2011年5月に京都で行われた、若手アーティストの作品展示会
「ART DRIVE KYOTO ART FESTA 2011 SPRING」
ここに、
劇団舞台処女(まちかどおとめ)の、女優、安田明日香嬢が
作品を展示するということで、早速見にいってみた。
安田明日香嬢のペンネームは、ysd 、とのことで展示ブースを探す。
それにしても展示数が多い・・ 京都・岡崎の「みやこめっせ」の
1フロア全てをこの祭典に使用し、出展数は200を超えている。
様々な展示を見ながら歩いていくと、非常に上手なイラストや
各種アート作品が目立つ。即売会も兼ねているので、値段をつけて
販売しているブースも多い。 ただ、上手いのは上手いのだけど、
何か違和感を感じる・・
安田明日香嬢のブースにたどりつく、作品名は「あける」

なんだか、舞台の大道具のようだ。
・・どうやら劇団の人達が手伝ったようだな?
安田明日香嬢がお客さんに作品の説明をしているようだ。
匠「リンリン!(前の芝居での彼女の役名)お疲れ様!」
明日香嬢「あ、匠さん、おはようございます!」
匠「いったいこれはどういう作品なの? ここまで見てきた
他のブースのとは全然違う雰囲気なんだけど・・」
明日香嬢「まあ、どこでもあけてください」
また他のお客さんがやってきた、絵画やイラストとちがって
この舞台道具のようなものはともかく会場で目立つらしい、
「あける」ということは、何か色々仕掛けがしてあるの
だろうなあ・・
お客さんが中央の扉をあけてのぞきこむ。
お客「ほう・・」
・・ん? 何が入っているのだろう?
この中央以外の扉はすでに私も見た。
ぬいぐるみ、ノートブック、バッグなどだが、それらの中には、
なんだか怖い昆虫のオモチャやら、不思議な書き込み
などが書いてあったのだが、この中央の扉はいったい??
また、別のお客さんがやってきた、中央の扉をあける、
後ろから廻って見てみよう。

・・? ん、どうやら中は真っ暗なようだが、ほのかな明りも
ついている様子、蚊帳(かや)のようなものが張ってある
ようにも見える。 中の様子はよくわからない・・
じゃあ、そうしたら、私もあけてみよう。
え? 何か「う~う~」という声が聞こえるぞ。
なんだこれは??
しばらくし、暗闇に目が慣れてくると・・

ひょえ~! 女の人が入っているのかよ!
いったいどこから入ったんだ? この大道具の裏手や左右は
別のアーティストの展示ブースになっているし・・
それに、開催中ここにずっと入っていたら、食事やトイレは
いったいどうするつもりなんだ?
まあ、そんな疑問がわきつつも、何か見てはいけないものを
覗き見している妙な気分になってくる。
中の女の人は、こちらが外から見ていることがわかっている
のだろうか? なにか独自の「ワールド」に入り込んでいる
ようで、歌を歌ったり、あやしげな踊りをしながら、ときたま
奇声を発している。
え・・? この人、よく見ると、女優の横山尚美さんではないか!
やはり同劇団所属で、非常に芸達者な美人女優。
同劇団で主役級の役を続けているばかりではなく、
他の劇団への客演もやったりしている。
先般は京都で「塵」という2人の役者のみの舞台劇をこなし、
私も見に行ったが・・ やや難しいストーリーながら独特の
世界観を見事に演じていた。
さすがに横山さんだ・・ この安田明日香嬢の不思議な作品
「あける」に、独特のアクセントを加える演技(?)が面白い、
中をあけた瞬間、なんだか見てはいけないようなもの(行為)が
そこにある。 それを覗き見する、不思議な面白さがある。
明日香嬢「どうでしたか? 匠さん」
匠「うん、非常によかったよ・・ 目立つブースもいいけど、
この多数の展示の中で、唯一、お客さんを楽しませるという
目線で作品を展示しているのがとてもよかった。」
さすがに劇団員だよね、自分の世界観の作品を押し売りするので
はなく、まず来場者に楽しんでもらいたい、という気持ちがある。
次の舞台処女(まちかどおとめ)の劇は大阪、天王寺で
7月2日~3日に開催されるということ。
安田明日香嬢、横山尚美嬢などの活躍が楽しみである。