2014年9月28日(日)、大阪池田市、猪名川(いながわ)河川敷
で行われた「第一回猪名川ドラゴンボートフェスティバル」の
模様より、中編。
第一回大会ながら、市内の部11チーム、市外(オープン)の部
19チームが集まり、なかなか盛況だ。
写真はオープンの部で参加の「フォーティーズ」だ、大阪の中堅
ドラゴン専業チームであり、昨年は琵琶湖1000m大会で3位
入賞の実績を持っている。
さて、今年は、大阪で新規の大会が2つ始まっている、
南港ATC大会とこの猪名川大会だ。
これで大阪府下で行われる大会は年間で8つ、北港(春)、ATC、
高石、天神(日本選手権)、岸和田、猪名川、関空、北港(秋)と
なっている。恐らく、これで大阪府は(夏場に沖縄各地で行われる
ハーリー大会を除けば)日本で最も多くドラゴンボートの大会が
行われる都道府県となっている事であろう。
多分、次点が滋賀県で、高島ペーロン、東近江、ドラゴンキッズ、
びわこペーロン、スモール選手権、1000m、グランドシニア、
と7つ、ここに異種混合戦のHead of The Setaを入れれば大阪府
と並ぶことになる。
あと、大阪では、ドラゴンボートを使ったイベントとして、
春の「ドラゴンさくら」、秋の「ツール・ド・水の回廊」がある。
これだけドラゴン大会が多くなると、どうしても開催日時が
被ってしまう、今年の例では、天神(日本選手権)大会の日に3つ、
関空大会の日に4つ(琵琶湖の大会を1000mとグランドシニアの
2つと数えれば合計5つ)の大会が被っている。
イベント主催側の事情もあるのだろうが、ドラゴンの選手の数は
限りがあるので、被りはなかなか厳しいところ。
まあ、でも5月~10月のシーズン中の土日の数も限りがある、
そして、ゴールデンウィークはや盆休みはチームの集まりが
やや厳しい。あと残っている週末は数えるほどしかない。
4月下旬の埼玉大会、大阪・北港スプリント(春)を皮ぎりとして、
5月上旬はGWなので、やや厳しいが、2014年は大阪・ATC大会と、
鹿児島県・伊佐ドラゴンカップ、沖縄那覇ハーリー大会が
行わた。ちなみに、沖縄では、前述のように県内各地で
様々なハーリー大会が行われると聞いている。
5月中旬、宇治大会(京都)、
5月下旬、東京大会、相生ペーロン(兵庫)
5月下旬~6月上旬、横浜大会
6月中旬、高石大会(大阪)、
6月下旬、御前崎市長杯(静岡)が行われる。
7月上旬は空いてそうだが、ここに来年の大阪ATC大会を
入れようか?とATC側とは話をしている。
7月中旬、日本選手権(大阪)、岸和田(大阪)、東近江(滋賀)
7月下旬、滋賀の高島ペーロンと長崎ペーロンだ。
8月上旬、滋賀のドラゴンキッズ大会および、久美浜(京都)、
九頭竜(福井)がある。
8月中旬、盆休みぎりぎりで東郷湖(鳥取、今年は荒天中止)がある。
8月下旬、このあたり今年は日程不定となったが、例年では、
関空大会、あるいはびわこペーロンがある。
9月上旬、今年は大会は無かったが、例年は琵琶湖関連大会がある。
9月中旬、スモール選手権(滋賀)と東大島(東京)
9月下旬、今回の猪名川大会(大阪)
10月上旬、今年は、関空(今年は荒天中止)、琵琶湖1000m、
琵琶湖グランドシニア、坂出(香川)、中川運河(愛知)
10月中旬、静岡ツナカップ(今年は荒天中止)、大阪の水の回廊。
10月下旬、江ノ島、北港スプリント(秋)(今年は11月上旬)
根占(鹿児島)
11月中旬、Head of The Seta 、このあたりでシーズンオフだ。
この分だと、これ以上大会が増えると、他と被らずに日程のアサイン
をするのは至難の業だ、あとは7月上旬と9月上旬しか空きが無い。
あるいは、シーズンをちょっと前後に延ばし、4月中旬シーズン開始、
11月中旬でシーズンオフとするかだ・・
それか、ATCとか道頓堀(?)とか、観客が多い事が予想される
大会では、あえて、GWや夏休みにぶつけ、集客効果を考えて
行くようにするか?だ。この場合、仮に参加チームが少なくとも
イベントとして成立するような方法を考えなければならないであろう
(たとえば、体験乗船会をメインとするなど)
で、ドラゴンのチームも勿論、同時に複数の大会に出るのは難しい、
そして大会運営の役員、特にODBA(大阪府ドラゴンボート協会)
のスタッフは、大阪をはじめ京都や滋賀の大会でもスタッフとなって
いるので、年間10大会以上というハードスケジュールだ。
特に派遣舵が厳しい、舵取りが出来る人が限られているため、
大会によっては、1日中舵取りをしている状態になる。
撮影もまたしかり、私も今年は16大会(関連イベント含む)の
ハードスジュールとなっている。
大会運営スタッフ派遣舵や撮影も、ドラゴンの選手と同様、
後継者を育てなければならない時期に来ているように思う。
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さて、前置きが少し長くなったが、大会の模様より、
まず、「猪名川大会」と聞いたとき、川でどうやってドラゴンボート
の大会をやるのだろうか?と一瞬思った。しかし、考えてみれば
天神(日本選手権)大会は、多少流れがゆるいとは言え、大川
(旧淀川)でやっているし、宇治大会も、派流とは言え、宇治川で
やっている。しかし、猪名川に、水流が弱く、水深も十分ある
という環境があっただろうか?と若干心配ではあった。
会場に行ってみると、川下に以下のようなものがあった。
これは、ゴム製の堰であり、「ラバーダム」と呼ばれることがある
(少なくとも、私は他の場所でこれを見たとき、そう書いてあった)
ちなみに「ラバーダム」で検索すると歯科用具が出てくるので、
こちらの機構は、正確には「ゴム引布製起伏堰」と呼ばれるらしい。
ゴム布製のチューブに水や空気を出し入れして、ダムとして川の
流れをせき止めたり排水したりできる仕組みとなっている。
とりあえず今日は大会があるので、「ラバーダム」は、パンパンに
膨ませていて川の水を堰止めている。とは言え完全にダムとなって
いるわけではなく、多少の水は川の左右の部分からチョロチョロと
流れている。なかなか凄い仕組みではあるが、しかし、この環境だと、
たとえば、前日等に大雨が降ったりしたら、大会当日はたとえ晴れて
いても、川の増水で大会は出来ないであろう、なかなか天候に対し
リスキーな環境だ、前編で紹介したが、主催の池田JC(青年会議所)
が「てるてる坊主」を沢山作っていた気持ちがわかる。
チョロチョロと流れているので、水流は目測で毎秒10~20cm程度、
加えてフォローの風、推定3~5m。場合によりタイムに2~3秒の
影響が出そう(速くなる)な状況だが、これまで走行したドラゴン専業
チームの200mタイムを見ると、1分前後で、ほぼチームの実力値に
等しく、思ったよりもノーマルなコンディションに近そうだ。
専業チームで本日の最大勢力は、地元池田に近い「吹田龍舟」だ。
吹田龍舟 COOLOVE(クールラブ)、吹田龍舟 Q楽部(クラブ)
吹田龍舟倶楽部K の3チームをエントリーしている。
スモール形式の大会では、今年は「bp」が3チームを投入する
事が多かったのだが、今回は何故か主軸の「bp」が無しで、
派生チームの「DDT」と「都島」のみ参戦。
地元に近い豊中の「Rスポーツマンクラブ」も、本家の「R」の他、
仕事関連で召集した「豊中市内の郵便局チーム」というチームを
編成してきて、実質的には2チーム参加だ。
また、滋賀の雄「琵琶湖ドラゴンボートクラブ」は、今回は
「びわどら」と「びわにゃん」の、やや脱力モード(笑)での
ダブルエントリー。
兵庫の「team BANANA」も、例によってダブルエントリー。毎回の
ユニークなネーミングが気になるところだが、今回は「蒼龍」「晴龍」
という、まるで第二次大戦中の航空母艦のような渋めの名前だ。
・・よって、まあ「吹田龍舟」が、今回の最大勢力で3チームという
事になっている。
ちなみに「吹田龍舟」、組み合わせ表で「吹田龍船」になっていた、
途中から気がついて直したらしいが、前回スモール選手権の時にも
「関西龍舟」が「関西龍船」になっていたので、パソコンのFEP
(漢字変換機能)が”船”を優先に学習されていたのかもしれない。
つまり、”りゅうしゅう”、というのを変換しても”龍舟”とは
表示されないので、龍・舟と1文字づつ打たないとならないからだ。
「吹田龍舟」の3チームは、若干の実力差をつけている模様で、
「吹田龍舟倶楽部K」が3チーム中最速の57秒台を予選1回戦で
マークしている、このあたりのタイムが予選突破ラインと私は
予想しているのだが、今回は予選2回戦のタイム合計(平均)ではなく、
2回戦のベストタイム制なので、もし今後コースコンディションが
変わると、準決勝進出タイムにも変化が出てくる事であろう。
こちらは「近畿車輛 電龍」、外国人研修生の帰国で大幅なメンバー
交替があった事は、他の記事でも何度か伝えているが、ぼちぼち
新メンバーが定着してきた様子だ、
「近車」(省略することが好きな関西人の間では「近畿車輛 電龍」
は、近車(きんしゃ)あるいは。電龍(でんりゅう)と呼ばれている
事が多い)の今日の予選タイムは、1分2秒台と、ちょっと予選突破
の予想タイムには届いていない、まあ、新規メンバーによる初年度
なので、今のところはしかたが無いであろう。
時刻は11時過ぎ、市内の部は予選2回に突入。
猪名川大会は2艘建てなので、レース数が40弱と多い、このため
2艇づつのスモール艇を交互に使い、10分間隔での発走となって
いる、今のところ進行は極めて順調で、予定より20~30分
巻いている(早まっている)状況だ。
しかし、やや風が出てきた、推定風速は5~8m。「吹き流し」が
あれば分かりやすいが、あいにく会場近くには設置されて無い。
タイミングによって強く吹いている。ドラゴンのレースに対しては
フォロー(追い風)なので、若干タイムに影響(速まる)が
あるだろう、また、スタートで艇が安定しなく、揃わないので、
これからのレース進行が遅れるかも知れない。まあ、でも後者は
今のところ約30分の貯金があるのであまり心配はいらない。
問題は、風によるレースタイムの変化だ。
順位戦であれば、同じレースの間は、どの艇もほぼ同じ条件なので
あまり関係ないのだが、本日はベストタイム制なので、フォローの
風が強い時に漕ぐチームが若干有利になる。
(ただし、実際のところは、風よりも、水流の変化によるタイムへの
影響の方が、直接的で大きい)
また、現在行っている市内の部の2回戦だが、まったくの初心者
チームが大多数だ、このような場合、1回戦で非常に遅いタイム
(例えば1分30秒近く)であっても、2回戦では、いっきに
そのタイムを10秒~15秒も縮めてくる場合があるのは、他の
大会などでも何度か見ている。
おまけにフォローの風だ、実際に2回目が10秒以上速くなった
市内チームを上げてみよう。
チームロックペイント 1分24秒→1分09秒 (15秒短縮)
チームチギッターズ 1分22秒→1分10秒 (13秒短縮)
team NT フレンズ 1分17秒→1分06秒 (11秒短縮)
ちーらんず 1分19秒→1分09秒 (10秒短縮)
まさにビギナーから一足飛びにジャンプした形となる。
ただ、1回戦がかなり速かった市内チームは、さすがに伸びしろは
さほど大きくは無い、それでも、フォロー風の影響か、すべての
市内チームが2回戦でタイムを伸ばし、いくつかのチームでは
1分1秒前後の好タイムが続出し、準決勝進出タイムがほぼその
あたりで大接戦となった。
結局、市内の部の準決勝進出のチームとタイムは以下の通り。
1分00秒 わいるどふぁーむSC
1分01秒 池田市役所本庁野球部
1分01秒 川西青年会議所 梅野丸
1分01秒 明武館田邉道場やわら
秒以下の単位は省略しているが、4チームともほぼ同等のタイムだ
また、予選敗退となった残りの市内チームのタイムは以下の通り
1分07秒 池田青年会議所OBチーム
1分11秒 西田工業
1分11秒 寛輪会
結局、市内の部は、タイムトップから最下位まで約10秒の
範囲に収まっている、もし来年の大会でも同じチームが出てくる
のであれば、実力差はあまり無い状況なので、練習したチームが
勝てるという図式になるのであろう。
EOS7D で動画撮影をしているカメラマンがいたので話を聞いてみる。
匠「どちらかのチームの応援ですか?」
カ「いえ、私は元々今日の大会の音響担当なのですが、
大会の記録として動画をちゃんと撮っている人が(青年会)に
いないようなので、カメラを借りて撮っているんですよ。
匠「音響と撮影の掛け持ちですか!? そりゃあ、しんどいですね」
カ「しかし、ボートはなかなか難しいですね、三脚立てても一瞬で
通り過ぎるし、こうやってパンできるように(カメラを左右に振る)
しているのですが、こっちに向けると酷い逆光で・・」
匠「確かに今日のような快晴だと、光がとても難しいです、
この時間だと、川の対岸からの方が撮りやすそうですが、
それもまあ、レースの内容によるし・・ 接戦か、独走か、
どちらのレーンが速いか・・ 市内の部のチームは過去のデータが
無いので、どういう風に撮ったら良いものか・・?」
カ「私も趣味でスティルをやっているのですが、静止画の方がまだ
自由度が高くて撮り易いです、記録動画は全部撮らないとならない
ので、まったく自由が利かないし、変にプレッシャーかかります」
匠「そうですね・・ 大変でしょうけど、まあ頑張ってください」
その時はそこまでの話だったのが、しばらくして、音響&カメラマン氏
が話しかけてきた。
カ「あちゃ~、とてつもないミスをしてしまいました!
ホワイトバランスが白熱灯のままでした(泣)」
匠「ありゃりゃ、元々EOSは、デジカメですからね、そりゃあ前回
とか室内で撮っていたら、白熱灯にしますでしょうね・・
しかも動画ですか・・PCの動画編集ソフトでも、簡単には
治らないかもしれませんね(汗)」
カ「まさに真っ青です(苦笑)」
(注:ホワイトバランスを白熱灯モードにして昼間屋外で撮影すると
画像が真っ青になってしまう)
匠「しかたないですね、幸いにしてまだ準決勝前なので、それ以降の
レースを撮るしか無いですかねえ」
か「ほんと、失敗しました(半泣)」
ここ2~3年で、業務用の動画でも、EOSなどのデジタル一眼で
撮影するスタイルがすっかり定着しているが、色々と落とし穴が
あるなぁ、と感じた次第だ。撮影機材としては共通化できるので
便利なのかもしれないが、まあ、静止画と動画では撮る際のマインド
(気持ち、考え、意図、狙いどころ、目的)が全く異なるので、
そうした気持ちまでは共通化できないという事なのであろう。
さて、オープンの部(ドラゴン専業チーム)も予選1回戦が終了し
2回戦に進んでいる、1回戦終了時点でののタイム上位は、以下だ、
55秒 「都島」(大阪市立都島工業高等学校M's Power)
57秒 「吹田龍舟倶楽部K」
58秒 「南風(なんぷう)」
58秒 「DDT」(道頓堀ドラゴンボート大会 Coming Soon!)
59秒 「Team Banana 蒼龍」
59秒 「びわどら」
他のドラゴン専業チームは1分以上のタイムだが、さほど差が
あるわけではない。私の事前予想としては、DDT,都島、南風は
ともかく、準決勝枠の残りの1つのチームが実力伯仲で難しかった。
具体的に言えば、DDT、都島に、本家bpが加わった状況で、
本年度、過去のスモール大会でどのような結果になったかと言えば、
ATC大会での決勝は、bp軍団に次いで「吹田龍舟」が残った。
宇治大会での準決勝では、鳥取の強豪「しげる」(本大会不参加)が
残っていたので参考情報無し、また、スモール選手権では、選手権の部
では、bp+九州軍団3チームの構図に、またオープン(一般)の部の
決勝では、DDT、都島に、鳥取「しげる」系の「東郷ドラゴン」と
関空飛龍(本日不参加)が残ったので、これも参考情報無し。
つまり、過去の1回だけの事例を頼れば「bp」軍団に続くのは
「吹田龍舟」という事になるのだが、予想としてはあまりに薄弱な根拠だ。
あるいは、ここで、2回戦に対し、各チームがどのような作戦を立てて
くるかで勝敗が決まってくるかも知れない。まあ、それが本筋であろう。
ここで動いたのは、上写真の「琵琶湖ドラゴンボート倶楽部」だ、
今回の大会は「びわどら」「びわにゅん」という「脱力モード」での
参戦であったのだが、予選1回戦で、「びわどら」および「びわにゃん」
が準決勝進出に手が届く可能性のあるタイムであったので、
琵「よし、ちょっと頑張ってみるか!」となったようだ。
今回の大会規定では、1回戦と2回戦のクルー変更が可、となっている。
このルールを最大限に生かせるのは、複数チームでエントリーしている
場合だ。つまり、bp、吹龍、Banana、琵琶ドラ、R、の5チームだが、
「bp」すなわち「DDT」と「都島」は、準決勝に残れるだろうから
対策の必要は無い。また「R]も残念ながら別チームがビギナーなので
準決勝には届かないだろうから対応はしてこないだろう。
「吹龍」および「Banana」は、すでに最強メンバーをそろえたチームを
編成している、すると、残った、メンバーチェンジ可能なチームは、
「琵琶湖ドラゴンボートクラブ」しかないではないか・・
果たして、脱力モード(笑)であった「琵琶ドラ」が動いた。
予選1回戦では、「びわどら」「びわにゃん」を平均的実力にして
いたのが、予選2回戦で「びわにゃん」側に最強メンバーを集結、
その結果として、「びわにゃん」が55秒の好タイムを叩き出す。
弱体化した「びわどら」は1分3秒の平凡なタイムに終わったが、
これで「琵琶湖ドラゴンボートクラブ」としては、「びわにゃん」の
準決勝進出がほぼ確定したので、戦略的には成功であったのだろう。
匠「ずるいですよ、”びわにゃん”と言ったら、今まで女子チームの
名前だったでしょう? 2回戦では殆ど女子は乗ってないし(笑)」
び「うまくしたら(準決勝に)残れそうだったので、思い切って変えて
みました」
匠「いや、それは良いんですよ、それも立派な戦略ですからね、
私が言っているのは、そうするならば「びわどら」のチームの方を
強くするべきで、何故、あえて「びわにゃん」なのかなぁ?って。
だって「びわにゃん」が「bp」軍団に続く成績を残した、って
ずっと記録に残るんですよ、後世の人が見たらどう思うか(笑)」
び「・・・あはは、そこまで考えてませんでした」
「bp」軍団は、2回戦でも、「都島」が「DDT]を僅かに
上回り、55秒の好タイム、しかし、フォローの風の好条件なのに
「都島」はタイムが伸びていない(DDTは2秒縮めてきている)
若手選手中心の「都島」はこのあたりが限界なのか?
いや、それとも新人強化としての参加目的が主である「都島」は、
まだ漕ぎが安定しない段階なのであろうか?
都島の体育教師であるT氏が「DDT」の鼓手となっているのも
ややこしく、かつなんとなく不気味だ、ちなみに「bp」の選手で
すらも、T氏がDDTに居るので「どっちかわからずややこしい」
と言っていた。そして「都島」の鼓手は「新・美少女」だ。
「bp」軍団の戦略がよく読めない・・恐らくだが。育成のつもりの
「都島」が、思いの他、善戦しているという事なのだろうか?
「びわにゃん」が好タイムを出したことで、準決勝進出枠がさらに
熾烈化してきた、この分だと、当初予想の57秒では予選敗退に
なってしまう、突破タイムは56秒、いや55秒という可能性も
出ている、55秒は今日のコンディションではそう簡単に出せる
タイムでは無い、果たして、この激戦、どうなるのであろうか?
長くなってきたので、以下、後編に続く。