2019年5月6日(月・祝)に、京都府宇治市・宇治川で
行われた、「令和」最初のドラゴンボート大会となった
「第6回 宇治川・源平・龍舟祭」の模様より。
(以下、「宇治大会」または「本大会」と略す)
昨年(2018年)の宇治大会は、本会場の治水工事の
影響で中止となっていて、2年ぶりの開催となる。
宇治大会は、2013年より始められており、今年で7年目
であるが、1年飛んだので今回が「第6回」大会となる。
なお、天候上等の理由で、当日等に中止となった大会では
「大会は実施された」として、回数記録はそのまま残るの
だが、最初から大会が予定されていない場合は、大会開催
実施数にはカウントされないケースが殆どだ。
なので、本大会のみならず、他の大会でも大会回数を見た
だけでは、「何年前から開催されている大会なのか?」の
類推は不明である。
さて、本大会であるが、例年はGW(ゴールデン・ウィーク)
後の最初の日曜日に開催されるケースが全てであったが、
今年は、改元による10連休の為、連休最終日での実施と
なった。
しかし、その影響で、チーム参戦数は、例年の本大会よりも
少ない。
まあ、連休は国内外への旅行や帰省等も勿論あるし、最終日は
家でゆっくりしたいと思う人も多い。また「連休が長すぎる」
と感じる人達や、一部の職種では連休中もずっと仕事だったり
あるいは早めに業務を再開しているケームもある。
つまりまあ、GW最終日は、人が集まり難い事は確かだ。
個人で参加するスポーツやイベントならばまだしも、
ドラゴンは、多数のメンバーを集めてチームを構成する。
メンバーが集まり難いケースでは、参戦を断念せざるを
得ない事も十分にありうる話なのだ。
・・とは言え、本大会は関西圏では今年初のドラゴン大会
である、まだ各チームとも「ウォーミングアップ」という
段階であり、メンバー不足を、新人メンバーで代替して
「試合経験を積ます」という育成要素もある模様だ。
よって、大会そのものの「競技志向」は若干弱くなり、
まあその分、「気楽に参戦出来る」大会であるとも言える。
また、宇治は風光明媚な観光地であり、大会環境はとても良い。
勿論、「源氏物語、宇治十帖」の舞台となった事でも、良く
知られている。ただまあ、観光客の数も、大型連休後半では
宇治に限らず、どの観光地でも減っているとの事であった。
今回の前編記事では、主に「市内の部」のレースの模様と、
会場の雰囲気を紹介しよう。
会場は、通称「塔の島」あるいは「中の島」と呼ばれて
いるが、正式名称は「宇治(風致)公園」である。
平等院の裏手、と言った方がわかりやすいかも知れない。
観光船(屋形船)や、鵜飼が行われる地区であり、
バリバリの観光地である。
JR宇治駅、および京阪宇治駅からは、ともに徒歩10分
くらいで到着する。
宇治ではこの時期(5月上旬)に小さい虫(トビケラと言う)
が大量発生する事も良く話題になるが、行政としても
色々と対策を行っており、また、トビケラは無害で
あるそうなので、あまり気にする必要は無いであろう。
大量のトビケラは営巣中のツバメに食べられてしまったり
成長して、ちりぢりとなり、5月下旬頃には、ぼぼ見なく
なるのが通例だ。
さて、まずは本大会のレギュレーション(ルール)だが、
200m直線、2艘建てマッチレース、カテゴリーは「市内の部」
(宇治市内にチーム代表者の住居があれば良いが、参加推進
の為、あまり厳密性は要求されない。すなわちビギナー向け
カテゴリーだ、と見なしておけば、ほぼ問題は無い)および
「オープンの部」である。(注:「男女混合の部」は無い)
まあ、オープンの部は、殆どがドラゴン専業チームとなる。
そして、各チームのタイムを見ていると、他大会での
200m戦より、数秒程度タイムが増えている。大会本部に
聞いてみると、「コース長は約220mに設定している」
との事である。
なお、この、コース長の厳密性はドラゴン競技ではあまり
無く、他大会でも200m戦が実際には180m程度であったり
する事もある。
つまり、当該大会の範疇では、順位戦における、チーム間の
レース条件が公平であれば問題無い、という訳だ。
レース条件の公平性の話であるが、初期の本大会では、
会場の宇治川(派流)の水深が、レーン内の場所により
異なり、若干のコース間の条件の差異があった。
しかし、大会開始年2013年の9月の大型台風の襲来により、
宇治川、およびそこから続く淀川において、一部の地域で
河川氾濫が起こった。
まあ、その時は、ここ宇治の上流にある「天ヶ瀬ダム」が
最大流量の約830トン/秒を超えて、何と1000トン/秒
以上にもオーバフローしてしまったので、下流にもそれなり
に被害が出た訳だ。
その後、宇治(市)では、この会場(つまり宇治川の
派流である)を、2度程、浚渫(河川の水を抜き、低面の
土砂を取り去る工事)を行い、洪水時の被害低減を図った。
この工事(2度目)の為、昨年(2018年)の本大会は中止に
なったのだが、その年の夏から秋にかけても集中豪雨や
台風龍来が多数あったのだが、工事のおかげか、下流に
河川氾濫被害は起こらなかった。
で、今年2019年は、その第二期工事後の最初の大会だ、
浚渫工事による川底地形の変化により、コース(レーン)
条件は、どのように変化したのか?は、まだわからない。
私は、予選からしばらくの間、レースの状況をチェックした。
チェックは、どうやるのか? と言うと、各専業チームには
それぞれ実力値があり、そのレースタイムはおよそ±2秒
あたりで、ほぼ正確である。それらを踏まえて、各専業
チームが、レーン間の条件により、どれだけタイムに誤差が
出るかを見る、すると、だいたいだがレーンのコンディション
がわかる。
それから、レースの展開も注視する、そうすると同じレーン
内でも、場所により、漕ぎが重くなる(ペースダウンする)
区間と、そうでない区間が存在する。
それを目視でだいたい把握し、後は、チームの漕手達および
舵手、又は派遣舵の方々に「どのへんで重く感じましたか?」
とヒヤリングし、自分の予想とつき合わせてみる。
ただし、これらは、水量と流速(注:今年からこの会場の
せき止めは行わず、宇治川の水を流しっぱなしだ)および
風量、風向によっても条件は変化するので、時間とともに
コンディションは変化する可能性もある。
で、これらの事を総合すると、今年の宇治大会においては
1レーン、2レーンのコンディションは、「ほぼ同条件」と
なった。
まあ、細かく言うと、1レーン(宇治川本流側)では、
スタートとゴールの近くに、やや重く(遅く)なる水流が
あり、2レーン(平等院側)ではコース中間部に、遅くなる
ポイントがある、けど、両者のそれ(ロス)を合計すると
「レーン条件は、ほぼ同等」となるのだ。
予選の間に各専業チームは、だいたいの、その傾向を掴んだ
模様である。一部のチームは橋の上に上がり、そこから見える
水流等を加味した「最良のコース取り」の検討を始めた。
予選第2回戦では、一部のベテラン舵手では、もうその
最良のコースを取るように工夫した舵さばきを行っている。
両レーンで、ほとんど完璧と呼べるような絶妙なコース取り
をしたケースも数回あり、陸に上がってきた際、「とても
お見事なコース取りでした!」と私も言ったくらいだ。
その職人芸により、恐らくレースタイムも2秒程度は稼げて
(短縮して)いる事であろう。
ベテランのチームは、こうやって様々な状況に配慮する事で、
自身のチームのパフォーマンスを最大限に発揮しようとする
訳だ・・・
さて、「市内の部」の模様であるが・・
注目点は、本宇治大会の上位常連の強豪チームいくつかが、
今年は欠場している事である。
具体的には「エンブレム」「賑やかし」「激漕(げきそう)」
「メタルスタイリスト福田」等が欠場である。
残る今回参加チーム中の強豪は、「コロコロジャパン」
(2016年本大会優勝)(以下、”コロコロ”)と
「京都工場保健会」(2017年本大会優勝)となる。
つまり、他の参加チームが、これら優勝経験を持つ強豪に
対して、どのようにからんでくるか? 特に、どこのチームが
上位4チームで競われる準決勝に進出するか? そこが見所だ。
具体的に参加チーム名を挙げれば、「チームカオス」
「Love & boat」「小倉大好きクラブ」「宇治商工会議所
青年部」「チーム宇治川」「東宇治高校五期ドラゴン」
となっている。
で、予選第1回戦では、タイム1分10秒を切ったチームは
3つだけであり、「コロコロ」(1分05秒)、「宇治商工会議所」
(1分06秒)、「京都工場保健会」(1分09秒)である。
この中では、優勝経験チームに混じっての、本大会ホスト役の
「宇治商工会議所(青年部)」の健闘が光る。
商工会議所(注:「商工会」とは別組織だそうだ)の
チームメンバーに話を聞いてみよう。
匠「今回は調子良さそうですね」
商「はい、予選2位なんて、信じられません」
匠「強豪の”コロコロ”さんと当たって、その漕ぎに
引っ張られてタイムが上がったのが功を奏しましたね」
商「そうですね、”コロコロ”さんは速いですからね、
必死で追いつこうと頑張りました!」
それと、昨年までの本大会では、準決勝進出を決めるのは
2本の予選タイムの良い方、つまりベストタイム制だったが
今年から、2レース(回戦)合計タイム制に改められた。
両方式は各大会でも、どちらを採用するかはまちまちである。
これはチーム側から見た長所短所も存在する、具体的には、
予選の1本目でライバルチームと、例えば3秒差の遅れが
あったら、ライバルチームに勝って準決勝以降に進むには
2本目では、相手を3秒上回る必要がある、これはなかなか
厳しい状況であり、つまり、ほぼ実力値通りの順位結果に
なりやすく、まぐれで勝つのは困難である、という意味だ。
ただし、準決勝以降は順位戦となるので、この場合は
組み合わせの影響が強くなる。つまり、なるべく強豪同士が
準決勝で潰し合いしてくれた方が、3位4位チームとっては
ずいぶんと楽な訳だ。
この為、(本大会では準決勝レーンは抽選なので無理だが)
レースフローが、きっちりしている他大会での準決勝では
その準決勝枠への勝ち上がりチーム構成を見ながら、自身の
チームの予選(や敗者復活戦)のタイムを、微妙に調整する
という高度な戦略も存在する。まあ、それができるのは
ドラゴン専業チームの中でも、ごく一部のチームではあるが、
前述のように、「強いチームというのは、そういう細かい
戦略・戦術が実行できるチームでもある」という事だ。
さて、市内の部予選第2回戦では、若干の向かい風条件と
なった。各チームは平均2秒程度はタイムを落としてしまうが、
その中でも、向かい風条件でも、最良のコース取りを出来る
チームが、その影響を最小限に抑えられる事となる。
ただ、この話は、「スタイルが出来上がっている」ドラゴン
専業チームでの話であり、市内の部のビギナー選手の場合は、
コース条件よりもむしろ「いかにドラゴンの漕ぎに慣れるか?」
が、より重要だ。なにせ、殆どの市内チームは、殆ど大会の
事前練習は行わない、そんな状況であれば、毎回漕ぐたびの
タイムのバラツキは大きい訳だ、そのバラツキが、良い方に
向いて来ない限りは、タイムを伸ばす事は出来ない。
さて、予選の第2回戦を終え、合計タイム上位4チームが
出揃った、市内の部準決勝レーン割りは以下の通りである。
市内準決勝①(第31レース)
1レーン:チーム宇治川
2レーン:宇治商工会議所青年部
市内準決勝②(第32レース)
1レーン:コロコロジャパン
2レーン:京都工場保健会 創立1940
「宇治商工会議所」は、やはり準決勝に上がってきている、
実は予選第2回戦でも、「京都工場保健会」に負けている
ので、予選で全敗ながら、準決勝に上がった形であり
まあつまり、速いチームに引っ張られて頑張ったので
タイムが上がった、という状況だ。
対する「チーム宇治川」は、予選タイム合計4位で、
3位の商工会議所とは、およそ6秒の差があるが、
「チーム宇治川」は、第2回戦でコース条件が悪い中、
タイムを上げてきている、まあ急激にレースに慣れてきて
いる、という感じであり、この戦いは目が離せない。
そして、奇しくも、前回優勝、前々回優勝チームが
市内準決勝②で当たってしまっている。
これは、どちらかが破れてしまう事となり、
「宇治商工会議所」あるいは「チーム宇治川」にとって
みれば、優勝まで狙える稀有の大チャンスとなる。
上写真は、準決勝に臨む「コロコロジャパン」
船上でのクルーの会話が聞こえて来た。
過去大会に出場経験があると思われるベテラン漕手が
新人パドラーに声をかける。
A「おい、おまえ、準決勝など出た事がないだろう?」
B「はい、はじめてです」
A「緊張しなくても良いからな、普段どおりだ」
B「はい、がんばります」
でもまあ、ここが正念場である事は確かだろう
「コロコロ」に対する「京都工場保健会」は、強豪専業
チーム「すいすい丸」の関連チームである、遅い訳が
無いし、練習も普段から積んでいる事であろう・・
なお、前述のように、レーン間の条件は、本大会では
ほぼフラットで公平である。そして、ここから後は
実力値に加えて、運の要素も絡んでくる。
ここで余談、上写真は、本大会の実況中継席である。
本大会では専門のアナウンサーは呼ばずに、選手兼
運営スタッフの方2名が実況解説を行う。ドラゴン界の
内情が良くわかっている為に、実況はなかなか面白い。
なお、ご本人「レースクイーンのつもり」だそうだが、
私は、印象派の巨匠画家「クロード・モネ」の名作
「散歩、日傘をさす女性」(1875年)を連想してしまった。
閑話休題、さて、結果的に、市内の部の決勝戦に勝ち
あがったのは以下の2チームとなった。
市内の部決勝戦(第35レース)
1レーン:宇治商工会議所青年部
2レーン:コロコロジャパン
さて、本日の京都南部地区の天気予報だが、夕方から雨、
しかも夕立的に土砂降りとなる可能性もある。
現在までの大会進行は、ほぼオンタイムか、やや早目だ。
まあ、手なれた運営スタッフ(大阪府協会が主体)が
行っている為、時間的な調整は、なんとでも効く。
天候を考えると、早めに決勝戦を終わらせてしまいたい
ところではあるが、ドラゴン競技の内規により、
「同一クルーのレース間隔を30分以上あけること」
がある、まあ、体力面、安全面等に配慮したルールだ。
決勝進出が嬉しいのか、「コロコロジャパン」は、
集合地点から動かず(チームテントに戻らず)に、
そわそわと決勝戦を待っている。
集合写真を撮って欲しい、とのことで、一応撮ったが・・
匠「コロコロさん、今、集合写真を撮ってもあまり意味
が無いですよ。もうこれで準優勝以上は確定だし、
決勝が終わった後、カップとか賞品を持って
撮った方が良いのでは?」
コ「ああ、なるほど、そうですね。
滅多に、こういう事は無いので・・(笑)
じゃあ、また後でも、写真お願いします」
匠「では、決勝戦、がんばって3年ぶりの優勝を
狙ってくださいね!」
さて、「コロコロ」の乗艇時のクルーの会話を聞いて
いると、先ほどの先輩後輩の漕手の会話がまた・・
A「おい、おまえ、決勝戦なんか出た事無いだろう?」
B「はい、もちろん」
A「実はオレも初めてだ、かなり緊張している」
B「先輩、リラックスしてくださいね」
先ほどの会話と立場が逆転していて、思わず笑って
しまった。まあ、先輩選手は、前回のコロコロ優勝の
際には、漕いでいなかったのだろうな・・
「Are you ready? Attention・・ GO!」
さあ、漕ぐ側も観る側にも緊張の決勝戦がスタートした!
中盤、約150m地点の様子。
手前1レーンが「宇治商工会議所」、奥の2レーンが
「コロコロ」である。
「コロコロ」少しリード、2レーンの中盤の難所(重く
なる)を越えた後である、これは僅かに有利だ。
だが、1レーンは、中盤は軽いので、速度に乗っている、
であれば、ここからまだ少しは追いつくだろう。
しかし、この後、もしそのまま川に沿って進んでしまうと、
川がわずかに右に曲がっている為、そこで逆流が発生
して、重くなってしまう。1レーンが逆転する為には
ここから彼らが思っているよりも、ずっと左に舵を切り
終盤の難所を避けなければならない、それが出来るか?
でも、幸いにして、両チームとも、大阪協会から派遣
されたベテランの舵手である、そうであれば、最適の
コース取りを選ぶだろう、やはりコロコロが有利か?
ゴールの模様、左がコロコロ、右が宇治商工会議所。
商工会議所は、難所の回避を行って、進路をやや左に
取った模様だ。結果、とても僅差なのだが、ほんの僅かに
2レーンのコロコロが先着か? 本部の発表を待とう。
数分後、大会本部より結果が出た。
1位:1分05秒81:コロコロジャパン
2位:1分06秒07:宇治商工会議所青年部
ふう・・ コンマ2秒台の差か、良いレースでした!
そして、「宇治商工会議所青年部」は、今回殆どの
レースで相手に負けているのに(汗) これでも
不思議な事に、準優勝である。
あまり本人達は納得がいかないかも知れないが、
それでも、準優勝は、お見事でした!
ちなみに、もう5~6年も前の話になるが、大阪協会の
主催のローカル大会「北港スプリント」において、
「打艇龍舟倶楽部」が、マッチレースに全て敗北しながら
準優勝となったケースがある、まあ、マッチレースの
場合には、そういう事も十分に有りうるという訳だ。
それから、「宇治商工会議所青年部」は、本大会では
ホスト役に近い立場である。
だから「身内が準優勝って、どうなんでしょう?」
とも言っていたけど、これもまた様々な各地の大会で
過去何度も、ホストチームが勝った(優勝した)前例は
ある、なので
匠「準優勝程度ならば、何も問題ありませんよ。
むしろ商工会議所の中とかで自慢していただいて、
皆にドラゴンボート競技に関心を持ってもらい、
今後の大会を盛り上げてくださいね」
と伝えておいた。
表彰式の模様、写真は、(タイム順で)市内の部での
第三位となった「京都工場保健会 創立1940」である。
京都工場保健会は、前回大会では市内の部の優勝チーム
であり、地元強豪専業「すいすい丸」のサブチームとも
言える立場だ、だから、3位の成績は納得しずらいの
かも知れず、こういう場合に「おめでとうございます」
などの言葉をかけるのは、あまり好ましくない。
まあ、同保健会は、休日健診等もあるし、GW最終日とも
あって、今回は有力メンバーが集まり難い状況で
あったとも思う、例年ならば市内の部には2チームで
ダブルエントリーしてくるのが、今年は1チームのみ
となっていた。
来年の本大会での巻き返しを、また期待しておこう・・
---
では、宇治大会の観戦記事(前編)はこのあたりまでで。
次回、後編記事では、「オープンの部」の模様を紹介する。