鳥取撮影ツアーシリーズ第一弾。
今日は、古い町並みの「倉吉」より、作例の5点組である。

↑①写り込み作例
いわゆる写り込み効果であるが、「写しこみ」と言ってもいい。
明暗差が激しい場合、ガラスに反射した風景が写る。
こういう作例は、撮影場所とアングルの選択ですべてが決まる。
絞り込んで深度を深くして、わずかにマイナス補正をかけて写すだけでできあがり。

↑②広角コンパクトマクロ撮影
GR Digital のマクロモード使用。
広角(銀塩換算28mm)コンパクトは撮影アングルの自由度が大変高く、アングルに
かなりの無理がきく、小さなオブジェであるが、一眼レフでは正対した状態でしか
撮れない場合でも「仮想円錐技法」により、ノーファインダーでアングルを上下左右
自在に設定して撮影ができる。 近接撮影で背景をボカすことも可能である。

↑③対比の作例
レトロなポストを発見。 ただし、正面から写すだけではつまらない。
まずは、被写体を色々な角度から見渡し、形の面白さを探す。
そして、できればその際に背景を考えて、かつ、その背景をどれくらい活かすかを
被写界深度で設定する。
この作例では、背景も重要と見て、感度を上げてから絞り込んで深度を深くした。

↑④低速シャッター効果(NIKON D70 AiAF50/1.4 f=16 SS=1/13秒)
しゃちほこに噴水がかかっているめずらしいオブジェである。
この場合もまず撮影アングルを考え、構図的な面白さを設定。
ポイントは、噴水のパイプを写さない事と、噴出す水が円弧を描くような角度を
決める事である。
次に、水の流れの動感をどれくらいにするかの設定であるが、高速シャッターで
水玉のように止める効果(ISOを高め、絞りを開け、シャッター速度を
高速化する)と、水の流れをある程度出す効果(ISOをある程度落とし、絞りを
絞り、シャッター速度を低速化する)の2つの作例を撮影し、この場合には、
低速シャッターの作例が気に入ったのでこちらを採用。
なお、シャッター速度を低速化した場合、どれくらいで水の流れの動感を得るか?
と言うよりも、撮影者の手ぶれ限界を知ってそこまで落すか?という方が正解である。

↑⑤広角ノーファインダーによる造形の表現
斜めに2本がよりかかっている電信柱を発見、下から覗いてみると、背景の
建物の三角屋根も見えそうである。 ならば、広角レンズで下からのアングルで
ノーファインダーで撮影する、造形のシルエットを強調するためにわずかに露出を
マイナス補正する、2~3枚撮ってみて、いい角度になっているのを採用。
最後に線画風のレタッチをかけて、生っぽさを消す。
----
今日は、ツアー帰りで、記事の文章はあまり書く暇がなかった。
おまけに、組写真の作例であるが、テーマが無いばかりか、作画意図も不明な
部分が多い(汗) 単なる撮影技法集のようになってしまった・・・
そんなわけで・・・倉吉のパンフレットのGRDマクロ撮影(ちなみに電話番号と住所は消去)

今日の記事は手抜きで申し訳無いが・・・ ちなみに、このお店には行く暇が無かった、
しかし、どんな「うどん」が出てくるか、大変興味深いものがあったのだが・・・・