近年の成人式というと、現代的で派手なメイクと派手な着物、
というのが大阪および関西圏では定番になってきているのだが、
ある1つの流行があると、必ずその逆の方向性が生まれてくる。
今回は、大阪、平野にあるアンティーク着物店「夢爾奈(むじな)」
のクラッシックな着物を成人式用にアレンジしたテスト撮影を
行ってみる。
モデルさんは2名、いずれも20歳前後の学生さんであり、
成人式を来年に控えている。
写真を撮ると同時に、モデルさんご本人達の感想や意見も
取り入れてみようという趣旨。
大阪、平野は、その歴史をたどれば平安時代にまでさかのぼり、
「平野郷」と呼ばれたこの地は、大阪で最も古くからある街の
1つでもある。
大阪の文化とはまた少し違う独特な雰囲気を持ち、風情ある
町並みも特徴なので、モデルさんんい着物を着てもら、町並み
を背景に撮影・・と考えていたのだが、天気はあいにくの雨模様。

着物に雨は天敵、ということで、残念ながらお店の前の軒(のき)
から動くことができない、
ふうむ・・・でも、アンティーク着物も、なかなかいい感じだよね、
で、派手な着物の多い成人式の中ではどうなのだろう?
若干地味? でも、逆に目立つことは確かかも知れない。

今度は別のモデルさん。
2人とも、今日初めて会った人達なのだが、こちらのお店に来た時は
勿論現代的な洋服姿であり、化粧もほとんどしていないすっぴん状態、
その状態と比べると、アンティーク着物姿はまったくの別人のようだ、
本来なら「使用前、使用後」みたいに比べてみると大変興味深い
結果になるのだろうが、残念ながら、本人達のご希望で
「すっぴん写真は勘弁して~」とのことなので、まあ、仕上がりのみ
ということで。

こちらのお店「夢璽奈」は、古くからの町屋である。
調度の類は非常に古い感じなのだが、おかげで屋外ロケが雨で
出来ずとも室内でも、クラッシックなイメージで撮ることができる。

まだまだ春の訪れには遠く、また、建物の中と言っても、町屋の
吹き抜け構造では、暖房も殆ど効かない。
写真を撮っていても結構寒いので、モデルさんも大変だろうと
聞いてみると、意外に(アンティークの)着物は暖かいとのこと。
まあ、成人式の当日は真冬なので暖かいというのは長所になると思う。

また1人目のモデルさんに戻る、今回は2名x2着、合計4種類の
撮影となるのだが、着付けやメイクという作業はとても時間がかかる、
通常1時間程度は必要なので、合計して最低でも4時間、食事休憩
などを加えて5時間以上の長丁場の撮影となる。
カメラの方は複数台もってきているし、予備のバッテリーもあるので
大丈夫だ、メモリーカードは近年では静止画には不必要なまでに
大容量のものしか売っていないので、こちらも問題は無い。
まあ、今日の場合、問題は寒さだよね・・

雨がやんでくれれば、屋外の方がむしろ暖かいかもしれない・・

ちょっと外の様子を見ると、幸いにして殆ど雨はやんできたようだ。

でも、降ったりやんだりということで、あとは着付けなどの仕上がりの
タイミング次第ということになるか。
ちなみに、和傘はあくまで小道具だ、紙の傘ではさすがに
実用的ではないし・・
しかし、成人式当日に雨となったらどうなんだろう?
ここ10年くらいの記憶を思い起こすと、大阪では成人式当日に
「雪」というのはあったような気がするが、傘が必要なほどでは
なかったかな・・
雨で傘が必要だったの年はしばらく無かったように思う。
もし当日雨となったら、着物が濡れたり汚れたりする心配は
勿論のこと(ちなみに着物のクリーニングは、ちゃんとやるのなら
一度全部糸をバラして洗濯するので、非常にコストがかかる)
それより、和服に洋傘は似合わないし、和傘というのも大変だし・・
まあ、でも、その心配を今してもしょうがない無い。

「雨やんだみたいだよ、ちょっとだけ外に出てみる?」

まあ、屋外といっても、途中で雨が降るかもしれず遠出はできない、
しかし、さすがに平野は古い町なので、ものの1分も歩けば、
いい感じの格子戸の家なども多数ある。

で、今回の結論とすれば、アンティーク着物の成人式も十分にあり、
という感じだ、見た目も問題ないし、モデルさんをやってくれた
彼女達も結構気に入ってくれている様子であった。
コスト面だが、おそらくは通常の振袖レンタルよりも安価にいけると
思われる、ならば、問題なしだ。
成人式のコーディネートは大阪八尾のサロン「
ニーナ・リヴィェール」
で行うことになる、通常の振袖かアンティークか、選択肢が増えて
なかなか今後の成人式が楽しみな状況だ。