グランドシニア大会の記事などで重点的に取り上げた、
京都を拠点とする「メタルスタイリスト福田」が、会社より
正式な「ドラゴンボート部」として承認されたと聞いた。
「メタルスタイリスト福田」(以下、メタル)は、
創業より300数十年を経過する京都の超老舗の金属加工
企業のチームであり、元々は、その企業の社員有志が、
3年前より京都宇治のドラゴンボート大会に参戦していた。
宇治大会では、市内の部すなわち地元チームとしての参加であり、
まあ、そういうチームは勿論宇治以外でも、どこの大会でも居る、
いわゆるビギナーチームである。
ただ、他の地元チームと違っていたのは、その後「メタル」は、
他地区の様々な大会にアクティブに出場を始めたのであった。
まず、「メタル」は、宇治大会に、セカンド(第二)チームを
編成してエントリーを始めた、それが、チーム名に色分けをした、
「メタルスタイリスト福田レッド」である。
宇治大会は10人漕ぎであるので、ダブルエントリーはその時点
で20人以上の部員が居るということである。ビギナーチームで
のダブルエントリーは珍しいので、そこから、私も彼等に注目
するようになった。チーム名の色を5色揃えて「ゴレンジャー」
という発想もなかなか面白く、良く記憶に残っていた。
「メタルスタイリスト福田」の過去の戦績だが、以下の通りだ。
2013年 第1回宇治大会
「メタルスタイリスト福田」 予選敗退
2014年 第2回宇治大会
「メタルスタイリスト福田ブルー」 4位
「メタルスタイリスト福田レッド」 予選敗退
2014年 ドラゴンキッズ選手権
「メタルスタイリスト福田イエロー」予選敗退
2014年 スモールドラゴン選手権
「メタルスタイリスト福田ブルー」 予選敗退
「メタルスタイリスト福田レッド」 予選敗退
2015年 第3回宇治大会
「メタルスタイリスト福田ブルー」 4位
「メタルスタイリスト福田レッド」 予選敗退
2015年 びわこペーロン大会
「メタルスタイリスト福田」 予選敗退
2015年 グランドシニア大会
「メタルスタイリスト福田グリーン」6位
これらの大会での彼等の様子を、私は全て観戦している。
まあ、確かに”まだまだ”というレベルではあるが、敗退した
大会でもタイムはさほど酷くなく、惜しいレベルではある。
入賞まであと1歩という状態は、現在活躍する多くの
強豪・専業チームでも、勿論そういう時期があった。
良く例にあげる「池の里」も、7~8年前は「万年4位」という
惜しい成績の状態が続いていたのだ、そこから必死に練習
する事で、「池の里」は強豪チームとなった。「メタル」の彼等も、
今後「強豪チーム」に成長する可能性が十分にある。
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2015年10月中旬、「メタルスタイリスト」からメールを貰った。
メ「匠さん、会社から部として承認されました、つきましては
結成式という名目で宴会をやりますので是非お越し下さい」
私はすぐ「行きます」と返事をし、10月下旬に彼等の宴会に
ゲストとして参加することになった。
ただ、私は、基本的には特定のチームに肩入れしたり応援したり
する事はしないようにしている。各チームを公平に観戦し、
それを写真として記録していくことが必要な立場であるし、
ブログ記事に書くとしても、チーム数は全国に何百もあるので、
「ウチも特集組んでください」などと、次々にリクエストが出て
きたら大変なことになってしまう(汗)
まあ、でも、それは自分でそう決めているという事だけであり、
絶対にNGという訳ではなく、過去、HANDARS、磯風、池の里、
bpなど個別にスポットを当てた記事は書いてきている。今回も
また、そんな感じで「メタル」にスポットを当てても良いであろう。
宴会の場所は、JR琵琶湖線「山科」駅前、彼等の勤める企業
のある土地だ。駅から少し歩くと、会場の居酒屋が見えてきた。
しかし、あまり早く会場入りして誰も居ない中で待っているのも、
ゲストとしては変なシチュエーションだ、時刻は開始時間の
6分前、そろそろ良いかな? 行ってみるとしよう。
T「匠さん、いらっしゃい」
出迎えてくれたのは、「メタル」のキャプテンのT氏だ。
「ドラゴンボート部」の結成時の部員数は28名と聞く、
今日集まっているのは、そのうち約20名だ。
会社は京都市山科区にあり、創業1700年(江戸時代)の
超老舗、社員数は600名を越えていると聞く。
匠「へ~! 大きくて歴史のある会社ですね。
すると、他のスポーツのクラブなどもあるのですか?」
メ「はい、野球とか、サッカーとか、色々ありますよ」
匠「しかし、もしかすると、その中で最も入賞に近いのは、
ドラゴンボート部かもしれませんね」
メ「はは、そうだと良いですけどね、入賞したら、ちょっとは
社内でも鼻が高いかも知れません」
匠「宇治はいけそうですね、まあ、宇治の地元の部には常連の
「賑やかし」「エンブレム」の2強が居てますし、加えて
ダークホースの「よゆうちからこぶ」「塔ノ島」が出てきて、
現状では「メタル」さんは、4位どまりとなっておりますが、
それらの各チームの実力差はごく僅かです、確か準決勝でも、
全チームがほぼ同じタイムでコンマ差くらいしかなかったはず、
少し頑張って練習するだけで、3位、いや優勝も可能でしょう」
メ「(地元強豪の)彼等は練習していますか?」
匠「いや、恐らくしていないでしょう、まず、手段がありません」
メ「せっかく部になった事だし、練習しなくちゃあなあ・・
滋賀のOPALに行こうかな?」
匠「行くのであれば、OPALに良く行っている専業チーム達にも
声をかけておきますので、彼等のアドバイスをもらって下さい」
メ「匠さん、これです、例のやつ」
他の部員が、新聞の折込紙を手渡してくれる。
匠「ああ、先日のグランドシニア大会を取材した”あさすぽ”
の紙面ですね、「メタル」さんの話が色々出てますね」
メ「南京都版に載せていただきました」
匠「よかったですね、有名になって部員数が増えるかもです」
メ「京都版と行っても主に宇治版ですが、いいんですかね?(汗)」
匠「問題無いでしょう。会社が山科であっても、キャプテンは
宇治市在住なんでしょう? チーム本拠地は、監督の居住地
というのが普通です。それに、ホーム大会も宇治大会だし」
メ「社長も宇治です、発行してすぐに取りに行ってくれました」
匠「歴史のある大きな会社なのに、社長さんは、そうやって
社員の為に動いてくださる。グランドシニア大会にも応援に
来ていただいてましたし。その時は、そんなに大きな会社だと
知らずに、町工場の社長さんみたいな感じで話かけてしまい
ましたよ(汗)いい社長さんですね」
メ「はい」
匠「で、新聞に載ってどうでした?」
メ「皆、とても喜んでますよ、部員分として20部取り寄せて
しまいました」
匠「これ(あさすぽ)って、無料なんでしょう・・?(汗)
かわいそうなので、新聞とってやってください(笑)」
前おきが長くなっているが、宴会もちゃんとやっている(笑)
副キャプテンの乾杯のあいさつ。
乾杯後、いっせいに場がざわつく、もうこうなったら、
ドラゴンの話というよりは、飲み食い優先だ(笑)
海鮮サラダ、新鮮な海の幸などを色々といただく。
メ「では、匠さんからも一言お願いします」
え~! 振られてしまいましたか、まあ、じゃあ、手短に。
匠「私は、ドラゴンボートの大会を撮り続けて十余年、
沢山のチームを見てきました、皆、最初は初心者でした。
そこから、強くなったところもあり、途中で挫折して
しまったチームもあり・・
しかし、ここ数年「メタルスタイリスト福田」さんを
見て、”これは強くなるチームだ”と予感しました。
私が今一番注目しているチームです、どうぞ、皆さん
これから頑張って、強豪チームに成長してくださいね」
さて、ということで、一仕事も終わり(笑)、飲み放題だ、
あとはジャンジャン飲み食いして楽しむとしよう。
でもまあ、熱心な選手はドラゴンの話を色々としてくる。
以下は複数の選手達との会話をまとめたものだ。
メ「匠さん、練習ってどうやれば良いのですか?
匠「まず、私は選手では無いので、あまり詳しい事は言えません、
で、宇治や山科には練習場所が無いので琵琶湖等に行って
練習するか、あるいは走り込み等の陸上基礎練習でしょうね」
メ「舟(艇)を買うのは?」
匠「国内では数チームしか持っていません、値段は最低限で
80万円くらいになります」
メ「思ったより安いですね」
匠「ただ、初期投資だけでは済まず、保管費用とか、移動とか、
メンテナンスとか、そういう面で費用負担が大きいです、
買った以上は使い続けなければならないし」
メ「ふうむ・・」
匠「宇治大会に使う、宇治観光協会の艇が、ほとんど使っていない
みたいです、例えば、それを使うという方法もあるかも、ただ、
許可や運営方法、色々と、そう簡単ではないでしょうけど・・」
メ「宇治には、市役所や観光協会など知り合いは居るので、
相談してみます」
匠「水槽、と言う方法もあります、国内超強豪チームの
いくつかだけ持っています」
メ「水槽ですか? それは何?」
匠「1辺数m~10mくらいまでの、プールみたいなもので
選手達は、その横に座って漕ぐ練習をする。水上に出て
しまうと漕ぎの指導はできませんが、水槽だと、すぐ横で
先輩などが直接指導できます」
メ「なるほど、(会社の)共同風呂ではできませんか?」
匠「いや、できるでしょう。周りの皆が許せばですけど(笑)
もしそうするとしても、まずはパドル購入かな」
メ「カーボンパドルは効果はあるのですか?」
匠「びわこペーロンの記事で書きましたが、”日立建機”さんが
とても欲しがってましたね、ライバルの”東レ”さんが
チームでマイパドルを揃えて、速くなって決勝に進出したし」
メ「初心者チームでも効果はあるという事ですね・・」
匠「あとは、目立つように、お得意の金属加工をするとか(笑)
確か昔、滋賀の”小寺製作所”が仏具の金箔貼りの技術を
活かして、”金のパドル”を作ってましたよ、勿論実際には
それでは漕ぎませんが、企業名を入れたりしてデモ(宣伝)
用には最適かも」
メ「ああ、ウチでも、それできるかも」
匠「でもまず土台となるカーボンパドルは買わないとね(笑)
それに、社長さんは、”企業名の宣伝をするというより、
社員の結束を高めたい”とおっしゃってましたよ」
メ「まあ、そうですね、それに部員は社員だけでなくても良いし
そのあたりはウエルカムですよ」
匠「企業名を冠したチームは、意外に、さほど多くはありません、
びわこペーロンあたりでは、「日立建機」、「東レ」、
「オプテックス」、「パナソニック」など色々出場しますが
スポンサー系列の場合もあって、かつ地元大会オンリーです。
全国レベルの、いわゆる企業専業チームという点では関西では
「小寺製作所」、「関空飛龍」くらいでしょうか・・
(関西以外では「鈴与龍舟」「中電龍舟」などがある)
で、いずれの専業チームも社員限定という訳ではなさそうです」
メ「企業の広告塔ではありませんが、あまりに弱いというのも
格好悪いし困ってしまいますね(汗)部費も出ることですし」
匠「なかなかバランスが難しいですね、でもまあ、結局のところ
練習するしかないですね、まずはそれで入賞する事でしょう」
メ「まず宇治で勝ちたいです、レーンの差で苦しみました」
匠「ああ、あの1レーンと2レーンで、コンデイションが違う
という一件ですね、そのあたりは運営側もわかっていて、
予選では公平を期すために、レーン交代をするのですが、
準決勝以降は、1本勝負になりますしね」
メ「はい、なんであんなにレーン毎に差があるのでしょう?
匠「詳しくはわかりません、しかし、想像するに川底の水深や
その変化が影響しているのでしょう、今年の宇治大会での
第2レーンは特に酷かったです、強豪の「bp」が漕いだ
後ろに大きな渦が出てました」(以下、その時の写真)
メ「例えば、レーンによって、ハンデをつけるとか?」
匠「勿論、そうできれば良いですが、コースコンディションは
毎回違うと思うので、レース前に、事前に、タイムや距離の
ハンデを決める事は困難かも。それに、仮に”2秒”とか
決めたとしても、また、そのハンデが多いとか少ないとかで、
負けたチームからクレームが出て、揉める可能性もあるし、
なかなか難しいところでしょうね。
できるだけフラットなコンディションにするしかないですが
そのために宇治川の川底の工事をするというのも無理だろうし
結局なんと言えません、公平な解決は難しそうです・・」
メ「じゃあ、グランドシニア大会で勝とうかな」
匠「グランドシニアでは「メタル」さんは選手配置を色々
工夫して、2回戦でタイムを伸ばしましたね」
メ「でも、やはり、漕ぐペースが全員で合わないんですよ
特に左右の差があって、バラバラなんです」
匠「陸上練習で、そのあたりの漕ぎの練習をやることでしょうね。
でも、グランドシニアでは、今は年齢ハンデが不利でしょう?
優勝は、あと10年くらいしたらね(笑)
それか、例の女子チーム、”ピンク”チームの結成を急ぐとか
女子は、いくつか強豪がありますが、まだ激戦区では無いです」
メ「女子は募集していますが、なかなか集まりません」
匠「それもこれも実績でしょう、”優勝”とかで社内報や新聞に
載ったら、集まるかも知れませんよ」
メ「はは、やはり、練習あるのみですね」
匠「そういう事だと思います」
メ「匠さん、チーム名ですけどね、ゴレンジャーのカラーも
良いのですが、金属加工にちなんで、ゴールド、シルバー
そして、ブロンズとか・・ あ、カッパーかな?」
他の選手(金属加工のベテラン社員であろう)が口を挟む。
メ「銅の素材の場合は、カッパーだろうな」
匠「あ、それはダメです、「河童」という強豪チームが居ます
”チーム名かぶってます”ってクレームが出ますよ(笑)
それに、ゴールドとかシルバーって言って、入賞して
メダルを取れないと、むしろ格好悪いかも(笑)」
メ「あはは・・(笑)」
宴会開始から約2時間、一般的な飲み放題であれば、
そろそろタイムリミットだが、まあ、そう簡単に収束はしない、
次の予約団体が来るまでは居座り続ける模様だ。
今度は、カメラ関係の話をしてくる選手も何人か居る。
まあ、今時なので、デジタルカメラを購入し、それにハマって
いる人も多いのだろう。
私は、今日は宴会の場なので、カメラは超小型の PENTAX Q7
しか持ってきていない。
フィルム時代、ISOは高感度フィルムでも、せいぜい800止まりで
あって、加えて居酒屋の白熱電球も色温度が低く、宴会の様子を
撮影するのはかなり難しかった。でも今時であるからデジカメの
感度は、玩具のようなカメラでもISO12800程度はあり、勿論
色味のホワイトバランス調整も、どんな安いデジカメでも可能だ。
カメラ好きの選手が居るのであれば、もう少しちゃんとしたカメラ、
いや、話題になるようなマニアックな物を持ってきてもよかったと
思ったのだが(笑)まあ、そういう凝った話を、宴席の一部で
していても、周囲が”引いて”しまうであろう。
メ「匠さん、私は写真を撮ってFacebook に載せているのですが、
この写真、どうですかね?」(スマホ画面を見せる)
他の部員が「彼は今凝っていてね、厳しく言ってやってください」
という。
匠「綺麗に撮れていますね。写真を始めてどれくらい?」
メ「1年半くらいです、今、面白い時期です」
匠「なるほど、でも、そろそろ壁に突き当たる時期では?」
メ「はい・・」
匠「写真、綺麗には撮れてるので、機材や技術的には問題ないと
思いますよ、で、壁にあたっているのは撮り方でしょうね」
メ「撮り方?」
匠「コンセプトですよ、シナリオとかストーリーとか言っても良い、
この写真を撮る意味です、あるいは撮った人の心理状態とも
言えるかも知れませんし、個性とも言い換える事ができるかな」
メ「ふうむ・・・ それは?」
匠「たとえば、この風景を撮るためには、遠くまで時間とお金を
かけて、時間帯や条件も選んで撮影していると思います。
でも、例えば、その場所に居合わせれば、別に貴方ではなく
とも、誰でも同じ写真を撮ろうとすれば撮ることができる、
機材も良い物ではなく、この玩具のような Q7でも同じでしょう、
つまり、他の人と同じ写真になってしまい、個性が無い。」
メ「・・・」
匠「そして、”被写体の勝ち”です、自分が偉いわけではなくて
”被写体の方が偉い・強い”という写真になってしまいます」
メ「なるほど・・ そう、そこらへんが今、迷っている原因かも」
匠「だから、被写体ではなくて、自分の方が勝たなくてはならない、
ただ綺麗であったり珍しかったり・・ 昔は、写真を撮るのは
「技術」でもあったし「ステイタス」でもあったから、誰にも
できるものではなかった。なので、まるで「儀式」のように、
おごそかに記録映像としての写真を撮る人ばかりでした。
でも、今はそういう時代ではない、デジカメや携帯カメラの
普及で、写真はいつでも誰にでも撮ることができるし、それが
結局、SNS等での映像コミュニケーションの一部という位置づけ
になりました。そうした環境の変化の中では、写真を撮る上で、
綺麗、珍しい、格好よい、美味しいは当たり前すぎて埋没する。
なので、そういう被写体が勝つものばかりを狙わないことは
勿論、自身で選んだ被写体の写真の中に意味を持たす事。
つまり、ストーリーや自身の感情や個性をこめていく必要が
出てきている わけです」
メ「ふうむ・・・ そうそう、先日、ある神社に撮影に行くとき、
ワインを持っていったのですよ」
匠「ワイン瓶ですか? それは何故?」
メ「色味がその神社の景色と合うと思いました」
匠「いいじゃないですか、それはそれで意味がある。あとはもう少し
感情的あるいはシナリオ的な意味を持たせるともっと良いかも
ワインは何の為に? それを持ち出す主人公の心情は?」
メ「なるほど・・・ つまり、写真を”アート”にしていくと」
匠「その通りです! 壁を破るにはそれしかありません」
メ「わかりました、(自分が)変わるかもしれませんね!」
匠「はい、そこからは自然に撮り手の個性が出てきますよ・・
あと、機材はとりあえず何でも良いですよ、高価なボディは
買う必要が無いです、どうせ数年で古くなりますしね」
メ「あはは・・(汗) ちょっと気張りすぎたかな」
匠「かけるならば、レンズの方にお金をかけてください、
それはずっと使えますしね」
メ「ところで、大きな一眼レフは、持っていくのが大変ですし、
ミラーレス機なんかは、どれが良いでしょう?」
匠「またカメラ本体ですか(笑) どれでも一緒ですよ、どうせ
マイクロフォーサーズあたりはエンジンはほぼ共通ですし・・
まず、どんな写真を撮りたいか、その為にどのレンズを使うか、
それらを決めて、最後に何か安いボディを捜せばよいです、
カメラ本体とレンズの予算比率は2対8くらいにしましょう」
メ「なるほど、色々と、良くわかりました」
匠「あと、新品ばかり購入されているでしょう? とりあえずは
中古で十分ですよ。中古は最初は買いにくいでしょうから、
実際に買うときになったら、また相談してきてください」
メ「はい、ありがとうございます」
まあ、いつもの話の内容の繰り返しだ、ただ、こういうのは
何度繰り返して話をしても、なかなか理解される事は少ない。
やっぱり多くのビギナーカメラマンは、昔ながらに高価な機材で、
綺麗な写真を撮りたがるケースが非常に多い。
けど、ここは写真というものが時代に合わせて変化していく
部分の、基本といえば基本だ、ともかく、繰り返して伝えていく
必要があるだろう。
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さて、ドラゴンの話、カメラの話、色々と楽しく盛り上がった
のであるが、そろそろ宴会開始時間から2時間半を経過、
外で次の予約客が待っているとのことで、宴会も終了だ。
「メタルスタイリスト福田」のドラゴンボート部の結成式という
事であったが、まあ、こういう場合は、例によって飲み食いが
始まったら、そうした名目もグダグダになってしまうものだ、
私は地元では無いので1次会で失礼したのだが、他の
部員達は12時過ぎまで2次会で盛り上がっていたと聞く。
どうですか? チームの結束は深まりましたか?
あとは練習あるのみ、それをちゃんとすれば「メタル」は、
数年後には他の強豪チームと肩を並べるようになるかも知れない。
まあすでに(宇治大会などの)地元初心者チームという枠組み
からは外れている、今後は、彼等の事は「ドラゴン専業チーム」
として紹介していく必要もあるだろう、
では、来シーズンの「メタルスタイリスト福田」の活躍を
見守る事としよう。