上の記事から続く後編である。
<大口径レンズのメリット(初級・中級)>
では、大口径レンズのメリットをあげよう、これはすなわち、大口径で無い(小口径)
事のデメリットに相当する。
暗いズームレンズを持っている人は、この差異を十分に理解しなければならない。
①大口径レンズは明るい。
しかし明るいレンズとは、露出のところで述べたように、決して明るく写るレンズ
では無く、むしろ少ない光でも十分な露出が得られる事を意味する。
したがって、暗い所で撮影する場合でも、小口径のレンズに比べて、沢山の光を
撮りこむ事ができる。これは、たとえば、同じフィルム(デジタル)感度でも、
シャッター速度を速くする事ができる、シャッター速度が速く切れれば、三脚や
フラッシュ(ストロボ)を使わなくても、手ぶれする事もなく、あるいはその場の
光の雰囲気を活かした写真を撮れる事ができる。つまり撮影領域・可能性が広がる。
ちなみにシャッター速度が速いとは、シャッターボタンを押してから実際に切れる
までの時間差の事ではない。その時間差はタイムラグと呼ぶ。コンパクトデジカメ等
では、それは最悪で、押してから忘れた頃(笑)にシャッターが切れるモノもある。
シャッター速度が速いとは、短い時間だけ光を入れればもう十分である。という意味で、
動いているものを止まって写せたり、あるいは暗いところでは自分や被写体が動いても、
手ぶれ(あるいは被写体ブレ)をしにくいという意味でもある。
では、シャッター速度は大口径と小口径でどれくらい違うのか?
あるISO感度のフィルムまたはデジタルで、各開放F値のレンズで撮ったとしよう、
絞りf1.4 で、1/250秒で切れる明るさの条件であれば(これはまず手ぶれしない)
f2.0 のレンズで 1/125秒(100mm以上の望遠だと結構手ぶれするかも)
f2.8 のレンズで 1/60秒 ( 50mm以上だと、そろそろ手ぶれが怖いかな?)
f3.5 のレンズで 1/45秒 (広角側にしないと結構手ぶれするぞ!)
f4.0 のレンズで 1/30秒 (脇をしめて、息を止めて・・・はあ、手ぶれした!)
f4.5 のレンズで 1/20秒 (これで手ぶれしなければ、職人クラス!)
f5.6 のレンズで 1/15秒 (この辺でも手ぶれしないのは、名人クラスですな!)
f6.7 のレンズで 1/10秒 (こりゃ無理だ・・どんなプロでもまず手ブレする!)
室内や夜間だと、まさしくf1.4クラスの大口径の独壇場、普通のズームレンズでは
ストロボを焚かない写真など、撮る事自体が職人~名人的レベルで難しい。
仮に三脚を立てても、相手が動く被写体ならば、もうお手上げ。
それなら「手ぶれ補正レンズ」や「手ぶれ補正カメラ」を買うから、いいってか?
その前に、まず手ぶれしない腕を磨きなさい。下手な人が使っても、手ぶれ補正は
せいぜい1段階くらいしか効かない場合もある。しかし上手な人が使えば鬼に金棒。
そういうものは、上手くなってから買っても遅くは無い。
あるいは、大口径レンズを先に買いなさい、他にもいくつものメリットが存在する。
②大口径レンズはボケ量が大きい。
質問「背景をボカした写真が撮りたい、プロの写真はみんな背景が綺麗にボケている、
ポートレートで、花で、ペットで、動物園で、小物で、料理で・・・・
しかし、いくらやっても背景はボケてくれない、EOS-KISSの絵文字ダイヤルを「人物」
にあわせても、ちっともプロのような背景のボケた人物写真が撮れない。
はたして、これは自分の腕が悪いのだろうか・・・?」
解答「いえ、それは、レンズが悪いのです。」
28mm-80mm/f3.5-f5.6 のような小口径ズームレンズを使っていたら、絞りや焦点距離、
あるいはシャッター速度をどんな設定にしても背景は上手く具合にはボケない。
ましてや「人物」モードなんて・・ 子供だましもいいところ!
前出の記事にも書いたように、カメラは、絞りとシャッターとピントしか基本要素が
無い。同じズームレンズをつけているのに、「人物」モードにしたら魔法のように
背景がボケるのだろうか? 「花」モードにしたら、みるみる画像が拡大されるの
だろうか? そんなわけが無い、あれは全部ウソである。
そんな機能を作ってユーザーを騙すメーカーの姿勢は大問題であり、詐欺まがいでも
あるとここに断言できる。しかし、勿論逃げ道として「花を撮る時はマクロレンズを
お使いください」と小さく書いてある、すなわちそんなウソに騙される消費者が悪い
という事である。(メーカーは消費者をなめてるんか?? 怒!)
実は「人物」モードは、絞りをいっぱいに開く、ただそれだけの操作をやっているに
すぎない、だから、大口径のレンズを使わないかぎり背景は十分にはボケてくれない。
大口径のレンズに投資するレベルの人であれば、そんな子供だましの理屈は百も承知
だから、「人物」モードではなく、「絞り優先」モードにして絞りを開けて使う。
「花」モードは、マクロレンズを使って絞りを適当に絞る。マクロだと近距離撮影
になるので、逆に背景がボケすぎるからである・・・しかし、「適当」というのは、
いかにも適当かもしれない。撮影条件を無視して、出たとこ勝負かいな?
「風景」モードは、絞りを絞る、つまりピント(被写界深度)を深くしてくれる。
「スポーツ」モードは、シャッター速度を速くする、つまり絞りを開けてくれる・・
「何だ、「人物」と同じではないか?」・・・まさにその通り。
まあ、しかし、機種によってはスポーツモードにするとAF(オートフォーカス)が、
連続追尾(C=コンティニュアス)になったり、連写が可能になったりする、親切?
な機能を持っているものもある。だったら、はじめからAFの切り替えや連写の
切り替えスイッチがあれば、意図してそれを使えばよい、ただそれだけの事。
ただし「夜景ポートレート」というのは、スローシャッターでもストロボを発光
させるので、それは別途スローシンクロという機能を使わなければならない事もあり、
わかりにくいのでしかたないかも知れない。また、各モードでストロボの自動発光
のON/OFFを兼ねている場合もある、具体的には風景ではストロボを発光しない、
遠くの山にストロボの光が届くはずもないからである。
しかし、それらもただのメーカーの言い訳に過ぎない、前出の記事の「操作系」や
「操作性」それ以前の問題である、まるで消費者を無知と決めつけて騙すような
最悪の機能である。そんなモードのついたカメラの不買運動でも起こそうか?(笑)
しかし、ニコンD70では、さすがに良心がとがめたのか?(笑)各「絵文字モード」
でデジタル的な処理の設定を微妙に変えるようになった。
例えば「人物」では、コントラストやシャープネスを下げて柔らかい画像処理をする。
「風景」では、緑色等のパラメータ(設定値)を増やして新緑等を鮮やかに表現し、
シャープネスを上げてキリリとした風景にする。
「花」では、赤等の彩度を上げる。 等である。
まあ、これはデジタルが未発達な現段階では許せる機能ではある。しかしながら
より早く消費者の知識レベルが向上して、誰しもが、~あたかも携帯でメールが打てる
ようになったように~ デジタルカメラのパラメータを自由自在に設定できるように
なれば、こんな「絵文字モード」は早々に消滅してしかるべきである。
本題に戻ろう、大口径レンズは、背景をボカすことができる、その通りである。
基本的に望遠レンズの方が良くボケる、例えば巨大な重量級のプロ用のレンズ
「300mm/f2.8 通称サンニッパ」は、背景が非常に良くボケる。一時期はファッション
系ポートレートでこれが流行り、皆がサンニッパで撮っていた。しかし、望遠レンズ
だから、モデルさんは、はるか先の遠くにいる、プロのモデルさんでも無いかぎり
ポーズや表情の指示や意思の疎通などできるわけが無い。
大口径レンズであれば、そこまで望遠で無くても、例えば100mm/f2.0、あるいは
85mm/f1.4、ましてや安価な 50mm/f1.4 程度でも、適切な距離で絞りを開けて
撮ってあげれば、背景は驚くほどボケる。下手するとボケすぎて、やむなく絞りを
絞って使うほどである。
また、普通は広角レンズ(24mm~28mm前後)は殆どボケない、しかしながら、
f2.0とかf1.8、あるいは高価だが f1.4クラスの広角レンズは、背景をボカす事が
でき、広角っぽい描写(たとえば被写体に近づいて背景の遠近感を強調する)の
場合でも、背景をボカすという新たな表現力を手に入れることができる。
もう一度書くが、初級者が持つような安価な普通のズームレンズでは背景を
ボカす事はどんな設定をしても難しい。
タムロン 28-300XR、あるいはシグマの同等品のような高倍率ズームレンズ
であれば、49cm前後という驚異的な最短撮影距離を活かし、望遠側の近接撮影
で背景をボカする事ができるだろう。しかし、そのときの絞り値はf6.3と
非常に暗く、しかも望遠になればなるほどブレやすく、300mmという焦点距離で
手ぶれしない初級者がもしいれば、その方に「人間三脚」(笑)あるいは
「名人」の名誉の称号を与えよう。
だから、背景をボカしたいという要望があれば、どんなに腕を磨いても、どんなに
勉強をしても、今の機材ではまず無理である、まず大口径レンズを購入しよう。
③大口径レンズは画質が良い。
基本的に、大口径レンズはズームではf2.8級、その他は全部単焦点である。
単焦点は原理的にズームよりも画質が良い。ただし古い単焦点と最新ズーム
の比較ではそうとも言えない場合もあるが、同時代の製品であれば、常に単焦点
が画質面で有利である。
画質はボケの質だけではなく、ピント面のシャープさ、コントラストの高さ、
あるいは、真っ直ぐな直線が真っ直ぐに写る事(これは当たり前の事では無い、
多くのズームレンズは、真っ直ぐな線が曲がって写る!!!)
あるいは、画面周辺の光の点がちゃんと点に写る事(これも当たり前では無い、
画質の低いレンズは、光がにじんで写る)、画面周辺まで均一な明るさである事
(これまた当たり前では無い、青空を写せばすぐわかる、周辺の青が暗くなる)
といった様々な問題点が、大口径レンズの方が優れている場合が殆どである。
一部の大口径レンズでは、絞りを開放にすると、この手の問題が出て画質が低下
するものもあるが、f2.8のレンズを開放で使うよりも、f1.4のレンズをf2.8に
絞って同じ条件として使う方が一般に画質は良くなる。
また、大口径レンズは、どのメーカーの製品も、プロや画質にうるさい専門家や
ハイアマチュアが買って使うものである。それだけ高価であり花形商品である。
そんなレンズの画質に手抜きをしたら、メーカーに対する信頼も薄れる、だから
メーカーの威信を賭けてまで、高性能・高画質になっている場合が殆どである。
ちなみに、逆に言えば、一部のメーカーで入門者用のレンズにあきらかな手抜きを
しているメーカーもある。かなり画質が悪い、あるいは開放f値が暗い等性能が悪い。
「高い商品との差別化」と言ってしまえばそれまでであるが、非常に商業主義的な
不誠実さをメーカーの姿勢として感じる。それで他のメーカーに比べて製品の
コストを下げて買いやすくしてるが「わからない素人さんは、これでも使ってなさい」
という仕組みである。写真をまじめに勉強したい人が高画質を求めないわけがない、
だから安物買いには十分に注意する事。
ちなみに、入門用のデジタル一眼レフに最初からついているセットのズームレンズ
は、この類のものが多いから、画質や性能にはあまり期待しないほうが良い。
「諸般の技術的な改良により、それでも十分な画質が得られる・・」そうであるが、
もし本当にそうなら価格競争の最前線にあるものに、膨大な開発コストを投入し、
そのしわよせが、高級/大口径レンズの高額化を招いているのだとしたら、
・・おいおい、それじゃ、金の回し方が不公平じゃありませんか?と言いたくもなる。
そんな高度な開発の技術があるのなら、高いものをもっとより良く改良してくれよ。
④大口径レンズはファインダーが見やすく、ピントが合わせ易い。
大口径をつけた一眼レフ、そう、ファインダーを覗いた瞬間にそれを実感する。
「今までの暗いズームは何だったんだ?」そう、開放f値が1段変われば2倍の
光が入り、その分明るくなる。開放f4.0のズームレンズと大口径f1.4では、
3段違うから、2倍、4倍、8倍。。。実に8倍も明るい事になる。
おまけにファインダーで見ている像は、通常は絞り開放のままの像であるから、
背景が綺麗にボケている。人物はまるでモデルのように美男美女に写って見える。
まるでプロが撮る写真のような映像を目の当たりにすると、自分の腕前までもが
上がったように錯覚する。「凄い、これこそが求めていたレンズだ・・・」
見ただけで欲しくなるだろう、まあ、それは良い、何も否定する事も無い。
大口径レンズを買って使いこなせるように精進したら良いだけの話である。
しかもピントも合わせやすい、暗いズームでピントの山がわからず、AFなら
ともかく、MFで、しかも夕暮れや室内で四苦八苦していたのがウソのように
解消される。「ズバリ、これでピントもバッチリだぜ・・・」と思うだろう。
しかし、ちょっとだけ注意点がある、1つは、大口径レンズを絞り開放で使うと
被写界深度、つまり、ピントの合う奥行きが極端に狭く(浅く)なる。
下手をすると、数cmくらいしかなく、例えば人物の目にピントがあったら、
もう前髪はボケている、といったレベルにもなる。
だから、ピントは合わせ易いように感じるが、実際のピントはかなり難しい。
しっかり合わせても自分や人物がちょっとでも動くともうピンボケになる。
注意する・・と言ってもなかなか難しいが、ともかく被写界深度が浅くなる事だけ
は知ってて欲しい。場合により、少し絞って安全マージンが必要かも知れない。
もう一つの軽い注意点は、ファインダースクリーンである。
実は、ファインダーの内部にあるスクリーンというものは、すりガラスのような
素材であり、ピントを合わせる為には、適当にザラザラになっていなくてはならない。
ザラザラになっているほど像のボケがはっきり見え、ピントが合わせ易い。
そしてザラザラ度が高くなるほど、透明感が無く、暗くなってしまう。
しかしながら、一眼レフ入門機は、暗いズームを使う事が前提なので、もし
ファインダーが暗く見えると、それだけで他機に比べ「使いにくい」と思われて
売れなくなるから、なるべくザラザラにしない透明のようなガラスで出来ている。
これは必然的にピントがあわせにくい、じゃ、どうしてるかというと「初級者は
MF(マニュアルフォーカス)なんか使わずに、ほとんどAFで撮るから、
見た目でピントが合わなくてもいいや」っていう設計思想なのである。
「消費者をバカにするな!!」と思うかもしれないが、これも残念ながら事実。
だから、そんな初級一眼レフのファインダーだと大口径レンズのピント合わせは
結構難しい、「初心者は大口径を買ってはいけないのか?ふざけるな!」
・・・お怒りは、ごもっとも。しかし、責任は100%メーカーにあるとも
言えるが、それを知ってても知らないでも、そんな初級機を購入する側にも
わずかに責任がある、つまり、安いのだから性能が悪いのは当たり前である。
ちなみに昔のMF一眼レフであれば、こんな事は無い。「MF機はピントが命」
すなわち、ファインダーやスクリーンが優秀である。中古でそんなカメラを
買ってきて、もし、レンズが共用できるなら、そんなボディを使ってみるのは
いかがであろうか? あるいは、この機にファインダーやスクリーンの優れた
AF高級機に乗り換えるのはいかがだろうか?「そんな事言っても、ボディを何台
も持てないよ・・・」と言うかも知れない、しかし、大口径レンズを買うならば
ボディの方が安い場合が殆どである。どっちが大切か、レンズか?、ボディか?
写真はどうやって写るのか? レンズで写真が決まる事は言うまでも無い。
なお、別に私はミノルタ贔屓というわけでも無いが、α-7、α-9に関しては、
M型スクリーンというやつを数千円で購入し、標準品と交換できる。
このスクリーンは、f2.8以下の大口径専用スクリーンであり、大口径をつける
と非常にピントがあわせやすくなる、その代わり小口径レンズを装着すると
通常のスクリーンよりも暗くなる。大口径でラインナップを組むプロ用であり、
もし暗いレンズをつけて見にくくなったとしても、技術と経験でカバーできる。
もともとミノルタのファンダーは見やすいと定評があり、M型スクリーンと
大口径レンズの組み合わせは確かに相性は良い。α-9が最強と書いてある記事
や情報もよく見かける。
しかし、前出の記事でもあるが、私の個人的な評価では、すべての一眼レフ中、
ファインダーのピントの合わせやすさ第一位はキヤノンNew F-1、第二位は
ペンタックス LX の両MFハイエンドモデルである。AFでは第三位がやっと
α-9そして、α-7はまあまあの第六位程度である。デジはベスト100にも入らない。
現行機の数機種をチョイチョイと比較した程度の雑誌やネットの記事なんか
あてにせず、条件を合わせて何百台もしっかり見て比較すれば、きっと誰もが
それを認めるだろう。
<大口径レンズのデメリット(初級・中級)>
そして、大口径レンズのデメリットは、ずばり、高い、重い、デカイの三悪である。
高価なレンズを購入する経済力。まあ、とは言え、家や車ほど高いものでは無いから、
ボーナスを使う気とかになれば、購入する事は決心さえつけば難しくない。
中古で買えば標準50mmなら、1万円くらいからあるし、高性能なものでも中古で
最高10万も出せばたいがいの大口径レンズは買える。
しかし、重さ、大きさは、いかんともしがたい・・・・
まして単焦点で何本も大口径を揃えて持っていったら、腰が抜けてしまう(笑)
「ズーム病」に犯されていない、あるいはズーム病を克服した上級者であれば、
趣味で撮る写真ならば、「今日は85/1.4の一本勝負だ」とか言ってレンズ1本しか
持っていかないという粋な撮影スタイルも考えられるが、仕事で写真を撮るプロ
あるいは趣味でも中級者までなら、様々な焦点距離が無いと不安にかられるであろう。
大口径のデメリット、加えて、カメラボディの性能も要求される。
f1.4クラスの大口径レンズで背景をボカしたかったら、シャッター速度が入門機の
1/2000秒まででは足らず、せめて1/4000秒、できれば、高感度フィルム使用時の
事を考えて1/8000秒は欲しいところである。入門者や中級者は「1/8000秒なんて高速
のシャッターで、どんな動きの速いものを撮るんだ?」と聞くが、「大口径レンズを
明るいところでも絞り開放で使う為の性能だ!」とお答えしておこう。
ちなみにデジタル一眼では逆に高速シャッターよりもむしろ低感度の設定が必要
となる、一部の機種のISO200では足りず、一番下はせめてISO100が欲しい。
そうでないと、大口径レンズを使い切れない場合もある。