2014年9月14日に、滋賀県大津市「琵琶湖競艇場」にて行われた
「第2回スモールドラゴンボート日本選手権大会」の模様より。
さて、前編に引き続き、今回もまた選手達の人間模様を中心に
観戦記事を書いていくこととしよう。
写真は「大阪市立都島工業高校 M's Power」チーム。
まあ、「bp」軍団の一角のチームである。
「bp」は、出る大会で、ほぼ常勝の超強豪チームであるが、
その主力メンバーは30数名、通常の20人漕ぎドラゴン大会では、
厳選したメンバーを、1軍の「bp」として、新人メンバーを
数名補充したチームを「bpジュニア」としている。
そして10人漕ぎのスモールドラゴン大会では、通常3チームを
参戦させている、今年は「ATC大会」「宇治大会」に引き続き
この「スモール選手権」でも例によって3チームをエントリー。
この時の主力チームは、やはり「bp」であって、他ベテラン勢は
「DDT」(道頓堀ドラゴンボート大会 Coming Soon!)に乗り、
若手は、こちらの「大阪市立都島工業高校 M's Power」に乗る。
「bp」の主力メンバーのT氏が、こちらの都島高校で体育の
先生をやっているとのことで、基本的に、メンバーは現役の
高校生ではなく、卒業生だそうだ。
ただ、今回の大会では、なぜか「DDT」と「都島」は、
選手権の部ではなく一般の部にエントリー。理由は聞かなかったが
恐らくは選手権の部に出場するには、ドラゴンボート協会への登録が
必須であろうから、それは「bp」として登録しているのであって、
派生チームである「DDT」と「都島」は登録外になってしまって
いるのかも知れない。まあ、そのあたりの事情はともかくとして
他の一般ビギナーチームとしては、超強力な「DDT」と「都島」が
何故か同じカテゴリーで漕いでいる事になるので、ちょっと困った
状況であろう。
実力別カテゴリー分けを実践する際に、静岡や相生の大会のように、
上下のリーグで成績に応じて入れ替えを行うのも1つの解決方法だが、
今度は、メンバーは毎年一定ではない、という問題も出てくる。
前編で書いたように、大学チーム等では卒業入れ替えがあるし、
専業チームにしても代替わりがある。
たとえば、以前天神大会で連覇をした超強豪「陸(くが)ペーロン」
チームは、今年の相生ペーロンで会った時には、すっかりメンバーが
替わってしまい、今は中学生メンバーをも含むファミリーチームの
ようになってきている、2部から1部(サッカーのJ1,J2のようなもの)
に上がったところだったのだが、チームのメンバー改変期に当たると
チーム名だけでは強さは測れないという事になると思う。
さて、こちらは「関西龍舟」(大会パンフの”関西龍船”は誤記)
一番右の外国人男性は、選手の方ではなく、女子選手の彼氏で
福井で英会話の先生をやっているそうだ。彼はよくドラゴン大会の
応援に駆けつけてくるので、私も4~5回会った事がある顔なじみだ。
昨年は、まだ日本語が達者ではなく、私も英語で会話していたのだが
最近は、ずいぶん日本語が上手になった模様で、今回は完全に日本語
のみで、まったくコミュニケーションに問題はなかった。
私も海外生活の経験があるが、1年あれば、かなり現地の言葉や文化
に馴染んでくるように思う。
彼はEOSを持っているのだが、レンズが50mmの単焦点レンズなので
ドラゴンの撮影に使うには、かなり短いので上手く撮れない様子、
なので最近は、カメラを持ってきていない。今度会ったら安い望遠
レンズを紹介してあげることにしようか・・
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望遠レンズと言えば、「Team 浪わ」の監督氏が、SONY NEXミラーレス
一眼を入手した模様で、今回持ってきて撮っていた。
匠「あ、NEX買われたのですか? でも純正レンズは確か200mmまで
しかなかったですよね?」
浪「そう、これ、200mmですよ、でもこれでは望遠が足りないんだなあ、
匠さんのは? 400mm? やはりそれくらい必要かな?」
匠「でも、NEX用は200mmまでしか売ってないんです、アダプターとか
使って他社レンズを付けれないことは無いのですが、望遠と小型
カメラは、バランスが極めて悪くて・・
私も、一度NEXに400mmをつけてドラゴンを撮ったけど、構えない
ので腕が疲れて、1日撮るのは困難でした、おまけにレンズの
重さに負けてアダプターのネジが緩んでしまい、散々でした」
浪「さて、どうしたら良いでしょう?」
匠「え~と・・ あ、そうそう、プレシジョン・デジタル・ズームと
いう機能がNEXにはありました」
浪「説明書に書いてありましたが、どうやって操作したら良いのか・・」
匠「ちょっと貸してください、え~、まずは、プレシジョン機能を、
BまたはCのボタンに割り振ります、Cは・・ あ、メニューに
無いので無理ですね、では、Bボタンは? ふむ、ズームと書いて
あるので、多分これかな・・?
あ、上手くいきました。これでプレシジョンできます。」
浪「どう操作するのですか?」
匠「まず、光学ズームを200mmまでいっぱいにします、で、この下の
Bボタンを押すと、プレシジョンのモードになります、ここで
背面ダイヤルを回すことで、さらに3倍程度ズームアップできます、
モニター画面は単純拡大なので非常に汚く見えますが、撮ったら
そこそこ綺麗ですよ」
浪「どれどれ・・ あ、大きく写ります、これは便利ですねえ!」
匠「はは、よかったです、銀塩換算で1000mmくらいになっていると
思います、じゃあ、これでしばらく撮ってみてくださいね」
「浪わ」の監督氏、カメラの事を知らないという訳ではなさそうだが、
それでもカメラの機能を全部使いこなしている様子では無い。
これが一般のデジカメユーザーであれば、さらにその状況は顕著で
カメラの全機能の10分の1、いや、下手するとフルオートでしか
撮らずに、100分の1も使いこなしていないというのが常だ、
これは非常に勿体無い状況、ビギナーユーザーの殆どは、その状態
でカメラの写りがどうのこうのと言っているのだが、それは意味が
無く、たとえ古いカメラであっても、それが持つ機能を100%
駆使する事で、最新機種を凌ぐように撮れる事は、ごく簡単な理屈だ。
今日の私のメインカメラは、SONY α-700 、これまで使っていた
コニカミノルタα-7デジタルが齢10年を経過し老朽化してきたので、
(・・とは言え、悪天候などの際には未だ現役だ)使いつぶした際に、
ということで、7年前に発売の α-700を昨年購入。この中古価格は
3万円を切っていた。しばらくこれを使い、数年後にα-77あたりを
買おうと思っている。まあ最新機種の流れから5~6年遅れで
あるが、新しいカメラが圧倒的に良いという訳ではないので、
機能を使い込むならば、古いカメラで十分なのだ。
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さて、またカメラの話で脱線しそうなので、ドラゴンに戻そう。
こちらは静岡の強豪「海猿火組」、艇が「旧艇」なので、一般の部、
新人若手メンバーが中心の「海猿火組ジュニア」の方だと思われる。
新人とは言え、低いフォームで水をよく捉えている、
「海猿火組ジュニア」は、準決勝まで進出し、2位となったが、
3組ある一般準決勝では、2位チームの中から上位タイムのチーム
が決勝進出のルールで、残念ながら「ジュニア」はタイム差で敗退。
「海猿火組」応援団の女性も複雑な表情。
しかし、本家「海猿火組」の方は、選手権混合を予選タイム57秒で
1位勝ち抜け、準決勝では、同じく57秒であったが、和歌山の強豪
「くまもっこり」と僅差の勝負で2位。ただしこちらのレースは
2位抜けで決勝進出だ。「海火」は代替わりの途中だが、10人漕ぎ
ならばまだ主力メンバーが揃うのであろう、さすがに静岡最強を
謳われただけあって強い。決勝でどこまでの順位が取れるか楽しみだ。
さて、選手権オープンの部では、敗者復活戦を控えで「常翔喜龍」が
なかなか苦戦中。というのも、これから当たるチームが滋賀の強豪
「池の里Lakers!」と、熊本の強豪「津奈木海龍B」チームだからだ。
正直言えば、卒業による主力メンバーの交代を迎えた大学チーム
「常翔喜龍」と、「池の里」「津奈木」では、大差がついてしまう
恐れがある。ただ、選手権オープンの敗者復活は2位抜けだが
3位でもタイム上位で準決勝進出のチャンスがあるので「常翔喜龍」
もあきらめずにタイムに集中して欲しい。
こちらが、その「池の里Lakers!」
匠「池の里さん、この敗復は2位抜けですから「津奈木B」さんには
勝てなくても良いのでは?」
池「そういう訳にも行きませんよ、どうせ先で当たるし(笑)」
匠「選手権オープンは、準決勝以降は超激戦でしょうねえ・・
全国から強豪が集まるこの大会では、さしもの池の里さん
も苦しいという感じでしょうか・・ やはり、そろそろ
シニアへ転向ですかねえ?」
池「でも、今当たる「津奈木B」さんは、50歳台のメンバー
が何人も入っているシニアチームですよ、で、あの速さ、
我々も、平均年齢40歳くらいだったら、もう少し頑張ら
なくっては、と思ってしまいますよ」
匠「そうですねえ・・ 「津奈木」さん見ているとね・・」
ということで「池の里」は2位で無事準決勝進出となったものの、
「津奈木B」には、3秒の差をつけられて58秒・・
「津奈木B」は55秒、20数年前の天神大会初回から漕いで
いる超ベテランだが、さすがに速い、それなのに何故敗者復活
に出ているかといえば、予選で「bp」と当たったからだ、
「bp」は、53秒とさらに速い、まったく、この選手権オープン
は、化け物のような強豪チームばかりなので、それらと対峙する
チームの選手達はさぞかし心身ともに疲れる事であろう・・
さて、今回の大会のカテゴリーだが、一般オープン、
選手権オープン、選手権混合、選手権女子、選手権シニアの
5カテゴリーだ、本来は、ここに中学生の部が加わる予定であった
のだが、参加チームが少なくカテゴリーが組めなかったので、
中学生チームは一般オープンの部に混じって漕ぐこととなった。
しかし、さすがに大人のドラゴン専業チームに混じってでは
予選敗退となってしまったのはいたしかたがない。
でも、中学生の部が行われたとして「打出中」チームは表彰を
受けることとなった。
以前から、滋賀のドラゴンキッズ大会の強豪「池の里」や「小寺」
「龍人」の各チームに、「中学生チームを編成して、中学生大会を
盛り上げよう」という話をしていた。そうでないと、せっかく
小学生で「ドラゴンキッズ」をやっているのに、その後、高校か
大学になるまで「ミッシング・リンク」(空白の期間)が出来て
しまうからだ。今回、その呼びかけに応じて、各ドラゴンチームは
中学生に声をかけてもらった様子だが、実際のところ集めるのは
難しかった様子だ、「部活の都合で・・」というのが大半の理由
なのだが、恐らくは反抗期の年頃、「オヤジと一緒にボートなんか
乗れるか!」とかいう事になっているのかもしれない(汗)
ううむ・・もしそうだとすれば、なかなか難しい問題だなあ・・
一般オープンの部、こちらのチームは、ついに出ました!
静岡より初参戦の「遠州舸(はやぶね)会」
静岡御前崎大会での強豪チーム、今年はついに初優勝の栄冠を
手に入れた航空自衛隊チームだ。県外の大会には初参戦。
御前崎初優勝の後、「舸会」メンバーの方よりメールが来た
遠「匠さん、ドラゴンの大会って、他に何処でやっています?」
よし来たな! と思った。 理由はいくつかある。
まずは、御前崎という土地柄がある、私も毎年ドラゴンの観戦に
行っているが、御前崎は他地区との交流が少ないように、つまり
地域独自性が強いように感じているのだ。交通の便が悪いのも
1つの理由であり、たとえば御前崎港に行くには新幹線から
バスを2回乗り継ぎ、最後は徒歩数十分でやっとたどり着く。
そして、「遠州舸会」の実力であれば、他地区の大会でも十分
やっていける。メンバーの1人が横浜に転勤になるという事で
横浜協会の方を紹介してあげた、横浜でも漕いで貰いたいと
思っている、それもこれも、御前崎、すなわち「遠州舸会」と
他地区とを連携させて、見聞を広め、コラボして、様々な効果を
出していきたいと思っていたからだ。
私は、7月以降の大会の一覧をメールで送り、びわこペーロンや
スモールドラゴンが滋賀で行われるので是非参戦ください、と
伝えたのであった。
関西のチームであっても、他地区から強豪チームが初参戦する
のは色々と刺激になる、今回の大会では、特にそれが顕著に現れ、
「津奈木」「怒涛飛沫」「東郷Doragon」「奴RUN海」そして
「遠州舸会」などが参戦、若干マンネリ化してきた常連チームにも、
一石を投じてくれる事だろうと期待が膨らむ。
「遠州舸会」、一般オープンの部では、いきなり「DDT]と
当たり7秒の差をつけられて2位、そしてすぐ後ろには、
相生ペーロン強豪「奴RUN海」(2014相生ペーロンⅡ部決勝進出)
や、地元専業チーム「GPO」の姿があった。御前崎の覇者に
いきなりの洗礼だが、「DDT]と当たったのは順位戦の面から
言えば、ちょっと運が悪かったかもしれない。
「舸会」は敗者復活戦では、高島ペーロンの覇者「松陽台」と、
大阪の常連専業チーム「香里丘高校5期生」と当たる。
「松陽台」も慣れないドラゴンで苦戦しているが、元々は強い
チームだ、「遠州舸会」は、なんとか1位抜けで準決勝進出と
なったが、すぐ後ろには「松陽台」、ひやひやものだったに
違いない。
準決勝では、「関西龍舟バーバリアンズ」「関空飛龍」の専業
強豪チームと、地元滋賀の「堅田湖族」と当たる、
「関空飛龍」が一位となり、「遠州舸会」は僅差の2位だった。
タイムに応じては決勝進出であったが、残念ながら及ばず、ここまで。
まあ、でも、初戦としては良くやったと思う、御前崎での
ライバルは「海猿火組」だけであったのが、全国区となれば
まだまだ強いチームが沢山居てるのが分かったというのも
大きな成果だったろうと思う。
「遠州舸会」は、御前崎では「海猿火組」をライバル視して
いたのだが、今回の大会では、準決勝で敗退後も会場に残り、
同郷のよしみで、決勝進出を賭けた「海猿火組」を全員で
応援していたのが、とても印象的であった。
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ちなみに「遠州舸会」と当たった「香里丘高校5期生」であるが、
先日、その故郷(?)の大阪府枚方市の「香里丘」近辺を散歩して
来たのだが、そのあたりには「茄子作」(なすづくり)という変わった
地名があり、古くからの町並みがそのまま残っているという場所だ。
匠「先日、"香里丘"の"茄子作"に行ってきましたよ、
古い町並みの写真を撮りに行ったのですが、良い所ですねえ~」
香「あ、茄子作に来られたのですか?私、そこに住んでいるんですよ、
私だけじゃあなくて、あちらの選手も」
匠「へ~、じゃあ、昔からの名家なんですね、でも、茄子作のあたり
だけ、回りの住宅地とは雰囲気が違いますよね、なんだかタイム
スリップした感じで、とても良い雰囲気の町並みでした。」
こちらが「茄子作」の町並み。
「香里丘高校5期生」チーム、今回の大会の結果は、敗復で強豪の
「遠州舸会」「松陽台」に阻まれ、残念ながら準決勝進出ならず。
さて、大会も各カテゴリーでの準決勝、選手達もかなり
盛り上がりを見せている。(ちなみに、ジャンプしているのは
関西龍舟メンバーだ)
今回の大会はオールスター戦に近い状況なので、敗退チームも、
撤収せず、結構残って試合を観戦している、特に遠方から参戦の
チームは3連休で2連泊の予定を立てているメンバーが多いようで、
今日は3連休の中日、翌日に京都や大阪観光を予定しているようで、
慌てて帰る必要が無い模様だ。
しかし、さすがに地元ビギナーチームは敗退即撤収になってしまう
のだが、別の記事でも書いたように、もし、彼らがドラゴンチーム
の事を色々知っていたら、今日のレースは、きっと、とても興味深い
物であったのに・・と少し残念に思う。
そして、この大会には「選手権・女子の部」もあり、4チームが
参戦している、写真は相生から参戦の、女子最強チームの
「Super Dolphin」だ。
「ドルフィン」の強さは言わずもがな、という状況なのだが、
近年「Team 河童」との差が少し縮まってきている。
恐らくは200mレースでは2秒差、半艇身くらいだ。
「河童」と「ドルフィン」は元々良いライバルであったのだが、
「ドルフィン」は相生看護学校の出身、「河童」はボートチーム
の出身で、若干年齢差があり、ここ数年「河童」メンバーは、
結婚などでのメンバー交代の時期となって、「ドルフィン」との
差が開いてしまっていた、だが、ここにきて、何年も前のライバル
関係が復活しつつあるのは、観戦する立場からしても非常に興味
深い。 女子は、今回、大阪の混成チーム「どやさっ!」と
滋賀の古豪「スピリッツ」も参戦しているのだが、
上位の2チームとは、やや差が開いてしまう事が予想される。
私は「ドルフィン」やその兄妹チームである「磯風漕友会」とは
比較的親しくさせていただいているが、一般的なドラゴンチームから
すると、国内最強のこれらのチームとコミュニケーションするのは
なかなか敷居が高い様子だ、「磯風」や「ドルフィン」は、一見
ストイックかつ、孤高の存在なのだが、基本的には「ウエルカム」の
姿勢である事を、私は気がついている。恐らく、各チームの選手も
「磯風」や「ドルフィン」と話をすれば、きっと技術的なアドバイスも
色々と得られるであろうし、目指している方向が同じである事も気づく
と思う。
たとえば、以前あった「合同練習会」もそういう姿勢の一環であるし、
また新しい合同イベントも「ドルフィン」を中心に現在企画中との
ことだ。前記事「ドラゴン告知」でも紹介したが、念のためもう1回。
11月2日(日)に相生で開催される、女子ドラゴン選手の合同
練習会だ、場所は相生コスモマリーナ。当ブログの相生ペーロン記事
でも紹介したが、相生駅からは、約1.5km、まあ徒歩でも行ける範囲だ。
相生駅は、JR新快速で大津、京都、大阪、神戸三ノ宮などから直通で
行ける。午後からはBBQ懇親会を予定しているとのことだ。
午前中の練習会では「ドルフィン」の技を惜しみなく公開するであろう、
技を盗みたい女子メンバーは、是非ご参加されたし。
ちなみにチームではなく、個人での参加も可能、参加費無料、
1つだけ注意事項だが、JRで行く場合は、昼特(ひるとく)切符を
利用の事、金券ショップなどで販売されているこれを使えば通常料金
よりはるかに安価な運賃で相生まで行ける。(区間分割切符となり、
数枚になるが、昨年からJRの自動改札は同時に3枚まで切符が入る、
それを超える場合は、精算機か有人改札に行けば問題ない)
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ドラゴンボートをメジャースポーツとして進化・普及させるには
どうしたら良いのか? 最近、そのあたりを私は色々と考える事が
多い。けど、たとえば、自身のチームが速く(強く)なれば良い、
というだけでは、どうにもならない事はだんだんわかって来た
ように思う。スポーツに(厳しい)練習はつきものだし、それが
根本なので、速さ(結果)を否定してはいけないのだが、ただ、
メジャーとなるには他にも考えなければならない点が多々ある。
まず重要なのは観客からの目線だ。
いくら速いチームでも観客から見た魅力が無ければ厳しい。
だから、チームには観客にアピールする個性やコンセプト(特徴、
方向性)を持ってもらいたいと思う。
それが何の意味を持つか?ということは、正直言えば、今の段階では、
あまり意味がない(汗) けど、例えば、ドラゴンのレースが観客に
とって魅力的なものになれば、方向性はガラリと変わるのだ。
例えば、ATCなどの商業施設、あるいは道頓堀などでは、観客が
沢山集まるであろう。そんな場合に、最も単純な例をあげれば、
観客からお金を取るレースが実現できる可能性がある訳だ。
仮にそういう風にビジネスモデルが変化すれば、ドラゴン選手達は、
自ら参加費を払って大会に出場するという、まるで音楽の発表会に
会場費を払うアマチュアミュージシャンのような状況から一転し、
ライブでお金を取れるプロミュージシャンのようにドラゴン大会も
変貌する。
こういう風に変わっていくためには、ドラゴンのレース観戦に
お金を払うに値する面白さがある事、それが全てであると思う。
「bp」と「津奈木」が仲良く談笑、チーム間交流は好ましいと
思うが、観客の前ではライバル同士のふりをしておけば良いと思う。
そりゃあ野球で「巨人」と「阪神」が仲良くしていたら、不自然で
あろうから、見た目はそうでない方が良いのだが、実は、仲良かった
というのも、ファン層に対する話題提供という視点においては、
意味のある状況なのだ、
色々な話題を提供し、観客の興味を是非引いてもらいたい。
「ドラゴンボート」という、ひと括りではなく「bp」や「津奈木」
なのだから、その個性を出せば良いという事だ。
「高校野球」とか、ひと括りに書かれているうちは、まだアマチュア、
巨人が、阪神が、というチーム名が、あるいは、鳥谷が、とか個人名
が話題になるようになれば、もはやそれはプロスポーツであるという
感じだ、「bp」や「津奈木」といった強豪チームは、いずれは、
速さだけでなく、スター選手とか名物選手を出すことも意識して
もらいたいようにも思う、場合により、その結果がドラゴンの世界を
大きく変える事になるかも知れないからだ・・
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さて、今回の記事も雑談で終わってしまったが、例によって無駄だとは
思っていない。何処のチームが優勝したか、とか、そういった情報は
協会WEBや、ネットのニュースとか、何処にでもある情報なのだ、
観戦記事では、チームあるいは選手に対し、感情移入できるような、
独自の視点での内容を提供できるようにしていきたいと常々思っている。
(以下、後編に続く)