2015年8月23日(日)に滋賀県大津市の琵琶湖畔で行われた、
「びわこペーロン」大会の模様より、後編。
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さて、だいたいのカテゴリーの結果はすでに中編で伝えたが
残るレースは2つ、まず、激戦区の「10人漕ぎ混合の部」の
決勝戦の模様だ、
地元滋賀県勢が1つも残らなかったこのカテゴリーの決勝で
あるが、「東海龍舟」「表面張力」「すいすい丸」そして
「吹田龍舟倶楽部」と実力伯仲の専業チームによる決勝となり、
見ている分には非常に興味深い。
昨年の本大会では、これらのチームの多くは、10人漕ぎ一般の
部での出場となっていた、その時の組み合わせだが、順位の順で
「琵琶湖ドラゴンボートクラブ」「東海龍舟」「すいすい丸」
「豪腕龍」ということであった。
名古屋の名門「東海龍舟」が勝てなかったのは、たしか昨年は
メンバーの結婚式があったとの事だったと思う、で、今日も
「東海龍舟」は、遠征用編成で、ベストメンバーでは無い模様。
で、今年はカテゴリーこそ違えど、同様のチーム達で、戦場が
「混合の部」に移った感じになっている。
序盤から「吹田龍舟」が快調に飛ばす、「吹龍」は一番奥の
レーン。どうやら、今日のレーンコンディションは奥が若干
有利なように見える、しかし「表面長力」と「すいすい丸」が
食い下がり、「吹龍」の独走を許さない。
後半「吹龍」はややペースダウン、「すいすい丸」が迫る、
写真で見ると勝敗は微妙だが、撮影位置からは角度がついて
いるので、これは実際には、奥のレーン「吹龍」の勝ちであろう。
結果は、
優勝「吹田龍舟倶楽部」2分28秒
2位「すいすい丸」2分31秒
3位「表面張力」2分34秒
となった。
言い忘れていたが、この「びわこペーロン」は、400mの直線に
よるレースだ、艇は重量級の旧艇であり、今年は藻の影響もある
しかも10人漕ぎの場合は。見た目からして、かなり遅く感じる。
実際に計算してみると、軽量のチャンピオン艇の場合の3分の2
位の速度しか出ていない。ビギナーチームも多いことだし、
10人漕ぎの部は、もう少しレース距離を短くしても良いかな?
とも思う。
残るは、本日の花形カテゴリー「20人漕ぎ一般の部」の
決勝戦のみだ、決勝戦に進んだ5チームは結局のところ
「小寺製作所」「龍人(どらんちゅ)」「池の里Lakers!」
「日立建機ティエラMIX]「東レ・プレシジョン」となった。
頭から4チームは予想通りだったが、決勝枠の最後の1チームが
どうしても予想できなかったのは、中編で書いたとおりである。
で、結局、会社にメンバー全員分の「カーボンパドル」を買って
もらって、やる気まんまんの「東レ」が見事決勝進出となったのだ。
私は、初めて決勝に進出するチームの感覚とかを知りたくて、
朝からその候補チームを廻っていたのだが、「東レ」の決勝進出が
決まった後は、チームの選手から応援団から、皆さん、興奮状態
であり、とても話を聞ける状況ではなかった・・
まあ、また来年くらいに聞いてみるとしようか。
「東レ」の「マイパドル」がうらやましく、「2年連続決勝と
なったら、会社の上司にかけあってカーボンを買ってもらう」と
言っていた「日立建機ディエラMIX」だったが、希望通りに
見事連続の決勝進出だ、あと、できれば3位入賞したら、たぶん
上司が決裁書にハンコを押してくれると思うのだが、しかし、
上位3チームはいずれも地元強豪だ、さしもの「ティエラMIX」
ですらも勝ち目は薄いであろう。
まあ、私からも、日立建機の本部長さんに「2年連続で決勝進出は
本当に凄いことですよ、ただ、今回、上位の3チームはプロ並みの
強さのチームですから、仮にティエラMIXさんが入賞できなくても
やむをえません。ほんと彼らはよく頑張っていると思いますよ」
と口添えをしておいた、後は、社内で上手くやってくださいね(笑)
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で、上写真では「池の里」が円陣を組んで最後のウォーミング
アップ中、もう何度も書いている事なので詳細は省略するが、
ともかく、彼らの本大会での優勝への執念は凄い。
私は、あえて彼らに声をかけず横を通り過ぎる、その理由は、
私が何か言うと、また、彼らは緊張したり、気合が入りすぎたり
してしまうからだ。だが、逆に、彼らから声をかけられてしまう。
池「おいみんな、匠さんが笑っているぞ・・」
匠「あ・・つかまってしまいましたか、ほら高島ペーロンの時に、
”最後で沈没したらどうですか”とか言ってましたでしょう、
今日はですねえ・・ そう、絶対に沈まないといわれている
琵琶湖ペーロン艇を史上初で転覆させるとか、そういうのは
どうでしょう?いやあ、決勝でそれやったら、ドラマだなあ」
池「あはは! そんなバカな」
匠「そもそも、気合入りすぎているんですよ、高島でもキッズでも
優勝しているから、もう今年は十分じゃあないですか。
これから、私は龍人(どらんちゅ)のところに行ってきます、
彼らも気合入りすぎです、下手すると、どっちも「小寺」さん
のところに食われてしまいますよ!」
池「あは~、まあ、じゃあ、肩の力を抜いてやってみます」
龍「匠さん、後ろの方から撮ってやってください、ほら、なかなか
格好いいでしょう」
匠「う~ん、気合入ってますねえ。 まあ、そうでしょうね、
今日勝たずに、いつ勝つの? というチャンスですからね」
龍「そうです、今日こそ優勝です」
匠「3年前の”龍人”さんの優勝は、参加チームが少なく、しかも
ゲリラ豪雨で短縮された結果でしたよね?、あれでは確かに
無かったことにして、再度、正式に優勝したい、という
気持ちはわかりますが。
まあ、でも、あまり気合を入れすぎると・・ムニャムニャ」
はい、はい、と気合を入れながらレート(漕ぐ速度)合わせを
真剣にやっている「龍人」を見ると、もうそれ以上は、
何も言えなかった・・
さて、何処で決勝レースを観戦するべきかな?
各チームの予選のタイム、展開、そのあたりを考えると、
この400mの中距離レースでは、だいたい300m地点までが
巡航ピッチで、その後がラストスパートとなる。
だったら、300m地点くらいに行ってみるとしよう、
強豪3チームのラストスパート力はほぼ同等、その地点での
状況でだいたい勝負が決まってくるに違いない。
300m地点、「龍人」の応援団が居てた。
風が少し出てきま模様だが、レースへの影響は少ないであろう。
匠「龍人さん、なかなか、良いところに陣取ってますね、
ここがレースの見所ですよ!」
龍「そうですかぁ? ゴールとかの方が良いかとも思ったのですが」
匠「まあ、ここから見て、あの300m地点、そこでもう勝負は
決まってしまいますよ。」
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実は、今日は、各チームの応援団の中に、デジタル一眼を持って
チームの勇姿を撮ろうとしているカメラマンが多く(特に女性が
多い、たぶん旦那さんや彼氏のカメラだろう)で、その何人もから、
カ「どこで撮ったら一番良いのでしょうか?」という質問を
非常に多く受けていた、しかし、実は、この質問が一番困るのだ。
まず、午前中いっぱい、この会場は、酷い逆光となり、
天気が良い場合は、ほとんどレースの写真を撮ることが出来ない。
私は質問されるたびに、彼達・彼女達の持つレンズの焦点距離と
品質をすばやくチェックしてた、でも、たいてい200mm~300mm
だ、これでは距離が遠くて、しかも背景に光が沢山入るので、
ボートは真っ黒になり、上手く撮れない。中には高級レンズの方も
いるが、たいていは安価なおまけレンズで、逆光性能は極めて悪い。
しかも中には高価なフルサイズ機を気張って持ってきているケースも
あり、焦点距離(画角)的には、望遠にならず、ますます不利だ。
この会場では、実際のところ、フィルム換算600mmの超望遠でも
足りず、編集でトリミングが必須の状態だ。
できれば、フィルム換算700~800mmくらいの望遠機材を持って
いきたい所だが、大きく重い上に、高価であるから、砂埃、暑さ、
そしてゲリラ豪雨の多い本会場では、基本、使用不可だ。
でも、撮影機材の問題はさておき、問題はどんな「画」(え)が
撮りたいのか?だ、多くのアマチュアカメラマンは、その作画意図
を持っていない。 そして、優れた機材と、ロケーション(場所)
が整って、絞りや露出補正といった調整を適切にさえすれば、
良い写真が撮れる、と思い込んでしまう。
けど、それは大きな間違いであり、全て「そっくりそのまま逆!」
と言うべき話なのだ。
正しい思考の順番はこうだ。
まず「こんな写真が撮りたい」という明確な意図や目的があって、
それを実現する為に、撮影場所と撮影アングルを選び、機材を選び、
カメラの設定を決めるのだ。で、自分の撮りたい状態が上手く実現
できたら、それを撮る、その事を「シャッターチャンス」と言う。
最初に場所ありきでも、最初にカメラ(機材)ありきでも無い。
また、シャッターチャンスは、黙って待っていれば勝手に飛び込んで
来るものでは決してない(例:鳥が急に飛び立ったからそれを撮る等、
それはシャッターチャンスではなくて、単なる「出会い頭」だ)
シャッターチャンスとは、あくまで自分が撮りたいシーンが撮れる
瞬間(機会)の事なのだ。撮りたいイメージを持って無ければ、
シャッターチャンスは永遠に訪れる事はない。
当然、機材の性能など、何ら関係が無い、連写がいくら速かろうが
AFの精度が高かろうが、撮りたいイメージが無ければ全て無意味だ。
絞りや露出補正の設定も、こんな風に撮りたいから、そう設定する
のであって、最初から「ここは絞りはいくつにするのですか?」
などと質問されても、答えようが無いのだ。
さて、撮影ポジションについて、質問されている状況であった・・
匠「え~と、どのチームの応援の方ですか?」
と、カメラマンの女性または男性に、まず聞く。
カ「はい、△△チームです」
次に、私は、レース組み合わせ表を見る、できればその応援チーム
が先頭になって、他のチームを圧倒しているような角度で写真が
撮れれば最高だからだ。ただ、ドラゴン専業チームであれば、
どんなレース展開になるかは、各チームの実力値から、だいたい
予想ができるが、びわこペーロンの地元チームばかりのレースでは
それも難しい・・ さて、どうするべきか?考え込んでしまう。
匠「え~と、全チームの艇が揃っている感じで撮るのだったら、
スタートから50m地点迄で、それで、逆光を避け、できるだけ
太陽を背にして撮るのが良いかな。ゴールの方に行きたい
ところでしょうけど、そこでは、すでに各チーム、バラケて
しまって大差がついているし、今の時間帯だと逆光アングルで
かなり難しいでしょうね・・・
ならば、この中間地点位で、手前のレーンに応援対象となる
チームの艇を先頭に入れて、奥に他のチームを入れる。けど、
レース状況は一瞬一瞬で変わるので、なかなか難しいですよ」
カ「はあ・・ で、結局何処で撮れば一番良いのでしょう?」
匠「いや、まず、どんな風に撮りたいのか? ですね、
それで撮影場所は、ずいぶん変わりますよ」
カ「やっぱ、ゴール地点の方が、近いから良いでしょうか?」
匠「(人の話を聞け!)どこでも良いですよ!(怒)
好きな所で撮って下さい!(距離はどこからでも同じだよ!)」
今日は、同じようなやりとりで、2回ほどキレそうになって
しまった(汗)
そもそも、撮りたいシーンのイメージが無いのに、どうやって
写真を撮ると言うのであろうか? 私には良くわからない・・
それに、ゴールで撮る等と、応援している初心者チームが、都合よく
レースに勝てると思っているのだろうか? それは、ご都合主義
であろう。ドラゴン(ペーロン)は、そんなに甘くは無い。
それでは、世界大会の陸上競技とか球技で、世界レベルも知らず、
ニッポン、ニッポンと、ひたすら地元贔屓の応援をしている観客と
同じではないか。一度世界トップレベルのプレーヤーを見てから
それらと、どれだけ実力の開きがあるのか、あるいは状況がどうか、
そのあたりをよく認識してから、応援するのが良いと思う。
応援とは本来そういう意味だ、無知や思い込みによる過度な期待は、
対象のプレーヤーに対しても負担になるし、そもそも、対象にも、
それ以外のプレーヤーにも、大変失礼な話だ。
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さあ、余談はともかく、いよいよ決勝レースが始まった、
今年は、岸のあたりに藻が多いので、ブイを若干沖の方に
設置している、よって奥のレーンは遠く、しかも5艘建ての
決勝戦なのでさらに遠い。撮影そのものが厳しい状況である。
奥から「小寺製作所」が快調にスタートしている、
数年前は「ロケットスタートの小寺」と呼ばれていたが、
当時とは比べ物にならないくらい実力が上がった現在でも、
その特徴は、まだまだ健在だ。
中間地点、「小寺」は依然先行、そこへ「池の里」がじりじりと
追い上げ、ラストスパートで突き放すタイミングを狙っている、
「龍人」は、序盤でやや出遅れてしまった、しかし、この写真で
ぎりぎり左端に写っているので、まだ1艇身の差もない。
けど、大差ではないが、本来は、先行逃げ切り型が「龍人」の
持ち味だ、なので、実際の所、ここからの逆転は無理であろう。
他の2チーム「日立建機ティエラMIX]と「東レ・プレシジョン」は
残念ながら、これら専業3チームに序盤から大差をつけられて
しまっている。(まあ、やむを得ない、実力差が大きすぎるのだ)
すると、「小寺」と「池の里」の一騎打ちか!
いやあ、ここのところ毎週のように同じシーンを見ているよね、
いつか、何十年かして「平成の名勝負」とか呼ばれるのだろうか?
しかし、ここから「池の里」が、す~っと、先行する。
早いタイミングでラストスパートをかけた、という事であろう。
写真だけ見ると、「池の里」独走であるが、これは実は、
撮影アングルでの錯覚である。
言葉で説明するとややこしいので、2年ほど前の記事にも
掲載した図を少しいじって、再掲載してみよう。
つまり、仮に、2つの艇がずっと同じ速度で走っていても、
レース終盤になり、カメラを右にパンすると、手前のレーンの
艇が先行しているように見える(写る)わけだ。
そういえば、昨年の、びわこペーロンの記事でも、同様に
撮影アングルの話を図で説明していたかな・・(?)
まあ、何故、この大会で、その話が良く出るかといえば、
この大会は400mという中距離であるし、コースと
平行してあらゆる場所が撮影ポイントになるからだと思う、
撮影ポイント、撮影アングル、レースの順位(艇の位置関係)
により、様々な「錯覚写真」が撮れやすい会場である。
まあ、さらに言えば、「確信犯的」に、順位を錯覚させて
撮ることも可能だ、ということになるだろう。
でもまあ、実際にレースを前にして、そんなトリッキーな
撮り方を、わざわざしたいと考える事はあまり無いが・・
けど、先の、ビギナーカメラマンの撮影地点の話ではないが、
だから「どういう画を撮りたいのか?」という事が非常に重要
なポイントとなるのだ。上手く艇の位置関係を考慮すれば、
応援するチームがトップで走っているようにも撮れるし、仮に、
応援チームがとても遅かった場合などでも、先行する他のチーム
の艇を構図から外して(フレームアウト)、最下位争いを
トップ争いのように見せることすら可能な訳だ。
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さて、レースはそのまま「池の里」のスパート勝ちだ、
2位の「小寺」との差は、1艇身程度、さらに1艇身遅れで
「龍人」という感じだった、各々2~3秒差というところか。
「龍人」のダッシュが不発であったのは、やや意外だ、
彼らの実力から言えば、あるいは、今まで何度も彼らのレース
を見てきた経験則から言えば、もう少し、接戦になっても、
不思議ではないはずだった。
何でも「精神論」で片付けたくはないのだが、けど、やはり、
究極の団体スポーツとも言えるドラゴン(ペーロン)だ、
勝ち急ぐ心理が、微妙にスタートや序盤戦に影響を与えて
いるような気がしてならない。
そして、今年の様々な大会観戦記事では、いずれも、最後の
決勝戦で「勝ちたい」という気持ちが強ければ強いチームほど
結果的に、敗れる、という状態が、何度も続いている。
実力が拮抗しているチーム間の戦いになればなるほど、
最後はメンタル面が強く影響してくる、という風に考えざるを
得ないようにも思うのだ・・
優勝「池の里Lakers!」 1分42秒
2位「小寺製作所」 1分45秒
3位「龍人(どらんちゅ)」1分47秒
ちなみに、昨年優勝の「bp」は1分38秒であった、
その時の「池の里」は、1分44秒で2位である。
また、2011年、初優勝の時の「池の里」のタイムは、
1分40秒であった。まあ、コースのコンディションは毎年、
いや、毎レースで変わる、と言っても良いくらいなので、
絶対的なタイム比較はあまり意味が無いのであるが、まあ、
今後「池の里」、あるいは他のチームが、20人漕ぎ一般の部で
優勝を狙う場合は、1分40秒を切ってくる必要がある、
という目安であろうか・・
なお、400mで100秒だから、秒速4mちょうどくらいとなる、
順位やタイム差、艇身などの換算に役に立つ、
試験に出るので(笑)覚えておくのが良いであろう。
こちらは惜しくも入賞を逃し4位の「日立建機ティエラMIX」
惜しくも、と書いたのであるが、3位の「龍人」との差が
10秒以上・・となると、あまり「惜しい」とは言いがたい、
彼らが、とても欲しがっている「カーボンパドル」にすれば、
もう2~3秒はタイムが縮まるかもしれないが、そうであっても、
まだまだ「ドラゴン専業チーム」との差は大きい、ということ
だと思う。カーボン買って、練習あるのみ、という訳だ。
4年前の初優勝の時は、「池の里」メンバーの殆どが
大泣き状態であった、この大会に思いいれが強い、というのは
もう何度も他の記事で書いた事だ。
今日は、2回目の優勝ということで、涙を見せるメンバーは
少ない、1人か2人という感じだろうか。
例によって、主催の「びわこ放送」から、インタビューが入って
TVのペーロン特番(1時間)に出演することになるだろう、
まあ、確かに2011年の初優勝の放送は観ていても感動的では
あったが、2回目ともなるとねえ・・
私も、4年前の記事では「池の里」の優勝シーンだけで、
2記事を費やしたのだが、ちょっと今回は、4分の1記事程度に
させていただきます(汗) 今年は、キッズ大会も含めて
もう優勝は3回目だし、さすがに、もういいでしょう?(笑)
さて、閉会式。
ちょっと時間は予定より押してしまった。
参加チームが多く、いちおう10分間隔でのレーススタート
なのだが、現実的に艇の運用などが追いついていないので、
押した(遅れた)のはやむを得ない、改善するには、艇の運用
のみならず、召集方法、艇の乗降の指導や指示、カテゴリーの
整理等、様々な改善を同時に行う必要があるので、少々難しい
かも知れない。
まあでも、その問題よりも、地元チームと専業チームの実力差の
方が大きな課題であろう。
「すいすい丸」、今回、あまり登場していなかったので・・(汗)
まあ、準優勝なので、そこそこ満足いく成績であっただろう、
けど、今の練習量とか、スポンサーがついた事などから、
狙うは「優勝」のみかも知れないが・・
激戦区の「10人漕ぎ混合の部」を制した「吹田龍舟倶楽部」
え~と・・大きな大会では「初優勝」だったかも知れない(?)
しかし、意外に淡々とした感じだ、まあ、ベテランチームなので
様々な大会で入賞経験は多いし、つい2週間前のATC大会でも
3位に入っているし、慣れっこという感じなのかな?
こちらも、記事中であまり出番がなかった、相生市役所の
「Team Ai」と「Team Oi」、10人漕ぎ一般でのダブル入賞と
なっている。
「20人漕ぎ一般の部」で3位入賞となった「龍人(どらんちゅ)」
しかし、まあ、彼らとしては、納得の行く結果ではなかっただろう、
徳川家康ばりに「敗戦の記念」として悔しさを残すという事かな?
(注:徳川家康は、三方ヶ原における武田軍への惨敗の戒めとして
敗戦後に、絵師に自分の絵を描かせたと言う)
優勝の表彰に喜ぶ「池の里Lakers!」
後から聞いた話だが、その夜、すぐに打ち上げの飲み会が
開かれたらしいが、その時の話題は、「2度目の優勝」よりも、
予選でパドルを落とした「おたべ人形」がウケていたらしい・・
池「この大事な大会で、何をしているんだ、アホ」とメンバーから
言われたらしいが、まあ、優勝したんだから、すべてOKだよね。
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さて、今年の「びわこペーロン」も、これにて無事終了、
しかし、記事を書いて思ったのだが、後で記録として読み返しても
その大会の全貌が良くわかるように、という視点で、最近は記事を
書いているのだが、そうであっても、チームの様子は、実際の
10分の1も紹介できていない、レースの模様も同様だ、
どうせ紹介しきれないのであれば、もっとハチャメチャに好き放題
書くのも良いかも知れない、だって、レースの結果などは、他の
メディアを見ればわかるのだし、このブログには、このブログで
しか書けない要素や視点もあるはずなのだ。
セオリー通り記事を、書いていても、あまり楽しくもない(汗)
記録という価値は下がるかも知れないが、まあ、いずれどこかの
大会観戦記事で、ハチャメチャ視点をやってみたいと思っている。