2014年7月27日に、滋賀県高島市の今津町南浜で行われた
「第23回びわこ高島ペーロン大会」の模様より、後編。
この大会は、私は初めての観戦だったが、非常に「ワイルド」な
「驚愕の大会」であった。
前編で様々な、その「驚愕のシーン」を掲載したのだが、
衝突、転覆、沈没、蛇行、迷走、スピン、選手の落下、舵の破壊等、
あらゆる「アクシデント」が数限りなく発生する、極めて珍しく、
そして、観戦側からすると、非常に面白い、まさしくデンジャラスな
ペーロン大会となっている。
また、会場である高島市は、びわこ湖西の有数のレジャー地区で
あり、キャンプ、釣り、湖水浴、マリンスポーツ、竹生島観光、
いくつかの温泉、山歩き、川端(かばた:共同の水場)と
梅花藻(ばいかも)、さらには、(信長の脱出行で有名な)
朽木地区の古い町並み、そして、少し足を伸ばせば、
メタセコイヤ並木、鯖街道や熊川宿と、少し地味ではあるが、
観光資源は豊富で、都会の喧騒を離れ、のんびりとした「夏休み」を
楽しみたい方には最適な場所だ。
マリンスポーツも勿論琵琶湖はメッカであり、例えば大津市雄琴の
施設
「オーパル」では「カヌー」や「ウェイクボード」をはじめ、
新鋭マリンスポーツの「SUP」「レイクバギング」「レイクホッパー」
そして、極め付きは
「ウォーターボール」まで体験できるし、
オーパルではないが、最新鋭のマリンスポーツ「フライボード」
(水圧で空を飛ぶ)まで、琵琶湖では体験できる場所がある。
混雑して疲れるだけの、テーマパークとか、特別開催イベントは
もうこりごり、しかし家族サービスは必要だしなあ、というお父様方にも
オススメであるし、さらには、この大会の面白を、本記事で知った、
ドラゴン専業チームの方々の、大会参加や合宿場としても最適だと思う。
ちなみに、滋賀の強豪ドラゴン専業チーム「池の里Lakers!」も
今回の大会参加では(地元大津市から、電車でも車でも1時間も
かからない近距離であっても)海の幸が美味しい料理旅館に前泊し、
事前練習会参加はもとより、観光客船で竹生島観光を楽しんできた
らしい、家族サービスを兼ねた夏の合宿という感じであろうか?
まあ、大都市圏の住民にはなかなか思いつかない、賢い夏休みの
過ごし方だろうと思う。
さあ、またしても「転覆」だ、いったい1日に何度こんなシーンを
見たことであろう、まさしく日常茶飯事、まったく驚かなくなって
しまっている。心配なのは、ペーロン艇に搭載している「ドラ」は
きっと水没しているように思えるのだが、誰がどうやって回収する
のであろうか?
ちなみに、転覆したのは、地元の「航空自衛隊」チームだ、
「航空自衛隊」は、本来そこそこの強豪チームだっったらしいが、
主力メンバーの転勤などで、戦力が弱体化、なので、今回は、
賞金ありの強豪チームが集う「チャンピオンシップ」の部ではなく、
楽しんで参加する目的のビギナー中心の「フレンドシップ」の部に、
ダウン・グレードし、そこに2チームをエントリーしている。
匠「静岡にも、航空自衛隊の”遠州ハヤブネ会”という強豪チームが
ありますよ。転勤先が御前崎だったら、そこで漕ぐのも良いかも」
などと話をしていた。また、カメラマニアのメンバーの方も居て、
望遠鏡型の、1600mmの超望遠レンズをTマウントアダプターで
EOSにつけていたので、色々と話が盛り上がった。
匠「ところで、この転覆シーン、公開しちゃっても大丈夫ですか?
格好悪いとか、そんなこと、ありませんかねぇ?」
航「いや、どんどん公開しちゃってください!(笑)」
さて、この大会は、朝8時半に開会式、9時にレーススタート、
15時には閉会式終了と、比較的”朝型”の大会である。
まあ、町おこしも兼ねてのペーロン大会なので、余った時間は
高島市で観光や飲食をしていってくださいね、という事なのであろう。
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そろそろ昼時だ、多くの(ドラゴン)大会は、食事をする店舗等が
無い場所で行われるので、撮影スタッフで参加する場合は、支給の
弁当をいただくのだが、今日は、単なる観戦なので、食事に困るか
と思って、近江今津駅前のコンビニでおにぎりなどを買い込んで
きていた、もし足りなかったら、コンビニまで徒歩8分程なので、
また買いに行けば良いか、と思っていたのだが、大会会場には、
出店もいくつか出ていて、そのあたりの心配は全く無かった。
おにぎりを3個ほおばった後、出店でフランクフルト等を
買い食い、まあとりあえず昼食はOK・・という感じだったのだが、
その後「小寺製作所」チームの前を通りかかると、監督の小寺氏、
通称「団長」が手招きをしている。
小「匠さん、おなかすいただろう? 弁当余っているから食べてよ」
匠「うう・・ありがとうございます、けど、ちょうど食べたところで」
小「匠さんなら、まだまだ食べれるだろう?」
匠「アハハ・・まあ、じゃあ、遠慮なくいただきます」
・・ということで、ここ高島でもまた「天神カレー」に引き続き
「大食い選手権」モードに突入してしまった(汗)
ちなみに、よほど大食いなのか?と思われているのかも知れないが
普段はそうでもない。せいぜい、昼食の店舗等では「大盛り」を
注文する程度なのだが、炎天下のドラゴンやペーロンの撮影は、
非常に体力を消耗するのだ。 水分は、通常は5リットル以上、
多少は涼しいこの高島大会でも、既に2.5リットルは飲んでいる。
まあ、水分補給は、熱中症予防などで当たり前なのだが、食事の
方も大量にとらないと追いつかない、「暑いと食欲が無くなる」と
言うのは、多分、動いていないからだと思う。
ドラゴンの撮影は見た目よりはるかにハードなので、ともかく
おなかがすくのだ。
ハードという点では、過酷な環境に慣れていない一般のカメラマンの
方だと、炎天下では2時間程度の撮影が限界だと思う。
実際、友人のカメラマン等をドラゴン撮影に誘っても、それくらいで
へばってしまうケースが殆どであった。
報道系のプロカメラマンでさえも同様で、やはり厳しい様子。
また、大会によっては、たまにあるフォトコンなどで三脚を立てて
長時間粘っているアマチュアカメラマンが居るが、慣れていないと
本当に危険なので特に注意されたし。ちなみに、フォトコンに
ついては、そうした安全面での理由もあり、私が意見できるような
大会の場合は、できるだけ、やめるように、とアドバイスしている。
昼休み、本日のゲスト兼MCの、地元芸人「ファミリーレストラン」
の漫才が行われる、MCとは言っても、あいにくペーロンに関しては
初観戦らしく、結構ハズした解説を行っていたのだが、芸人さんゆえに、
それも「おもしろおかしさ」で、納得させてしまっていたのが印象的。
まあ、ドラゴン(ペーロン)に詳しい、東京のMCの「DJ西尾」さんや
静岡の「スナオ」さん、とか「相生ペーロン」の実況の方などによる、
本格的な解説も安心して聞けるが、芸人さんによる素人目線のペーロン
実況も、また別の意味で、一般観戦者の感想や疑問を代表するような
視点であって、なかなか面白い。
芸「あれ、選手達は、何を持っているんですか?」
司「そりゃあ、櫂(かい)でしょう? それで漕ぐんですよ、
今までレースを見てて、気が付かなかったのですか?」
芸人さんと司会者、ボケ・ツッコミがなかなか小気味良い(笑)
さて、ビギナーチーム中心の、賞金が無い「フレンドシップ」の
カテゴリーの決勝だ、このカテゴリーは地元チームばかりの
エントリーで、上位は優勝のみ賞品があるが、優勝以外に
「ベストドレッサー賞」「ベストパフォーマンス賞」など、
いくつかの賞があり、チーム全員分の温泉や観光施設の入場券
など、そこそこ豪華な賞品となっている。
「フレンドシップ」の優勝は「CREW2 11号」というチームで、
聞く所によると、今年で3連覇とのことだ。
まあ、静岡の御前崎大会のように、優勝チームは半強制的に(笑)
「チャンピオンの部」に昇格してしまう、という事ではなさそうなので、
チームの方針にあわせ、今後もフレンドシップで出場しても問題ない。
そして賞金を争う「チャンピオンシップ」の部だが、
ドラゴン専業チームからは、おなじみの「池の里Lakers!」と
「小寺製作所」の2チームがエントリー。両者は滋賀県大津市の
チームで、ここ滋賀県高島市の地元チームではない。
「小寺製作所」は、全国的にはあまり聞き慣れないと思うが、
滋賀県では有名な大会常連強豪チームであり、監督の小寺氏は、
滋賀県ドラゴンボート協会の理事も務めている。
小寺氏には、よくこのような質問をする
匠「小寺さん、チーム結成から、もう7~8年くらいですか?
ずいぶん強くなりましたよね、そろそろ県外の大会とかも
遠征してみたらいかがですか?」
小「いや、まだまだだよ、とりあえず滋賀で1回勝ってからかな」
匠「え~と、昨年の”びわこペーロン”大会が、2チーム参加で、
準優勝と3位でしたっけ? そして昨年のこの高島ペーロンも
準優勝と聞いています。そうですね、準優勝とかは多いですが、
確かに、優勝はまだありませんねえ・・」
各大会の順位は、だいたい記憶している、まあ、写真を撮ったり
観戦記事を書いているうちに、覚えてしまうということなのだが、
色々と選手の方達とコミュニケーションを取る上でも、こうした
情報はとても重要なのだ。
その「小寺製作所」の今年の練習スケジュールを見せていただいた
のだが、6月から11月まで、毎週日曜日は、びっしり練習日程が
詰まっている、大会のある週は、前日の土曜日も練習だ、これだけ
練習していれば、まあ、優勝も遠くないと思うのだが・・
ちなみに、昨年の本大会「びわこ高島ペーロン」では、
優勝が、地元強豪「松陽台」 準優勝が「小寺製作所」
3位が「池の里Lakers!」だったと聞く。
こちらが「池の里」だ。 3年前の”びわこペーロン大会”の
「涙の初優勝」が輝かしい戦績であるが、日本選手権大会での
連続決勝連出や、中規模大会での準優勝は数知れず、まあ、
こちらも滋賀を代表する強豪ドラゴン専業チームである。
「小寺製作所」と「池の里」は、”盟友”と呼ばれるほどチーム
同士の仲が良い、これは7年前の「小寺初出場、池の里に衝突事件」
を発端としている。まあ、この高島ペーロンでは衝突は日常茶飯時
だが、ドラゴンの世界では、まともな衝突はなかなか珍しい。
小「衝突事件か、懐かしいなあ・・ でも、実は、昨年またやって
しまったんだよ、相手は女の子のチームだったけどな」
匠「(小寺氏の奥様に聞こえるように)小寺さん、それ、
もしかしてわざとぶつけたんじゃあないのですか?
”池の里”みたいに仲良くなれるだろうと思って!(笑)」
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で、「小寺製作所」 昨年の本大会では、盟友の「池の里」の上位に
立って、鼻高々であったらしい、今年もそんな事になったら
今度は何を言われるだろうか?と、「池の里」も必死の状況だ(笑)
さて、「チャンピオンシップ」の部では、「小寺製作所」も順調に
勝ち上がっている。
さすがに「チャンピオン」の決勝等では、転覆などの事故は、
起こりにくいとは思うのだが、それでも、予選の「小寺」は
フラフラ蛇行していたし、仮に自分達が大丈夫でも、他のチームが
蛇行、スピンなどをして、そこに巻き込まれてしまうリスクは
依然残っている。
”相生ペーロン”では、1レーンに常に予選タイム上位のチームが
入り、以下、2レーン以降がタイム順だ、これは、端の1レーンから
外に向かって順次ターンしていけば、衝突やニアミス等が起こりにくい
という配慮からだ。
・・で、ロケットスタートを得意とする「小寺製作所」(ピンクの
ユニフォーム)だが、数年前までの「小寺」であれば、スタートは
良いものの、スタミナ、あるいはパドルの揃いに欠け、中盤以降で
ズルズルと後退してしまうケースが多く見受けられたのだが、
毎週練習しているという成果はいかに?
加えて、本大会では、準決勝までで体力を温存しつつ、舵の効き等を
細かくチエックする、という賢い戦略が、はたして決勝戦における
一発勝負で炸裂するか?という点が見ものとなっている。
匠「やはり、問題はターンだよなあ、それで決まるだろう」
ということで、決勝に備え、撮影ポイントもターン地点近くに
移動することにしよう。
そして、いよいよ「チャンピオン」の部の決勝戦が始まった。
審「用意良いか? 良ければ白旗を揚げよ」
審「それでは、レース開始5秒前、4、3、2、1」
Are you ready ? など、の横文字は使わない、ペーロン競技では
よく、こうした古典的なスタート合図が行われている。
ドンドンドン・・ という太鼓の音はなく、シャンシャンシャン
というドラの音が聞こえる、勿論、ドラゴンや他地区ペーロンの
太鼓と同様に、ドラの音(リズム)に合わせて選手達は漕ぐ。
ターン地点から見る各チーム、前半戦はあまり差がつかない。
しかし、4レーンの地元常連チーム「ビクトリー南浜」がやや
出遅れている様子だ、残りの3チームは、ほぼ横一線、やはり
ターンの出口で勝負が決まりそうだ。
300mの折り返しターン地点、手前1レーンは昨年の優勝チーム
「松陽台」、さすがに速く、ドラゴン専業チームの強豪クラスと
ほぼ同等の実力値に見える。
しかし、「松陽台」がまだターンを終えてない状況で、2レーンの
「小寺」と、3レーンの「池の里」は、すでに艇の向きを、ほぼ
反転させつつ、ゴールに向けてのスパート準備体制に入っている。
3艇が完全に向きを変えた、中央ピンクの「小寺」がやや先行。
匠「う、これはもしかすると、もしかするぞ!」
トップ「小寺」と「池の里」の差は、僅差の1~2m、
「小寺」と「松陽台」の差は半艇身の4~5m、
それぞれの差は、時間にして1秒以下、2秒強という感じか?
残り300m、その時間は約1分40秒弱、漕手数は「小寺」は
規定より1人欠け、「池の里」は2人欠けだ、それは「池の里」の
先頭の漕ぎ手が居ない事からもわかる。
そして、これだと「小寺」の実力値が、もし1~2年位前の水準の
ままであれば、恐らく「池の里」の逆転優勝だ、残り300mで
1~2秒差は、ひっくりかえされる可能性が高い。
ただ、ここのとこ毎週練習しているという「小寺」が進化して
いるのだとすれば、このまま「小寺」が僅差で逃げ切りだ。
あるいは、ゴールの瞬間まで勝敗はもつれるかも知れない。
非常に微妙な勝負だが、もうこれ以降は(アングルの関係で)
ここからの撮影は難しい。
さっさとターン地点の撮影ポイントを放棄して、ゴール地点まで
向かうとしよう、急がなければ・・優勝チームは”ウィニングラン”
があると思うが、2位以下はレースが終了したらすぐ帰ってくる。
結局、優勝は「小寺製作所」
予選よりタイムを大幅に伸ばし、決勝1発勝負に勝利したという事か。
「小寺」は本大会はもとより、これまでのドラゴンやペーロンも
含めての初優勝であり、「悲願の初優勝」と翌日の中日新聞の
記事になった位だ。
(ちなみに、滋賀県には地元の新聞社はなく、近隣の中日新聞や
京都新聞のテリトリーとなっているようだ)
で、私も「小寺製作所」のレースをこれまで7~8年、数十回は
見てきているだろうから、他人事ながらも、感慨もひとしおだ。
しかし、ここまでの時間は結構忙しかった、
ターン地点から300m、ドラゴンを追いかけてスタート地点に
とってかえし、準優勝の「池の里」と3位の「松陽台」が
陸にあがってくるシーンを撮影し、さらに、「小寺」の
ウィニングランを撮って、感極まって泣いてしまった小寺チーム
の女性選手を撮って、チームのメンバーと一緒にまた200m
離れたテントまで戻ってきたのだ、そこで一息ついた「小寺」の
チームメンバーが、嬉しさのあまり、メンバーを琵琶湖に
投げ込んだり、全員が湖水につかっての記念撮影とか・・・
あっちへ行ったり、こっちへ行ったり、レースの流れや勝敗の状況に
よって、必要な撮影ポイントは変化する、1箇所にとどまっての
撮影はできないのだ。ドラゴン(ペーロン)の撮影は体力が必要、
という事がわかってもらえると思う。
さあ、これで小寺さんも「琵琶湖で1度勝ってから・・」という
言い訳がきかなくなりましたね、いよいよメジャーデビュー
ですかね?
ちなみに、この大会では、報道陣用に「報道艇」という
モーターボートが用意されている。
レース中のペーロン艇に並走し、写真を撮れるということで、
大会実行委員のFさんが
F「匠さんも報道艇から撮られたらいかがですか?」
と、2~3度薦めていただいたのだが・・
匠「いえ、大丈夫です」と断り続けていた。
実は、近くから撮れば良い写真が撮れるというものでもなく、
1つは、前述のように、ドラゴンやペーロンは、生き物にも等しく、
そのレースレースで、出場チームの実力差とか、見所に応じて、
どこから撮るべきかが異なるのだ。単純な例をあげれば、チームの
実力差が大きいレースは、先行逃げ切りを単独で撮るか、スタートの
団子状態を撮るか、ゴール直後の喜びを撮るか、まあ、そんな所だし、
今回のように「小寺」や「池の里」が初優勝の可能性があり、実力差が
僅少であるならば、ターン地点やゴール地点での接戦の模様とか、
陸に上がってからや表彰台での喜びの状況とか、そんな感じが狙うべき
ポイントとなる。
モーターボートの上からでは、同じようなアングルからしか撮れず、
大会の流れやレース毎の見所の差異とかが写真として実現できない。
新聞記事の挿入写真として1枚だけ使うのであれば報道艇の上から
でも全然良いのだが、選手目線での記録写真とか観戦記事用の
写真には、なりようがない訳だ。
そして、もっと重要な事は、報道艇からでは、選手達との
コミュニケーションができなくなってしまう事だ。
「小寺」や「池の里」はもとより、「松陽台」をはじめとする
地元各チームとも、今回の大会では色々な話を聞くことができた、
そのあたりの人間模様、人間ドラマも、非常に重要な被写体である。
そうした被写体要素を逃してしまうのは、写真を撮る上で実に
勿体無いので、報道艇からの撮影を断り続けた訳だ・・
さて、閉会式が始まった、
時刻はまだ午後3時と早目だが、まあ、この”朝型大会”の方が、
撮る方にしても観戦するにしても楽と言えば楽だ。
初優勝で得意げ・満足そうな「小寺製作所」
しかし、ついにやりましたね・・・
次々に上位入賞チームや、フレンドシップの特別賞が表彰される。
で、この大会、総合的に、なかなかいい感じだ。
見るにしても、ハプニング続きで見ごたえ十分だし、参戦するに
しても、参加量も安価で賞品も良く、適切な大会だと思う。
翌日、この大会の模様をごく軽く友人のドラゴン選手に伝えたところ
「来年はウチのチームも絶対出ます!」という答えがあった。
さて、この大会の翌週は同じく滋賀の「ドラゴンキッズ大会」だ
小学生選手を中心とする全国でも珍しい大会であるが、勿論
それをバックアップするのは、滋賀のドラゴン専業チーム達だ
子供達の勝敗よりも、むしろ大人たちの面子もかかっているのは
想像に難くない(笑)
(ちなみに、大阪でもキッズ大会を行いたいと考えているのだが、
大阪周辺のチームの選手達の子供さん達は、小中学生くらいの
年齢に達しているのであろうか?)
で、写真の小寺氏が、何故「団長」と呼ばれるかといえば、
大津市のスポーツ少年団を率いているからであって、翌週の
「キッズ大会」では、都合10チームにもおよぶ「小寺軍団」を
大量参戦させると聞いている。
これだと、連覇中の強豪「池の里ジュニアLakers!」も、だいぶ
不利になるのではなかろうか? それに滋賀のドラゴン強豪チーム
「龍人(どらんちゅ)」率いる「大津スキー・スポーツ少年団」も
例年のごとく参戦してくる様子なので、この大会の続編としての
「キッズ大会」もとても楽しみなってきた。
ここで「小寺軍団」が「池の里」や「龍人」を抑えるとなれば、
滋賀県における「小寺黄金期」の時代が到来するような予感もある。
ということで、今年の「熱い季節」は、滋賀県を中心に、いま真っ盛りだ。
(次の大会記事につづく)