恋愛同時進行ノンフィクション「同窓会シリーズ」である。
このシリーズでは、仮想キャラ達のシリーズのように架空のストーリーは作れない・・
これからどうなるのか、明日どうなるのか、まったくわからないという人生そのものの
筋書きである。
『匠くん、△△日の夜、あいてます?』
同級生美女R子からメールが入った。 仕事で関西出張の用事があると言う・・
・・・こりゃ大変・・いつものように、あわてふためいてメールを返す。
『勿論! それじゃあ晩御飯食べに行こうよ』
<同窓会シリーズあらすじ・・>
R子は、中学校時代の同級生。 しかし当時のR子は学年のアイドル的な存在であり、
何ヶ月に一度ある席替えで幸運にも隣の席に座っても、私は美しい彼女にビビってしまい、
殆ど何も話しかけることができない純情な少年時代であった・・
私は昨年8月に関東で久しぶりにあった中学の同窓会に出席する。その時のR子は和服姿で
周囲の同窓生達の視線を釘付けにした。 「おお・・」という声があがったかもしれない・・
昔から変わることのないその美貌に大人の雰囲気が加わり、さらに魅力が増している・・
そして、しかもR子は独身と聞く・・
すでに大多数の同窓生の男性は結婚している。もしかすると彼等は内心「しまった!」と
舌打ちしたかもしれない・・(笑)
同窓会カメラマンを頼まれ、ファインダー越しに美女R子にピントを合わせながら、
勿論、私も「しまった!」と思った(笑)
『・・しまった・・なんで中学校の時にもっと話をしておかなかったのだろう・・・』と。
同窓会の2次会でR子と少しだけ話をする事ができたが、彼女の目からの私は、おとなしい
クラスメイトだった記憶しかなかったことが判明した。
でも、まあ、R子の親友である私の初恋のMちゃんを交えて話をしながら、なんとか
携帯のメールアドレスだけは彼女に渡すことは成功した。
私は同窓会ではむしろ初恋のMちゃんに会えたことが嬉しく(Mちゃんも独身・・)
その後メールや手紙のやりとりをしていたのであるが、そうした余韻も少し冷めてきた
数ヶ月後、思いもよらずR子から連絡があり、彼女の関西出張の時に、奈良在住の
生徒会副会長の美女K子(K子は現在は幸せな主婦である)と3人で関西プチ同窓会が
実現する。 しかしK子は用事があると言いつつも気を利かせて途中で帰宅・・
いきなりのR子と私の奈良初デートが実現した。
その後もずっとR子とはメールなどのやりとりが続き、写真展にR子の巨大タペストリー
を展示したり、ギター演奏のリクエストがあったりして、私が東京出張の時は彼女に会い、
そして今回、R子が関西出張の折に、会う約束をとりつけたのである。
(あらすじ終わり)
----
当日R子は仕事での前泊から、昼間、奈良の主婦K子の所に会いに行った、
主婦もなかなか忙しく様々な用事があるので夜大阪まで出歩く事はできないのである。
夕方、K子から「R子が今出ました、バトンタッチよろしくね」というメールが入る。
私はすぐにK子に電話する、
『了解、何時ごろ大阪に着くかな? うん、それくらいね・・
ところで、K子も私と近くに住んでいる割にはあまり会う機会無いよね、
また秋くらいにプチ同窓会やろうぜ。 そうそう関東からみんな呼んで・・
え? 予定あるの? へえ・・ そりゃあいいね。 もちろんR子も来るんんだよね・・
え? R子とはどんな感じだって? フフ・・ そんなの聞くなよ・・
まあ、ともかく、バトン受け取ったからね、あとはまかせておいてね・・ じゃあまた』
----
待ち合わせの場所は大阪駅、私はインターネット時刻表で、K子からの情報を元に
R子の到着時刻を調べてあったのだが、あいにく正確な待ち合わせ場所をメールでは
指示できずに、R子の姿はそこになかった・・
(注:画像の情報量は文字よりもずっと多いのだろう・・ 写真もそうだと思う)
・・・おっと・・電話、電話(汗) ひえ~話し中だよ・・・
もしかしてこっちに掛けている? ううむ・・ 一瞬待とう・・
プルプルプル・・ R子から電話が入る。
『・・はい、ごめん、場所間違えた(汗) 今どこ? うんうん、じゃあそこを動かないで、
2分でそこに行くからね・・ じゃあ、待っててよ』 ガチャ。
さて、走るか・・ (笑) ダダッダッツダ・・・
デートの待ち合わせに遅れた男性は走るのが常識である。
女性が遅れて来るのは全然問題ない、「まった~」という可愛い声を聞きながら
「ううん、ボクも今着いたところだよ」と平然と答えればよい。 たとえそれが30分も
前からその場に立ち尽くして待っていたとしてもだ・・
しかし、その逆はありえない。 男性が「おまたせ・・・」と悠然と歩いて来たら、
その時点で失格である。
でも、まあ、これは男性側のテクニックであるのだが、遅れたら何も待ち合わせ場所までの
全区間を全力疾走する必要は無い・・
彼女の視界に入りそうな50mあたりまでは悠然と歩いて、そこから猛ダッシュである(笑)
「ごめん、待たせちゃったね」と言いながら、少し汗をかいて、少しだけ息を切らすあたり
が妥当な線である。 夏場で暑いから、あまり汗びっしょりになっているのも格好悪い、
まあ、何をするにも、ある一定の水準があるので、そこを踏み外してはいけない。
(注:失敗してもメゲずに、その状況をポジティブに捉えるのが正解ということか・・)
---
・・・「ごめんごめん、私が待ち合わせ場所間違えた・・
地元なのにまるで田舎モノだよ(苦笑) じゃあ、荷物・・ それ持つよ」
さきほどK子に電話連絡した時に、いくつか質問しておいた
『R子ちゃんは荷物は? うん、さほど多くない・・ じゃあ、コインロッカーは不要だな
R子ちゃん昼は何食べたの? うん、奈良でフランス料理ね。 夕方は? うん、
ああ、和菓子のお饅頭を2個ね・・ で、それ甘い? ああ、甘いのね・・了解』
事前情報というのは有効に活用しなければならない・・・
・・・「R子ちゃん、おなかすいてない? 何か食べた?」
R子「うん、K子ちゃんのところで和菓子をちょっと」 (よしよし・・情報通りだ・・笑)
・・・「じゃあ、ご飯食べに行こう・・ 朝のメールは見た?」
実は、朝のうちにR子にメールを打っていた、夕食候補 ①中華②イタリアン③メキシカン
「匠くん、あのメールなに? 朝から晩御飯の話・・ 笑っちゃった・・」
・・・「あはは・・だって、K子としっかり昼食食べるだろうと思ったから、
かぶるとイヤだなあ、って思って(笑) まあ、バリエーションもたせているから、
まずかぶらないと思ったけどね・・」
「あいかわらずマメね・・ メキシカンはちょっと苦手、中華がいいなあ・・」
・・・「わかった、じゃあ、いきつけのちょっと穴場のところがあるんだ、あっちだよ・・」
「大阪は滅多に来ないから・・」
・・・ふふ・・ まあ、R子ちゃんはいつも京都が中心だからね(注:R子の仕事は和服の
服飾関係)
----
・・・このあたりは西梅田。 最近再開発されてきて、ずいぶん様変わりしているんだ、
もっとも、こないだR子ちゃんと行った銀座に比べればちょっと大人しい感じだな。
けど、もう少し南に歩いたら、北新地、通称「シンチ」という繁華街なんかもあるよ。
・・・さあ、ついた、ここだよ。
(席について・・)
・・・さて、喉が渇いただろう? 1杯だけビール行く?
「ああ、いいですね。 でも、私、ビールは1杯しか飲めなくて・・」
・・・私もそうだよ。 お腹いっぱいになるからね、でも最初の1杯は美味しい。
「あはは、やっぱりそうですよね・・」
・・・じゃあ、料理を注文するよ・・ 何か好みある。 ん? これね。 じゃあ、これと
これと、あとこれで、こんなもんでいいかな。
(注:料理をテキパキと注文するのも男性の役目。 ここで迷っていたら優柔不断のように
思われ格好悪い。 R子ちゃんの腹具合は事前情報でだいたいわかっている(笑)
多すぎて残すのも勿体無く思われるし、少なすぎて追加もミミっちい・・(汗)
あくまでズバリ、ちょうど良いレベルを目指すのがポイントである)

・・・ところで、これ、あずかっていた荷物・・はい・・
R子「ああ、これね、匠くんへのおみやげだよ・・(笑) K子ちゃんからも貰ってきたよ、
私やMちゃんや、Jちゃんとか、みんなおそろいなんだって・・」
・・・へえ、K子ちゃんもなかなか粋な計らいをするねえ・・・
どれどれ、あ、これはカワイイね。 R子ちゃんのも・・うん、これもいいね。
「今日は、ずっとK子ちゃんと話をしていたから、ちょっと遅れちゃった、ごめんね」
・・・いいんだよ、R子ちゃんは、K子ちゃんと会うのは、だいたい10ヶ月ぶりだろう?
去年の奈良以来だからなあ・・ 滅多に会えないんだから、話が弾んで当然だよ。
(注:気配りを見せながら、昨年のR子との奈良デートを自然に思い出させるテクニック)
「奈良はよかったね・・ 今年も皆で紅葉の時期に来ようって話をしているんだ・・」
(・・よしよし、これもK子からの事前情報通りだね。)
・・・あっそうなの? じゃあ、京都奈良同窓会パート2だね。もちろん、K子と私が
いろいろ案内するよ。 来る人達の希望を聞いておいてね。 だいたいの企画を立てるよ。
(注:女の子同士の旅行になりそうなところを、有無を言わせず、自然にメンバーの一員と
して振舞うという姑息なテクニック・・・汗)
----
・・・ああ、美味しかったなあ・・ ビールもちょっと入ったのでおなかパンパンだよ。
R子「そうね。 美味しかったわ・・ でも、私もちょっとお腹いっぱい・・」
・・・今日は泊まりは京都なんだろう? 明日も用事があるだろうし、じゃあ、あまり
遅くなれないね・・ 残念だなあ・・ でも、まあ、まだ時間早いかな?
どう、カクテルでも1杯軽く行こうか?
「ええ・・行きましょう」 (よし! こちらの土俵に来たな・・笑)
・・・じゃ、いきつけのバーがあるよ。 甘口と普通とどっちがいい?
「え? バーに甘口とかあるの?」
・・・あはは・・ いやね、バーのマスターにも得意分野があってね。 甘口バーのマスター
は、超甘党なんだ・・ だから、甘いカクテルにもやたらと詳しい・・
「じゃあ・・ 普通ので・・」
・・・あはは・・ 了解。 ちょっと電話するね。
『プルル・・ あ、もしもし、匠です、まいど。 暇してる? ん、暇か・・(笑)
じゃあ、5分したら行きます、2人ね。 よろしく。 ガチャ。』
(注:事前に電話をするのは、別に格好つけているわけではない。もしウルサイ団体さん
とかがたまたま入っていたりする場合は、マスターも気をきかせてその旨説明してくれる。
その場合は別の店に行くまでである。 だから、デート向けにいつでも静かなバーを
選択できるという仕組みである。 そしてマスターには2人で、と言っているからデート
だとわかりきっている、だから行った際にも、マスターもその辺は気を利かせてくれる)
---
マスター「匠さん、いらっしゃい」 (案の定、お客さんは誰も入っていない・・)
・・・彼女、同級生なんだ。
マスター「へえ~ お若いですねえ・・」
(R子「フフ、歳をバラさないでよ・・(笑)」 匠「・・もうバレてるよ・・(汗)」)
・・・ふふふ、わざわざ東京から来てくれているんだから、サービスしてよね。
マスター「アハハ・・ 了解。 なんにしましょ?」
匠「私はマッカラン12年のロックで、彼女は・・ そうだね・・ 今日はフルーツ系?
グレープフルーツ、あんず、ベリー、梨、ライチ・・ 色々あるけど・・」
マスター「ちょうど、桃を買ってきたところでして」
R子「あ、桃好きです、じゃあ、それで」

R子「じゃ、おつかれさま、カンパ~イ」 カチン。
・・・マスターって若いだろう? この若さで「新地」にバーを持てるのは凄いよね。
R子「匠くんは、ここ、いつも来てるの?」
・・・この店が出来たのは、2004年だからまだ3年目だよ。 もっとも、系列店が
いくつかあって、ここは3号店、マスターは、1号店で長年修行をしてから、この店を
自分で持ったんだ。
(注:マスターは横目でこちらをチラリと見るが、デートモードだとわかっているので
こちらの会話に割り込む事は無い・・ そのへんは暗黙の了解である)
R子「へえ・・」
・・・このマスターの逸話としては、よくある注文で「私をイメージしてカクテルを作って」
という女性のお客さんがいたんだけど、ちょっとぽっちゃりした女の子だったので
「私がそう頼むと、いつもミルクの入ったカクテルが出てくるわ」と怒られたという・・
R子「あはは・・ その話、匠さんのブログで読んだことあるわ。 このお店のマスター
だったのね。 じゃあ、よくオネイサン達とも来ているお店ね。
そうそう、ブログのその話の時に来ていたオネイサン、かわいい子だったよね?」
・・・(ぐっ・・(汗) なんだ、このR子の記憶力は・・ というか、匠ブログの愛読者
だったのか? まあ、読んでいるとは知っていたけど、そこまで詳細にわたって覚えて
いるとは驚異的だ・・ えっと、バーシリーズのその時の相手は・・?(汗)
うん、たしかU嬢だったな。 誕生日のカクテルの話だ・・
ともかく、滅多な事は書けないなあ・・ そしていっきに状況がまずくなった・・
さあ、どうする・・汗)
・・・え~と・・ まあ、そんなわけで・・ (シドロモドロ・・・)
R子「あ、ところで、匠くん、今日、ギターの練習日じゃなかったの?」
・・・(何でそんな事まで知っているんだ・・(汗) まあ、話題が変わったのはよかった、
というか、R子の高度な話題誘導にひっかかっているのかもしれない・・(滝汗)
冷静に考えてみよう・・ ああ、R子とはしょっちゅうメールのやりとりをしているから、
何曜日には、何をやっているとか、そんな事を書いたのを覚えていたのかも知れない・・
しかし、こりゃあ、この記憶力は恐ろしいものがあるな・・ ほんと、もし結婚したと
しても、何か不審な行動をしたら、全部バレてしまうかもしれないぞ・・)
・・・まあね・・ でも今日はお休みをもらったんだ。 R子さん優先だからね。
それで、今、アンジーは半分くらいはだいたい弾けるようになったよ。
何箇所か特に難しいところがあるので、そこが苦戦している。 もっと練習すればなんとか
クリアできるかもしれないけどね、まあ、楽しみにしていてよ。
R子「フフ・・ 楽しみにしているわよ。 あと、そのうち「匠のスイーツ」も作ってね」
・・・おう! いいよ・・ 誕生日にチーズケーキ作って持っていってあげるよ(笑)
・・・あ、だけど、インスタントだし・・(汗) 生もの持って新幹線なんか乗って
られないか・・(笑) そうだ、私が東京に引越したらいいんだ・・
R子「ふふふ・・」
(注:色々と大人の恋愛会話の応酬・・ お互い子供ではないから、短絡的に
「ボクとつきあって下さい」とか「結婚してください」などとは言わない・・
お互い好意があることが確認できれば、その後はあくまでなりゆき、別に機会が
あれば恋愛は進展するだろうし、機会がなければ、またそのチャンスを待つという
スタンスになってきているのであろうか・・・)
R子「・・結婚かぁ・・・ わたし、以前付き合っている彼氏がいてね、
その時は結婚するつもりだったんだ・・ でも、なんか色々あって別れちゃったんだ」
・・・そうだったの・・ いや、去年、奈良公園を歩いている時に、結婚の話が出た
時は「もうその話はやめて・・・」って言ってたので、なんか特別なことがあったの
かと思っていた・・ でも、まあ、R子ちゃんだったら、彼氏の一人や二人はいてても
全然おかしくないし、まあ、そんな事はよくある話だよ・・
R子「ほら、私、以前は独立してフリーで仕事をやっていたじゃない? だから、
その事もあって、仕事に熱中しちゃって・・・」
(・・まあ、今更子供じゃあるまいし、彼氏がいたとか聞いても驚く筈もない・・
だいたいこっちだって、そんな「前科」はいくらでもあるわけだし(苦笑)
それより、R子の口調からすると、今は彼氏がいない可能性が高い・・(?)
だいいち、最初の時は、左手の薬指に指輪をしていたではないか・・ でも、その事を
私がブログに書いたら、その後はしてこなくなった「あれは、自分で買ったのよ」という
ことも言ってたなあ・・ 色々細かい神経をはらっているわけだね・・・さすがだね)
・・・うん。 まあ、そういう事もあるよね。
(・・しかし、この話は、今は深追いしない方がよさそうだな。 R子ちゃんが
なんとなくこちらに心を開きかけているのは確かだけど、だからと言って2度や3度
デートしたくらいで、結婚話しとか、そんな風に持っていくのは時期尚早であろう・・
もう少し身の上を聞きたいなあ・・ 今はそういうお互いの理解が大切な時間だよ)
・・・ところで、R子ちゃんって、ずっと地元の人なの?
R子「そうよ・・匠くんは、東京から引っ越してきたんだっけ? いつ?」
・・・小学校1年の・・ え~と、10月くらいかな?
R子「その時の小学校は?」
・・・△△小学校・・ まだ、ニュータウンには小学校が出来ていなかったから、
2kmも歩いて(汗) それでも・・1年ちょっと通ったかな。 R子さんも?
R子「私は、元々△△小にいたわよ。 1年は「うめ組」だったかな・・」
・・・プフフ・・ うめ組とか、さくら組とか、当時のネーミングは今聞くと笑って
しまうよね・・ で・・ あ、私も確か「うめ組」だよ!
R子「へえ・・じゃあ、最初から同じクラスだったの?」
・・・全然気が付かなかった・・ 覚えていなかったよ・・
小学校1年で同じクラスで・・ 僅か数ヶ月だけどな。 それから中学でまた同じ学校の
同じクラスになって・・ それからずっと長い年月がたって、いま、こうして何故か大阪の
地でカウンターに並び、2人でカクテルを飲んでいる・・ お互い話をしたこともなかった
のに・・ いやあ、これは凄いことかも。
R子「そうね・・ この偶然に、乾杯!」 カチン・・

・・・さらにハイピッチでウイスキーをあおり、なんだかわからなくなってきた。
カメラのシャッターを押してもピントも露出もメチャクチャになっている・・(苦笑)
ちょっとここのところ忙しかったせいもあり、疲れがたまっているのかも・・
アルコールが回ってきて、それと同時に、今までR子さんと会うときに持っていた
緊張感もなくなってきている自分に気が付いていた・・・
この1年、私にとってR子さんは同窓生というよりも、あくまで美女R子であった。
だから、デートとかの結果は、付き合うとか、あるいは結婚とか、そういうのをある意味
目標にするという考えが内心はあったのかもしれない。 でも、まあ、男と女の付き合いは
そればかりが目的、目標では無いようにも思えてきた。
同窓生であり、覚えてはいないが小学校1年の時から同じ場所で同じ空気を吸って一緒に
いた相手・・ それぞれ色々な人生を経てきたが、今この瞬間は、そのお互いの線路は
非常に近い交点を作り出そうとしている。
R子さんは、以前、生まれ年のビンテージ(エレキ)ギターが格好いいと言っていた。
・・うん、そうだね・・ そのギターはR子さんと、そして私とも、同じ歳月を生きて
きたんだよ。 そして今でも現役でR子さんが好きなミュージシャンによって演奏されて
いるんだ・・ ある意味幸せなことだよね・・ ムニャムニャ・・ (<実はかなり眠い)
R子「匠くん、私、今度カメラを買おうと思ってましてね・・」
・・・ん? カメラ・・ ああ、まかせておいて、R子さんにぴったりなのを
うまく見つくろうから・・ ムニャムニャ・・
・・・カメラは思い出を撮る道具だよ・・ムニャムニャ・・(<半分寝ている・苦笑)
R子「じゃあ、まかせておくね・・ あ、もうこんな時間」
・・・ああ、そうだった・・京都まで帰るんだったよね・・ 明日も忙しいんだろう・・
名残り惜しいが、ここで引き止めたりしてもしかたない、あるいは京都まで押しかけて
いくのも無粋だ。 焦ることはない、後先考えずに行動するような歳でもない・・(苦笑)
----
R子を見送り・・ すっかり眠気も覚めて、地下鉄に飛び乗る・・
今日のデートは、全然進展がなかったけど・・ まあ、いいかあ・・
なんか、恋愛とか、そういう事じゃなくて、全然別の「空気感」とか、そんな事を
R子さんから教わった気がする。
なんか、恋人とか結婚とか、そんな事を期待するより、もっとなんか別の意味の
大切な部分があるのかもしれないなあ・・ 生まれ年のビンテージ(楽器、カメラ等)の
魅力に通じる部分があるのかなあ、なんだかわからないけど、まあ、なるようになるだろう・・
(つづく・・ かもしれないし、これで終ってしまうかもしれない・・
ほんと、人生の明日は、どうなるかは全然わからない・・ 汗)