「シズル感」という言葉がある。
厳密な用語ではないが、特に商業写真においては、「食べ物をより美味しそうに見せる」
などの工夫をこらす時に使われる。
代表的なシズル感は「水滴」である。
ビールの缶、あるいは、清涼飲料水の入ったコップ、日焼けした美女の肢体(笑)
・・・水滴があることで、ぐっと見るものをひきつけることができる。
まあ、簡単には霧吹きなどで水をつけてしまえば良い。
もっと本格的にやりたかったら、撮影用品の「水滴スプレー」を用いる、
この水滴は水ではなく、落ちにくい、乾きにくいなどの特徴があるが、
専門用途だから1缶で数千円もする。
まあ、そんな調子で撮影用の「シズル感」を演出できるアイテムとしては、「人工煙」、
「人工霧」、「人工氷塊」、「人工泡」、「人工ホコリ」などがあるが、いずれも数千円
くらいするので、まあ、そこまで本格的な商業写真を撮る必要な場合に限られ、
アマチュアの使うものではないだろう。
しかし、料理などを撮る場合は、人工煙などは実に有効であるので、アマチュアレベルで
あってもお店の紹介で使うなど、あるていど真剣(マジ)な用途であったら使って見るのも
効果的かもしれない。
ただし、お弁当に人工水滴なんかつけてしまうと、後で食べられなくなるかもしれないので
注意が必要である(笑)
水滴などはあまりやりすぎると「ポスターかいな?」ってくらいなるので、実際には水滴を
つけるといっても以下の作例くらいか、あるいは、もうちょっと増やすくらいか・・・?

---
「シズル感は、デジタル(加工)だったらどうなんだ?」
まあ、その世界で言えば色々好きなようにできる。
単に被写体に何かを付加するだけでなく、背景はもとより、質感も何でもかんでも・・・
それでも、「品」というのがあるから、あまりに、あれもこれも、とやってしまったら
なんだかわからない、・・というか現実感が無くなってしまう。
じゃあ試しに「匠コーヒー」に「人工雨」、「人工巨大水滴」、「人工水面」、「人工クロス光」
を加えてみよう。 人工シズル感の「てんこ盛り」である(汗)

さすがに、バカバカしいほど、嘘っぽい(笑)。 まあ、シズル感もほどほどが肝心である。