
写真(上)は、通常取り扱い説明書や、販売店等でやってくれる「通常の巻き方」
写真(下)は、数年前からユーザーの間で口コミで流行っている「プロ巻き」と呼ばれる物。
私は、可能であるかぎり、すべてのカメラのストラップを「プロ巻き」にしている。
このメリットは、ストラップの端が外に出る事はなく、ハズレにくいし、格好良いからである。
プロ巻きにするには、四角い黒のストッパーに3回分の厚みのストラップが入らなければ
ならない。しかし、メーカー標準品の中にはストッパーにそれだけの厚みが無いものもある。
(例、ニコンD70用、ミノルタα普及機用の純正付属ストラップ)
そんな場合は、
①しかたなく通常の巻き方を行う
②プロ巻きをするが、ストラップ端をストッパーの直前で止めておく
③サードパーティ(各社製)のストラップに換装する(おすすめはハクバ社製)
を行っている。
また、カメラメーカーから出ている取扱説明書には、この「プロ巻き」のやりかたは
書いていない、雑誌の記事になったことも今まで1~2回あったかどうかの程度である。
この巻き方は基本的にノートラブル、と言いたいところであるが、最近、弟子(?笑)の
F嬢が、ミノルタα-7でプロ巻きをしていたのだが、旅行撮影中に外れてカメラが落下する
という事故があった。幸い大きな被害には至らなかったそうだが・・(汗)
カメラの重さがかかっている場合は問題ないが、移動・輸送・保管時等には、たとえプロ巻き
をしていても、通常巻きをしていても、ストラップを「伸縮方向に緩める力」が加わると
緩みやすいので常々使用前には十分な注意が必要である。
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ストラップは、大型機(上級機)では、幅広のものが必要である。
勿論、ボディ本体の重さ(概ね1kg以上)や、大型のレンズを装着する際に、
幅の狭いストラップでは首や肩へ食い込み重量の負担が大きいからである。
だいたい、どれくらいの幅のものが最低限必要かと言うと、
普及機+標準ズーム :幅2.5cm以上のもの(総重量1kg位まで)
中級機+中大型ズーム:幅3.5cm以上のもの(1kg~2kg位まで)
上級機+大型レンズ :幅4.5cm以上のもの(2kg以上)
となる。
カメラに付属している標準のストラップではこの条件を満たさないものも多く、不満である。
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また、勿論宣伝の意味もあるのだろうが、派手なメーカーのロゴが入っているストラップも
実に恥ずかしく、使いにくい。
一番上は、α-7Limitedの付属ストラップ、なんやらカメラ賞を受賞した経歴が入っている。
二番目は、D2Hの付属ストラップ、これは、機種名が入っているので素人っぽく格好悪い。
三番目は、市販の「プロストラップ」これも笑える。
プロストラップ(通称プロスト)とは、一時期ニコンが報道用のみに頒布していた黄色と
黒の目立つストラップが原点である。いちおうそのストラップは場合により、撮影現場
への入場証の代わりのような効果もあり、一般の方と一目で区別するために有効であった。
一部のアマチュアカメラマンがそれに憧れ、下手をすると数万円くらいの価格で取引される
ようになった、これを付けてカメラ仲間に自慢したり、あるいは、そこらへんの公園に
大型の望遠レンズなどをつけて、「どうだ、どこから見ても俺はプロだぞ」といったいでたち
で自己満足に浸るためである。非常に情けないが、まあ、そんな低レベルのニーズもある
ことはあるのだろう。
プロストがプロから流出したため、本来の「アマとプロを識別する」という効果は、あっと
いう間になくなってしまった。このために、ニコンではやむなく For Professional と
書き込まれたプロストのコピー品を純正で販売しはじめた。他のストラップより若干高いが
幅広(4.5cm)で実用的で使いやすいため、私もやむなく使う場合もある。
なにせ、たとえば、ニコンF5の付属純正ストラップは、幅が2.5cmしかなく、レンズを
付けない状態ですら首が痛くなるというお粗末なものであるからである。
そして、プロストあるいはそのコピー品が流行りだしてから、メーカーはその純正ストラップ
に企業カラー(色)を出しはじめた。ニコンは黄色、キャノンは赤か白黒、ミノルタは青、
といった具合である。
だから、私はプロストコピー品を実用目的で使う際も、せめてそのメーカー色だけは
外すようにしている。それは、プロストコレクターのようには思われたく無いからである。
もうひとつ、2番目のD2Hのような機種名が入っている付属ストラップも実に格好悪い、
これも幅4.5cmの実用的なストラップで、自重1kgを超えるD2Hでは実用上これを使うしか
無いのでやむなく装着したままであるが、遠目で見ても目立つ上に、機種名がモロバレなので
地味な(?笑)撮影をする事が出来ない。それは確かに高級機であるが、新型機投入の為に
実質購入価格は定価をはるかに下回り、中級デジタル一眼レフよりも安く購入したもので
あるから、市場価格を知っている人にはむしろ安物買いの印象だし(笑)、おまけに、
D2XだとかD2Hsだとか、いずれD3シリーズが出てきたら、型遅れ丸出しでとても格好悪い。
今時ニコンF3やF4だとかを使っているのであれば、むしろ丁寧に長期間高級機を使っている
印象であり、玄人っぽく見えるから、それはそれなりにF4なんかは自慢して使える機体では
あるのだが、デジタルの旧機種は、本当にかわいそうなくらい実質価値が目減りしてしまう。
あるいは、ミノルタα-SweetⅡのように普及機でありながら超高性能なボディ
(例:1/4000秒シャッターや、ハイスピードシンクロ可能等)に、重量級のSTF135/2.8や
AF85/1.4GD Limtied等のスーパーレンズをつけて使うというのも、トータルの機材重量を
軽減する目的では実に渋く実用的なセットとなるのだが、残念ながら純正ストラップでは
そこまでの機材重量を支えるのは厳しい。よって、意味もなくAF24/2.8やらAF50/1.4などの
軽量単焦点レンズをボディキャップ代わりに普段は取り付けておき、いざ、重量級レンズ
が必要になった時点であたふたと交換する羽目にもなる。 とは言え、α-SweetⅡに
ミノルタ判の幅広プロストなんかをつけていると、ますます「ストラップだけかよ~」っと
見えて格好悪いので、悩みは尽きないのである(笑)
あと、私はMF機には、ハクバ社製(現在生産中止な為に型番は書かない)を予め沢山購入
しておき順次使っている、安価で幅は標準であるが肉厚が厚いために疲れない。
メーカー名も殆ど分からないくらいにしか書いてないので、「色」がつかず公平で良い、
白と黒の柄があるので、MF機銀ボディには白、黒ボディには黒と組み合わせて使っている。
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カメラメーカーも、測距点を増やすとか、連写速度を上げるとか、ボタンの形状を工夫する
とか、そんな改良も良いのだが、もっと基本に帰って、ストラップのありかたについては
もう一度良く考え直してもらいたい。
だいたい、ユーザー間でこれだけ市民権を得ている「プロ巻き」すら取説に書いていない
ようでは、不勉強も甚だしい! 測距点を増やしても撮影をする上で実質的には何も
変わらないが、ストラップの巻き方がおかしかったり、幅の狭いストラップを付属して
いるようだったら、カメラを落して壊したり、疲れて撮影にも影響が出たりもする。
ストラップは広告塔では無い、カメラメーカーは宣伝主義に走らないで、ストラップ
の実用性とありかたについて、もっと真剣に考えるべし!