魔方陣というものがある。
とは言うものの、魔術の類に利用するものではなく、れっきとした数学である。
nxnの正方行列を使って、その中に自然数を埋めていくと、各縦、横(列、行)
と対角線の和が等しくなる。
まず、3x3の魔方陣を作ってみよう。

魔方陣の作り方はいくつか方法があるのだが、奇数方陣(3、5、7・・・)の場合
まず一番下の中央に1を置いて、そこから、左下に向かって2、3・・ と数字を
置いていく。(赤矢印) もし行きたい場所にすでに数字が埋まってたら、そこから
ひとつ上に進むのである(緑矢印)
もちろん、縁に到達してしまったら、同じ魔方陣が外にも続いている要領で数字を
埋めていけばよい。
3x3の場合は、9までの数字を埋めると、これで、タテ、ヨコ、ナナメの全ての
和が15となった。 簡単である。
これ以外も魔方陣の作り方は色々あるので、興味ある人は研究してみたらよい。
魔方陣というのは、たとえば、各数字になんらかの重みづけ、具体的には、
その数字の重さのオモリを置いたら、うまく各方向がバランスするようになっている。
パズル的にはおもしろい魔方陣であるが、残念ながら産業やら学術やらには
あまり役立っていない様子であある。
以前から、なんかに応用できたらと思っていて、音響エフェクターの研究をしていた
時に、残響音の平準化にこの魔方陣を応用してみて実験したけど、たいした成果は
得られなかった・・
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さて、写真の世界に「3分割構図」というものがある。
これは、構図の縦横をそれぞれ3分割してそれぞれの交点に被写体を置いたり
あるいは、分割された空間を意識して構図をフレーミングするものである。

↑ いい作例が無くて申し訳無い。 なんか、3分割の交点とかをズバっと使って、
他の空間をバシっと切ったのがあって欲しかったが・・・
そして、今はまだ何もわかっていないのであるが、魔方陣と3分割構図の共通点は何か
あるのであろうか? 視線の移動? 被写体の重点度の置き方? 露出の計り方?
現時点ではまったく未知であり、やはり単なるこじつけかもしれない。
けど、なにかがありそうな気がする、またこの考え方は追ってみたいと思う。