2016年6月19日(日)に大阪府高石市「大阪府漕艇センター」にて
行われた、「第6回堺泉北港スモールドラゴンボート大会」の模様より、
後編。
本大会は3カテゴリー制の、実力別カテゴリー分けとなっている。
ビギナーチーム中心の「市内の部」については前編で、
ドラゴン専業チームによる「混合の部」については中編で紹介した。
今回後編では、ドラゴン専業チームによる「オープンの部」について
観戦記事を書いてみよう。
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さて、天候はあいにくの雨天、本大会は正式なドラゴン大会と
なって今年で6回目であるが、雨天になったのは初めてだ。
毎年6月という梅雨時に行われる大会としては、ここまでうまく
晴天が続いたのは、ある意味そちらの方が不思議かも知れない。
関係者の中に、強力な「晴れ男」「晴れ女」でも居たのであろうか?
まあでも、同じ6月に毎年行われている静岡県の「御前崎市長杯」も
晴天が続いていた、ただ、昨年の同大会では天気は良かったものの
朝から風速15m/sを超す超強風が吹き荒れ、残念ながら当日中止
になってしまった。
また本年の同・御前崎大会も、東海地方で予測される「南海トラフ」
(その北端部は、駿河トラフとも呼ばれる、つまりプレートが駿河湾に
まで入ってきている故に静岡県は地震の要注意地域な訳だ)
地震の津波対策の為の防潮堤工事で会場が使えず、中止となって
しまった。天候は晴れていたのに、惜しい限りではある。
で、本大会での、今回の雨は、なかなかの曲者だ、
この大会の後、10日間程、九州地方を中心に全国各地で局地的な
大雨が降り続け、土砂崩れ、洪水、竜巻などの被害が出ていた。
一連の大雨の最初となったのが、この6月19日であった。
ここ大阪・高石市でも、昼過ぎにかなり強い雨が降った、
ドラゴンボートのレース進行に大きな影響はなかったが、風も出て
きていて、潮流も変化したのか、全チームは後のレースになる程
タイムを落とし、予選よりも大体3~4秒程度遅くなっていた。
そして、雨に濡れた選手たちは、皆「寒い」と言っていたし、その後も
断続的に雨が降った為、体を乾かす、あるいは暖める暇も無い状態
であった。肉体的なものに加え、いつ止むともわからず断続的に
強く降る雨は、心理的にもモチベーションの低下を招いていた。
スマホで「高解像度(雨雲)レーダー」を見ている選手も多く居たが、
その画面では、正確な雨の降り出し、止み間は予測できない
なにせ、雨雲自体の発生や消滅がかなり不規則で、しかも局所的
なのだ。このような不安定な大気の状況では、文明の利器も余り
役には立たない。
で、おまけに私のカメラがだいぶ不調だ、レンズの結露、液晶画面
の白濁と、いずれも雨が原因だ、まあ、まだ後日乾かせば大丈夫な
レベルではあるが、現状、レースを撮る上での望遠は使いづらい
状況にある。
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さて、「オープンの部」の話だ、
今回、同カテゴリーに参加しているチーム数は12、
今年から本大会は、スモール艇(10人漕ぎ)、200mの短距離戦に
レギュレーション変更しているが、スモール大会化された事で、
従来のレギュラー22人艇用のクルー数を擁するチームは、2分割して
ダブルエントリーとしているチームも多く、こちらの「オープンの部」
でも、「bp」と「beautiful people」(≒bpジュニア)
「近畿車輛電龍A」と「B」、「河童太郎」と「河童華子」が、それぞれ
ダブルエントリーだ。
こちらは「近畿車輛電龍」チーム、AかBかは良くわからない。
しかし、数年前迄の東南アジア系研修生が主力だったチーム編成から、
研修生達が帰国後、数年かかって、見事に日本人中心のチームとして
蘇った。まあ、そこまで出来たのは既に立派なものだが(新入社員を
無料の飲み会に誘って、チームへ勧誘したとも聞く)、今度は、旧来の
「近車黄金期」のように、各大会で入賞あるいは優勝レベルに到達する
チームにまで是非復活していただきたいと思う。
本日の戦績だが、予選1回戦のタイムは、「A」「B]チームともに
1分00秒台、このタイムはドラゴン専業チームとしては遅い訳ではない
のだが、オープンの部は、強豪チームが集まる激戦区なのでやや厳しい。
本大会のオープンの部は、2回戦合計タイム制で、その上位4チームが
決勝進出となるレースフローとなっている。
予想だが、「bp」系2チームが、50秒程度のタイムを出して来る事は
見えている、まあ「bp」系を別格と考えても、残りの決勝枠は2チーム、
すると、53~54秒台のチームでないと決勝進出は難しいであろう。
こちらは「一寸防士」、大阪市(西区?)の消防士のチームだ、
古くから活動をしているベテランチームではあるが、近年はメンバー
不足からか、少しアクティビティが低下している。
だが、本堺泉北大会は、毎年出場している様子で、ほぼホーム大会で
あるとも言えるであろう。
「ホーム大会」とは、一般的なドラゴン用語では無く、私が勝手に
そう言っているだけなのだが、まあ、要は、どのチームにおいても、
「初めて出場した大会」とか「初めて入賞(優勝)した大会」とか、
「地元や近郊等で、出場しやすい大会」とかの、思い入れの強い
ドラゴンやペーロンの大会があるだろう、という事である。
その「ホーム大会」へは、万難を排しても出場したいだろうし、
そこで勝ちたい気持ちも強い、という事も言えると思う。
「一寸防士」は、今年は数名の新メンバーを入れている模様だが、
それでもクルー数は定員に若干満たず、また、彼等に言わせると
「練習不足で・・・」とのこともあり、ちょっと今回もタイムは
振るわない、まあそれでも、1分1秒くらいまでは出してきて
いるので、そんなに捨てたものでも無いとは思う。
こちらは「くまもっこり」
ご存知、和歌山の強豪「熊野水軍」と「もっこりドラゴンボート部」
のコラボチームである。近年はメンバー不足からか、コラボ参戦が
恒例になっているが、両チームとも、和歌山や地方大会等での
入賞・優勝経験多数の強豪チームである。
先月5月の宇治大会では「熊野水軍」単独でエントリー、仮装を
メインとして、観客や選手達の目は楽しませてくれたが、その際の
戦績は振るわなかった。ただし、今回の大会では、主力メンバーを
集めてきている模様なので、予選のタイムを見て、彼等の「本気度」
を計る必要があるだろう。
この写真は、彼等の艇に「ボラ」が飛び込んだ直後の撮影である、
雨が結構降っているタイミングであったので、遠距離撮影において
写真のコントラストが低下してしまっているが、その点はやむを得ない。
撮った時には、”何か良くわからないが、何かトラブルがあったかな?”
という感じで、シャッターを切ったのだが、桟橋まで戻ってきた時点で
熊「ボラが飛び込んできて・・」と言っていた。
それをどうしたのか?と聞くと、叩いてやっつけた、との事で、
艇の中が血の海(汗)「ちょっと臭うかも(汗)」とも言っていた。
まあでも、そのアクシデントは、タイムにさほどの影響は無かった
模様で、予選1回戦は55秒台と、なかなかなもの、これは今回の
「くまもっこり」は「本気モード」に近い状態なのであろう。
この状態だと「池の里」と良い勝負かな・・・
「くまもっこり」の1号艇と、クルー交代をしたのが、
その「池の里Lakers!」、メンバーが乗り込むや否や
池「わ~、なんか魚臭い・・」と言っていた。
周りのスタッフが
ス「ああ、それは、ボラが飛び込んだからですよ」
と説明していたが、「池の里」は、ちょっと出鼻をくじかれた感じ・・
このレースが始まる前に「池の里」のテントに行くと、
池「匠さん、今日は、どのチームが好調ですか?」
と聞かれていた。
匠「まあ、”bp”の2チームは磐石ですが、他にどこが決勝に残れる
のか? という質問ですよね?
・・すると、”しげる”、”東海龍舟”、”くまもっこり”あたりの内、
少なくとも2つは喰わないと(勝たないと)”池の里”は決勝
には残れないでしょうね、あとは”すいすい丸”も要注意。
あ、”すいすい丸”は、今回は混合の部だから関係ないか・・」
池「わかりました、でも今日は(池の里は)ベストメンバーで無いので
厳しいかも・・」
匠「でもね、”しげる”は鳥取、”東海”は愛知、”くまもっこり”は
和歌山でしょう? どれも全て遠征チームですよ、すると、遠征が
可能なメンバーで参加しているという事だからチーム名だけ聞いても
今回の実力値は予想できません、あくまで1回戦を漕いでいるのを
見て、そのタイムを参考にするしか無いと思いますよ」
池「そうですね、まずタイムを見ましょう、でも2回戦合計タイム制は
厳しいルールですね、1レースも手を抜けませんからね・・」
匠「はい・・ですので、1回戦のタイムからとても重要です
まあ、頑張ってみてください、としか言い様が無いですかね」
「池の里」の1回戦タイムは56秒。
そして、たまたま同じレースで漕いでいた、仮想ライバルチームである
「しげる」が53秒、「東海龍舟」が54秒。
この1つの予選レースの結果で、もう「池の里」の、この後の展開は
決まってしまったも同然であった。この時点で2~3秒差があったならば、
2回戦で「しげる」と「東海龍舟」を両方蹴落とすのは難しいだろう。
つまり、この第23レース、オープンの部予選第1回戦が、
今回の大会のオープンの部で、最重要の注目レースであったのだ・・
オープンの部の予選は淡々と進行している。だが、雨も断続的に
降り続き、かつレンズの曇りもとれないため、レースの模様の
遠距離撮影は絶望的だ。
予選の注目点は、順位(決勝枠)争いよりも、「bp」軍団がどの程度
タイムを伸ばしてくるか?という事に変化してきてしまった。
決勝枠については「池の里」や「くまもっこり」には申し訳ないが、
もう「しげる」と「東海龍舟」でほぼ決定であろう。
「bp」は、宇治大会の記事でもちょっと書いたが、最近、異常な迄の
ハイ(高速)レートの漕ぎを練習している、スタートピッチ120
(毎分あたり120回の漕ぎ)というのはもう人間の肉体的限界に
近いだろうと思われる。今回もまた、パドルの動きが写真では
ブレて写らないほどの(汗)高速漕ぎを見せてくれるのだろうか?
今回、ダブルエントリーの「bp」軍団は、前月の宇治大会と同様の
「bp」と、「beautiful people」である、後者は昨年までの
「bpジュニア」や「都島」に相当する、若手メンバーが中心だ。
「beautiful people」のドラマーは、久しぶりの「謎の美少女」
彼女が「スティック」(ばち)を持つ時の「bp」は基本的に強い。
過去数年間、「謎の美少女」が太鼓を叩いて「bp」が負けたシーンは、
「磯風」戦等での数回しか見ていないと思う。
でも、今日は「beautiful people」側の鼓手なので、そのジンクスは
どこまで通用するのだろうか?
さて、「bp」軍団の予選タイムは、以下の通りだ。
「bp」 1回戦:51秒88、2回戦:54秒25
「beautiful people」 1回戦:52秒19 2回戦:53秒24
まず、2回戦の方がタイムが落ちているのは、コースコンディションが
雨や風や潮流の関係で悪くなっているからであろう。
特に「bp」の2回戦は、その影響が強かったと思われる。
すると参考にするべきは1回戦のタイムで、両者の差は、コンマ3秒
程度でしか無い、「bp」の方が若干だが速い模様だ。
ちなみに、前月の宇治大会では、準決勝で「bp」軍団の直接対決と
なって「beautiful people」が、それを制し、その勢いで、決勝では
「池の里」を破って「beautiful people」が、その名前での初優勝と
なった、まあ、すなわち、両者ほぼ互角で、やってみないと結果は
わからない、という事なのだろうと思う。
それと、予選タイムだが、私の予想では、ピッチ120で漕げる程の
ペースであれば、予選タイムは50秒、あるいはそれをわずかに切った
49秒台突入の可能性もある、と思っていた。
でもさすがにそこまでは到達していない、やはり雨風の影響が若干
出ているのだろうと思われる。
そういった、やや厳しい条件であるのだが、まあそれは各チームとも
同じ条件だ。
写真は「Rスポーツマンクラブ」、今回彼等は、少々珍しいパターンで、
混合とオープンの異なるカテゴリーでのダブルエントリーとなっている。
オープンの部での予選タイムは58秒台と、決勝進出は難しいタイムだ。
ただ、「R」は、都合5チームにもおよぶ「JP(郵便局)」系
チームの「市内の部」への勧誘参戦を成功させている、実は「R」の
主力メンバーが郵便局の職員さんなのだ。まあ、この結果「市内の部」
は26チーム参加と、かつて無い賑わいを見せたので、「R」のこの
成果はレース戦績と無関係に高く評価できると思う。
昨年末の「ベストチーム編」でも書いたが、「ドラゴン界への貢献度」
は、チームの戦績とは別に評価するべき重要項目であると思っている、
なにせ、大会が盛り上がって成功し、それが継続しないかぎり、選手達は
ドラゴンを漕ぐことすらできなくなってしまう、費用対効果で継続できなく
なった大会はいくらでもある、各大会の継続はまさしく重要事項なのだ。
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コースコンディションが時間とともに悪くなってきているので、
もう絶対的なタイム、すなわち合計や平均が何秒台とか、そういう
見方はできなくなってきた。
で、注目するべきは、オープン予選2回戦の第29レースに絞られた。
そのレースでも、再び「しげる」「池の里」「東海龍舟」が揃うのだ。
つまり、そこで「池の里」が、他の2チームに3秒以上、別の言い方を
すれば「1艇身」以上の差をつけて勝たない限り「池の里」に決勝進出
のチャンスは無い、5位あるいは「くまもっこり」にも負けて6位と
なってしまうであろう・・
さて、その注目の第29レース。
2レーンが「しげる」、3レーンが「池の里」だ、
これはゴール前の終盤の様子だ、撮影アングルの関係で接戦に
見えるが、まあ意図してその位置から撮っているものの、実際には
真横から見れば、両者の差は半挺身、1秒半以上は確実にある。
すなわち、「池の里」が先に出なくてはならないのに、「しげる」が
先行しているのだ、この画面には写ってはいないが、4レーンの
「東海龍舟」も、「しげる」と、ほぼ同等の位置関係だ。
つまり、この時点で「池の里」の決勝進出は無く、
「bp」2チームと「東海龍舟」「しげる」の計4チームの決勝進出が
決定した事となる。
さて、こちらが決勝戦前の「東海龍舟」の模様。
「東海龍舟」は、他の大会などでは「混合の部」へのエントリーが
メインであるものの、今回は遠征なので(まあ、愛知のチームなので
たいてい何処へ行くのも遠征だが・・)女子選手の数が定員に
満たなかったのであろう、珍しくオープンの部での参戦となっている。
だが、予選タイムは、53秒台、55秒台となかなか速い。
おまけに、コースコンディションが悪化した2回戦でも、タイム低下を
最小限に抑えている。もし混合の部に出場していたなら(出来たなら)
優勝が確実なタイムだが、こちらのオープンの部には「bp」軍団が居る。
参加カテゴリーの選択は、そういう意味でも、結果(戦績)に大きく
影響が出るのだが、まあメンバーの都合であればしかたがない。
そして、名門(強豪)の「東海龍舟」が、混合の部から外れた事で
本大会での混合の部が、実力伯仲の大接戦となったのは、観戦側から
すれば、なかなか面白い状況ではあった(中編記事参照)
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さあ、決勝戦がスタートした。
撮影ポイントはゴール前、この位置からは、1レーンの様子が
良く見えず、また、奥のレーン(3、4)が前半では先行しているように
錯覚して見える。ただ、1,2レーンが独走が予想される「bp」軍団
であり、3、4レーンが「しげる」と「東海龍舟」なのだ、すなわち
この撮影位置の方が「全チームが接戦に見える」という作画上のメリット
がある。レースの真実(現実)と、撮りたいシーンは異なるのだ。
写真は「真を写すもの」では決してない。撮影者の意図で決まるのだ。
写真では、手前2レーンの「bp」が、3レーンの「しげる」と、4レーン
の「東海龍舟」を抜き去っていくように見えるが、実際には2レーンの
「bp」が完全先行している状態だ。
3レーンと4レーンの順位は、4レーンが先行、すなわち
「東海龍舟」が3位であろう、「しげる」が追いつくチャンスは残念
ながら無さそうだ。
あとは、1レーン「beautiful people」は、どうか?
レースの注目点は、「どっちのbpが勝つか?」という風に変化した。
1レーンの艇が撮影ポイントの視野に入ってきた。
「beautiful people」、ドラマー「謎の美少女」は、パドルのレート
に合わせ、やや後傾姿勢、体の反動の効果で、ほんの少しでも速くなる
ように、という気持ちの表れであろう、結構本気度が高いという事は、
これは実際には「bp」とかなりの接戦になっていると思われる。
撮影アングルの関係で、後半の1レーンが、ものすごい速度で追い上げて
くるように錯覚する、これは角速度が大きいのだ。撮影者から見て
近距離を横切る物体は実際の速度より速く見える。
さあ、急速に1レーンの艇が速度を上げてきた。けど、ゴール地点は
ほぼ真横になるような観戦位置なので、ゴールの瞬間でどのチームが
先行していたのかは、だいたいわかる。
「bp」逃げ切りか?「謎の美少女」が追い込んだか・・?
・・・ゴール!!
匠「う~ん、わからん(汗)」
ほぼ同着に見えた、これはビデオ判定になるであろう。
順位はまだ確定していないが、上位3チームはこれで決定だ、
「bp」2チームと「東海龍舟」に「龍舟旗」(チャンピオン・フラッグ)
がレスキュー艇より渡され、これより「ウィニング・ラン」に入る。
4チームが決勝に進出し、1チームだけ負けて先に帰ってくるのは
なかなか心理的にキツいものがあるだろうが、さて、「しげる」は、
どうしたか・・?
意外に「さばさば」した感じだ、負けて悔しい!、というような
雰囲気は感じられない。
「しげる」は、鳥取からの参加だ、大阪近郊に対してば”遠征”なので、
数多くの大会には参加しないが、それでも、滋賀の「スモール選手権」
は常連で、入賞および、1度の優勝(2015年)実績を持つ。
京都の宇治大会にもたまに出る、2014年の大会では、準決勝進出
なるも、他の3チームが全て「bp軍団」という四面楚歌で敗退したもの
の大健闘。本大会でも決勝進出はなかなか立派だ。
「しげる」の練習拠点は鳥取の「東郷湖」だ、毎年8月に「東郷湖
ドラゴンカヌー大会」が行われ、「ホーム大会」は、それであろう。
ただ、毎年出場しているものの、意外に優勝経験は少ない模様で、
過去1度くらいだったとか、その後は「万年2位」状態が続いている
と聞く。まあ「池の里」と同じような「万年2位」だが、だから
悪い、という意味ではなく、むしろ入賞常連という「褒め言葉」だ。
でも、残念ながら「東郷湖大会」は、私は1度も観戦に行った事が無い。
「しげる」から、毎度お誘いはあるのだが、ちょうど毎年同じ日程で
「びわこペーロン大会」等がかぶっていて、「東郷湖大会」を見に
行けないのだ。面白そうなので、とても残念ではある。
特に昨年は「bp」も参戦したが、「しげる」が2位、「bp」3位と、
「しげる」が勝っているということであった。
いつか一度琵琶湖をサボって(汗)、東郷湖に観戦に行こうかとも
こっそり画策している。
ちなみに、今年の「東郷湖大会」は、8月21日(日)だ。
この日は、滋賀県の「びわこペーロン大会」と完全にかぶっている。
また、前日8月20日(土)は、子供の大会「ドラゴンキッズ大会」だ、
キッズ大会も今年で11回目、私は始まった時からずっと観戦撮影を
続けているので、さすがにこのあたりは、ちょっと抜けれない(汗)
さて、ウィニング・ランも終わった模様で、閉会式&表彰式
優勝は「bp」の方であった、タイムは54秒09
準優勝は「beautiful people」、タイムは54秒47と僅差であった。
3位「東海龍舟」、オリジナルカテゴリーの「男女混合」ではなく、
「オープン」での、この成績は立派なものだ。
さすがに、私が「名門チーム」と呼んでいる「東海龍舟」だ、
名門と言っても歴史が長いわけではなく、チームの発足は2000年代
後半と比較的近年だ、けど、もうすでに8年目か9年目位であろうか?
その間、優勝回数こそ、さほど多くないものの、出場する大会の、
ほぼ全てで決勝進出、そして数多くの入賞実績を勝ち取っている。
その入賞率は、恐らくだが、全ドラゴンチームの内でも、5本の指に
入る事であろう。
その抜群の安定度が、私が思うところの「名門」である訳だ。
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さて、これにて、「第6回堺泉北港スモールドラゴンボート大会」は
無事終了。本大会では初の雨天となって、しかも豪雨の時もあって
中断や中止が危ぶまれたが、無事なんとか全レースを終了した。
そして、予定終了タイム15時47分との誤差は、僅かに3分の
15時50分終了であった。
さすがに、手慣れたレース運営を誇る、JDBA、ODBAだ、
このあたりの運営手腕は、他のスポーツ競技(大会)の追従を許さない
と思う、他競技等では、だらだらと、予定より押して(遅れて)しまう事も
良くあると聞く。
また、雨の中、多数のスタッフを起用していただいた高石市(商工会)
にも感謝の意を表したいと思う。
最後は協会スタッフMさんによる恒例の「大阪締め」(手打ち)
”打ーちまひょ”、パンパン・・・ と以下続く伝統的な風習だ。
少なくとも10年以上は、これを続けているとは思うが、意外に
複雑なパターンの打ち方なので、毎回やっているスタッフ達でさえも、
ちょっと揃っていないのが、見ていて少し微笑ましい。
まあともかく無事終了、雨天での最悪な条件でこれならば上々であろう。
なお、会場と最寄り駅(南海電鉄・高師浜駅)との間は、高石市商工会が
用意した無料シャトルバスが頻繁に出ている。
3台の濡れたカメラやレンズだが、その後2日間自然乾燥、いずれも
完全に復活した。
壊れても良い古い安いカメラ、と言いつつも、なかなか壊れない。
まあ、壊れない方が勿論良いのだが、いつまでも2000年代の古い
カメラを使い続けるのも、スペック(性能)的に見劣りしていくので、
そろそろ、古い一眼レフなどは、少し新しいものにリプレイス(置き換え)
していく事にしようか・・・
さて、次の大会は、いよいよ7月17日(日)に行われる
「日本選手権(天神)大会」だ、全国から超強豪チーム達が集まり
まさしくオールスター戦となる。今年の【熱い季節】は、ここから最高潮の
トップシーズンに突入する。
次回ドラゴン記事に続く・・