さて、今日は大阪は、住吉(すみよし)のあたりを散策してみよう。
住吉は、大阪の下町である、ただし、中崎町や空堀といった所のように古い町並みが
残る下町のような雰囲気ではなくて、いちおう普通の場所だ。
住吉に行くには、ターミナル駅天王寺(JR、地下鉄)から、市電(通称チン電)の
阪堺(はんかい)線に乗っていくのが楽しい。

露出補正をプラスにすることで、運転の計器類の明るさを増し、同時に
(絞り優先では)シャッター速度を遅める効果から、背景の動感が出る。
チン電は楽しいので、たまに乗りにくる。 まあ、被写体の宝庫と言っても良く、
大阪の写真好きの人には、チン電ばかりを主要被写体にして中から、外から
あるいは、いろいろな情景下で撮りまくっている人もいるくらいである。
さて、住吉についた。
普通の下町ではあるのだが、いちおう、古い長屋のような建物も残っている。

今日は大口径標準をつけているので、EMAのハッパーのような撮り方を
しながら、ポツポツと目についたものを撮って歩く。

住吉、と言えば、やはり住吉大社であろう。
正月の初詣には、全国でもベストテンに入るくらいの多数の参拝の人出がある。

住吉大社の初詣は私もよく行くのであるが、ねらい目は、元旦の10時~11時
ごろがすいていて良い、これは、初詣は、元旦の深夜から早朝にかけて行く人が
多く(ちなみに大阪の電車は、大晦日~元旦は終夜運転) そして元旦の午前中は
昨夜遅くまで起きて年越しをした人が皆寝ているから、どこも空いているのである。
奈良の春日大社も、初詣の人出が多い神社であるが、ここも同様に元旦の10時頃は
かなりすいているのを確認している、もしかして何処へ行ってもこの時間はOKかな?

住吉大社の中も、まあ、そこそこ面白い被写体が多い。
ただ、いつも言うことだが、いちおう神社とかお寺は、宗教施設であるのだから、
いちおうはその点を考えて、観光地のような感覚でパシャパシャと写真を撮るのも
あまり好ましくないであろう。
さて、住吉大社を後にして住吉公園に向かう。

面白い狛犬があったので、広角コンパクトでローアングル撮影。
狛犬は、その神社によって千差万別であるのだが、その狛犬のイメージに合った
撮り方をしてみるのも楽しい。
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公園を抜けると、いきつけの洋食グリルの店「こじか」がある。
ここはもう古くからの馴染みで、住吉に来るとたいがい寄って、その開店時から
何十年も変わらないとマスターが言うリーズナブルな値段と美味を堪能する。
今回も、あっと言う間にパクついてしまったので写真は無し(笑)
どうもこのお店に来るときだけは、写真より食べるのが優先だ。
さて、住吉の下町をまた歩く・・

いつも言うように、何も無い場所だと何も撮るものが無い、という考え方だと
写真は楽しくないであろう。 何も無い、というのは、何も見つからない、と
考えた方が簡単である、だから、被写体は見つけてやれば良いだけの話である。

住吉は、私の住む街からは、1時間弱かかる場所であるが、まあ、地元のような
ものである、大阪からは、2時間ほどで、京都や奈良や神戸のような大きな観光都市
のどこにでも行けるのだが、写真を撮りに行こう、という気持ちの上では、
2時間かけようが、1時間だろうが、あるいは、まさに自分の住む地元だろうが
どれも関係ないように思う。

そりゃあ、紅葉の京都とかは綺麗なのであるが、それを楽しみに行く、という事と
写真を撮りに行くというのはイコールでは無いと思う。
私が「良く写真を撮りに行くんですよ」と写真をあまり撮らない人に言うと
「どんなところに撮りにいくのですか? 山? 京都とか? それとも海外?」
という風に聞き返される事が多いが、そんな時にどう答えたら良いか困ってしまう。
「え~と、いや、そういうんじゃなくて、そのへんをフラフラと・・(苦笑)」
怪訝(けげん)な顔をされるのであるのだが、まあ、それはしかたない。

商店街の出口で、スーパーの看板を撮っている私の周囲を、
何を撮っているのだ?と見上げながら通行人が通り過ぎていく・・
でもまあ、それでもいいんだよね。 写真の楽しみというのは、色々あるんだから・・