・・ああ、ブログ書きすぎで肩こったよ、マッサージでも行くか。
行き着けの保険整骨院は、300円で電気治療とマッサージができる。
たまに行くのであるが、漫画好きの若いスタッフ達とすぐに漫画トークが始まる。
女医「匠さん、ガラカメ最新見ました? あと、ハチクロ手に入りました?」
・・・ガラカメはまだ録画みてないよ、天の輝きだろ? ハチミツとクロバーは
やっと1巻読み終わったところ。
男医「匠さん、深夜、シティハンター91の後、エンジェルハートはじまりますよ、
それと、頭Dとカウンタックは?」
・・・お、G.H. がいよいよTVに登場ですか? けど、美樹ちゃんでないんだよね、
冴子の妹も出ないしねえ、、イニDは、映画見に行く暇ないよ。
カウンタックは今2巻読み始めたよ、イニDの方がマニアックだけど、
カウンタックも面白いねえ。 で、ハチクロとハチロク、訳わかんなくなるよ。
女医「エンジェルハートはどこの映像プロダクション? C.H. の1~3までと
91は違うんだよね、91と同じかなあ? 海坊主が色黒になるんですよね」
・・・無茶マニアックだねえ(爆)・・・冴羽寮はもう主役じゃないしなあ・・・
あ、そうそう、ガラカメDVDでたよ、でも4話づづじゃ、揃えるの大変だなあ。
あと、プルートーのVOL 3 まだ出ないのかなあ? イニDの32巻も遅いね。
それから、どうせエンジェルハートやるなら、キャッツアイもリメイクしたら
面白いかもね。 それと、NANAは私は出遅れたからもう読まないよ(笑)
ワイワイ・・ガヤガヤ・・・ いったいマッサージ治療に行っているのか、
漫画の話をしにいっているのかわからないが、まあ、これも趣味の1つであるから
これはこれでいいのである。 時にはお客さんの若い女性にも漫画好きの人がいて、
話に乗ってくることがある、あるいは整骨院のお客さんだけではなく、若い女性
と話をする場合もある、だから、少年漫画だけでなく、少女漫画も満遍なく
チェックしておかなければならないのが重要なポイントである(笑)
女医「匠さん、今日、セカチュー(世界の中心で愛をさけぶ)TVでやりますよ」
・・・何? 知らんかったぞ、急いで帰るよ、もう治療は途中でもいいや(爆)
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帰り道、中古カメラ屋のショーウインドウにシルバーに輝く珍しいカメラを発見。
(実は、中古カメラ屋でデジカメプリントの合間に近くの整骨院に行ったのである、
戻ってきたら、プリントがあがっているという寸法である。)
・・・おお、これは、αの輸出仕様の DYNAX ではないか! ん? 30? 知らんぞ。
・・・店長~、あれ見せて。。 ズカズカと勝手に入ってカメラを取り出す。
・・どれどれ、むう、これは変わってるなあ、α-Sweet と α-Sweet 2 と、α-70を
足して3で割ったような外観と操作系みたいだ。 うん、これは買っておこう。
いちばん手前のカメラが DYNAX 30 である。日本流で言えばα-30というところか。
新品らしく、時計が合ってないで点滅してる。 ん? 2004年? 意外に最近のカメラか。
それにしても、この海外仕様、なんと、ミノルタブランドである。 コニミノじゃないの?
へえ・・・
性能は、 1/2000秒シャッター、1/90秒シンクロ 3点AFである。
ふうむ・・・ まあ、αシリーズの中では、最も低い性能の普及機だな。
名機α-Sweet 2 よりも僅かに一回り大きく、男性の手にはちょうどいいサイズ。
よし、これに白レンズとかSTFとか付けて遊ぼうっと・・
αは沢山持っているが全部が銀色のカメラは初めてである、白っぽいところが
多いレンズをつけると、なかなかお洒落かもしれない。
特に銀塩カメラの初級の若い女性には、いまだに Sweet 2 やα-70は人気である、
・・・ちょっと変わったカメラで、話をするきっかけとするか。
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匠の【課外授業】女性ポートレートモデルの見つけ方(笑)
えっ~と、たまに書く女性のポートレート記事のコメントで
『どうやって、モデルさんを見つけるのですか?』という質問がよくある。
・・・そんなのは、別にモデルに限らず、どうやって声をかけるとか、
その類のイロハだろう? そんなのをいちいち聞いてくるなよ~(汗)
でも、まあ、いい機会である、課外授業として、少しやってみるか(笑)
ちなみに、普通、こういうノウハウは公開しないものである、
だって、公開して私に何の得があるのか?
でも、まあ、それもいいだろう、そもそも写真やカメラのノウハウだって
公開しても何の得にもなりゃしない・・じゃあ何故?ってか? そんなの知るかいな(笑)
自分がやりたいからやるだけである、好きな事を続けるのに理由なんかないよ、
誰かの為に、自分がなにかが出来るだけまだマシだろう? それが楽しいんだよ。
自分が何もできないのなら、ごちゃごちゃ余計な事を言うなよ・・・
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さて、本題である、ポートレートモデルの探し方(初級編)
最も簡単なのは、カメラを持っている女性に、カメラの話をすることである。
・・・「お、なかなかいいカメラ使っているねえ」
(カメラを持ってなかったら、別に時計でもバッグでも香水でも何でも誉めたらよい、
けど、それはそれなりに、そのジャンルについての知識が必要である。
女性用の香水の香りを言い当てて誉めることができたら、遊び人としては超一流である
私もその域にはなかなか達せられないので精進している・・笑 もっとも、そこまで
やってしまうと、とてつもない遊び人だと警戒されるかもしれないが、まあ、トーク
の持って行き方次第では、最終兵器にもなるので勉強しておいて損は無い)
そして、その際には自分の持っているカメラは、EOS-1V とかF5 とか、そんな威圧的な
カメラであってはならない。 高いカメラを持っていたらヲタクかと引かれてしまう、
それでは絶対にモテないのである。(見かけよりも中身を磨くべし!)
銀塩一眼なら等身大のα-Sweet 2とか、あるいは金属のMF機、もしくは、変わった
カメラが良い、それから、OLYMPUS PEN とか、IXY あるいは、μ-Ⅱ、GRなどという
小さいカメラも「きゃ~、かわいい~」と大変好評である。
(ただし、トイカメラは若い女性の方が詳しい場合が多々あるので効果無し)
女性「そのカメラ写るんですか?」
・・・「勿論! じゃあ、これで撮ってみるね・・パチリ」
小さいカメラはまず嫌がられることは無い。
おまけにコンパクトカメラでも、ちゃんとしたやつは下手すると一眼より高画質で
あるから、後で写真を上げることになっても全然オッケーである。
(ここでチェキやポラロイドを出すのは最悪である、画質的にも良くないし、
だいいちその場で話が完結してしまう。 あくまでも続きがなければ意味が無い)
女性「そのカメラ欲しいな、いくらするんですか~?」
・・・「う~ん、結構高いんだよ。 デジタルの一眼レフよりも高いかもよ」
女性「え~!! 一眼レフよりも~?(汗)」
そして、デジタル一眼は必須である。 装着レンズはかならず50mm~85mmの大口径
レンズである。 小さいカメラでまず話のきっかけを作って、
それから、あらためてバッグの中からごそごそと取り出すようにする。
・・・「ま、デジタル一眼レフっていうとこういう感じだよね」
・・・「じゃあ、こっちで撮ってみようか?こっちはデジタルだからすぐ見れるよ」
・・・「ほんじゃ・・ あれ? どうやって使うのかな?」
女性「(この人、カメラ使い慣れないんだ)あはは・・・笑」
カシャカシャカシャ・・・ おっと連写になってしまった。
女性「(ほら、操作間違えた)あはははは・・笑」
・・・「ほら、撮れたよ。こんなもんでどう?」
「きゃ~! なにこれ~。 すご~い! コレ私? まるで別人みたい!」
・・・「あはは、実は撮り方にコツがあるんだよ、たとえば露出補正だな・・・」
「ロシュツホセー?」 ・・・うんぬん、かんぬんと軽い講義がある。
「へえ~、カメラって奥が深いですね」(尊敬のまなざし)
・・・「あ、ブログとかもやってるんで見てね、それと、さっきの写真を送るよ、
これメアドだから、よかったらメールちょうだい、送り返すから」(名刺渡す)
以上である、これは初級編であるから、これなら誰にでも簡単にできるはず。
出会いが無いとお嘆きの貴方、それは機会が無いのではなくて、自ら機会を
作っていないだけの話である。
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そして、この初級シナリオには、重要なポイントがある。
撮った写真は確実に美しく綺麗な彼女を捉えてなければならない。 これが鉄則である。
「なに? 失敗が許されないのか?」
・・・当たり前である、世の中に美味い話は無い、楽してできる話もない、
ここぞという時に絶対に失敗しない技術を磨くのは、別にナンパのみならず(笑)
プロとしての仕事の上でも必要なことである、別にプロの仕事でなくてもいい、
自分の名誉をかけた頼まれ写真もあるだろう、そんな時にビビっていてどうする。
「どうやって女性を綺麗に撮るんだ?」
・・・何度も説明しているだろう? もう一度過去記事を振り返って読んで欲しい。
勉強したり、技術を磨くのはモチベーションが必要である。 その理由はなんでもいい
女性にモテたいと思うのであれば、必死になって精進するべし。
その結果がどうであるかはわからない、けど、勉強して損は無い。
ごちゃごちゃ屁理屈をこねていて何もしないヤツがモテるわけはない、自分への言い訳や
他人の批判をする暇があったら、寝る間も惜しんで鍛錬するべし。
そして、さらに付け加えて言うなら、重要なのは気持ちの入れ方だな。
「なんだ、精神論か?」
・・・いや、違う。 気持ちというのは、女性の美を見分ける力のことだ。
まず、どんな女性でも必ず魅力というのがある。 おっと、これを言うと男性だけに
向けて言っているようになるな(汗)、逆もまたしかり、どんな男性でも魅力はある。
・・・で、そうした魅力、まあ、面倒だから男性視点で話をすることにしよう(笑)
たとえば、女性の目がかわいいとか、髪が綺麗とか、うなじが色っぽいとか、
肌が白いとか、肩のラインが柔らかいとか・・・ そういうのはわかるかな?
「ううむ、わかるかもしれないし、わからないかもしれない」
・・・わかるためには、いったんその女性を自分の恋人だと思えば簡単である、
どこに魅かれるのか、それがポイントである。
彼女のここがサイコーというのは、一種の自己暗示かもしれないが、冷静に考えても、
人間である以上、そうした本能は持っている筈である。
だったら、それがわからないわけがあるまい・・・
けど、胸が大きいのが魅力とか、そういう直接的なのはダメだぞ! そこは注意する
必要がある。 あくまでもスマートかつストイックに考えなければならない。
そういう遊びは、きちんと恋人になってからやりたまえ・・・(笑)
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こんな話もあった。 ある女性を撮影するとき。
・・・「貴女は右からのアングルの方が綺麗に写るから」と言いつつ右から撮り続けた。
「どうして右から写すんですか?」
・・・「貴女は右手の方が綺麗だよ」
「はっ! そうなんですよ、私の左手は黒子(ホクロ)が右に比べてすごく多いんです、
男性って、そんなところまで見ているんですか?」
・・・「女性だって、男性の隅々まで見ているでしょう? 同じことですよ」
観察力を磨くことは非常に重要であるが、とは言え、ここはやりすぎると、
何か細かいところまでジロジロ見ているとか、欠点を探しているようにも誤解され
がちなので、あくまでほどほどがよろしい。 また、それを言うタイミングや
シチュエーションも大切である、同じ言葉でも、それは甘露にも凶器にもなりうる。
このへんは上級編であるので、場を読む自信が無い人は使ってはならない。
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また、こんな話もあった。 どうしても嫌がって写真を撮られたくない女性がいた。
・・・「貴女は、いままでちゃんと写真に撮られた事が無いんじゃないですか?
どうしても緊張したり、表情が硬くなったりと・・・ でも、周りはいつも貴女の
普段の素敵な表情を見ているんですよ。 だから恥ずかしがることは無いです、
いつもの表情が捉えられたら、貴女はきっと魅力的に写りますよ、そういうのを
撮られ慣れるって言うんです。 では、少しだけ写してみますね」
ダダダダダ・・・(超高速連写)
「キャ~、アハハ・・・ヤメテ~」
・・・うん、良く撮れてますよ、どうですか?
「ん? 確かに今までとはちがいますね」
・・・では、もう少し頑張ってみましょうか、ちょっと工夫しますね、
・・・あ、そうそう、今日はいままで撮った枚数分くらいいっきにいきますよ、
「ハハ・・」 ダダダダダダ・・・「アハハ・・・恥ずかしい・・」
・・・うん、バッチリですよ、これどうですか?
「おお、これはいい感じですね、へえ~」
・・・じゃ、さらにいきますよ ダダダダダダダ・・・もう今まで分くらい撮ったかな?
「へえぇ・・ 私ってこんな感じなの?」
・・・うん、いやいや、こんなもんじゃないですよ、貴女はもっと綺麗に写りますよ。
ダダダダダダダダダダダ・・・
「うん、これ、いいじゃないですか~」
・・・横顔もいい感じと思いますよ、では横顔いきますよ、ダダダダ・・・
「あはは、確かに、いい感じ、もっと撮ってくださいよ~」
・・・どんどん撮るよ~、もう、一生分撮るよ~、ダダダダダダダダダダダ・・・
以上である、このへんは中級編であるが、まあ、シナリオは理解できたと思う。
すなわち、ポートレートは「ノリ」の感覚を作り出すことが最重要なのである。
写真にかぎらず、恋愛においても、ノリは重要である、ノリがあれば、多少無茶
なシナリオも実現できる可能性が高い・・・
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今回は珍しいカメラを紹介するはずの【玄人専科】が、すっかり【恋愛専科】いや、
そこまでもいたらないかもしれないが、ポートレートの秘技の紹介となってしまった、
(それと言うのも、セカチュー(世界の中心で愛をさけぶ)の映画をTVで見ながら
ウルウルして書いていたせいもあるかもしれない。 セカチューはいいよね・・・)
そして、1枚の写真が恋のはじまりになるかもしれない。
大切なのは恋愛に限らず、今の一瞬一瞬は、常に真剣勝負だという事である。
できないから、わからないから、と自信を持たないでいたら、何も新しい領域に
踏み込むことはできない、まずは一歩踏み出す勇気を持たないと、経験を蓄積
することなんか、できやしないと思う・・・ これはもう、技術やらセンスやら
それ以前の問題、ともかく、行動を起こさなければなにも始まらない。