
なにわ海の時空館・・ まあ博物館の一種である。
大阪港のATC(アジア太平洋トレードセンター)のほど近くに位置するが
滅多に降りない駅が最寄駅の為、行くのは今回が初めて。

晩秋のある日、駅を降りて大阪港を眺めながら歩いていると、博物館に近寄るにつれ
何か異様な雰囲気が・・
博物館の周りには、コスプレをした人達が、数十人(汗)
セーラームーンのような格好、あるいはムーミンのスナフキン、徳川家康、
エヴァンゲリオンの綾波レイ・・ 果てはよく知らないキャラの格好の人達も・・
「そう言えば、近くのATCのあたりでもよくコスプレの人達を見かける、
きっとATCにそんな店があって、そこから流れてきているのだろうか?」
しかし、数十人というのは誤りだった・・
実は「なにわの海の時空館」で、ちょうど年に1度の大コスプレ大会が開かれて
いたらしい、数百・・いや千数百人にもなろうかというコスプレの人達・・・
博物館の外から中にまであふれるばかりのコスプレ・・(汗)
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有名なコスプレ店の協賛により何千円の代金を払うと好きな服が着れるらしい、
けど、多くの人達はどうやら自前のコスチュームを持参している様子であった。
博物館の中を練り歩く大コスプレ軍団・・ それはそれは異様な雰囲気であった。
でも、ここまで来たら、まさか帰るわけにもいかないし、入場券を買おうとすると
係りの人に言われた
「コスプレの撮影の方でしょうか?」
「いえ・・」
どうやらコスプレ撮影にも、また何千円か払って撮影許可証を貰うらしい、
それが無いと、コスプレは撮影不可。
アニメは好きだが、コスプレには興味が無いので大人しく展示を見るとしよう。
しかし、多い・・ 日本中のコスプレーヤーが集っているのではないのかと思われる
くらいの多さであった。

この博物館の目玉は、昔の工法で作られた帆船である、今から7~8年前に実際に
大阪湾のあたりで航海したらしいが、この船が大きなドーム状の建物の中に、ドンと
置いてある。 (左側に小さく写っているのがコスプレーヤー)
一般の入場者はコスプレーヤーの数十分の1の数しかおらず、本来ならガラガラで
快適に展示を見れたはずが、右を見ても左を見てもアニメの主人公だらけの異次元
空間となっている(汗)

許可を貰ってないので、結局コスプレは写せないわけだが、まあ、それにしても
コスプレ撮影をしている人達の機材の凄さにはちょっと驚く。
EOS-1Dクラスのデジタル一眼に、Lレンズ、大型ストロボ、レフ板、というのが
標準的な装備である。 それを持っているのはほとんどが20代くらいの男性、
コスプレーヤーの方は、20歳前後の女性が大半である。
コスプレの女性同士で写真を撮っている場合も、普及クラスのデジタル一眼、
代金を払って撮影許可を貰っている男性は、最低でも中級クラスのデジタル一眼である。
タタタタ・・・ 横からEOS 1D(mk2?)の高速連写音が聞こえてくる。
大型ストロボを装着している様子だが、高速連写ではストロボのチャージは間に合わない
のでF2.8クラスのズームで1/125秒程度のシャッター速度を得て撮っているみたいだ。
被写体は、セーラームーンが5人・・
撮り方はそれでいいんだろうけど、けどなあ・・(苦笑)
こっちは撮るものが無いんだよね・・(苦笑)

今日同行しているのは撮影仲間のU嬢。
U嬢がコスプレでもやってくれていたら、撮るのも面白かったのだが(笑)
さすがにU嬢も、そっちの方には興味が無い様子だ。
何かを撮ろうとしていると今度は前から銀河鉄道のメーテルみたいな人が歩いてきて
気が散る・・(笑)
U嬢は何を撮っているのだろう? と見ると、ふとたまにいなくなって、
なにやらスタンプのようなものを押している様子だ。
そうだ・・ U嬢は、こういうスタンプものが大好きだった、
しまった、私もやっておけばよかった、ちょっとは気が紛れる(笑)
U嬢「じゃじゃ~ん、全部揃ったよ」

「お、それって、何か貰えるの?」
「記念品の絵葉書が貰えるみたいよ」
「ううむ・・ 失敗した・・」
でも、まあ、今から振り出しに戻ってスタンプラリーをやるわけにもいかない、
ここはもう大人しくコスプレ博物館から逃げ出すとするか・・(笑)
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コスプレの人波をかきわけ、なんとか出口にたどり着いた。
出口のところにカフェがある、ちょうど喉も乾いた・・
「U嬢、ちょっと何か飲んで・・・・・・(絶句)」

「これ、いったい、どうやって注文したらいいんだよ~?(苦笑)」
コスプレ博物館、恐るべし・・(汗)