さて、ドラゴンボート記事の番外編として、今年も実施された
「ツール・ド・水の回廊」について紹介してみよう。
「水の回廊」とは、「水都大阪」イベントに連動して行われる
企画であり、大阪の街を川(運河)を使って、ドラゴンボートで
一周するというものだ。乗船するのは、ドラゴンボートの選手では
なく、一般の参加者の方を募る。
運営は、
ODBA大阪府ドラゴンボート協会)(によるもので、
これまでに前身の企画も含め6回ほど行われているとのこと。
私も過去3~4回撮影に参加している。
日時は10月20日、集合場所は大阪の中之島公園の東端に
近いローズポートと呼ばれる桟橋だ。「水都」大阪だけあり、
川には多数の船舶が行きかい、船の発着場となる桟橋も
結構いたるところにある。
天候はあいにくの雨、ここのところ、関西においても、台風だ、
大雨だ、異常気象だ、とか天候が荒れる事が多く、こうした
イベントものは、運営側はとても心配な状態が続く。
普段は、咲き誇るバラの観賞や撮影とかで一般客が賑わう
中之島のバラ園も、雨の早朝においては、誰ひとりの姿も
見ることはできない、まあ、観光客や一般客であれば
それもしかたないであろう、雨に濡れるバラなどは大変絵に
なる被写体だとは思うのだが、カメラや自身を濡らしてまで
撮影したくないというのが、一般の方の本音であろう。
ドラゴンボートのイベントも中止になるのかと思った、
それはまあ、選手や運営側は、これまで雨やかなりの荒天の
中での大会に参加したりしてきているので、特に問題は無い
のであるが、一般の方は、こうした雨の中、合羽を着るとは
言え、ずぶぬれになってまで、大阪一周がしたいのだろうか?
そんな心配が頭をよぎったのであるが、集合場所に行くと
そこには、参加者全員が集う光景があった。
うわ~、みんな、熱心だなあ、と思ったのであるが、
まあ良く考えてみれば、ボートで大阪を一周できる
などという事は、あまり体験出来ることではない。
ごく最近に、「大阪水辺バル」という流行の「バル」の企画で
大阪ならではということで、ドラゴンの水の回廊と同じコース
を船で回りながら、飲食店をはしごする、というイベントが
行われたのであるが、そううしたイベントを除けば、大阪を船
での一周は、ドラゴンボート水の回廊でしかできない訳だ。
しかし、バルとは異なり、この「水の回廊」では、参加者が
自らボートを漕がなければならない、なので、バルのように
ビール片手にのんびり、というわけにはいかないが、まあ、
その点においても、こちらはスポーツであるから、食べ歩き
とは、また異なるコンセプトの企画となっている。
参加者が次々に乗船していく、一般参加人数は32名、
ドラゴンボートは1艇あたりは22人乗り。
太鼓と舵取りに加えて漕ぎ手は20名であるが、そのうち
16名が一般参加者で、最前列の2列4名は屈強なドラゴン
ボート選手を配置して牽引力とする。
このドラゴンボートが2艇、さらに、救助艇「さくら」と、先導の
モーターゴムボート1艇にそれぞれスタッフが乗り込む。
さあ、漕ぎ始めた。
一般参加者も割りとパドルが揃っている、おそらくは
ボート競技の経験者が多いのであろう。
まあ、それもそうか・・ この雨の中、5時間にもおよぶ
ツアーを漕ぎきるといのは、ボート経験者でないと
なかなかつとまらない話だ、結局そうした経験者だからこそ
雨の中の乗船も苦にならないのかもしれない・・
参加者は全員ライフジャケット着用だ、転覆、沈没などの
危険性は意外に少ないドラゴンボートではあるが、念のため
の安全対策は必須だ。
これに比べたら各地の観光地の観光船や川くだりなどは
結構危険性が高いと思う、旅行や観光デライフジャケットと
いうのも野暮なのではあるが、安全面での配慮も必要だと思う。
さて、ボートはまず東進、日本選手権(天神)大会の会場にも
なっている天神橋や天満橋を背景に、そこから右へ曲がり、
阪神高速高架下の東横堀川へ入っていく。
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今日持ち込んでいるカメラは2台、いずれも一眼レフではなく、
高倍率ズームを搭載したコンパクトデジカメ。
雨が酷いので、機材故障のリスクが非常に大きいとみて、
あえて高価なカメラやレンズは持ってきていない。
1台は、436mmの超望遠を搭載したFUJI FINEPIX S200EXR
4年程前の機種で、マニュアルズームと望遠が効くのが特徴だが
電源投入からの起動が遅く、AFは遅くて良く外し、MFは
EVFの解像度が低くてできず、望遠撮影時の解像感も劣る。
また、コンパクトなのに一眼レフよりもむしろ図体が大きく重い。
・・とまあ、弱点ばかり述べているが、弱点があるからダメな
カメラという訳ではなく、ある条件の中では、その長所を生かす
工夫をしてやれば良い、まあ、適材適所ということだ。
具体的には、ズーミングさえ行ってしまえば、雨の中、傘を
さしながらの、片手での超望遠撮影が可能なこと、これは
400mm級レンズをつけた一眼レフではまず不可能だ。
センサーサイズも1/1.7型と、現在のコンパクト機の中では
かなり大きい方で、様々な厳しい撮影状況に対応できる。
それと、購入価格がとても安価だったことだ、2年程前に新古の
在庫品を1万2000円ほどで購入、1枚3円の法則の減価償却も
とっくにクリアしている、これから雨が酷くなって浸水などで
故障しても、まあ惜しくないカメラだということだ。
もう1台は、S200より、もっと古い、約10年前の「KONICA
MINORTA DIMAGE A2」だ、28mm-200mmのズーム
レンズを搭載しているが、まず、この写りがなかなか良い。
特に雨天などの低コントラスト下において、高彩度の
Vividモードに設定すると、センサーサイズ2/3型と、大型
であることとあいまって、雨の情感を見事に表現して
くれるので、「雨天専用機」としてずっと使い続けている。
こちらは、むしろS200より貴重なクラッシックデジタル
なので、壊れたら困ってしまう要素もあるのだが、
これまで何百回となる雨中の撮影でも壊れたことは一度も
無いので(勿論防水機能は無い)信頼して使っている。
これもマニュアルズームの他は、2ダイヤルで絞りと
露出補正の設定が並行して可能なので、傘をさしての
片手撮りが自在だく。元々高級機であるので、機能は
大変多いのだが、現在のレベルからしたら、さすがに10年
前のカメラなので、ISO実用感度が400まで(最大は800)
とか、様々な点で見劣りするが、まあ、それも前述のように
適材適所として考えてみれば、オールドデジカメであっても
問題なく現役で使用できる。
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さて、ドラゴンボートを見送った、ということで、私の役割は
「地上班」での撮影なのだが、これが例年のごとく非常に厳しい・・
カメラバッグにカメラをしまい込みつつ、地下鉄堺筋線の
北浜駅に駆け込む、日曜のオフィス街には、通勤客の姿も無く、
すいていてのんびりしているのだが、こちらは急ぐ必要がある。
ここから地下鉄とバスを駆使して、ドラゴンボートの先回りを
しなければならない、ドラゴンボートの速度は最大で時速16kmだ、
まあ、今日は選手ではないので、そこまでの速度は出ないとは
思うが、自転車並みであることは変わりない。
都会で自転車と電車の競争をするということになると、
電車は駅までの距離、待ち時間、乗り換え時間などの点で
恐らく自転車には負けてしまう、それを知った上で、なおかつ
ドラゴンボートの先回りをするのだ。
堺筋線に乗る際に「エンジョイエコカード」を購入、
これは、大阪の市営地下鉄全線、および大阪市内の市バスが
乗り放題になる一日券だ、以前は毎月20日のノーマイカーデイ
のみ売られていたのが、エンジョイ・・になってから土日は
常に600円、平日でも800円で利用できるようになってお得だ。
日本橋駅で、千日前線に乗り換える。
ここ1年ほどで、すべての大阪市営地下鉄の駅には、
乗り換えの際の車両ドア位置や出口を示す表示板が
備え付けられるようになっていて、大変便利だ。
私も大阪地下鉄は普段から様々な場所に行く事があるので
熟知している方なのだが、それでも、様々な駅の乗り換えの
際の車両位置を全て覚えている訳ではないので、この表示に
頼ることとなる。
千日前線のなんば駅に到着、すぐさま道頓堀に近い出口を
駅の中の地図で探し、そこから外に出る。
この出口を探す時に気をつける必要があるのは、
御堂筋とか大きな道路をまたぐ場合、階段をいくつも
のぼり降りするケースがあることだ、だから、そうした場合は
手前の地上出口から出て、大きな道路は横断歩道で渡った
方が楽なのである。また、商業ビルに連結する出入口では
エスカレーターが装備されている場合が多いので、例えば
深い地下鉄(長堀鶴見緑地線や、今里筋線など新しい路線
が多い)では、そうしたエスカレーターを用いるのが
長い階段を上り下りする必要がなくて体力を消耗せずに済む。
道頓堀川に到着、雨なので観光客も少ない、
ドラゴンは?というと、すぐそばの日本橋まで到着して
いるようだ、さすがに速い。 ただ、道頓堀川は、観光船
の往来が多いので、その場合、ドラゴンは退避して停船
しているため、多少の時間的な余裕はある。
午前11時半すぎ、ドラゴンボートが道頓堀グリコ前を通過。
観光客が少ないのは難点であるが、それでも、ひっかけ橋
(戎橋)の上の沢山の通行人が「あれは何だ?」とか
「競争しているのかな?がんばれー!」とか声援を送って
くれていた。
さあ、ドラゴンを見送るとここからが最大の難所だ、
ここから大正の、京セラドーム前まで20分で移動
しなければならない、ドラゴンの通過時刻は12時と
決まっている、道頓堀川の水門を開けてもらうように
手配してあるからだ。
昨年は、道頓堀から心斎橋まで歩き(走り)、そこから
長堀鶴見緑地線に乗って、ドーム前千代崎駅で降り
大正橋まで走った、その際の現地到着時刻は12時00分と、
まさにぎりぎり、ちょうどドラゴンが水門から出てくる
タイミングであった。
今年は、そのルートを避けることとした、何故ならば、
心斎橋界隈は観光客などの通行人が多く、今日のような
傘をさした状態では人ごみを掻き分けて進むのが困難で
あること、特に、観光客は目的もなくフラフラと歩いて
いることが多いので、傘をさしたカップルなどが前を
のんびりと歩いていたら、それ以上進めなくなってしまう。
そこで今日は、パチンコ屋のエスカレーターを用いて
ナンバの地下道に戻り、まず千日前線で西長堀まで乗り
そこで長堀鶴見緑地線に乗り換え、ドーム前千代崎を
目指すこととした。
西長堀の乗り換えで予想より距離があり、やきもきしたが
それでもドーム前千代崎駅着が、11時54分と、前年より
約3分の短縮、駅から急いで地上にあがり、11時57分に
大正橋近くまで進んだ、これは余裕か?と思っていると、
なんと、ドラゴンボートがすでに船着き場に到着している。
匠「あちゃ~ 水門はどうやって通過したの?」
とスタッフに聞くと。
ス「今日は最初から開いてましたよ、雨で道頓堀川の水量が
増したからではないかなあ?」
匠「ぐう・・・ しまった」
さすがに、そんな細かいことまでは計算外だ・・
とは言え、まあ、間に合わなかったものはしかたがない。
ここでドラゴンは少しの間トイレ休憩を取る、
スタッフはその間、ドラゴンボートにたまった雨水などを
かき出す作業をしている。
さて、こちらは、ここからが大変。
この次は、大阪中央市場で昼食の予定であるが、
ドーム前から大阪中央市場に最寄の地下鉄は無い。
幸いにして大正区はバス便が発達している、市バスを調べる
ると、中央市場に行くバスがあるが、12時48分の発車だ、
これだと、ドラゴンの到着予定時刻の13時前には、ちょっと
間に合いそうもない、なので、12時19分のバスに乗り、
この路線は中央市場には行かないが、最寄の停留所で
降りて徒歩12分で、中央市場まで歩くという選択肢がある。
しかし、これだとボート出発を待たずしてフライング
(出発シーンを撮れない)となる。
あるいは、ドーム前千代崎駅に戻り、長堀鶴見緑地線で
西長堀まで行き、そこから千日前線に乗り換えて、玉川
駅で降り、そこから徒歩15分でも中央市場に行けるの
であるが、これもバス利用と同様にフライングとなるだろう。
迷っていると、大阪協会の地上スタッフが車で送ってくれる
という、そういえば昨年もこのパートは車に乗せてもらい
ドラゴンの先回りをしたのだった。
車があるとのことで、ゆっくりとボート出発を見送ってから、
車に乗り込む。と、ここまではよかったのだが、車の進む
方向がどうもおかしい、大阪の中心部に向けて走っている
様子だ。
匠「あれ? この車どこに行くのですか?」
ス「中之島の出発点ですよ」
匠「あ~しまった! 中央市場に行くのだと思ってました」
ということで、肥後橋で降ろしてもらい、バスで中央市場に
向かう作戦に変更。
ここにバス路線があることは、知っていたのだが、時刻表
までは事前に調べていなかった、で、時刻表を見ると、
極めて便数が少ない路線であり、1時間に1本しかない。
これはダメだと思い、やむなく、京阪中之島線を利用する
事に変更、渡辺橋駅から中之島までは1駅だ。
しかし、これが高い、わずか1駅なのに運賃が210円もする、
まあ、新線なので、建築費の回収のためだとは思うのだが、
ここまで高いと、利用者も敬遠するのではないだろうか・・?
中之島から中央市場までは徒歩18分ほどだ。
思いのほかの遠回りとなり、中央市場着は、13時8分ほど、
スタッフはまだ色々と作業をしていたが、乗船者達は
すでにお弁当をいただいている最中。
こちらもスタッフ用お弁当をいただいたのだが、雨は降りやまず、
モーターボートに搭載してあったテントには、お客様32人が
肩を寄せ合い入ってお弁当をいただいている状態。スタッフは
やむなくテント外で「雨茶漬け」状態となったお弁当を立ち食い
の状況だ、まあ、かなり厳しい環境であるが、様々な悪条件下
でのイベント運営をこなし、過酷な状況にも十分に慣れている
大阪協会(ODBA)スタッフは、誰も不満を言うこともなく、
お弁当を速やかに平らげ、すぐさま出航準備にかかる。
13時45分、大阪市場を出航。
堂島川、土佐堀川の合流地点のへさきにある「小便小僧」の
像からは、たまに大量の水が噴水となって放出され、
ドラゴン乗船者達にもかかり、「きゃあ~」と悲鳴を上げる
女性もいたのだが、もうどうせずぶぬれであるし、かかった
のは、ただの水なので、すぐさま気を取り直して漕いで行った。
さて、ここからは、またこちらのルートが迷うところ、
ここからは、中之島を縦断するコースが望ましいのだが、
バス便は前述のように、極めて少ない、実際に時刻表を
調べてあったのだが、ドラゴンを先回りできるタイミングでの
バスは存在しない様子だ。
京阪中之島線を使えば先回りの可能性があるが、これも
前述のように運賃が高く、また途中駅で降りたら運賃は
ダブルでかかる、おまけにこちらは地下鉄の一日券を
買ってあるので、それも無駄になってしまう。
昨年は、ここ中央市場からは、モーターボートに便乗して
中之島出発点に戻ったのだが、今日は天気が悪いので、
それは厳しい、具体的には、ボートの上で傘を差しながら
片手カメラで撮影するなど、それはちょっと無理であろう。
なので、ここはすっぱり途中ポイントでの撮影はあきらめて
地下鉄を用いて「なにわ橋」に先回りすることにした。
ドラゴンの到着時刻予想は、約1時間後と見ている、
すると、2時45分前後に、「なにわ橋」下を通過するであろう。
まあ、「なにわ橋」駅は京阪の駅なので地下鉄を使うならば、
最寄は「北浜」駅となるのだが、そこへ行く手段は、中央市場
から北に向かって歩き、徒歩15分で地下鉄千日前線の
玉川駅到着に到着し、そこから日本橋まで地下鉄に乗り、
そこで堺筋線に乗り換えれば、北浜に到達することができる。
時間は徒歩や乗換えも含め50分くらいであろう・・
MP3プレーヤーで音楽を聴きながら、ゆっくり地下鉄に乗る、
大雨で中止になった今年の関空大会に行く時、文庫本を用意
してあったのだが、カメラバッグの中に入れておいたにも
かかわらず、雨に濡れてベロベロにページが開いてしまった、
今日もそうなりそうだったので、本は持たず、ポータブル
オーディオだけの装備だ。カメラをチェックしてみると、
2台ともかなり水をかぶっている、まあ、それはやむを得ない
それに、地下鉄の移動中などで軽く水を拭いたり、少しの
間だけでも乾かせるので、雨天の関空大会や他の大会での
ようにカメラが気絶する(浸水で一部機能が使えなくなる)
状態になるまでは今日はいかないであろう。
2時35分、北浜駅到着、すぐに「なにわ橋」に向かう。
雨はすでにあがっていた。ドラゴンはまだか?
待つこと約5分、2時45分に、遠くにドラゴンの姿が見えてきた。
観光船を避けていた様子であるが、まあほぼ計算通りの時間だ。
観光船を追うようにして、ドラゴンが通過した、あとは
3時にローズポートに帰着すれば良い(注、他の観光船の
発着があるので、ドラゴンの到着・下船時刻も決められている)
天満橋でUターンし、15時5分に、中之島ローズポートに
無事ドラゴン帰着、雨の中、大変お疲れ様でした。
一般乗船客はここで解散、約5時間の船旅は楽しんで
もらえただろうか? まあ、最後に天候に恵まれた様子で
中央市場から中之島までの帰路は雨には降られなかった
のは、よかったと思う。
さて、スタッフはこれから撤収作業だ、
2艇のドラゴンを木材で固定し、モーターボートでここから
北港ヨットハーバーまで回航する。
乗船料で儲けが出るといった類のイベントではなく、ほとんど
ボランティアで運営されるのであるが、ほんと、大阪協会の
スタッフはよくやってくれている、少しでも、ドラゴンの普及
とかに役立ちたいという気持ちがあるのだろうが、基本的には
誰もがドラゴンがとても好きなのだ、だからこそ、趣味という
よりは既にそのレベルを大きく超えたイベントまでも運営して
しまうという事なのだろう。ちなみに、以前、このイベントは
”大阪市長賞”をもらっている、まあ水都大阪において優れた
企画であるという証であろう。 またこれからも、このイベントを
続けてもらうことを願いつつ、加えて、来年は晴天になり
秋晴れのさわやかな空の中でドラゴンを漕いでもらいたく、
「ツール・ド・水の回廊2013」の撮影記を終わる。