2015年10月11日(日)に、静岡県静岡市清水区の清水港で
行われた「静岡県ドラゴンボート第5回ツナカップ」の
模様より(前編)
さて、前記事では前夜祭(懇親会)の模様をお伝えした、
前日は私は、静岡観光で長距離を歩き、疲れていたので
ホテルに帰って早々に寝てしまったのだが、一夜明けて
午前6時、ホテルの窓のカーテンを開けてみると・・
ああ、やっぱり雨かあ・・・
ツナカップは、例によって他の関西の大会と同様に、始まった
年から毎年観戦しているのだが(注:第4回大会は台風で中止)
雨になった大会は初めてだと思う。まあ、体育の日の連休という、
昔で言うところの「晴天特異日」に行われる大会であるから、
晴れる確率が高かったのであろうか・・?
ちなみに、10月10日が晴れの特異日であるというのは、あくまで
俗説であるらしい。1964年の東京オリンピックの開会式の日で
あった事から、10日は晴れる、という話が広まったが、実際の
統計では、そうでも無い様子であり、'64年の開会式では、
比較的晴れが多いとされる日の中から、平日を避けて土曜日を
選んだ、というのが真相の模様だ。
今日の雨だが、TVをつけてみると、天気予報では静岡地方は
午前中いっぱいで雨はやみ、午後からは曇りということである。
まあしかたない、実は、数日前から静岡地方の天気予報には
注目していたのだが、降水確率60%以上ということで、カメラは
雨天仕様のものとして、壊れても良いような安価なものばかり、
コンパクト・デジカメが主体で、一眼レフは持ってきていない。
ホテルで朝食をとって清水港の会場に向かう、ホテルからは
徒歩数分の好立地だ、そして、もともとこの会場は、JR清水駅
直結であり、極めて好アクセスだ。
その利点に加え、本日は、毎年恒例の「清水港マグロまつり」
が行われており、大会の観客も多く、また、グルメ系イベント
であるから、選手達にも楽しみやメリットがある。
あっと言う間に会場に到着、開会式は8時半と、やや早目。
まあ、それには理由がある、実はこの大会には、国内の他の
大会には無い、非常に大きな特徴があるのだ。
まず、本大会の参加チーム数は、18とやや少なめだ、
ただ、これはあえて参加チーム数を制限しているという事だ。
大会申し込み期間は極めて短く、かつ、申し込み多数の
場合には抽選となるのだ、本大会は人気の大会なので、
申し込めなかったとか、抽選に落ちた、という話は良く聞く。
で、特徴とは何かと言うと、その18チーム中、11チームが
県外からの参加だ、つまり、地元チーム数よりも遠征チーム数
の方が多い大会だ。これは他地区の大会では絶対と言って
いいほど有り得ない話であり、かつ、本大会では、
今年に限らず毎年、県外参加チームの比率が多い。
これは何を意味しているか、と言えば、すなわち遠方から
でも来る価値のある大会だ、という事だと思う。
で、そうした多くの遠方参加チームに配慮し、チーム数も
あまり増やさず、大会終了時間も午後4時を目処にして
いる訳だ。
こうした様々な配慮は、まさしく「おもてなし」の精神だ。
大会を運営するのは静岡県ドラゴンボート協会、その中軸は、
海猿火組、鈴与龍舟、中電龍舟、ビバーチェといった地元
チームの有志達である。
彼ら運営側にとって、参加チームは、まさしく「お客様」だ
その観点における様々な配慮が「国内で最高の満足度を誇る
ドラゴン大会」と私が呼んでいるように、実際に参加するチーム
にも伝わり、そしてまた来年も遠方からでも参加したいという
気持ちに繋がっていく。ドラゴンの大会運営は他地区であっても、
決して下手ではなく、むしろ他のスポーツイベントと比較して
極めてスムースであるという長所を持つが、そうしたハイレベル
な運営に、さらに顧客満足を加えるという点では、ツナカップの
運営は、確実に1段上を行っていると思う。まあ、そういう理由
もあり、私の最もオススメの大会となっているのだが、他地区
からも是非多くのチームに参加していただき、その優れた
運営のもたらす満足度を実感していただきたいと思っている。
さて開会式、あいにくの雨であるが、まあ、今日参加している
チームは、ほとんどがベテラン常連チームなので、多少の
雨くらいでは気に留める選手はほとんど居ないであろう。
まずは優勝カップの変換、台風で1回開いてしまったが、
一昨年の第3回の優勝チームは「村田ブラック(INO-G)」
であった。
「INO-G」は、国内最高峰の日本選手権大会で混合の部の
3連覇を遂げる等の実績を持つ超強豪チームである。
ドラゴン界で、彼らを知らない人は居ないであろう。そういう
チームでも、この、一見小規模なマイナー大会に、こぞって
参加するのだ。おまけに、今年は、関西から「bp」も初参戦、
こちらも知らない人は居ないくらいの超強豪チームだ。
一流どころの集まる大会、おまけに、日本選手権でも有り得ない
「bp」と「INO-G」の直接対決、それに加え、「東京龍舟」
「海猿火組」といった選手権優勝チームも加わり、これはある意味
「もうひとつの日本選手権」と呼んでも過言で無い状態になっている。
これを見逃してなるものか、この1戦を見るだけでも、清水まで
車を飛ばしてきたり、新幹線に揺られて来る価値は十分にある。
選手宣誓は、「中電龍舟」のキャプテンだ、確か新婚さんだ、
それと、宣誓で言っていたが、明日が誕生日とのこと(笑)
「中電龍舟」は、地元静岡のチームで、御前崎を活動拠点と
している。私が覚えている限りの戦績だが、2013年の
御前崎大会で3位入賞、2014年の同大会で準優勝、いずれも
「チャンピオンの部」だ、そして、私は観戦していないが、
横浜大会にコラボチームで参戦して優勝したとのことである。
さらに本年2015年では、遠征した滋賀県の「スモール選手権」
で一般オープンの部3位入賞と立派な成績を残した。
そろそろ「中電」としては優勝が欲しいところであろう。
で、本日、何故か「中電」は、チャレンジの部の参戦である、
まあ、各カテゴリーを6チームづつにするという制約があり
そのためにバランスを取った結果だろうとは思うが、逆に
彼らにとっては初優勝のチャンスだ・・
こちらは静岡名物「エアロビ準備体操」だ、今年これを
初めてやるのは「Gドラゴン」、「bp」、「遠州舸会」の
3つかな?、さあ、二日酔いに加え、15分のハードな
運動に、ヘロヘロになっていなければ良いが・・
こちらは「bp」のメンバー、ふむ、さすがに若手を
揃えてきているだけあるな、これくらいの運動量はまったく
問題無い模様だ。
さて、開会式も終了し、時刻は午前9時前、すぐに1レースが
スタートだ。
しかしまだ予選、まあ、レースの模様は時間のある時に撮って
おくとして、この顧客満足度の高い大会では、参加している
選手達の様子を捉えることが、むしろ、より重要であろう。
大会の運営にも参画する「Vivace(ビバーチェ)」チームだ、
外国人選手も入っている、一昨年の本大会で参加2度目ながら
積極的に大会運営をお手伝いしていただいている。
戦績はまだビギナークラスであるが、まあ、今後、是非
静岡の中核チームに育っていただきたいチームでもある。
ちなみに、近年は各ドラゴンチームで外国人選手が増えて
いるが、本日もまたいくつかのチームに外国人選手が居る、
「東京龍舟」(東京ドラゴンワイルド)および「Gドラゴン」
にも、それぞれ外国人選手が居てて、「Gドラゴン」に
至っては、チーム内の公用語が英語という状況だ。
こちらが、その「Gドラゴン」
今年から各地の大会に参戦を開始した新進チームであるが
私が知っている限りでは、東京大会(戦績不明)、
御前崎大会参戦(ただし大会中止)、大阪の「日本選手権」の
スモールの部にエントリー(予選敗退)、そして今回の
「ツナカップ」である、メンバーは各大会で多少変動がある
模様だ。ちなみに「G」は、Google ということで、勿論
かの有名な企業のチームである、まあ、なので、英語が
公用語というのもうなずける。
で、新鋭チームであるのに、各地の大会を飛び回るという
このアクティビティの高さはどうだ、国内の他のビギナー
チームと言えば、年に1度の地元の大会に参加するくらい
なので、こうした積極性は、ほとんど他に類を見ない。
あえて関西地区での例をあげれば、堺の「ドリーマーズ」や
京都の「メタルスタイリスト福田」くらいなものであろう、
そういう意味では非常に貴重なビギナーチームである、
勿論、当分は(レースに)勝てるとは思えないが、
途中でメゲずに、少しづつステップアップして頂きたいと思う。
こちらは横浜よりエントリーの「横濱ドラゴン」、
横浜(協会)よりは、もう1チーム「濱龍」がエントリー
している。
しかし、どちらも同じユニフォームで、どちらのチームかは
正直見分けにくい(汗)
「横濱ドラゴン」が、チャンレンジの部で、「濱龍」がミックス
(混合)の部へのエントリーである。
いずれも本大会には、以前より参戦している常連チームであり、
戦績としては、2013年の第三回大会、チャレンジの部で
「濱龍」が3位に入賞している。
横浜大会というのは、大きな大会であり、4日間にわたって
非常に多くのチームが参加すると聞く。「横浜協会」も
どちらかといえば、その大会を実現・運営するための機関で、
他地区の「協会」のような活動形態とは若干異なるらしい。
私も一度、その横浜大会を見てみたいと思っているのだが、
今のところ静岡より東の大会に足を運ぶ機会が無いのが
残念なところである。
逆に横浜のチームも、関西圏の大会に出場するケースは
さほど多くは無い(まあ、関空大会は常連さんだが)
けど、静岡の大会には良く参加していて、本ツナカップも
前述のように常連チームである、今日も勿論、入賞あるいは
カテゴリー優勝を狙っているのだが、果たして結果やいかに・・
こちらは東京より参戦の「CICライジングスター」
関西の大会では「日本選手権」の常連チームである。
ここ静岡の大会でも勿論常連、ただし入賞にはまだ
恵まれていない、本日はミックス(混合)の部にエントリー
していて、”同郷の「BON OYAGE」にだけは負けたくない”
とのことである。
こちらは本大会「チャンピオンの部」2連覇中の
デフェンディングチャンピオンの「INO-G」である。
それよりも日本選手権混合の部3連覇と言ったほうが
通りがよいかも知れないが、ツナカップでの優勝も
馬鹿に出来ず、なにせ、混合の部が彼等のメインカテゴリー
であるのにかかわらず、「海猿火組」や、「TAITAM X]
「東京龍舟」という並み居るオープン強豪チームを倒しての
ツナカップ2連覇であるから、これは非常に立派な戦績だ。
彼らの拠点は、埼玉県幸手市(さってし)ということだ、
聞き慣れない地名だが、埼玉の最東部にあり、茨城県と
千葉県に隣接している。 今回、少し色々と聞いてみた。
匠「埼玉には海はありませんが、普段どんな場所で練習
されているのですか?」
I「数年前に国体でカヌー競技が開催されて、川を
せきとめた場所が作られたので、そこを練習場と
しております」
匠「なるほど、カヌーといえば、”INO-Gは大正大カヌー部
の出身者が殆どだ”と関西圏で、噂を聞いておりますが?」
I「さほど多くは無いです、ただ、一部のメンバーは
大正大にボートの指導をしていますよ」
匠「ふうむ・・だから大正大と一緒にされているのですね、
良くわかりました。ところで、今日の様子はどうでしょう?」
I「ウチは女子が多いし、シニアも多いから、”bp”さんには
かなわないかも知れないですね」
匠「あはは・・”bp”さんも”今日は新人が多くて・・”と
言ってましたよ、両者ご謙遜ですね。
どちらが勝っても恨みっこ無しで、この歴史的な大勝負、
是非よろしくお願いいたします、楽しみにしていますよ」
I「はは・・ 頑張ります」
こちらは「ドラぽんず」である、東京の「BON OYAGE」の
派生チームで、こちらは、いくつかの東京のチームからの
コラボメンバーを加えて、「チャンピオンの部」にエントリー
している。過去の戦績としては、2013年の本大会で、同名の
チームとして出場、「チャレンジの部」にて優勝している。
本大会で、2チームをエントリーしている大勢力には、
先に紹介した「横浜」と、こちらの「BON OYAGE」(東京)
そして地元からは巨大企業チーム「鈴与龍舟」も、2チーム
ダブルエントリーでこれらが本大会の最大勢力チームである。
「ドラぽんず」は、一昨年は「ドラポンズ」とすべてカタカナ
であったのが今年は何故か、後ろがひらがなになっている。
聞くところによると、どこかで、伝え間違いか打ち間違いが
あった模様だが、本大会においては、通称「ぽんず」(ポン酢)
と呼ばれていて、むしろ覚えやすい。
母体となる「BON OYAGE」は、元々シニアに近い、東京の
ベテランチームである。関西の大会にもたまに出場していたが
戦績はふるわず、数年前より静岡地区との交流を深めるように
なってから急速に実力を高めてきた。ただし、同時にシニア化
も進んできたので、日本選手権では、「FUJIYAMA ALL STARS」
と言うチーム名で、静岡の「海猿火組」、東京の「BON OYAGE」
同じく東京の「TAITAM X」等と、珍しい異地区コラボチームを
編成し、日本選手権のシニアの部で2連覇中、日本代表として
海外遠征もこなす強豪チームとして成長してきている。
今回、その「BON OYAGE」は東京地区の女子メンバーを加えて
初めての「ミックス(混合)の部」へのエントリーである。
オッサンばかり(失礼!)という印象の強かった「BON OYAGE」
にとっても混合の部への参戦は悲願であった模様で、本日は
男性選手の顔は、ずっとにやけっぱなしであった。
匠「にやけちゃって、どうしたのですか?(笑)
混合に出るのならば、チーム名をなんとかしないとね」
B「なんで? ”BON OYAGE”でいいんじゃあない?」
匠「ほら、たとえば女子メンバーが入って、彼女は友人や同僚に
”ワタシ、ドラゴンボートやっています”とか言うでしょう、
すると周囲の人が聞く、”なんて言うチームなの?”と・・
そんなとき”(ボン)オヤジです”なんて、答えられる
わけないじゃあないですか(笑)」
B「ははあ、なるほど・・・(汗)」
匠「まあ、”BON OYAGE”は、いまや伝統的な名前に
なってしまったので、別バージョンの名前を使う事が
良いでしょうね、関西圏でもそうしてサブチームを作って
いるところは多いですよ、まあ、”ドラぽんず”でも勿論
良いですけどね」
B「じゃあ、そうしようかな」
匠「使い分けが難しいんですよ、下手するとごっちゃになる、
なので、チャンピオンに出る本格チームを”BON OYAGE”
にして、混合を”ドラぽんず”にするのはどうですか?」
B「ふむ、それも良いかな」
匠「まあ、今日の結果も影響するかな、”ぼんず”の方が
強かったら、そっちがメインチームになってしまうかも」
B「はは、結果次第ですかね・・」
あまり彼等はチーム名にはこだわっていない様子だ(笑)
ちょっと余談だが、こちらは、今年静岡県協会が導入した
簡易型ポンツーン(浮き桟橋)である。
これは値段も安そうなので、静岡県協会のI氏に聞いてみる。
匠「これいいですね~ ポンツーンを設置すると何百万円
という経費がかかってしまう、これなら安いでしょう?」
I「安いですよ、最初20数個買って、30万円を値切って
20万円くらい、それからさらに10個ほど追加しました」
匠「すると、1個あたり数千円から1万円くらいですか、
悪くないですね、組み立てや設置、保管は楽ですか?」
I「楽ですよ、ただし、ちょっと見てください、岸壁との隙間に
緩衝パーツを入れています、こういった海のノウハウを
使わないと、すぐにボロボロになってしまうんですよ」
匠「はあ、なるほど・・
で、昨日この会場を見たら、ずいぶんと潮位が上がって
ましたが、そういう場合でも・・?」
I「今、大潮なんですよ、今日も午後から潮位が上がると
思いますよ、で、そんな時でも、この浮き桟橋は
大丈夫ですよ」
匠「ふうむ・・・ 関西圏でも乗艇場が作りにくい環境の
大会などで使ってみることを提案しようかな」
こちらは大会本部席、今日のMCは、もちろん「スナオ」さん
静岡の各大会や、大阪ATC大会での名解説者ぶりは有名だ。
匠「スナオさん、さっき”INO-G”の紹介で
”国内最高峰の日本選手権で3連覇”って解説された
でしょう?、どこかで聞いた言い回しなのですが・・」
ス「あはは、バレましたか、実は、いつも匠さんのブログで
勉強しています、各チームの事を詳しく書いてあるし」
匠「だいぶ良く読まれていますねえ・・ 嬉しい限りです、
でも、ツナカップは(静岡)県外チームが多いので
大変でしょう?」
ス「そうです、なので、ほんと、匠さんのブログには
助けられておりますよ」
匠「またツナカップの記事も書きますのでよろしくです、
あ、ところで、先ほど”村田ブラック”の事を
1~2度、”村上ブラック”と言ってましたよ・・」
ス「あちゃ~(汗) 気をつけます!」
細かい指摘を言うヤツだ、と思われただろうか?(笑)
まあ、でも後で、スナオさんがアナウンスで
ス「今日もカメラマンの匠さんが来られています、
”日本で一番ドラゴンボートを見ている男”ですよ。
皆さん、カメラを見たら、撮られてやってくださいね」
と紹介されていた。
まあ、「bp」も、結構、各地の大会に出ているので、年間の
観戦回数的には、私とどっこいどっこいかも知れないが、
昔から見ている、という点では、やはり私の方が多いかな・・
それよりも
「日本選手権で一番”天神カレー”を食べる男です」
と紹介してもらった方が面白いかもしれない(笑)
----
そうそう、今日は「マグロ祭り」があるので、観客は多い。
しかし、カメラを構えて大会の様子を撮影しているカメラマン
は皆無に近い。最大の問題は雨降りだからだ。いつも記事で
書いているように、一般のアマチュアカメラマンは雨天で
撮影をすることは無い、大事な機材を濡らしたくないからだ、
だから、雨天での撮影はできない、という訳なのだ。
だが、こちらは大丈夫、長年の雨天の撮影経験がある。
良く、選手達に「そのカメラ、防水ですか?」と聞かれるが
実は防水仕様のカメラなど1台も持っていない。雨天での
撮影機材は、3台のカメラとレンズでも総額4~5万円と
非常に安価な、いつ壊しても良い「ジャンクカメラ」ばかり
であるし、どれくらい雨に濡らしたらカメラが壊れるか、も、
十分に承知している。壊れる前に、ヤバそうなカメラは退避
させて休ませるのだ。こういうノウハウは、実際に何百回もの
雨天撮影をこなさないと身に付かない、機材が濡れるのが
怖い一般カメラマンには無理な話なのだ・・
上写真の手前は「IHI瑞龍丸」、本大会では、一昨年の
第3回大会で、混合の部で優勝している、本拠地は、大会
パンフには神奈川と書いてあったが、実際の練習拠点は
INO-Gと同郷の埼玉県・名栗湖である。
匠「実は、私は学生時代を埼玉で過ごしましてね・・」
I「ほう、どちらですか?」
匠「川越です、で、小学校高学年の時にサイクリング車を
買ってもらいましてね、いつだったか、名栗湖まで
サイクリングに行ったことがあるんですよ」
I「名栗湖ですか?! 我々の練習場所です、山の中で
大変だったでしょう?」
匠「はい、死ぬ思いでした(汗) 丸1日かかったかな?
(実際には往復70km弱くらいと、さほどでも無い)」
I「それはそれは・・・ また埼玉に来てくださいよ」
匠「今は埼玉には実家も無いし・・ 数年前に同窓会で
行ったくらいで、なかなか行く機会が無いですね。
で、IHI瑞龍丸さんはよく天神(日本選手権)に来られて
ますね、IHI相生さんとは交流があるのですか?」
I「年に何度か、研修という名目でIHI相生が来ます」
匠「ほう・・ 会社から旅費が出るとは凄い」
I「まあ、そうしょっちゅうでは無いですけどね」
匠「そうそう、先週の琵琶湖1000m大会で、IHI相生さん
が優勝しましたよ、見事2連覇です」
I「あ、そういえば、勝ったとか、連絡来てましたね」
匠「IHI相生さんは、ちょっと独特な”ペーロン漕ぎ”ですが、
長距離で、たまたまペーロン漕ぎがマッチしていたのかも
知れません。瑞龍丸さんは普通のドラゴン漕ぎですね」
I「そうそう、彼らと一緒に漕ぐと、違うんで面食らいます」
匠「なるほど・・そうでしょうね。
ところで、瑞龍丸さんは、この大会は前回優勝しているし、
相生に負けじと、2連覇を目指して頑張ってくださいね」
I「はい、ありがとうございます、頑張ります」
さて、様々なチームの紹介をしたいのだが、きりが無い(汗)
長くなってきたので、以降、中編に続く・・