さて、年末恒例の、本年度のドラゴンボート・ペーロン大会の
中で最も面白かった大会をランキング形式で紹介するという
総集編だ。
とは言え、私が観戦した大会の中から選ぶという事であるから、
あくまで個人的な感想だ。
ちなみに、本年2015年は、私は計16回のドラゴン・ペーロン
大会およびドラゴン関連イベント(体験乗船会等)を観戦撮影
している。昨年は計18回だったので、少し数が減っているが、
それはまあ、ODBA(大阪府協会)関連の大会・イベントが
拠点移転の関連で、少し減ってしまった事などからだ。
また、私個人の観戦できる範囲は、どうしても関西が中心と
なり、関東や九州や海外までは遠征できていない。そして
同日開催の大会もあり、物理的にどちらかしか観戦できない。
なので、私が選ぶ事ができる大会は限られてはいるが、それでも、
年間16や18もの大会や関連イベントを観戦している人は、他には
なかなか居ないと思う。という訳で少なくとも関西圏においては、
このランキングの信憑性は高いと思う。
では、トップ3の発表とする、まずは第三位から順番だ。
第三位:びわ湖高島ペーロン大会(滋賀県)
競技志向 :★★★
大会環境 :★★★★
エンジョイ度:★★★☆
観戦の楽しさ:★★★★★
総合評価 :3.9
(注:各項目5段階評価、☆は0.5点)
滋賀県の湖西地区、高島市で25回もの長い歴史を誇るペーロン
大会である。
他の地区のどのペーロン艇とも違う独特の艇、そして、他の
ドラゴン等の大会とのチーム交流もさほど多くなく、独自の
文化からなる地方大会だ。数年前までは、ドラゴンの選手達
にも、あまり知られていない大会であったが、近年、滋賀県の
強豪ドラゴン専業チームである「池の里Lakers!」「小寺製作所」
がこの大会にエントリーするようになり、ドラゴン界にも、
この大会のユニークさが少しづつ知られるようになってきた。
本大会のレギュレーションであるが、本大会専用のFRP製
ペーロン艇、15人漕ぎ+銅鑼(どら)+指揮者+舵手+
監督(陸上待機)の計19人を1チームとする。
ターン1回有りの、300m往復の600m戦、実力別の2カテゴリー
制となっている。
ターン戦は非常に面白い。
ドラゴンボートのルールは直線のみであり、それを見慣れた
感覚においては、ターンの駆け引きは大きな見所になる。
私の知っている範囲では、ターン有りの(ペーロン)大会は、
相生、長崎、東近江、そしてここ高島と、数少ない。
私の知らない他地区の大会でも、まだあるかも知れないが、
とは言え、絶対的に数が少ない事は間違いない。
参加各チームにとっては、慣れないターン戦である上に、
さらにこの専用FRP艇は、舵が非常に不安定である。
また、地方大会で実力別カテゴリーを採用している事からも
想像できるかと思うが、ビギナーのチームの出場がとても
多い大会である。
したがって、この大会では、多くのビギナーチームは、艇を
真っ直ぐ進めることすら難しく、様々なアクシデントが頻発
する大会となっている。
アクシデントとは、艇の蛇行、スピン、接触、衝突、転覆、
舵や船体の破損、落下(落水)等、通常のドラゴンやペーロン
大会では滅多に起こらないような事が、この大会では、朝から
夕方まで、まさしく日常茶飯事的に発生する(汗)
そう、この「高島ペーロン」は、エントリーしたチームに
とっては、極めてデンジャラスな大会なのである。
スタートラインから1mも進めず(つまり、戻ってしまった)
哀れタイムアウト(6分間)となるチームも続出する。
チームの監督は、艇に乗ることはできない。陸上で待機し、
アクシデントが起こった際、クルーが全員戻ってきている
かどうかを確認する安否確認の役割なのだ(!)、
およそドラゴンやペーロン大会の常識では測りきれない、
しかし、観戦側としては、これほど面白い大会は無い。
昨年の本大会では、これらのアクシデントが極めて多く、
初観戦の私にとっては衝撃的ですらあった、なので、昨年は
総括記事のベスト大会編で、本大会が堂々の1位となったので
あるが、本年は3位とした。まあ、アクシデントが昨年より
少なかったという事もあるが、けど、アクシデントの数で
順位を決めている訳では無いので(笑)念のため。
大会の開催時期は、毎年7月下旬、今年は猛暑であったが、
例年であれば、夏休みムード真っ最中で、気候も良い時期で
あろう、「ドラゴン・ペーロン大会の中で、最も水が綺麗」
と称される本大会であるので、観戦の合間に水遊びも自在だ。
かなりオススメの大会ではあるが、日本選手権の翌週で
あるので、ややエントリーしずらい大会であるかも知れない、
しかし、この大会に関しては、選手の方達であっても
漕がなくても、観戦するだけでも十分に楽しめる大会で
ある事は間違いない。
また、「チャンピオンの部」では、滋賀県のドラゴン専業
チーム達による激戦が毎年繰り広げられる。地元強豪で
過去の常勝チームであった「松陽台(しょうようだい)」は、
この大会のみならず、いまや、滋賀県の各ドラゴン大会にも
参戦する「専業チーム」として活動の幅を広げている。
そして、昨年の優勝は滋賀県のドラゴン専業の「小寺製作所」
今年は、同じく滋賀県のドラゴン専業の「池の里Lakers!」が
優勝していて、今のところ各専業チームの実力や戦績は、
ほぼ互角という感じだ、観戦していても、そのあたりの
三つ巴の激戦の模様がとても面白い。
これらより、本大会の評価点「観戦の楽しさ」については、
全大会中最高得点の、5点満点である。
主催の「高島市役所」によると、
「強豪ドラゴンボートチームの参加、大歓迎」とのことだ。
まあ、ドラゴンが速くても、この難しい専用ペーロン艇を
果たして乗りこなすことができるかどうか?、そのあたりは
わからない。「挑戦してみたい」とう専業チームは来年は是非
エントリーを。なお、フレンドシップの部(ビギナーの部)
へのエントリーも自由だが、ドラゴン専業チームともなれば、
そこで勝っても当たり前、そして負ければ、ちょっと格好悪い
事になるので、堂々と「チャンピオンの部」で参戦するのが
良いであろう。参加費は選手1名あたり1000円程度と、
極めて安価なのも、本大会の特徴の1つだ。
(おまけにチャンピオンの部の入賞の賞品は「現金」だ)
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第二位:スモールドラゴン選手権大会(滋賀県)
競技志向 :★★★★★
大会環境 :★★★★
エンジョイ度:★★★
観戦の楽しさ:★★★★
総合評価 :4.0
純粋な「ドラゴン競技」を楽しみたいのであれば、本大会が
最も競技志向が強く、おすすめである。
競技志向の強さは、選手側にとっても、観戦側にとっても
スポーツ競技における1つの基本的な方向性として興味深い。
そういう点では「日本選手権大会」も同様ではあるが、
こちらの「スモール選手権」の方が、若干敷居が低いので、
むしろ、より楽しめる大会になっているように思える。
10人漕ぎであるので、チームにとってもエントリーの
しやすさがある、旧来からの20人漕ぎを構成するだけの
メンバーが居るのであれば、2チームをダブルエントリー
しても良く、同一カテゴリーにするか、カテゴリーを分散
させるか?、など、レースの前から、すでに戦略がスタート
している訳だ。
カテゴリー数は多く、「選手権の部」では、競技志向としての
従来からのカテゴリー分け(例、オープン、混合、シニア、女子)
に加えて、一般の部というものがあり、まあ、その点では実力別
カテゴリー分けに近い。一般の部は参加チームの数によっては
さらに細分化されることもあり、実力に応じたエントリーが可能だ。
すわなち純粋に競技を楽しむ上において、各カテゴリーでの、
自身のチームの実力値がダイレクトに周囲のチームとのタイム差
に繋がっていくという、あくまで実力が全ての世界を体感できる。
本大会は、今年で3回目であるが、毎年全国から強豪チームが
集まり、まさしくオールスター戦となる、そして、場合により、
全国の大会でもあまり類を見ない、県外チームばかりの準決勝
戦等が行われることもあり、お互い滅多に顔をあわせるチーム
では無い為、競技側としても観戦側としても、とても興味深い。
これらの状況から、本大会の評価点「競技志向」は、全大会の
中でもトップの5点満点である。また「観戦の楽しさ」という
点においても好評価となっている。
大会は、設備・環境に恵まれた「びわこ競艇場」にて実施
される、特に屋内設備が充実、選手達の待機にテントが不要な
関西圏唯一の大会である。
弱点であるが、これは大会運営側の責任では無いのだが、
「非常に雨が降りやすい大会」であることだ。
これは、このスモール選手権の前身の「びわこスプリント」
の時代から10数年にわたって続くジンクスであり、恐らくは
3分の2程度の回数の本大会が、雨に見舞われている。
通常、9月に行われる大会であるが、かなり前に、会場確保の
都合で時期をずらして開催されたが、それでも雨だったような
記憶がある。
私としては「雨男存在説」を唱えており、今年、その有力な
容疑者(笑)を見つけたのであるが、まだ確証がとれておらず、
もう少し証拠固めをしていく必要がある(笑)
なお、雨が降ったとしても、選手達は恵まれた競艇所の設備
により屋内で待機できるので、まあ、さほど苦にはならないで
あろう。もし他地区の大会で、この頻度で雨になっていたとしたら
もしかしたら「もうあの大会は行きたくない」というチームも
出てきて、大会存続の危機に陥ってしまったかもしれない(汗)
まあ、結局、この会場だったが故に、雨がしょっちゅう降っても、
何の問題もなく続けてこられた訳なのだろう・・・
さて、このスプリント戦は、200mという短距離を、ただひたすら
漕ぎ、およそ1分という短い時間で決着がついてしまう、とても
シンプルな競技だ。
このシンプルさは、なかなか捨てがたく、ドラゴンボートという
競技に関する興味の全てが、この大会のレースの中に凝縮して
詰まっているように思える。まあ、原点といっても良いであろう。
もし、ドラゴン界に無関係の人が、初めてドラゴンボートの
大会を観戦するのであれば、本大会は非常にオススメだ。
この大会のレースを見れば、ドラゴンのすべての魅力が
含まれていることに気づく事であろう。
まあ、雨が降らなかったら・・ の話ではある。
ただ、ビギナー観戦者にとっては、勿論雨が降らない方が
快適ではあろうが、私としては、むしろ、雨が降っても平気で
レースを続ける選手達の姿もまた、ドラゴンボートの本質で
あるように思えてならない。
昨年の大阪ATC大会は雨となったが、閉会の挨拶で主催側
から「ドラゴンは雨が降っても、なんら関係なく行われる
イベントであることに感激しました」というコメントがあった。
まあ、一般的感覚であれば、雨の中行われるという競技に、
驚くか、あるいは、酔狂だ、とあきれるか。どっちかであろう。
どちらであっても、ともかく、1つの感動がそこにある事は
間違いない。雨が降ると一般観客は、ほぼゼロとなり少々寂しい
状態にはなるが、一度、そうした環境の場合においても一般の
観客の方に来ていただき、そこで、どんな風に感じたかを聞いて
みたいものだとも思っている。
さて、ラストは、栄光の第一位の大会だ。
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第一位:ツナカップ大会(静岡県)
競技志向 :★★★★
大会環境 :★★★★☆
エンジョイ度:★★★★★
観戦の楽しさ:★★★☆
総合評価 :4.3
最近の記事でも詳しく紹介した、清水の「ツナカップ大会」だ、
ドラゴンのシーズンの最後に近い10月中旬に開催される。
昨年の本総集編記事では、本大会のランキングは「番外」という
位置づけであった。それは、昨年は、大型台風の襲来で本大会が
中止になってしまった事が理由である。
「もし開催されていれば確実に上位に入る大会」と記載したが、
今年は無事開催され、そして、堂々の第一位の大会として紹介
する運びとなった。
本大会は「日本一満足度の高い大会」と称されている。
まあ、それを言っているのは私なのであるが(笑)静岡県外の
各地から参加する多くのチームの選手達も、恐らくは同意見で
あると思う。
満足度が高いというのは、駅近の会場立地、会場周辺環境
(特に観光とグルメ)、参加者に配慮した見事な大会運営、
初心者が楽しめ、かつ、競技性も非常に高い大会であり
さらには、豪華な賞品・副賞、など、非常に多数の特徴を持つ
大会であるという事が理由である。
グルメというのは、この大会は「清水港まぐろまつり」に
併設されているため、大会会場のすぐ近くでは、多数の
グルメ屋台が出ている他、常設海鮮市場もあり、マグロを始めと
する各種グルメが、まさしく「よりどりみどり」の状況だ。
大会の最中でも、これらのグルメスポットには容易に行く事が
できるので、昼ごろになると、大会会場からは、ほとんどの
選手の姿が消えてしまう(汗)
それから、清水には地酒の「臥龍梅」(がりゅうばい)という
清酒がある、これがなかなかの逸品で、かなり美味しい。
なお、清水に限らず、全国のイオン(スーパー)でも限定で販売
している場合があるので、見かけたら試してみるのも良いだろう。
純米吟醸タイプで720mlの小瓶であれば、1500円はしないと思う。
清水の観光だが、世界遺産となった富士山を望める「三保の松原」
や「日本平」など景観の名所が多いし、清水をモデルにした人気
アニメの「ちびまる子ちゃん」や、地元のプロサッカーチーム
「清水エスパルス」ゆかりの施設も多い。
歴史ファンであれば、清水から少し足を伸ばして、静岡県内の
掛川城や浜松城、高天神城、天竜二俣城など、戦国の「スーパー
スター大名」 今川、武田、徳川(松平)の、ゆかりの城や、
ゆかりの場所を見てまわったり・・
あるいは、この清水近辺に、古い街道の佇まいが良く残っている
「旧東海道の宿場町」を、のんびりと訪れるのも楽しいであろう。
このあたりは、絵画ファンには有名な、安藤(歌川)広重の浮世絵
「東海道五十三次絵」の中の人気作(例:蒲原宿)等で描かれた
場所も多いし、まあ、富士山が見える土地柄であるから、様々な
浮世絵などの題材にも、とりあげられ易いのであろう。
古代史ファンであれば、有名な「登呂遺跡」(静岡駅よりバス)
をはじめとし、静岡県内には、他地区であまり見ないような
少し珍しい古墳もいくつもある。
また、鉄道ファンであれば、SLの走る「大井川鉄道」や、
天竜浜名湖線、遠州鉄道、岳南鉄道、静岡鉄道等の、
風情あるローカル線の旅情を、まったりと楽しむこともできる。
「ローカル線の旅」というのは、今や、鉄道ファンのみならず、
一般観光客でも興味がある内容だとは思うが、実際にそれを
やろうと思うと、かなり遠方の秘境まで足を伸ばさなければ
ならない、と思われているのか?なかなかそれを経験している
方は多く無いのでは?と思われる。ただ、ここ静岡では、沢山の
ローカル線があり、新幹線ターミナル駅から、ちょっと30分も
それらに乗れば、かなりの「ローカル線気分」を味わうことが
できるので、入門編としても最適だと思う。
そして、さらなるマニア向けには「廃線跡」も、少しであるが
残っている。
有名な観光地は、ガイドブック等を見れば出ていると思うが、
それ以外の、ガイドブックには決して乗っていないような、
ちょっとマニアックなスポットについては、本ブログの
【遠州駿州紀行】シリーズ記事で詳しくガイドしてあるので、
静岡を訪れる際は、個々の興味・嗜好に合わせて参考にして
いただければと思う。
今時の「旅」のパターンは、個人の好みに応じて様々だ、
有名な観光地だけを、ただ順番に巡るような典型的な旅に
飽き足らぬ人には、いくらでも旅の「掘り下げ方」はある、
と思っていただければ幸いだ。
本大会は、体育の日の3連休の中日に行われるので、前泊で
観光をしてもよし、後泊で翌日ゆっくり、というのも可能だ。
こうした事から、本大会の評価点「エンジョイ度」は、
全大会の中でも最高点の5点満点だ。
参加する選手達も、ほとんどが笑顔である。
そして、その満足度の高さから、県外からのエントリーが殺到、
「地元チームより、県外チームのエントリー数の方が多い」
という日本で唯一の大会である。
これはすなわち、遠くからでも何度でも来たい、という気持ちを
持たせるほど、満足度が高いという事を意味しているのであろう。
まあ、環境などに恵まれているのは、ともかくとして、
この大会は、運営側の「おもてなし」的な要素が高いのだ。
それは立地環境のように、条件が揃えば必然になる、という訳
ではなく、大会運営側の様々な努力と気配りにより、初めてその
「おもてなし」度が高まってくる訳だ。
なお、高度な「おもてなし」を実現するために、参加チーム数は
あえて制限している(例年18~22チーム程度となると思う)
大会エンントリー申し込み期間は極めて短く、それでも申し込み
が多いので、参加できるかどうかは抽選となる。
そして、ビギナーチームでも楽しめる大会である事は勿論、
実力別2カテゴリー制である本大会の「チャンピオンの部」は
遠方からも「日本選手権クラス」の超強豪チームが集まって
くるので、選手達にとっては、好レースを楽しむ事ができ、
観戦側にとっては、極めて見ごたえのあるカテゴリーとなる。
特に今年(2015年)は凄かった。
チャンピオンの部では、数限りない多くの大会で優勝実績を持つ
「bp」と、日本選手権3連覇中の「INO-G]との直接対決
(一騎打ち)が決勝戦で実現した。
両チームは、元々、「bp」はオープン、「INO-G]は
混合の部、と、カテゴリーが異なるので、両者の直接対決など、
これまで過去1度も無かったわけである。
これは、非常に大きな見所である。
私は、ツナカップの記事で「この対決を見るだけであっても
静岡まで来る価値はある」と書いた、まさしくそれは
その通りであろう、この極めて貴重なレースを、ドラゴン界の
できるだけ多くの人達に見てもらたいように思った。
その結果は、ツナカップ大会の記事に詳しく書いたが、
両雄の駆け引きが非常に面白く、本当に、見る価値がある、
そして観戦側においても満足度の高い決勝レースであった。
なお、レース長は、他に類をみない150mの超短距離戦だ、
これは、会場の関係で、やむなく今年からそうなったのだが、
場合によりレギュレーションはまた変更になるかも知れない。
そして、「おもてなし度」の高さは、表彰式の場まで続く。
豪華な賞品が、入賞チームに与えられる。
そう、ここは、マグロの水揚げ量日本一の港の「清水港」だ。
高価な冷凍マグロ等が授与される他、入賞を逃した全チーム
にも、副賞があり、さらに、選手全員に「高級ツナ缶」が
参加賞として配られる。加えて、清水エスパルスグッズ等が
希望者に配られるという徹底ぶりだ。
おまけ賞品が食べ物系であった場合など、選手達がこぞって
取り合いになり、まさしく昔の「デパートのバーゲン」の
状況が再現される(汗)
なお、県外参加チームがほとんどである事から、前日は、
清水の観光名所でもある複合商業施設「ドリームプラザ」で
懇親会が行われる。前日に観光をして、夜は懇親会、というのが
一般的な県外チームの参加パターンだ。
大会当日は、終了時刻があまり遅くならないように設定している。
大会終了後に、その日のうちに関東や関西に戻るのも容易だし、
翌日は祝日なので、もう1泊して、ゆっくり温泉や観光、グルメ
等を楽しんで帰るのも良い。
これはもう、満足度度日本一の大会に間違いないよね!
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さて、他にも紹介したいドラゴンやペーロン大会は、勿論多数
あるのだが、本記事は、ベスト3ということなので、各大会の
詳細は、それぞれの大会記事で見ていただきたいと思う。
最後にもう1度、大会ランキングを・・
第一位:ツナカップ大会(静岡県)
総合評価:4.3
第二位:スモールドラゴン選手権(滋賀県)
総合評価:4.0
第三位:びわ湖高島ペーロン大会(滋賀県)
総合評価:3.9
総合評価点は、いずれも5点満点としてはやや低めであるが、
これは、各大会の特徴を今後さらに活かしていただき、
「さらなる発展を期待する」、という意味でもある。
さて、次回、今年の【熱い季節2015】最終記事は、
「ベストチーム編」を、お届けすることにしよう。