さあ、琵琶湖ドラゴンボート・スプリント選手権大会が始まった。
この大会は、200mの短距離決戦であり、毎年琵琶湖競艇場で行われる。
天気は生憎の雨、気温も低い。 この大会で雨になったのは確か初めてだと思うが、
果たしてこの雨は、選手の心理そしてレースの結果にどんな影響をもたらすので
あろうか・・・?
雨であるが、琵琶湖競艇場はマリンスポーツのメッカ琵琶湖が誇る設備を持ち
屋内環境は非常に充実している。
そして、イベントとしてのエンターティンメント性も非常に高く、レース以外にも
楽しめる工夫が随所に施されている。
まずは・・ 今年初登場の新キャラクターだ。
その名も「キャッフィー」、どうやら「琵琶湖オオナマズ」をモチーフにしているらしい(笑)
ドラゴンボートのパドル(櫂)を渡され、会場内を練り歩き、子供達の人気者となっていた。
そして、チアリーティング。
梅花女子大の
「レイダーズ」は国内有数のチアリーディングチームであり、
ここのところ毎年応援に駆けつけてくれる。 さらには「フレンドシップ」という
エキシビジョンレースにおいても彼女達が実際にドラゴンボートを漕ぐという大活躍だ。
ちなみに背景にチラリと写っているのは、昨年のドラゴンボート・フォトコンテストの結果を
パネルにしてズラリと貼り出している。
顔見知りのブロガー諸氏が上位入選しているのは、拙ブログの記事の影響もあると
思うが、今後さらにフォトコンも盛り上がっていくことを期待しよう・・
(勿論今年もフォトコンは行われる、ただし雨天の悪条件なのでなかなか厳しい
ところがあったと思うが・・)
そして、競艇場のオーロラビジョン(大画面ディスプレイ)
多数のビデオカメラにより、あらゆる角度からドラゴンのレースの模様を映し出し、
必要に応じて、replay再生も自在だ。 これはなかなか便利な設備の筆頭。
さらには、売店も完備。
ホットドックやタコヤキ、焼きそばといった軽食が、ハラペコの選手達の
胃袋を満たしてくれる。
選手のレース中の飲酒は事故防止の為、厳重に禁止されているが、ビールが飲みたく
なるところだと思う、まあ、私も飲んでフラフラで撮影しているわけにはいかないので、
一番人気のフランクフルト(210円)を1本買ってほおばるとしようか(笑)
そして、協賛企業による栄養ドリンクや、ツボ貼りパッチなどの無料サービスも・・
まさに、いたれりつくせりの設備である。
屋外スポーツを行う場所ではなかなかこういう事はない、ましてや
ドラゴンボートだったら普通は川辺や海辺の炎天下で競技をするという環境だ・・
え~、こうした恵まれた設備で試合がができること、そして普段からこうした
場所で練習していることについて、地元、琵琶湖ドラゴンボートクラブの方に
話を聞いてみましょう・・ どうですか?
琵琶ドラ「おいおい、匠さんよ、いつもオレの事撮っているのに、ちっとも記事に
載せてくれないじゃあないか!」
匠「す、すみません・・(汗) 琵琶ドラさんは美女が多いのでどうしても
そちらを優先する事に・・」
琵琶ドラ「アハハ・・ まあ、そりゃそうだ・・(笑)」
(ふう・・・ インタビューはやぶへびだったか・・苦笑)
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さて、試合はすでに始まっているのだが、そんな感じで会場の中を走り回って
いるので、ボートの方がなかなか撮れない(汗)
でも、まあ、今日の雨の条件では、ボートを撮ろうとしても、そこそこ難しいのだ。
まずはISO感度をかなり上げないとシャッター速度が遅くなって、被写体ブレと
手ブレを誘発する。 それに雨で被写体自身のコントラストは下がり、全体として
みれば逆光も加わって被写体真っ黒、その他真っ白なんて写真を連発するだけだ。
雨で機材も濡れるから、あまり自由な位置に走り回っての撮影もできない、
発艇の場所は屋根があるのでそこに行けばまあ撮れるのだが、同じようなアングル
ばかりの写真になってしまう。
だから、今日はもうボート撮影はできるだけ控えめにして、選手達を中心に
撮っていくことにしよう・・
ジャーンプ! とばかりに、太鼓を飛び越す選手。
レースを終え帰ってきたところが、手前にボートがもう一隻あるので、
降りるのが大変なのだ、漕ぎ手はそのまま手前のボートを渡って戻れるが
鼓手は帰り道が無い、やむなく太鼓を飛び越して無事帰還(笑)
今日は雨なので太鼓にもビニールがかけてある。
このため、いつものドラゴンの、ドンドンドン・・ という太鼓の音は響かない、
ドシャン、ドシャンとなんだか響きが悪いが、まあ、それもいたしかたない。
そんな雨の中だが、レースは通常通りに行われる。
今日は44チームという多数の参加、レース数も31となかなか多い。
雨で試合進行が遅れている、夕方暗くなる前に全レースを終れるだろうか?
そんな事が心配される珍しい展開になった。
しかし、まあ、雨の中でも熱い戦いは行われるのだ・・
続編では、主要なチームにスポットをあて、レースの模様を伝えていくことにしよう・・
(つづく)