さて、猫撮影編の第七回目であるが、今日は京都で見かけた猫達。
今回は中望遠をつけての街撮りの合間に、街で見た猫を撮る。
まず、中望遠での街撮りであるが、銀塩時代の常識としては、
街撮りでは、28mmないし35mmの広角、準広角を用いてのスナップというのが
基本だったように思える。

スナップで85mmなんかを持ち出すと
「ヲイヲイ、いったい何を撮るつもりなんだよ?」
と周りから言われたものである。
でも、そんな常識も、急速に壊れていったように思える。
1つは、デジタルでの画角が、CCDなどの撮像素子のサイズと違うことで
銀塩のそれとは異なる感覚となったこと。
これは、デジタル移行期の最初のころこそ、皆がこぞって、
「焦点距離と画角の感覚が違って困る・・・」と言っていたものが、最近では
そういう話もめっきり聞かなくなった。
これは「別に35mmが50mmになったところでいいじゃないか、デジタルでの
その画角で撮ればいいだけの話だろう?」という感覚が一般的になってきたから
かもしれない。
もう1つは、スナップでの肖像権がうるさくなってきて、街角で撮った、見知らぬ人が
写っている写真を発表したり掲載したりすることが難しくなったこと。
さらには、デジタルでのトリミング感覚、あるいはデジタル(広角)コンパクトで
マクロモードが常用可能になったこと・・・ 様々な理由があると思うが、ともかく
デジタル時代になってきて、街撮り=準広角、という公式は成り立たなくなってきた
ことは事実だと思う。
とは言いつつも・・ 必要に応じて GR Digital を持ち出して、カシャ。

さて、では街中で猫を探すとするか・・
猫、とくにノラ猫は、いつも言っているように、近づけば逃げるという性質がある
今回は、無理に近寄って、まるで猫のポートレートを撮るような狙いは避けようと思った。
別に猫そのものを大きく写さずとも、猫がいるその場の情景を写せば、
それでいいと思ったわけである。

場所は京都である、2枚目の写真を見てもらうと、特徴的な自動改札機が目につく。
これは、叡山電鉄というローカル線のとある駅、しかし、これでも自動改札が駅に
あるだけまだましであり、他の多くの駅は無人であり、電車の中で「スルっと関西」などの
広域共通プリペイドカードの清算をする機械を通さなければならない。
さて、どうやらノラ猫が集る穴場(?)にうまくたどり着いたようだ、

種類は異なるが、ファミリーのような感じで数匹が団体で行動をしている。

例によって非常に警戒心が強いが、どうやら近くの魚屋さんでエサを与えて
いるらしく、人間との距離感が、普通のノラネコとはやや異なる。

まだ子供のノラ猫は、人間への警戒感も少ない様子だ。

今回の猫の撮影では、距離感としては、85mm大口径レンズがぴったりであった。
85mmは銀塩換算で約128mm相当である。 まあ135mm望遠として考えてみれば、
本来は猫の撮影では画角的には全然足りず、猫のパーソナルスペースの外から撮る
には、できれば200~300mmが欲しいところ。 でもまあ、今回は、少しは人間に
慣れている猫と見えて距離感覚としては、このあたりでも十分いけた。
それと冒頭に述べたように、128mm相当の画角のレンズで街中スナップが出来るのか?
という話であるが、これはこれで前述の記事でもこのレンズを使って京都の寺などを
撮ってみたが、特に不自由とか不満を感じることはなかった。
まあ、念のためにGRDやその他広角系デジタルコンパクトを隠し持っていることも
理由であるが、仮にそれらが無かったとしても特に問題は無いと思う。
中望遠によるスナップ撮影も、なかなか楽しいものだと思う。