2016年7月17日に、大阪・天満橋・八軒屋浜にて行われた、
「日本国際ドラゴンボート選手権大会」の模様より、第3回目。
今回の観戦記事では、各チームの人間模様をアトランダムに
紹介するといった形式で進めている。
ただ、50チームも参加する大規模大会だ、全てのチームの事を
紹介するのは難しい、常連のチーム等はまた他の大会記事で
詳しく紹介する事もあるということで、ご了承いただきたい。
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さて、冒頭のチームは「東京龍舟」だ、
本大会には、混合の部に「東京龍舟」と「TOKYO DRAGON」の
2チーム、さらに、シニアの部に「東京龍舟マスターズ」の合計
3チームをトリプルエントリー、本大会での最大勢力となっている。
匠「今回、”東ドラ”さんは3チーム?凄いですね、60人位?」
東「シニアとも被るので、選手はもう少し少ないけど、でも合計
だとそれくらいは来ていますね」
でも、たとえば昨年などでも同様で、以前は良く見ると、ロシアの
チーム「ゴリニチ」などのメンバーも加わっていた模様で国際色も
豊かである、でも、場合により、チームの移り変わりの激しい東京
地区のメンバーをともかく集めた、という事もあるかも知れない、
実際の戦績がどうか?そこに焦点は絞られるであろう。
混合の部の主力チームである「東京龍舟」は、予選で「関ドラ」軍団
を抑えて1位抜け、準決勝では、連覇中の「INO-G」と、決勝常連の
「関西龍舟シンバ」にはばまれ、3位となるものの、タイム順で無事
決勝進出だ。
サブチーム、混合の「TOKYO DRAGON」は、敗者復活で2位となり
準決勝進出なるも、ここで兄弟チーム対決となってしまい、
残念ながら準決勝で敗退。
シニアの部の「東京龍舟マスターズ」は、1回戦1位、2回戦も
1位となり、見事総合優勝だ。だが、シニアも出場チーム数が
今年は少なく、また2回しか漕げないのは、ちょっと物足りなかった
かも知れない。
混合の部の決勝は、ちょと見ものとなってきた、かなりの激戦が
予想され、決勝に残っているチームであるチーム名を見ても
まったく勝敗の予想ができない状況である、混合決勝の模様は
また追って詳しく紹介する。
こちらは、オープンの部、およびシニアの部にダブルエントリーの
「坊勢酔龍会」(兵庫・瀬戸内海)である。
かつての古豪であるが、近年また調子が上がってきている、
オープン、シニアとも決勝常連である。
匠「坊勢さんは家島でしたよね」
坊「はい、そうです」
だが、実際には、家島というのは単独の島ではなく、
瀬戸内海に浮かぶ、小さいいくつかの島をまとめて「家島諸島」
と呼ばれている模様だ、その中に坊勢島というのがある。
私はメインの「家島」には、撮影旅行で訪れた事があるが、
坊勢島には残念ながら足を伸ばした事は無い。
匠「今年は調子はどうですか?」
坊「あ~、あまり練習していないからなあ、特にシニアは全然だよ」
匠「ALL BEERsだから、ビールばかり飲んでいるのですか?(笑)
大阪からドラゴン艇が2艇行っていると思うので
(注:大阪協会の旧所有艇が譲渡されている)
それ乗って練習して頑張ってくださいね」
坊「そうだね、まあ、今日はある程度いけるのじゃあないかな?」
匠「そういえば、朝の情報番組で、視聴者の人がTVのリモコンの
ボタンを押して、今は晴れているとか、今日は長袖を着るとかの
アンケートに答えるコーナーがあるのですが、
毎朝、家島のあたりの場所で2軒くらい答えていますよ。
熱心な番組ファンがいるのですかねえ・・
毎日、それ見ると、”坊勢の人達かなあ?”って・・」
坊「あはは・・さあ、知らないなあ・・」
「坊勢酔龍会」のオープンは、敗者復活で1位抜けして準決勝に
進出、準決勝の模様の写真はまた後で紹介するが、今回は
結構「磯風」に食いついていって、なかなかのものであった。
シニアの部での「ALL BEERs」は、1回戦、2回戦とも2位で、
総合2位となった、シニアの部は、昨年、1昨年ともに、
レース毎に順位が変動する激戦区であり(他カテゴリーでは
あまりそういう事は無い)、今回は順位変動こそなかったものの、
1位の「東京龍舟マスターズ」と「坊勢ALL BEERs」の差は
2レースとも半艇身程度と僅差であり、僅かな差で逆転の
可能性もあったように思えていた。
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さて、時刻はそろそろ昼前、だいぶおなかがすいてきた。
どこからともなく、名物の「天神カレー」の香りがしてくる。
「天神カレー」とは、本大会の長年の伝統での、選手の昼食用の
炊き出しである、毎年だいたい千数百食作られる。
会場の「大川」の北側の「選手村」に、メインの配給所があるが
こちらの写真は、南側の「大会本部」側の出張配給所だ、
こちらでは主にスタッフ用の昼食として配られている。
まずここで1杯いただこう。
私はこの「天神カレー」が大好きであり、毎年、余った分を
お替りとしていただいている。この味を再現しようと過去10年
位、家で調理実験を続けているが、なかなか同じ味はできない。
で、気温が高い暑い日には、このカレーはいくらでも食べられる
最高に食べたのは、数年前の大会で、その時は5杯であった。
というのも、前日に大型の台風が来襲し、大会は無事開催された
ものの当日キャンセルになったチームが続出し、カレーが大量に
余ってしまったからだ、それ以外の年は、毎年3杯づついただいて
おり、閉会式後、余ったからといってスタッフか来客用のものを
渡されて、さらに1杯追加でいただくこともあった。
選手村を廻っていると「匠さん、今日はカレー何杯食べた?」と
選手達によく質問される事がある。
匠「今日はあまり暑くないし、お腹の調子もあまり良く無いので
1杯だけですよ、でも2時ごろに、もう1杯いただこうかな・・」
午後2時になると、カレーの配給は終了される、その時点で余った
ものは、希望者に配れる場合がある。ただし殆ど余らない場合も
勿論あるので、確実に食べようとしたら、残りの様子を見ながら
2時頃に配給所の前あたりで待ってなければならない(笑)
今日もその方法でもう1杯いただいた、まあ今日の天候や体調
だったらこれで十分であったのだが、2時過ぎごろに会場に本部
よりアナウンスが・・・
本「カレーがまだ沢山余っているみたいです、選手等の方で
希望される方は配給所に行ってみてください」
おや、まだ余っているのか、どうしようかなあ・・と思いつつ、
2時半ごろに「あの~ まだ余ってますか?」と配給所に行くと
「はい、ありますよ」と、3杯目をいただいた。
場合により、この時点でご飯が余っていると「超大盛り」になる
事もある、だが、今回は幸いにして普通盛りなのでまだいける。
さすがにこのあたりで在庫切れ、私の方も今日はお腹いっぱいだ。
これで直近5年間では、18杯いいただいた事になる、
選手達にこれ以上食べた人は居るか?と聞いてみても、なかなか
居てない模様だ、当面は日本選手権では不滅の記録であろう(笑)
さて、こちらは神戸の女子高生による「チャリティ販売」である
授業の一環として、選手達に果物、スイーツなどを販売し、
売上金を開発途上国に援助すると言う。
昨年から始まったイベントであり、これにはベテランチーム
「パイレーツ」(大阪)のメンバーである教師の方が陣頭指揮を
している。
今年は、熊本地震の復興支援も含め「くまもんドーナツ」と
飲料を販売している。
現役の女性生徒さんなので、写真にお顔は写らないようにして
おこう、お腹がいっぱいなので申し訳ないがドーナツはパスして
飲み物だけ購入させていただく。
会場での販売は、これ以外にもいくつかの露天営業がある。
こちらは「磯風」の選手もオススメの、マウスピース、タイツ、
マッサージなどの露天ショップ、この店以外にもいくつか、
パドルとかグッズなどの販売店がある。
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「bp」のテントに行くと、選手が何か困った様子。
匠「どうしたのですか?」
b「いやあ、パドルが折れてしまったのですよ」
匠「先ほどの準決勝でですか? うん? 旧型の cd2でしたら
たまに折れるという話も聞きますが、それ、全然別物ですね、
それに、折れていないのでは?」
b「タイフーンというものです、長さが調整できるようになって
いる最新型です、で、その調整用のネジが飛んでしまって・・」
匠「はあ・・ そのまま漕ぐというわけには?」
b「延長部がスカスカに動いてしまうんですよ、困ったなあ、
これ高かったのですよ、4月の相生の選考会用に買ったの
ですが3万7千円位しました、まあ値段はともかく、決勝で
使えないのはどうしよう・・」
匠「3万7千円は高価ですね、実は私も今日はカメラが1台不調に
なってしまったのですが、そんなに高いものではありません、
中古カメラが何台も買える値段ですね」
そこへ別の選手が、話に入ってくる
選「タイフーンだったら、今日、店を出してますよ」
匠「ああ、そうでした! ”TAITAM X”の選手がその店に詰めて
いました、あっちのカレー配給所の前ですよ。
そこに行って、修理してもらったら良いです。
場合により、保証期間だとか言って替えてもらうとか(笑)」
b「保証書は今日は持っていないけど、まあ行ってみましょう」
・・・決勝戦の後で様子を聞くと、なんと、新品パドルに交換して
貰ったとのこと。
匠「へ~、タイフーン、太っ腹ですねえ。よかったです!」
さて、幸いにして雨はもう降らず、レースは順調に進行している、
たまに観光船が通るので、その際は中断するが、観光船の時刻表
も加味されてタイムテーブルは組まれている。
豪雨や夕立などで中断されなければ、そして、川の流れが不規則
となってスタートが揃わないという事態が発生しなければ、このまま
オンタイムで進行する事であろう。
参加チーム数が50と多いが、5艘建てレースなので、レース数は
35とそこそこ少ない、ただ、それでも本大会は、終了時刻が
6時を廻ってしまうことが通例なので、遠方から来ているチーム
も多々ある事から、予定通りの時間(レースは午後5時まで)で
終了する事が望ましい。
こちらは、女子チームの「Team 河童」(大阪)
「河童円陣」に、ひさびさの潜入だ(笑)
円陣を組み、「キエーィ」と奇声をはりあげながら、円陣を解いて
腕を振り上げる、その後、「うっふ~ん」だか「あっは~ん」と
いった色っぽい声をあげ、周囲に居る男性チームを圧倒するのだ。
女子チームは、女子のカテゴリー戦は各大会に必ずある訳ではなく
場合により、ルール上「オープンの部」に参戦する事もよくある。
混合の部の男女比率ルールを緩和して、女子のみチームの参加を
認める解決策もあり、実際そうなりつつある模様だが、まあでも、
本大会を初めとする、現在の混合の部のレベルの高さとなっては、
たとえ、さしもの「河童」といえども、混合の部で優勝するのは
少々難しいであろう。
で、オープンの部は周囲は男性ばかりだ、その気合をそぐのも
この「河童円陣」の効果の1つだ。
最高にそれが決まったのは、もう10年ほど前の和歌山の大会
であっただろうか? オープンの部の決勝で「うっふ~ん」とか
やって、周囲にいた「消防署チーム」だったか「自衛隊チーム」
であったか?そうしたコワモテの男性チームが目を白黒させていた。
もしかすると、さらに決勝のスタート前の水上でも、峰不二子か
野上冴子(注:シティハンター)ばりの話術があったのかも
知れない(汗)まあその真実はあきらかでは無いが(笑)
ともかく「奇声により気勢を殺がれた」男性チーム達は見事に術中
に嵌り、河童はオープンの部で3位入賞という立派な戦績を上げた
事がある。
まあ勿論、実力も経験レベルも高いチームなので、純粋に勝つ
べくして勝ったともいえよう。
昨年の最終戦の静岡のツナカップでは、「河童」の有志メンバーが
「関空飛龍」とコラボチームを結成し、見事にカテゴリー優勝の
実績を上げているのだ。
その「河童」は、女子で本大会十連覇以上の絶対王者である
相生の「Super Dolphin」と対戦する。
「ドルフィン」はもう説明の必要も無いが、「磯風」の兄妹チーム
であり、本大会や相生ペーロンで長きに渡り王者の座を譲らない
超強豪である。
この写真が一番わかりやすいかな・・?
私が注目しているのは、近年の「河童」のフォーム改造だ。
これを最初に見たのは、一昨年の「スモール選手権」であったかも
しれない。「河童」の漕ぎがこれまでとガラリと変わったのだ。
体を前傾させず、直立させて漕ぐ、一見「手漕ぎ」になっている
ような雰囲気もあるが、そうでは無い。で、これで速いのだ(!)
ドルフィンは、兄貴分「磯風」と同様に体を前屈させてストローク
でひっぱるオーソドックスな漕ぎ、勿論速いが、現状では河童との
差は250m地点で半艇身、1秒半程度という感じであろうか?
レースの前半では写真のように、ほぼ両者に差は無い。
見ていると、まったく違う漕ぎ方なのに、同じような速度で
進んでいくことが、とても興味深いのだ。
「河童」は、新フォームはまだ改良途中だと言う、1つの新しい
フォームを完成させるには何年もかかると聞く、これはまあ、
他のスポーツ、例えばゴルフや野球などでもそうであろう。
そして、「河童」もまたチーム再編成の途中段階だ、
今年の「宇治大会」や「堺泉北大会」では、両者スモール大会
故に、河童は2チームをダブルエントリーした。本大会での
「中電龍舟」のように、片方は新人ばかりのチームだ。
勿論、最初の段階では、ベテラン側のチームとのタイム差は酷い
ものである、下手をすれば数十秒の差がついてしまう事もあった。
ところが、今回はすでにもう新人が半数近くも乗っているとは
思えないような漕ぎの完成度となっている、このまま今年1シーズン
を通したころには、もう一丁前のレベルになっていくのだろうか?
まあでも、そのあたりは良くわからない、だが、女子チームは
結婚や出産などのライフスタイルの変化により、男子チーム以上に
チーム維持が難しいのだ、その中で「河童」は良くやっていると思う。
さて、こちらは、混合の部の「東海龍舟」(愛知)
「東海」は、入賞常連の強豪チームである、私が見るかぎり
多くの大会での決勝進出率が極めて高く、非常に安定した実力を
持っていると思われる。
今回は、1艇半のエントリーで、スモールの部にも「東海ドラゴン」
が参戦している。
今年の戦績では、6月の「堺泉北大会」が印象的であった、
雨の大会で、遠征の「東海」は女子メンバーが足りず、やむなくの
オープンの部での出場だった、決勝に無事残ったが、そこには
「bp」軍団の2チームと、鳥取の強豪の「しげる」が居た。
「東海」は、慣れないオープンながら「bp」軍団に喰らいつき
見事に3位入賞となったのだ。
さて、今日の戦績はどうか?
まず混合の部では、敗者復活で「バーバリアンズ」を抑えて
1位抜けで、準決勝に進出、しかし、そこは「東ドラ」x2、
「関ドラ(シンバ)」、「INO-G」と、そのまま決勝戦だと
言ってもおかしく無い、超激戦区のホットなレースであったのだ。
さしもの「東海」も、ここでは4位に留まり、「名古屋の名門」は
残念ながらここで敗退。
スモールの「東海」は、新人中心だったのだろうか?1回戦3位
2回戦2位とあまり振るわず、決勝進出を逃してしまった。
今回の大会の中で、惜しかったチームとして、個人的に印象に
残っていたのが「東海」と「池の里」の準決勝敗退であった、
まあ、いずれも超激戦区であるので、やむを得ない点もあるのだが、
「東海」は特に、事前には決勝に残ると予想していたのだが・・
こちらは、混合の部「常翔喜龍」(大阪)
常翔喜龍(じょうしょうきりゅう)は、大阪産業大学の準クラブ活動
のドラゴンボートチームである。
準というのは、正式なクラブとしては、同校には確か聞くことろでは
野球とサッカーとバレーボールくらいしか無い模様であり、ドラゴン
は同好会以上、クラブ未満というところであろうか?
いちおう学校側から活動費などの援助が若干ある模様である。
若く元気のよいメンバーの集まりなのだが、弱点もある、
それは、学生さんなので、毎年メンバーが卒業(引退)して
入れ替わってしまう事だ。
この為、調子の良い年と、ちょっと今年はなあ、という年が
出てくるのはやむを得ない。
そして、上級生が引退するのも、たいていこの日本選手権大会
のタイミングらしい、今年も3回生はこの大会で引退だとの事。
国内の大学で「ドラゴンボート部」があるケースは極めて少ない、
兵庫教育大と、こちらの大阪産業大学くらいであろうか、
ボート部やカヌー部は他校にはいくらでもあるので、まだまだ
ドラゴンはマイナースポーツであるようにも思える。
今日の大会では、大阪産業大学の多くの学生さんは、スタッフと
して各所で働いている、ウォーターマンあるいはレート計測である。
レート計測とは聞きなれない役割だ、ちょっと話を聞いてみよう。
匠「こちらは何をやっているの?」
産「あ、スタートのレートをこの機械で測っています」
見ると、ビデオカメラのようだ、何か特別な仕組み(高コマ数撮影
とか、撮影画像にメッシュが入るのかとか)があるのかどうかは
聞かなかった、なにせ、話をしている間もビデオ撮影をしていた
からだ。
匠「ふ~ん、それでどういう結果が出るのかな?」
産「各チームで、スタートから一定の距離までに何回漕いだか
ですね・・・ 今のところ速いチームは3つ、”bp”、
”磯風”、そして”フィリピン”あたりかな・・」
匠「ほう、やっぱりねえ・・」
産「我が、大阪産業大、”常翔喜龍”は、最低レベルです」
匠「え~? そんな事は無いでしょう?”常翔喜龍”さんは
そこそこ速いし」
産「いや~、やっぱりドベ(最下位)ですね」
と、記録した数値を見ながら答えてくれる。
まあ、そういえば、混合の部の予選タイム中、確かに「常翔喜龍」
は今回最下位のタイムだったかも知れない。まあ、「常翔喜龍」が
遅いというわけではない(1分8秒台)、他が速すぎるのだ(汗)
前述の、大阪産業大にどんなクラブがあるのか、教えてくれたのも
手前の女子学生さんであった。
で、彼女が言うには、「ドラゴンは世界が近い」とのこと。
匠「まあそうだよね、サッカーで世界に行こうとしたら大変だけど
ドラゴンだったら、もう世界は目の前だよね、実際今日も
フィリピンのチーム「SAG1」と「常翔喜龍」は、予選で
戦っている訳だしね、頑張れば世界戦に行く事も出来るしね」
でも、これは良く良く考えてみると凄い事だ。
ドラゴンチーム(あるいは選手)で、世界の大会に出かけた経験の
ある人は、そんなに少ない訳では無い。
指を差せば、彼も彼女も、あの選手も、この選手も世界大会に
行った事がある。
まあ、世界戦で通用するかどうかは別にして、極めて「世界が近い」
競技である事は確かだ。
大会後、「池の里」(滋賀)の監督からメールを貰った。
滋賀県の大会情報の連絡だが、そこにこんな風にも書かれていた。
池「・・年々しんどくなってきますね、そろそろシニア転向かな?」
まあ確かに「池の里」は町内会純血チームであるが故に、新メンバー
の補充が難しい、チームがそのまま歳をとってくるのならば、当然
そうした選択肢もあるだろう。
だが、さほど捨てたものでは無い、私は
匠「では、シニアで世界を目指してください」と返事を書いた。
「池の里」がどう思ったかは知らないが、「池の里」は町内会ゆえに
仕事も皆違うだろうから、まとまった休みも取りやすいかも知れない、
これが企業チームだと、長期間、22人も休まれたら大変だ(汗)
なので、私は、そう悪くない話だと思っている・・・
そろそろ今回記事も長くなってきたので、第3回はこのあたりまでで、
次回、第4回に続く・・