大阪・日本橋の in-dependent theastre 2ndで行われた公演、
劇団「舞台処女(まちかどおとめ)」の「白雪姫 in the MIRROR」より。
演出は、断寝俊太郎(だんね・しゅんたろう)」氏である。
記事
第一部では、主に白雪姫、王妃、王様の人間関係について。
今回第二部では、森へ追放された白雪姫の話だ・・
さて、王様の寵愛を得られなくなり自らの立場が危なくなってきた
王妃は、その原因である白雪姫を抹殺しようと試み、王室付きの
猟師に、白雪姫を森に連れ出し、殺してくるようにと指示をする。

猟師役の小澤氏。
「今回は出番が少なかったけど、各シーンで精一杯やれて満足」とは
彼からの事後談メール。
匠「いえいえ、とても重要なキャラクターでしたよね、
いつもながら、いい役やっているじゃあないですか。」
と答えておいた。
さて、密命を受けた猟師は、暗く、おどろおどろしい雰囲気の森に
白雪姫を連れ出す。

実はこの前に、王妃から白雪姫に、小さい包みが渡されていた。
王妃「困った時にはこれを使うのですよ」
白雪「これは自害するための薬なんですね?」
僅か7歳の設定である白雪姫も、自分が王妃に妬まれている事は
薄々感じ取っている。 王宮で寵愛を受けて育った姫であるから、
そうした他人の感情の変化には実に敏感なわけだ。
猟師は、殺せ、と命令されていたのであるが、さすがにそれは不憫だと
思い、白雪姫を森に置いてけぼりにするだけで、王宮へ戻っていく。
さて、森の中・・

7人の小人の登場だ。
演出家の断寝氏の持っていた疑問の1つ「いったい彼らは何者なのか?」
森の中で、なんかの工事だかの作業をしたり、楽しそうに騒いでいたり、
ともかく得体が知れない、いったい何故?

足が不自由な様子の小人・・・ ああ、これは、そういう事か・・
第一部の記事では紹介していなかったが、劇の冒頭に、王様の
治める国で罪を犯した罪人達に体罰を与えるというシーンがあった。

だが、犯罪と言っても、そんなに大げさなものではない、
たとえば女性の着替えを覗いた、とか、それくらいの軽犯罪だ。
しかしながら、罰は重い。たとえば、覗き犯は目をつぶされてしまう・・

その罪人達の数は7人、目をやられたり、足をやられたり、と、そんな
肉体的なハンデと過去を背負った罪人達が森で暮らしているわけだ。
いや、森で暮らしているというか、逃げ込んだわけでもなく、森への
追放という事なのであろう、中世と思われる舞台背景の時代において、
町からはずれ森へ追放されるという事は、それはすなわち死とも等価だ。
だが、この7人の小人達は、実に楽しそうに、かつ助け合いながら
森での生活を続けている様子だ。
そこにいきなり現れた、なんだか身分の高そうなお姫様。
この時点では勿論白雪姫だとは思っていない、まさか、こんな森に姫が
いるなんて思えないし、身分の低い罪人達も白雪姫の顔は知らない様子。
そして、白雪姫は、ここでも王宮でのわがままな性格を発揮し、
小人達に、あれをしろ、これがしたいと、好き勝手に振舞う。

恐れおのおのく小人達も、どうやら、この少女が白雪姫である事が
だんだんわかってきた様子だ。
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このあたりので撮影は、コンパクトのデジタルカメラを併用している、
それ以外の2台の一眼レフは大口径の中望遠レンズを微妙な画角違い
で、それぞれ装着、シーンや必要な構図(画角)にあわせ持ち変えて
使っている。一眼のズームレンズは開放f値(明るさやボケ量)が
足りないので使わない。 コンパクトはズームだがf値が暗い分、
一眼よりもむしろ数値上での高感度が必要だ。
一眼でズームが無いと不便な点は画角の調整であるのだが、
今回の撮影はお客さんがいないゲネプロ(通しリハ)での撮影なので、
撮影ポジションは比較的自由に選ぶ事ができるので問題は少ない。

疲れたから椅子に座りたい、しかし木の椅子に座るのは固くて嫌だと
またわがままを言う白雪姫を、小人の1人が椅子になりなだめる。

7人の小人はいちおう姫をうやまう様子を見せるが、いまのところ
内心はどうだかわからない。 自分達に罪と罰を課した王家には
好印象を持っているはずも無いわけだ。
そして、王宮の王妃は、白雪姫がまだ生きている事を予想し
(原作では、魔法の鏡が、世界で一番美しいのは白雪姫、と言って
間接的に白雪姫の存命を教えた事になっている。)
森に様々な刺客を送りつける。
原作では王妃が商人や町人などに変装して、「細紐」や「櫛」を
次々に渡して、姫がその策略にかかって何度も死に掛ける事になって
いるが、この舞台では「赤ずきんちゃん」や「ヘンゼルとグレーテル」、
「シンデレラ」までが、何故か刺客となっていた(笑)
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複数のカメラを持ち変える場合の問題点の1つは、色味の違いだ。
同じ照明条件でも、AWB(オートホワイトバランス)はもとより、WBを
設定しても、写真の色味はカメラによって異なってくる。
レタッチで補正しても限界はあるので、そのあたりは、あまり気に
してもしかたが無いであろう。
なお、AWBは明らかにカメラ毎に優秀なものとそうでないものがあり、
優秀なカメラだと、ほとんどどんな撮影条件でもオートのままで事足りる
という時がある。

「細紐」や「櫛」を首にかけたり頭に刺したりして、そのたびに瀕死の
状態になる白雪姫。
ちょっと安易に人からモノを貰いすぎだ・・と言うのは演出家の断寝氏、
まあ、その為にあらかじめ、白雪姫をわがままで、人から何でも望む
モノを与えられて生きてきた、という性格に設定しているのであろう。
しかし、瀕死の白雪姫は、何度も小人達の看病や対応により蘇生される。
(↑この写真での小人達の表情を覚えておいて欲しい)
で、ついに毒リンゴが届けられる・・

これも危険なのだろう事は容易に想像できるのであるが、少しは疑い
始めた白雪姫は、まず小人達にそれを食べてみろと勧める。
まあ、つまり毒味というわけですな。

安全が確認できたと思ったのか、ついに白雪姫は、リンゴに手を
出してしまう、何故か最後の1個に毒が仕込まれている事も知らずに・・

この倒れこむ演技(アクション)はなかなか素晴らしかった。
(次回記事でもう一度検証してみよう・・)
「こりゃあ、もうだめだよ、今度こそ助からない・・」

7人の小人達は、口々に嘆く。
初期の罠にひっかかって白雪姫が瀕死状態になった時は、7人の
小人達は「驚く」という表情を示していたのが、この場面では「悲しむ」
という表情に変化している。
これはすなわち、小人達の白雪姫に対する感情が変化した事を
表している。演出がなかなか細かい・・
そういえば演劇マンガの名作「ガラスの仮面」にも似たような記述が
あった。 劇中劇「忘れられた荒野~狼少女ジェーン」に出演する、
主人公の天才女優北島マヤ。
森に捨てられ狼に育てられた幼い姉妹、という設定の物語で、
狼が死んでジェーン姉妹は町にひきとられる、姉の狼少女は衰弱して
すぐ死んでしまうのだが、獣のような感情しか持たない北島マヤ演ずる
妹の狼少女ジェーンは泣き叫ぶわけでもなく「心の無い悲しみ」
「無表情の表情」という難しい演技表現を見せる。
その後、様々な教育により人間らしい感情を身につけてきたジェーンは、
彼女を指導してきた教育係のスチュワートが病気で死に掛けたとき、
今度はやっと芽生えてきた「人間の心」で悲しみを表現する。
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さて、白雪姫、この後は原作では、通りかかった王子により白雪姫は
蘇生し、王子と結婚する事になるのだが、はたして今回の舞台では?
断寝氏の演出は毎回最後にどんでん返しがあるので、そこが楽しみだ。
以下、第三部に続く・・