旅行に行って写真を撮る時、あるいは撮った写真をブログなどに掲載する際、
よくあるのが以下のような問題である。
1)あれもこれも撮る可能性があると言って、大量の機材を持って行く事。
特に一眼やレンジに多数の交換レンズ、複数のコンパクトカメラ等。
2)観光名所ばかり撮ってしまい、パンフレットと同じような写真を量産し
自分なりのその土地からの印象を表現した写真が撮れない事。
3)撮って来た写真を時系列で並べるだけで見ている人が退屈してしまような
いわゆる「行ってきました写真」を掲載してしまう事。
なので、たとえばこのブログでの「関西の楽しみ」シリーズなどでは、
①最小限の機材
②観光目線に寄らない撮り方
③シナリオあるいはその地のイメージを感じるような写真のセレクト
などの提案をしつづけているのだが、
「それはわかったが、いつも行ってきました写真になってしまう、いったいどうしたら
いいのか?」という相談も良く受ける。
う~ん、と考えて・・ じゃあ、今回は、いっそ、匠流の「行って来ました」写真を
並べてみようと思う(笑)
写真を撮った順番もまさに時系列で並べる、カメラは広角コンパクト1台。
するとどういう風になるのだろうか・・
↑①じゃあ行ってきます~
↑②着きました~、楽しそうな街です~
↑③お店には、面白いものがあります~
↑④街の雰囲気も、いい感じに情緒があります~
↑⑤昼ご飯は、ご当地名物です~
↑⑥市場に行きました、ちょっと独特な雰囲気です~
↑⑦海は綺麗ですね~
↑⑧この地の守り神ですね~
↑⑨ちょっと顔みたいな船を見つけました~
↑⑩商店街も楽しいですね~
↑⑪晩御飯も特産品です~
↑⑫ねえねえ、彼女~、美人だね~
↑⑬若い彼女もいいねえ~
↑⑭朝ごはんも名物です、では帰りま~す
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・・・もう何が言いたいかはよくわかっていると思うが、旅行写真だってブログに
乗せるとかするならば、それはそれで一種の自己表現であるのだから、
楽しかったのは自分だけではなくて、見ている人にもその楽しさあるいは、
なんらかのメッセージを伝えるようにしていくのが良いのであろう。
写真は自分だけの中で完結する映像記録の目的だけ、ということでは無いのだから。