「匠さん、組写真をやりたいんですが、難しくてできません」
・・・ん? 簡単な組写真もいくつか紹介してきたけど・・(汗)
「いやあ、ストーリーをつけるのも苦手だし、作画意図を持たせるのも苦手・・」
・・・そりゃあ、困ったなあ・・・
・・・組写真の達人、名人級の、
小堀さんのところででも勉強するのが良いかも
しれないけど、いきなりそのレベルになるのも無理かもしれないな(汗)
・・・じゃ、わかった、簡単で誰にでも出来るものを紹介しよう。
それは、同じものを沢山撮ることだね、「テーマ撮影」だよ。
同じ(ような)被写体を、色々なところで撮るんだ。
本当は、まったく同じじゃなくて、同じような印象とか、そういう方がいいけど、
今回は練習だから、本当に同じものだけを撮りつづけてみよう。
それから、テーマというのは、「モノ」でなくても前回紹介したような、
「怖い被写体」とか、
そんな心情的な情景とかでもいいよ。
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じゃ、今回は「進入禁止シリーズ」だ(笑) 5点組。

「ちょっと・・ 5枚目はいったいどういう意味なんですか?」
・・・あはは、これはまあ、「オチ」だよ(笑)
もちろん、①~④個々の写真は、ちょっとばかり背景の組合わせとか、被写体の
おかれているシチュエーションとか、そういう工夫はしてあるよ、
でも、さすがに同じ写真ばかりでは芸が無い。
なので、そもそも進入禁止の看板は、それを伝えて、違反をする人を見守る、という
意味もあると思って、目をむいたふくろうの人形の写真で、「見ているぞ・・」という意味を
持たせてオチにした、ただ、それだけだよ。
「げ~、余計に難しいなあ・・ ①~④で終わりではいけないんですか?」
・・・いや、もちろんいいよ、ただね、この手の同じものを撮り続ける組写真というのは、
本来ならば、最低でも50枚とか、100枚とか、そういう単位で揃えないと、やはり
インパクトが無いよなあ・・・ もしこういうテーマで展示会とかやるとしても、
それはそれでありだけど、同じ写真を3~4枚展示したくらいではちょっと弱い。
できれば、壁一面に、L版プリントを100枚、200枚と並べるくらいになって
やっとその価値、コンセプトが印象深いものになるのだと思う。
「ふう・・ そりゃあ大変だ・・」
・・・まあ、考えて撮るのが苦手なら、体力勝負という写真の撮り方もありだね、
よくこれだけ撮ったなあ・・ということでも、自己表現には違いない、そういう風に
努力を認めてもらうような写真表現もあると思うけどね。
「じゃあ、やっぱり、少し考えて、ストーリーものとか、イメージの共通性とか
そういうのにチャレンジしてみます」
・・・うん、それがいいよ、結果的にその方が簡単だと思うよ・・