引き続き花火撮影の3回目である。
様々な花火の撮影技法については
第一回目、
第二回目を参照されたし。

①↑ 秘技! オーロラ撮り
これは手持ちで行う。バルブのまま大きくカメラを動かす。
「踊り撮り」のように、単にその位置で回転させるのではなく、上下方向等にも
大きく動かし花火や打ち上げの軌跡を出すのがミソである。

②↑ 露光間ビントずらし
これは三脚を立てて行う、撮影中に、ピントを無限遠から近距離に回す、または
その逆を行う。
この作例ではあまり面白い出来では無いが、上手くタイミングが合わると、
なかなか個性的な作品ができると思う。

③↑ 露光間ズーム(その2)
これは花火の開くタイミングと撮影中のズーミングの変化を、わりと上手く同期
させた例、花火をフレームのほぼ中心で捕らえる必要があるし、ズーミングの変化
の速度と向きで色々なバリエーションがあるが、作画意図とタイミングが同期するのは
結構難しい。 ズーミングの中心点から放射方向に広がる光は、柳のように流れ、
そうで無い部分は、昆虫の羽根のような光跡を描く。

④↑ 手持ちブラし撮り
三脚が無い、あるいは使わないということで手持ち撮影をするなら、どうせなら
思い切って適当にブラしながら撮ってみよう。 「踊り撮り」や、「オーロラ撮り」の
ような明確な方向への動きが無いランダムなブレブレ写真もそこそこ面白い。

⑤↑ 定番! 浴衣撮り
どうせ花火を見に来たのだから、浴衣美女も撮りましょうね。 これはお約束の定番。
あまり花火撮影にばかり夢中になって、肝心の彼女や家族をほっておいてはいけませんぞ。
モデルは、燈花会撮影にも参加していただいた撮影仲間のKさん。
(・・・何度もご苦労様、また今度ポートレート集の記事で登場してもらいますね・笑)
なお、浴衣女性に三脚は似合いません。
もし、恋人と行くことになって、浴衣で行くとなって、たまたま彼女も写真好きであったら、
「ああ、当日は三脚は持ってこなくていいよ・・特にそこまではね・・・」
と軽く言い張りましょう、そして三脚をしっかり2本持って行き現地で渡しましょう、
重くてしんどいけど、しかたない、それが男の努め(汗)
もちろん彼女のカメラの予備電池の持参も忘れずに、
花火撮影は意外に電池を消耗するのでした・・・備えあれば憂い無し。
しかし、平成淀川花火大会。僅か50分の打ち上げの時間に、様々な技法での270枚の撮影。
忙しかったぜ・・・汗。 花火見ている暇などなかった・・・笑
できれば、来年はカメラを持たず、美女とゆっくり花火見物でもしたいものだ・・・
そして、出来れば花火の後、アフターの「打ち上げ」にも誘ってやろうかいな・・・
【追記】 ここで臨時ニュースです。
お盆休みの間、「匠が関東遠征をする」との情報が入ってきました。
行き先は、東京、埼玉、横浜界隈だとのことです。 詳細な行動計画は不明です。
匠より半径1km以内は、隠し撮りされる恐れがあり、大変危険ですので、良い子や
美女は、できるだけ近づかないようにご注意ください。 以上、臨時ニュースでした。