今年のドラボンボート&ペーロンの大会開催情報の記事。
今回の記事では、2018年下半期(8月~10月)に行われる
予定の各地のドラゴン&ペーロン大会の日程を紹介する。
なお、これらは私が把握している範囲での大会のみであり、
地方大会などで詳細が不明で抜けているものもあると思う。
また、大会の模様の写真は、私が観戦・撮影した事のある
一部の大会のみを掲載する。
また、海外(国際)大会は、紹介を割愛している。
<2018年8月>
この月は、学生の夏休みや、社会人の盆休みもあって、
各地で様々なお祭りやイベントが行われる。
ドラゴンボート&ペーロンも同様で、各地で多くの大会が
実施される。まあ実質的な「トップシーズン」と言えよう。
この時期、重要な注意点がある。
この月の関西圏等の大会は、どれも非常に暑いのが特徴だ。
選手はもとより、観戦者、関係スタッフ、報道関係者等の
いずれも熱中症等には十分すぎるほどの配慮と対策が必要だ。
もっとも、本記事は事前に執筆済みではあったが、
本記事掲載直前の7月中旬から下旬では、全国的に異常な
までの記録的な猛暑となった為、今更「言わずもがな」だとは
思うが、仮に気温が若干下がったとしても、この注意事項は
必要だ。
まず水分・塩分の十分な補給、日陰での休養、帽子、タオル等
は必須であるし、気温が体温越えの37~39℃にまで上がる
事すら良くあるので、そういう場合は、むしろ体を露出しない
服装も必要になる。
(参考:私の場合での、各大会観戦撮影での水分補給量は
平均5リットルにも及ぶ。
加えて、塩分タブレットまたは塩の直接の摂取も行う。
そして状況が許せば、体力維持の為、昼食回数も複数回だ)
私が思うに、選手達や観戦者(応援者)よりも危険なのは
むしろスタッフや報道関係者だ。選手や応援者は特定の
レースのみに参加するので、他の時間は日陰などで休む
事ができる。しかしスタッフや報道は、丸一日炎天下で
業務を行わなければならない。
まあドラゴン、ペーロン関係のスタッフはベテランが多く
真夏のこうした作業に慣れていると思うが、そうであっても
体温越えの37℃以上ともなると、さすがにへばってしまう。
報道関係者はさらにヤバい、あまりこうした酷書での作業
経験が無い方もいらっしゃるし、様々な機材を抱えながら、
ビデオ・写真撮影やインタビュー等を繰り返し、休む暇も無い。
くれぐれも熱中症等に十分に注意していただきたいと思う。
また、この月に関しては、一般アマチュア・カメラマン等の
観戦撮影は危険すぎるので推奨しない。
基本的にドラゴンやペーロンの撮影は機材手持ちスタイルで
レース状況に応じて撮影ポジションを移動しながら行うのが
セオリーなのだが、アマチュア層では、重たい超望遠機材を
手持ちで撮影できず、レース展開もわからない為、ゴール地点
やターン地点などで三脚を立てて一箇所に留まってしまう。
そうなると、高価な機材の心配から持ち場を離れる事が出来ず、
下手をすれば熱中症対策を何もしない状態のままで、長時間の
撮影を行ってしまいかねない。これは最も危険なケースだ。
あくまで自己責任ではあるが、もし倒れられたりでもしたら、
下手をすると運営側にまで責任が及び、大会の実施が出来なく
なるリスクすらある。
・・まあ、とは言え、あまりに暑いので、2時間以上の撮影を
行うカメラマンは少ないのであるが、私が見かけた場合には
様子を見ながら、長時間の撮影をしないように、とアドバイス
する事も多々ある。
もう1つ注意点、今年は猛暑が続き、ローカル大会において
初の「猛暑による大会中止」がおきている。
旧来は全て「荒天の場合」のみの中止であったが、今後は
こうしたケースも増えてくるかも知れない。
「天気が良いから大会はやるだろう」と安心せずに
観戦に行く場合等でも、大会主催側WEBページ等で
開催の確認をしておくのが良いである。
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さて、では、各地の大会の日程を順次紹介しよう。
*第35回堅田湖族まつり 湖族船競争
(滋賀県大津市・堅田浮御堂界隈 通称:堅田船競争)
2018年8月5日(日)に開催予定。
風光明媚な観光地の堅田で行われる、地元のお祭り的な
要素の強い独自のボート競技。
通称「バスタブ艇」と呼ばれる幅広の艇は、速度こそ
出ない(通常のドラゴン艇の約半分)ものの、安定感は
抜群であり、ビギナーチームでも参戦が容易だ。
太鼓手付き、ターン有りの500m中距離戦と、ドラゴンボートと
ペーロンの中間的なレギュレーションである。
非常に歴史の長い大会であり、お祭りは35年目だが、船競争
は多分31回目、これは長崎ペーロンや相生ペーロンを除き
関西圏でのドラゴン・ペーロン系競技では最古参の部類だ。
地元の部(地元自治会対抗)と一般の部(参加資格不問)
そして中学生の部(市外可)の3カテゴリー制であり、
一般の部にはドラゴン専業チームも、いくつか参戦している。
参加料は恐ろしく安価だ(確か、かつては無料であった)
その上、賞品・賞金も出る、「ドラゴン専業チームの参加も
大歓迎」と運営側からも聞いている。(「テントを張れる
場所が狭いのが若干課題だが、なんとかなるだろう。一般の部
は地元とはカテゴリーが違うので、存分にやって欲しい」
との事だ)
この日は、他に他地区の大会がいくつもある「大会特異日」
ではあるが、気軽に参戦できる大会なので、是非ご検討あれ。
*京丹後ドラゴンカヌー大会選手権大会 メロンカップ
(京都府・京丹後市・久美浜 通称:久美浜大会)
2018年8月5日(日)に開催予定。
遠方につき残念ながら過去未観戦の大会だ。
専業チームでは「すいすい丸」(京都府、冒頭写真)が
毎年好成績をあげていて、
彼らは「久美浜が原点(ホーム大会)だ」と言っている。
また、他のドラゴン専業チームの参戦も非常に多い
人気大会だ。
*第11回九頭龍ドラゴンボート大会
(福井県・福井市)
2018年8月5日(日)に開催予定。
この大会も遠方につき残念ながら未観戦だ。
最近始まった大会という認識があったが、いつのまにか
11回を数えるようになった。数年前にはドラゴン専業チーム
「打艇龍舟倶楽部」(大阪、下写真)が連覇を達成した模様だが、
近年は、愛知県の強豪「闘龍者(とうりゅうもん)」が
参戦・優勝したりと、複数のドラゴン専業チームによる
激戦区となっていると聞く。
*伊佐市政10周年記念いさドラゴンカップ
(鹿児島・伊佐市)
2018年8月5日(日)に開催予定。
ドラゴン告知(上半期)記事でも少し紹介した大会。
例年、春のGW前に行われる大会だが、今年は8月の
開催になった。遠方なので未観戦であるが、2020年に
開催予定の「鹿児島国体」でのボート競技会場となった
事から、会場の近代化整備が進んでいると聞く。
九州にはドラゴン強豪チームが多く、なかなかの激戦区
となっているハードな大会の模様だ。
*第13回びわ湖ドラゴンキッズ選手権大会
(滋賀県・大津市・サンシャインビーチ)
2018年8月18日(土)に開催予定。
全国でも他に類を見ない小学生を中心としたドラゴン大会。
今年で早13回目となる(上写真は昨年の大会)
私は全大会を観戦撮影しているが、初期の頃と現在では
まるで様相が変わってきている。
レースタイムだけを見ても、近年の小学生の部(20人漕ぎ、
内16名が小学生)、200m戦を、ほぼ1分である(!)
しかも、650kg以上もある旧型艇(新型艇のおよそ3倍の
重量)で、このタイムである。これは大人の中堅ドラゴン
チームよりも、むしろ速い位だ。
小学生選手達は、事前練習を繰り返し、レースに臨む態度も
真剣勝負だ、他のライバルチームの予選タイムを真剣に
見ながら、勝つための方策を自発的に考えている。
これはまあ、琵琶湖というマリンスポーツに適した環境を
擁し、加えて、滋賀県の各ドラゴン専業チームがしっかり
子供達を指導した結果であると思う。
で、いまのところ、この大会は、滋賀県の小学生チームの
独走という感じで、他府県のチームは歯が立たない状況では
あるのだが、近い将来に期待したい要素として、各地の
ドラゴン専業チームの二世選手達が、そろそろ小学生の
世代に達するようになる事だ。そうなると、この大会は
ますますレベルが上がって、大変面白くなる。
まあ、そうなると、お父さんお母さん選手達の「代理戦争」
という雰囲気になるのかもしれないが、それはそれで応援や
指導に熱が入って、興味深い大会になるのではなかろうか・・
*第18回東郷湖ドラゴンカヌー大会
(鳥取県・東伯郡湯梨浜町・東郷湖)
2018年8月19日(日)に開催予定。
以前から、一度観戦しに行きたいと希望している大会で
あるし、地元のいくつかのチームからも観戦を誘われて
いるのであるが、たいてい近畿圏の他の大会と日程が被って
しまい、残念ながら未観戦だ。いつか他の大会の観戦撮影を
サボって(汗)夏休みの小旅行を兼ねて見学に行こうと
密かに画策している(笑)
*第28回びわこペーロン
(滋賀県・大津市・サンシャインビーチ)
2018年8月19日(日)に開催予定。
こちらも歴史の長い大会だ、「ペーロン」と言うものの
ルールは、ドラゴンボートそのものであり、旧来は400mの
中距離・直線レースであったのだが、今年あたりから若干
レギュレーションが短く変更されるかも知れない。
私の観戦は2000年代後半くらいからである、それまでの
本大会は「地元のレクレーション大会」的な要素が大きく、
地元企業、地元団体などの参戦が中心であったのが、
2000年代後半から、いわゆる「専業チーム」が参戦を始めて、
上位に入るようになってきた。
2010年代には、もう専業チームしか入賞が出来ない状況に
なって「地元チームが全く勝てないのは、ちょっとまずいかな」
とも個人的には思っていたのだが、近年になって、このレベルの
高くなった大会に対応すべく、地元のいくつかの企業チーム等が
急速に実力値を上げてきている。
このまま、地元チームがさらにドラゴンにハマってくれれば、
専業チーム化して他大会などへも参戦する可能性が高い。
まあ、そうなればそれで、良い傾向だとも思う、もうしばらく
様子を見て、必要ならばカテゴリーを実力別で分割する程度で
対策としては十分であろう。
情報だが、この会場はBBQなどが可能な希少な大会だ。
(注:勿論参加選手は、試合中のアルコールは厳禁だ)
夏休みの雰囲気を存分に味わう事が出来るであろう。
なお、この時期、会場は非常に暑く、陽を遮る環境も殆ど無い、
加えて、酷いゲリラ豪雨に見舞われた事もあり、要注意だ。
また観戦・撮影距離は遠いので、必要な撮影機材も800mm級の
超望遠が必要だ、いずれにしてもアマチュアカメラマンの
長時間の撮影は推奨しない。
<2018年9月>
この9月は雨季にもあたり、例年はあまり大会は無いのだが、
今年に関しては、他の時期から日程変更された大会が多く
この9月に集中してしまっている。
9月後半ともなれば、だいぶ気候も落ち着いてくるのだが、
9月前半は、まだ真夏の様相だ。「もう9月だから」と安心
せずに、引き続き熱中症対策は十分に行う必要がある。
それと、台風シーズンでもあるので、そこも要注意だ。
台風直撃や大雨・強風・雷などの事態になれば、当然大会は
中止となるのだが、多少の雨であれば決行する。
そのあたり、ネットでのWEBページや連絡網等を用いて
大会が実施されるかどうかは事前チェックが必須だ。
また、参戦、観戦、運営、撮影等での雨対策も必要だ。
*第15回KIX国際交流ドラゴンボート大会
(大阪府・泉佐野市 通称:KIX大会、関空大会)
2018年9月2日(日)に開催予定。
こちらも私は、過去の全大会を観戦しているが、2回だけ
台風直撃で中止になった事がある。
大会名の通り、非常に国際色豊かな大会であり、世界各国
のエアラインや海外企業等のチームが多数参戦する。
海外チームは、いずれも強豪であり、昨年の本大会では、
オープン決勝、混合決勝のいずれも、海外チームの数が
国内チームより多かった位で、国内強豪チームも大苦戦
を強いられた。(まあ、もともと海外のレベルは高い)
観戦の楽しみとしては、海外・国内エアライン関連等で
美人女子選手が極めて多い事である、まさしく「国際交流」
という点で、選手、観戦者、スタッフにおいても、彼女達や
彼達と積極的にコミュニケーションを取るのも良いであろう。
英会話を学んでいる人も、いくらでも英語で話すチャンス
があるので、是非有効活用していただきたいと思う。
なお、ビギナーチームの参戦もかなり増えており、近年から
「実力別カテゴリー分け」を採用している為、ドラゴン初心者
チームの「エントリー大会(まずお試し的に参戦する)」と
しても非常におすすめである。
*第6回宇治川・源平・龍舟祭
(京都・宇治市 通称:宇治大会)
2018年9月9日(日)に開催予定。
【追記注意】本年の本大会は宇治川工事の都合により中止となっている。
例年5月のGW明けに行われる大会であるが、宇治川の
洪水対策工事により、今年はこの9月の日程に変更になった。
今年は7月上旬に「西日本豪雨」があったのだが、
幸いにして宇治川の氾濫は無し。ほぼ同じ雨量での
5年前2013年9月の台風豪雨では宇治川は溢れてしまったので
こうした洪水対策工事が有効だったのかも知れない。
京都でも有数の観光地「宇治」で行われる大会であり、
一般観戦者もそこそこ多く、本大会は「仮装推奨」である。
市内の部、市外の部の実力別カテゴリー分けを採用、
ビギナーチームでも参戦が容易だ、
川幅が狭いので、マッチレース(2艘建て)ではあるが、
その分、観戦距離が短く、眼前をドラゴンボートが通過
するのは、なかなかの迫力だ。
観光地でもある為、大会前、大会後などで宇治観光を
楽しんだり、近年大流行の「宇治(抹茶)スイーツ」を
試したり、お土産を買ってみるのも良いであろう。
*第13回びわ湖ドラゴンボート1000m選手権大会
(滋賀県・大津市・瀬田・琵琶湖漕艇場)
2018年9月24日(月・祝)に開催予定。
こちらも全大会を観戦している(注:1度のみ台風で中止)
早くも第13回目となる 国内唯一の長距離戦(1000m直線)だ。
季節が良く、たいてい天候にも恵まれ、風光明媚な景観で、
気分よく参戦や観戦が出来る大会である。
ただ、選手達にとっては、1000mは、なかなかしんどい
距離であり、ヘロヘロになってしまうのだが、それは
それとして、まあ国内のドラゴンは短距離戦が中心だが、
海外の大会では長距離戦も普通だ、本大会でそれに慣れて、
海外進出の可能性を高めるという狙いもあると思う。
事実、初期の本大会は、専業チームは達皆、ヘロヘロに
なっていたのだが、近年では、例えば「IHI相生」(上写真)
等が長距離をものともしないスタミナを身につけ、3連覇の
偉業を達成している。他のベテラン専業チームも、昔よりも
だいぶ長距離に慣れてきた様子も見られる。
惜しむらくは、参加チームがあまり増えない事だ、この距離
に尻込みする要素もあると思うが、逆に言えば、皆が慣れない
長距離戦で実力差も少ない状況であるので、中堅チームでも
優勝のチャンスが十分にある。初優勝を狙いたい中堅専業
チームは是非参戦あれ。
*第8回ドラゴンボート・グランドシニア大会
(滋賀県・大津市・瀬田・琶湖漕艇場)
2018年9月24日(月・祝)に開催予定。
こちらは他に類をみない「ハンデキャップ戦」である。
漕手の平均年齢に応じて、数秒程度のハンデを貰える。
参戦・観戦側としては、目に見える順位と実際のハンデ
込みの順位が異なるので、若干のわかりにくさがあるかも
知れないが、それはそれで、結果が微妙なので、順位戦は
かなりスリリングだ。
高年齢の現役チームが勿論有利で、「Rスポーツマンクラブ」
(上写真)が別格の強さではあるが、若手チームでもハンデを
ものともしない実力値があれば、上位入賞の可能性もある。
上記「1000m選手権」と同日開催(午後の部)であるので、
連続出場も是非検討されたし、なお、こちらは200m戦の
2回戦合計タイム戦であるし、参加費も安価なので、あまり
連続出場での負担は大きく無い事であろう。
*第9回名古屋中川運河ドラゴンボートレース
(愛知・名古屋市)
2018年9月30日(日)に開催予定。
こちらの大会は残念ながら未観戦だ。
一度観戦に行きたいとは思っているが、あいにく毎年
他の大会と日程が被ってしまう。
まあ、トップシーズンにおいては、各地の大会で日程が
被るのはやむを得ない、2つや3つが被るのは良くある話で、
今年の8月5日は、各地で実に4大会が被ってしまった。
でも、こうなると、ドラゴンチームの数は限りがあるので
分散して参加数が減る等、好ましく無い状況も出てくる。
地方大会では、それぞれの会場確保とか、他のイベントとの
関連日程などで、やむを得ない節があるとは思うが、それでも
中には、他の大会の予定を全く知らずして 日程を決めている
ケースもあると思う。他大会の情報が入っていれば、場合により
1週間とか、ずらす事が出来た地方大会もあるかも知れない。
そうした「情報網が必要だ」とは前々から思ってはいるが、
日程決定前の綿密な情報交換が必要であったり、大会運営
担当者も地方大会では毎年一定では無い、などの課題で、
なかなか実現できないのは、ちょっと歯がゆい面もある。
*第8回静岡ドラゴンボート大会ツナカップ
(静岡県・静岡市・清水区)
2018年9月30日(日)に開催予定。
例年10月の3連休に行われる大会ではあるが、今年は会場の
都合で若干早めの日程となった。
こちらも全大会を観戦している(台風中止1回あり)が、
選手達が最も楽しめる大会、つまり満足度が高い大会として、
個人的にも高く評価する希少なドラゴン大会である。
初期は、地元静岡のチームが中心で、関東圏からいくつか
のチームが参戦する程度だったが、近年では、関東圏と関西圏
のチームが急増し、「地元チームより他府県チームが多い」
という全国で唯一のドラゴン大会だ。
これはつまり、「遠くからでも参戦・参加したい」という
価値があるからだ。(参加希望チームが多くて、毎年抽選と
なる、ほぼ唯一の大会)
観光、グルメ、立地環境、大会の楽しさ、賞品の豪華さに加え、
遠方からのチームは前泊になる為、前夜祭としての「懇親会」が
非常に人気だ。
ドラゴンチーム同士は、他のスポーツ分野に比べて仲が良く、
その点についてはとても良いのだが、懇親会などの交流は、
思ったほど多くは無い、あったとしても地元圏が中心だ。
ここツナカップでは、滅多に顔を合わせない、関東や関西の
チームが交流できる、そういう希少な機会が得られるという
事で、「前夜祭を楽しみに来る」という選手すら居るのだ。
ただし、あまりに楽しく、2次会3次会となって、二日酔いで
翌日の大会で漕げなくなってしまった選手もいる(汗)
加えて、本大会では過酷な準備体操、通称「地獄のエアロビ」
もある為、くれぐれも飲みすぎないように(笑)
<2018年10月>
今年のシーズンも公式戦は、この月で終了だ。
でも最後に人気大会と大きな大会が控えている。
*2018南大隅町ねじめドラゴンボートフェスティバル
(鹿児島県・南大隅町・雄川・塩入橋~根占大橋)
2018年10月14日(日)に開催予定。
関西圏の専業チームにも人気の地方大会。
例年、スモール選手権(後述)と日程が被り易い大会で
あったが、今年は別日程になったので、参加を予定して
いるチームも色々とある模様だ。
なかなかの大規模大会で、県内外から120チーム以上が
エントリーする模様。
面白そうな大会だが、遠方につき残念ながら未観戦。
*第6回スモールドラゴンボート日本選手権大会
(滋賀県・大津市・琵琶湖競艇場 通称:スモール選手権)
2018年10月21日(日)に開催予定。
当初「びわこスプリント」として、2004年頃から始まった
大会である、当初の20人漕ぎから、時代の流れに合わせた
10人漕ぎに変更、同時に「日本選手権」となった。
参戦のしやすい10人漕ぎである為、国内各地、場合により
海外からも、多数の強豪チームが参戦する。
その為、バリバリの競技指向の大会であり、観戦の面白さ
は各大会の中でもトップクラスである。
弱点は、雨になる確率が高い事だ。
私は、2004年から全大会を観戦しているが、そのうち、
およそ3分の2程度の比率の本大会が雨に見舞われた。
日程は常に10月という事ではなく、多くは9月であったり
1度だけ6月にも行われた、でも、変更した日程に雨雲が
ついてくるように、雨になってしまうのだ。
昔から「雨男存在説」が選手や関係者の間で囁き続けられて
いて、私も興味があったので、本大会だけに参戦する選手や
チーム、関係者をずっと洗い出していたのだが、どうやら
「該当者無し」である。これはもう完全に、そういう不運に
見舞われているという事だ。
でもまあ、雨の中でも非常に暑い戦いが繰り広げられる、
そして琵琶湖競艇場の設備環境は抜群であり、雨天でも
室内から観戦が出来るため、大変なのはスタッフ全般、
特にカメラマン、という状況なので、まあその点に関しては
もう本大会は雨は覚悟なので、あまり問題にしていない。
そして、仮に晴れてくれても、午前中は酷い逆光となり、
殆どレースの模様は撮るのが困難で、カメラマン泣かせだ、
むしろ曇天か小雨程度の方が写真は撮りやすい。
関連する注意点だが、雨になると、この時期は極めて寒い
事である、選手、観戦者、スタッフ、報道等のいずれも、
長袖は必須、そして防寒・防水対策も必要だ。
<2018年11月>
この月は基本的にはシーズンオフである、正規の大会は
もう無いのだが、場合により、いくつかの関連イベントが
行われる可能性もある。
例えば、滋賀県のHead of The SETA(異種混合大規模ボート
大会、上写真)や、各地の自治体イベント等に絡めたドラゴン
体験乗船会、それから、大阪府民体育大会の一環としての、
大阪府協会主催のドラゴンボート大会、また、東京地区の
チームが中心となって主催する東大島大会などである。
また、これらのイベントに関連し、地区毎での「打ち上げ」
を兼ねた懇親会が行われるケースもある。
このあたりの詳細はまだ未定な模様なので、状況がわかったら
適宜、ドラゴン観戦記事などで告知していこう。
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では、本告知記事(下半期)はこのあたりまでで・・
今後私が観戦した大会については、また個別に観戦記事を
書いていく事にする。
とりあえず、8月中旬位には「日本選手権」の、
8月下旬に「高島ペーロン」の観戦記事を掲載予定だ。