シリーズ第五回目も、またまた引き続き猫編(Ⅳ)である。
「何故犬じゃないの? それとか、鳥とかもやって欲しいなあ・・・」
・・・まあまあ・・
実は、猫編(Ⅱ)あたりで、自分は猫撮りがとても下手なことに気が付いたんだ。
で、猫編(Ⅲ)をやったんだけど、以前のストック写真なんかを多く使ったためもあって、
どうも変わり映えがしなかった・・
それで、心機一転、読者の方々のコメントにあったノウハウなんかも全面的に
取り入れて、新たな気持ちで猫を撮ってきた。
「ふむふむ、それで、上手く撮れたのか?」
・・・いや、やっぱ猫は難しいことを再認識した(汗)
それで、アドバイスには、たとえば、機材面では、高倍率や望遠ズームを使うとか、
あるいは技法面では、ネコの気持ちつかんで撮るとか、目線を合わせないとか、すごく
役に立ちそうなものが多々あった。
・・・なので、今回の機材は、デジタル一眼に標準ズームとコンパクトだ。
「ズデッ・・ それ、全然アドバイス聞いてないし・・(汗)」
・・・いやいや、アドバイス通りにすれば撮れるだろう事は、だいたいわかった、
けど、それでは多分、皆さんと同じような猫写真になってしまうだろう、
だから、ここはもう少し変わった写真が撮ってみたく、あえてそれらの機材を外した。
「すんげえ天邪鬼だなあ・・」
・・・基本を身に付けた上で、応用にチャレンジすると言ってくれないか?(笑)
・・・ま、ともかく猫写真だ。 今回は、6枚。
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↑①IXY Digital L 40mm相当
↑②Olympus E-300 + OM85/2.0 (170mm相当)
↑③Olumpus E-300 + ZD14-45/3.5-5.6 (28mm相当)
↑④Olumpus E-300 + ZD14-45/3.5-5.6 (28mm相当)
↑⑤Olumpus E-300 + ZD14-45/3.5-5.6 (28mm相当)
↑⑥Olumpus E-300 + ZD14-45/3.5-5.6 (28mm相当)
「むう、ほとんど広角で撮ってるじゃないか、しかも全部飼い猫ではなくてノラ猫・・・
警戒心が強いはずなのに、いったいどうやってここまで近づいたんだ?」
・・・うん、考え方をまるっきり変えてみた。
まず、天王寺公園に行ってみた。
ここは、沢山のノラ猫にエサを上げている人がいつもいる。
(まあ、それ自体どうなのだろうか? という問題もあるかもしれない・・
ただし、これはホームレス等の社会的な問題にもからんでくるので、難しいところ・・)
餌付けをされた猫は警戒心が殆ど無い。 そして、エサを上げている人に聞いて、どの猫が
どれくらい前から餌付けされているかも聞いてみた。
すると、ここに来はじめで1週間というネコが2匹、さすがにその子達は近寄ると一瞬で逃げる、
けど、そうじゃない慣れたノラ猫達は、人間が近づいてもエサを貰えると思って逃げないんだ。
「なんだ、それだったら誰でも撮れるじゃないか・・・」
・・・あはは、簡単に撮れないのだったら、無理して望遠やら持っていって技法を工夫しても
無駄打ちが多くてやってられない。 だったら「いかにして容易に撮れる状況を作り出すか」、
という方に考えを変えて知恵を絞ったんだ。・・・それもまた「技術」の一種とは思わないか?
「ううむ・・確かに・・・(汗)」