今年のドラゴンボート界の話題を賑わしている新鋭強豪チームに
「bp」がある。
”どこかの強豪チームから独立したらしいぞ・・”
”それにしても、何故あんなにたくさんメンバーがいる?”
”なんでも、秘密の練習場があるらしいぞ・・”
”ドラマーの美少女は、何者なんだ?”
”初めてボートに乗った選手ばかりで、天神の決勝戦に出たらしい”
・・ドラゴン界で様々な噂がまことしやかに囁かれている
秘密のベールに包まれた謎のチーム「bp」
そもそも、その「bp」というチーム名の意味ですら、
「Beauty Party」であるとも「Beginnig Point」であるとも
色々な説が流れていて、実際のところは、さだかではない。
(そして、何故bpは大文字ではなく小文字なのか・・・?)
今回、その「bp」の実態を探るべく、彼らの秘密練習場に
潜入取材を試みることとした・・
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8月の、とある日曜日、早朝の阪急電車の苦楽園口駅。
「bp」のメンバーが指定してきた場所はここだ。
苦楽園口駅というと、阪急梅田駅からは電車で20分ほどの
距離。さほど遠い場所というわけではなさそうだけどなあ・・
指定の時間に10分ほど早く着いたので、これまでの今年の
「bp」の戦績を思い出してみる。
5月、宇治大会(京都)・・・・確か優勝だったよな
5月、東京大会(東京)・・・・観戦していないが、3位と聞いている
5月、堺泉北大会(大阪)・・・優勝かつ総合優勝だったね
6月、北港スプリント(大阪)・文句なしの優勝でした
7月、日本選手権(大阪)・・・2チーム参加で3位と5位でした
8月、久美浜大会(京都)・・・観戦していないが、2位と聞いている
8月、びわこペーロン(滋賀)・接戦だったけど、優勝でした
(注:8月の関空大会は荒天中止)
ふうむ・・ 7回の大会参加で、優勝4回(勝率5割7分)、
そして入賞率は100%かあ・・ やっぱ、なかなかすごいな。
いったいどんな練習をしているのだろうか? とは、誰でも思うよね。
Y「匠さん、お待たせ」
「bp」の監督Y氏の車が到着、これより、秘密練習場まで
連れてってくれるという。
しばらく街中を進むと、神戸の土地にありがちな急坂の地形となる、
甲山(北山緑化植物園)の横を通り、さらに、車は郊外に・・
そして、料金所を通過して、どんどんと先に進む。
匠「え? 高速道路ですか? いったいどこまで・・?(汗)」
Y「これは高速じゃあなくて、有料トンネルなんです。
(練習場は)山の上にあるんですよ、田舎でして・・」
匠「むむ・・・(汗)」
しかし、”秘密基地”とはなんたる魅力的な響きなのだろうか?
男の子なら、誰しもが秘密基地を持ちたいと思っていた。
少し前の関西圏高視聴率番組「探偵ナイトスクープ」でも
小学生から「秘密基地を作りたい」という依頼があり、
大人たちが手伝って、山奥に穴を掘る微笑ましい話があった。
また、往年のTV番組「サンダーバード」の秘密基地は、
その高価で精密なプラモデルが話題となったが、実は、わが家
には、そのサンダーバード秘密基地のプラモが作らない状態で
置いてある。マニア垂涎のプレミアム物でもあるのだが、
勿論作ったり売ったりする事はしない。
「物事への好奇心や興味において、いつまでも少年のような
気持ちを忘れないように」という自分への戒めでもあるのだ。
・・車中、そんな事を考えていた。
”秘密基地”を目指して、さらにしばらくの間車は進む、
「船坂」という地名が見える。西宮名塩のあたりだろうか?
店はもとより人家もほとんどない。
Y「あ、匠さん、コンビニ寄っていきます?」
どうやら、このあたりでは唯一のお店らしい。
匠「う~ん、水は1本持っています。
練習場に水分はありますか? ある? じゃあ大丈夫です」
言ったはしから後悔した、もしかして、タイガーマスクの虎の穴の
ような場所だったらどうしよう・・ 3日くらいカンズメにされて
写真を撮り続けさせられ、食べ物もほとんど与えられず、
ああ、カメラのメモリーもバッテリーも予備を持ってきてないよ、
いやいや、そんな事より、やっぱサバイバルには水と食料だ。
ううむ・・・ ちゃんと家に帰してくれるのだろうか?(汗)
Y「匠さん、着きましたよ、ここです」
匠「へ? ここですか?」
ボートの練習場というと、普通は、海、湖、川、と勿論、水のある
場所だ。 ここはまるで・・・建設会社の資材置き場みたいだ。
Y「こちらが、水槽になります」
匠「こ・・これは・・」
匠「きょ、巨大流しそうめん機? いやいや、失礼(汗)」
、
これで、いったいどうやって練習するのだろう?
見たところ、この水槽の水は回るな・・
つまり、流れるプールというところか?
約6m四方、それぞれの辺には、4人ほど座れる簡易椅子、
加えて中央の部分にも人が入れそうだが、しかし、どうやって
中央部に行くのか?
まあ、それはともかく、四辺の椅子に座って漕ぐことは
間違いないな・・
朝9時、bpの選手達が続々と集まってくる。
匠「これは、エルゴメーターだな、以前見たことがある、
この機械の上でパドルで漕ぐと、1分間とかの間での
ピッチや進んだ距離が出る最新型だ・・」
匠「こちらは・・ ふうむ、BBQセットだな(笑)」
Y「さあ、みんな集合、ランニング行くぞ」
監督のY氏が選手の皆に指示を出す。総勢20数名ほど。
秘密練習場を出て100mほどの場所に、少々キツイ坂がある。
Y「匠さん、まずここを3往復ほどします」
匠「ひょえ~ 写真ではたいした坂ではないように見える
かも知れないけど、これ、結構キツそうだぞ。
いきなり3往復だと、皆、ヘロヘロになるのでは?」
案の定、3往復するころには、選手達は汗だくで、肩で息を
する状態になっている。
そして練習場に戻ると、休む暇もなく、腕立て伏せ開始。
匠「ううむ・・やっぱり”虎の穴”だ(汗)
しかも、今日はとても暑い、この地区の最高気温は、
おそらく37℃~38℃になるだろう。気温が体温を
超えると、発汗・蒸発による体温低下の効果が出にくく
なるので、選手達、なかなか苦しいだろうな・・」
まあ、しかし、体温の件で言えば、すぐ横には、豊富に水を
蓄える水槽がある、そしてその水源は、敷地内の井戸水であり、
水はほぼ無限にタダで使えるらしい。
Y「さあ、水槽トレーニングやるぞ」
水槽に向かうメンバーたち、そしてY監督は、水槽の上部に
設置してある、ミニコンポのスイッチをおもむろにONする。
大音量で流れだすのは、ノリの良いクラブ系ダンスミュージック。
すると、選手達は、音楽に合わせ、バドルを漕ぎはじめる。
パドルを漕ぐと、水流が発生し、これで流しそうめん、もとい、
流れるプールとして水槽が働き出した。
音楽を良く聞くと、クラブ・ミュージックのBPM(注:ビート・
パー・ミニッツ=1分間の4分音符の数=テンポ)は120ほど。
何故それがわかるか?以前、数万曲の楽曲特徴分析の仕事を
したことがあり、そのときは、それらすべての曲のBPMを
チェックしている。最初のころはテンポ計測ソフトを用いて
いたのだが、慣れてくると、曲を聴いただけでテンポがわかると
いう風になってきた。
で、BPM120というと、ハートビート(心拍)のちょうど2倍だ、
ダンス(といっても、社交ダンスではなく、クラブ、ハウス、ディスコ、
ユーロビート、ヒップホップなどの現代的ダンスを総称した音楽
カテゴリーを指す)音楽においては、このテンポが踊るのには
ちょうど良い速さなのだ。
・・・と、そこで気がついたのは、ドラゴンボートにおいても、
ビッチ、すなわち、パドルを1分間に漕ぐ回数は、たとえば60回
とかだったよな、すると、このBPM120の曲の2拍で1漕ぎの
ようにすれば、ピッタリとドラゴン練習に向くテンポが(太鼓が
なくても)得られることになる。 ふうむ・・・
BPM120のテンポで、ぴったりパドリングが合っているな、
なるほど、これは効果的な練習方法だ。
しかし・・疑問もある、ピッチ60の漕ぎは、ドラゴンボートに
おいてはやや遅い。70ないし、それ以上でないと、実際のレース
のレベルにおいては、通用しないのだ。
しばらくすると、Y監督がふたたび、ミニコンポのリモコンを
操作して、違う曲を選んでかける。
ズンズンズン・・と、先ほどより少し速めのテンポでのソリッドな
モーグ系アナログシンセベース(多分サンプリング)の音が聞こえる。
え~と、この曲のBPMは、136から138というところか・・
すると、これに合わせて漕ぐ選手のピッチは、その半分の70弱
というところだな、ドラゴンではスプリント(短距離)ならば少し
遅めだが、クルージング(巡航速度)ならばそんなところだろうか。
そして、実際の決勝戦などを想定した高速ピッチにおいては、
音楽を止め(そこまで速いテンポの曲が見当たらないのであろう)
監督がストップウォッチを持ち、声をかけて、さらに速い漕ぎの
練習を行う。
しかし、速めのピッチとなると、選手達はかなり大変そうだ。
これは長時間は無理かもしれないな、と思っていると、監督から
「左右交代」の指示が出る。
ふうむ・・・ 左漕ぎと右漕ぎの選手を順番に交代するわけか、
しかし、だからどうなんだ?
Y「匠さん、このように左漕ぎと右漕ぎを交互に練習させます、
すると、今までにない練習効果が出るんですよ」
匠「というと?」
Y「普通、水上練習とかでは、チームの皆がボートに乗って漕ぎます、
しかし、それだと、チームの漕ぎが揃っていようが、いまいが、
だったらどうしなさいとか、アドバイスや指示をすることは
実際のボート上では不可能に近いんです。」
匠「なるほど! だからこの水槽練習では、右と左の漕ぎの人が
交代することによって、時間のあいている選手達が、
今漕いでいる人にリアルタイムで指導なりができると・・・」
Y「はい、そうです」
匠「ふうむ・・ 水槽練習には、色々なメリットがあるのですね」
なるほど、音楽のBPM(テンポ)にあわせた漕ぎピッチの習得
さらには、各自が練習者とトレーナー(指導者)に早変わりする
練習法、さらには、かける曲のテンポかストップウェオッチとか
を併用して、実際のレースの距離に応じた時間(たとえば200m
であれば1分とか)を想定したピッチ変化練習とか・・・ 極めて
合理的な練習メニューを考えているわけだな、さらには交代時間で
インターバルをとることができるので、水上練習のように時間が
惜しくて、ひたすら漕ぎ続けて、疲れるだけ、といった無駄も無い。
ふうむ、これはなかなかたいしたものだ。
けど、この水槽にも問題はある。
真夏の炎天下のビニールハウス風建造物、
これらから想像できるとは思うが、水槽のある室内は極めて暑く
なるのである、体感的には40℃を超えているし、選手達は、
筋肉を使って漕ぐのだから、もっと暑く感じる事であろう。
選手に水をかけているのだが、いじめている訳ではなく、
火照った体を冷やしているのだ。この水槽では、前述のように
発汗では体温が下がらない環境となっている。
匠「ううむ、これはしんどそうだ・・」
Y「匠さんも漕ぎますか?」
匠「いえ・・ やめておきます」
水槽での練習体験はしてみたいが、こちらは平服なので、
びしょびしょになって帰るのはちょっと都合が悪い。
また、今日使っているカメラは防水仕様ではない事もあるのだが、
そのあたりは、まあ、水辺の撮影には慣れているので、
うまく水をよけるなどして、カメラを壊すような事もない。
けど、水でカメラを完全に壊した経験は1度ある、それは、
ドラゴンの撮影ではなく、数年前のエステサロンでの撮影の
時の事だった。水には関係ないや、と完全に油断していたが、
湯を洗面器に張って、そこに足をつけて「は~ 極楽」
というシーンで、なにげなくサイドテーブルに撮影後の
カメラ(NEX-3と16mm/F2.8)を乗せたら、手を離した時に
ストラップに手がひっかかって、カメラが洗面器に丸ごと
水没(汗) それでもすぐに取り出して、しばらく乾かして
あげればよかったのかも知れないが、撮影途中だったので、
動作確認の為、あわてて電源を入れてしまった。
その瞬間、カメラは完全に沈黙。その後1週間ほど乾かして
電源が入るようにはなったが、液晶制御チップが死んだ様子で、
液晶画面が真っ暗のままだ。また、レンズもAFが動作しない。
写真は撮れるが、ミラーレスカメラで画面が見えなければカメラ
設定も構図もままならないので、このカメラはこれでアウトだ。
まったく同じセットをもう1式購入するという結果になった。
(もっとも、中古NEX-3と16mmで17800円と格安だったが・・)
さて、2時間近くになるハードな練習を終えると、「bp」の
選手達は、水槽をプール代わりに飛び込む。
よほど暑かったのか、皆、とても気持ちよさそうだ。
さて、時刻は12時をちょっと回ったところ、今日の練習
メニューはこれで終了の模様、午後からはBBQ大会と
聞いている。
選手のT氏が、大きなスイカを持ってくる。
これから、スイカ割りをするのだと言う。
「bp」選手の家族の子供達が、次々とすいか割りに朝鮮。
ただ、このスイカはかなり大型(15kg)で固い、
子供の力ではなかなか割れないので、最後に「bp」の
若手選手が力いっぱい振り下ろしてやっと割れた。
ちなみに、振り下ろしているのは棒や竹刀とかではなく、
パドルである。
大型なので大味と思われたスイカだが、意外に美味しい。
なんでも、大きい方が糖分が凝縮されるという説もあるそうだ。
さて、スイカをいただいた後は男たちは焼肉の準備。
そして、奥様の方々は、おにぎりやサラダなどの準備にかかる。
すべての準備が整ったら、乾杯の音頭だ。
練習直後の選手達は、ヘロヘロに疲れていて、「大丈夫かな?」
と心配したくらいであったのが、ビールを手にすると、
あっというまに回復したようだ(笑)
家族の子供達も美味しそうに焼肉や野菜をほうばる。
少しおなかが膨らんだ子供達は、水着に着替え、ドラゴン練習用
水槽を流れるプールに見立て、遊んでいる。
(ちなみに、今日は、例の「謎の美少女ドラマー」は練習に参加
していない。謎の美少女の水着写真を期待していた各チームの
ファンの皆様、残念でした・・)
なるほど、これは練習に家族を呼ぶ価値はあるな、
この水槽で十分に遊べるから、きっと子供や家族も喜ぶだろう。
ハッ、そうか! 「bp」の強さの最大の秘密はここにあるのかも
知れない。 つまり、何度か記事に書いたことがあるが、ドラゴン
ボートの大会は夏にかけて過密なスケジュールなので、選手は
もとより、家族や恋人などにも多大な負担をかける。
家「毎週毎週ボートばかりで、たまには何処かに連れて行ってよ!」
等と、言われかねない。いや、多分、相当言われているだろう(汗)
でも「bp」の練習では、BBQや流れるプール(?笑)で、
家族でも十分に楽しめ、恐らくはそうした不満は大部分解消され、
うまくすれば協力や理解を得られているのかも知れない。
だとすると、これはやはり強さの秘密だよなあ・・
いくらハードなトレーニングをやっていても、合理的な練習方法でも、
やはり家族や周囲のサポートがなければ、どうにもならない。
そういえば、滋賀の町内会チーム「池の里Lakeres!」が強いのも、
あそこのメンバーの多くは家族総出で、ドラゴンに熱中しているからだ。
普通に考える、”町内会”というものでは、例えば国内最高峰の
ハイレベルの天神大会で決勝進出したり、琵琶湖ペーロン大会で、
このハードなトレーニングを続ける超強豪の「bp」と優勝を
僅差で争ったり・・・とかは、とてもできない事であろう。
「池の里」では、お父さんがカーボンパドルを買うと言えば、
奥様はきっと反対しないし、息子は「ボクもカーボンを買って」と
言うのであろう。
(だから、ドラゴンキッズ大会連覇中の「池の里Junior Lakers!」は
実際に、小学生でもカーボンパドルを使っている・・)
さてさて、ここまでが、新進気鋭の「bp」の本邦初後悔の秘密基地の
概要と、その強さの秘密の推測だ。
強さの秘密の真実は実際にそうであるかはわからないが、
まあ、当たらずも遠からじ、というところであろうか・・・(笑)
ちなみに、この「水槽」であるが、「bp」としては、ここを
「秘密基地」にするつもりはなく、様々なチームの選手の方々にも、
ぜひ練習に来ていただきたい、とのことである。
国内最強の「磯風漕友会」も、8月に何回かの合同練習会を
行ったと聞いている。これはすなわち、他のチームが磯風と
一緒に練習をやって、磯風の技術やトレーニング方を参考にしても
かまわない、ということを意味する。まあ、ドラゴン界では基本的
にチームは平等なので、どこかのチームが、他のチームを「指導」
するというと、おこがましい話になってしまうが、合同練習ならば
そういうイメージは無いであろう。
余談だが、何故強いチームがそういうスタンスや行動をするか?
といえば、ここのところ記事でも書いている「世界レベル」に通用する
日本を作るために、また国内のドラゴンの普及や底上げや、新たな
エントリー層の獲得のためにも、チーム同士で、どっちが強いか?
とかで、争っているとかいうものではなく、もっと広い視野で
ドラゴン界を見ていく、という考え方にシフトしていって欲しい、
という考え方が選手や役員の間にも広まってきているからだと思う。
人気漫画「信長協奏曲」で、”織田信長”の弟”信行”が兄への謀反を
企てたとき、織田家の重臣”柴田勝家”は、当初”信行”側について
いたが、兄弟の言動などをいろいろ見比べるにつけ・・
柴「兄は天下を見、弟は兄の背中ばかり見ている、器の違いは明白だ」
というセリフを残し、”信行”を見限って”信長”側に寝返ることと
なったのだった。(これは漫画のみの話ではなく、史実でもそうだ)
これとまったく同じ、これから、ドラゴンの強豪チーム達は、
他チームの背中やドラゴンの尻尾ばかりを見るのではなく、
”天下”すなわち、世界や日本など、より広い視点をもって、
ドラゴン界の普及や底上げ、発展などに尽力していただきたいと思う、
ここのところ、多くのチームの選手達からまったく同じように、
これらの視点の話を聞くことがとても多くなってきた。
今の時代、チームの中だけの事とか、チーム間のライバル意識とかに
とどまらず、より広い視点でドラゴンを捉えていく必要が急速に出て
きたのであろう、確かに、それはとても重要なことだ。
日本選手権(天神)の決勝に残るような強豪チーム(勿論bpも含む
の多くは、そうした視点をすでにもっているように思われ、実際に
そうしたスタンスで動いていることも良くあると聞いている。
「bp」もまた、そうした意識を十分に持っているように見えるが、
これからはより多くのドラゴンチームが、そうした視点で行動して
もらうようになっていくことが、間接的にドラゴン界の発展に
つながるのだと思う。