写真は、2015年11月7日(土)に、大阪の道頓堀を疾走する
ドラゴンボートの勇姿である。
ここで漕いでいるのは、ご存知、ドラゴンボートの強豪チームの
「bp」であるが、ここでは、「DDT」と呼んだ方が良いかも
知れない。
「DDT」とは、昨年2014年において、「bp」がサブチームを
エントリーする際に使っていた名称である。
正式には、「DDT道頓堀ドラゴンボート大会Coming Soon!」
という長い名前だ、詳しくは調べてないが、記憶している限り、
過去、ドラゴンやペーロン大会に(複数回)エントリーした
チーム名としては、恐らく最長の部類の名前であろう。
何故そんな名前になったのか、その裏にどんなドラマが
あったのか、というのが本記事の内容である。
同日午前10時、大阪・道頓堀のやや西側、湊町リバー
プレイスに集まる「bp」いや「DDT」のメンバー達。
選手達に加えて、ODBA(大阪府ドラゴンボート協会)の
スタッフの姿も見える。
さて、まず「DDT」が何故そんな名前になったという話だ。
母体となる「bp」は、「日本一のドラゴンボートチーム」
を目指し、2012年冬に結成されたチームだ。
大会デビューは2013年から、その後3シーズンにわたり、
各地のドラゴン大会には、ほぼ「皆勤賞」で出場。
そしてその殆どで優勝しており、優勝できなかった大会を
探した方が早いくらいの超強豪チームである。
しかし、日本一(注:それが何を意味しているのかは、少々
曖昧だが・・)になる為には、練習量も、モチベーションも
さることながら、お金もかかる、つまりは、遠征費(旅費)、
用具費(マイパドルや自前の艇など)、練習場所(管理費や
工事費)など様々である、それらを全部自腹で払っていたら
いくらお金があっても足らず、日本一のチームになる前に
日本一の貧乏になってしまう(汗)
ドラゴンボートの大会では、通常、「賞金」というものは無い、
優勝しても、カップや賞状に加え、数万円相当くらいの副賞が
ある程度である。だから、賞金を稼いで、それを活動資金の
足しにする、といったプロ競技のような手法は使えない。
「bp」は、結成すぐに、すぐその点に気がついたのであろう、
”趣味でやっていたのでは無理だ”ということである。
そこで「bp」は、他のドラゴンチームにはあまり無い事で
あるが、スポンサー集めの活動に出た。それは順調に進んだ
模様で、「bp」のユニフォームや自前の艇には、数多くの
スポンサー名が書かれていて、さながらF1レースのようだ。
そして、スポンサーが付く以上、目立たなくてはならない。
できるだけ多くの大会に参加する事は勿論、できるだけ
多くの大会で優勝などの実績を積み、できるだけ多くの
観客にアピールして行かなければならないのだ。
「bp」のこうした姿勢は、一般的な他のドラゴンチームから
すると異質であり、純粋な趣味のスポーツとしてドラゴンを
楽しんでいる他の選出達から見ると、やもすると、目立ち
たがりが過ぎるように思われてしまったかも知れない。
けど、実は、これはドラゴンボートというものが、メジャーな
競技になれるかどうかという点で極めて重要なポイントなのだ。
スポンサーや観客の視点を意識するかという事が、プロ競技の
条件だ。それらを考えず、単に自分達が楽しんだり、自分達の為
だけにやっているのであれば、それはアマチュア競技となる。
ドラゴンをビジネス化していかない限り、いくら大会参加料を
上げたとしても、依然、大会開催側には大きな金銭的負担が
かかる、つまり赤字なのだ。その負担を、集客とか売り上げとか、
そういう他の要素で回収できなければ、ドラゴン大会をやる
意味自体が無くなってくる。
そうなると、たとえ「オレ達は、趣味のスポーツとしてやって
いるんだ」と言ったとしても、大会が出来る場所が無くなって
しまえば、そんな悠長な事は言っていられなくなる。
このあたり、とても大切な事だ。しかし、残念ながら、多くの
チームや選手達は、この事に気がついていないか、わかって
いたとしても、手をこまねいて何もできない状況だと思う。
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まあしかし、ドラゴン大会は、ちょっと辺鄙な海や川、湖等で
行われることが殆どであり、観客が多く集まる大会は数える
ほどしかない。それでは、せっかくのスポンサーさんに
対しても申し訳ないことであろう。
より多くの観客に、見せる(魅せる)事ができる場所は?
そうして「bp」が考えたのが、「道頓堀」である。
他のドラゴンチームや、観客、ドラゴン協会に対しても、
そのスタンスをアピールするため、「DDT」すなわち、
「道頓堀でドラゴン大会をやるぞ(やりたい)」という
チーム名を、2014年においては使っていたのだと思われる。
余談だが、「冷し中華始めました」と、中華料理屋によくある
看板に誤記があり「冷し中華始めたい」と書いてあったという
”間違いネタ”が、その昔、話題になった。
しかし、これ、単なる間違いだろうか? もしかしたらそれは
確信犯かもしれない。つまり、例えばその店がラーメン屋さんで
「餃子」や「炒飯」が人気の店だったとする。
でも、店の将来の為を思うと、新しい主軸人気メニューが欲しい。
で、試しに「冷し中華始めたい」と、アピールする看板を作ったら
どうなるだろうか?
そうしたら、常連さん達が「いいねえ、オレは食べたいね」とか、
あるいは、「いやいや、この店は、やっぱり餃子でしょう、他の
メニューには興味が無いなあ」といった意見を下さるかも知れない。
そうした意見を収集してから、「冷し中華」の新メニュー開発を
するかどうか決める、といった、いわゆる「テストマーケティング」
だったかも知れない訳だ。
他の例では、カー雑誌などで、未発売の新しい車(や製品)
の写真が「リーク」(漏洩)という形で公開されてしまう事が
あるのだが、あれも、実のところ「わざとリークされた情報
である」との事だ、あえて新製品の写真や情報をリークし、
製品発売前にユーザーの反応の良し悪しを確認するといった、
「テストマーケティング」が、まさしくそこでも行われている、
という話を聞いた事がある。
「DDT」のチーム名は、まさしく「テストマーケティング」だ、
他チームやドラゴン関係者に、自分たちの希望・意思を
アピールし、周囲の意見を収集したり、協力者を募ったり
するという、高度な情報戦略であったのだろう。
「DDT」計画は、周囲からも多くの賛同者を得れた模様で、
「bp」は、当初、自力で、この計画を進めようとした。
しかし、実際には「DDT」を実現するのは、「bp」の
チームだけでは解決できない様々な困難が立ちはだかった。
艇に関しては、「bp」の持つ自前の艇を用いれば良い、
乗艇場も、道頓堀には多くの船着場があるので問題は無い、
どこに許可を貰えばそれが可能になるか、というのも地道に
ツテを辿っていけば、いずれキーマンにたどり着くであろう。
だが、最大の問題は、観光船の往来だ。
道頓堀は、多くの観光船が行き来し、ドラゴン大会には
それが大きな障害となる。
もし観光船を止めてしまうと、その間営業が出来なくなる為、
その補償を考えると、莫大な費用がかかってしまうのだ。
この問題を解決したのは、意外な事に「水都大阪」の
イベントであった。すわなち、本日(2015年11月7日)に
ここ道頓堀で「道頓堀水上パレード」が行われる事に
なったのだ、このイベントの為、本日は終日、観光船の
運行は最小限にしている。
こちらが、水上パレードの船だ。
そして、ここからが重要なポイントなのだが、本日のイベント
において、「pp」の艇が、これらの水上パレード艇を、
先導する話となったのだ。まあ、ドラゴン艇は鳴り物、
すなわち太鼓がついているので、景気が良い。こうした
お祭りには最適なのだ。この話を上手くまとめたのは、
日本協会の力だ、なかなか上手い所に目をつけたと思う。
そして、その見返り、といっては何だが、午前中限定で、
道頓堀の一部で、ドラゴン艇を走行させる事が出来るように
なったのだ。
ただし、今年はまだ「DDT」としては、下見の段階だ。
どこからスタートして、どこへゴールさせるか、乗艇場を
どうするか、2艘建て以上は可能かどうか? 何分間隔で
レースを廻せるのか? 観客はどこに多く、どこでレース
をやれば最も効果的か?、などである。
使える時間は、午前中の短時間しかないので、気合の
入った練習走行が続く、まだ下見段階とは言え、観客の
反応も見たいところだからだ。
あまりに気合を入れて漕いでいたからか、選手の1人の
カーボンパドルが折れてしまった。
カーボンはしなるし、強度も高いから、こういう事は
起こりにくいように一見思うのだが、実は、超強豪チームの
選手は、意外にしょっちゅうカーボンパドルを折ってしまう。
折れた部分を良く見ていると、どうも構造的に弱い部分が
ある模様だ。物作りに詳しい大阪協会のスタッフの方が居て、
「この部分の、素材の組み合わせ方が・・」などと、詳細な
説明をしてくれた。
しかし、プロ野球選手であったなら、バットが折れたとしても、
何本も予備があるだろうし、新しいのを作るとしても、たいした
金銭的負担には感じないであろう。
けど、ドラゴンボートは、まだプロ制度が確立していない、
その状況で、パドル1本を壊してしまえば、2万円からの
出費になるのだ。
真剣に練習していれば、こういう事も良くあるだろうし、
ますます、スポンサーなどの支援を受けないと、様々な費用が
全て自腹であったら。続けようが無いという事であろう。
だいたい午前中のテスト走行は終わりだ。
その模様をずっと見学していた私に対しても、「bp」の
幹部メンバーが「どうですかねぇ?」と色々と質問をしてくる。
しかし、「bp」の方達は、もしかするとご存知なかったかも
知れないが、実は、私は、毎年、ここでドラゴン艇が走行
するのを見ているのだ。
そのイベントは、大阪府協会による「水の回廊」である。
何度かブログ記事にもとりあげているので、詳細は省略するが
その経験から、だいたいどんな感じで、どのようにレースが
出来るかは、あらかじめ考えてあったのだ。
匠「まずは、走行エリアですが、道頓堀に観光客が集まるのは
ひっかけ橋(戎橋)のあたりだけです。
よって、艇を走らせる範囲は、戎橋の東側、ドンキホーテ
のあたりから、戎橋の西側の、グリコ看板のあたりまで、
そこを外してレースをやっても、まったく意味がありません」
b「なるほど、観客が居るのはそこだけという事ですね、
方向はどうしましょう? 東から西にしますか?」
匠「そうですね。戎橋は、橋の両側に比較的簡単に移動
できますが、たとえば御堂筋の橋は、反対サイドには
すぐには渡れません、なので、戎橋の下を抜けるようにして
戎橋の観客は、まあどちら側でも見えます、御堂筋の観客は
東側に居れば、ゴールを見れますね」
b「乗艇地点は、ドンキ付近の桟橋でしょうか?」
匠「いや、それは無理でしょう、イベントのステージで使います」
b「すると、港町リバープレースですか?」
匠「そこまで往復するとなると、レース間隔が20分程度に
なります。9時から大会を始めるとして、1回戦、1時間に
3レース、10時から2回戦で3レース、11時から決勝、
すると各2艘建てですから、6チームしか出れませんよ」
b「う~ん、それでは少ないですね・・
ああ、確か大黒橋のところに、船着場がありますよ!」
匠「うん・・ありますね、では、そこから乗艇して、ドンキの
イベントステージ前でターンし、そこからグリコ前まで
でレースをする。距離が短いかも知れませんが、この際
距離はどうでも良いです、レースをやれることが優先ですね」
b「はい、距離は短くても、何でも良いです」
匠「スタートポイントでの指示ができないですかね?」
b「まあ、アテンション・GOだけ、イベントのアナウンサー
にお願いするとか」
匠「アナウンサーさんだと、それくらい迄でしょうかねえ・・・
でも、この方法でも、15分間隔のレースが精一杯ですね・
すると、さっきの計算だと、やはり8チームしか出れません」
b「2回戦制をやめるのは?」
匠「ああ、選手達がそれでいいのなら問題無いと思いますよ。
1回戦制、1発勝負のタイム順で、上位2チームが決勝進出、
すると、最大16チームくらいで出来ます」
b「いいじゃあないですか! それから、イベント運営側に
かけあえば、午後の本番イベントの合間にも、準決勝や
決勝戦が出きるかも知れません。」
匠「ほう、そうした話ができるのであれば、是非提案すると
良いですよ。お笑いやダンスやライブなど、催し物は
できるだけ連続にしないと集客を維持できないから、
運営側としては、そうしたちょっと変わったコンテンツは
タイムテーブルを埋める意味でも、絶対喜ぶはずですよ」
b「で、観客の反応はどうですか?」
匠「これもだいたい決まっています、私は、天満橋や、
水の回廊で様々な一般観客の声を聞いています。
”あ、あれ何? ペーロン?”、”これレース?”
”速いね” ”どこの(出身)チームだろう?”」
b「ふうむ・・」
匠「つまり、ドラゴンの詳しいところは何もわかっていません、
ですので、チームやレースに感情移入できないんです。
たとえば高校野球のノリで ”埼玉”とか”兵庫”とか、
艇に出身地の旗を立てたら、地元ひいきの応援があるかも
しれません。まあ、チームはそんなに全国には無いので、
結局、MCの方が上手く競技を説明してくれれば良いですが、
ドラゴンの解説が出来る人は、全国でも数名しか
居ませんね、そして、イベント全体のMCと、ドラゴンの
解説とは なかなか同時にはできないかな。
そのあたりが期待できないならば、あとは自分たちで
盛り上げる工夫をする・・例えば、仮装するとか」
b「仮装、いいじゃあないですか、勿論やりますよ」
匠「それと、レース間隔が長いのもの問題です。できるだけ
早く廻さないと、フリーの観光客は待ちきれずに去って
しまいます。スタートが揃わないから、というのは論外、
できれば5分間隔で発走したいところ。観客からすれば
それでも遅いくらいです。」
b「たとえば、道頓堀の両岸にロープを張って、そこを
舵に持たせて安定させますか?」
匠「無理ですね、観光船、パレード船が通ります」
b「レースが終わったら、すぐにかたづけるとか?」
匠「もしイベントの合間に決勝をやるならば、ロープの張り
直しができません。しかし、決勝に残るチームならば、
難しいスタートでもできるでしょう? 天神やATCの
スタート揃えの難しさに比べれば、道頓堀川なんて
止まっているようなものです」
b「・・ですね」
匠「あとは観光客が、どこまで興味を持ってくれるか?
ドンキホーテで買い物をしているのは、ほとんどがアジア
系の インバウンドでしょう? 爆買いというやつですね。
でもドラゴンとは関係ないなあ、むしろ、ドラゴンはアジア
が本場なので、大阪でチマチマやっていても興味をもてない
かもしれません、するとフリーの外国人観光客については、
ドラゴン大会に関しては、メリットがありませんね」
b「確かに中国やらの人達は、地元でもっと凄いドラゴン大会
を見ていますからね」
匠「ということで、まだ色々課題はあります、ただ、観光客が
何らかの反応を示してくれて、それがたとえば地元の
商店街などの商業振興に繋がらない限りは、ドラゴンの
大会には協力してはもらえませんよ、ちゃんとビジネスに
なるように考えないといけません」
b「う~ん、難しいですね」
匠「そう、実際、大会の運営は難しいんです。
競技としての大会運営は、皆、とても得意なんですが、
これが ビジネスモデルを含めた企画運営となると、
それができる人は殆ど居ない状況になってしまうんですよ、
でも、”DDT”で必要なのは、まさしくそこです」
b「了解しました、また色々検討してみます」
詳細の話が長くなったが、まあ、「DDT」実施のための骨子は、
だいたいこの会話の中に、殆どのニュアンスが含まれて
いるだろうと思う。あとは、今日に関しては「bp」が午後イチ
と夕方のパレードで、ちゃんと「お勤めを果たす」だけだ。
午後のパレード発走の時間が迫っているので、いまのうちに、
港町リバープレースのODBA本部に帰って、スタッフ弁当を
いただくとするか・・
おっと、すごいボリュームだな! なかなかこれは凄い、
まあ、「水都大阪」のイベントなので、そちらの運営側
から回ってきたものなのであろう、けど、実際には
ここまでボリューミーなものでなくても十分なんだよね、
ナンバ・道頓堀のあたりには、いくらでも食べるものは
あるし、前週の中之島のように、カレーくらいでも良い。
そして、このお弁当、数が余ったという事で、いただいて
帰ったのだが、昼とまったく同じ夕食というのも味気が
無いので、お弁当の中の玉子焼きと、一部のおかずを
みじん切りにし、さらにネギを加えてご飯と一緒に炒め
チャーハン風の味付けをし、それをメインとし、おかずの
一部をレンジでチン、そうやって色々アレンジして食べたら
結構まともな夕食になった。
余談だが、タモリの番組で、定食などのおかずを全て微塵
切りにして、「何でもチャーハン」にしてしまうというのがあった。
あれをやってみようかと思ったのだが、味が想像できなかった
ので・・(汗)
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さて、13時からは水上パレードがある。
ここでドラゴンが、他の水上パレード船を先導するのだ。
私は、弁当を食べた後、速やかに戎橋に移動・・・
いや、ちょっと待てよ、もう1つ東の「太左衛門橋」からの
方が見た目が良いか・・?
お、来たな・・
ドラゴンが来る数分前、太左衛門橋の上で、「こんにちは」
と声をかけて来る男性が居た。
匠「こんにちは・・ はて?(誰だったかな?)」
し「匠さん、”しげる”ですよ」
匠「ああ・・(鳥取の強豪チームの)”しげる”さんですか!
今日は何故?、わざわざ遠方から来られたのですか?」
し「いや、実は大阪に転勤になりました、まだ1週間です、
で、今回のイベントを”bp”さんのSNSで見てね」
匠「なるほど、そうでしたか、ほら、”bp”が来ましたよ」
し「”bp”~がんばれ~!」
匠「おや、少し速すぎませんか? これでは先導している
というよりも、全力で漕いでいるみたいです、
どうもイメージが違うなあ、ゆっくり先導して、先頭で
手を振っているイメージを想像して、この場所で
待っていたのだけどなあ・・」
確かに、とてつもなくパレードに先行している(汗)
しかし、これでいいのか? 今日は、ちゃんとお役目を
真面目にまっとうして、来年の「DDT」実現に向けて
アピールするのではなかったのかなあ?(汗)
ドラゴンの太鼓の「鳴り物」で、観客達の注目を引き、
その後、お笑いや野球選手、アイドルなどの乗った船が次々と
通り過ぎ、華やかなイメージを出す。そんなシナリオがあった
ように思うのだけど、運営側の思惑と違うものになってしまった
事が問題にならなければ良いが・・
ドラゴンは、あっと言うまに通り過ぎてしまった。
あわてて「しげる」の選手とともに、さらに1つ東の「相生橋」の
あたりまで移動する、そこで、夕方のファイルナルパレードまで
「bp」は待機すると聞いている。
乗船場(船着場)は、全ての場所の鍵を持っている訳ではない、
そして、船着場にのみ、ドラゴン艇が係留できるという
訳でもないので、すなわち、許可はもらってあるので、止めれる
場所があれば、何処でも、ドラゴンから降りられるのだ。
上の写真は、相生橋では無いが、そんな時に、ドラゴン艇から
降りる選手達は、こんな感じである。
ということで、とりあえず水上パレードは無事終了したのだが、
次のパレードは、なんと、4時間後だそうだ。
さすがに時間が空きすぎている。
「bp」の選手達は、交代でドラゴン艇を見守りながら
待機するという。ちょっと申し訳ないけど、長時間の待機も
時間の無駄なので、ここで失礼させてもらうとするか・・・
さて、来年、果たして「DDT]は実現できるのであろうか?
来年2016年の「熱い季節」のラストを締めくくる、「魅せる
ドラゴン大会」が出来れば良いのだが・・・
次回ドラゴン記事、年末恒例の「総集編」に続く・・・