さて、「組写真シリーズ」の連載をつづけているが、説明的な作例ばかり(汗)、
ぼちぼち真面目にやらないとなるまい・・
以前の記事にあった「
シナリオ(ストーリー)写真」は、どちらかといえば特殊な意図に
よる組写真であろう。 非常に面白いと思うが、いつもそれを考えていても疲れてしまう・・
実際には、もっと、お気楽に、「テーマとなる被写体」を撮っていって組にしても良い。
テーマは最初から考えて撮影に望む場合もあるし、撮りながら、「あ、2~3枚揃ったから
今日はこれで行くか・・」 と、後付けで考えても良い。
今回は、コンパクトを持ち出して、メタリックな被写体をテーマに選んでの4点組。
↑①Cyber Shot T7
↑②GR Digital
↑③Cyber Shot T7
↑④Cyber Shot T7
メタリックな素材が色々と形を変えていく様を表している。
撮影はすべてオート(プログラム露出+オートWB+オートISO)である、
ただし、露出補正は各々適宜行っている。
撮像素子のサイズが小さいコンパクト・デジカメにおいては、被写界深度は
あまり意識しなくてもパンフォーカスが得られやすい。
また昼間に屋外での撮影では、WB(ホワイトバランス)も、オートで十分。
また十分に明るければ、ISOもオートで十分である。
露出補正に関しては、適宜作画意図に応じて行う必要がある。
基本的には、メタリックな被写体の場合は、マイナス気味が良いであろう。
コンパクトの自由なアングルで街中の様々な被写体を自在に切り取るのは、なかなか楽しい。
そして、テーマを絞って撮れば、その中からなんらかのストーリーも出してくることができる。
ストーリーは「起承転結」のようにあまりはっきりしなくても良い。
この作例では、なんとなく「複雑に変貌する金属」をストーリー的なテーマとしているが、
見る人の想像にゆだねても良い。