週末、関西地区のブロガーが集まったオフ会が開催された。
テーマは「大人の遠足」である。
「紅葉の写真を撮る会」と勘違いされそうであるが、実際には、
メインの目的は飲み会という交流会であり、写真の話なんか殆ど出ない。
昼間は楽しく遠足モードであるが、まあ、様々な関西系ブロガーの方々の
ブログでそのあたりの様子は知る事ができるであろう。
夕刻、浜大津に到着した。 宴会会場の近くである。
「匠さん、GRDのオートWBは優秀ですか?」
・・・う~ん、まあまあじゃない? 撮ってみますよ。
「げ・・(汗) これがデフォルトですか」
・・・なかなかいいね。 夕方のGRは最強に近いカメラだね(笑)
さて、日が暮れた・・さあ、宴会だ!(笑)
『をいをい、撮影会の様子の記事はもう無いのかいな?』
・・・無い(キッパリ・笑)
宴会では、マンガトークに盛り上がる・・・「フランダースの犬」の涙の最終回、
誰も知らなかった「新巨人の星」のストーリー、最新のTVアニメ「パラダイス・キス」・・
・・・その辺の話ならまかせておけ(笑) 年代を超えて楽しめる共通の話題は
何も写真やカメラだけでは無い。
でも、まあ、写真の話もたまには出てくる。
特に、今回のオフ会で良かった事は、「機材の話」ではなくて「写真の話」が
多かった事である。
男性はどうしても、機材に走りやすく、写真愛好家の集まりでもどんどんマニアックな
方向性に話が流れやすい。 でも、それでは全員が楽しむことはできないし、
個人の好みの差は、下手をすれば、討論、あるいは口論にもなりかねない(汗)
だから、そんな場では、写真を楽しむための話をした方がベターである。
参加者の一人が言う・・
「紅葉の写真って、みんな同じようで・・・」
・・・そうだよね、綺麗だなって思って撮っても遠景で撮ったら、ごちゃごちゃって
なっているだけだし、ましてやブログに貼ったら、小さくで余計にわからないよ。
それは、伊良湖のじいちゃんの言う「鑑賞サイズ」ってのにも関係ある話だけどな。
「望遠やマクロで撮っても・・・」
・・・そう、葉っぱが数枚あって、背景が綺麗にボケている写真だな。
まあ、確かに綺麗だけど、言いたい事が伝わりにくいよね。
「表現とか、作画意図とかって言うことかな?」
・・・そうだね、綺麗なものを見て、綺麗だと表現することは、ある意味ストレート
だけど、作者の個性とか言いたいことを伝えるには難しいのかもな。
「色々なブログを見ると、アートみたいなやつもあるけど」
・・・うん、カッチリした写真ばかりではない、そういうのを見ると色々刺激になるよね。
・・・で、その類では、ヘタウマ写真ってのもあるな。
「ヘタウマ? それは何?」
・・・う~ん、ちょうどその記事を書いている最中だから、近日中にUPするよ。
「匠さんはのいつもの長文記事だね、あれは書くの大変でしょう?」
・・・いや、そんな事は無いよ、むしろ沢山書く方が意図を伝えるという意味では
やりやすい。 本当に難しいのは、写真だけ載せて、タイトルもキャプションもつけない
で、それで言いたい事を表現するという事だよね。
「うん、写真一本で直球勝負は難しい。 逃げようが無いからな」
・・・そうだよ、その線で勝負する人が、本当に写真が上手い人だよね。
ただ、まあ、そのへんは個人のスタイルもあるからな、色々な表現方法があってもいい。
「うわあ、私、何も考えてないや、どんな紅葉の写真載せたらいいの?」
・・・さあ、そこはなんとも・・・ きっとこの話をしていたら、誰も写真載せられなく
なるよ(汗)
そんな感じで「カメラ」ではなく「写真」の話は参加者の間で尽きることはなかった・・
オフ会は面白い、色々な刺激をお互い与え合う事ができる。
一人で写真を撮るのもいいが、ブログあるいは展示会やコンテストなどの発表の場を
持ったり、少なくとも写真を誰かに見せるという行為をする上では、やはり自己表現と
いう部分の要素は欠かせない事なのであろう。。
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というわけで、紅葉の写真が載せられなくなってしまった・・・(笑)