さて、今年の「熱い季節」ドラゴンボート大会もいよいよ大詰めだ。
今日は2008年10月18日に、大津市の琵琶湖競艇場で行われた
びわこドラゴンボートスプリント選手権の模様をレポートしてみよう。
まず、スプリントとは短距離の事、ここ琵琶湖の大会では、ドラゴンの
レースとしては最短クラスの200mの長さで競われる。
同じ琵琶湖では、逆に国内最長の1000mの長距離大会も毎年行われ、
長いのと短いのと・・・特徴が良く出ている。
天気も良く、10月と言うのに気温も高く、選手達もほがらかな表情だ。
昨年のこの大会は、大雨で厳しいレースとなった。
どうせ水に濡れるのだから、という訳でドラゴンボートの大会は
よほどの荒天にならない限りは中止になる事は無い。
ただ、昨年の場合、その前日まで暖かい陽気が続いていて、
いきなりレース前日の夜から当日にかけて、十数度も気温が下がった
ので大変だった。
ウェットスーツはまだしも半袖Tシャツの選手等は雨と湖水に濡れて
唇を真っ青にしながらガタガタと震えながら寒さと戦っていた。
私も急遽購入した長袖の上着の上からビニール合羽を着て、
雨の中の撮影を続けていた・・
しかし、今日は非常に良い天気・・ まあ選手達には良いのだが
撮影する上では大変だ、東向きの琵琶湖競艇場は午前中は超逆光に
なり、1段やそこらの露出補正プラスでもボートは真っ黒。
結局2段近くプラスに補正して、ボートはいいが背景は完全に真っ白
という写真を量産する羽目になる(汗)
さて、レースの内容だが、ジュニア部門(中学生中心)、男女混合、
オープン(性別不問)の3つのカテゴリーがある。
混合とオープンでは、予選→敗者復活→準決勝→決勝と、3回平均で
最低2回~最大4回のスプリントレースを各チームがこなす事になる。
ジュニア(中学生)は2回のレースの合計タイムで順位が争われる。
ジュニアは地元滋賀県の中学校のチームが多い。
まだあどけない表情だが、それでも体つきなどは最近の中学生であるから
大人にあまりひけを取らない体格の子も多い。
で、ボートのパドル(櫂)さばきは?・・と言うと。
まあ、さすがにまだイマイチ揃っていない部分もあるが(汗)
それでも単純に慣れていないだけの問題であり、2レースも終る頃には
なんとかサマになって見れるようになる。子供の順応力はなかなか凄く
同じく琵琶湖で毎年8月に行われる小学生中心の「ドラゴンキッズ」の
レースにおいても、見ているうちにみるみる上手くなっていく様子が
わかる。
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さて、琵琶湖スプリントの目玉と言えば、毎年恒例のチアリーディング
である。日本屈指の、いや、今や完全に国内トップクラスの地位を
不動のものとした梅花女子大チアリーディング部「レイダース」
これはともかく凄い・・
(今回は特別の許可を貰って撮影をしています。危険なので事故防止
の為、一般の観客、選手による演技の撮影はご遠慮いただいて
おります。また、琵琶湖ドラゴンボートフォトコンテスにもチア演技の
写真は応募できません。)
素早い動作、シーン展開の速さ、明瞭で着実な演技、すべてが一級品
であり、その圧巻は、3段ピラミット上からの高いジャンプ・・・
まあ毎年見ているのだが、いつ見てもこれは驚きを隠せない、
昨年は雨天の為、競艇場スタンド施設内の吹き抜けで演技を行った
のだが、天井の高さに制限があるとは言え、3階まで上がって撮影を
した記憶がある。
今年は屋外のオープンスペース、高さを気にせず、思い切りジャンプだ・・
しかし、ジャンプが高くて速くてカメラのフレーミングが間に合わない(汗)
レイダースの皆さん、例年は昼間はフレンドシップ(勝敗無関係の親善
レース)などにも出場し、閉会式まで居ていただいているのであるが
今回は世界大会が近く、猛練習の忙しい日程を割いて開会式のみに
来て貰っている。ほんと、お忙しい中、お疲れ様でした・・
さて、こちらは今年初登場の大津市からの参戦「小寺製作所」チームだ、
なかなかコワモテのメンバーもいたりして、ちょっと注目株。
そもそも初回参戦でチームおそろいのユニフォームを作ってくるという
事はそこそこ実力も自信もあるという事なのであろう。
いきなり初戦で彼等と当たる「池の里レイカーズ」は、地元滋賀県の
町内会から発展したチームであるがここのところ急速に実力をつけて来て
いるチームであり、小中規模の大会で入賞したりして俄然モチベーションが
上がっている。他のチームやドラゴン競技自体もよく勉強(研究)していて
対戦相手のデータも集めたりしているのであるが、さすがの「池の里」でも
初出場の「小寺製作所」のデータは無い様子で少し緊張気味だ。
さて、びわこドラゴンボートスプリント大会、いよいよ本番スタートだ、
まだ紹介していない強豪・古豪チームなどはいったいどんな様子なので
あろうか? そしてレースの展開は・・? さらに美人選手達は・・?(笑)
以下「中編」に続く・・