2015年10月4日(日)に、滋賀県琵琶湖畔の瀬田漕艇場で
行われた「1000m大会」に併設して開催された本大会、
正式名称は「第5回ドラゴンボート・グランドシニア大会」
となっている。
例によって、始まった時から全ての大会を観戦しているのだが、
実は、第2回大会は、8月の「ドラゴンキッズ大会」に併設
されたのだが、あいにくの強風で途中中止となってしまった、
なので、今回が実質4回目の大会となる。
琵琶湖(滋賀県)は、マリンスポーツのメッカだけあり、
ドラゴンボート(ペーロン)大会でも、色々とユニークな
大会が存在している、具体的には、以下となる。
7月 「東近江ドラゴンカヌー大会」
→ターン有りの地方大会だが、地元を含め参加チームが多い
7月 「高島ペーロン」
→地元のお祭り感覚だが、転覆などが頻発する勇壮な大会
観戦するには、極めて面白い大会
8月 「堅田湖族船競漕」
→長い歴史を持つ大会だが、他の大会と日程が被るので
残念ながら私は観戦した事が無い。
艇も異なるかも知れない。
8月 「ドラゴンキッズ」
→小学生の部、親子の部があるが、専業チームによる
本格的な指導で「代理戦争」の趣もある。
8月 「びわこペーロン」
→長い歴史を持つ大会、地元参加が多くお祭り感覚だが、
近年はドラゴン専業チームの参戦も非常に多い。
9月 「スモール選手権」
→旧「びわこスプリント」、超本格的競技志向、
見ごたえがある大会だが、雨にみまわれ易いのが弱点。
10月 「1000m選手権」
→国内唯一の長距離レース、瀬田漕艇場で環境が良い。
10月 「グランドシニア」
→本大会、詳細は後述
11月 「ヘッド・オブ・瀬田」
→各種カヌーなどの異種競技混合総合ボート大会
ドラゴンボートの部を実施する場合も多い。
(多分、もう1つくらい地方大会があったと思うが、ドラゴンの
競漕ではないかもしれず、詳しい情報が入ってきていない)
で、私もこれらの多くの大会を観戦しているが、他地区の大会と
日程が被ることも多く、物理的に全てを見る事ができないのが
少し残念なところだ。また、各大会の主催団体は同一ではなく、
「滋賀県ドラゴンボート協会」が主管となっている大会は
このうち半分程度だ、できれば、各地の地元大会主催者間で
連絡網を設け、日程調整や、参加チームの相互交流ができれば
効率的だと思っているので、いつかそれを実現したいところだ。
さて、「グランドシニア大会」の模様を紹介していこう。
本大会は、平均50歳以上のシニアのチームを対象とした、
他に類を見ない「ハンデキャップ戦」の大会である。
具体的には、10人漕ぎ(注:22人艇を使用)であるが
漕手の合計年齢が500歳(50歳x10人)であれば
ノーハンデ。これを下回る(=若い)場合は、タイムを
プラス(上乗せ)する、逆に上回る場合(=年配)は、
タイムをマイナスするという年齢ハンデ戦ルールだ。
そのハンデの度合いは、1歳につき0.05秒
例えば、合計510歳であれば、0.5秒マイナス、
合計600歳であれば、5秒マイナスとなる。
年齢が若ければ、同じ計算方法でプラスハンデとなる。
以前の記事で「
スーパーハンデ戦」というのを提唱した
事がある、そこに男女の年齢別の体力の変化の統計的な
データなどを載せているので、興味がある方は参考にして
いただきたい。ちなみに、この統計によると、年齢による
ハンデの割合はもう少し大きくしても良さそうなのだが、
ドラゴンの選手達は、皆、鍛えているベテランアスリート
なので、年齢による差異は一般人に比べて少ないかもしれない。
今回このルールで有利なのは「Rスポーツマンクラブ」の
年配チーム。3.5秒近くのマイナスハンデを貰っている。
逆に、小寺製作所の若手チーム「錺(かざり)部」のように、
合計280歳とかのケースだと、10秒以上のプラスハンデと
かなり不利になってしまう。
---
なのでまあ、見た目の順位と、実際の順位が異なるという
観戦側としては、判断が難しい大会だ。勿論それは選手も
同じであり、実際の順位は、本部でハンデ込みで計算された
タイムを見ないかぎり、わからない。
冒頭の写真の手前は、「小寺製作所」の年配チーム、
昨年の優勝チームだ。でも「小寺製作所」は年配と言っても、
プラス1秒程度の、逆ハンデとなっている。
ライバルの「池の里」と接戦だ、「小寺」がちょっと有利な
模様で、見た目の順位では、コンマの差で「小寺」の勝ちだが、
「池の里」は、ほぼノーハンデの状態なので、勝敗は微妙だ。
さらに、このすぐ後ろに、「Rスポーツマンクラブ」の
年配チームが追ってきていたが、「R」のハンデは3秒以上
あるので、結局このレースは、「R]の勝ちであろう・・
という感じで、正確な順位は見た目では判断できず、きちんと
本部で計算していただかないとわからないのだ(汗)
でも、そこが本大会の面白さの1つの要素にもなっている。
ベテランの「R」は本大会に2チームをエントリーしている、
「RSC特攻野郎A」は、やや若手だが、最年長選手を含む、
「RSC特攻野郎B]は、年長組で、今回の本命チーム、
若手チームの方には、現役最年長(76歳)で、本年をもって
引退予定のOさんを、舵手から漕手に抜擢して(↑写真)、
年齢ハンデをかせぐ作戦だ。
「R」の監督は、2枚目の写真の中央に写っているが、非常に
頭が切れる(良い)方で、計算に強く、こうしたドラゴンレースの
為の様々な綿密な戦術をいつも立ててくる。
そのかいもあり、昨年の本大会では、優勝の「小寺製作所」に
続き、「R」の2チームが、2位3位となっていた。
昨年は「今日はこれくらいで勘弁してやるわ!」と「小寺」に
冗談を言って帰っていったがが、内心は悔しかったのであろう、
本大会では、戦術を駆使し、着実に優勝を狙ってきている模様だ。
まあしかし、漕手に高年齢の人を当てるのは、この大会での
セオリーである、太鼓手と舵取りは、年齢ハンデの対象外で
あるので、各チームとも、若い人をそれらに当てている。
このように、大会も5回目(実質4回目)ともなってくると、
その大会のルールや特徴にあわせ、各チームも、それなりの
セオリーや、勝つための方策を編み出してきている、まあ、
結局ドラゴン大会は長く続けていくしか無いのであろう。
実は、もう1つ、本大会のレギュレーション(ルール)を
元にした、勝つための重要ポイントがあるのだが、その話は
後述することにしよう。
-----
さて、本大会の出場チームであるが、大会に併設された
「1000m選手権」から流れてきて出場しているチームが多い、
しかし、1000優勝の相生の「チームSH]や地元滋賀の
「松陽台」などは若手中心のメンバー構成で、勝ち目は無い為、
今回は「グランドシニア大会」には不参加だ。まあ、なので、
普段であれば、グランドシニアの大会ではチーム数が減って
しまうのであるが、今回は、不思議な事に、グランドシニア大会
だけ参加するというチームが2チーム来ている。
その1つが、こちらの「塔南高校同窓会ドラゴンボート部」
である、聞きなれない名前なので、色々と話を聞いてみる。
匠「ドラゴンボート部ということですが、いつも練習されて
いるのですか?」
塔「いえ、今回が初めてです」
匠「なるほど・・ で、お名前からすると京都でしょうか?」
塔「はい、京都の南区です、十条というか、鳥羽というか、
吉祥院とうか、説明しずらい場所にあります・・」
匠「ああ、だいたいわかります、あの辺(笑)ですね」
塔「どうでしょう?皆さん速いですか?」
匠「ああ・・ まあ、そうですね、今日は常連チームばかり
参加しているので、初めての方が見たら、ちょっとショック
かもしれません、でもまあ今日は、ハンデ戦なので・・
合計年齢はいかがでしょうか?」
塔「合計で500歳ちょっとくらいです」
匠「だとすると、マイナスハンデですね、ちょっと有利なので、
頑張ってください」
でもまあ、初めてなので、さすがにそんなにタイムは上がらない、
200mレースであるが、1分10秒台というタイムだ、
しかし、ビギナーチームにしては、思ったほどは悪くない。
初めてのレースを終えて帰ってきた彼らに聞く、
匠「どうでした?」
塔「いや~しんどいですね、それに、皆さん、やはり速い」
匠「まあ、最初としては立派ですよ、他のチームも最初の頃は
もっと見てられないくらいでした、めげずに是非続けて
みてくださいね」
----
さて、もう1つの、グランドシニアのみ参加のチームは、
ここのところ何かと話題の「メタルスタイリスト福田」だ。
京都宇治大会の市内(地元)の部から、スタートし、
ドラゴンキッズ、琵琶湖ペーロン、スモール選手権など
滋賀県を中心に各地の大会に積極的に参加している
地元大会出身チームとしては非常に稀なアクティブなチームだ。
宇治やスモール選手権では、「レッド」「ブルー」の2チームを
参加させていて、キッズ大会では、子供チームの「イエロー」を
エントリーさせた。各色で「ゴレンジャー」を完成させるという
目標があり、今回シニアチームの「グリーン」を初エントリー
あまりに急いで編成されたチームなので、緑色のユニフォームは
間に合わなかった模様だが・・
あとは、女子チームの「ピンク」を編成さえすれば、それで
史上初(笑)の、ドラゴン・ゴレンジャーが完成する!
色分けされたドラゴンというのは視覚的や写真的に楽しい、
「相生ペーロン競漕」で、地元強豪の「南風(なんぷう)」が
選手達のユニフォームの色が、前から順番に変わっていく
レインボーカラーを披露したことがあったが、なかなか綺麗だ。
また、ずいぶん前の話だが、写真教室の一団が、ドラゴン大会を
「撮影実習」しに来ていたことがあり、そのときに彼等から聞いた
話だが「ドラゴンのボートも競艇みたいに、色分けがきっちり
できていれば、写真的に映えるのに」というう事であった。
まあ、今後「魅せるドラゴン」を目指す際に、色彩の視覚的感覚は
結構重要な要素になってくるかも知れない。
で、そのゴレンジャー野望(笑)に向けてのアプローチであるが、
メタルスタイリスト福田とは、京都の山科にある金属加工の
企業であるのだが、最近、会社で、正式なクラブ活動として
認知されたと聞く、設立メンバーは28名と、かなりの数だ、
大きな会社なのかも知れない。
今日は社長さんも観戦に来ている、
社長さんに話を聞いてみると、まあ、企業の宣伝とか福利厚生
とか、そういう泥臭い話という訳ではなく、「ドラゴンを通じて
社員の皆が団結してくれれば嬉しい」という事であった。
まあ、それは正解かもしれない、なにせ究極の団体スポーツで
あるドラゴンだ、チームの息があわなければ、勝利は望めない、
その事が、会社での仕事にも役立つのであろう、企業の経営者さん
としては適切な考え方だと思う。
さて、「メタルスタイリスト福田グリーン」であるが、まだ
ドラゴン専業チームとの交流は少なく、本大会で知った顔は
私くらいの模様だ、なので、どういう戦略を取るのが良いのか、
早速私のところに相談に来られた。
匠「最大のポイントは配置でしょうね、今日は22人艇を
使っての10人漕ぎです、当然、座席が余ります、これを
どうするかですよ」
福「そうみたいですね、先ほど監督会議(事前説明会)でも、
”座席の配置は各チームの戦略です”という話がありました」
匠「配置には色々あります。 まず・・・」
ここは文章ではわかりにくいので、図を用いて説明しよう。
図の左側が艇の前である(黄色の丸は太鼓のつもり)
白枠が空白、赤色の四角が漕手の座る配置である。
匠「今、ほとんどのチームは、(図1の)平均配置型です、
しかし、この配置は、選手達の漕力が平均していて、
かつ前の人のペースに頼らなくても自分でペース(レート)
を守れる、ベテラン専業チーム向けの配置です」
福「ふむふむ、すると、まだドラゴン経験の浅い我々には無理
でしょうね・・」
匠「ならば、別の方法としては(図2の)中央集中型があります、
この配置だと、前の人のペースに合わせられますので、
普段乗られている専用10人艇や20人艇と同じ感覚で
漕ぐことができます、文字通りの”ミッドシップ”ですが
車と違って旋回するわけではないので、そのメリットは無いし、
ちょっと狭苦しいかな?」
福「ふうむ、普通な感じですね、他にはありませんか?」
匠「もし、選手達に実力の差があって、仮に6人が非常に速い
(強い)選手だったとします、すると、やや特殊ですが、
(図3の)前後分散型が考えられます、前にパワーのある
選手を集中させます、ここは重くなって艇の喫水が下がり
ます、下がったところに、強力な選手を配置して、彼らの
漕ぐ力を主体にボートをひっぱります」
福「ほほう・・面白いです、それやってみますか」
匠「前部の選手には非常に負担がかかりますよ、大丈夫ですか?」
福「まあ、やってみましょう」
匠「ああ・・本当にやってしまったよ、大丈夫だろうか?」
スタッフや他の選手からも「大胆な配置だなあ」という声が飛ぶ、
まあ、前が重くなるので、難しい配置である事は間違いない、
そこをパワーで引っ張れなければ、水の抵抗が勝って、
逆にタイムは遅くなるのだ。
応援している家族や会社の社長さんからも「頑張れ~!」と
声援が飛ぶ、対戦相手は、滋賀県の雄「琵琶ドラ」だ、
匠「社長さん、もし彼らが大差をつけられても、それはしかたが
ありません、対戦相手は、かなりの強豪チームです」
社「そうですか・・まあ、でも、皆さん速いですね、
私は初めて観戦しましたが、そこに驚いていますよ」
匠「はい、でも、メタルスタイリスト福田チームは、私は、
注目している成長株チームなんですよ、今日負けても、
長い目で見てやってくださいね」
社「わかりました、ありがとうございます」
社長さん、なかなか人柄が良さそうだし、だいいち、わざわざ
休みの日に社員の行事の応援に来るのだから、立派な社長さん
ではないか・・
結果、「メタルスタイリスト」は、「琵琶ドラ」に10秒の差を
つけられて1分10秒であった。でも、まあ、さほど悪くは無い
マイナスハンデもあるし。 が、彼らの実力とか、レースの展開
や条件なども考えると、できれば、あと3~5秒程度は縮めて
1分6秒前後ほどにしておきたいところだ、そこまで出せれば
今日のところは十分であろう。
帰ってきた「メタルスタイリスト」に様子を聞く
匠「どうでした?」
福「やはり前が相当重くて、うまく進みません、かなりの
パワーが必要みたいですね」
匠「でしょうね・・ でしたら、平均配置に戻しますか?
先ほども言いましたが、全員がそれぞれ、ちゃんと漕げないと
だめですけどね」
福「ううむ・・ どっちもできない、という我々は、なんなんで
しょうねえ、困りました」
匠「ならば、パワーのある選手が居ないのであれば、先ほどと逆に
前を少し軽くしましょう、前4で、後ろ6です、ただし、前部
には、できるだけ自力で漕げる選手を配置してみてください」
福「了解しました、それでいきましょう」
結果、「メタルスタイリスト」の採用した方式は、先の図の4の
前後分散・バランス型配置となった。
前4人を1列開けているのは、彼らの工夫である。
2回戦はこの方式で漕いでみるとの事。
匠「ほう、なかなか良いじゃあないですか!」
2回戦も、1回戦と同じ「琵琶ドラ」と当たる事になったのだが、
1回戦では、10秒、約3艇身の大差であったのが、今回は
琵琶ドラに追従、尻尾から離れず、約1艇身差に詰めている。
ふむふむ、これだと4秒差という所かな、琵琶ドラが1分少々
ならば、目標の1分6秒は出せるのではないかな?
後部の6名も良く漕いでついていっている、うん、これならば
上出来だよね。
社長さんや応援団も大興奮、
社「お、今回は、あの強いチームに追いつきそうだぞ、
いいねえ、がんばっているねえ」
匠「はい、かなり善戦しています、先ほどよりもタイムも
伸びているでしょう」
社長さんは、走って、ドラゴン艇を追っかけて行った・・
結果、「琵琶ドラ」は少しタイムを落とし1分3秒であったが
「メタルスタイリスト福田」は、1回戦よりタイムを4秒近く
伸ばし、1分7秒台、まあ、ほぼ目標通りという感じであろう。
このタイムだと、マイナスハンデを加味しても、入賞は難しいとは
思うが、それでも、来年に繋がるという好感触だ。
匠「お疲れ様でした、良かったですよ!」
1回戦と2回戦で、コースコンディションは殆ど変化が無い、
ならば、まあ、やはり配置でずいぶん変わるという事だろうか?
このあたり、配置については、まだ決まったセオリーが無い、
他の大会でも、22人艇→10人漕ぎの特別ルールは、昨年から
今年にかけて流行しはじめている模様である、すなわち10人
漕ぎ専用艇を新たに購入する必要がなく、20人漕ぎと10人
漕ぎを1つの大会で混在できるので、運営上も便利なのだ。
あとは、この選手配置が色々とセオリーになってくれば面白い。
ドラゴン専業チームは、現状、ほぼ全てが図1の平均配置型だが、
ここも、もしかすると、各チームの特徴を使って工夫すれば、
「メタルスタイリスト福田」が、4秒の差を実践したので、
専業チームであっても、1~2秒はタイムが変わってくる
可能性が十分にある、なかなか興味深いではないか・・
さて、大会の方だが、やはり「Rスポーツマンクラブ」が
綿密な戦略を立ててきているので、だいぶ有利な状況だ、
合計をハンデ込みで計算してみないとわからないが、
「R」の「B]チームが優勝に届くのは間違いないであろう。
昨年優勝の「小寺製作所」は、若手チームがダントツに速く、
大会中のベストタイムをたたき出しているのだが、残念ながら
10秒のプラスハンデでは手も足も出ない。
「小寺製作所」年配チームも、若手と同様のかなりの速さだが、
こちらもあいにく僅かにプラスハンデだ、いちおう年齢順に
チーム編成はしている模様だが、純粋に年齢が足りないという
事なのであろう。結果、「琵琶ドラ」と、かなりの接戦になり
「1000m」と同様な状態であったが、同様にわずかな合計
タイム差で入賞には届かなかった。
ハンデ込みの結果は以下のとおり、
優勝「RSC特攻野郎Bチーム」
2位「池の里シニアLakers!」
3位「琵琶湖ドラゴンボートクラブ」
ああ、「池の里」さん、何度も何度も言いたくないけど、
やっぱ「万年2位」状況から抜けられませんね・・(汗)
滋賀県の朝日新聞の折込紙「あさすぽ」の記者さんが
本大会の取材に来ていた、キッズ大会で顔見知りになった
記者さんだ、「池の里」は、かつて取材したことがあるので
顔見知りという事である。
記「では、滋賀県の最高順位ということで、池の里さんの
話を聞いておくとしようかな・・」
匠「是非とりあげてやってください、ここのところ惜しい
成績ばかりで、メゲているかもしれないし」
記「でも、びわこペーロンで優勝しているのでしょう?」
匠「まあねえ・・2度目ですけどね」
記「あと、”メタルスタイリスト”さんも、山科でしたか?
”あさすぽ”の配布範囲だと思うので、取材しておきます」
匠「じゃあ、ご紹介しますね、今日は社長さんも来られて
いるし、最近クラブ活動として認められたみたいですよ」
記「なるほど、記事になりそうですね」
匠「これ以外の大会も、どんどん取材してやってくださいね」
記「了解しました、また来ます!」
匠「あと、記者さんのSIGMA 150-500mmに対抗して(笑)
今回は私も新望遠レンズですよ、これです」
記「ほう、細身で軽快そうですね」
匠「以前使っていたものよりも軽くなっています
SIGMA500mmとだいぶ悩みましたが、記者さんと、あと、
「磯風」の選手も使っているので、さすがに同じものが
3本というのはなあ・・と思って(笑)」
この新レンズの話は、今回は記事文字数が足りないので、
また別の記事に譲るとしよう。
ちなみに、本大会を特集している「フレーあい滋賀あさすぽ」は、
10月11日に発行されている。滋賀県内の朝日新聞販売店にて
店頭配布されているとのことである。こちらは、滋賀の地元版なので
「池の里」等の滋賀県勢の紹介が中心だ。
これとは別に南京都版というのもあって、宇治市や城陽市などの
朝日新聞販売店で入手できると聞く、10月18日版のそちらには
「メタルスタイリスト福田」の勇姿が掲載されている模様だ。
記者さんや編集部さんも、写真や記事内容をそれぞれの地域で変える
ので、なかなか大変そうだ、第一、撮った写真が、どのチームで
あるというのは、なかなかわからない。ドラゴンを撮りなれている
私でも、選手のアップなどでは、どのチームの選手だったかは
すぐにはわからない、前後や他の写真から類推するしか無いのだ。
記者さんではなおさらであろう、どのように分類されているのか
今度聞いてみようか・・
そういうことで、「グランドシニア大会」無事終了。
優勝に喜ぶ「RSC(Rスポーツマンクラブ)特攻野郎B」
チーム、この大会の優勝候補と言われつづけ、第3回大会では
優勝したものの、他では、惜しいところで、こちらも万年2位
状態が続いていたが、今回はクレバーな戦略が当たって見事に
2度目の優勝だ。
今年で引退予定の、Rの最高齢選手Oさんも嬉しそうだ。
まあでも、自身が漕いだチームの優勝ではなかったので、
ちょっとそこらへん心残りかも知れない、できればまた
たまにはドラゴンに乗ってやってくださいな。
最後に、こちらが「メタルスタイリスト福田グリーン」の
メンバー達だ、「あさすぽ」の記者さんがメンバーを集めて
くれて集合写真を撮っていたので、便乗させてもらった。
さて、関西地区の公式戦は、今回でほぼ終了、
あとは、ODBAの府民大会と、東京、および静岡での大会、
および、いくつかのイベントを残している状況だ。
今年の【熱い季節】も終盤を迎えている。
次回ドラゴン記事、「ツナカップ大会」に続く・・・