いつもの名機対決シリーズでは、国産の主に銀塩一眼レフで同年代のものを
2機種ピックアップして、多角的に「対決」を行っているのであるが、まあ、スペック、
つまり「数値的な性能」を比較しても意味が無いのは、毎回書いている通りである。
何故意味が無いか? といえば・・・ だって、そんな性能データなんか、雑誌や本、
あるいはネットをひけば一発で分かるでは無いか?
たとえば、1970年代の、ニコンF2と、キヤノン F-1を比較する、どちらも
シャッター速度は最高1/2000秒、どちらも露出計を搭載した機械式一眼だ・・
じゃあ「引き分け」とするのか? それでは面白みが無い・・
1990年代の後半に、カメラ専門誌以外の雑誌で一眼レフの特集号が発売された、
私はその雑誌を思わず購入してしまったのだが、内容を見て愕然とした。
そこには、単にカメラのスペックだけが延々書かれていた・・
カメラ専門誌では無いから、ライターも実際にそれらのカメラを使った上で記事を
書いた形跡は無い・・ 「なんじゃあこりゃあ・・」と思ったのは言うまでも無い。
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