さて、今回のテーマは「黄一色の御堂筋」
御堂筋は、ご存知、大阪を南北に走る大動脈の幹線道路である。
幅広く車線数も多い南向き一方通行の道路であり、地下鉄御堂筋線が階下を走る。
その昔は、「雨の御堂筋」など、御堂筋にまつわる歌もいくつかあったと思うが、
今ではそんな情緒もなくなったのか、特にそうした歌は聞かない。
しかし、この時期の御堂筋は延々と連なる銀杏並木が、まさに黄一色となる。
今回は用事がてら本町から淀屋橋まで歩くおよそ10分強の間に、組写真を作ってみる。
使用カメラは、SONY Cyber Shot T7 、プログラム露出でISOはオート、
そして露出補正も無し、と極めてズボラな撮り方・・(汗)
撮り方も奇をてらったような技巧は何も用いていない、
だから撮影データは、絞りやシャッター速度ではなく、撮った時刻である(笑)

↑① 10:44

↑② 10:47

↑③ 10:46

↑④ 10:48

↑⑤ 10:50

↑⑥ 10:43

↑⑦ 10:42
まず、注意するべきは、写真の時刻の並びが撮った順では無いことである。
写真展などで作品を並べる場合は、複数の写真を平面的に並べて見せる場合や
横あるいは縦で順次(一列に)並べる場合が考えられる。
あるいは最近の写真展では、PCや映像機器を用いたスライドショー形式で
見せるやり方もあるであろう。
Web上のメディアの場合は、一般にHPなどでギャラリー型にする場合には、
平面的に見せるような写真展方式でよいが、ブログの場合は縦スクロールが
基本であるので、スライドショー形式に近いと思ってもらった方が良い。
スライドショー形式というのは、見る人が頭の中で時間の流れを構成する
と思ってもらって良い。 したがって、今見ている写真に対しては、
前に見た写真とは、もう比べてみたりはせずに、記憶の中に留まっている
過去の時間である。
そして次に見る写真は、見る人が色々と想像する未来の時間に相当する。
だから見せる順番というのがストーリーとしての意味を持つことになる。
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組写真において、見せる順番の組み合わせの数(順列)というのは、写真枚数の
階乗に相当する。
階乗は数式的には、n!で表され、これは2から順次n(=自然数)までを
掛け算することである、一覧にすると以下のようになる。
枚数 組み合わせの数
2!=2
3!=6
4!=24
5!=120
6!=720
7!=5040
8!=40320
9!=362880
10!=3628800
つまり、写真の枚数が増えていくにしたがって、爆発的に組み合わせの数が増える、
PC上でこの組み合わせの順番を検討するのは非常に難しく、
理想的には写真をすべてプリントし、かつ、ある程度気に入った順番(順列)が
できたら、それをデジカメで撮って記録する、というプロセスが良いであろう。
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また、組み合わせの数の多さにしたがって、組写真そのものを作るのも困難になる、
今回の7枚は、いずれも、(銀杏の)黄色のカラーを主要なテーマとして組んで
いるので比較的簡単であるが、実際のところなんらかの意味を持つテーマで組むのは
3枚程度までは容易であるが、5枚を超えるとだんだん難しくなってくる。
特に、1回で撮らないで、色々な場所や時期に撮った写真を組み合わせる組写真は、
写真の管理そのものの問題も出てきて、「あ、あの時に、撮った写真と、この写真を
組み合わせて・・」という作業は、よほど記憶力が良くないと、いやいくら記憶力が
良くても非常に困難であることは間違いないであろう。
だから、たとえば写真教室やサークルなどの発表や展示会等で、どうしても組写真が
必要な場合は、いっそ、1日で、あるいは短時間で固めて撮ってしまった方が楽なの
である。
組写真は、テーマそのものも非常に重要なのであるが、その見せる順番とかにも
十分な配慮が必要であり、これも一種のストーリー性のあるテーマと言える、
単写真のみをやっていると、なかなかわからないこともあるので、ぜひ組写真も試して
見ると面白いであろう。