さて、2014年のドラゴンボート・ペーロン大会は、前半戦を
終了し、折り返し地点というタイミンングになっている。
ここまで、当ブログでは、本年度は以下のドラゴン(ペーロン)
観戦記事を掲載してきている。
2014年4月開催 北港スプリント大会・春(大阪)
2014年5月開催 南港ATC大会(大阪)
2014年5月開催 宇治大会(京都)
2014年5月開催 相生ペーロン競漕(兵庫)
2014年6月開催 堺泉北大会(大阪)
2014年6月開催 御前崎大会(静岡)
2014年7月開催 日本選手権(天神)大会(大阪)
2014年7月開催 琵琶湖高島ペーロン大会(滋賀)
2014年8月開催 ドラゴンキッズ大会(滋賀)(近日記事掲載予定)
で、今後の大会予定に関しては、以下のようになっているので、
チームの皆様、観客の皆様、是非ふるってご参集いただければ、
と思う。
2014年8月30日(土)びわこペーロン大会(滋賀)
2014年9月14日(日)スモールドラゴン選手権(滋賀)
2014年9月14日(日)東大島ドラゴン大会(東京)
2014年9月20~21日 江ノ島ドラゴンボートレース(神奈川)
2014年9月28日(日)猪名川ドラゴン大会(大阪/兵庫)
2014年10月5日(日)琵琶湖1000m・グランドシニア大会(滋賀)
2014年10月5日(日)KIX(関空)ドラゴンボート大会(大阪)
2014年10月5日(日)中川運河ドラゴン大会(愛知)
2014年10月12日(日)清水港ツナカップ大会(静岡)
2014年10月頃? 水の回廊(体験乗船会)(大阪)
2014年10月26日(日)北港スプリント大会・秋(大阪)
2014年11月16日(日)Head of The Seta (滋賀)
ちなみに、これらのドラゴンボート大会は、各々個別に行われていて、
野球やサッカーのように、年間を通しての通算勝敗をカウントして
いる訳ではない。(一部の大会では通算ポイント制度がある)
では、各大会の特徴や見所を順次紹介していく事としよう。
なお、私も全ての大会の観戦・撮影に行っている訳ではないし、
今年後半は、同一日に複数の大会が開催されるケースもあり、
同時観戦は物理的に不可能だ。今回も、あくまで過去の写真等で
紹介が可能な大会のみ掲載していく。
まずは8月30日「びわこペーロン」
第一の特徴は、土曜日に行われる事、他の大会がほぼ全て日曜日に
開催なので特徴的なのだが、選手など個人の、仕事の都合や休日の
過ごし方等でメリットもデメリットも両方考えられる。
そして、BBCびわ湖放送が主催なので、大会後に1時間番組が
放送される、放送エリアは滋賀県ローカルだが、TVに出てみたい
方はチャンス有りだ。加えて、最大の特徴は、入賞賞品の豪華さだ、
パナソニックなど、地元大企業が協賛しているため、家電製品などが
賞品となっている、また、近江牛、近江米など、高級ブランド食材も
副賞にあるため、賞品狙いのチームにとっては美味しい大会だ。
弱点であるが、天候に左右されやすい事、上写真は、一昨年の大会で
ゲリラ豪雨に見舞われた直後の混乱シーンだ、上空には暗雲たれこめ、
選手テントは強風で吹き飛び、係留しているドラゴン艇は流され、
カメラも浸水して液晶画面が白濁、本部テントには雨水が川のように
流れ込んで溢れ、危うくTVでよく見る「増水で孤立したキャンプ場」の
ようになってしまうところであった。
あいにく建物などへ避難するスペースは殆どなく、雨が降ると
どうしようもない。しかし、まあ幸い、1時間ほどで雨はやんだ。
雨がやんでしまえば、風光明媚な土地柄で水も綺麗であるから、
選手やその家族は、琵琶湖で湖水浴だ。
綺麗なのは琵琶湖の水だけではなく、観客には、綺麗なお姉さん達も
よく目立っている大会なので、そのあたりも重要なポイントだ(笑)
そして、例年このペーロン大会は、8月中旬に行っていたのだが、
今年は、8月下旬にシフト、まあ天候の心配は若干減るかも知れないが
最近の不安定な気象状況で、依然不安は残る。
天気がよければ、水や景色の綺麗な琵琶湖を満喫できる大会となる。
あと、課題として、5年ほど前から、ドラゴン専業チームがこの大会に
多く参戦して、地元ビギナーチームなどは、ほとんど勝てなくなって
いる事があ。地元の夏のお祭りとしての要素もあるので、あまり
チーム間に実力差がある状況は好ましくない、近年普及しつつある
実力別カテゴリー制度の導入が急がれる状況だ。
ちなみに、本大会は、10人漕ぎ、20人漕ぎの2つのカテゴリーが
存在していて(正確には、10人漕ぎは、さらに、オープン、混合、
女子の3カテゴリーがある)一応、実力やチームの事情に応じて
それらを選べるようにはなっている。
この大会では、地元の専業チーム「琵琶湖ドラゴンボートクラブ」の
多くの選手の方が運営スタッフとして加わっている、地元の大会を
盛り上げようと尽力して下さっているし、無理して多数のチームを
エントリーさせている状況だ。しかし、近年「かけもち」問題が発生し、
同一選手が複数のチームで漕ぐ事を問題とする意見も参加チームから
出た模様で、「かけもち禁止」のルールが出来てしまった様子であるが、
これは、そうしている方も、大会を盛り上げようとしている意図が
あるので、問題視する必要は無いと思う。
さて、次は、9月14日「スモールドラゴン選手権」
琵琶湖競艇場で10年ほど続いた「びわこスプリント大会」は、
昨年よりリニューアルされ10人漕ぎの「スモールドラゴン選手権」
となった。
大会の最大の特徴は、勿論、10人漕ぎ(12人艇)であること、
近年のライフスタイルの多様化により、休日等に多人数の選手を
招集するスポーツ(例えば、ドラゴンボート、サッカー、野球など)
のチーム編成が難しくなってきている。
中でもドラゴンボートは、最大規模の22人というメンバーなので
特に難しい。なので、近年では、漕ぎ手を半分の10人とした
スモールドラゴンが各地で普及しはじめている。そうした世情変化に
合わせたのが、この「スモールドラゴン選手権」だ。
昨年の第一回大会では60チーム前後が集まり、非常に盛況、
全国のドラゴン強豪チームも、1チームあるいは、2チームを
エントリーして、レベルの高い熱戦が繰り広げられた。
大会の第二の特徴は、恵まれた環境である。
琵琶湖競艇場は、その近辺には浜大津や三井寺、大津京、比叡山坂本等、、
観光スポットも多く、勿論琵琶湖での各種マリンレジャーもあるため、
観光やレジャーがてらでの大会エントリーもおすすめである。
そして、琵琶湖競艇場は、冷房も効いた巨大な無料観覧席があるため、
猛暑の中でも快適に観戦や飲食、レース待機、撮影などが行える。
この快適さは、過酷な環境の多い全国のドラゴンボート大会会場の
中では、頭1つ飛びぬけていて、他の会場の追従を許さない。
課題だが、何故か理由はわからないが、この大会は雨になる確率が
非常に高い事だ、「スプリント」から始まり、過去10年以上、
この大会を全て観戦しているが、その半分以上が雨だ。
9月という時期が悪いのか?と思いきや、多少日程を外して6月に
開催してもやはり雨。
これは、もしかすると「雨男・雨女?」ということで、それを疑い
”この大会だけに参加する”選手やスタッフがいるのだろうか?と
毎年チェックをしているのだが、今のところ見つかっていない(笑)
(なんとなく「磯風」が怪しいと思っていたが、相生ペーロンが
好天だったので疑いが晴れた(笑)、でも、昨年の本大会や
関空大会、今年の天神大会なども雨で、やっぱちょっと怪しい・汗
和歌浦大会もよく雨になったので、和歌山軍団も怪しいかも・笑)
まあ、でも雨になったとしても、選手や観客には快適な観覧席があるし、
撮影も、出艇場には屋根があるのであまり問題にはならない。
しかし、写真は遠距離望遠撮影では、途中の雨粒でコントラスト等も
低くなり、厳しい状況にはなるが、それはまあ、やむを得ない
ちなみに、同日、9月14日、東京(お台場)でも東大島ドラゴン
大会が行われると聞く。
また、翌週9月20日(土)~21日(日)には、神奈川・江ノ島で
ドラゴンボート大会が開催される模様だ。
こちらの大会告知ポスターは、今年から始まる「猪名川大会」だ。
9月28日に池田市(大阪)・川西市(兵庫)の県境の猪名川で行われる、
近くには、”ウォンバット”で有名な「五月山動物園」もある。
会場付近は、散歩撮影で何度か訪れた事はあるが、ドラゴン大会が
出来るとは意識していなかった。主催する池田JC(青年会)は
いい所に目をつけたかも知れない。 池田JCは、大会偵察という
ことで、本年のATC大会等にも選手としてエントリーしていた。
昨年までの大会が無かったということで、告知ポスターの写真は、
私の方より他大会での10人漕ぎ等の写真を提供させていただいた。
第一回目なので、どんな大会になるかや、その環境や特徴は、
まだ未知数であるが、ともかく、新たな大会は楽しみである。
猪名川大会のエントリー締め切りは9月12日ということで、
まだ日にちがある、大会告知が若干遅れていた模様なので、
参加可能なチームは、是非エントリーを。
10月5日、こちらも毎年恒例の「琵琶湖1000m大会」
および併設して行われる「グランドシニア大会」が、
滋賀県の瀬田漕艇場で行われる。
例によって、風光明媚な琵琶湖の環境、そして、ボート競技の
メッカとも言える「瀬田(琵琶湖)漕艇場」は、ボート競技者の
憧れの地でもある。
ボート競技を題材とした、ドラマ・映画の「がんばっていきまっしょい」
でも、女子高校生の選手たちが「瀬田に行くぞ!」との掛け声の中
気合を入れて練習していたシーンがある。
まあ、野球で言えば「甲子園」、ラグビーで言えば「花園」である、
ボート競技に係る以上は、是非1度訪れてみたい”聖地”と言える。
大会の特徴は、1000m、グランドシニアいずれも日本で唯一の
大会という事である、特に1000mについては、短距離レース
(200m程度)が主体の国内のドラゴンボート大会ではあるが、
海外では1000mや2000mの長距離レースがいくらでもあり、
それらの長距離レースに対応できるチームを育成したい、という主旨も
ある。今年の堺泉北大会でも、500mという中距離レースになった
だけで、ペースを必要以上に落としてしまうチームが続出したのだが、
もっと各チームに中長距離に慣れて欲しいという主催側の意思を是非
汲んでいただきたいと思う。
「グランドシニア大会」は、唯一の「年齢ハンデ戦」だ、これは、
50歳を基準として、チーム平均がそれを上回ると年齢に応じて
タイム(秒)をマイナスにするハンデ戦、下回るとプラスハンデだ、
これにより年齢を問わず公平なレースが展開できるという、かなり
ユニークかつ面白い趣向。現役最年長チームの「Rスポーツマン」が
毎年若干有利な展開なのだが、若手の「bp」等がプラスハンデで
大苦戦するところなどが、見ていてとても面白い。
今年は琵琶湖と同日の10月5日の開催となった「KIX(関空)大会」
例年は8月の最終週の開催であったが、今年は和歌山大会と統合を
図ったという話も聞いている。昨年の本大会は、大雨、強雨により
(珍しく)大会全体が中止となってしまった。
昨年の様子、選手達は全員集まっていて、連覇中の「磯風漕友会」
などはやる気まんまんのウォーミングアップ中であったのだが、
私の傘も強風で壊れてしまうような過酷な状況で、やむなく中止。
帰路、南海電車が人身事故で止まってしまい、何時間も電車の中で
暇つぶししていた思い出がある。
天候さえ良ければ、関空2期島は、観戦環境も良く、参加チームも
強豪が集まり熱戦を繰り広げ、空港・航空関連チームの、綺麗どころの
お姉さん達も選手や観客として多数いらっしゃるので(笑)
一般来場者(観客)には特におすすめの大会だ。
写真は1昨年(2012年)の大会の模様より。
ただし、夏場は直射日光を遮るものが無いので、従来はかなり過酷な
観戦環境ではあった、しかし、そのあたりも10月開催に変更になった
事で、恐らくは気候もよく、快適に観戦ができるであろう。
問題は、1000m&グランドシニアと、関空が同日開催という事だ、
参加チームは迷いどころであろう、おまけに、同日名古屋の中川運河
大会まである。今年、3大会がかぶったのは、日本選手権(天神)の
日にもあったのだが、ドラゴン大会が増えるのは良いことだが、
各地の間での横の連携も必要だと感じるようになってきた。
ちなみに、1私は、1000m大会の観戦・撮影に行く予定だ。
10月12日開催は、静岡県清水港の「ツナカップ大会」
大会の特徴は、非常に選手満足度の高い大会であるという事、
その根拠として、このツナカップ大会が、唯一、地元参加よりも
県外参加チームの比率が多い大会であることだ。
それが何?と思うかもしれないが、わざわざ遠征して大会に参戦
するということは、費用や時間の面でも、チームにとっては負担
なのだ、それを押して参加するという事は、どうしてもエントリー
したいという魅力が、その大会にあるという意味だ。
魅力の1つは、まず立地。会場はJR清水駅すぐの好アクセスであり、
それからグルメ、清水港には、鮮魚市場が併設されていて、新鮮な
海の幸にはこと欠かない、ちなみに、清水港はマグロの水揚げ量が
全国でもトップクラスである。選手やスタッフ支給の弁当も新鮮な
海鮮弁当であり、上位入賞の副賞は、チームで食べきれないほどの
巨大な冷凍マグロ1本、参加賞ですらツナ缶が全員に振舞われる。
同日、ツナカップ会場に隣接する広場では「清水港マグロ祭り」が
行われる、このため、非常に沢山の観客が、ドラゴンボート大会を
観戦する、まあ、一般観客は、赤勝て・白勝て、の応援にすぎないが、
それでも、ドラゴン競技の広報・告知の面では大変有益である。
選手達にとっても、沢山の応援の中で漕ぐのは楽しい事であろう。
清水周辺には、観光スポットも多数ある、世界遺産の富士山を
見れる日本新三景「三保の松原」、清水エスパルスをフィーチャーした
「エスパルスドリームプラザ」、ローカル線「静岡鉄道清水線」に
乗って「ちびまる子ちゃん」の舞台となった土地も見学できる。
3連休の中日であり、これらの観光をからめたエントリーもおすすめだ。
さらに、これはまだ検討中の極秘事項(笑)なのだが、
本年度のツナカップでは、「ターン制度」を導入するかも知れない
という事である(?) ターンは、ペーロン競技ではまれにあるが、
それでも数は少ない、ドラゴンボートは規定上「ターン無し」なので
ペーロン艇ではなく、ドラゴン艇を用いたターン競技は極めて珍しい
ケースになるかも知れない。是非ターン有りで実現してもらいたい
ところだが、現在、静岡県ドラゴンボート協会で、安全性・レース性
などを検証中とのことである。
そして、ツナカップは10人艇(8人漕ぎ)だ、これは、ドラゴンと
しては最小編成に近く、ある意味、遠方からでもチームが参加しやすい
とも言える、まあ、太鼓や舵を静岡協会から派遣してもらえれば
とりあえず8人揃えばエントリーできるからだ。
以前は、大阪から「関空飛龍」が参戦して、見事「B優勝」を勝ち
取った事もある。「関空飛龍」は、是非また行きたい、と言っては
いるが、今年は関空大会とも日程が近いので、どうなる事だろうか?
ちなみに、参加希望チームが多いので、毎年「抽選制度」と
なっている、エントリーしても出れるかどうかは抽選結果次第なのだ、
そのあたりも、この大会が選手満足度の高い人気大会である根拠となる。
こちらは、ドラゴンボート水上ツアー「ツール・ド・水の回廊」である、
今年(2014年)の開催日はまだ未定(不明)なのだが、毎年10月ごろ
に、このイベントが行われている。
これは大会ではなく、一般参加型の体験乗船会だ。
しかし、体験乗船とは言え、大阪を1週するという長距離であり、
途中休憩や昼食タイムをはさみながらの数時間の水の旅となる。
一般参加者が全員で漕ぐということではなく、数名のドラゴン選手が
クルーとして乗船するので、まあ、参加者はあまり真剣に漕がなくても
ドラゴン艇は進む。
圧巻は、大阪を代表する観光名所「道頓堀」での走行だ。
非常に沢山の観光客が「あれ何?手漕ぎボート?」と騒ぎ出し、
それらの観客の注目を一身に浴びる、そうなれば、デモ走行として
「模擬レース」の開始だ、「Are you ready? Attention Go!」という
合図で、水しぶきを跳ね上げる派手な漕ぎで観客を魅了する。
ドンドンドンという太鼓の音が、グリコ看板や、ドンキホーテ観覧車
に反響して道頓堀一帯は、一瞬、非日常の世界に突入するのだ。
強豪チーム「bp」のサブチームで「DDT(道頓堀ドラゴンボート
大会 Comming Soon)」というチームがある、これは勿論、こうした
道頓堀での異様なまでのドラゴンへの注目度からして、ここで大会が
実施できたら良いのに、という希望的観測なのではあるが、実際には
この企画はまだ具体的な段階には入っていない。そして、いざ実施と
なれば狭い川幅や多数往来する観光船との干渉など、さまざまな
課題が出てくるものの、非常に興味深い大会アイデアではあるので、
実現に向けて協力はしていきたいと思っている。
10月26日は、ドラゴンボート最終戦の「北港スプリント大会」だ。
大阪・北港はヨットハーバーであり、その存続に色々と課題を抱えて
はいるが、とりあえずはまだ継続できる。 私の個人的な構想だが、
もし将来、北港が使えなくなってしまったら、大阪のドラゴンチーム
は移転先を探す事になるだろうが、その際、南港ATC、あるいは
高石(漕艇場)というのが、候補にあがるであろう、その両者の
ドラゴン大会主催側(ATC株式会社、高石商工会議所)には、
そういったところで、少しづつ「含み」を入れていっている。
まあしかし、施設・設備・費用・運営・集客、ビジネスメリットなど、
考えるべき点は多数あり、まだ可能性を探る段階なのであるが
ここのところドラゴンの記事で良く書いている通り、現状の、選手達を
お客さんと考えるビジネスモデルは厳しい事が明白であるから、
将来的にはドラゴンを集客イベントとしてビジネスベースで成り立たせる
ような方向性を模索しない限り、ドラゴンの発展は無いと思っている。
「北港スプリント大会」は、年末の「締め」としての、懇親会の要素も
兼ねている、主にODBA(大阪府ドラゴンボート協会)の加盟チーム
が主体ではあるが、他地区のチームの参加も勿論歓迎である。
懇親会では、BBQをはじめ、景品抽選会などが毎年行われ、
和気藹々とした雰囲気が心地よい。
最後の最後になるが、11月16日に滋賀(瀬田)で開催予定の
「Head of The Seta」がある。
瀬田(琵琶湖)漕艇場を本拠地とする「瀬田漕艇倶楽部」が主催する
この大会は、非常に沢山の種類のボートが、ほぼ同時にレースを行う
という稀な大会であり、ボートの種類としては、ドラゴンボートを
はじめ、カヌー、カヤック、ナックルフォアなど。ボートの種類に
ついては、様々な定義があり、乗り込み方や船体の種類、さらには
アウトリガー(舷外浮材)の有無や、パドルが片面か両面かの違い、、
あるい漕ぎ方(たとえはスイープやスカル)といった差異もある。
さらに人数で分ければ、エイト、クアドラブル、ペア(ダブル)、
シングルなど、よほどボート競技に精通している専門家でないと
見分けられないくらいの種類や用語の多さだ・・(汗)
それらの様々なボートが一同に会して「瀬田川」を疾走するのだから
一見の価値はある。観戦ポイントとしては、瀬田の「唐橋」付近が
良いであろう、そう、戦国武将の武田信玄が上洛途中の遺言として
「瀬田の唐橋に軍旗を立てよ」と言った故事で有名な「唐橋」である。
ただ、ボート軍団は、同時発走なので、短時間で通過していまう、
ドラゴンボート大会のように1日中観戦できるという訳ではなく、
観戦時間は、午前中の1時間程度だ。
ドラゴンボートは、他の小型艇に比べるとだいぶ速度が遅い、
ただ、ひときわ目立つ大きな船体が特徴なので、観客のウケは良い、
例年滋賀県のドラゴン専業の5~6チームが参加している様子なので、
池の里、小寺、龍人、GPO、琵琶ドラ、すいすい丸など、おなじみの
滋賀県強豪チームの番外編レースとしての視点で観戦するのも面白い。
ちなみに、昨年2013年は、強風により、ドラゴン艇の回航が出来ず、
ドラゴンの部は中止となってしまったのだが、今年は恐らく行われる
と思うので、楽しみにしている。
11月は、かなり涼しくなってきているので、選手の方はもとより
観客も、寒さ対策は万全に行うのが良いであろう。
ここまで今年の下半期の大会日程を紹介してきた。
これで今年の「熱い季節」も終わるという感じだろうか。
写真は大阪南港ATCのクリスマスツリー、昨年末には久しぶりに
花火(ライトアップ)が行われた。
今年から始まった南港ATCドラゴンボート大会は、あいにくの
雨天となってしまい、観客が少なかったという課題を残したが
来年2015年は、開催時期の選択として5月または7月で再検討し、
集客のできるイベントとして色々考えて行きたいと思っている。
さらに言えば、これらのGWや夏休みという時期において、琵琶湖で
行われている子供(キッズ)・親子大会のようなコンセプトで進めて
いければ、とも考えている。親子大会の可能性については、現在情報を
収集している段階だ、大阪でそうした大会が出来るのであれば、非常に
面白いと思うのだが・・・
さて、長くなったが下半期大会告知記事終了、次回大会観戦記事に続く