今年の「熱い季節」は今、真っ盛り。
2014年6月29日に静岡県・御前崎港で行われた
「第7回静岡県ドラゴンボート大会御前崎市長杯」の
模様より、今回がラスト記事だ。
静岡には、毎年、6月の御前崎大会、および10月の
清水港ツナカップ大会の観戦・撮影で訪れているのだが、
いつも思うことは、どちらの大会も顧客満足度の高い
大会であるということだ。
ここで言う「顧客」とは、すなわち選手達のこと、
静岡のどちらの大会も選手達の評判が良い、という意味だ。
ただ、「中編」で詳しく書いたように、今後ドラゴンボートは
どのような方向に向かっていくべきなのか?という課題がある。
現状の、選手達をお客さんとして、参加料をいただいて大会を
運営していく、あるいはそこにスポンサーをつけるという仕組みは、
今や、だんだん厳しくなってきていると思えてならない。
選手の皆さんは、今はお金を払ってお客さんとして参加しているので
大会が無くなりそうになったり、開催地が使えなくなりそうに
なったりした際、「是非やってくれ」と、「嘆願」のスタンスで
臨むのだろうが、実のところ、ドラゴンの大会実施にかかる経費は、
チームからの参加費だけでは、まかなえない、というのが現状だ。
だから「懇願」だけでは厳しいのだ、お金を工面する方法から考えて、
企画運営に協力していかなければならない。さもないと、どんどん
参加費ばかりが高くなっていくというインフレ状況を招いてしまう。
まあ、通常は、不足分は、お金を出していただくスポンサーが必須と
なるのだが、例えばスポンサー探しに、企業などにプレゼンをしたり、
頭を下げてまわっても、
「なに?ドラゴンボール?いや、ドラゴンボート?か。
それにお金を払って、我が社に何かメリットがあるのかね?」
と、企業の広報担当者に言われてもおかしくないと思う。
現状の「ドラゴンボート」では、スポンサーをつかまえるほどの
一般的な観客に対する知名度や魅力を持たないというのが実情だ。
そうなると、様々な面で、大会を成り立たせるための構造改革を
行っていかなければならないのだが、たとえば、今後はドラゴン
ボート大会を「多数の集客ができるイベント」としてコンセプトを
変化させていくのも1つの方向性かも知れない、
将来的には、顧客満足というのは、選手達ではなく、観客を意味する
ように変わっていくのかも知れない、つまり、選手達は、観客に
喜んでもらえるような、大会を見に来てもらえるような、そういう
プレー(レース)をするという意味になる。
十分な集客ができるのであれば、選手達から参加料をいただく必要
もなくなるであろう、ギャラが出る、とまではそう簡単にはいかない
だろうが、もしそうなれば、もはやドラゴンは「プロスポーツ」だ。
さて、こちらは、「NTN御前崎製作所」チームだ。
「NTN」というのは、あまり一般に知られていない企業だが、
ベアリングの専業メーカーとして、自動車、電車などで高いシェア
を持つ一流の「縁の下の力持ち」的な企業だ。
たまたま「NTN」を知っていた私が、彼らにその話をすると
N「お、ご存知でしたか? 嬉しいですねえ」と言っていた。
色々話をしていると、最近は、電気自動車の車両の実験なども
行っているらしい。
後で思ったことだが、御前崎市は「発電」の街である、
原発は現在停止中だが、火力、そして御前崎の象徴的な巨大な
2MW(メガワット)級風車が11基、さらには、近い将来
この会場、御前崎港の沖に、実に風車20基分の、40MW級の
巨大洋上風力発電施設を作る計画もあると聞く。
これら、御前崎の潤沢な電力と、NTNなどの電気自動車を
組み合わせたらどうなるか? たとえば、御前崎市内では、
「電気バス」が、ぼ無料で乗れるとか「マイEVカー」の
オーナーは、御前崎市内では、様々な場所で非常に安価に
チャージができるとか・・そうした社会は、御前崎市という街を
非常に住みやすくするし、勿論高齢者にも優しい、もし、そうした
プロジェクトを行うのであれば、国からの補助金も期待できるし、
居住者も増えるかもしれない、(さらにはドラゴン大会も
大きな集客が出来る定番のイベントになるかもしれない)
こうした内容は、御前崎市の未来像として1つの可能性を
秘めているのではなかろうか?
ちなみに、大阪や京都では、市バスに乗るのに、敬老パスという
ものがあって、高齢者は年間3000円を支払いパスを買うと、
今までは、いつでも市バスが無料で乗れたのだが、この8月より
大阪では敬老パスに加え、1回あたり50円の乗車料金が必要に
なるとのことである、敬老パスの仕組みによる運営が成り立たなく
なってきているのだ、だから、どこかが運営費を負担しなければ
ならない、けどそれを従来のように自治体などに求めるのは厳しい、
という世の中になってきているという事なのだろう。
今回参加しているチームの「中電龍舟」と、「NTN御前崎」が
話をしてくれれば、そんなアイデアはきっとすぐ出てくるのであろう、
ドラゴン大会だからと言って、艇を漕いでさえすれれば良いという
ものでもなく、こうした大会での人脈からも、未来の御前崎市の
発展を担う新プロジェクトが生まれるかも知れないのだ・・
また限りなく脱線しそうなので、チームの話題に戻るのだが、
↑写真で修行僧のように座禅を組むのは、名古屋から参加の
「東海医療工学専門学校 救急救命科」チームだ。
まあ、人命救助のエキスパートを育てる学校という感じか?
アナウンサー泣かせの”早口言葉”のようなチーム名だが、
今日のMC,ベテランの「スナオ」さんは、このチーム名を
難なく発音していた。
実は彼らとは宿泊の民宿が同じであり、朝食の際に少し話しを
していたのは、以前の記事で紹介した通りだが、その際、彼らは
ドラゴン初挑戦なので、200mで、どれくらいのタイムが出るのか
全く知らなかった。
勿論「チャレンジ」のカテゴリーでの参戦なのだが、私は、
「もし1分10秒以内でゴールできれば立派なものだよ」と
言っていたのだが。なんと、予選で彼らはレーストップ、
タイムはその合格点を上回る1分8秒であった。
匠「これはもしかすると、もしかするぞ・・」
準決勝では「救急救命科」は、関東のドラゴン専業超強豪チーム
「Torrid Storm」出身の美人ドラマー率いる、御前崎市民プール&
スポーツ施設(ジム)の屈強なチーム「ぷるる」と当たる。
(↑写真が「ぷるる」)「ぷるる」は速い、「救急救命科」は
2着までに入れば確実に決勝に進めるが、3位の場合は、
タイムが良いチームのみ残れる。
準決勝、「ぷるる」と「救急救命科」は、他チームを引き離して
ほほ同着でゴール、タイムはいずれも1分3秒台、「ぷるる」が
コンマ数秒上まわったのだが、まあ、これでどちらも決勝進出なので
真の勝負は決勝戦に持ち込みとなった。
ダークホースの「救急救命科」が勝ち上がった形になったが、
しかし、今年の「チャレンジ」はつぶが揃っている、
この分だと決勝戦は、1分ジャスト~1分2秒くらいが
優勝ラインであろうか? あいかわらず風が強いので、タイムは
コースのコンディション次第となるであろうが・・
(↑写真は、「救急救命科」の女子選手)
準決勝くらいで、「救急救命科」の選手達がレース出場で
誰もいなくなったテントで同校の引率の先生と話をしていた。
専門学校は、いや、それに限らず、様々な学校では、今の時代は
少子化により生徒数を確保するのが難しくなってきていると言う、
ただ、それにおいて、どうやったら、学校の付加価値をあげたり、
知名度を上げたり、入学希望者を増やしたりできるのか、具体的な
方法に関しては、どの学校も頭を悩ませるテーマだということだ。
私は、いっそ「ドラゴンの強豪校」という位置づけも、もしかすると
ありえると考えていた、たとえば関西の「チアリーディング」強豪校
の大学は、そのイメージを強調するため、学校のコマーシャルをTV
で流し、そのCMにも当然チアガール学生がメインで出演している。
こうしたアプローチは大学のイメージアップに成功していると
思われる、そういうシンプルな理由でも入学希望者は増えるのだ。
それはそうだろう、チアで有名でTVCMもやっているA校と、
無名のB校でレベルやその他の環境が同じくらいであったら、やはり
有名なA校を選んでしまう、それは当たり前の事だろうと思う。
まあ、そうした事例もある・・と、先生に、アイデアをお話していた。
先生は、チームの予選の成績が良かったのは、最初はまぐれだと思われ
ていた様子なので、私のアイデア話も、あまり真剣に聞いてはいただけ
なかったのだが、準決勝で、生徒たちが地元の強豪チームと接戦で
トップ争いをしている様子を見て、だいぶ様子が変わってきた。
先「これは凄い! 決勝行けますね! もしかすると優勝とか?」
初老の引率の先生も、ドラゴンに急速に興味が出てきた様子だ。
匠「予選からパドルが揃ってますからね、いいタイムは出るでしょうね
初漕ぎと聞いてますが、だいぶ陸上練習を積んできたのでは
ないでしょうか?」
先「先ほどの話(ドラゴンで名を広める)、あれ、ありかも
知れませんね、いやあ、学校のイメージアップとか、学内でも
掛け声はかかるのですが、具体的に何をするのか、誰からも
ほとんどアイデアが出てこないのですよ、確かに、ドラゴンで
勝つとか、あるかもしれませんね!」
匠「そうですよ、今日本で一番ドラゴンが強いチームも、看護学校の
教師の方が率いている、学生およびOBのチームですよ、
勿論イメージアップになっています、逆に言えば、メジャーな
スポーツだったら、たとえば野球やサッカーで日本一になるのは
至難の業かもしれませんが、ドラゴンだったら、もしかすると
「救急救命科」でも優勝できるかも知れませんよ」
先「ほんとうにそうですよね、これはもしかすると勝ってしまうかも、
いやあ、優勝できますかねぇ?決勝戦はどこと当たるのですか?
そこ強いですか? いやあ、もし優勝したらどうしよう(汗)」
先生、ハマりましたね!まるでTVドラマで、最初はスポーツ大会に
まるで興味なさそうにしていた教頭先生とかが、生徒達が必死に
頑張っている姿を見て、最後には積極的に応援に廻る、まさしく
完全にそのパターンにはまってます(笑)まあでも、とても良い
傾向だと思います。
「中編」で少し紹介した、「鈴与・スピカ」の混成チーム。
前記事では「スピカ・ダーリン」の「ペンギン体操」の話だったが
「鈴与」も(オーナー企業である)清水エスパルス・カラ-の
ユニフォームが目に鮮やかだ。
「鈴与」のメンバーは若干変わってきている、新人が増えてきて
いるようだ。そういえば、「鈴与のマドンナ」と呼ばれた美人
ドラマーは一昨年結婚退職して関西に移住してしまったのだが、
先日の京都の宇治大会で「鈴与のドラマー」としてワンポイント・
リリーフ、その健在ぶりを周囲に見せつけていた。
ただ、マドンナの突然の復帰に驚いたのは、ほとんど私だけで、
関西のチームの選手達にはあまり知られていない様子であったが。
美人ドラマーで思い出したが、今日の大会の「混合の部」の
優勝候補である、東京の「KACHIDOKI SHARES」の美人キャプテンが
私がドラゴンの大会中、選手村を廻って、各チームの様子を聞いて
いる事に興味を持ち、「同行させてください」と申し出てきた、
匠「ええ、どうぞどうぞ、大歓迎です、できればカメラも持って
来てください」
・・と言っておいたのだが、さすがに、強豪チームのキャプテンが
他チームのテントで写真をパシャパシャ撮っていたら、
「スパイか?」と疑われてしまうので(笑)それはまずいのであろう。
で、実際には、出場チームの選手達は、意外に時間がなく、ちょっと
一緒に廻ったら、すぐ「あ、そろそろメンバー集合させて準備体操
させなきゃ」とか、「あ、そろそろ次のレースの集合時間だ」とか、
キャプテン故に、なかなかゆっくりと時間を取ることができない。
キャプテンいわく
キ「匠さん、こんなマイナーな大会でも、各チームの事情とかを
ほんとうによく把握されてますねぇ」
匠「まあ、毎年来てますからね・・」
という風に感心されていたのだが、まあ、御前崎大会は38チームが
参加する中規模大会であり、けっしてマイナーではないと思うのだが、
それよりも、ポイントは、どれだけ選手側の目線に立てるかどうか
だと思う、それぞれのチームはそれぞれの環境や、考えや、目標や
コンセプトがあるのだから、それをできるだけ理解しようと話を
すれば良い、これはマスコミやメディアの行う取材インタビューとも
少し異なるもので、どちらかと言えば、ファン心理に近いものが
あると思う。
あと、チームのメンバーと話しをした内容はいちいちメモを取って
いるわけではない、良く、様々な選手達がブログを読んでくださって
選「匠さん、良く会話の内容覚えてますねえ!」と驚くのだが、
匠「ああ、実は、写真を撮っているから、会話がそこから思い出される
のですよ」と、いつも答えている。
演劇の観劇記事でも、劇団員から「良くセリフやシーンを覚えて
られますね」と、同様な質問があるのだが、同じように答えている。
匠「写真撮っているからですよ、写真撮らなかったら、何一つ、
セリフはおろか、ストーリーすら覚えてませんよ(汗)」
さて「JAハイナン」のテントにお邪魔している。
匠「JAさんは、農協のチームと聞いていますが、
どの地域なんですか?」
J「こちら、地元ですよ、地元の野菜とかお茶とか・・」
(後で知ったが、平成の大合併で、御前崎、牧之原、吉田の
複数の地域のJAが広域合併し「JAハイナン」となったようだ)
匠「なるほど、静岡茶とか、確かに本場ですよね。
ところで、「JAハイナン」の選手の方と、「中電龍舟」さんの
選手の方が、ご結婚されるとか・・」
J「えっ? そんな話をどちらから?」
匠「もしかして・・?(図星か?)」
「ご想像におまかせします」と言ったとか、言わなかったとか・・
ドラゴン婚活かぁ・・ほんと、ドラゴンボートは人間ドラマだよね、
なんでも、昨年のツナカップ大会で選手として出場していた「中電」
のキャプテンと、そのレースを観戦していた「JA」の女性が・・
とか、なんとか・・ まあ、それこそ「ご想像におまかせ」だよね。
そういえば、2年前の日本選手権(天神)大会の、表彰式で、
入賞チームの選手が、サプライズで女子選手に告白したっけ、
あれは、確か、静岡を代表する強豪チーム(・・モロバレ?笑)
の話だったよなぁ、詳しくは当時のブログ記事に書いたけど、
チームメンバーは「どうせ無理だよ」と告白に猛反対だったけど、
あっさり「OK」が出て、皆、びっくり仰天したっけ。
しかし、ドラゴンボートを観戦している一般のお客様や、
ドラゴンを撮影しているカメラマンさんとかに言いたいのだが、
こうした様々な人間模様、人間ドラマがドラゴンの1つの魅力なので、
それらを知れば、ドラゴンへの興味が倍増することは間違いないのだが・・
けど、やはり、見知らぬ選手の方とは話はなかなか出来ないよね(汗)
「中篇」で登場した、御前崎市広報の美人カメラマンさんには
いちおうドラゴン撮影の先輩として(笑)会場の様々な場所で顔を
あわせるたびに色々撮影のアドバイスを行っていたのだが、その1つに
匠「よかったら、選手の方々とも話しをしてあげてください」
という風に言っておいた。
しかし、やはりなかなか選手の方々とは話がしずらい様子。
で、私も、ちょっとおせっかいな行動に出てしまった(汗)
匠「では、ちょっとついてきてください」
広「どちらへ?」
匠「優勝候補チームですよ・・」
美人カメラマンを連れて向かったのは、いくつかのチームのテント
匠「あ、遠州舸(はやぶね)会さん、決勝前にすみません、
こちら、御前崎市のカメラマンさんね、市の広報記事に載せる
写真を撮りたいんだそうです、で、もし舸会さんが優勝したら
ウィニングランの時に、近くで彼女が写真撮っていたら、そこで
”ウォー”とか、何かアクションしてやってください(笑)」
遠「よし、わかった! いいか、勝つぞ~ ウォー!」
匠「まだ早いって! 勝ってからやってよ(笑)」
「チャンピオン」の「遠州舸会」は優勝予想がつきやすいが、
それ以外にも実は、「混合」および「チャレンジ」の各カテゴリーの
私なりの優勝予想チームにも、美人カメラマンさんを連れていって
いる、チーム名を書いてしまうと、ちょっと他のチームに失礼かとも
思うので伏せておくが、その優勝予想チームが当たったかどうかは、
美人カメラマンさんだけが知っている秘密、ということにしておこう。
余談だが、御前崎大会の後、「遠州舸会」の選手からメールが来た。
遠「匠さん、他の地区でどんな大会があるのですか?教えてください」
私は、今年これからでも参加できる、大阪や滋賀の大会名をあげ、
さらに来年以降の大会は、JDBA(日本協会)のHPを参照する
ように、とも伝えた。
「遠州舸会」、視点が広がったようだ、今までは「御前崎で勝つ」
という目標をかかげて、ここだけで戦ってきたのだが、これで全国に
目が向くようになったという事であろう。
まるで戦国時代、遠州とかを平定するのに必死だった地方豪族が、
それを実現すると「天下統一」に視点が広がっていった事と同じ
ように思える。
まあ、史実では、今川家の後に遠江を治めた徳川家康は、高天神城、
三方ヶ原や、先日の記事に書いた二俣城で武田軍と激戦を繰り広げ
ていたのが有名だ、遠州から日本全国に目をやれば、そこには
「徳川」と「武田」だけはなく、「織田」「上杉」「北条」「毛利」
「島津」に「長宗我部」、あるいは後の「豊臣」や「伊達」といった
強豪大名がいくらでもいるのだ。
そして「家康」は時間をかけ、最終的には「徳川」の時代を築いた。
ドラゴン戦国時代(笑)でも、「磯風」「bp」「関ドラ」など、
大名クラスは実際にいくらでもいる、地元先輩の「海猿火組」は、
そうした全国の強豪大名たちとの戦いを何度も経験していて、
日本選手権入賞という輝かしい成績も残している。
「遠州舸会」も、そうして御前崎の地から全国に向けて戦いの場
を広げていくことにしていけば良いと思う。
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さて、余談に終始してレースの模様など全然解説していないのだが、
今回の御前崎記事はそういうコンセプトで書いているので、
実際のレース順位、タイムなどは、
静岡協会HPなどで公開されて
いる情報を参照されたし。
すべてのレースの結果が出たようだ、静岡協会スタッフは
表彰式の準備で大忙し・・
さらには、思わぬ好成績に喜ぶチームも今回はいくつかあった、
写真は、「混合の部」準優勝の「御前崎スマイルプロジェクト」
例の外国人英会話教師を多数含むチームだ。
さらに、その「御前崎スマイルプロジェクト」の表彰式の模様だ。
こちらはFujiFilmのチーム「漕げルンです」、先日の横浜大会での、
「中電龍舟」との混成チームでの優勝に続き、地元静岡で単独チームで
優勝、今年はかなり調子がよさそうだが、実際のところ、このチームは
強豪で、昨年の本大会でも「チャレンジの部」で準優勝している。
その時は「男の中の男塾」が55秒台という初心者とは思えない
驚異的なタイムで優勝したのだが、「男塾」は、今年から
半強制的に(笑)「チャンピオン」のカテゴリーに入れられて
しまったのだ、この分だと「漕げルンです」も来年から強制的に
「チャンピオン」参戦かもしれない(笑)
どうせなら、横綱、大関とか、番付を作っても面白いかもしれない、
負け越したら(最下位になったら)下位カテゴリーに転落とか・・
まあ、それは相生ペーロンの「1部、2部」制度と同じなのだが、
ドラゴンを「興行」として考えるのであれば、そういう制度は
各スポーツで当たり前の世界なので、採用してみるのも良いかも。
(ただ、横綱、大関等、には、責任のみならず、なんらかの
アドバンテージやメリットをつけてあげるのも必要かも知れない)
ラストの写真は、地元常連チーム「BG KING」および
「BG MIX」の皆さん、2カテゴリーに2チームの
エントリーなので総勢40名以上の大所帯だ。
残念ながらどちらのチームも予選敗退となってしまったが、
それでも毎年出てくれていて、いつもとても楽しそうに
大会に参加しているのが印象的だ。
匠「ところで、”BG”ってどういう意味なのですか?」
B「ブラック・ゲリラですよ」
ふうむ、そういう略称だというのはわかったが、どんな集まり
なのかは依然謎のままだ(笑)、後でもう一度聞きに行こうかと
思ったのが予選敗退で早々に撤収してしまっていた。
まあ、きっとまた来年も大会に来るでしょうから、そのときにも
ゆっくり話しを聞いてみようか。
あ、そうそう、前述の「救急救命科」は、チャレンジの部で
僅差の準優勝。決勝でも1分3秒台までタイムを伸ばした、
初出場、初漕ぎにしては極めて立派な成績だと思う。
帰り際、(ドラゴンにはまった)引率の先生が、スタッフの方や、
私にまでも、何度何度も頭をさげて
先「いやあ、ほんとうにありがとうございました」との挨拶。
結局熱血先生だったんですね、まあ、でも教師の方は皆そうか、
生徒たちが頑張ったら、やはり嬉しいのであろう。
さて、これにて御前崎大会は無事終了、時刻は午後4時半、
御前崎の陽はまだ高いが、関西までの帰路は結構大変だ。
「海猿火組」の女性メンバーの方のご好意で、新幹線の掛川駅
まで送ってもらえる事になった(ありがとうございました)
さて、今年の「熱い季節」はまだまだ続く、各大会は
JDBA(日本協会)のWEBの
大会情報を参照して
いただければ良いのが、新たに発表となったのは
時期を変更した関空大会や、新規の猪名川大会(兵庫)がある。
いずれにしても、選手や観客の皆が様々な大会に足を運ぶことで、
ドラゴン大会実施の可否は決まってくると思うので、私も各地の
大会の魅力をブログ記事を通じてドラゴン選手の方々等に伝えて
いきたいと思っている。
(次大会、おそらくは日本選手権の記事につづく)