
「四條畷」(しじょうなわて)、難読地名である・・
大阪の京橋駅からJRの学研都市線で十数分と比較的都心に近いベッドタウン
であるが、この学研都市線は、京都の京福(嵐電)同様に難読駅名が多い。
例えば、鴫野(しぎの)、放出(はなてん)、住道(すみのどう)等がある。
その四條畷駅を降りると、もう生駒の山並みがすごそこに見えている。
大阪の平野部というのは意外にあまり大きくなく、都心から20~30分ほど
電車に乗るだけで山裾の町に到着する事もよくある。
12月初旬、紅葉がとても良い感じになっている。

JR学研都市線の主要駅である京橋からは京阪電車が出ていて、京都には、
1時間以内で行く事が出来るのであるが、あいにくこの時期の京都は観光客が
多すぎて近寄らないのが無難だ。 同じ京橋からでも学研都市線ならば観光客の
姿は殆ど見られず、快適に散策・撮影ができる。
四條畷はベッドタウンなのでいわゆる観光名所は無いが、楠木正成(くすのきまさしげ)
の息子さん(正行)の大きな墓があり、楠木公ゆかりの地として地名や店名などに
「楠」の文字が目立つ。(四條畷神社も楠木公を祀る)
・・さて、紅葉の山側に向かい、山裾の四條畷神社を目指して歩くとしよう。
ゆっくり歩いても徒歩20分ほどで四條畷神社に到着する、参道は少し上りに
なっていて、神社には長い階段もあるが、さほどキツクは無い。

枯れたアジサイがまだ残っている・・
この神社には初めて訪れたのだが、なかなかこれはいい感じかもしれない・・

神社としては中程度の広さの境内のすぐ横はもう山となっている。
ここから山岳ハイキング数kmで生駒山内のいくつかの「園地」(注:自然公園)に
行く事もできるが、ここを訪れた時間はすでに夕方、ハイキングに行ったら真っ暗で
遭難してしまうので(汗)それはまたの機会にしておこう・・

しかし、この四條畷神社は今まで来た事が無かったし、休日の撮影で帰る時間には
まだ若干早かったので何気なく寄ったという程度であったが、意外にも、かなりの
紅葉の穴場だった。
以前は紅葉ガイドみたいな本を買って、京都や奈良の紅葉スポットに訪れる事も
あったのだが、すでにガイドブックには素晴らしい写真が乗っていて、
そこを実際に訪れても、観光客が沢山いるだけで、写真もゆっくりと撮れず、
「まあ、こんなもんか・・」と、また観光客でぎゅう詰めの電車に乗って帰ったり
渋滞の道をイライラとしながら帰る事が殆どだった。
けど、こういう風にフラリと立ち寄ったあまり有名では無い場所がとても良い所だと
なんだか嬉しくなる。
ガイドブックの載っている写真が頭に残っていて、そのコピーのような写真を
撮るハメになるような事もなく、自由にのんびりと紅葉の季節を満喫できる。

カメラは一応、一眼に換算200mm弱相当の望遠系マクロを持ってきているが、
いつものようにコンパクトもサブに持ってきているので、気分で使い分けても良いし
ちゃんとこれは一眼で、これはコンパクトでと、きっちり使い分けても良し・・
どうせ周囲には写真を撮っている人も誰もいないので、なんだかせかされるような
気持ちになる事もなく、撮影、あるいは参拝ものんびりできる。

でも残念ながらもうタイムアップだ、
冬の夕暮れは早い・・ 寒くならないうち四條畷の駅に戻るとしようか・・

四條畷からはJRで京橋に戻っても良いし、京阪線(守口や寝屋川市)や近鉄奈良線
(瓢箪山駅)にもバスが出ている、観光地ではないがベッドタウンとしては交通の
便は割りと良い方だ。
私はJR京橋方面行きで途中下車して新しく出来た地下鉄「今里筋線」に乗って帰る
としようか・・ そして来年春になればJRの新線の「おおさか東線」も出来て、
近くの「放出(はなてん)」駅を通るので、また桜の季節にでも来てみるとしよう・・
桜の季節も紅葉と同様に、名所はどこも人で混雑するが、穴場スポットも探していけば
いくらでもある・・ あるいは来て(行って)見てのお楽しみ・・というのもまた
楽しいかも知れない。