正式名称。「第4回ドラゴンボート・グランドシニア大会」が
2014年10月5日、滋賀県大津市の琵琶湖漕艇場にて行われた。
この大会は「第9回びわ湖ドラゴンボート1000m選手権大会」に
併設されて行われた大会である。
本来、午前中が「1000m大会」、午後「グランドシニア大会」という
スケジュールであったのだが、この日は、台風18号が本州直撃コース
に乗って接近しているため、運営を工夫し、乗艇、回航などでの待機
時間を最小にすることでレースの時間短縮を図って、なんとか午後1時
過ぎまでに大会を終えようとしている、このため、選手もスタッフも、
なかなか忙しい状況となっているのだが、幸いにして大会時間の短縮には
成功しそうな様子だ。
会場である琵琶湖漕艇場は、ボート競技のメッカとも呼ばれる由緒ある
施設である、例えば以下の写真を見ていただきたい。
来年の「わかやま国体」が琵琶湖で行われる(!?)
理由はよくわからない、和歌山でもボート競技はできると思うのだが、
この施設でないと出来ない理由があるのだろうか?
あるいは、やはり、この琵琶湖漕艇場が権威ある施設であるからだろうか?
さて「グランドシニア大会」のルールは、他のドラゴンボート大会とは
少し異なっている。
まず、艇だが、22人乗りのレギュラー艇を使用した10人漕ぎの
変則的スタイルである。その理由だが、単純に「1000m大会」
で使用した艇をそのまま引き継いで用いるから、である。
本年の「大阪南港ATC大会」でも、レギュラー艇を用いて10人漕ぎ
とした事があった、そちらの理由は、ATCの場合「親子体験乗船会」
を大会前日、当日のイベントとして行っていた為、出来るだけ多くの親子に
乗ってもらいたかったからである。(事実、沢山の体験乗船があった)
いずれも20人漕ぎとしないのは、やはりエントリーのしやすさ
(メンバーの集めやすさ)を優先したからである。
恐らく、今後ますますその傾向は加速していき、日本選手権などの
メジャー大会を除いては、10人漕ぎのスモールドラゴンが一般化
していくように予想している。
レギュラー艇をスモールドラゴンとして用いる場合、漕手の配置の方法
は色々パターンがある、漕手の数が半分なので、座席を1個飛ばしに
するか、あるいは前後に分散させたり、中央に集中させたりする等だ。
昨年の本大会や、今年のATC大会では、漕手の配置はチームにより
まさに様々であった、しかし、今年の本大会では、いずれのチームも、
1個飛ばしの配置が、ほぼ定着した模様だ。
滋賀県の大会で用いる旧型の木製艇(びわこペーロン艇とも言う、
24年前に中国から寄贈されたもの)であるので、最新のFRP製の
軽量艇(メーカーの名前から、チャンピオン艇とも呼ばれる)に比べ
数倍重いので、多少漕手の配置を変えても、バランス等にあまり影響が
出ないのかも知れない。
本大会のもう1つのルール上の特徴だが、この「グランドシニア大会」
は、ハンデキャップ戦となっている事だ。
ハンデキャップ・タイムの計算だが、簡単に言えば、チームの平均
年齢を求め、50歳を基準として、それより上であれば、1歳あたり
0.5秒マイナスとする、たとえば平均年齢が60歳であれば、
10歳分で、5秒のマイナスハンデだ。
逆に平均年齢が50歳より若い場合は、同様のプラスハンデがつく。
写真は、1000m大会で優勝した「チームSH」(IHI相生)
そのまま居残りで「グランドシニア」にも挑戦している。
本来の20人のチームを2つに分け、写真の「IHI青木組」は
若手メンバーからなるチームなので、ちょっとハンデ戦には厳しそうだ。
ベテランの選手を見てメンバーが笑っているのは、「ライフジャケットが
小さい」という事らしい。
ちなみに、IHI相生の地元、兵庫県相生市で毎年5月頃に行われる
「相生ペーロン競漕」では、ライフジャケットを着用しない。
伝統行事だから、ライフジャケットのような現代的なものは似合わない
という事なのだろうか?
相生のチーム、たとえば「IHI相生」や「南風(なんぷう)」に
その事を聞くと、別に気にしていない模様で「地元の選手達は皆泳げるし
落ちる事も殆ど無いから」との答えだが、ただ、「相生ペーロン」に
出場するチームは地元ばかりではなく、大阪などからビギナーチームが
参戦する事もあるので、もしもの時のために、ライフジャケットを
着用するルールに変更するのが良いと思う、なにせ、もうすぐ100年
となる伝統行事なのだから、今後もこの”ペーロン競漕”を長く継続して
いく為にも、事故に対する対策を考慮しておくのが賢明であろう。
まあ、そんな事もあって、「チームSH」のメンバーの方は、
ライフジャケットを着け慣れていない訳なのかもしれない。
さて、その「IHI青木組」がレースを終えて乗艇場に戻ってきた。
1000m大会の記事で書いたように、今日のコースコンディションは
フォロー(写真の右から左方向)の風約5m前後、そして水流も同様に
追い潮(写真の右から左)に毎秒40cm程だ。
このため、1000m大会では、20~25秒前後、普段のレースより
タイムが向上したのだが、レースの時は良くても、乗艇、下艇の時に
水流や風でなかなか艇が止まらない、写真ではロープを使ってスタッフ
が艇を引いているのだが、恐らくは右方向への進行で、アゲインストで
スピードを出さないと押し戻されるので、ボートをかなり漕いだ状態で
接岸しようとしたのであろう、行き過ぎてしまった模様だ。
ロープを使っての急制動は選手もスタッフも慣れないからか、中には、
衝撃で鼓手の女性がボートから落ちそうになってしまった事も。
鼓「きゃっ!」
匠「あ、危ない・・」
写真は、「Rスポーツマン・レジェンド」チーム、ベテランの選手達
ばかりのチームなので、ボートの扱いに慣れてない事は全然無いのだが
それでも急ブレーキであやうく転落(汗)
すぐさま、前の方に乗艇している選手が助けに向かう。
鼓手の女性Kさんが言う
K「は~、危なかった、今、落ちそうになったわ」
匠「ベテランのKさんにしては珍しいですね、落ちなくて良かったです、
でも、一応カメラ構えていたのですけどね」
K「も~っ! 落ちたら喜んで撮るつもりだったのでしょう?」
匠「あはは・・(汗)」
さて、こちらは、「池の里Lakers!」、先ほどの1000mの部で
準優勝した事と、池の里にとって、本大会が、公式戦としては恐らく
最終戦になる事から、メンバーの半数を、近くの地元”池の里地区”
に返して、BBQの準備をしている模様だ、残った半数のメンバーで
「グランドシニア」に挑戦、しかし「池の里」は平均年齢が50歳までは
いかないので、プラスハンデという厳しい状態。
「グランドシニア」レース全長は200m、先ほどまで1000mを2本
往復を考えると、都合4000mを漕いだ後なので、だいぶ疲れている
模様だ、おまけに重量級の旧艇に10人漕ぎというハードな条件だが、
その代わりフォローの風と水流はあいかわらず、どのチームも1分前後の
好タイムを出してきている模様。
けれど、何度も書くが、この「グランドシニア」はハンデ戦だ。
見た目のレースの順位が、イコール、勝敗では無い。
実際のところは、後で本部でタイムを集計するまで順位はわからない。
以前の記事で、漕手の年齢、性別を厳密に分析した「スーパーハンデ戦」
というのを提唱したのだが、もしそれを実施するとしても、課題は、
この「見た目と実際の順位の差」という点だと思う。
勿論、選手達は、自分達のチームや対戦チームのハンデタイムは
わかっているので、例えば「ここは「池の里」が「小寺」に先行して
いるけどハンデは「小寺」の方がマイナスだから、順位は微妙だな・・」
とかわかるのだが、一般観客が見ていたとしてら、そのあたりのハンデ
の差異はわかりにくいであろう。勝敗が見た目通りにならないという
のは、観客目線でわかりにくいレースになってしまうかも知れない。
まあ、そうであればそうで、たとえば、チーム名とハンデの一覧みたいな
チラシをプリントして、それを片手に観戦してもらえば良いかも知れない。
いや、むしろそうした方が、チーム名や特徴、順位などに興味を持って
いただけるのでベターかもしれない。
できればその時、◎とか、△とかの順位予想をチームにつけて、
それで優勝チームを投票してもらい、当たった人には賞品を出す、
とかすれば、さらに観客にレースに興味を持ってもらえるかも知れない。
すでに「びわこ高島ペーロン」では、そうした優勝予想投票を行って
いるが、大阪南港ATCあるいは道頓堀など、観客の多い場所でそれを
やれば、かなり効果的だと思われる。まあ”ギャンブル”にならない
ように、お金を出して貰って投票する事は避ける必要があるが・・
「IHI相生」の選手が、びわこペーロン艇の舵が珍しいのか?舵を
バドル代わりにして遊んでいる。
なにせ、相生のペーロン艇の場合、ターンもあるし、艇も巨大なので
その舵も非常に大きい、具体的には以下の「相生ペーロン競漕」での
写真を見てもらいたい。
「IHI相生」の選手は、びわこ艇の舵を持って「軽っ!」と驚き、
「これだったら漕げるんじゃあないか?」と言って漕ぐ真似をしてる。
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さて、レースの方だが、この「グランドシニア」は、ハンデタイムが
マイナスとなるベテランの「Rスポーツマンクラブ」がだいぶ有利な
模様だ、このグランドシニア大会は、今回が4回目だが、実は第2回は
荒天(強風)の為、中止となっていたので、実質的には3回目だ。
第1回大会では、ハンデの計算を、今の倍に設定してあったので、
地元のシニアチームが優勝した、「ちょっとハンデつけすぎたか?」
となって、現在の1人1歳につき 0.05秒(10人で1歳につき0.5秒)
に第3回大会から変更になったのだ。
その第3回の優勝チームが、こちらの「Rスポーツマンクラブ」だ。
今回、「R」は、「Rスポーツマン・オールドボーイ」にシニア選手
を乗せ、比較的若手が「Rスポーツマン・レジェント」として参戦して
いる、本命は、マイナス3秒以上のハンデを持つ「オールドボーイ」の
方であり、「レジェンド」は、若干のプラスハンデという状況だ。
200mの2回戦のタイム合計で勝敗が決まるが、ハンデの計算が
あるので、本部発表があるまで正確な順位は把握できない。
けど、だいたいの様子を見ていると、やはり「R」の2チームが
優勢な模様である。
若手中心の「IHI青木組」「IHIボイラーズ」は、やはり不利。
実は昨年も若手常勝軍団の「bp」が参戦していたのだが、
大量のプラスハンデに翻弄され、3位という成績に終わっていた。
「龍人(どらんちゅ)」も比較的若手メンバーが多いので苦しい。
写真は、手前「Rスポーツマン・レジェンド」奥が「IHIボイラーズ」
IHIが先行しているのだが、ハンデがあるので、この状況では「R」が
優位という事になる。
後、注目のチームといえば、ほとんどハンデが0(ちょうど平均が50歳)
の「小寺製作所」だろうか。
昨年の本大会でも「小寺」は準優勝となっているし、さらに言えば
「小寺」は今年は絶好調で、琵琶湖で行われた殆どの大会で、優勝、
準優勝、3位入賞という成績となっている。
その「小寺」の永遠のライバルと言えば「池の里」だ、
ドラゴンを始めたのは、「池の里」が11年程前、「小寺」が8年程と
若干差がある、8年前の「小寺」デビューの際、いきなり「池の里」の
艇に衝突し、それをきっかけに仲良くなった、以降、常に「池の里」が
一歩リードしていたのだが、今年になって、ついに「高島ペーロン」で
「小寺」は「池の里」を抑えて優勝の快挙となった。
琵琶湖の公式戦では恐らく今年最後のマッチレース、
手前が「小寺製作所」奥が「池の里Lakers!」
ライバル同士の激突、ハンデは「小寺」がほぼゼロ、「池の里」が
ちょいプラスなので、仮に「池の里」が多少リードしたとしても「小寺」の
勝ちだ、しかし、ライバル同士、この際、ハンデは関係なく、ともかく
相手にだけは負けたくない・・
特に「池の里」としては、今年初戦の「高島ペーロン」で「小寺」の
後塵を拝し(いや、水上だから、水しぶきを浴びて・・かな?)
最終戦の「グランドシニア」でまで、「小寺」の後ろを走るわけには
いかないだろう、ここは意地がある。
しかし・・ 今年絶好調の「小寺」が少しづつ「池の里」の先に出る、
「小寺」の弱点は長距離だ、先ほどの1000m大会では「池の里」に
遅れること20秒以上で、勝負の土俵にも上がれない状況であった。
だが、短距離であれば「小寺」の持ち味が十分に発揮される。
「小寺」が先行する・・ 「池の里」、そうはさせじと必死の漕ぎ、
しかし、そのまま「小寺」が僅差で「池の里」を下した。
池「あ~あ、最後の最後まで、小寺さんの所に行かれてしまった」
まあ「池の里」の感想は、そうであろう・・ ハンデで負けるなら
ともかく、ハンデ無しでも先行されているので、これにハンデを
つけたら「小寺」の完勝だ。
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すべてのレースが終わったところで、「Rスポーツマンクラブ」の
選手が聞いてくる。
R「匠さん、どこが勝ったかわかりますか?」
匠「う~ん、雨の中のスピード運営なので、正確なハンデとか、
各レースの正確なタイムなどをちゃんと聞いていません。
なので、あくまで推測ですが、「R」さんは2チームとも入賞して
いると思います、1位と3位か、1位と2位か、2位と3位か・・?」
R「よし、今回も”近江米”を持って帰れるかな?」
匠「さきほどの1000mでも入賞して、お米貰っているでしょう?
あまり欲張らないで(笑)」
スタート地点のスタッフ(滋賀県のドラゴンチームの皆様)が帰ってくる。
ス「雨、なんとか酷くならずに最後まで持ちましたね」
匠「ええ、よかったです。でも、台風がかなり近づいてきているので
早めに撤収した方が良さそうですね」
そう、他地区の大会は、中止になっているのに、琵琶湖のこの大会は
幸いにして、なんとか最後まで持った。
雨は依然降ったりやんだり、閉会式(表彰式)の時間設定が難しそうだ、
しかし、スタッフの中に、瀬田のベテラン漁師さんが居て、なんでも
彼は、対岸の比叡山などの山にかかる雲の具合を見て、雨が何分後に
降るとか止むとかを正確に予測できるそうだ。
漁「この雨は、あと10分で止みます」
・・という地元スペシャル気象予報士の有力な情報を受け、閉会式は、
10分後に設定された。
で、驚くことに、雨は10分後にピタっと止んだ(!)
成績発表、
本「では、グランドシニアの部の成績を発表します、
優勝「小寺製作所」ハンデ込み合計タイム、2分00秒79
2位「Rスポーツマン・オールドボーイ」、2分00秒97
3位「Rスポーツマン・レジェンド」 2分16秒50
匠「うわ~、最後の「小寺」vs「池の里」の接戦で、「小寺」の
頑張りで、結局ひっくり返ってしまった訳かぁ。
それにしても、コンマ2秒程度の差とは・・」
「小寺製作所」、今年は毎回表彰台だ。
初戦の「高島ペーロン」での初優勝の際「小寺黄金期が到来するかも」
と記事に書いたが、まさにそうなった1年であった。
春の県外遠征「宇治大会」こそ予選敗退であったが、
夏が来て琵琶湖に舞台が移ってからは
「高島ペーロン」優勝。
「東近江ドラゴンカヌー大会」一般の部3位入賞、女子の部準優勝。
「ドラゴンキッズ大会」(平野チームで出場)親子の部優勝、小学生の部
準優勝。
「びわこペーロン」10人漕ぎ混合の部、準優勝。
「スモールドラゴン選手権」シニアの部、3位入賞。
「1000m大会」敗退(注:長距離は弱い・・)
「グランドシニア大会」優勝。
・・というのが今年の「小寺製作所」の全戦績だ
私は(日本選手権とかぶった)「東近江大会」は見逃しているが、
他の大会はすべて観戦し「小寺製作所」の活躍を目前で見ている。
その感覚からすれば、琵琶湖の中で留まっているのが勿体ないと思う、
是非、来年は、各地の大会に参戦してもらいたいと思う。
次いでの表彰は「Rスポーツマンクラブ」の2チームだ。
連覇を逃して残念だに思っているだろうし、ワンツーフィニッシュの
予感もあった様子なので、伏兵「小寺」にしてやられたという感じ
であろうか。でも、「小寺」の好調はわかっていた事だし、もしここに、
「スモール選手権」のオープンの部で3位に入賞した熊本のスーパーシニア
チーム「津奈木B]が来ていたら、彼らも、平均年齢が「R]と同様の
55歳オーバーなので、恐らくハンデ込み合計タイム1分50秒を切って
圧勝した事であろう。
勝負は時の運、様々な要素や状況がからんで、微妙なところで結果が出る。
「R]は、今回はダブル入賞でとりあえず満足してもらって、来年また
優勝を取り返すように頑張ってもらいたいと思う。
「小寺」の表彰の時、
「R」の監督から「今日は、これくらいで勘弁してやるぞ(笑)」と
ジョークが飛び出していた(もしかすると本音かもしれないが・笑)
「R」は、結局、1000mと合わせ3つの入賞で、今夜は大阪で
「祝勝会」をやると言っていた。
まあ、台風が近づいているので、ほどほどにね・・
(後日聞くと、結局台風接近で祝勝会は中止した模様だ)
大会終了後・・
雨が強くなってきたが、スタッフの仕事はまだ終わらない、
ドラゴン艇を、モーターボートでひっぱり、西琵琶湖雄琴の「オーパル」
まで運ぶのだ(水上直線距離で約12km)
これはなかなか天候によっては大変な作業らしく、一昨年の異種混合
ボート競争「Head of The Seta」では、高波でドラゴンボートの回航
(今回と同じように、雄琴から瀬田までの12km)が出来ず、天気が
良いのに、ドラゴンボートの部のみ中止になってしまった事もある。
さて、時刻は午後2時前、「スピード運営」により予定よりだいぶ
早く終了した、私も、雨が強くなる前に撤収するとしようか・・・
引き続き来週は、静岡でのツナカップ大会が予定されている。
ただ、台風18号は、この後、近畿をかすめながら東海、関東を直撃し、
ツナカップ会場の清水市にも甚大な被害を与えたらしい。
おまけに、続く台風19号が発生しており、またしてもドラゴン大会に
台風の影響が出そうだ、選手の皆が楽しみにしている人気のツナカップ
大会であるから、無事開催できると良いのであるが・・・
追記:しかし、結局ツナカップは中止になってしまった。
台風の直撃直前で、天候としては大会は出来なくはなかったのだが、
会場の清水港には、避泊(避難の為に停泊すること)の船舶が沢山
入ってきていて、会場そのものが使えなくなってしまったのだ。
ツナカップが予定通り行われていたのなら、歴史的に極めて稀な
「ドラゴン艇を用いたターンレース」が実現していたのに残念で
ある、来年は是非ターンレースの実施を期待したい。
(次回大会記事に続く・・)