携帯電話での初の作例である。
私の携帯はかなり古く、30万画素のカメラしかついていない(汗)
AFも無いし、わずかに露出補正が効く程度である。
普段は、着信顔画像用の写真しか撮らないが、それでもほんの数枚だけ昨年の夏に
夜景を撮影した事がある。
ライトアップ、花火、夏祭り、燈花会(とうかえ)、万燈篭(まんとうろう)、そんな夏のイベント
に一眼レフに大口径レンズ、高感度フィルムまたは高感度設定、三脚・・・
そんな重装備で写している横で、ケータイで「カシャッ」って撮っている人を見ると、
「ふふふ、そんなケータイのカメラで写るわけが無いだろう」 などとついつい馬鹿にして
しまうのであるが、実は何のことはない、かなり悪条件でも携帯のカメラで写るのである。
①↑携帯電話カメラ 30万画素。 レタッチはコントラスト補正のみ。
昨年の奈良の燈花会。 実際はかなり暗い状況である、一眼でも手持ちは無理である。
でも、台や柵の上に右手を三脚のようにしてたて、慎重にシャッターを押せば携帯でも
簡単に夜景を撮る事ができる。
②↑携帯電話カメラ 30万画素。 レタッチは色彩をちょっといじくったのみ。
花火は携帯ではかなり難しい。 けど、写る。 花火は意外に明るいから、問題点は、
A)いかにブレないようにするか
B)シャッター速度をいかに遅くするか
C)タイムラグ(シャッターを押してからの遅れ)をどう解決するか
の3点である、実はBとCを同時に解決するには、花火が上がって花開く前に写すのである。
その時点では真っ暗であるから、B)の長時秒露出ができる。 かつ、C)のタイムラグ
も解決する。 これはまあ、タイミングであるが、数回練習すればできるようになると思う。
さらにA)のブレは、これはもう技でカバーするしかないが、手ぶれ防止の練習を普段から
していれば、なんとかなると思う。
③↑携帯電話カメラ 30万画素 ①の写真をレタッチで万華鏡加工
携帯で撮った写真を加工でいじくっても、もちろんオッケーである。
なお、私の携帯電話写真の解像度は、240 x 320 ピクセルである。
これは、掛け算すると、約7.5万画素である。
だから、30万画素のカメラでも問題は無い、逆に7.5万画素の領域を出力するのに、
200万画素も300万画素も必要なわけが無い。 多画素のカメラを使う場合には、
保存する際の画像解像度もそれなりに大きいものでなくてはならない。
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この週末は、花火や燈花会の撮影会に行く予定である、さすがにもう携帯では撮らないと
思うが、普通の夜景や花火の写真を載せてもつまらないから、また何か変わった技に
挑戦したいと思っている。 成功確率は低いが上手くできたら来週くらいにUPする予定。