2014年5月25日に、兵庫県相生市で行われた相生ペーロン祭の
「ペーロン競漕」の模様より、今回がラスト記事だ。
会場施設の修理作業でちょっとアクシデントがあり、1時間程度
押した形でレースは進んでいる。夕方、いよいよ各カテゴリーの
決勝を迎える事となった。
地元対決となった一般男子2部の決勝では「ヤンググリーン」が優勝、
次いで、「西播通運」「連合自治会矢野川」という順位。
ドラゴン大会にも出場している「奴RUN会」は残念ながら4位。
恐らく来年は、「ヤンググリーン」が1部に昇格となるのであろう。
なお、男子1部2部の決勝は、片道300mのコースを2ターンして
1往復半する全長900mのレースで行われている。
女子の部決勝では、地元相生「SUPER DOLPHIN」(写真手前)が
12連覇、13回目の優勝を達成、まさしく磐石という感じだ。
なお、女子決勝600mでの「ドルフィン」のタイムは 3分23秒、
ちなみに、このタイムは、県外などのチームによるカテゴリーの
「オープン」の部の、どの男子チームのタイムよりも速い。
女子の2位以下は、「キュリアス魚橋」「バイオレット」
「クイーン矢野川」の順位だが、中でも「キュリアス魚橋」は
3分35秒というタイムで善戦、「ドルフィン」とは10秒以上の
差であるが、これは「ドルフィン」がちょっと速すぎる感じであり、
3分35秒も、男子オープンや2部に負けず劣らずのなかなかの好タイム
と思われるので、来年以降の「伸び」にも注目したいところだ。
さて、時刻は午後5時前、いよいよ本日の最終レース、
最強のチームを決定する「男子1部決勝戦」がスタートだ。
撮影ポジションは、選手村側。
レーンNOは、手前より、4、3,2、1の順。
決勝レーン割は、抽選で決められていて。
1レーン:牧島ペーロン保存愛好会(長崎)
2レーン:南風(なんぷう)
3レーン:堀和希(ほりわき)倶楽部
4レーン:磯風漕友会
注目は勿論、「磯風漕友会」の7連覇達成があるかどうか?
なのだが、長崎チームの実力値もあなどりがたく、さらに
本大会の優勝経験もある地元強豪2チーム(南風、堀和希)が
「磯風」の連覇を阻止できるかどうかが見ものだ。
特に「堀和希」は本日好調であり、予選(600m)で「磯風」と
同様に、3分を切った唯一のチームであるから、この決勝900m
でも好調を維持できているかどうかが注目のポイントとなる。
なお、予選2レース(3時ごろ)では、1レース目(昼ごろ)に
比べて各チームとも、約3秒タイムが落ちている。これは会場の
風や潮流などの環境が変わった為であろう、現在の午後5時では
さらに条件が悪化している可能性が高く、決勝900mのタイムは
600mで約3分、の5割り増しプラス5~10秒、すなわち
4分35秒~4分40秒の間に優勝ラインがおさまることが
予想できる。ただ、ストップウォッチを持ちながら観戦している
わけでは無いので、具体的なタイムの詳細や推移はわからない。
しかしながら、今日の会場解説の方は、このペーロン競漕や
ボート競技にも相当詳しい模様で、会場のPA(放送)で流れる
解説内容は、正確かつ論理的で、聞いていて非常にわかりやすい。
レース途中経過などは、放送席からの実況の情報を参考にしつつ、
決勝の様子を見守る事にしよう。
序盤、「磯風」は好調の模様。写真では独走に見えるが、これはまあ
撮り方が色々あるのであって、実のところ、ドラゴンやペーロンの
写真では、撮影角度や各艇の相対位置、望遠レンズの効果などで、
独走に見せたり、接戦に見せたり、そのあたりの若干の工夫は
可能なのだ。
このあたりのテクは、TVのマラソンの中継などを見ていても良く
わかる、たとえば、先頭の選手と2位の選手を写す際、正面に近い
アングルからレンズをできるだけ望遠側にすれば「圧縮効果」が出て、
接戦・僅差、のように見せることができる。逆に、大差があるように
見せたければ、できるだけ横位置から、あるいは上方から、広角レンズで
1位と2位の選手を入れればよい。
選手村より対岸の観客席のアマチュアカメラマン達は、あいかわらず
ターン(決勝では第二ターン)の位置の近くを中心に三脚をたて
場所取りを死守したまま動こうとしない、かれこれ7時間だ、
熱中症の対策は大丈夫なのだろうか?と心配だ、それに、そもそも
決勝の時間帯で、その場所からは、ターンの状況は酷い逆光で
撮りにくいだろうし、優勝候補の「磯風」は、抽選により4レーンで
観客席から最も遠い位置にある。選手村の方へ来たら良いのに、
と思うのだが、移動する時間も惜しいのだろうか? あるいは
その間に隣のカメラマンが決定的瞬間を撮ってしまうかもしれない
という心理もあるのかも知れない。
もっとも、100年前の写真家「ブレッソン」が今から60年以上前に
発表した写真集「決定的瞬間」は、多くのカメラマンに影響を与えたとは
思うのだが、もしその考えを、今の時代においても「写真とは、そうした
被写体の特別な瞬間を撮るものだ」と受身に考えているようだったら、
それはちょっと違う。
前述のように、写真は撮り方で、撮り手の「意思」「意図」を伝える
ことができるのだ、だから、写真は創造性であり、ターンの場所の近くで
ずっと待っていれば、いつか何かがおこる、という受身の考えでは
本来持つべき、映像の創造性を発揮できないわけだ。
また、たまに選手村に来られる比較的若いアマチュアカメラマンも
いるが、1時間ともたずに、観客席に帰っていってしまう。
彼らは「選手達」と話すことができない、まあ、それはそうだ、
私もドラゴンを撮り始めた当初は、筋肉質の怖そうな知らない人達に
おいそれと声をかけることはできなかった。 でも、そのままだと、
ドラゴンやペーロンについて何も知ることはできない、ましてや
選手達の心理とか、そういう事についてもまったく知ることはできない。
彼らカメラマンは遠巻きに、望遠で選手達を撮る、カシャ・・ しかし、
”これではまるで盗撮だ”という風に気が付くのか、あるいは選手達の
勝負にかける熱気に押されるのか、”自分はここでは場違いだ”と、
そそくさと選手村を後にしていくのだ。
(この話はペーロン大会に限らず、各地のドラゴンの大会でも同様だ)
被写体を知ること、それは撮影において、最も重要なことだ。
私もドラゴンやライブを撮影するのは、そのジャンルを知っているから
であって、自分が知らない分野の写真を撮ってくれと言われても、
「それはどう撮ったらよいか、わからないので・・・」となってしまう。
万に1つの「決定的瞬間」を求めて、じっと三脚を立てて待っていたら
何もわからないままで終わってしまうかもしれない、そのあたりが、
今回のペーロン祭を見ていて、カメラマン達について、とても気になった
事だ。
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まあ、それはともかく、ペーロンの話に戻ろう、現在「直線勝負」に
おいて、国内で「磯風」の右に出るドラゴンやペーロンのチームは
居ないであろう。
直線だけならば、「磯風」の勝利は磐石なのだが、しかし「磯風」
の不安材料はターンだ。3年前の「長崎ペーロン」では「磯風」は
ターンするブイを間違って、失格となってしまった・・
まあそれは、単なるケアレス・ミスだと思うので、しかたがない。
しかし昨年の長崎ペーロンでも、詳細は(聞きづらいので)知らないが、
決勝でターンミスがあって3位という成績に終わったと聞いている。
けど、長崎のペーロン艇はここ相生とは異なり、コントロールが非常に
難しいと聞いている。そして、大会会場のコンディションも、コースに
より、かなり差異があり、その会場を知る経験が必要だそうだ。
また、長崎の大会は数日にわたって行われるので、「磯風」のような
最終日に出場するチームは、事前練習がいっさいできないらしい。
加えて、長崎では相生とは逆の左回り(反時計回り)でのターンだとも
聞いているので、さらに感覚的に難しく感じるのかもしれない。
ちなみに、陸上などのトラック競技や、競馬や野球なども基本は
全て「左回り」である。この理由は諸説あって定かではないのだが、
ともかく、様々な競技を行うアスリート達は、本能的に「左回り」を
ノーマルと考えるような経験則や心理を持っていると思われる。
そういう意味では相生の「右回り」は、やや特殊なのだが、逆に言えば
「磯風」などは、それに慣れているがため、長崎では苦戦するのかも
しれない。まあ、その点、相生ペーロンでは長崎チームは、逆の状況で
苦戦するのかもしれないが・・
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さて、レースは300mを漕ぎきり、1回目のターンだ。「磯風」は、
選手村の撮影ポイントから近い4レーン、そして、「磯風」の勝敗は、
ターンの出来不出来に大きく影響されると予想して、ターンの位置に
近い場所から観戦することにしている。
「磯風」がターンポイントに近づく、あと50m、40m・・
匠「おや、あまりふくらんでいないな、鋭角に曲がるつもりなのか?」
匠「おっと、これはいくらなんでも侵入角が悪いだろう(?)」
車のレースなら、ここから「ドリフト」だが、ペーロン艇でそれが
出来るとは思えない(笑)いや、「磯風」の選手に聞くところによると、
わざとポールにぶつけて反動で艇の向きを変える、超高度なテクが
あるらしい(バリ伝か頭Dか?笑)、しかし、それはいかにも偶然の
産物だ、狙ってできるようなものではないだろうし、仮に出来たとしても、
実力で他を上回る「磯風」であるから、そんな妙なワザを繰り出して
失敗するリスクを負わず、確実にターンした方が(特に決勝戦では)
良いに決まっている。
すると、この侵入角はあきらかなミスだな・・・
・・ああ、やっぱり、これはミスだよね、艇の右側の漕手達のパドル
の動きが、ポールが邪魔になり、かなり制限されてしまっている。
「磯風」には、事前にターンのやり方の話を聞いていた、
匠「パドルの動き(の左右の差)でターンするのですか?
それとも舵を中心にして廻るのですか?」
磯「う~ん、どちらか1方というわけではなく、複合ですかね、
そのあたりは、各チームでも色々とやり方が違うみたいなので、
見ていると面白いですよ」
そう、「磯風」の場合は、ターンをするからと言って、内側(右側)の
パドルの動きを止めてしまうわけではない、多少は左右に差をつけて
いるだろうが、とにかく、漕ぎながら廻るのだ。
すると、やはりこのターンはタイムロスになっているという訳か・・
案の定、磯風の隣の3レーンを走る「堀和希(ほりわき)倶楽部」が
ターン後の差を詰めてきている、このあとの立ち上がり次第では
1艇身以内の差になってしまうかもしれない、「堀和希」は強豪かつ
本日好調のチームだ、「磯風」危うし!
ここから、次の第二ターンのあたりの様子は、この撮影位置からは
見えない、私も撮影ポジションを移動しつつ、第二ターンの状況は、
放送席からの実況に頼るとしよう。
放「さあ、2つ目のターンです、まず磯風が向きをかえる。他の
チームも続く・・ 立ち上がり、おっと、これは、磯風と堀和希
ほぼ互角の立ち上がり、他のチームもそれを追う、思ったより
差が無いぞ! 磯風、連覇なるのか?」
ああ、磯風はどうやらまたターンに失敗したようだ、先の第一ターンの
失敗がプレッシャーになったのか? 他艇との差はほとんどゼロの模様。
第二ターンを終えて残り200m弱、撮影位置を変えたので、このあたりから、
私も各艇を視認することができるようになる。
おっと、これは、斜めアングルだから、手前の「磯風」が先行して
いるように見えるけど、これは前述の、写真のアングルのトリック
(錯覚)にすぎない。この状況、実際には、「堀和希」先行だよね!
「磯風」いよいよ正念場か?!
だが、「磯風」にはまだ勝機がある、それは無類の直線の強さだ、
最後の直線勝負となれば、300mで1分半、いや残り200mならば
「磯風」ならば50秒台前半を出すことが可能だ、「堀和希」は恐らく、
50秒台のなかほどの実力値であろう、ならば、磯風は残り200mで
2秒程度までなら、その差をひっくり返すことができる。
2秒というのは、どれくらの差か?と言えば、ペーロン艇は、2秒で
だいたい7m進む、これは600mを180秒(3分)とすれば
計算できる、ペーロン艇の長さを基準として考えれば、横に並んで
さえすれば2秒差以内だ、仮に1艇身以上離れてしまうと、それは
3秒差以上になってしまうという感じだ。
しかし、レースは時の運、いやメンタル勝負の要素もある、
連覇のプレッシャーからか?さしもの「磯風」であっても、ターンミス
を連続して犯したように、そんなにうまく計算通りに事は運ばない。
先行した「堀和希」には「磯風」を破りたい気持ちが生じているだろう、
逆に、相生で他チームに前に出られた経験がほとんど無い「磯風」は
相当に焦っているに違いない。そのあたり、最終的にはメンタル勝負だ、
精神力の強いチームが勝つ! それを非科学的とは言うなかれ、
高校野球を見ていても、最後の最後で、ボロボロになったり、逆に
奇跡の逆転劇をとげたり、そのあたりの要因は、ほぼメンタル面だ。
ゴルフだってそうだ、優勝をかけた最後の重要なパットで、しびれて
(緊張して)パットがまったく入らなくなる、そんなシーンは、過去
いくらでもTV放送などで見てきている。
残り100m強、「磯風」が、その直線パワーを生かすことができ、
「堀和希」を差した、「磯風」先行、この時点で勝負は決まった。
ベテランのアナウンサーも同意見なのだろう、会場アナウンスは、
これまでの競り合いの実況から、磯風連覇に向けての内容に変わった。
あとは順位争い。抜かれた「堀和希」が、ここで気持ちが切れて
しまうと、すぐ後に続く、長崎の「牧島」にも抜かれてしまう
危険性がある、しかし、さすがにそのあたりは、優勝経験もあり
おそらくは修羅場も沢山くぐりぬけてきたであろう「堀和希」は
着実に「磯風」を追い、磯風と2秒差の2位、4分38秒台で
ゴールインした。
「牧島」3位、「南風」はやや遅れて4位という結果となった。
ウィニングラン、女子の部で優勝した「SUPER DOLPHIN」は、
子供さん達も乗せて会場を悠々と廻る。
「磯風」とともに、兄妹優勝も、これで7回目だ、まだしばらく
「相看」(相生看護専門学校:磯風とドルフィンの母校)の
黄金期は続きそうだが、色々な課題も出てきている。
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磯「は~、焦った~」
ウィンングランを終えて、桟橋から選手村に帰ってきた「磯風」の
選手達の第一声はそれであった。
磯「完全に前に出られてましたよね? そんなことはこれまで
無かったので非常に焦りました、やっぱターンの失敗が
痛かったです」
ふうむ、まあ、予想通りのコメントではあったのだが、それはともかく
「磯風」そして「ドルフィン」優勝おめでとう。
ちなみに余談だが、「ドラゴン」「ペーロン」あるいは、他のスポーツ
等を撮影する上では、特定のチームに肩入れや応援をすることはできれば
避けるのが賢明だ。今回は、「磯風」の招待で相生に来ているため、
「磯風」「ドルフィン」を中心とした目線で観戦や撮影をしてはいるが、
「堀和希」や、「牧島」「南風」だって、それぞれのチームの事情や、
考え方など、様々なものがある、人間だから、それは当たり前だ、
そうした人間模様、人間ドラマがあるからこそ、スポーツは面白いのだ。
その面白さを写真に収めたい、すなわち「人間ドラマ」を撮りたい、
それが、ドラゴン(やペーロン)を撮る上での、私の信条となっている。
もし今後も続けてペーロンを観戦するのであれば、「堀和希」「牧島」
「南風」、あるいはその他の沢山のチームから話を聞きたい、そうして
それぞれのチームの事を知り、わかってくると、ペーロン観戦も、
また撮影も、ずいぶん楽しく、あるいは深く、と、変わってくる
事であろう。
ドラゴンは長く撮っているので、もはやそういう感じだ、各チームの
内情がわかってきているので、見ていても撮っていても、面白くて
たまらない。 付け焼刃的な、たとえば、オリンピックとかでの
「日本チャチャチャ」的な応援スタンスでは、そのスポーツの
面白さを10分の1も理解できないだろうと思う。
「磯風」の選手が言う。
磯「匠さん、ペーロンどうでした? 面白かったですか?」
匠「はい、色々な意味でね(笑)」
まず、ペーロンはドラゴンボートとは違う、艇の形とか、ルールとか、
そうした物理的な差というのではなくて、心理的にまったく違うのだ。
ペーロンは、競技というより、むしろ、祭りであり、伝統行事だ、だから、
その伝統を維持、保持していくという、大きな命題が常に前提にある。
競技として行われるドラゴンボートとは異なり、結果は、それが全て
ではない。というか、むしろ、どんな結果になろうとも、それが
伝統行事の名に恥じないような形で記録(記憶)に存在しつづけて
いかなければならないのだろうと思った。
運営システムは、多少「古さ」を感じるところもあった、
またライフジャケット未着用など、安全面への配慮が不足している
ように感じるところもあった。
ただ、それらは「伝統行事」という、過去を守っていくスタンスと
新しい考え方を取り入れていかなければならない部分とのバランスに
よって成り立っていると思う。そのあたりは、単に観客として見ていて
どうのこうの言える立場ではないし、むしろ、運営側が一番考えている
事なのであろう・・具体的に言えば、2013年の京都府福知山市の露天
店舗爆発事故を踏まえ、今回のペーロン祭では、前日の花火大会、および
当日の陸上の部パレードに際して、出店する露天の数、内容、安全性、
営業時間などに厳しいチェックや制限がかけられている。
また、花火大会では、2001年の明石花火大会歩道橋事故を踏まえ、
警備を非常に厳しくする問題があり、地方都市などでは中小規模の
花火大会を中止してしまうケースも関西では非常に多いのだが、
ここ相生では、8万人にものぼる観客数を多数の警備員や警察官に
より見事に誘導して無事、事故もなく花火大会を成功させている。
こうした配慮や運営によって、「伝統行事」が守られ、続けられている
ということは特筆すべき事だと思う。
結果としての「磯風」「ドルフィン」の優勝は、期待通りではあったが、
ドラゴンでは磐石に見えた「磯風」の弱点も色々と露呈した大会であった、
また、相生の代表としての「磯風」の立場も、ドラゴン競技で見ている
以上に、大きなプレッシャーを持っているものだという事も良くわかった。
その後の話によると「磯風」は、大会明けで休んでいる訳ではなく、
さらなる高みを目指す為(たとえば、日本選手権、長崎ペーロン、
そして国際大会に向け)、毎日夜遅くまで練習していると聞く。
それならばまあ、何も心配する必要は無い、彼らが最も良く自分達の
事をわかっている訳だから・・
閉会式は「国旗降納」より「万歳三唱」で終了となった、まあ、伝統行事
だから、そういうのでも良いと思う。
「相生ペーロン」ドラゴンとは違う様々点を感じた大会だった。
「もし見に来られたらカルチャーショックがあるかも」と、以前、磯風の
メンバーは言っていたが、まあ、そこまではいかないものの、確かに
ドラゴンの世界しか知らなかったら、そう感じても不思議では無い。
この伝統行事、そして祭りが、予算や事故の心配もなく、いつまでも
続くことを願って、相生の町を後にすることにしようか・・
今年の熱い季節はまっさかり、次いでのドラゴン大会記事の掲載は
(すでに実施された)「堺泉北大会」を予定している。
また、6月29日には静岡県の御前崎市長杯大会がある、こちらも
毎年観戦しているので、なかなか楽しみだ。