さて、
CLUB HENTAX のオフ会で行った海遊館(かいゆうかん)である。
巨大水槽を持ち、大阪では屈指の大型水族館である。

ジンベイザメが有名であるが、隠れた見所としては、クラゲがある。
海遊館のクラゲはなかなか神秘的で楽しいのだが、あいにく水族館の常として
入場料が若干高いのである。 なので、もう何年も近くまでいくものの、
海遊館の中に入って写真を撮ることはしていなかった。
海遊館の入場料は2000円。これを大阪の金券ショップなどで購入すると1850円となる。
でも、もっと得なのは、大阪市内の地下鉄やバスが乗り放題になって2400円の
「OSAKA海遊きっぷ」、市内のみならず、阪急版、南海版など各私鉄も乗り放題に
なるバージョンがあり、なかなか便利だ。 たとえば阪急版ならば、2800円で、
京都から神戸までの阪急線と大阪市内の地下鉄などが乗り放題。
おまけに、大阪市内の各施設の入場料も10%前後割引になるのでさらにお得だ。

海遊館のもう1つの問題は、混むことである。
しかし、実は大型水槽というのは、1つしかなくて、まず一番上までエスカレーターで
上がってそこから螺旋状に水槽の周りを降りてくる仕組みである。
なので、実は最初だけ混んでいる・・ そこをクリアしてしまえば、下の方から同じ水槽を、
すいている環境で撮ることができるのである。

カメラ、レンズは何が適しているか? と言えば、だいたいF2前後の開放f値の明るい
単焦点で、銀塩換算100mm前後の中望遠であればちょうど良い。
あとはマクロ撮影もできる開放f値のできるだけ明るいコンパクトがあればベストである。
というわけで、私の装備は、いつものGRD と*istDs+FA77/1.8Limitedである。
ちなみに、手ブレ補正機能よりも、高感度の方が有効である。
何故ならば、ともかく魚の類は動きが速い場合がある。
ちゃんと止めて撮るならば、1/500秒前後のシャッター速度が必要だ。
ISOをあまり上げず、小口径(暗い)レンズで、1/60秒とかのシャッター速度に
なっていたら、いくら手ブレ補正で万全を期しても、被写体ブレでガタガタである。
そして、もう1つの問題は、厚いガラス水槽である。

水槽に近寄るだけで、ガラスの屈折率の差が目に入ってきて、視界がぐにゃりと歪む
「き、気持ち悪い・・汗」
まあ、それは慣れの問題だとして、カメラのレンズを向けると、厚いガラスにはばまれ、
できるだけガラスに垂直にカメラを立てないと、なんとなくどこにピントを合わせて
いるかすらわからず難儀する。
また、ガラスは水滴やら温度差やらで曇り、クリアな映像を得るのが難しい場合が
多々ある。

それから、カラーバランスも問題である。
水槽は基本的にブルーの照明で着色してある。
AWBではこの青味を消すことが難しい。
多くのカメラにあるプリセットのWBも、低い色温度を高温度側に設定するのは
多いが(たとえば白熱灯)、その逆は少なく、ズバリのものも無い。
したがってマニュアルWBとなるのであろうが、まあ、実際に色を気にするので
あれば、そうすれば良いだろうし、アフターレタッチで微調整してあげるのも
容易であるから、あまり気にしないでAWBで撮ってあげれば良いとも言える。
事実、私もWBにはこだわらず、オートのままだ。

ガラスの曇り(温度差による結露や水滴、汚れ等)も、基本的には大口径で
深度を浅くしたりしてカバーするのであるが、それがしきれない場合は、
作画表現としてガラスの曇りを逆に利用してあげれば良い。

光がにじんで「ハロ」が発生し、ソフトレンズのような効果が出る。
さて、あと注意するべきは、魚と言えども動物なのだから、フラッシュの使用は
絶対にひかえなければならない事だ。
この点については、引き続き続編でも書いていきたいのであるが、
ともかくフラッシュは厳禁、できればAF補助光も避けるべきであろう。
これは水族館に限らず動物園でも同じである。
フラッシュをむやみに炊く人は、レッドカード、即退場である。
カメラを発光禁止にする仕方を知らなければ、写真を撮る資格も無いと言える。

さて、水族館の撮影、海遊館編、引き続き続編の記事も書いていくとしよう。
また、水族館の撮影については、以前の記事で「
コンパクトで撮る水族館」などもあるので、
また参考にしていただければ幸いである。