2015年10月31日(土)に、大阪・中之島公園一帯で行われた
「水都大阪・icnochiと水のフェスティバル」の模様より。
すでに【熱い季節】シリーズ番外編として、ドラゴンボートに
関わる内容は一通り紹介したが、今回の記事は、より一般的に、
本イベント全般について・・
まず会場だが、冒頭の写真の背景に中之島中央公会堂が
写っていることからわかると思うが、大阪府民にとっては
言わずと知れた「中之島公園」の一角である。
京阪電車や地下鉄でここを訪れるならば、北浜駅、なにわ橋駅、
天満橋駅の、いずれからでも近い。
ここ中之島公園は、「バラ園」が有名であり、春や秋の
バラの季節には、多くのバラが見事に咲き誇る。
ただ、ここは昔からあまりに「バラ園」として有名であり、
逆に、見慣れた光景だからか?バラが開花する時期に
行ったとしても、そんなに嫌と言う程に混雑はしていない。
今時は、1つの情報に皆が一斉に飛びつき、異常なまでに
一極集中してしまう傾向が年々強くなってきているが、
この場所はそうした異常な状態にはなっておらず、快適だ。
平日には、オフィス街にも近いためか、都会の中のオアシス的
な場所として、昼休みなどでは、サラリーマンやOLが
ゆったりと休憩している姿を見ることも良くある。
さて、今日のこのイベントの目玉の1つが、「フライボード」
パフォーマンスである。
こちらが、ご存知フライボードだ、水上バイクのウォーター
ジェット推進を利用し、水圧で人間の体を浮かせる事ができる。
原理を聞けば、なるほど、とすぐ理解できると思うが、なにせ
見るからにバランスを取るのが難しそうだ。立っていること
すら難しいかもしれない。それに、もう1つ見ていて思うのは
水上バイクの運転者(ライダーと言うのか?ドライバーと言う
のか?)のアクセルを開く度合いと、パフォーマンスの内容
がうまくマッチしないとできそうもない。
まあ、ともかく、見るからに難しそうなので、あまり自分では
やってみたいと思わない(汗)見ているだけの方が楽しそうだ。
演技をしているのは、この競技の日本チャンピオンの方だと
聞く。大阪出身で、沖縄に在住していて、日夜(?)練習に
励んでいる模様だ。
この競技が出来る場所は関西にはさほど多く無く、全部で
数箇所くらいしか無いみたいだ。マリンスポーツのメッカである
琵琶湖ですら、今のところ1~2ヵ所でしか体験できない模様。
ただ、沖縄は環境が整っている模様で、数十箇所でこの
競技が出来る様子だ。
本日このフライボード・パフォーマンスは、3回行われる、
各々の時間は10分間だ、時間的には短いが、演技を見て
いると、とてもハードそうなので、10分というのもかなり
無理しているのかも知れない。
撮影には、ドラゴン用に持ってきたジャンク同然の機材を使用、
EOS 30D とTAMRON 200-400/5.6 という組み合わせで、
トータル3万5000円ほど。極めて安価なシステムだが、
AFは遅く、大きく重いので、扱いは少々困難だ。
ドラゴンボートの選手達が、よく望遠レンズを欲しいと言って
いるのだが、値癌が安いとは言え、このあたりのシステムは
あまりオススメしてはいない。
(しかし、代替となる安価な望遠もあまり無いので、
アドバイスには困ってしまっている)
さらに、こういう古い超望遠レンズで、動き回る被写体を
縦位置で撮影するのは、かなり難しいが、今日持ってきている
望遠はこれしかないし、フライボードは構図上、殆どの場合に
縦にしかならないので、そのあたりは、まあやむを得ない。
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さて、フライボードのフォーマンスも終わったので、イベント
会場の様子を見てみよう。
会場入り口付近にはテントが建ち、屋台や、各種体験などの
受付となっている、来場者は少なくは無いが、逆に、特定の
場所に行列が出来るような事はなく、全体的にスムースだ。
展示を見ていると、消防士や自衛隊があった。
カワサキ製の250ccオフロードバイク、ミリタリー仕様に
喜んで乗るドラゴンボート協会スタッフの方。
こちらは意外に人気があり、他のドラゴンのスタッフも
次々と乗りたがっている。
私はバイク好きなので知っているのだが、こうしたオフロード
車は、車高、すわなちシート高が高く、簡単には足がつかない。
このバイクだと、恐らく90cm弱くらいはあるだろう。
これは、オフロード車は悪路を走るため、最低地上高を上げて
おかないと様々な障害物に当たって走行の邪魔になるからだ。
車体が全体に高くなるため、必然的に座るシートの位置も高くなる、
平均的な日本人の股下だと、つま先立ちがやっとで、一般路などの
信号待ちでは苦労する。海外製の90cmを超えるシート高の車体
だと、もう、実質的には「乗れない」と思うしか無い。
(上写真では、踏み台を用意して、乗りやすくしてある)
おまけに、農道などで足を付く位置が田んぼや水路に向かって
下がっているような場所だと、信号待ちをしようとして、足を
着こうとしたら、届かず、バイクごとコケてしまう場合がある。
これは、実際に私も一度やったことがあって(汗)夜道で農道の
水路に倒れ込み、そこにバイク(600cc)が上から落ちてきて
大変だった。
たまたま、通りがった数人の人達に救助されたのだが、腰も強く
打ったし、夜なので、誰も来なかったらどうなったか?自力での
脱出はまず無理、今から考えるとヒヤヒヤものであった。
また、近年はオフロード車でも、セル(セルフスターター)が
付いている場合もあるが、まあ、たいていの場合、軽量化等を
狙うためにオフ車にはセルは無い。するとキックでエンジンを
かける事になるのだが、シート高が高いので、左足をつきながら
右足でキック始動するのが極めて難しいのだ。
なので、例えば、サイドスタンドをかけて、バイクを自立させ
バイクにまたがってキックをする人が多いが、このとき、細い
サイドスタンド部に、かなりの重量の負担がかかり、だんだん
曲がってきたり、下手をすると金属疲労でスタンドが折れて
しまうこともある。
さらには、オフ車は、フロントフェンダー(泥除け)と前輪との
間の隙間が大きい。これは、悪路でも泥や草木などが前輪に
詰まるのを防ぐためなのだが、この結果、泥除けの効果が少なく、
平地でも雨の日等に乗ると、前輪から泥水が跳ねあがり、着ている
服の前面や、顔面、ヘルメット周辺が泥だらけになることがある。
通勤や通学に使って毎日乗っていると、雨の日にバイクから降りて
職場等に入ったとたん、「おまえなんだそれ!?汚ったね~」と
同僚や上司に言われてしまうことも・・(汗)
まあ結局、オフロード車は、それらの様々な弱点を承知して、
その上で、悪路でも走れる、軽量である、といった長所を
活かして乗る(買う)のが良いという事だ。
「格好が良いから」という理由だけで買うと痛い目に合う。
これはまあ、バイクに限らず、車でもカメラでも、何でも一緒
なのだが・・要は、機材・機器の長所短所を良く理解して
いないと、買った後になって、あれがいかん、これがいかん、と
短所ばかり目についてしまう事になる。そういうのは最初から
知って(予想して)買うのが当たり前、という事だと思う。
バイクの余談が長くなったが、今日は、自衛隊は軍楽隊が
参加していて、水上パレードの際などに生演奏のBGMで
皆を楽しませてくれた、演奏曲目は「川の流れのように」など、
誰もが知っている名曲ばかり。自衛隊の方に聞くところによると、
「こういうイベントで楽隊が来るのは、ちょっと珍しい」
とのことである。
軍楽隊のBGMに合わせての、パドルボート・パレードの模様。
右側のちょっと見慣れないボートは、体験乗船用のSUPである。
SUP「スタンドアップバドル」は、通常1人でボードに乗り、
ボード上で立って、1本のバドルで漕ぐ、しかし、これは慣れて
いないと、なかなかビギナーが自力でSUPを自由自在に操る
というわけにはいかない。なので、船頭1名、舵手1名、そして
座席が6人分あって、そこに体験乗船客が乗り込むことが出来る
という多人数用のSUPだ。
SUPはここ数年では人気のマリンスポーツである、ただまあ
速度は出ないので、競技向けではなく、水上散歩という感覚で、
景勝地やリゾート地などで体験乗船をするのが流行っている
という感じだろう。
こちらは、ヨガ体験、これは非常に人気のイベントで、数回の
1時間のコースに、多数の一般客が参加していた。参加者は、
女性に限らず男性の姿もチラホラ見ることができる。
ゆったりとして動きだが、1時間もやっていると、結構ハード
なのではなかろうか? ダイエット効果も高いかも知れない。
ラフティング、ドラゴンボート、カヌー(4人漕ぎスウィープ艇、
コックス(舵手)つき)が勢ぞろい。ラフティングとドラゴン
および前述のSUPは体験乗船が出来る。4人漕ぎカヌーは
乗艇人数も少なく、経験も必要からか、体験乗船は無い。
これはパレードでの模様、それぞれの艇の乗っているのは
選手ばかりで、一般客では無いので漕ぎはそれぞれスムースだ。
それに、ドラゴンの「bp」は、国内最強クラスのチームだし、
聞くところによれば、ラフティングも日本代表チーム、
カヌーも大学の強豪チームということで、これは各競技なかなか
のメンバーを集めているという事になる。
滋賀県の瀬田川では、毎年11月に行われる、異種混合レース
「ヘッド・オブ・瀬田」というものがあり、
瀬田川の川面一杯に、数百艘という多種多様のボートが広がり、
それぞれの種目毎でのレースを行う、といった大会がある。
何度か観戦に行ったが、それはまあ、壮大なスケールの大会だ。
ここ大川でも同様な事ができるかもしれないが、瀬田の場合は、
国内ボート競技のメッカ、瀬田漕艇場があるので、その周辺には
各ボート競技の艇庫などが多数あり、ボートの運搬が極めて簡便
なので、それが実現できるのであろう、大川でやろうとすると、
そんなに沢山の艇を、どこから集めてくるか、どうやって運ぶか、
そのあたりが課題になるかも知れない。
余談だが、先日、京都で、観光船が行きかう細い水路に
あろうことか、1人乗りのカヤックが2艇紛れ込んできて、
観光船やその乗客から顰蹙をかっていた。乗っていたのは一般人
の男性シニア2名、1人は、スカル漕ぎで、まっすく進むことすら
おぼつかないビギナーであろう。そこから少し離れた公園に車で
艇を持ってきて、そこから水路に入ったらしい。出口で待ち構えて
いた関係者の人達に厳重注意されていた。まあ、どこにも
「カヤック禁止」とは書かれていないという言い分もあるとは
思うが、そういうのは常識の範囲で、勿論、これはNGである。
パドルボート・パレードでの、SUP集団の模様、速度は
遅いので、迫力には欠けるが、これだけ集まると華やかだ。
橋の上から、写真を撮っていると、黒人夫婦の観光客が来た、
夫「オー、△%$*□○!」
川の下のボート選手に向かって、なにやら早口で声をかけて
いる、旦那さんは、50歳前後の、いかにも、ニューオリンズ
あたりでジャズをやっていそうな風貌、奥さんはレゲエ風だ。
ちょっとややこしい人達が来たなあ、と知らん振りして
写真を撮っていたのだが、橋の上に他に人は居ない、
案の定、英語で話しかけられてしまった(汗)
夫「ヘイ、ガイ、これは何をやっているんだ?」
私は、英語は、わからないという訳では無いが、彼の言葉は
訛りが強く、おまけに早口だ、やっぱ、ミュージシャンか?
やむをえない、面倒だが、相手をするか、
匠「水上フェスティバルだよ、様々なボートが今パレードを
しているところだ」
夫「これからレースをするのか?」
しかし、たまたまこちらが英語が多少わかったとは言え、ここは
日本だ、そう簡単に英語が通じる国では無い。まあ、以前の
記事にも書いたが、こういうところが欧米人の特質なのであろう、
へりくだって、日本語で「スミマセーン」とか言ってくる人は
まずいない。英語も、極めてわかりにく話し方であり、
おまけにやたら陽気だ、ラテン系ミュージシャンか?(笑)
こちらは、写真を撮らなければならないので、あまり関わりたく
ないが、まあ、しかたない。「日本人は不親切だ」などと思われ
たくもないし・・
匠「いや、今はパレードなので、ゆっくりだよ。
後で、デモレースがあるとは思うけど。」
夫「このフェスティバルは毎年やっているのか?」
匠「私は始めて見たが、多分、何度もやっているのだろう」
夫「そうか、で、この川は何だ?」
この英語、極めてわかりにくい、いったい川の何を聞きたいのか
よくわからない言い回しだ、「Sorry?」と聞き返して、やっと
川の名前を聞いていると分かった。
匠「ああ、オオカワだよ」
夫「オオカワ・リバーか」
あはは、それじゃあ、同じ意味だろう。
「マウント・フジ」なら良いが「フジサン・マウンテン」じゃあ、
意味がだぶってしまう、でもまあ、川がリバーと同じであると
わかっているならば、日本語に堪能という事だろう。
ちなみに、北海道の例えば女満別川の「別」は、アイヌ語で
川という意味だ、これを英語にして、メマンベツガワ・リバー
としたら、川という意味が3つもかぶってしまう(汗)
これでは、まるで、御御御付(おみおつけ)だ(笑)
夫「ありがとう、じゃあ、またな!」
匠「ああ、See you!」
ふう・・やっと行ってくれたか、まあ、英語の練習になるので
ドラゴンの外国人選手などとは積極的に話しをするようには
しているのだが、わかりにくい英語は、かなわない(汗)
観光案内とかを色々聞かれずに良かった、まあ、できない訳
では無いが、電車などの乗り換えは説明が大変なのだ、
下手をすると「ついて来てくれ」とか言われたら最悪だ(汗)
さて、パレードも行ってしまった、もう少しアップで乗って
いる人を撮る予定だったが、向きが逆だったし、この思わぬ
アクシデント(笑)で、うまく撮れなかった(汗)
本部に一旦もどる、スタッフから昼食の配給が
ス「匠さん、これ」
匠「おお、カレーか、いいねえ、ありがとう!」
まあ、炊き出しと言ったら、これだよね。
私は、カレーを作るのが好きで、何十年かかけて、完全に
自分の好みのレシピを完成させている、しかし、それはかなり
の辛口なのだ。、
そして、ドラゴンボートの日本選手権大会で配給される、
通称「天神カレー」という甘口のカレーが、近年は、お気に入り
になってきており、毎年平均4杯程度(余ったものを)いただく
ようにしている。そこで、その「天神カレー」を、さらに発展
させた自分好みの「究極の甘口カレー」を完成させようと、もう
5年以上、色々と試行錯誤しているのだが、なかなか完成しない。
「甘口カレー」は、ライフワークにしておこうか(笑)
午後の「フライボード」のパフォーマンスが始まった、
引き続き撮影をしておこう。
しかし、動きが速いし、予想もできない方向に動き回るので
ともかく難しい。
同じ「動きモノ」と言っても、ドラゴンボートであれば、
次の瞬間にどんなシーンになるのか、長年の経験からわかる、
だから余裕もあるのだが、フライボードは上下動も大きく、
方向によっては露出が大きく異なる。また水しぶきがすごいので、
ちょっとタイミングを外すと露出が狂って、真っ白な、あるいは
灰色の水しぶきしか写っていない事すらある。
これはかなり難易度の高い撮影だ、まあ、練習には最適だが・・
広角で撮るのも面白い、全体の状況がわかるのと、回転などの
パフォーマンスの後では、水しぶきが円形に残るからだ。
ただ、広角は今日はコンパクトしか持ってきていない、
コンパクトの場合は、シャッターのタイムラグがあるので、
シャッターを押しても、すぐ、そのタイミングでは撮れない。
AFが合うまでの時間遅れもある、なので、AFの置きピン、
すなわち、どこか同じような距離で半押しでAFロックして
おき、あとはタイミングだけ合わせる。その際、AEロックの
設定がどうなっているかが問題だ、AEロックまでしてしまうと
被写体が動くので、そこから構図を大きく変えて撮った際、
前述のように写真の明るさが大きく変わってしまう。
シャッター半押しで、AF,AE,AF/AEのどのロックを行うかは、
多くのカメラで設定メニューがある。ただ、この設定はカメラを
主にどのような目的で使用するかで変わってくる、たとえば
マウントアダプターを使ってオールドレンズ母艦として
使用しているミラーレス機などでは、当然AFロックは不要だ。
今持ってきているコンパクトが、どの設定になっていたかは
忘れた(汗)撮影中に、そんなメニューを変えている余裕は無い、
露出があっていようがいまいが、ともかく撮るしか無いのだ。
重たい望遠レンズを振り回していると、肩が痛くなってきた、
ここ一週間ほど肩のあたりに違和感があったのだ、
炎症を起こしているのかもしれない、あまり無理は禁物なので
あるが、まあ、今のところ無理をしているという程でも無いので
なんとかなるであろう。
しかし、こういった3次元的に自由自在に動く被写体の撮影は
なかなか楽しい、まあ、多くは失敗作になるのだが、それでも
上手く決まれば嬉しいし、なにより良い練習になる。
先日、京都のドラゴンチーム「メタルスタイリスト福田」の
結成式(宴会)に出席したときも、カメラ好きの選手から、
メ「動いている被写体はどうやって撮れば良いのですか?」
という質問があった。
匠「撮りたい画(え)を撮る前に決めておくこと、でしょうか。
その予測シーンが実現できそうな瞬間が、本来の意味での
”シャッターチャンス”ですよ。
ですから、動きが予想できない、つまり知らないジャンル
の撮影だと、それは難しいです」
メ「なるほど、次にどういう風になるのか、考えるのですね。
シャッターが遅れるのは、どうしたら良いのですか?」
匠「タイムラグは、カメラによっても違うし、それに、そもそも
そこはあまり問題ではありません。カメラの性能よりも、
撮影者が、どう撮りたいか迷ったりしている方が、遅れる
原因になりますね。あとはひたすら練習です、動いている
ものと見れば、電車でも、車でも、追っかけて撮る練習を
普段からしておくのが良いですね」
メ「あ、それは私もやってますよ、踏切で電車を追っかけて
流し撮りの練習とか・・」
匠「流し撮りは、ワンチャンスだけしかありません、なので、
絶対にそのシーンを撮らなければならないという状況では、
リスクが高くてできません。遊びの撮影で、たまたま上手く
いったのがあればラッキーとかいうケースで無いかぎりは、
確実に撮るのがおすすめです」
メ「連写流し撮りとかは・・」
匠「理論上は出来ますが、現実には無理です。特に望遠で
それをやっていたら、被写体を見失いますよ。カメラを
大きく振るし、ミラーやモニターがブラックアウトする
時間もあるし・・」
メ「わかりました、地道に練習します」
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さて、余談はともかく・・
前の記事でも述べたが、「bp」のメンバーがラフティングの
ボートに乗っている。最初はぎこちなかったが、すぐに慣れた
様子で、10分もすると、なかなか見事な漕ぎを見せるように
なってきた。
ふうむ・・ドラゴン関係者が見たら「違和感ありまくり」の
写真になった、つなぎ(ユニフォーム)は、見慣れた「bp」
そのものだし、それが、いったい何に乗っているのだ(笑)
まあでも、貴重なショットである、いずれまたどこかで使おう。
さあ、ということで、最後は、のんびりとしてSUPの
最終パレードの模様より。
今回の記事は、ドラゴンボート以外のものに、スポットを
あてたイベント紹介となった。
総合的な感想だが、このイベントは、様々な珍しいボートが
見れ、かつ、希望すれば、体験乗船も出来るので、一般の方
にとっても、結構楽しめるイベントではなかろうかと思う。
そして、また、ドラゴン等の選手や関係者からすれば、
一般の人達に、マイナースポートであるドラゴンボートを
アピールできる絶好の機会になるであろう、だから、今回
運営に尽力していただいたODBA(大阪府ドラゴンボート
協会)や、「bp」は、なかなかの「好プレー」だったと思う。
観客サイドの視点とすれば、カメラマンには良いイベントだ、
一般カメラマンが滅多に見れない水上競技のパフォーマンスが
しかも、多種多様に見る(撮る)ことができる。
水上の動きものは、慣れないと撮影がなかなか難しいし、特に
フライボード撮影は、難易度がとても高い。加えて、晴天だと、
光線の加減の判断も難しい、したがって、撮影の練習になる
被写体がいくらでもあるのだ。
中には「バラ園」で三脚を立てて撮影をしているシニアの
おばちゃんなどが居るが、そういうのはイベント時は多くの
観客の通行の邪魔になるので即刻やめていただきたいものだ。
だいいち晴天のマクロ撮影で、いくらISO感度を低くしても、
手ブレ限界までシャッター速度が落ちるようなことは有り得ない。
ISOを下げたり、意味もなく絞って撮影する必然性も全く無い。
風で被写体が動くので、三脚を立ててもブレ防止効果は無い。
加えて、その効果もわからずPLフィルターを常用しているのも
NGだ。腕に見合わない高価なカメラやレンズを使っているのは、
恐らく周囲のカメラ仲間等にそそのかされたという感じであろう。
すべての点で撮影の基本が出来て居ないから、三脚に頼らざるを
得ないようになるのであろう。それならそれで、マナーやTPO
をうまくわきまえて使って欲しい。技術も知識もマナーもなければ
最悪ではないか・・・カメラ仲間なりの周囲の人達も、単に格好
(機材)だけ、あれやこれや自分の好みでアドバイスするのでは
なく、撮り方やマナーの指導をちゃんとやって欲しいと願うのだが、
それができる人達が皆無であるから、こうなってしまうのだろう。
そして、最近はカメラだけでなく、観光地などで座り込んで絵を
描いているシニアの団体も良く居る、これもまたマナー知らずで
周囲の観光客や通行人に迷惑をかけまくりだ、こちらもカメラ
同様に、マナー指導が全く出来ていないのであろう。
さて、最後は愚痴になってしまったが、大阪の水上イベントは
引き続き、次の週、また別の場所で、違う内容で行われる。
その模様は、追ってまた紹介していくとしよう・・