桜の季節も、もう終りなのだが、それにつけても、日本人というのは、
何故こんなに桜が好きなのであろうか?

短命で美しい花だからか?、それとも寒い冬が終り春の暖かさを感じる時期に咲くからか?
いや、もしかすると、日本における新年度はちょうどこの時期。
新入学や進級、入社や転職など様々な人の動きがこの時期にあるからだろうか?
人が動けば、当然出会いもあり、別れもある。

そういう気持ちに、桜を重ね合わせているのが日本人の特徴なのだろうか?

人と人との繋がりを桜が思い起こさせてくれるのであれば、
もう会えなくなった人の事もまたこの時期には思い出すこともあるかもしれない。

ただ、人はまた、そうした時の流れをも受け止めていけるのかもしれない。

写真は映像の記録。
けれど、写真は映像による表現をも合わせ持つ。

記録として残すための写真も時には必要なのかもしれない。

けど、そこにある被写体は、本来は単なる映像ではなく、
その時、その場所で感じた感覚やイメージの集合体なのだろうと思う。
だから、人はその感覚を記憶に留めるためにシャッターを切る。

写真から想像できる要素は映像のみならず感覚の全てがあると思う。

写真はずっと残る、記録としてだけではなく、記憶としても・・
今年の桜の写真は、どんな記憶を残してくれただろうか?