画像処理<br />
エンジンは存在せず、汎用的なベイヤー配列型の<br />
データを受け付ける画像処理エンジンを転用している<br />
と想像され、「Foveon情報を、ベイヤー型の情報に<br />
変換しないとならない」と思われる。<br />
<br />
<br />
画素数の多さとプリプロセッシング（前処理）の多さ<br />
あるいは、処理の流れ（シーケンス）の悪さ等から、<br />
処理が重く（遅く）、連写性能や書き込み処理時間<br />
等が犠牲になる。<br />
<br />
また、カメラ全体の機能不足と、操作系も悪い。<br />
<br />
加えて、初期のFoveon機ではJPEGへのエンコード<br />
（変換）処理が弱く、RAW現像が必須となっていた。<br />
<br />
私の場合、大量撮影をするケースが多いので、<br />
一々のRAW現像は、編集コスト（手間）が大きすぎる。<br />
おまけに、RAW現像ソフト「SIGMA Photo Pro」は、<br />
最新のPC動作環境を要求され、旧型PCで使ったり、<br />
又は大量（数百枚）の編集をするには、動作が遅くて<br />
やっていられない。（１枚あたり数十MBで、トータル<br />
で数GBのデータ量を扱うから、重いのも当然であろう）<br />
<br />
まあ、その点、本機dp0 Quattroでは、カメラ内<br />
RAW現像モードを備えていて、それは１枚処理だから<br />
そこそこ動作が速い事は利点だし、さらには、本機<br />
では小画素（500万画素）モードでも、RAW+JPEG<br />
撮影が可能で、かつ連写性能の低下はほとんど無く、<br />
それを使えば良いのだが・・ そうしたとしても<br />
RAW混じりのデータは、画像記録時間、カード保存<br />
容量の制限や、PC転送時間、HDD記録容量等の全般に<br />
負担が大きい。<br />
他のユーザーはいざしらず、私の場合では本機でも<br />
1日に1000枚位撮るケースもあるので、一々の<br />
RAW保存、RAW現像は、やってられない訳だ。<br />
（フル画素のRAWで1000枚撮ったら、55GB以上の<br />
容量となる・汗）<br />
<br />
まあ、RAWから処理した方が、センサーのDレンジを<br />
有効活用でき、編集自由度が向上したり、露出失敗<br />
写真の救済には使える事はわかっている。<br />
特に本機のような超広角機においては、天候や構図に<br />
よっては主要被写体がアンダー露出になりやすいので、<br />
RAW現像が有効な事も、試した結果でわかってはいる。<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202204/23/38/c0032138_20284881.jpg" alt="_c0032138_20284881.jpg" class="IMAGE_MID" height="375" width="500" /></center>でも・・　やはり鈍重なシステムは、個人的には<br />
好まないので、JPEGでサクサク撮る方を選ぼう。<br />
<br />
低機能カメラだが、幸いにして露出補正ダイヤルを<br />
備えているので、被写体状況に応じて、都度、露出<br />
補正を掛けて撮れば十分だ。どうせRAWで撮っても<br />
最終的にJPEGに出力される際には8bit（48dB）の<br />
ダイナミックレンジしか得られない。HDRやDレンジ<br />
補正処理を行わない限りは、JPEGで表現できる<br />
輝度範囲には限界があるから、RAW使用の主目的は<br />
露出レンジの撮影後での修正・救済措置となる。<br />
したがって、JPEGでも撮影時に十分に注意や設定を<br />
しておけば、ある程度は、課題は解消できる訳だ。<br />
<br />
<br />
それに、Foveon系機体でJPEGエンコードの処理に<br />
課題があったのは、旧来の機種での話であり、<br />
「dp0 Quattro」では、JPEGへの変換処理が改善<br />
されていて、JPEG出力だけでも実用範囲だ。<br />
<br />
「（ベイヤー配列型センサーで）何が何でも、RAWで、<br />
　フル画像で撮れば、最高画質が得られる」といった<br />
世間一般での風潮は、画像工学や、基本的なデジタル<br />
の原理がわかっていないようで、好ましくない次第だ。<br />
単に、重すぎるデータを扱っているだけだと思う。<br />
（注：高度な画像処理技術を用いれば、RAWデータ<br />
での下位ビットを、超解像処理や、収差の後補正の<br />
画像処理に流用できる可能性がある。ただ、それらは<br />
現代のカメラ内の技術の範疇では、まだ無理だ）<br />
<br />
他のFoveon X3の課題としては、心理的な要因がある。<br />
具体的には、Foveonは三層センサー構造であるから<br />
総画素数に対して記録画素数は約1/3程度となる。<br />
（注：Quattro機以外の1対1対1の三層構造の場合）<br />
<br />
まあ、当たり前の原理ではあるが、消費者層側は<br />
「画素数が大きいカメラの方が良く写るに決まっている」<br />
という単純な思い込みをする為、SIGMAでも記録画素数<br />
では無く、総画素数表記で、スペックを「盛る」傾向が<br />
あった。でも、これもまた、そんな事をしなくても<br />
わかっている人はわかるので、関係が無い話だが、<br />
なんだかビギナー層に媚びる様相は好ましくないし、<br />
逆に、ちょっとわかっているユーザー層からは<br />
「SIGMAは画素数を盛って発表している」といった<br />
変な批判話が出てくるのも、見ていて面白くない。<br />
<br />
それと、マニア層の中でもFoveonの熱狂的信者が居る<br />
事も、心理的には「ちょっと引いてしまう」理由に<br />
なり得る。「信者」等は、思い込みが激しい事が常<br />
なので、できるだけ「そっちの道」には関係したく<br />
無い訳だ。<br />
<br />
他にも、カメラ界では熱狂的な信者を持つ製品やら<br />
メーカーやらが存在するが、それらも同様に<br />
個人的には好まない。他社機や他製品等と比較した<br />
場合の得失とか、どんな用途に適するか、とかの、<br />
そういう冷静で客観的な会話や評価が成り立たない<br />
ままで、「これは凄いのだ！」とかと一方的に<br />
言われるから、やりにくい訳だ。　<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202204/23/38/c0032138_20284880.jpg" alt="_c0032138_20284880.jpg" class="IMAGE_MID" height="333" width="500" /></center>まあ、そんな訳で、長年の間、半分は意図的に<br />
Foveon機を敬遠していた事情もあったのだが、でも、<br />
もし、完全にFoveon機が無くなってしまった後では、<br />
評価もできれければ、文句を言う（笑）事もできない。<br />
とりあえず買ってみて、それからの評価分析だ・・<br />
<br />
ここで、Foveon機（センサー）の歴史を挙げておこう。<br />
<br />
＜Foveon X3の歴史＞（注：SIGMA製品のみ）<br />
<br />
＊初代Foveon X3 (2002年～2006年）<br />
　記録画素数：約340万画素<br />
　搭載機種→<br />
　一眼レフ：SD9(2002年）、SD10（2003年）<br />
<br />
＊二代目Foveon X3(2007年～2010年）<br />
　記録画素数：約460万画素<br />
　搭載機種→<br />
　一眼レフ：SD14(2007年）、SD15（2010年）<br />
　コンパクト：DP1、DP1s、DP1x、DP2、DP2s、DP2x<br />
<br />
＊Foveon X3 Merrill(2011年～2013年）<br />
　記録画素数：約1500万画素<br />
　搭載機種→<br />
　一眼レフ：SD1(2011年）、SD1 Merrill（2012年）<br />
　コンパクト：DP1 Merrill、DP2 Merrill、DP3 Merrill<br />
<br />
＊Foveon X3 Quattro(2014年～）<br />
　記録画素数：約2000万画素(APS-C型、4:1:1構造)<br />
　　　　　　　約2500万画素(APS-H型、4:1:1構造)<br />
　搭載機種→（注：ここから機種名は小文字表記）<br />
　一眼レフ：搭載機なし<br />
　コンパクト：dp0 Quattro、dp1 Quattro、<br />
　　　　　　　dp2 Quattro、dp3 Quattro、<br />
　ミラーレス：sd Quattro、sd Quattro H(APS-H) <br />
<br />
＊フルサイズ(35mm判）Foveon X3 1:1:1　<br />
　→2021年に「開発白紙（中止）」宣言あり。<br />
　個人的に思うに、これはピクセルピッチ的には<br />
　十分に実現可能だった(Quattroよりも広い）が<br />
　三層構造での「深さ」により、センサー周辺の<br />
　画素では、十分に「垂直光」が届かなかった<br />
　のではなかろうか？　でも、Foveon X3の今後の<br />
　進展に強い影響が出ているだろうし、中古市場でも<br />
　旧型の「Foveon搭載機」が投機的に高騰している<br />
　ので、残念な話だ。<br />
<br />
　垂直入射光やら、それ以外の課題を解決した上で、<br />
　新たなセンサー開発に着手してもらいたいし、<br />
　そもそも個人的には、フルサイズFoveonでは無く、<br />
　APS-C型等でも十分だと思っている。<br />
（むしろ、OM SYSTEMに、μ4/3機用Foveonを供給<br />
　できないものか？　画素数は稼げないがマニアック<br />
　度としては満点のカメラになりうる。<br />
　μ4/3機用の撮像センサーを供給していたPanasonic<br />
　も、ライカLマウント陣営に寄ってきているので、<br />
　このままではOM SYSTEMが孤立してしまいかねない。<br />
　ただ、SIGMAも、Lマウント陣営と言えるので、<br />
　この措置は、業界内での相関関係上では無理か・・）<br />
<br />
・・で、これらは前述の通り、本機以外は未所有なので、<br />
Foveonの歴史的変遷（どこが、どう進化して来たか？）<br />
については、わからないので、ばっさりと割愛する。<br />
<br />
また、ここでFoveonの原理だとか、ベイヤー配列<br />
型センサーとの差異、長所短所等を挙げていくと<br />
際限なく記事が長くなりそうだ（汗）<br />
<br />
・・まあ、そういう資料は、世の中のどこででも<br />
見つかると思うので、適宜参照されたし。<br />
なお、例え専門的な資料であっても、より詳しい<br />
内部の動作原理等は、企業秘密もあってか、<br />
公開されていない部分も大変多い。あまり真剣に<br />
調べても意味が無いかも知れず、概要だけ理解して<br />
おけば十分だとは思う。<br />
<br />
例えば、Quattroセンサーは、トップ（最上）層が<br />
約2000万画素、第二層、第三層は、約500万画素<br />
という、奇妙な4:1:1の画素数比の構成だが、<br />
これが、どういう原理で動いているのか？を<br />
調べようとしても、肝心のところは非公開なので<br />
行き詰ると思う（まあ、特許を閲覧する、という<br />
手段はある。一応、それらしき特許を発見したが<br />
難解であり、これを上手く説明する事は困難だ・汗<br />
それと、特許は他社が簡単には真似できないように<br />
あるいは他者に技術を盗まれないよう、わざと難解に<br />
書く為、これの内容が理解できたとしても、ベラベラ<br />
と説明してしまうのは好ましくない。興味があれば<br />
自分自身で調査研究し、理解するしか無いわけだ）<br />
<br />
また、調べている際に、良いところ（利点）だけ<br />
を見て「これは凄い！」とかと、単純に信奉し<br />
「信者」になってしまう事には要注意だ。<br />
「まるでロータリーエンジンだ」という比喩は<br />
良く聞くが、「技術」とは、そういった感覚的な<br />
話とは違うと思う。<br />
<br />
あえて比較対象を言うならば、Foveon誕生頃に、<br />
ベイヤー配列型センサーの元々持つ課題を解消<br />
する為に、例えばSONY等が試した「3CCD」方式や<br />
（参考：近年では、3CMOS方式となっている）<br />
FUJIFILMやKODAKが色々とトライした「特殊配列<br />
センサー」、あるいは後年に、センサーを微細に<br />
駆動させる、という「力技」で解決しようとした<br />
PENTAX(RICOH）の「リアルレゾリュ－ション」、<br />
さらには、SONYの「Quad Bayer」型センサー等、<br />
そのあたりの他社技術と、ちゃんと比較する事が<br />
望ましいと思う。<br />
<br />
また、Foveon X3にも、利点ばかりではなく弱点も<br />
いくつもあるので、そこもまた公平に見て、理解<br />
しておく必要があるだろう。<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202204/23/38/c0032138_20285987.jpg" alt="_c0032138_20285987.jpg" class="IMAGE_MID" height="333" width="500" /></center>なお、巷でよく言われる「解像感が高い」は、<br />
個人的には、あまりFoveon X3（だけ）の長所とは<br />
見なしていない。<br />
<br />
一般的なベイヤー配列型センサーでも、最大記録<br />
画素数の1/4で撮れば、補間処理が最小限となり<br />
そこそこの（→本来の）解像感（度）が得られる。<br />
（解像力→主にレンズ側の性能、LP/mm等<br />
　解像度→本来はセンサー側の「画素数」と等価<br />
　解像感→利用者が視認できるシステム性能）<br />
<br />
逆に言えば、通常型センサーで「フル画素」で撮ると<br />
解像感が低下してしまう。Foveon X3では、原理的に<br />
その問題が発生しないのだが、記録画素数が少ない<br />
場合が多いので、「どっちもどっち」という感じだ。<br />
<br />
ちなみに、個人的には、ベイヤー型センサー機は<br />
殆どの場合、最大記録画素数の1/4の最少画素数で<br />
撮影する習慣を持っている。（＝画素数が多い方が<br />
必ずしも良く写る訳でもない、という典型例）<br />
<br />
もう１つ世間で言う「発色の良さ（または独特さ）」<br />
は、個々の好みに依存するだろうし、そもそもカメラ<br />
の発色は、Foveonであろうがベイヤー型であろうが、<br />
X-Transであろうが、画像処理エンジンでの味付けの<br />
傾向に依存したり、装着レンズの種類や、勿論だが<br />
被写体の状態、あるいは利用者のカメラ設定の方法論や、<br />
アフターレタッチ（編集）手法にも大きく依存する。<br />
<br />
まあつまり、カメラの発色は、その利用者での用法や<br />
スキルに強く関わるものであるから、いつも言うように<br />
「このカメラは発色が悪い、とカメラのせいにしては<br />
ならない」という原則論がある。<br />
<br />
これを逆に言えば「Foveonだから色が良い」という<br />
ざっくりとした理屈も、成り立たないという事である。<br />
多少、他機とは異なる発色傾向が得られるとは言え、<br />
それを生かすも殺すも、ユーザー（オーナー）次第だ。<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202204/23/38/c0032138_20285989.jpg" alt="_c0032138_20285989.jpg" class="IMAGE_MID" height="333" width="500" /></center>では、ここからは本機dp0 Quattroの長所短所について<br />
簡単に述べておこう。<br />
<br />
＜長所＞<br />
＊まず、搭載レンズの優秀さがある。<br />
　解像力は特筆すべきであり、SIGMA Art Lineの<br />
　高性能レンズ級だ。そちらは大きく重く高価な<br />
　三重苦レンズだが、このレンズは多少大きいとは<br />
　言え、コンパクト機に搭載されているところが凄い。<br />
　解像感や歪曲収差のみならず、ボケ質もそこそこ<br />
　良く、贅沢な部材を多用したレンズ構成で、諸収差<br />
　をバランス良く補正している。<br />
「コサイン4乗則」が課題となりやすい超広角レンズ<br />
　ながら（少し絞り込めば）周辺減光も殆ど発生せず、<br />
　なかなか素晴らしい。<br />
<br />
　ただ、「逆光耐性の低さ」という課題があるので、<br />
　万能のレンズという訳では無いだろう。<br />
<br />
＊上記レンズの優秀さにFoveon Quattroセンサーが<br />
　加わる事で、解像感と発色傾向の良い、独特の<br />
　システムとなる。特に「風景専用機」としての<br />
　利用形態に最も向くであろう。<br />
<br />
　また、モノクロ撮影時にも、このセンサーでの<br />
　トップ層の高性能が、そのまま活用できる。<br />
　本機のカラー時の発色にはクセがあるので、<br />
　いっそモノクロ専用機としてしまう方法論もある。<br />
（注：モノクロモードとしても記録ファイル容量は<br />
　1/3にはならず、カラー撮影と同等である。<br />
　よって、単純にトップ層データのみを使っている<br />
　訳ではなく、複雑怪奇な画像処理内容だ）<br />
　<br />
＊MF時、またはAFからのシームレスMF移行時<br />
（注：自動拡大あり。自動拡大は停止可能）での、<br />
　距離指標の表示の他、絞り値と撮影距離に応じた<br />
　被写界深度の目安の目盛りが表示される。<br />
　指標のスケールが粗いので、実用性がどこまで<br />
　あるか？は疑問ではあるが、これは、なかなか<br />
　マニアックで好ましい機能だ。<br />
（なお、AFリミットモードが存在し、合焦範囲を<br />
　変更できるが、通常の18cm～∞設定で十分だ。<br />
　それと「速度優先AF」をONとすれば、合焦動作中<br />
　でのライブビューが停止する分、高速化される）<br />
<br />
＊製品企画コンセプトに信念と割り切りがあり、潔く、<br />
　かつ、マニアックである。こうした「売れる筈も<br />
　無いだろう」機種を、よく発売に漕ぎ付けたものだ。<br />
<br />
　ただ、個性的すぎる外観や、超広角単焦点機は<br />
　用途を著しく限定するので、本機を欲しいと思う<br />
　消費者層の比率は、限りなく低いかも知れない。<br />
<br />
＜短所＞<br />
＊搭載レンズの逆光耐性の低さ<br />
　前述のように、フレアやゴーストの発生があり<br />
　かつ、それが回避しにくい。<br />
<br />
＊カメラとしての機能不足　<br />
　例えば、手ブレ補正無し、デジタルズーム無し、<br />
　エフェクト無し、ピーキング無し、AUTO ISOの<br />
　低速限界設定無し、動画撮影機能無し、等。<br />
<br />
　個々の機能不足への対策・対応は、超高難易度と<br />
　なるケースが多く、初級中級層は、もとより、<br />
　上級層以上でも、なかなか厳しい状況だ。<br />
<br />
＊書き込みの重さ（遅さ）<br />
　3層構造により総画素数が多い為、メディアへの<br />
　書き込みに時間がかかり、かつ、連写性能や<br />
　バースト枚数（連続撮影可能枚数）にも影響が<br />
　出ている。<br />
<br />
　実用上では、断続的に連写は可能ではあるが、<br />
　連写中のブラックアウトや、メディアへの<br />
　長時間の書き込みが完了しないまでの間は、<br />
　画像再生やメニュー操作が不能な課題がある。<br />
<br />
　ちなみに、小画素(約500万画素)での、RAW、<br />
　JPEG、RAW+JPEGで使用時、連写は秒4.5コマ<br />
　バースト枚数は12枚となる。<br />
　大画素での使用時は、いずれの性能も低下する<br />
　し、連写終了後の書き込み時間も長い。<br />
（参考：JPEGの小画素撮影条件で、12枚連写後に、<br />
　バースト9枚表示迄の復帰時間は約20秒もかかる）<br />
<br />
　また、バッファメモリー（推定512MB)が一杯に<br />
　なるか、又は、所定のバースト枚数に到達すると、<br />
　シャッターが切れなくなる仕様だ。（ここから<br />
　１枚でも撮れるように復帰する迄に10秒弱かかる）<br />
　なお、書き込みからの復帰中でもモニターに連続<br />
　撮影可能枚数（最大9枚表示まで順次増えていく）<br />
　が常に示されている。<br />
<br />
＊操作系が悪い<br />
　メニューや設定操作の記憶機能なし、<br />
（注：電源を入れている間はメニュー位置は保持）<br />
　カスタマイズ機能が貧弱、等。<br />
<br />
　ただ、上記の「機能不足」が、逆に幸いしていて<br />
「QS」というボタンで表示できるコンパネ風メニュー<br />
　内で、たいていのカメラ設定が可能だ。<br />
<br />
　しかし、コンパネも最終編集位置の記憶機能が<br />
　無く、操作の「手数」は、どうしても多くなる。<br />
（注：電源を投入している間は、勿論、編集位置は<br />
　記憶している。が、いったん電源を切ってしまうと<br />
　編集位置を忘れてしまい、また最初からやり直しだ）<br />
<br />
　後、操作系ではなく「操作性」であるが、<br />
　SDカードスロットのフタがゴム製という、ある意味<br />
　希少とも言える(PENTAX K-01、2012年以来）貧弱な<br />
　仕様で、開け難いという課題がある。<br />
<br />
＊物理的なサイズが大きい<br />
　dp Quattroシリーズ機全般で横に長く、<br />
　do0 Quattroでは、さらにレンズも大きい。<br />
　一眼レフと同等の収納容積を必要とし、可搬性に劣る。<br />
　<br />
＊EVFなし<br />
　風景専用機として屋外で使う上で、背面モニターが<br />
　見え難いケースが多い。<br />
　別売オプションで、「LCD View Finder LVF-11」<br />
　があるが、ただでさえ上記の「大きい」という課題が<br />
　さらに大きくなってしまうので、購入していない。<br />
<br />
　対策としては、「外付け光学ファインダー」の<br />
　利用がある。私の場合は、SIGMA純正ではなく、<br />
　COSINA社の「21mm View Finder」(2001年頃）<br />
　を装着している。これの利用により、背面モニター<br />
　が見え難い場合でも構図が決められる。<br />
<br />
　ただし、課題もあり、本機はレンズが大きすぎて、<br />
　このファインダーでは、構図の下部が見えない事。<br />
　また、この光学ファインダーは銀塩末期においては<br />
「比較的見えが良い」と認識していたのだが・・<br />
　dp0 Quattro本体よりも、歪曲収差がはるかに大きく<br />
　背面モニターで見た方が構図の正確性が得られる点。<br />
　また、外付け光学ファインダーは、いずれも高価な<br />
　オプションなので、アクセサリーシューからの<br />
　脱落・紛失には注意する必要がある。<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202204/23/38/c0032138_20285909.jpg" alt="_c0032138_20285909.jpg" class="IMAGE_MID" height="333" width="500" /></center>＊ノイズ耐性、高感度性能<br />
　Foveon X3では、原理的に、3層のセンサーから<br />
　独立に発生するノイズの低減処理は難しい模様だ。<br />
<br />
<br />
　この対策として、屋外撮影を主眼として、必ず<br />
　ISO400以下で使うようにしている。AUTO ISOの<br />
　場合も上限をISO400迄に留めておく事が無難だ。<br />
（注：「白とび軽減モード」も、ISO400以上では<br />
　効かなくなる仕様である。<br />
　また「トーンコントロール」（階調補正）機能の<br />
　常用も、ノイズを目立たせる原因となる）<br />
<br />
　それから、このセンサーはISOを400位に、少々<br />
　上げただけでも「解像感の低下」が既に始まる。<br />
<br />
　本来、ISO100ですべて撮りたいところだが、<br />
　それだと撮影条件的に厳しいので「ISO400迄を<br />
　許容して使うしかないかな？」と思っている。<br />
<br />
　なお、AUTO ISOの低速限界設定は調整不能だが、<br />
　1/30秒がデフォルトとなっている模様で、<br />
「21mm画角→ 1/21秒以上」の、手ブレ限界理論<br />
　からすると、少し余裕がある。<br />
（1/20秒以下となると、手ブレ警告マークが出る）<br />
<br />
　レンズの特性的（多くの理由があるが、割愛）<br />
　にも、あまり絞り込んで撮る必要性は無いので、<br />
　シャッター速度やISO感度に常に留意をすれば、<br />
　三脚を常用する必要も無いであろう。<br />
（注：私の場合、当然ながら、手持ち撮影100%だ。<br />
　本ブログでは、基本的に三脚使用は非推奨である）<br />
　ただし、低速シャッター撮影に成り易い状態<br />
　なので、動体被写体には、あまり適正が無い。<br />
<br />
＊最高シャッター速度の制限<br />
　レンズシャッター機であり、設定絞り値に応じて<br />
　1/1250秒（F4）～1/1600秒（F5.6）～<br />
　1/2000秒（F8以上）が上限値だ。<br />
<br />
　レンズシャッター機の場合、絞り兼シャッター<br />
　羽根の動作距離があるので、絞り込むほどに<br />
　高速シャッターが可能となる。でも、実用上では<br />
　絞りを開けた場合に高速シャッターが欲しいので<br />
　これの原理と実用性は矛盾している。<br />
　<br />
　これの対策としては、日中晴天時で、ISO100で<br />
　絞りF5.6程度とすれば、1/1000秒程度までの<br />
　シャッター速度となるので、制限にかからずに済む。<br />
（注：F5.6にした時点で上限値は1/1600秒となる）<br />
<br />
　絞り開放(F4）は、遠距離撮影には使わず<br />
　近接撮影等で弱暗所での利用に限るのが良い。<br />
　なお、絞り開放の際には被写界深度が浅くなり、<br />
　背景を軽くボカした撮影表現も可能だ。<br />
（参考：その際のボケ質だが、像面湾曲や非点収差が<br />
　良く補正されている模様であり、大口径広角レンズや<br />
　近接広角レンズでありがちな、ボケ質破綻は、発生し<br />
　難いという長所がある）<br />
<br />
　なお、前述のように高感度特性が弱いカメラなので<br />
　シャッター速度オーバーを回避する目的のND（減光）<br />
　フィルターは常時は使えない、同様にPLフィルターも<br />
　常用は厳しい。<br />
<br />
　なんだか、撮影条件を極めて制限する、非常に難しい<br />
　カメラとなっている。カメラ側の全ての限界性能が<br />
　低いので、それらを理解し、制御あるいは回避が<br />
　できる超上級層向けだ。<br />
<br />
＊レンズ鏡筒の表面仕上げがツルツルである<br />
　MF操作が若干やりにくい点と、レンズに指紋等が<br />
　べったりついてしまう弱点となる。<br />
<br />
　MF操作は近接撮影時以外では、まず行う事は<br />
　無いが、AF時でも、カメラの重心バランスを保持<br />
　する為には、レンズ鏡筒を持つ必要がある訳だ。<br />
（注：稀に、勝手にシームレスMFとなってしまう。<br />
　同様に、十字キー上のAF/MF切り替えも、カメラを<br />
　保持した際に勝手に切り替わり易いので要注意だ）<br />
<br />
　なお、オプションで「ベースグリップ」が用意<br />
　されている。ここもCOSINA製の旧型同等品の装着を<br />
　試してみたが、特にホールディングでの有益性は<br />
　感じられず、MF撮影時での持ち替えも面倒だ。<br />
　あくまで趣味的なオプションであろう。<br />
<br />
＊バッテリーの持ちが悪い<br />
　CIPA基準で200枚の撮影枚数しかなく、<br />
　これは近代機の中では最低レベルとなる。<br />
<br />
　が、実使用上では、小画素(500万画素）のJPEG<br />
　撮影時で、1000枚程度の大量撮影でも、まだ<br />
　1/4ほどバッテリーが残っていたので、恐らくは<br />
　1200枚程度までは十分に撮影できたであろう。<br />
<br />
「CIPA規格での5倍～6倍の撮影枚数」が個人的な<br />
　目標値なので、これはだいたいOKであるし、<br />
　このカメラの特性上でも、1日に1000枚以上撮る<br />
　ケースは、まずあり得ないと思うので問題は無い。<br />
　<br />
　なお、撮影可能枚数が少ない為、この製品には<br />
　バッテリーが2個同梱されている。<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202204/23/38/c0032138_20285942.jpg" alt="_c0032138_20285942.jpg" class="IMAGE_MID" height="528" width="352" /></center>では、最後に、本機の評価点数を上げておこう。<br />
なお、いつも書く事だが、こういう評価項目や評価<br />
内容は、オーナー毎のカメラの利用方法等に大きく<br />
依存する為、必ずユーザー個々に行うべきだ。<br />
（→他人の評価は参考にならない、という意味）<br />
<br />
＜SIGMA dp0 Quattro　個人評価点＞<br />
<br />
【基本・付加性能】★★☆<br />
【描写力・表現力】★★★★☆<br />
【操作性・操作系】★★<br />
【高級感・仕上げ】★★★☆<br />
【マニアック度　】★★★★★<br />
【エンジョイ度　】★★★<br />
【購入時コスパ　】★★（新古購入価格：66,000円）<br />
【完成度（当時）】★★☆<br />
【歴史的価値　　】★★★★★<br />
★は1点、☆は0.5点　5点満点<br />
----<br />
【総合点（平均）】3.33点<br />
<br />
この評価点の傾向は、非常にデコボコしている。<br />
簡単に述べれば、描写力が良く、マニアックで<br />
かつ歴史的価値が高い機体だ。<br />
（注：描写表現力は、当初5点満点を与えていたが、<br />
逆光耐性の課題が重大であり、少し減点している）<br />
<br />
しかし、他の評価項目のほとんどが標準点(3点）<br />
程度か、それを下回っている。<br />
弱点が多く、非常にクセが強い機体だ。<br />
<br />
全般的に、殆どの弱点は、カメラ側の性能を発揮<br />
できる撮影条件が極めて限られている事に起因する。<br />
<br />
「Foveon X3」の性能が上手くハマった場合での<br />
高描写力を絶賛するマニアのユーザー層は多いのだが、<br />
その結果を得る為には、他の大半の写真を「失敗作」<br />
として切り捨てる条件（覚悟）が必要だ。<br />
<br />
この歩留まり（成功率）の悪さを、どう見るかは<br />
ユーザー個々の利用ケースによる判断になるだろう。<br />
（少なくとも、重要な用途、すなわち実用・業務の<br />
撮影には、安全に使えるカメラでは無い）<br />
<br />
すなわち、本機ほど「ユーザーを選ぶ」カメラは<br />
他に無いとも言え、評価点の傾向はオーナー個々に<br />
さらにバラつく傾向があるだろう事は注意点だ。<br />
使いこなせなければ、完全な「ダメカメラ」だ。<br />
<br />
まあでも、評価総合（平均）点が3.0を超えて<br />
3.3点程度もあれば、まずまずのカメラだと言える。<br />
（この為「歴代カメラ選手権」シリーズ（予定）に、<br />
急遽、下位ながらも追加選出される事となった）<br />
<br />
----<br />
では、本記事は、このあたりまでで。<br />
<br />
本シリーズの対象となる（デジタル）コンパクト機<br />
は、2010年代から市場縮退が著しく、かなり高価な<br />
高付加価値型機体と、特殊用途カメラしか存在しない。<br />
・・なので、滅多にそれらを買う事は無いが、もし<br />
また何か、マニアックな機体を入手する事があれば、<br />
引き続き本シリーズで紹介する。]]></description>
      <dc:subject>不定期：コンパクト・クラッシックス</dc:subject>
      <dc:creator>p_chansblog</dc:creator>
      <pubDate>Sun, 24 Apr 2022 06:12:27 +0900</pubDate>
      <dc:date>2022-04-24T06:12:27+09:00</dc:date>
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